2011年07月23日
みんなのうた
サイン・シータがコサインのー
2分のルートの2・・・・っと
おっと、失礼いたしました。
セギ英数教室、角木優子です。
今の歌、私は子どもの頃、「みんなのうた」で見て、覚えました。
「算数チャチャチャ」という歌だったと思うのですが、誰に話しても、そんなバカな歌、あるわけがない、と言われます。
あるのに。
絶対あったのにー。
そして、これは、確か2番の歌詞。
歌いながら、問題を1題解いてしまう歌詞です。
しかし、1番にしろ、2番にしろ、「算数」ではなく、明らかに「数学」と言える内容だったので、子どもの頃は、お経よりも意味不明でしたが、その意味不明なところが、超クール、と子どもの頃は思っていました。
いえ、私が子どもの頃に、そういう言い方はありませんでしたが。
(*^_^*)
もう1つ、私が子どもの頃、NHK教育で数回放送された、確か、「あたらしい数学」というタイトルの子ども向け数学番組も、始まりから終わりまで、感動のあまり、口が開いたまま閉じないくらい面白かったです。
たとえば。
整数と偶数は、どちらが個数が多いのか。
何となく、整数のほうが多い気がします。
だって、偶数って、整数の半分しかないでしょう?
しかし、個数が多いとは、正確にはどういうことなのか。
どうすれば、比べられるのか。
そして、結論。
どちらも無限なので、同じである。
ああ。
世の中には、そういう考え方があるんだ。
子どもの頃に、そういうものの考え方に触れられたことを、私は、今でも、幸福なことだったと思っています。
数学は、面白い。
数学の問題は、鼻歌を歌いながら解きましょう。
さて、いよいよ月曜日から、夏期講習が始まります。
日によっては、朝から夜まで、ぶっ通しの授業。
さすがに、今までほどはブログを更新できないかもしれません。
それでも、土日は休みなので、最低でも金曜の夜には、更新しよう、と思っています。
週1になってしまうかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします。
なお、セギ英数教室の夏期講習、まだ席は空いておりますので、途中からの参加も受け付けております。
お問合せ、よろしくお願いいたします。
(*^_^*)
2011年07月21日
まだ2年生だから
海の日連休は、富士山で遊び、その後は、台風の影響で天気がぐずついて、何となく停滞しておりましたが、今朝、また1件、お問合せをいただき、活力がみなぎった感じです。
これも、富士山のご利益でしょうか。
(*^_^*)
さあ、夏期講習までラストスパート、つなげていくぞー、という気持ちで、午前中はポスティングをしてきました。
今日は、三鷹陸橋の西から。
kisaragi先生に教えていただいた、陸橋前の豆腐屋さんで、おからドーナツも購入。
おからドーナツは大好きで、高尾山に行ったときにも帰りはほぼ必ず、するさしのおぼろ豆腐とおからドーナツを買って帰ります。
1つ80円。
薄いビニール袋1枚に、するっと包んでくれました。
簡易包装は、賛成だー。
帰ったらそれをおやつに食べるのを楽しみに、さくさくとポスティングしてきました。
さて、本題。
中学1年生か2年生くらいは、まだまだ個人差の大きい時期で、特に男の子は、まだ小学生に見える子もいますし、親としても、ついのんびりして、まだ中2だから、塾なんて早い、と思ってしまう場合があります。
特に、ご両親が、公立中学で部活と勉強を両立させ、しっかり勉強してレベルの高い公立高校に合格し、大学進学も結果を出した方の場合ですと、自分の子も、同じ道を行かせれば大丈夫、と考えてしまう場合があります。
お父様が地方出身の場合は特に、そういう家庭の方針になることがあります。
しかし、お父様が通ったのは、公立中学といっても秀才はたくさん存在したわけですし、私立よりも公立高校のほうがレベルが高かった場合も多いです。
東京の教育事情は、少し違います。
秀才の大半が、中学からは、私立か国公立の学校に行ってしまいます。
もちろん、全員いなくなるわけでは、ありません。
少数の秀才は、公立中学に残ります。
でも、多くは、別の中学に通う。
そうすると、繰り上がりのような形で、公立の中学で、そこそこ勉強ができているような感覚に陥る場合があるのですが、そのとき、忘れてはならないことがあります。
将来の、大学受験のライバルたちは、今、目の前にいないだけで、消えたわけではない。
高度なカリキュラムの中学で、さらに才能を磨いている。
中学・高校と別の進路をたどる彼らと、大学受験で競いあうときに、果たして勝負ができるのか?
