たまりば

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2012年12月30日

北八ヶ岳を歩いてきました。2012年12月


2012年12月23日と24日は、セギ英数教室も連休。
冬期講習を前に、雪山の足慣らしに、一泊で北八ヶ岳を歩いてきました。
とてもゆるい雪山の上、天気も上々。
「8時ちょうどのスーパーあずさ5号で、私は私は私は~」と鼻歌を歌いながら、実際に乗ったのは、立川発7:53のあずさ3号。茅野駅9:51着。
世間的には連休2日目のせいか、自由席でも座れて、良かったです。
茅野駅の西口バス乗り場から1番線バスに乗って、終点のピラタス・ロープウェイ、じゃなかった、名前が変わった北八ヶ岳ロープウェイへ。
下からも登れますが、ロープウェイで一気に山頂駅へ。12:00。

何だか若い大集団がいるなあ、と思ったら、石井スポーツの雪山教室参加者の人たちでした。
山のツアーは、中高年が多いですが、山道具屋さん主催の雪山教室は、参加者がこんなに若いのかあ。
山を歩く若い人たちが増えましたが、雪山も、そういう人たちが増えてきたようです。
30前後の女性2人で歩いている人たちも、たくさん見ました。
あとは、カップルも多いです。

天気もよく、風もなく。
アウターさえしっかりしていれば、下は、アンダーウエア1枚で良かったです。
手袋は、薄い手袋の上に、雪山用のウールのもこもこした手袋を1枚つけて、トレッキングポールの長さも調節し、さて出発。

まずは坪庭。
ここらへんですと、ロープーウェイで登ってきた観光客もまだ混じっています。
フリースの上着に、手袋なしで歩いている。(^_^;)
天気が良いですから、いいんですけど、寒いでしょうに。
標高2200m。一面の雪です。

坪庭と別れ、北横岳へ。
誰も彼もアイゼンをつけていて、やはり、この山は、初心者の山なのだな、と感じながら、さくさく歩いていきました。
アイゼンは、凍結しているところを歩くときにつけるもので、さくさくした新雪を歩くときには必要ありません。
雪が積もっているからアイゼンをつける、と思っている方がたまにいらっしゃいますが、誤解です。
ただ、やっぱり、アイゼンをつけているほうが、踏みしめられた雪の下り道などでは安心感が増しますので、本人の技術に合わせてつけたければつけても、別に構わないと思います。
ガイドさんとマンツーマンで歩くと、本当に必要な場所以外はアイゼンをつけさせてくれないので、なかなか厳しいのですが、歩く技術は向上します。

北横岳山頂。1:10。
さすがに山頂は風が強かったです。
携帯で写真を撮ろうとしても、太陽の光がまぶしすぎて、モニターが見えない。
手袋がもこもこ過ぎて、レンズ部分をおおって、なかなかうまい写真が撮れません。
ともかく、4方向にカメラを向けて、何が写っているかよくわからないまま撮影。
写真は撮れていないかもしれないので、肉眼でもよく見て、360°の大展望を味わって、下山しました。
とっとこ下って、坪庭に戻り、縞枯山荘。2:20。
三角屋根の山小屋です。
縞枯山、往復してこようかなあ、とも思ったのですが、帰りが4時過ぎになりそうなので、もう小屋に入ることにしました。

冬の山小屋は、大晦日などの特別な混雑日を除けば、夏山よりもずっと空いていて、気持ちよく過ごせます。
1階の大きな掘りごたつと、玄関近くのストーブ周り。
宿泊客は、そのどちらかに集まり、お酒を飲みながら、歓談。

脳出血の後遺症で右手右脚が不自由な方がいらっしゃいました。
上りは、コースタイムの3倍の時間がかかる。
下りは、コースタイムの4倍。
それでも、山を楽しんでいる方でした。
倒れたとき、山仲間から、
「もうおまえは、山は無理だから、一緒にお遍路をしよう」
と誘われたそうです。
「それで行ってみたら、お遍路道も、山道ばっかりだったよ」
と笑っていました。
「今年の夏は、槍ヶ岳に行ったんだけど、追い抜いていった人が心配して、怪我しているんじゃないかって、山岳警備隊に連絡したみたいで、警官が来ちゃってさ」
周囲を笑わせることを、楽しんでいる方でした。
つらい話よりも、楽しい話をしようとされる。
そのあり方が、周囲を照らす。
ランプ1つの山小屋に、明るい笑いが広がりました。

夕食は、鶏肉。
クリスマスです。(*^_^*)

さて、翌日も、天気予報よりもずっと良く、雲は少しあるものの、晴れ。
ロープウェイ山頂駅近くまでいったん戻り、まずは麦草峠を目指しました。
縞枯山経由で、山越えして麦草峠に下りることも考えたのですが、トレースがない場合、雪が深かったりすると、時間がかかります。
渋ノ湯発の最終バスは、午後2:55。
これに乗り遅れたくないので、まき道を選びましたが、朝一番のせいか、こちらも雪がそこそこ深かったです。
前日のトレースが微かに見えるので、道に迷う箇所はなく、コンパスを出す必要はありませんでしたが、雪がときどき吹き溜まり、歩きづらい。
こういうときは、スノーシューがあると便利ですね。
私は、ガイドさんから借りて履いたことは何度かあるのですが、自分では持っていません。
買ったほうがいいかなあ。
でも、荷物になるから、結局持ち歩かないことになるかなあ。

