2015年09月29日
TAKAO 599 ミュージアムに行ってきました。2015年9月。

2015年9月27日(日)、高尾山を歩いてきました。
予報は曇り。
でも、JR高尾駅北口でバスを待つ間に、もう小雨が降ってきました。
今日は、きつい山歩きではなく、秋の山の花を見に行こうという気楽な山歩き。
小雨くらいのほうが花が生き生きしているから、いいかもしれません。
日影下車。9:15。
日影沢林道を歩き始めました。
咲いていました。これは、ツリフネソウ。

シモバシラ。
この花が咲いていたところに、初冬になると、シモバシラの氷花が見られます。

小仏城山。10:45。
小雨の中でも登山客は結構いて、閉まっている売店の屋根の下のベンチは休憩している人たちで埋まっていました。
さて、どうしよう。
ここから南高尾山稜に行こうかと思っていたのですが、急な土道の登り下りのあるコースですので、雨だと歩きにくい。
かといって、陣馬山は最近行ったばかりだし。
高尾山だと、物足りないし。
ここで思い出したのが、最近オープンした高尾ミュージアムのこと。
いつもは閉館時間の頃にしか下山しないので、気になっても行けません。
余裕のある今日は、高尾山に下りて、ミュージアムに行ってみよう。
ヽ(^。^)ノ
では、高尾山に向かって、下山開始。
眺望もないので、まき道を行きます。
こちらのほうが花も多いです。
これは、キバナアキギリ。
小雨の中でも登山客は結構いて、閉まっている売店の屋根の下のベンチは休憩している人たちで埋まっていました。
さて、どうしよう。
ここから南高尾山稜に行こうかと思っていたのですが、急な土道の登り下りのあるコースですので、雨だと歩きにくい。
かといって、陣馬山は最近行ったばかりだし。
高尾山だと、物足りないし。
ここで思い出したのが、最近オープンした高尾ミュージアムのこと。
いつもは閉館時間の頃にしか下山しないので、気になっても行けません。
余裕のある今日は、高尾山に下りて、ミュージアムに行ってみよう。
ヽ(^。^)ノ
では、高尾山に向かって、下山開始。
眺望もないので、まき道を行きます。
こちらのほうが花も多いです。
これは、キバナアキギリ。

イヌショウマかな?

ヤマボウシ。

高尾山頂。11:40。
子どもの団体さんで大賑わいでした。
少し下って、分岐のベンチで昼食。
どんどん人が登ってきます。
登山姿ではない人が多い。
スニーカーやズボンの裾が泥だらけで、苦闘がしのばれます。
歩くのが上手い人ほど、泥道でも靴もズボンも汚れないんです。
私もまだまだ修行中。
ここからは、琵琶滝コースを選んで下山しました。
飛び石の水量は、これくらいでした。

高尾山口下山。13:15。
そのまま、表参道を下ります。
京王高尾山口駅のあるもみじ通りではなく、表参道のほうです。
国道に出る寸前、右手に見えてきました。
旧都立高尾自然科学博物館の跡地に建てられ、今年の8月11日にオープンしたばかりの、TAKAO 599 ミュージアム。
先頭の写真がそれです。
広い前庭は、くつろぎの芝生広場。
599の数字の形の座れるモニュメント「599 BENCH」が国道近くにありました。
これは、実力のあるデザイナーがプロジェクトに関わっているんだろうなあ。
全体の統一感、空間使用の贅沢さが際立っています。
自然光を取り入れた、白を基調とした明るい館内。
展示がごたごたしていなくて、シンプルで見やすい。
チョウの標本がきれいでした。
下の画像の他、アサギマダラや、国蝶オオムラサキの標本も。
オオムラサキの美しさにはため息が出ました。
教科書の小説『少年の日の思い出』で有名なヤママユガもありました。

