たまりば

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2019年11月18日

奥多摩 浅間尾根を歩きました。2019年11月。

奥多摩 浅間尾根を歩きました。2019年11月。

2019年11月17日(日)、奥多摩の浅間尾根を歩きました。
ホリデー快速あきがわ3号で終点武蔵五日市駅下車。
駅前から数馬行きのバスに乗りました。
バスは3台同時発車。9:00。

本宿役場前バス停下車。9:20。
降りたのは私1人でした。
バス停近くの三叉路で信号を渡り、バスとは反対方向に歩きだします。

払沢の滝入口。9:35。
台風19号による土砂崩れで、払沢の滝への遊歩道は現在通行不可。
駐車場への車道を登っていきながら、外から紅葉を楽しみました。
人であふれる日も、誰もいない日も、払沢の紅葉は変わらず朝日に赤く輝いていました。

駐車場でトイレを借りて、舗装道路をさらにしばらく行くと、左手に登山口が見えてきました。
道しるべに「通行注意」の掲示が。
黒マジックで何か書かれています。
この字が、読みづらい。
なぐり書きなのです。
最初がサンズイであることは、どうにかわかります。
うーん、「深追い注意」かな?
そうだなあ。
ネットに上がっていた登山記録によれば登山道が一部崩落しているらしいから、これは本当に危険だなと思ったら、深追いせずに戻ろう。
バス停まで戻って、バスで数馬の湯に行って1日のんびりするのだって楽しい休日だから。
そんなことを思いながら、登山道に入っていきました。

登山道は浅間林道をときどきショートカットしながら登っていきます。
本当に民家の脇、布団を干している隣りも歩いていきます。
申し訳ない。
高度が上がり、隣りの尾根の紅葉が見えてきました。
例年と比べると、赤も黄色も少しくすんでいるかもしれません。
これも台風の影響でしょうか。
写真に撮ったら、そんなにきれいには見えないかなあ。

峠の茶屋。10:40。
手打ちうどんで有名だったこの茶屋は、何年か前にご主人が亡くなって閉店しましたが、店は無傷のようです。
何となくほっとします。
ベンチからの見晴らしも良好でした。

道しるべに、また「通行注意」の掲示が下がっていました。
「沢沿い注意。登山道崩落」
・・・あ!
深追い注意ではなく、沢沿い注意だったんだ。
なるほど。
謎が解けたところで、緩い下り道をしばらく歩いていくと、そば処の垣根が見えてきました。
そば処「みちこ」は1年前に休業しました。
休業直前に「ポツンと一軒家」というテレビ番組の取材を受けたこともあって、休業間際は開店と同時に本日の受付終了となるほどの大盛況・大混雑だったと聞いています。
台風で屋根が壊れたりしていなければよいがと覗き込むようにして歩いていくと、あれ、人の気配があります。
煙も上がっています。
垣根の入り口には、メニューと「準備中」の掲示。
店名が「瀬戸沢」に変わっています。
メニューにはそばがきやお汁粉の他に、天ぷら付きの蕎麦なども書かれていました。
建物を借りて、別の人が営業しているのかな?
それとも、本人かな?
親戚かな?
他人かな?
など、余計な詮索をしながら前を通り過ぎました。

さて、そこから問題の「沢沿い」です。
一時は沢が登山道を呑み込んで、流出させてしまったようなのです。
大きな石がごろごろしているのは前からだったかな。
ここは崩落したところに土をもって修復したのだろうと感じる箇所もありました。
以前よりは少し歩きにくいですが、特に危険ということはありませんでした。

ジクザグに登っていき、尾根から一段下がったほぼ水平な登山道に入りました。
ここのほうが異変を感じました。
何だか登山道が狭いのです。
浅間尾根といえば、程よい道のりと歩きやすい登山道でハイカーから愛されるコース。
登山道はこんなに細くなかったと思うのです。
台風の大雨で、崖側の土が削られたのか?
斜面から土が崩れてきて登山道を狭めているのか?
その両方なのかもしれません。
あるいは、登山道の崖側にたまっていた土や枯葉が路肩の役割をしていたのが、風雨に流されてしまったのが原因かもしれません。
道幅はそんなに変わっていないけれど、崖側の露出感が強くなり、歩いていて以前よりも何となく緊張するということかも。