麦草ヒュッテ。9:20。
麦草ヒュッテから直接丸山に登るトレースはありませんでした。
なので、国道を白駒池入口まで歩いていきました。
この国道は、冬期、車は通行止めになっています。
ここも、前日のトレースは風紋のように微かに見えていましたが、今朝は、まだ誰も歩いていない様子でした。

山から山へ、国道を横切っていく踏み跡は、ときどきありました。
カモシカかな。

白駒池入口からは、踏み跡も明瞭でした。
小屋の人が、ここまで、毎朝トレースをつけに来てくれているのかもしれません。
ここも、丸山経由ではなく、白駒池経由で高見石小屋へ。
高見石小屋。11:15。
山をまいてばかりの、のんびりゆるい雪山歩き。
来年は、麦草ヒュッテに泊まることにして、縞枯山も丸山も越えて、ついでに中山も越えて天狗岳にも登ろうかなあ。
それも楽しそうです。

さて、下山。
賽の河原の状態がわからないので、ここで、アイゼン装着。
岩に凍結した雪が張りついていたりすると厄介です。
去年、というより今年のお正月でしたが、渋ノ湯から賽の河原を登って、高見石小屋に泊まりました。
あのときは、雪が少なくて、岩が夏山のようにゴロゴロむき出しで、どっこいしょと1つ1つ越えていかねばならず、歩きにくかったのですが、今年は、クリスマスにしては雪が多く、サクサク下りていくことが出来ました。

渋ノ湯に下山。午後1:05。
ゆっくりと温泉につかり、午後2:55発のバスに無事に乗って、茅野駅に戻りました。
  


  • Posted by セギ at 15:47Comments(0)

    2012年12月19日

    ひとりで解けた問題


    私自身が小学生の頃の国語の教科書に『ひとりで解けた問題』という文章が載っていて、印象に残っています。
    教科書の終わりのほうにあった読み物で、実際の授業では扱われないまま終わりました。
    国語の教科書なのに、内容は算数の問題を解く話なので、扱わないのももっともだ、という内容なのですが、読んでいて、とても面白かった記憶があります。

    大体、こんなふうな内容でした。
    随分昔の話ですから、細部には記憶違いもあると思いますが。

    主人公は、小学生の男の子。
    ある日、弟から算数の問題を質問されますが、解くことができません。
    しかし、「わからない」と言っては、兄の立場が揺らぎます。
    そこで、「あとで教えてやる」とか何とかいって、時間を稼ぎます。

    問題は、こんなふうなものでした。
    「24個のキャンディを、姉が妹の2倍の個数をもらうように分けました。姉は何個もらいましたか」

    受験算数としては、非常に易しい。
    でも、昔も今も、小学校で習う文章題ではありません。
    解き方を知っていれば簡単ですが、そうでないなら、思考力が必要になります。

    兄は、必死に考えます。
    まず、24個のキャンディを半分に分ける。それが姉の分。
    24÷2=12
    妹は、その半分。
    12÷2=6
    わかった。姉が12個で、妹が6個だ。

    ところが、弟に教えるにあたって、決して間違えてはならない兄は、ここで検算をします。
    姉が12個で、妹が6個。
    12+6=18
    あれ?何で24個に戻らないんだ?

    行き詰った兄は、この問題を考え続けながら、散歩に出ます。
    何度考えても、この考え方では、同じ式、同じ答え。
    何が違うのか、わからないけれど、検算して戻らないのだから、違うことだけは、確実。

    歩きながら、兄は、考え続けます。

    混乱のあれこれが、たくさん描写されているのですが、そこはもう覚えていないので割愛します。

    考えながら、兄は、地面に絵を描きます。
    なぜ、姉は、妹の2倍のキャンディをもらうのだろう。
    エプロンドレスを着た、2人の女の子の絵を描いて、考えこみます。

    そして、思いつくのです。
    そうだ。
    姉は、ポケットを2つ持っているから、妹の2倍のキャンディをもらえたんだ。
    そう考えて、姉のエプロンにポケットを2つ、妹のエプロンには、ポケットを1つ描きます。

    ポケットは、全部で3つ。
    だから、式は、
    24÷3=8
    8×2=16
    姉が16個。妹が8個。
    たして、24個。
    やったー。絶対、これが正解だ。

    素朴なこのお話、小学生の私は、なんだかとても気にいって、何回も読みました。
    今読んでも、面白いかもしれません。

    そして、今、勉強している子どもたちにも、この兄のようであってほしいと思っています。

    この兄の危機感。
    この問題が解けなかったら、兄としての立場を失う。
    こういう危機感があるとき、人間は、想像以上の力が出せるのでしょう。
    でも、本当は、その力は、いつでも出すことができる力です。
    解けなくてもまあ仕方がない、と思っているから、解けないのですよね。