まして、大学入試は、全国の秀才が東京に集まってきます。
以前勤めていた塾では、夏の前の面談で、こんな会話を交わすことがよくありました。
将来の希望をお母様に尋ねると、国立大学か、有名私立大学に行かせたいとおっしゃるんです。
「東大とは言いませんが、学芸大か、あとは、東工大が、今は、就職率が高いそうですね」
「・・・・そのようですね」
「それが無理でも、せめてMARCHくらいは・・・」
「・・・・そうなると、高校は、私立の付属か、都立上位校に行きたいですね」
しかし、その子のその時点での成績は、そんなことはとても望めません。
「3」の中にいくつか「4」もあるので、案外良い成績のような誤解をしがちですが、絶対評価の場合、それは、あまり良い成績ではありません。
しかし、夢はかなえてあげたい。
それには、成績を「4」と「5」だけにしないといけないから、と私が忙しく頭をめぐらせていますと、お母様は言います。
「それで、まだ中2ですので、夏はゆっくりさせてあげたいと思いますので、夏期講習は、参加できません」
「・・・・」
この瞬間、この子の都立上位校入学の可能性は、ほぼ消えた、くらいの絶望感を私はいだくのですが、お母様には通じないことが多かったように思います。
塾の営業戦略に、私は勝ったわ、みたいな笑みすら浮かべていたり。
そういうことではないのにー。
(^_^;)
まだまだ幼い中学生に、ひと夏自分の責任で過ごさせたら、勉強しません。
学校の宿題すら、こなせない可能性があります。
「2学期に補習してくださいね」とついでにさらりと要求される場合もありました。
しかし、他の子が夏の間に努力して身につけたことを、2学期で多少補習しても、遅れは取り戻せません。
「どうせ復習でしょう」と言われたこともあります。
身についていないことを復習することの価値がわからなかったら、家でも、復習しないのに。
お母様は絶対やらせるつもりでも、毎日毎日の格闘で、子どもがねばり勝ちするのは目に見えています。
勉強しないための努力は惜しまない。
そういう不可解なところが子どもにはありますから。
確実に、夏前よりも、地力が落ちます。
2学期になって、夏の間に後退したことを、どこまでカバーできるか。
中3の夏。
本来は素質のある子が、ようやく部活を終えて、塾に入ってくることがあります。
もしも中1から来てくれていたら、私立でも、都立上位校でも、望むところに行かせてあげたのに、と歯ぎしりしたいことがあります。
本物の秀才を育てるには、時間がかかります。
どうか、早めに塾に来てください。
写真は、富士山。
最高峰剣ヶ峰から振り返った、富士浅間神社奥宮周辺。
2011年07月19日
富士山に必ず登頂する方法
土曜の夜から日曜にかけて、富士山に登ってきました。
ご来光を見て、山頂のお鉢めぐりも満喫し、ザクザク歩いていた下山道で、前を行く女の子二人の微妙な空気に気づきました。
「そうだよね。八合目だったら、そうだねえ」
うん?と思ってしばらく話を聞いていると、1人は山頂でご来光を見たのですが、もう1人は高山病で倒れ、八合目の小屋で寝ていたらしいのです。
初めての富士山の山頂から見たもの全て、感動したこと全て、本当は話したい。
でも、あんまり興奮するのは、具合が悪くなって寝ていた友達に悪い。
寝ていた友達のほうでも、友達がどんなに感動しているか、実はわかっている。
ある程度は話を聞かなくちゃ悪い。
だけど、頂上の話を聞くのは、正直、楽しいわけではない。
そういう、互いに気を遣いあう、微妙な空気でした。
頃合いを見計らい、2人を追い越して、ざれた道をザクザク下りながら、考えました。
富士山は、高山病のリスクを軽減する登り方がある。
それさえ実行したら、皆で楽に山頂を極め、ご来光の美しさに泣いて、大興奮して、調子に乗って万歳三唱して、キヤアキャア言いながら下山し、温泉に入って、ビールで乾杯して、大はしゃぎできるのに。
夏の富士山は、そういう山なのに。
体力に自信がなく、高山病になりそうな予感がする人は、八合目の山小屋で半泊するのがベストです。
タイムスケジュールとしては、昼頃、五合目に到着。
そこでお昼を食べたり、お土産を物色したりして、2時間、高度順応。
それから歩きだし、夕方、八合目に到着。
夕食を食べて、仮眠。
深夜、出発。
山頂でご来光。
このスケジュールなら、余程体調が悪いか、高所に弱い体質の場合を除き、高山病で行動不能になることは、まず、ありません。