高尾に咲く花の標本は、アクリル樹脂に封印され、生きていた当時の鮮やかな色を保っています。
これが、絶滅した花の墓標になりませんように。
そのまま、表参道を下ります。
京王高尾山口駅のあるもみじ通りではなく、表参道のほうです。
国道に出る寸前、右手に見えてきました。
旧都立高尾自然科学博物館の跡地に建てられ、今年の8月11日にオープンしたばかりの、TAKAO 599 ミュージアム。
先頭の写真がそれです。
広い前庭は、くつろぎの芝生広場。
599の数字の形の座れるモニュメント「599 BENCH」が国道近くにありました。
これは、実力のあるデザイナーがプロジェクトに関わっているんだろうなあ。
全体の統一感、空間使用の贅沢さが際立っています。
自然光を取り入れた、白を基調とした明るい館内。
展示がごたごたしていなくて、シンプルで見やすい。
チョウの標本がきれいでした。
下の画像の他、アサギマダラや、国蝶オオムラサキの標本も。
オオムラサキの美しさにはため息が出ました。
教科書の小説『少年の日の思い出』で有名なヤママユガもありました。

高尾に咲く花の標本は、アクリル樹脂に封印され、生きていた当時の鮮やかな色を保っています。
これが、絶滅した花の墓標になりませんように。

高尾に棲む動物たちのディスプレイ。

グッズも充実しています。
絵葉書がきれいで、全部欲しくなりました。
トートバッグも可愛い。

とりあえず、多摩材の木製定規を1本購入しました。400円。
山に行ってお土産を買うことはほとんどないのですが、可愛さに負けました。
カフェも併設されている、このミュージアム。
カフェで食事するもよし。
前庭でお弁当を開くもよし。
高尾にまた1つ観光資源が出来たなあと感心しながら、京王高尾山口駅へと向かいました。
2015年09月26日
甲武信ヶ岳から飛龍山を縦走しました。2015年9月。

今年は大型シルバーウィーク。
私も連休をいただき、テントを担いで山歩きをしてきました。
9月20日(日)、三鷹駅から立川で乗り換えて、塩山駅下車。8:12。
塩山駅はSuicaが使えました。
南口を出ると駅前ロータリー。
階段の奥に外トイレあり。
西沢渓谷行きのバス停は行列が出来ているのですぐわかりました。
係員の方がてきぱき誘導し案内してくれます。
バスは2台来て、2台目に座ることができました。出発。8:30
途中の乾徳山登山口で多くの人が下車し、終点西沢渓谷。9:30。
ここは、沢を巡る遊歩道が整備されています。
ハイキング姿のファミリーと大きなザックを担いだ登山客が同じ道を歩きだします。9:40。
「甲武信ヶ岳登山口」という道しるべを1つ見送り、西沢山荘のすぐ手前で「徳ちゃん新道」という道しるべを確認し、登り始めました。
最初は緩やかな樹林の道がすぐに急登に変わります。
土の道で滑りやすい。
下りてくる人がたいてい私の手前で滑って転ぶのが、見ていて怖いです。
登ってくる人がいるぞと注意が逸れた瞬間に足元が怪しくなるのかもしれません。
ひたすら急登を行きます。
段差の大きい岩がちの道に変わり、細い道の両側は、アズマシャクナゲの固い葉が繁茂しています。
シャクナゲの季節には、花のトンネルになる道でしょう。
シャクナゲの多い山は大体険しいなあ。
いや、群馬県に多いアカヤシオの咲く山の岩場の険しさに比べればましか。
そんなことを考えながら、登り口で見送ったもう1つの登山道との合流点に到着。
「戸渡尾根」の道しるべがありました。12:35。
岩がちの狭いスペースですが、座れる場所を発見し、昼食。
はあ、バテた。
おにぎり1つをようやく飲み込みました。
さて、再び出発。山が深くなり、キノコが多いです。
これは、毒キノコかな。直径20㎝以上ある大きなキノコでした。

またもシャクナゲの険しい道を段差をよじ登りつつ進んでいくと、ふっとザレた展望の良い場所に出ました。
そこから、ようやく道は緩やかになり、木賊山。15:15。
展望のない狭い山頂。
もう紅葉の始まっている木もありました。