    わからなかったら、図に描いてみる。
    受験算数を体系的に学んでいるなら、線分図を描きますが、この兄の描いた、エプロンをつけた女の子の絵は、原始的ですが、とてもチャーミングでした。

    諦めないで、歩きながらでも、考え続ける。
    1問を、わかるまで、考える。
    なんて貴重な経験なんだろう。
    なんて贅沢な時間の使い方だろう。
    この兄は、そんなに算数ができるとは思えない設定で、だから、最初は、ありがちな失敗をしているのですが、そういう子が自力で正解にたどりつくところが素敵です。

    タイトルも大好きです。
    『ひとりで解けた問題』
      


  • Posted by セギ at 22:59Comments(2)算数・数学

    2012年12月16日

    百蔵山・扇山を歩きました。2012年12月。


    12月16日、暖かい日曜日、中央線沿線の低山、百蔵山(ももくらやま)と扇山(おうぎやま)を歩いてきました。
    猿橋駅着、8:53。
    土日運行のバスに乗ろうと北口の小さなバス停の前に立ち、「ハイキングバス4月〜11月運行」の掲示にがく然。
    わあ、バスは来ないのかあ。
    それでは、車道歩きが1時間くらいになるのかなあ、とのろのろと支度をしていると、富士急バスが到着。
    ええっ?と思いながら、運転者さんに尋ねると、百蔵山登山口に行くとのことで、慌てて乗り込みました。9:00。
    シーズン中なら、もっと登山口近くまで行ってくれるハイキングバスが出るということなのかな。
    でも、今回降り立った「百蔵山登山口」バス停も、十分に登山口に近かったです。
    そんなわけで、「百蔵山登山口」バス停下車。9:05。
    前回は、8年前の4月にこの山を歩きました。
    そのときも、バスを使ったのですが、細部の記憶がほとんどありません。

    バス停は、三叉路を少し過ぎたところにあり、少し戻る形で、三叉路を左へ。
    バス停から、「百蔵山」の道標は見えていましたので、特に問題ありません。
    登り坂の舗装道路をしばらく行くと、また分岐。
    道標があり、左は「百蔵山」。右は「百蔵山・扇山」。

    百蔵山に来るのは、3度目です。
    最初に来たときは、右の道を選びました。
    そこから登る百蔵山は、ロープにすがって登る急坂でした。
    もう10年以上前の話で、今は、整備されているかもしれませんが、落ち葉の積もっているこの時期、あまり好ましい道ではないので、左を選びました。

    舗装道路が尽き、神社。
    そこから登山道です。
    「私有地につき立ち入り禁止」の看板があちこちに立っているのですが、道の両脇が私有地で、そこには入るな、という意味のようです。
    しばらく行くと、右は、晴れやかな印象の木段。
    左は、薄暗い下り道。
    もう一度地図を見直して、左の薄暗い下り道を進みました。
    晴れやかな木段を登っても、またすぐ下りてきて合流することをその先で確認。

    沢沿いの薄暗く細い道が少し続きます。
    本当に道幅の狭いところは、ロープが横に張ってありますし、距離も長くはありません。
    その先は、道幅も広く、傾斜もほど良い登山道がずっと続いていました。
    気持ちよく歩いて、稜線鞍部。9:50。
    いきなり、富士山がどかんと見えます。
    昨夜雨が降ったからか、山から見下ろすと、市街地は、霧の中に沈んで見えました。

    晴れやかな稜線を歩いて、百蔵山山頂へ。10:15。
    広い山頂から見える、見事な富士山。
    雲1つない、穏やかな富士山でした。

    さて、そこからは下りです。
    落ち葉の積もった急な下りは滑り易く、下りが苦手な人は、トレッキングポール必携の箇所。
    私は、今回も、トレッキングポールは持参せず。
    持ってくれば良かったと書くわりに、いつも持ってこない。
    (*^_^*)
    雪山歩きでは必ず持ちますが、いつも頼っていると、バランスを保つ力が衰えます。
    なので、無雪期の山では、持たないことが多いです。

    多少時間がかかっても、そろそろ歩けば、いつかは終わる下り坂。
    その先、道は緩やかな樹林帯。
    少しヤセ尾根気味のところもありましたが、大半はのどかな道でした。

    静かだけれど、誰もいないわけではない。
    ときどき、誰かを追い越す。
    ときどき、誰かとすれ違う。
    何度来ても、良い山です。
    休んでいるご夫婦に会釈して通り過ぎようとしたら、
    「いやあ、カミさんに、遅い遅いって文句言われちゃってね」
    と気さくに話しかけられたりもしました。

    道がだんだん急な登りになり、遠くの高い山々が目の高さに見えてくるようになります。
    その山を振り返り振り返り、眺めるふりをして少し休みながら、大久保山到着。12:00。
    麓の街から、正午を知らせるチャイムが聞こえてきました。