多くの登山ツアーがこのスケジュールで動き、富士山の現地ガイドたちが、登山客全員を無事山頂に案内しているのが、このスケジュールです。
とはいえ、私は、このスケジュールではなく、夜、バスで五合目に到着し、そのまま登って山頂でご来光を迎えるタイムスケジュールで動いています。
なぜかといえば、富士山は、晴れた日でなければ登ってもつまらない山。
ご来光が見られないし、天気が悪いと不快感が増します。
独立峰ですので、風雨が激しく、荒れれば、登れない可能性が高くなります。
天気図を睨み、気象情報を読み続けて、高速バスの予約をするのが、早くて三日前。
小屋の予約が取れる可能性はほとんどありません。
絶対に晴天の日に登りたい。
ならば、夜間登山となります。
しかし、夜、五合目に到着して夜を徹して登るやり方は、もっとも登頂率の低い方法です。
この登り方の場合の登頂率は、6~7割であると聞いたことがあります。
この数字、嫌ですね。
3人で登ったら、1人は高山病で倒れる。
ぶっ倒れた友達は、八合目の小屋に預けて、自分だけ登頂するのも、別にいいんですが、下山してから、大はしゃぎできません。
変な気の遣い方を互いにしなければならなくて、面倒くさいですよ。
全員で登らなかったら、やっぱり楽しくないんです。
楽しくないのに、山なんか行っても、疲れるだけです。
実際、七合目手前あたりから、登山道でうずくまっている人が現れ始め、八合目を過ぎると、もう完全に道で倒れている人も増えてきます。
単なる休憩をとっている人とは、様子が一目で違います。
登山道は、登るにつれて、死屍累々という様相を呈してきます。
それが、夜間登山です。
富士山は、標高3776m。
日本アルプスの山々が、3000mを越えるか越えないかでひしめきあっているのと比べて、ダントツの高さを誇ります。
日本で唯一、本格的な高山病になりうる山です。
高度障害というのは、低所から一気に上がる場合、ならない人はいません。
それが自覚症状が出るほどになるか、ならないかの違いがあるだけです。
原因は、高所のための酸欠。
もう1つは、気圧が下がるため、乾燥しやすくなり、体内の水分が欠乏すること。
この2つが、頭痛・吐き気を起こします。
ひどくなると行動不能となり、重い場合は、大至急下山する必要が生じます。
高山病を防ぐには。
酸素が足りないことを自覚して行動すること。
水分が足りないことを自覚して行動すること。
実は、この2つを守るだけなんです。
できれば、高速の最終バスより1本早いバスに乗り、五合目で最低1時間の高度順応を図る。
1時間なんてすぐです。
下界の薄着から、山歩きができるような姿に着替えて、食事をして、外国人に道をきかれたら説明して、なんてことをやっている間にたちまち1時間は過ぎてしまいます。
最終バスしか取れなかったら、30分でもいいから、少しでも長く五合目にいる。
そして、とにかく、ゆっくり歩き出す。
土曜日の夜も、私は、同じバスの乗客や、次のバスの乗客ほぼ全員に追い抜かれたのですが、おそらく、山頂に着いたのは、私のほうが早かったと思います。
富士山は、ゆっくり歩けば早く着く。
そういう特別な山です。
河口湖口五合目から六合目は、下り道ですし、歩き始めたばかりで元気いっぱいなので、見ているほうがぞっとするようなスピードで歩いていく人が多いですが、それは、自ら高山病を招いているだけです。
調子に乗れば20分で歩いてしまう六合目までを、1時間かけて歩く。
ざわわ・ざわわ・ざわわー、と頭の中で歌いながら歩く。
「ざわわ」で一歩です。
これは、富士山で働く登山ガイドが作るペースです。
びっくりするくらい遅く歩くのがコツ。
何しろ、酸素が薄いんです。
息切れするような行動を取ったら、弱い人から、酸欠で倒れるんです。
酸素スプレーなんて、気休めです。
常に吸いながら歩いていけるわけではないんですから。
酸素スプレー、私は持ちませんが、休憩のときの楽しみなおやつのつもりで持っていくのは、いいと思います。
でも、あれが高山病を防いでくれる可能性は、ありません。
息切れがするような行動はしないこと。
それだけで、楽に山頂を極めることができます。
ゆっくり歩けば、別に疲れませんから、休憩は、1時間に1回程度で済みます。
ガシガシ歩いては大休止しているから、遅い私に抜かれ、そのうち、頭痛がしてきて、行動不能になるんですよ。
それでも、息が切れてきたら、深呼吸。