登山道としては奥多摩ではこのくらいの細さは普通。
怖くて歩けない、というほどでもないのです。
でも、こういう道はあまり好きじゃないな、早く尾根に出たいなあと思いながら歩いていくと、道幅はたまに広くなりました。
そうそう。
浅間尾根はこの雰囲気。
と思っていると、また狭くなります。
その繰り返しで、分岐に着きました。
まっすぐ行くと、そのまま浅間嶺休憩所。
左に曲がり、尾根を登っていくと、浅間嶺の展望地。
勿論、左へ。

前回歩いたときも秋で、落ち葉が積もってどこが登山道がわからず、道に迷ってしまったのですが、今回は道は明瞭でした。
台風で登山道以外の場所は枯れ枝や倒木が多いので、逆に登山道が明瞭なのです。
前回はどこを間違えたのだろうとあれこれ考えて歩いているうち、ほどなく尾根に乗りました。
広い尾根です。
ああ、歩きやすい。
山が黄色に染まり、きれいな尾根道が続いていました。

浅間嶺展望地。11:55。
御前山と大岳山がくっきりと見えます。
あれ?
のぞき穴から山座同定ができる杭がなくなっています。
台風で倒れたのかなあ。
反対側は、雪化粧した富士山が見えました。

ベンチで昼食を取り、さて、再び出発。
浅間嶺の付近は、尾根道とまき道があります。
まき道が細くなっていると嫌なので、尾根道をとりました。
登り下りはあるけれど、尾根道は変わらず歩きやすい道でした。
かなり歩いて、まき道と合流。
その先、また道は2つに分かれました。
右の道は以前から露出感の強かった伐採地の細いまき道で、あれよりさらに細くなっていると嫌なので、左の尾根道を選びました。
尾根道はやがて斜面の中腹に無理に作られたちょっと歩きにくい踏み跡になりました。
失敗したかな。
でも、細い崖道が苦手な私には、こちらのほうがまだましだったと思います。
やがて、踏み跡の先はロープで侵入禁止になり、まき道に合流しました。

人里峠。12:45。
しばらく行くと、数年前に岩盤崩落により付け替えられた細い道に入りました。
付け替えられた当初は歩きにくかったけれど、今は踏み固められています。
木段なども整備されているので、このあたりはむしろ歩きやすく感じました。
それよりも、やはり全般的に登山道が細く、露出感が強いと感じます。
台風の威力はすさまじいです。

繰り返しますが、特に危険個所はありません。
用心してしっかり歩いていけば大丈夫です。
怖くて歩けないというほどの細さではないのです。
浅間尾根の歩きやすい穏やかな登山道が好きだったので、残念だなあと感じるだけです。
本当に今回の台風はひどかったのだなあ。

一本松(一本杉)を過ぎ、猿石を過ぎ、数馬分岐。13:45。
ベンチが並び、里に近い観光地の印象が強まって、ほっと安心。
ここからはいつも通りでした。
広く歩きやすい道を下っていきます。
いったん林道を横切り、道しるべの通りに再び登山道を下っていき、舗装道路と合流。
登山口の道しるべには「通行注意」の掲示はありませんでした。
払沢の滝登山口の「通行注意」の掲示は、外し忘れているものなのかもしれません。

急な下り坂の舗装道路をとことこ降りて、橋を渡ると、檜原街道に出ました。
バス道路です。
車の行き来は多いですが、細い歩道がついています。
バス停2つ分、約10分歩いて、数馬の湯に着きました。14:45。
ちょうど次のバスが来る時間帯なので、温泉は空いていました。

のぼせやすいので、早めに上がり、自販機でビール500mL460円。
荷物の整理をしたり、撮った写真を眺めたりしているうちに、もう時間です。
数馬の湯の前にバス停があり、バスは16:08の定刻に3台続けてやってきました。
バスの車窓から見た檜原街道は、まだところどころ片道通行になっているところがあり、台風の傷跡はなおも残っています。
そんな中、こんなに早く浅間尾根を歩けるようにしてくださってありがとうございます。
どこに伝えていいのかわからない感謝を心の中でつぶやきました。

今日も良い山歩きでした。



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