たまりば

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2018年09月19日

不定詞の学習。中学3年レベルその2。疑問詞+to不定詞。


不定詞の学習は中2から始まりますが、中3になるとさらに新たな用法を学ぶことになります。
その1つが「疑問詞+to不定詞」の用法。
中学生ですと、この表現そのものに疑問を抱き、
「不定詞ってtoがつくものなのに、to不定詞っておかしくね?」
と言う子もいるのですが、不定詞にはもう1つ原形不定詞があります。
それと区別するために、「to+動詞の原形」の形のものをto不定詞と呼びます。
中学生の間は、こんな呼び名はどうでもいいので、ただto不定詞という言い方も間違っていないんだよということをわかってくれれば、OKです。

さて、その「疑問詞+to不定詞」。
基本はそんなに難しくありません。
疑問詞というのは、疑問を表す単語。
具体的には、when,where,who,whose,which,what,how。
これと不定詞をセットで用います。

I don't know how to use this computer.
私は、このコンピュータの使い方がわからない。

how +to不定詞 で、「どのように~したらよいか」。
ちょっと訳が固いので、「何々のやり方」という訳でOKです。

when +to不定詞で、「いつ~したらよいか」。
where+to不定詞で、「どこで~したらよいか。
what+to不定詞で、「何を~したらよいか」。
which+to不定詞で、「どれを~したらよいか」。

特に難しくありません。
基本問題を解いている限りは、誰でも正解できます。

間違いやすいのは、以下のような問題でしょう。
間接疑問文も学習した後の、私立型の入試問題です。

問題 ほぼ同じ意味となるように以下の空所を埋めよ。
Please tell me where to get on the bus.
Please tell me (    )(   )(   )get on the bus.

間接疑問文に直すのだ、というところまでは発想できたとして。
3つの(  )に何を入れて良いか、わからない子は多いです。
(  )が1つ余る感じがするのです。
Pleas tell me where I get on the bus.
で、良い気がするのに、もう1つ(  )があります。
あれこれ悩んだあげく、
Please tell me where do I get on the bus.
としてしまい、不正解、というのはよくあることです。
間接疑問文としてそれはおかしいと、基本的にはわかっていたのに、もう1つの(  )を埋められず、結局、やってはいけないとわかっていたことをやってしまうミスです。
正解は、
Please tell me where I should get on the bus.
「どこでバスに乗ったらよいか」という意味なのですから、助動詞shouldが必要となります。

疑問詞+to不定詞の文から間接疑問文への書き換えは、間接疑問文を学習してからでないと行えません。
そのため、練習不足のまま入試を迎えてしまうことがあります。
このように2つの単元にまたがる問題は未定着な子が多くなりがちで、そこをしっかり勉強しているかどうかをこうした問題は問うことができます。
だから、入試はこのような問題が好まれます。
関係代名詞と最上級との融合問題などもそうですね。


上の問題は私立入試レベルですが、学校の定期テストにも出る可能性があるのになかなか定着しない事柄もあります。

問題 次の語句を並べ替えて英文を完成せよ。
don't , I , what , read , know , book , to.

これの最も多い誤答は、
I don't know what to read book.
です。

「疑問詞+to不定詞」という基本は理解したものの、whatやwhichはすぐ後ろに名詞を伴うこともある、ということがどうしても定着しないのです。
正解は、
I don't know what book to read.
です。
「私はどんな本を読んだらよいかわからない」。
「どんな本」の部分はwhat book で、ここは意味のまとまりです。
whatとwhichは、疑問詞ですが名詞を修飾することがあるのですね。
これを疑問形容詞と呼びます。
こういう呼び名でむしろ頭の中が整理されて定着する子もいます。
そうではないタイプの子は、名称はどうでもいいですから、book のような可算名詞(数えられる名詞)を read book と、冠詞もつけず複数形にもせずにむきだしのまま使うことはないという知識だけはしっかり身につけるとよいと思います。
「動詞の後に名詞をおく」という中1レベルの英語の語順へのこだわりを捨て、英語の語順の新しい可能性に対して頭を柔軟にしたいところです。
体感で何となく思いこんでいる間違ったルールを優先させてしまう癖を改め、本当の英語のルールを理解していくことが大切です。
かなり類題を練習しないと間違えます。
定着したかなと思っても、ひと月も経つとまた間違えてしまう子もいます。

間違える子の多いこうした問題をマスターすること。
秀才とそうでない子との境目は、そこだと思います。
基本問題は解ける。
難しい問題は間違えたけど、そういうのは関係ない。
そこで満足し、「理解したから大丈夫」と思ってしまう、いわば「加点法」で自己評価するタイプの子は、テストの点もそれで満足するのならば何の問題もないのです。
でも、同じ子が、テストは8~9割の得点を求めることがあります。
いやいや、そういう得点の取れる勉強をしていないですよね?

より高い得点を求めるなら、「減点法」で自分を見つめましょう。
「この問題が解けない」
「このタイプの問題はまだ未定着」
「これは類題をまた間違えた」
これをマイナスを見つめる作業と感じ、気持ちが滅入る人もいるようですが、それをやるから精度が上がります。
自分は何が出来、何が出来ないのか。
そこから目を逸らさないことが実力アップのコツです。
間違えた問題が実力アップの糧となります。
目を逸らして無かったことにするのは、勿体ないです。
テストで実際に8~9割の得点が取れるようになると、評価は外側に実在するものになります。
そうなると、自分が今何ができないかを見つめる作業は、むしろプライドをもって行えるようになります。
テストで良い点が取れない。
評価が自分の外側に実在しない。
自分で自分を褒め、認めるしかない。
自己評価だけが高い。
できないことから目を逸らす。
こういう悪循環は避けたいです。



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