たまりば

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2020年04月08日

高校英語。比較表現。ラテン語系の比較級。

高校英語。比較表現。ラテン語系の比較級。

ラテン語は、イタリア語・フランス語・スペイン語などの祖。
英語にも強い影響を与えた言語です。
・・・と言われても、ラテン語を知らないので何がどう影響しているのかピンとこない、というのが普通の感想だと思いますが、その中で、非常に具体的にラテン語の影響だとわかるのが、ラテン語由来の比較級です。
そもそも、比較級しか知らない。
この語の原級や最上級を見たことがない。
そういう形容詞について、今回は学習します。

特徴は、語尾が or であること。
具体的には、senior(年上の) junior(年下の) superior(優れた) inferior(劣った) major(大きいほうの) minor(小さいほうの) prior(前の) posterior(後の) などです。

これらの比較級は、than を用いず、to を用います。

問題 以下の英文がほぼ同じ意味になるように、(  )に適語を補充せよ。
He is five years older than I.
He is five years (  ) to me.
He is five years (  )(  ).

真ん中の文は易しいですね。
(  )の後ろが to なので、
He is five years (senior) to me.
だとわかります。

3番目の文は、何でしょうか?
これは、少しだけ発展的な内容です。
senior は、「~よりも年上の人」という名詞の働きもします。
だから、3番目の文は、
He is five years (my)(senior).
が正解です。

ところで、
He is five years older than I.
彼は私より5歳年上だ。
という文のように、2つのものや人を比較した際に、その差がどれだけなのかを表したいときは、比較級の前にその差を言います。
あるいは、
He is older than I by five years.
のように、文末に by を用いて差を表すこともできます。


問題 以下の英文がほぼ同じ意味になるように、(  )に適語を補充せよ。
Most people think cultured pearls are worse than nutural pearls.
Most people think cultured pearls are (  )(  ) nutural pearls.

・・・単語が難しいので、わからない・・・。
そんなふうに諦めないでください。
これは、意味がわからなくても文法的に処理できる問題です。
何だかよくわからないけれど、cultured pearls と nutural pearls を比べていることはわかると思います。
そして、cultured pearls のほうが悪いようです。
下の文を見ると、上の文の worse than のところが、(  )(  )になっているだけ。
ならば、解答は、
Most people think cultured pearls are (inferior)(to) nutural pearls.
意味は、「たいていの人は、養殖真珠は天然真珠より劣ると思っている」。
そう言われて見直せば、pearls って、パールのことかー、真珠かー、と気づくと思います。
頑張って読めば実は日本語として知っている英単語は案外多いです。

・・・いや、pearls を「パール」とは読めないよー。
ピールって何だろう・・・とずっと思ってたー。

そういう人もいるかもしれません。
その場合でも、pearls という単語は前と後ろと2回出てきて、ただ、後ろのほうは nutural pearls となっていることに注目しましょう。
nutural は、「ナチュラル」ですから、「自然な」という意味であるとわかります。
では、cultured は、ナチュラルでない、自然でない、という意味合いのものだろうと推測できます。
「自然でないピール」と「自然なピール」を比べている文なんだな、という程度の把握でも、問題を解くことはできます。

とはいえ、こういう「少ない語彙でもどうにか得点する方法」といった授業をしますと、多くの場合、生徒はこちらの予想を上回っていて、nutural も「ナチュラル」とは読めないし意味もわからない、と言うのです。
英語が苦手というのは、究極そういうことだなと感じ入る瞬間です。
アルファベットで書かれている文字を読むことそのものに強い抵抗があり、読めないのです。
いくら何でもこの程度の語彙は・・・というこちらの前提を覆し、中学で学習した英単語も覚えていないことが多いのです。

英語の入試長文問題の隅々の単語の意味が全部わかる、というレベルになるのは難しいことですが、わからなくても何とかなるのは1行に1単語がせいぜいです。
あるいは、その段落の中で、もっとも平易に内容をズバリ書いてある文の意味くらいは読み取れないと、何が書いてあるのか把握できません。
単語を覚えましょう。
学校が長い休みに入っている今が良いチャンスです。
1日1時間を英単語を暗記することに使っても、まだ1日は長く、他の勉強も十分できます。

英単語を覚えられない・・・という人は、実際には、1日1時間を英単語の暗記に使ったりはしていないはずです。
5分も時間を割いていないのに、「覚えられなーい」と言っていないでしょうか。
時間を使って暗記する努力をしていないのですから、そりゃあ、覚えられないです。
暗記には、時間が必要なのです。
ちゃんと時間を取って、暗記して、本当に暗記できたか自分にテストをしましょう。
そして、覚えていなかった単語をまた覚え直して、またテストをしましょう。
完璧に覚えられなくても諦めないことも大切です。
「覚えられない」という人は、全てかゼロかの答をすぐに出そうとしがちです。
結果が出ないとすぐに嫌気がさして、やめてしまいます。
半分しか覚えられなかったとしても、それでもゼロよりましです。
大切なのは、継続することです。
単語集は、同じ1冊を、3周、4周、5周と繰り返すことによって、ようやく8割程度は覚えられたかな?となるものです。
1周で100%覚えるなんて、そもそも無理なことなのです。


話を戻します。
形容詞だけでなく、動詞にも、このようにラテン語系のものがあります。
prefer (~のほうが好き) という動詞です。
I prefer white wine to red.
私は赤ワインよりも白ワインのほうが好きだ。
このように、やはり to を用います。

prefer の形容詞形 preferable も to を用います。
White wine is preferable to red with fish.
魚には、赤ワインよりも白ワインのほうが好ましい。

prefer を用いた文は、中学英語の like A better than B に書き換え可能です。
I like white wine better than red.

この文を日本語に訳すときに、どちらのほうが好きなのかを逆にしてしまう人が多いので、注意が必要です。
英語の順番のまま日本語に訳してしまうからでしょう。
「私は、白ワインより赤ワインのほうが好きだ」と訳してしまうのです。
英語と日本語は順番が違う、と繰り返し繰り返し説明を受けているはずですが、ふっと気を緩めると、やはり日本語と同じ順番にしてしまうようです。
英語は事実をまずズバリと言う直截な言語です。
I like white wine. とまず言い切っているのですから、好きなのは、白ワインです。
I prefer white wine. にしても、そうです。
好きなことをまず、ズバリと言います。
その後、何と比べてより好きなのかを説明します。





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