    そこからは、道も緩やかになり、広い稜線歩きを楽しんで、扇山到着。12:10。
    ここも、広い山頂です。
    ちょうどお昼どきなので、登山者がたくさんいました。
    ベンチが1つ空いていたので、そこに座って、富士山を眺めながら、おにぎりを食べました。
    今日は本当に暖かい。
    今日の富士山なら、7合5勺で雪訓をする予定の人たちも、山頂に行ったろうなあ。

    忘年山行なのでしょう、少しお酒を飲んでいる様子のにぎやかなグループが歌を歌い出しました。
    でも、山頂が広いので、それもわずらわしい感じがありません。
    ああ、そんなシーズンなんだなあ。

    別のグループは、地図を広げて山座同定に熱心でした。
    「だから、富士山とこの山とを一直線上にとらえて、そこにコンパスをあてて」
    とレクチャーしている人。
    「山を見ても、名前がわからなかったら、つまらないだろう?」
    そうかもしれない。

    おじさんたちのパワーに押されてか、若いグループは、小さくまとまって、静かに食事をしていました。
    (*^_^*)

    12:35。出発。
    来た道を少し戻り、大久保のコルから下山。
    多少石がごろごろしているところもありますが、基本的には歩きやすい登山道でした。
    麓に下りていくにつれ、道が分かれてしまうことが多く、こちらから逆に登るのは、少し悩むところがあるかもしれません。
    「安全」がどうのこうのと書いてある白い横断幕が張られてある道は、使ってほしくない道のようです。
    落ち葉がつもり、最近人が歩いた気配のない急坂の道でした。
    そこを避けて登れば、とりあえず、どの道でも、途中から1本になり、「山の神」より上は悩むところはないと思います。

    梨ノ木平。午後1:25。
    ここからは、舗装道路。
    ゴルフ場の周りを歩いていけば、もう自然に鳥沢駅、と油断して歩いていたら、気がついたら、人工的な公園に入り込んでしまっていました。
    「里山経験コース」だの「散策路」だの「棚田」だの、いろいろ整備されている広大で人工的な公園です。
    でも、こんなに天気の良い日曜日なのに、人の気配がほとんどありません。
    駐車場もがら空き。
    こんな公園を、なんで造るのかなあ。
    三鷹の児童公園だって、整備されている公園よりも、昭和の頃の空地や原っぱを連想させる公園のほうが、子どもが集まって遊んでいます。

    公園内の道標や地図は完備されているのですが、出口を示す道標がなく、地図にも出口の表示がありません。
    人工的な公園、おそるべし。
    戻ることも考えたのですが、かなりの急坂なので、もう登り返す気になれません。

    とにかく、下へ向かおう。
    下へ向かえば、何とかなる。
    考えたら、道迷い遭難している人と同じ思考回路になっていました。
    迷ったら戻るのが鉄則である。
    まあ、人工的な公園ですから、滝に行き詰まり滑落、といった最悪の事態にはならず、かなり遠回りした感じはあるものの、出口を見つけて公園から出ることができました。
    それにしても、持っている地図が古いことは、最近致命的です。
    高尾と奥多摩の登山地図くらいは、買い替えたほうがいいですね。
    登山道は、10年くらいじゃ変わらないことが多いのですが、麓の人工的な変化に、古い地図は対応できません。
    でも、麓なら、迷っても、結局大したことにはならないので、まあいいか、と思ってしまい、ついつい後回しにしてしまいます。
    高速を通りぬけるトンネルを探して、高速と並行してかなり歩きましたが、無事に鳥沢駅へ。午後2:35。

    ホームに出るとすぐ、大月発の中央特快東京行きが来ました。
    道に迷ってロスした時間を軽くカバーする、三鷹まで最速の電車でした。
    (*^_^*)
      


  • Posted by セギ at 23:24Comments(0)

    2012年12月13日

    南高尾山陵を歩きました。2012 年12月。


    12月9日(日)は、南高尾山稜を歩きました。
    寒いのと気忙しいので、知らない山まで遠出しようという気にはなかなかなれず、でも、山の空気は吸いたいので、トレーニングがてら、ちょっと高尾山に行ってこよう、という週末が続いています。
    先週は、木下沢の旧キャンプ場から景信山に登りました。
    今週は、久しぶりに、6号路、琵琶滝コースで麓から高尾山へ。

    高尾山口駅からケーブル駅までの参道には、7班まである旗を立てた大行列がのんびり歩いていました。
    紅葉シーズンが終わっても、高尾山の人出は凄いと実感しながら、足早に通り過ぎました。
    ケーブル駅には、ちょうどケーブルカーが来ていて、少し心惹かれながらも、左手の舗装道路に入り、そのまままっすぐ琵琶滝コース入口へ。
    こちらのコースもぽつぽつと登山客はいます。
    登山口を越えて、高尾保養院のほうに入っていく人は、そのまま3号路に行くのかな。
    3号路はまだ歩いたことがないので、今度行ってみようかな、と思いました。