あとは緩い下りを15分で、本日の目的地、甲武信小屋。15:30。
小屋の前がテント場になっていて、もう大半が埋まっていました。
小屋で手続き。テン場使用料、1000円。
水は小屋前で1L50円で販売。
氷結レモン味350mL、400円も購入し、テントを張りに行きました。
テン場は小屋から一段下がって風もなく、雨の心配もなさそうなので、ペグを打っていない人が多い。
本当はよろしくないのですよと思いながら、私もペグを打たず簡単に設営し、夕食の準備を始めました。
黄色いパプリカとミニトマトとウインナーソーセージを炒めて、マヨネーズをかけて。
それをツマミに氷結を飲むと、ああ生きかえりました。
次は、定番のマルタイ棒ラーメンと、お昼の残りのコンビニおにぎり。
最後にもう一度お湯をわかしてカフェオレを飲む頃には、日がゆっくりと暮れていきました。
朝も早かったので、日没とともに就寝。
9月21日(月)、4時起床。
テントに朝露が付く前に撤収。
ヤマザキランチパックのピーナッツバター味1袋の簡素な朝食を取り、ザックはその場に置いて、財布と携帯だけ持って、甲武信ヶ岳へと歩き始めました。
甲武信ヶ岳は、小屋のすぐ横から20分で登れます。
山頂近くの東側の展望の良い岩場には、既に5人ほどの人が。
私も、そこでご来光を待ちました。
5:30。ご来光。

それから山頂に行き、西側の展望を楽しみました。

テン場に戻り、水をザックに詰め、さて出発。6:00。
今日の最初の目的地は破風山。
今日は登りが少なく、稜線上の快適な道と侮ったのが、しかし、大間違いでした。
見えてくる破風山の高さ。
これは別に1つ山を登る感じでは?
しかも、段差をよじ登る急登です。
朝一番にこれは辛い。
登りながら、何度もえづいてしまいました。
お父さんが朝 歯を磨きながらやっているようなアレです。
体調が悪いのかな。やばいなあ。
登れども登れども、ここが山頂かと思うとまだ先がある急登が続きました。
やっと本当の山頂。8:15。
そこからは、露岩の岩場を注意して歩くような箇所はあるもののひどい急登はなく、緩やかなアップダウンの続く稜線の道が続きました。
東破風山。9:00。
雁坂嶺。10:05。
緩く下って、雁坂峠。10:45。

ここは、日本三峠の1つだそうです。
あとの2つは、鉢ノ木峠と三伏峠。
うーん、どれもよくわからない。
聞いたことがあるような気がするのですが。
雁坂峠は、展望の良い広い峠で、大きなベンチが並んでいました。
山梨県の山のベンチは、丹沢とまた違う特徴があり、高さはベンチだけれど大きなテーブルのような規格になっています。
そのベンチに座り、休憩。
上空は晴れているのですが、空は霞んで、遠くの山はぼんやり青い。
夏の終わりと秋の初めの狭間の山の眺めでした。
そこから緩く登って、水晶山。11:40。
次の古礼山は、まき道があり、嬉しく通過。
周囲は野原になったり展望の良い稜線になったり山道は変化していきますが、歩きやすい良い道が続きます。
ときおり、人とすれ違います。
単独行か、多くても2人連れです。
お互い人恋しくなっているので、今朝はどこから来たか、どこへ行くのか、必ずどちらかから言いだし、
「お気をつけて」
と挨拶を交わして別れます。

