2021年04月21日
高校英語。話法。疑問文の伝達。
さて、話法。
今回は、伝達内容が疑問文の場合です。
まずは、直接話法から。
She said to me, "What are you doing here now?"
彼女は私に、「あなたは今ここで何をしているの」と言った。
すべての文を伝達内容が平叙文のように書き換えてしまうミスをする人がいます。
そうしたい気持ちはわかりますが、「違うのだ」ということをまず強く意識しましょう。
よその国の言葉を、自分の都合で簡略化してはいけない。
敬意をもって、その複雑さを楽しみましょう。
伝達内容が疑問文のときは、平叙文とは異なる書き換え方をします。
that 節を用いることはできません。
伝達内容が疑問文・・・。
思い出してください。
中学で学習しています。
間接疑問文。
それです。
間接疑問文の語順は、主節の主語・動詞の後、「疑問詞+主語+動詞」でした。
すなわち、疑問詞が先頭にきますが、あとは肯定文の語順です。
伝達動詞は、ただのsay や tell ではなく、「尋ねる」という意味の ask に変えます。
したがって、上の文は間接話法に書き換えると、
She asked me what I was doing there then.
となります。
並べて比較しましょう。
She said to me, "What are you doing here now?"
=She asked me what I was doing there then.
人称代名詞を変換する。
時制の一致を考慮する。
場所を表す語句、時を表す語句についても変換する。
1つの文を書き換えるのに、やることが色々あります。
もう1つやってみましょう。
He said to me, "Who brought it to me?"
彼は私に「誰がそれを私に持ってきたの」と尋ねた。
疑問詞で始まる疑問文が中学生の頃から苦手な人は、特にこのように主語が疑問詞でもある疑問文が上手く作れないことが多いです。
普通、疑問詞で始まる疑問文は、「疑問詞+疑問文の語順」です。
疑問文の語順とは、主語よりも前に何か1単語が出てくるのが基本です。
be動詞か助動詞が主語の前に出てきます。
しかし、主語を問う疑問文の場合、疑問詞=主語です。
疑問詞で始まる疑問文は、「疑問詞で始まる疑問文」という名称通り、疑問詞で始めなければなりません。
疑問詞が先頭なのは絶対のルールなので、その前に何か1単語出すわけにはいきません。
結局、主語である疑問詞を言ってしまったら、その後は普通に動詞を言うしかありません。
それは、肯定文の語順と同じになります。
主語が疑問詞である疑問文はそういう理屈でこの語順になっています。
さて、そのように作られている直接話法の文を、間接話法にするには、どうしたらいいか?
He said to me, "Who brought it to me?"
=He asked me who had brought it to him.
やはり、語順は変わらないのです。
むしろ、この文は、時制が難しいですね。
伝達している時点で、伝達内容は過去のことでした。
だから間接話法にすると、伝達内容は過去の過去、つまり大過去にする必要があります。
大過去、すなわち過去完了形を用います。
もう少し見ていきましょう。
疑問文には、上のように疑問詞で始まる疑問文の他に、疑問詞を使わない疑問文、つまり、返事は yes か no になる、「イエス・ノー疑問文」というものがあります。
疑問文は、大きく、この2種類に分かれます。
疑問詞で始まる疑問文。
イエス・ノー疑問文。
この2種類です。
伝達内容が、このイエス・ノー疑問文の場合は、どうなるでしょうか。
I said to him, "Are you alone?"
私は彼に、「あなたは独りなのか」と言った。
まず日本語で間接疑問文を考えるのならば、
「私は彼に独りなのかどうかを尋ねた」
となります。
この「~かどうか」を表すのが、接続詞の if または、whether です。
この2つは使い分けがありますが、どちらでも良い場合も多いです。
使い分けが心配な人は、とりあえず、if のほうが使い道が狭い、if が使えない場合がある、ということだけでも覚えておくとよいでしょう。
今回は、どちらでも大丈夫です。
I said to him, "Are you alone?"
=I asked him if he was alone.
if または whether から始まる間接疑問文も、その後は、主語・動詞の語順、すなわち肯定文の語順です。
あとは、いつものように、人称代名詞や時制に気をつけると、書き換え完成です。
今回は、伝達内容が疑問文の場合です。
まずは、直接話法から。
She said to me, "What are you doing here now?"