とにかく酸素を吸おうと、パクパクと浅い呼吸をしがちですが、肺の中に入っているものを吐いてしまわなければ、新鮮な空気は入ってきません。
まず、吐く。
風船を膨らませるイメージで、深く吐く。
そうすれば、自然に、酸素が肺に入ってきます。
深呼吸は、吸うことよりも吐くことに集中。
そして、喉が渇いていなくても、意識して、水分を補給。
ストックは、特に下山のバランス保持に有効なので、私も富士山には持っていきますが、登りでは使いません。
河口湖口(吉田口)登山道は、七合目から九合目まで、岩場が続きます。
夜間でも歩ける程度の易しい岩場ですが、ストックは、邪魔になる場合のほうが多いです。
ストックのやり場ばかり考えて、悪戦苦闘しながら登ると、気がつくと無呼吸で登ってしまいます。
高山病になります。
両手で岩をつかみ、バランスを保持しながら、意識して呼吸し、ゆっくり岩から岩へと移動しましょう。
混雑しているときは、ご来光に間にあうか不安になることがありますが、ゆっくりペースで登っても、大渋滞に巻き込まれても、六時間あれば五合目から山頂まで行けます。
それに、河口湖口(吉田口)の場合、九合目から上に出れば、斜面のどこからでも、ご来光が見えます。
むしろ、山頂で長い時間寒さに耐え、混雑に押しあいへしあいし、場所とり競争に疲れ果てて見るよりも、鳥居直下の安定した岩場に座って待つほうが、ご来光のベストショットも撮影できます。
太陽は、辺りがかなり明るくなり、もうヘッドランプも要らなくなってから、三日月に見える山中湖方向から、ゆっくりと登ってきます。
最後まで、焦らず、ゆっくりゆっくり。
自分の強さを誇るような登り方ではなく、弱い人を常に気遣う登り方をしてください。
そうやって登って初めて、ご来光を心から拝むことができ、山頂で笑って万歳ができ、感動を大声で言い合っても誰にも遠慮の要らない、楽しい打ち上げが待っています。
2011年07月17日
富士山、快晴。
新宿から高速バスに乗り、昨夜10時、富士山の河口湖口五合目に到着しました。
私が予約した木曜日には、バスはまだ1台でしたが、行ってみると、3号車まで満席。
他のルートからの大型バスも次々と到着。
富士登山は、一昨年あたりから、爆発的に登山客が増えているのですが、この海の日連休は、そんな中でも異常事態の感がありました。
バスツアーの数も凄い。
「『富士山に登ろう』9号車のお客様」というアナウンスが聞こえてきました。何号車まであるの?
これほど登山客が集中した最大の理由は、今年は、梅雨明けが早く、「梅雨明け10日」の晴天がほぼ約束されていたこと。
例年、海の日は、梅雨が明けるか明けないかの微妙なタイミングのことが多かったですから。
それから、近年のパワースポットの流行。
山ガールの流行。
全てがこの日のための準備だったのかというくらいに、人が集まりました。
さあ、登ろう、富士山へ。
こういう雰囲気、私は、結構好きです。
夏の富士山は、晴れていれば、初心者でも楽に登れる楽しい山です。
お祭り騒ぎで登るのにふさわしい山。
河口湖口五合目から六合目は、下り基調。
ゆっくりと歩き始めました。
昨日は、満月でした。
山で見る満月は、街よりも小さく見えました。
小さくて、鋭い光が煌々と山を照らしていました。
満月の分、星は見えにくかったけれど、それでも、北斗七星やカシオペアが、こちらは、何でこんなにサイズが大きいんだろうと不思議なくらいな巨大さで見えました。
去年は、天の川もくっきり見えたんです。
前を行く人が、「夏の大三角形が見える」というので、私も空を見上げたのですが、その人の友達は、どれが夏の大三角形がわからない様子でした。
「ほら、すごく明るい星が3つあるだろ」
「全部、すごく明るいんだけど」
心から、共感。
朝のご来光にも、無事に間にあいました。
河口湖口登山道は、九合目から上なら、ご来光を見ることができます。
今年は、山頂の鳥居から50m下の特等席を確保。
ご来光を撮影したり、手を合わせたり、祈ったり。
それから、お鉢めぐりをしました。
富士山頂は、1時間で1周できます。
もっとも高い剣ヶ峰を過ぎ、雷岩から影富士を見ることができました。
朝日に照らされた富士の影が、樹海に映り、もう1つ山があるように見えるんです。
良く晴れて、遠くの山々までよく見渡せました。
八ヶ岳・南アルプス・中央アルプス。
北アルプスまでくっきり見えました。
日本の他のどの山でも見られない風景が、富士山にはあります。
雲の様子も、植物の様子も、富士山は、特別です。