    琵琶滝コースは、よく整備されている道です。
    昔は、もっと歩きにくく滑りやすい山道でしたが、すごく整備されました。
    ずっと沢沿いで、景色に変化があり、好きな道です。
    欄干のない橋も、川床から近いので、何も怖くありません。
    飛び石も、きちんと平らな石が並んでいますし、沢に水量がなく、飛び石がなくても歩けるくらいなので、楽勝です。
    大雨の後なんかは、また違うでしょう。
    紅葉は、やはり先週が最後のチャンスだった様子で、もう色が深くなりすぎ、写真に撮ると枯葉にしか見えない状態でしたが、肉眼で見ている分には、なかなか良いものでした。
    初冬の山歩き。
    空気が冷えているので、汗もかかず、すいすい歩いていくことができました。
    1時間で、高尾山山頂。午前10:00。

    まだ午前中なのに、富士山は、雲に覆われていました。
    甲府は雪かなあ。
    名古屋は積雪というメールが入ってきた寒い朝でした。

    紅葉台を越え、一丁平手前の分岐を左へ。
    大垂垂水峠への道は、今までは小仏城山から下る道を選んでいました。
    一丁平から城山の桜やミツバツツジや紅葉が目当てで遠回りしていたのですが、今回はそういう時期ではないので、近道を行ってみました。

    歩き始めて早々、足元に、上の写真のシモバシラの氷華を見つけ、ほくほく顔で撮影。
    斜面につけられた細い道で、地滑りの跡もあり、少し歩き慣れた人向けの道と感じます。
    人の来ない、静かな道だ、と思ったら、犬の散歩をしている人と出会いました。
    脚が長く、全体に細いなあ、という印象の犬。
    犬種はわかりませんが、育ちの良さそうな外国の犬でした。
    犬が細いので、無事にすれ違うことができました。(*^_^*)

    高尾のような低山は、犬連れの人を結構見ます。
    細かいことを言えば、本来山にいない動物を山に連れてきたらいけないのですが、高尾山に犬を連れてくるのはまあいいかなあ、と感じます。
    本来山にいない動物で一番顕著なのは人間だろ、という話ですしね。
    オコジョやライチョウのいる山にまで犬を連れて来ようとする人がいて、それは絶対にダメだということも理解できない様子なのは困りものですが。
    「うちの犬はおとなしいですから」
    と言うんですが、そういう話ではなく、犬の匂いがするだけで、貴重な小動物がおびえて子どもを産まなくなるかもしれないから、ダメですよね。

    低山で出会う犬は、きちんとしつけられている犬が大半なので、街で犬とすれ違うときよりも、道は細くてもあまり身構える必要がありません。
    すれ違う人間と全く目を合わせない犬もいれば、大人しいけれど、じいっとこちらを見る犬もいます。
    そんな犬は、たいてい、にこにこ笑っています。

    大垂水峠は甲州街道を歩道橋で越えます。
    登山道と続いていて、迷うところがなく、便利です。
    ここからは、いつもの南高尾への道。
    最初だけ少し道が細いのですが、あとは、よく整備されて、歩き易い道です。
    まずは大洞山。11:15。
    ベンチやテーブルがあり、休憩に良いですが、展望はあまりありません。
    あとは、登ったり下ったりの繰り返しです。
    小ピークを越える道とまき道と2つに分かれていることが多いですが、どちらもすぐに合流しますので、その日の体力に合わせて使い分ければ良いと思います。
    「梅ノ木平」の道標が多いのですが、それらの道標の端っこに必ず「三沢峠」と落書きしてあります。
    道標の落書きは良くないと思いますが、梅ノ木平ではなく三沢峠を目指している人には、少し有難い、正しい落書きです。
    見晴台到着。11:55。
    登山道の途中でふっと樹林が途絶えているそこは、津久井湖がよく見下ろせる場所。
    ベンチもあるので、南高尾を歩くときは、いつもそこでお昼にします。
    おにぎりと、ポットには熱いコーヒー。
    今日はおやつにビスケットも持ってきました。
    見晴らしの良い場所で、1人でにこにこと食事していると、やってきた人が、必ず立ち止まり声をかけてきます。
    「わあ、良い場所ですね」
    「ああ、ここでお昼にすれば良かった」
    「我々は、さっき休んだばかりだから、行きますよー」
    「おほほ。戻ってきちゃいました」
    そんな、いろんな人の声に、笑顔を返すお昼時でした。

    さて、出発。
    すぐ先の道には、水源への道標を見ながら、何か説明しているリーダーと、メンバー5人の高齢のグループがいました。
    道を譲っていただき、礼を言って通り過ぎながら、こういうグループはいいなあ、と思いました。
    自分たちの体力もペースも、よく把握して、自分に合った山歩きを楽しんでいる人たち。