燕山を越えると笠取山が三角形にくっきりと見えてきました。
その麓には広い野原。
その方向に急な下りをジクザグに降りて行きます。
雁峠。13:35。
無人の雁峠山荘を左に見ながら、緩やかな草原を下っていき、よく整備された広い登山道を降りていくと、笠取小屋。14:05。
次の将監小屋まで、コースタイムで3時間。
今日は無理せずここに泊まることにしました。
小屋で受付。テン場使用料。500円。
缶ビール350mL、500円。
「明日はどこに行くの?」
小屋のおじさんに訊かれ、
「飛龍を登って、下山します」
と答えると、
「おおー。甲武信から来たの」
と感心したように言ってもらえてすっかり気をよくし、小屋の背後にテントを設営。
林の中の平らなテン場で、地面も柔らかく快適でした。
水場は、小屋に向かって右手の遊歩道のような道を徒歩2分。
よく整備されている水場で、豊富な水が轟々と流れ落ちていました。
トイレは、小屋の左手にバイオトイレ。
はあ、いいテン場だなあ。
さて夕食。
まずお湯を沸かして、アルファ米に注入。
コッヘルに水を追加し再び沸かして、今夜もマルタイ棒ラーメン。
セブンイレブンのパック惣菜、明太ポテトサラダの封も切りました。
山に持っていけるこうしたお惣菜が最近はそこそこ美味しくなって嬉しいです。
アルファ米には、ちょい食べカレーを2袋かけて、あっさりカレーライスに。
はあ、ビールがすすみます。
早めにテン場に着いたので、暇を持て余すかと思いましたが、のんびり食事をしている間に日はゆっくりと暮れていきました。
日没とともに就寝。
9月22日(火)
4:30、起床。
テントを撤収し、小屋の前に並ぶテーブルの1つで朝食。
隣りのテーブルの人が沸かしているコーヒーの良い香りが辺りに漂っていました。
お湯を沸かして、私もカフェオレとブドウパン。
水場で水を汲み直し、出発。6:00。
隣りのテーブルの人に、タイミング良く、
「行ってらっしゃい」
と言われて、嬉しく会釈を返しました。
道しるべを確認し、小屋に向かって右手の道を行きます。
将監峠まで稜線を通っていく道もありますが、こちらはまき道。
道幅のある水平な気持ちの良い道でした。
「多摩水源の道」という案内図が途中にありました。
登山道というより遊歩道なのでしょう。
森に朝日が差し込みます。
一番上の画像がそれです。
シラベ尾根分岐。6:55。
黒槐尾根分岐。7:10。
しかし、ここで遊歩道とはお別れ。
道は明瞭ですが、少し細くなりました。
ずっと、左側が山、右側が崖の水平の道です。
向こうから男性が1人。
「今、すぐそこでイノシシを見ましたよ」
「え?」
「驚きましたよ」
熊鈴は、昨日からずっとザックによく鳴るようにつけてありますが、さらにラジオの音量も上げて、先に進みました。
この道は、ほぼ水平なので歩く分には楽ですが、稜線と違って沢をいくつも越えます。
木橋や跳び石が整備されていてそんなに怖いところはなく、良かった良かったと思っていたら、後半立て続けに3か所、荒廃した箇所がありました。
大雨のときに水を通すためなのでしょう、一部コンクリートで固めた人工的な広い沢なのですが、登山者がそこを通過する手段がないのです。
枯れ沢だから歩けないことはないのですが。
遙か下に、腐りかけた木橋が落ちていたので、以前は通過できるようになっていたのでしょう。
2年前の奥多摩・奥秩父の大雪による雪崩の影響でしょうか。
いまだに修復されない登山道も多いものなあ。
踏み跡をたどりながら沢に降りて、またよじ登って通過しました。
稜線のアップダウンを避けたけれど、これはこれで大変。
楽あれば苦ありです。
山ノ神土。9:50。
4つの道が合流する分岐点です。
もう何年も前、和名倉山に行くときに通ったので、見覚えがありました。
和名倉山は、道迷い遭難の多い怖い山。
そう思って見るせいか、周囲の景色も荒涼としています。
鹿避けのフェンスがずっと張られている道を行き、将監峠。9:40。
ここからまた、山腹の細い道を延々と続きます。
クマザサに覆われた道は、ときどき段差もあります。
岩がちになるほど、飛龍山が近づいています。
やがて、飛龍の大きな姿が前方に見えてきました。
また急登だと嫌だなあと思ったのですが、恐れていたほどの登りはなく、ハゲ岩分岐。
右に行くとハゲ岩なのはわかるのですが、左側の道には道しるべがありません。
とりあえず、ハゲ岩へ。
露岩の展望地です。
ラジオは全国的な快晴を伝えているのですが、山はガスがかかって、眺望はほとんどありませんでした。
ハゲ岩の先は道があるのかなあと確認。
しかし、よくわからないので、戻ることにしました。
分岐に戻って、何も示されていない方向に歩いてみました。
ハゲ岩方向にしか道しるべがないのは道迷いの原因じゃないかなあと思いながら歩いていくと、飛龍権現の山頂分岐。12:20。
やはり、この道で良かったんだ。
ここから、山頂まで、往復35分。
飛龍山頂は以前に2回登ったから、今回はパスすることにしました。
どちらももう10年以上前。
1回は、雪山だったなあ。
本当に急で、シャクナゲにしがみついて登った記憶があります。
さて、下山です。
傾斜のきつい岩場の下りが続きます。
今回はテント泊で荷物が重いので、バランス保持のためにストックを使いました。
しかし、この急な下りは、ストックが逆に邪魔になるほど。
岩や木につかまりながら、注意して降りていきました。
次の目標は、前飛龍。
「分岐は露岩のピーク」と山地図にあります。
そこで、点線のルートの岩岳尾根と別れます。
10年前のこの辺りの道の記憶が全くありません。
飛龍付近は、道迷い遭難の多い場所。
あえて指示があるほどわかりにくいのかなあと不安で、大きな岩を見る度に、ここか?それともここか?と思ってしまいました。
そこへ若い男性が1人登ってきました。
「丹波からですか?」
と問いかけると、
「・・・・ああ、そうです。丹波からです。かなりありますけど」
との答えでした。
誇らしげな笑顔でした。
こんな急登を登ってくる人もいるんだなあ。
ようやく少し安心し、岩場を下っていくと、道しるべを発見。
ああ、ここが前飛龍。13:30。
コースタイムは30分なのに、70分もかかってしまいました。
新しい金属製の道しるべです。
この辺りで多発する遭難への対策で設置されたものなのでしょうか。
岩岳尾根に降りていく道はロープで塞いでありました。
これなら安心だ。
しばらく急な下りが続きましたが、ふっと傾斜が緩んできました。
気持ちの良い幅広の尾根の下りが続きます。
紅葉の季節にはさらに美しい道でしょう。
落ち葉による道迷いが少し怖いかな。
少し登って、熊倉山。14:35。
右手にも踏み跡があり、ピンクのテープが張られてありましたが、どう見ても明瞭なのは左の道。
違っていたら戻る覚悟で、左の道を降りていきました。
やはり、こちらが正しい道でした。
緩く歩きやすい下り道。
小走りくらいに足が進み、サオラ峠。15:10。
サオラ峠も4つ辻です。
天平(でんでえろ)尾根を下りる道が魅力的ですが、今回は短距離な丹波へ下りていく道を選択。
急斜面をジグザグに降りていく道で、あまり好きな道ではありませんが、ストックがあるのでバランス的には安心。
車の音が聞こえてきてからが、しかし長かったです。
斜面のジクザグ道が終わったら、今度は麓の植林帯が長い。
それを抜けると、次は畑の中の道が長い。
舗装された道になっても、バス通りまで、まだまだ距離がありました。
これ、バス時間ギリギリの人にとってはつらい道ですね。
ようやく丹波バス停。16:30。
トイレがありました。
次のバスは、18:20です。
以前に飛龍に登ったときも、ここから温泉まで歩きました。
バス通りをバス停3つ分、15分歩くと、丹波山温泉のめこい湯の入口です。
バス通りから駐車場を越えて、階段を下りて、さらにその奥の吊り橋を渡って、やっと温泉の建物です。
入り口から、7分ほどかかります。
建物の入口にはザック置き場があり、貴重品とお風呂セットを持って、さて入浴。
入浴料600円。安い。
カランの数が多く、内湯も露天も広く、かけ湯の出来る場所もあるので、設備的にも満足の温泉です。
お湯はさっぱり系。
さて、お風呂上がりに自販機で缶ビールを購入し、休憩室へ。
座敷になっていて、テーブルが並んでいます。
ほとんど男性と男の子ばかり。
家族連れてやってきて、女性陣がお風呂から上がるのを待たされているのでしょう。
所在なげにテレビの大相撲中継を眺めていました。
ビールをのんびり飲んで、時間に余裕をもってバス停へ移動。
18:22。定刻通りにバスが来ました。
2015年09月15日
奥高尾を歩いてきました。