ざれた道をザクザク下山し、運よく臨時増発バスに乗れて、河口湖畔の温泉で汗を流し、駅前のお店で、ほうとうとビール。
電車に乗ったら、大月行きの富士急は、富士登山列車でした。
着席料200円を別に取られたのには、「えー?」でしたけど、車窓からの風景を解説してくれるし、社内の様子や座席が不思議だし、電車の模様の金太郎飴ももらいました。
乗って良かった。楽しい電車でした。
(*^_^*)
写真は、今朝のご来光。
2011年07月14日
新盆
今日は、体験授業が2件。
「体験授業後のご案内」のプリントを印刷しようとしたら、自宅のプリンターは、印刷を停止してもしても、夏期講習のチラシが印刷され続けるという、ちょっととんでもない状態になってしまい、起業支援センターに駆け込んで、印刷させていただきました。
はー、助かった。(*^_^*)
体験授業そのものは、私としてはつつがなく終わったつもりなのですが、教室を開いたばかりですと、気がつかないことがいろいろあります。
バスか電車でいらっしゃることばかり考えがちでしたが、車でいらっしゃる可能性があるんですよね。
市外から車でいらっしゃる場合のわかりやすい案内の仕方も、きちんと身につけておかないと。
どこに駐車するということも、今回は、保護者の方が判断してくださいましたが、私が的確に案内できないといけないな、と思いました。
もう1つは、ビルのオートロック。
夜になると、セギ英数教室の入っているビルは、オートロックがかかります。
授業を見学されていたお母様に電話が入り、教室を出て行かれたのですが、そのとき、オートロックの話をするべきでした。
ビルの外に出て行かれて、ロックがかかって入ってこられなくなるというアクシデントが。
それもまた、そのお母様の機転で乗り切れた形です。
教室経営は、いろいろなことが起こる。
もっと細かくいろいろなことを常に考えないと、と反省しながらの帰り道。
スーパーで、お盆の飾りが売られているのを見ました。
ふいに「新盆」という言葉が浮かび、心がザワザワと波打ちました。
新盆。
亡くなった方々が、帰ってくる。
いや。
東北のお盆は、8月だから。
まだ、今ではないから。
そんなふうに思うことで、何とか乗り切って、またいつもの気持ちに戻って、明日の準備をします。
写真は、三つ峠山頂直下。
2011年07月02日
三ツ峠山、晴れ
今日は、みたか身の丈起業塾3期生のハイキング大会で、山梨県の河口湖のほとりにある、三つ峠山に登ってきました。
電車を乗り継ぎ、河口湖駅からは、バスに乗車。
終点の天下茶屋、下車。
三つ峠に登るだけなら、三つ峠登山口から歩いたほうが早いのですが、三鷹の住人として、太宰治が薬物中毒から回復し、中期の文学を花開かせた天下茶屋は、見学に値する史跡。
太宰治といえば、「人間失格」などの鬱々と暗い作品ばかりイメージしてしまいがちですが、中期の太宰治は、本当に豊かで充実した文学作品を生み出しています。
昔、私も受験生で、好きな本を読む時間がなく、国語の問題を解く中で問題文の小説や評論を読むのが、ある意味ごちそうだった時代に、太宰治「富岳百景」は短い引用なのに、強烈な印象がありました。
まさに、ごちそうの文章。
なので、今回、バスで天下茶屋まで行き、2階の太宰治資料館を見学させていただきました。
当時、太宰治が使った机、火鉢などがそのまま部屋の状態で展示されていました。
想像以上に興味深く、また天下茶屋の近くには太宰治の「富士には月見草がよく似合う」の石碑もあり、それも見物。
それから、三つ峠山頂まで、花を見つけながらの山旅。
ゆっくり歩くつもりでしたが、何だか知らないが、参加者のレベルが高い。
気象情報では雨の可能性があり、それでも、参加したメンバーです。
体力は、並みではありません。
私が一番ぜいぜいと息を荒くする結果に。
それでも、たくさんの花を見つけました。
ヤマオダマキ。
シモツケソウ。
クサタチバナ。
タカネバラ。
見たいと思っていた花が全て咲いていました。
心配された雨はなく、むしろ午後からは晴れてきました。
写真のような夏富士もクリアに見ることができました。
下山口で、入浴。
酒屋さんを見つけて、缶ビールを購入し、富士急の電車の中で、宴会。
何と、三鷹帰着、午後6時39分。
山の中で、電車の中で、たくさん、深い話ができました。
時間をかけて、間合いをつめていかなければ話せないことも、話せた気がします。
いい1日でした。