    先日、アミューズトラベルから、廃業を知らせる葉書が届きました。
    最近は、年に1度参加する程度になっていましたが、会員になっていれば、年会費よりも高額の割引券がもらえますし、バスの中で次年度の手続きもできるので、ずっと会員になっていました。
    今年の割引券は、使わないまま終わったなー。
    そんなことは、どうでも良いのですが。

    山歩きのツアーを行う旅行会社は、いくつもあります。
    山を始めたばかりの頃、そういうツアーによく参加しました。
    いくつかの会社に参加して、アミューストラベルは、料金は高いけれど、一番面倒見がいい、と感じました。

    他の会社ですと、ツアーリーダーの人が、何だかとても威張っていて、客の半分以上がついていけないようなスピードで登ったあげく、休憩のときに、
    「このスピードについてこられないようじゃ、ダメだ」
    と説教するのを目にしたりしました。
    あるいは、まだ全員が到着していないのに、それも確認せずに、山小屋の食事時間やトイレの場所なんかを説明し始めるリーダーもいました。
    参加者の人数をきちんと数えず、途中で客が1人行方不明になっていることに後で気付いて戻っていったり。
    山には詳しいんだろうけれど、ツアーなんだから、もうちょっと客の世話をしないとダメなんじゃないの、サービス業の自覚があるのかな、と感じることが他の会社では多かったんです。

    もちろん、行きたい山や自分の休める日の都合などもありますので、他の会社のツアーにも参加していましたが、そんなときは、少し緊張し、
    「何かあったら、離団し、必ず自力で戻ってこよう」
    と朝からそれなりの心構えでいました。

    でも、アミューズトラベルだけは、のんびりした気分で参加していました。
    添乗員もリーダーも、客の顔と名前を覚えるのが、とにかく早い。
    こまめに声をかけてくれ、親切でした。
    単なるツアーというよりも、「山歩き教室」であることが多かったこともあり、行きのバスの中で歩き方やパッキングなどのレクチャーがあり、これから登る山のビデオによる説明や、地図を見ながらの解説、そして、さまざまな注意事項の説明がありました。
    トレイの有無、どこで昼食をとるか。
    何もかも、全部説明してくれるので、安心でした。
    道が細いときは声をかけ、鎖場・岩場になれば、手を貸し。
    歩くペースも速過ぎるということが決してないので、安心して参加できました。
    山が好きだけど、山歩きが上手くはない。
    そんな人が、1人でも安心して参加できるのがアミューズトラベルでした。

    トムラウシの事故があり。
    そして、万里の長城の事故があり。
    アミューズトラベルは廃業が決まりました。
    亡くなった方がいらっしゃるのですから、それは当然だと思います。
    会社に責任があると、私も思います。

    ただ、誤解を恐れずに言うなら、遭難事故の引きがねをひくのは、そのパーティーの一番弱い人だということ。
    2つの事故は、全員が遅れず歩き続けることができたなら、かなり危険な中でも、何とか遭難せずに済んだかもしれないと思います。
    1人の体力が尽き、遅れ始める。
    それを待つ間に、他の参加者の身体も冷え、急速に体力を奪われていく。

    では、一番先に弱った人が悪いのかと言うと、そうではありません。
    一番弱い人の実力が、そのパーティの実力。
    それを把握していなかったのは、リーダーの責任。だから、全面的にリーダーが悪いし、会社が悪いです。

    ただ、思うのは、面倒見の良いツアー会社には、弱い人が集まります。
    弱いのに、山に行く回数だけは増えて、自分の弱さに対して自覚がなくなります。
    体力がないことも、技術がないことも、そもそも大した経験を積んでいないことも、理解できなくなってしまう。
    そういう弱者の集団を連れ歩くには、コースが危険だったし、天候の読みが甘かった。

    それは、もちろん自戒をこめてです。
    私も、弱者。
    山で、強者のつもりでいたら、とんでもないことになる。

    客に対して普段からそっけないツアー会社のほうが、むしろ、事故は起きにくい。

    その皮肉に、悔しいなあ、と感じます。
    世間に流布する、アミューストラベルに対する間違った認識も、悔しいです。

    力のある添乗員さんやガイドさんは、今後も山の世界で働いていくでしょうから、またどこかで会えるだろうけれど。

    何だか腹が立っていると、力が入って、まき道ではないほうばかり選んで歩き、三沢峠到着。12:45。
    そこからは、草戸山に向かいました。
    道が広くなり、整備された階段が増え、観光客の姿を多く見るようになりました。
    右手に城山湖がちらちらと見え続け、桜の季節は、湖畔の桜が美しいところ。