9月13日(日)、奥高尾を歩いてきました。
ずっと日曜日は仕事が入っていたり天気が悪かったりで、気がつくと山を歩くのは2か月ぶりです。
しかも、天気予報では午後3時過ぎから雨が降るというので遠出は無理そう。
こんなときは、奥高尾です。
実際は、夕方になるほど青空さえ見えてきて、奥多摩くらいは行けたなあと思うのですが。
高尾山口。8:00。
今日は琵琶滝コースを登ります。
沢の水量は普段よりは多めでしたが、水は澄んでいました。
休日に山を歩ける平和な日常の幸せをかみしめながら、一歩一歩登っていきます。
先日の早朝の地震も驚きました。
大揺れの一撃という印象で、すぐ止んだので落下物などはありませんでしたが、ガスはあの一撃で止まりました。
「ガス 地震」で検索したら、東京ガスの復旧の仕方の画面が簡単に出たので、スマホを片手にメーターを操作してすぐ復旧できました。
東日本大震災のときは、携帯も使えなかったし、東京ガスのサイトなど繋がるはずもなく、ガス復旧だけでもパソコンであれこれ検索して試行錯誤でした。
でも、こんなこと、慣れたくない。
いや、知識を備えておくことは、大切なことなんだけど。
琵琶滝コースは沢沿いの道で、途中からは沢の真ん中を飛び石で歩きます。
普段は飛び石ではないところも少し濡れている程度で歩けることが多いのですが、今日はさすがに飛び石以外は歩けませんでした。
前を行く親子連れ、初めは小さい女の子が自分のペースで飛び石を跳ぶのに合わせていましたが、途中からお父さんが女の子を抱き上げてたったか通過。
後ろから私が追いついてきたので、気を遣わせてしまったのかもしれません。
飛び石が終わると、長い木段。
2か月ぶりだと、こんな登りが案外つらい。
高尾山頂。9:25。
富士山は勿論雲の中。
丹沢もぼんやり見える程度でした。
登りで大汗をかきましたが、デトックスできたのか、身体が軽くなってきました。
さあ、奥高尾縦走路へ。
山はもう秋です。
これは、ヤマホトトギス。

