たまりば

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2011年06月18日

わかりやすい授業


「あの先生の授業は、わかりやすくて、面白い」。
それは、かなりの賛辞なので、私も言われると非常に嬉しいです。

わかりやすくて面白い授業。
私は、個人的に、そういう授業をする講師を「パフォーマー」と呼んでいます。
ただ、実際のところ、上手なパフォーマーに教わったからといって、必ず成績が上がるというわけではありません。
授業は、わかりやすかった。
よく理解できた気がする。
満足して、家に帰り、問題集を開いてみる。
でも、類題を自力で解くことができない。
あれ?何でだろう。
翌日、塾で質問する。
やっぱり、わかりやすい説明だ。
ああ。そういうことかあ。
納得。嬉しい。
で、家に帰って、別の類題を解く。
やっぱり、解けない。そんなことが、案外あります。

それは、そうですよね。
たとえば、自転車。
実際の乗り方を見せてもらい、乗るコツを教えてもらっても、それだけでは自分が乗れるようになりません。
練習が必要です。
トレーナーの補助を受けながら、練習する時間。
その時間が、必要です。
むしろ、一番貴重な時間ではないでしょうか。

家に帰って類題が解けないことが自覚できる子は、実は、かなり意識の高い子で、中には、授業を受けただけで満足して、家で復習しない子もいます。
すばらしい授業を聞いた。
もう今日は、十分に勉強した。
頭が良くなった気がする。
満足満足。
・・・で、寝てしまう。
このタイプの子、多いです。

「塾の授業、どう?」
とお子さんに訊いて、
「うん。わかりやすいよ」
という応えが返ってきたとき、
とりあえず、第一段階はクリア、くらいの受け止め方のほうがいいかもしれません。
最初はそれでよしとして、その後、成績の推移を見てください。
もちろん、目先の数点にこだわって、いちいちカリカリしても始まりません。
上がる前には下がります。
成績はジクザグに推移することが多いです。
一度下がり、その後、今までとったことのない高い偏差値に到達し、また下がる。
その繰り返しで、長期的には上向きであること。
その傾向が見えているとき、その塾に通う意味があると思います。

上手なパフォーマーであるだけでなく、優れたトレーナーであること。
生徒の成績が、実際に目に見えて上がること。
「わかる」のではなく、「できる」ようになること。

私の目標です。

写真は、那須三本槍岳で撮影した、オオカメノキ。
ムシカリの別名でご存じの方も多いかもしれません。
初夏の山でよく見る、さわやかな白い花です。



















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