    草戸山到着。1:10。
    そこから、分岐を左に曲がり、高尾山口駅を目指しました。
    そこまでが、あまりにも良い道だし、行き先は、京王高尾山口駅だし。
    もうずっと、こんな良い道が続くと思ってしまうところなのですが。
    何と、ここからが、本日一番道の悪いところに突入です。
    春にこの道を歩いたときは、若いグループが、
    「駅まであと1時間くらい?あとは下るだけだねー」
    なんて気楽そうにしゃべっているのを追い抜きながら、ふふふ、ここでそんなふうに気を抜くと、つらいよー、とほくそえんだものでした。
    いえ、ここからがつらい、と覚悟して歩けば、あっけなく終わるんですが。
    あと少しで登山口、というところで、黄色いビニールテープがはりめぐらされてありました。
    何だ何だと掲示を見ると、「スズメバチの巣あり 注意」。
    うわあ、と思いながら、足早に越えて、下山。2:10。
    いきなり民家の脇に出て、少し歩けば信号で、何度歩いても驚きの展開で、すぐに駅です。
      


  • Posted by セギ at 14:42Comments(0)

    2012年12月02日

    奥高尾を歩いてきました 2012年12月


    12月2日(日)は、半月ぶりの休日でした。
    奥高尾を歩いてきました。
    久しぶりに北高尾山稜を歩く予定で、JR高尾駅下車。
    バス停は、いつにもまして大混雑。
    秋の行楽シーズンは、先週がピークと思ったのですが、今週もまだ続いていた様子です。
    「小仏」行きのバスがここまで混雑しているのは予想外でした。
    行列は、蛇行して、とんでもない位置が最後尾。
    それでも、2台来たバスが満員になったところで、「お1人の方、いらっしゃいませんか?」との係員の問いかけに、「はいはい」と手を挙げて、ギリギリ乗車できました。
    後ろには、なお長い行列。
    高尾山の混雑は、年々ひどくなる気がします。

    そういえば、去年、身の丈起業塾3期生の人たちと奥高尾を歩いたのも秋の紅葉シーズンでした。
    やはり朝から大混雑で、集合するのも大変で、結局、バスに乗り遅れてしまいました。
    あのとき、全く理解できなかったのが、若い参加者の1人が、私に、「今、高尾駅に着きました」というメールを送ってきたこと。
    北口バス停集合なのに、「駅に着いた」って、どういうことよ、待ち合わせ場所を連絡したのに、ちゃんと見なかったの?と怒りさえ覚えました。
    後で知ったのですが、若い世代の中に、そういうメールを送る習慣のある人たちがいるらしいのです。
    テレビのトーク番組で、50代の女性タレントが、やはり同じようなメールを若い子からもらって、怒っていました。
    「そんな無意味なメール打ってる暇に、待ち合わせ場所に早く来い!」
    心から同意。(^_^;)

    デートなら、わかるんです。
    今、自分がどこにいるか、逐一相手に知らせるのは、楽しいでしょう。
    でも、集団で、待ち合わせ場所も決めているのに、そういうメールを打つことに何のメリットがあるのかなあ。
    遅刻したからとか、待ち合わせ場所がわからないとかではなく、本当に単純な報告メールらしいんです。
    世代の断絶を感じます。(@_@;)

    そういえば、先週の日曜日は、例によって模試の会場責任者の仕事をしたのですが、そこでも、学生バイトの監督員と、世代の断絶を感じました。
    受験生には、毎回、「受験届」というものを書いてもらいます。
    受験番号・氏名・志望校などを、文字とマークシートの両方で記入してもらうものです。
    会場本部では、いったん全員から集まった受験届をチェックし、必要事項の記入もれなどを見つけたら、再度、受験生に返して、直してもらいます。
    本部のそういう雑務を担当する学生バイトの子が、チェック作業があまりにも遅く、50人分チェックするのに20分もかかっているので、少し様子を見ていたら、受験番号や氏名を正しくマークしているか、1枚1枚全部確認していました。
    「・・・・・・いや、マークミスまで確認する必要はないんですよ。マークしていないものだけ発見してくれれば」
    「え?」
    驚いた顔のその子に、私は、さらに説明しました。
    「マークミスは、本人の自己責任ですよ。正しい受験番号をマークしていないために万一成績が出なかったとしても、あるいは、正しい氏名をマークしなかったために変な名前で成績表が返却されたとしても、それは本人の責任です。私たちの仕事の範囲を越えています」
    「え・・・・・」
    今度は、その子が、不安そうな傷ついた表情をするのに、私は、慌ててしまいました。

    私は、そんなに理不尽な冷たいことを言ったのでしょうか?
    どうも、私の「自己責任」という言葉に、不安を感じ、傷ついたようなのです。
    自分がふわふわしていても、周囲がきっと助けてくれる、そういう世の中が理想なのかなあ。

    また、学生バイトが学生バイトに仕事のやり方を説明しているのを聞いていると、そのくどくどと丁寧すぎる説明に、私は1分でうんざりし、ため息が出そうになります。
    でも、彼らにとっては、それが、あるべき理想の説明で、大人たちの説明は、説明不足で良くないものなのかもしれません。

    だから、自分が駅に着いたことも、ちゃんとメールで説明すべきだと思っているのかな。
    彼らは彼らなりに、自分にも他人にも優しいのでしょうか。
    そういう彼らの性癖を何とか理解し、うまく成長させていくことを考えていかなければならないんだろうなあ。