彼女は私に、「あなたは今ここで何をしているの」と言った。
すべての文を伝達内容が平叙文のように書き換えてしまうミスをする人がいます。
そうしたい気持ちはわかりますが、「違うのだ」ということをまず強く意識しましょう。
よその国の言葉を、自分の都合で簡略化してはいけない。
敬意をもって、その複雑さを楽しみましょう。
伝達内容が疑問文のときは、平叙文とは異なる書き換え方をします。
that 節を用いることはできません。
伝達内容が疑問文・・・。
思い出してください。
中学で学習しています。
間接疑問文。
それです。
間接疑問文の語順は、主節の主語・動詞の後、「疑問詞+主語+動詞」でした。
すなわち、疑問詞が先頭にきますが、あとは肯定文の語順です。
伝達動詞は、ただのsay や tell ではなく、「尋ねる」という意味の ask に変えます。
したがって、上の文は間接話法に書き換えると、
She asked me what I was doing there then.
となります。
並べて比較しましょう。
She said to me, "What are you doing here now?"
=She asked me what I was doing there then.
人称代名詞を変換する。
時制の一致を考慮する。
場所を表す語句、時を表す語句についても変換する。
1つの文を書き換えるのに、やることが色々あります。
もう1つやってみましょう。
He said to me, "Who brought it to me?"
彼は私に「誰がそれを私に持ってきたの」と尋ねた。
疑問詞で始まる疑問文が中学生の頃から苦手な人は、特にこのように主語が疑問詞でもある疑問文が上手く作れないことが多いです。
普通、疑問詞で始まる疑問文は、「疑問詞+疑問文の語順」です。
疑問文の語順とは、主語よりも前に何か1単語が出てくるのが基本です。
be動詞か助動詞が主語の前に出てきます。
しかし、主語を問う疑問文の場合、疑問詞=主語です。
疑問詞で始まる疑問文は、「疑問詞で始まる疑問文」という名称通り、疑問詞で始めなければなりません。
疑問詞が先頭なのは絶対のルールなので、その前に何か1単語出すわけにはいきません。
結局、主語である疑問詞を言ってしまったら、その後は普通に動詞を言うしかありません。
それは、肯定文の語順と同じになります。
主語が疑問詞である疑問文はそういう理屈でこの語順になっています。
さて、そのように作られている直接話法の文を、間接話法にするには、どうしたらいいか?
He said to me, "Who brought it to me?"
=He asked me who had brought it to him.
やはり、語順は変わらないのです。
むしろ、この文は、時制が難しいですね。
伝達している時点で、伝達内容は過去のことでした。
だから間接話法にすると、伝達内容は過去の過去、つまり大過去にする必要があります。
大過去、すなわち過去完了形を用います。
もう少し見ていきましょう。
疑問文には、上のように疑問詞で始まる疑問文の他に、疑問詞を使わない疑問文、つまり、返事は yes か no になる、「イエス・ノー疑問文」というものがあります。
疑問文は、大きく、この2種類に分かれます。
疑問詞で始まる疑問文。
イエス・ノー疑問文。
この2種類です。
伝達内容が、このイエス・ノー疑問文の場合は、どうなるでしょうか。
I said to him, "Are you alone?"
私は彼に、「あなたは独りなのか」と言った。
まず日本語で間接疑問文を考えるのならば、
「私は彼に独りなのかどうかを尋ねた」
となります。
この「~かどうか」を表すのが、接続詞の if または、whether です。
この2つは使い分けがありますが、どちらでも良い場合も多いです。
使い分けが心配な人は、とりあえず、if のほうが使い道が狭い、if が使えない場合がある、ということだけでも覚えておくとよいでしょう。
今回は、どちらでも大丈夫です。
I said to him, "Are you alone?"
=I asked him if he was alone.
if または whether から始まる間接疑問文も、その後は、主語・動詞の語順、すなわち肯定文の語順です。
あとは、いつものように、人称代名詞や時制に気をつけると、書き換え完成です。
Posted by セギ at 14:05│Comments(0)
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