これはヤブランかな。

おっと、こんな掲示も。

山のこういう掲示は、必ず時代からズレていて興味深い。
その他、シモバシラやサラシナショウマも咲き始めていました。
ツリフネソウは、しおれたのしか見ませんでしたが、別のコースならば、パリッとしたのが咲いている頃と思います。
小仏城山。10:25。
景信山。11:15。
明王峠。12:25。ここで昼食。
陣馬山。13:20。
白馬のモニュメントに一番近い茶店は閉まっていましたが、山頂から少し下りた茶店は2軒開いていました。
炭酸のペットボトルを購入。250円。
山頂のベンチに戻って、のんびり飲みました。
隣りのベンチは、30代くらいの男性2人。
空を見上げて、つぶやいていました。
「ああー、いいなあー」
汗をかいて登ってきた山頂のこの広さと爽やかさに満足そうです。
うん。山はいいなあー。
さて、下山。13:35。
陣馬高原下バス停に向かって、急坂をとっとこ降りていきました。
林道出合。14:35。
林道をとっとこ歩いて、バス停。14:55。
既にバスを待つ人が15人ほども。
高尾行きのバスは、毎時25分発。
あと30分かあ。
トイレに行ったり、携帯をチェックしたりしている間に、バスは早めにしかも2台やってきました。
雨に降られず、人もそんなに多くなく、ストレスなく歩けた良い1日でした。