    なんて考えているうちに、バスは「日影」に到着。午前9:10。
    「下ります。下りまーす」と叫びながら、人をかきわけ、どうにか下車しました。
    バス停から進行方向のまま歩き続け、木下沢林道へ。
    「こげさわ」林道と読みます。
    春には、梅林がきれいな場所です。
    沢沿いの林道をとっとこ歩いて旧キャンプ場に到着。9:40。
    そこからさらに林道終点まで歩き、関場峠から北高尾山稜に乗る予定だったのですが、林道の真ん中に黄色と黒に塗られた柵が置かれ、掲示がされてありました。
    「育成伐採中 落石あり危険」
    「危険 危険 いのちが危険」
    一緒に地図も貼ってあり、そこから500mの間だけなのですが、斜面で伐採作業が行われていて、そのため、林道に落石の可能性があるということのようでした。
    うーん。

    「自己責任」という言葉を気楽に使ってしまうのは、少しだけですが私が山の世界を垣間見ているからなのかもしれません。
    こういう掲示を見ても、指示に従わなければならないわけではありません。
    山歩きは、もともと安全な行為ではありません。
    警告をした側は、もう十分に責任を果たしています。
    危険を承知で前に進むのは、私の自己責任です。

    とはいえ、この理屈は、「観光地」高尾山には、似合わないですね。
    落石があるのが当たり前の岩場でクライミングをしようというのではないのですから。
    北高尾山稜は、またいつでも歩けます。
    危険を冒してまで、今、歩かなければならない道では、ありません。
    (*^_^*)

    予定を変更して、旧キャンプ場から、沢にかかった小さな木橋を渡り、ザリクボ沢沿いに、景信山への登山道を歩き始めました。
    この道は、奥高尾の主脈縦走に飽きた人たちが好んで通う道です。
    よく整備されていますが、崖っぷちの細い道が続くので、歩き慣れていない人はストレスを少し感じる道かもしれません。
    落葉樹の多い道です。
    もう遅いだろうと思っていたのに、予想外にきれいな紅葉を目にすることができました。
    崖っぷちの道を終え、広い尾根に乗ると、小仏バス停からの登山道と合流し、景信山に登っていきます。
    1か所、まき道との分岐があるので、注意が必要です。
    道標はありません。
    どっちかなと迷ったら、右の急な登りが景信山への道です。
    まき道を選ぶと、景信山に着きません。
    奥高尾のまき道は、うっかりすると景信山や小仏城山などのピークをすっとばすのですが、そのことを伝える道標は、主脈のほうのまき道にもないですね。
    危険箇所や自然保護目的以外のお節介は、しない。
    これも、自己責任でしょうか。

    景信山到着。10:45。
    想像を越える大混雑でした。
    景信山の2軒の茶店のベンチが、全て人で埋まっていました。
    空も曇ってきて寒いし、奥高尾主脈を高尾山まで普通に縦走して帰ろう。
    人も多かったですが、道も広いので、すれ違うのは簡単ですから、歩くのにそれほどストレスはありませんでした。
    高曇りで眺望もなかなか良く、そして、小仏城山、高尾山と、紅葉が続き、歩いていて楽しい道でした。
    カエデの濃い赤が、樹幹の黒によく映えています。
    空が曇っているせいか、写真に撮ると、赤が鮮やかに発色し、これは楽しいなあと、たくさん写真を撮りました。

    今朝はよく冷えて、霜がびっしりと降りていました。
    昨日の雨もあり、霜もあり、登山道は、泥でぐちゃぐちゃでした。
    雪山シーズンを前に、バランスを取る良い練習でした。
    途中、いろいろなところで立ち止まって撮影もして、高尾山頂。12:55。

    稲荷山コースを選んでも、どうせ混雑しているからと、高尾山山頂からは、薬王院経由で1号路を下りました。
    観光客に取り囲まれ、散歩気分でのろのろ下りていき、金比羅台へ。
    ここの紅葉も見ごろでした。
    金比羅台に引き込まれたついでに、旧道を下りることにしました。
    金比羅台から落合へと下りていく道は、昔からの登山道だそうです。
    1号路から当たり前みたいにつながっているので、スニーカーの観光客が誘い込まれてしまうことがあるようです。
    私の前にも、そんなカップルが歩いていましたが、登山道ですので、山歩きの支度をしていない人は、入らないほうが良い道です。
    下りていった登山口に「この道は、倒木・落石の可能性があります。注意して通行してください」の掲示がありました。
    下りてから言われても。(^_^;)
    金比羅台のほうにも、1枚掲示があると良いのになあ。
    でも、道が細い登山道で、倒木が多く荒れていることは、少し歩けばわかること。
    これも、自己責任かもしれません。

    そこから、右に曲がれば、京王高尾山口駅へ徒歩9分。
    左に曲がれば、JR高尾駅へ徒歩15分。
    高尾駅へと向かいました。
      


  • Posted by セギ at 23:28Comments(0)