2021年06月18日
都立神代植物公園に行ってきました。2021年6月。
2021年6月15日(火)、今回は都立神代植物公園に行ってきました。
自転車に乗り、武蔵境通りを南下。
東八道路との交差点をそのまま直進しました。
自転車レーンはそのまま続き、自転車でも安心して走っていける道です。
東八道路を越えると、街路樹の緑が濃くなり、もう植物園に入ったような気がします。
神代植物公園北の交差点で左折。
走っていくと、都立神代植物園の案内板がありました。
現在、入園は予約制とのことでした。
梅雨の晴れ間のこんな暑い日に植物園を散策しようという酔狂な人がそんなに多いとは思わないのですが、それでも予約制なんですね。
緊急事態宣言下の都立の施設はしっかり自粛中。
都立高校も、リモート授業にしたり、学年別登校日にしたり。
私立高校でそんな話を聞いたことはないのに、都立は学習が遅れています。
神代植物公園は、無料スペースも広くて緑が濃かったはず。
そこの木陰を歩こう。
そう思って直進していくと、左手に立派な門構えの施設が見えてきました。
「植物多様性センター」と書いてあります。
入園無料。
ほほお?
門の前に駐輪スペースがあったので、そこに自転車を止めて、中に入ってみました。
門からまっすぐに舗装された道が続いていますが、そこから脇道に逸れることができ、脇道は未舗装でした。
敷地は各エリアに分けられ、東京都内のさまざまな植相を生きた植物のままで展示しています。
伊豆諸島エリア、奥多摩エリア、武蔵野エリア、火山岩エリア、石灰岩エリア、河川敷、その他もろもろ。
なるほど、東京都は多様です。
今回、野川公園に足が向かなかったのは、スズメバチが怖かったからです。
ここは、スズメバチはいないのかな?
「カチカチ」という威嚇音を聞いたら注意が必要だというけれど、どんな音なのか、実際に聞いたことがありません。
白いシャツを着ているから、虫はそんなに寄ってこないと思うけれど。
突然、カチカチ・・・という音が!
ええっ!
・・・と思ったら、カメラのシャッターを切る連写音でした。
腹ばいになって撮影しています。
ああ、良かった。
しかし、普通のナシの木をなぜそんなに連写しているのだろう・・・。
そこは、果樹エリアでした。
東京都で栽培可能な果樹を集めてあるようです。
ナシの木は花も実もまだ先。
ザクロが朱色の花をつけ、スモモは実が生っていました。
空は青く、緑は濃い。
暑いけれど、気持ちいいなあ。
木陰の中には沼も作ってあり、あずまやもありました。
人が少ないです。
広い園内に1時間ほども滞在したのですが、すれ違った人は、5人ほどでした。
ここは、散歩の穴場ですね。
花の時期には混雑するのかな。
東に隣接する公園も、無料開放区域でした。
ここも広い公園です。
舗装された遊歩道もありますが、人が歩いて道になった様子の土の道も公園を1周していました。
お昼どきなのに、人の姿がほとんどありません。
井の頭公園ほどアクセスが良くないので、昼休みにちょっと公園でお昼を食べよう、という人はいないようです。
面白かったのは、大人向けのアスレチック器具が点在していること。
一見ベンチとテーブルのように見えて、腰をひねる運動ができる器具。
平行棒につかまりながら、足元の丸太の上を歩いていく運動ができる器具。
同じく平行棒につかまって、今度は足元の丸太を避けて歩くことも説明板で推奨されていました。
壁面の指定されたところを触わっていくことで、背筋を伸ばしながら左右に曲げる運動ができる器具。
コロナ禍でなければやってみたかったです。
人がほとんどいないこともありますが、運動器具も誰も使っていませでした。
本当に静かな公園。
・・・と思ったら、高校生の集団が、ベンチとテーブルで昼食を取っていました。
高校生の集団は、急にじゃれあったり大声でふざけたりするから、コロナ的に嫌だなあと思って少し警戒しましたが、そういう「急に〇〇」のない集団でした。
穏やかに談笑する横を、距離をとって通過。
再び自転車に乗り、さて、深大寺にでも行こうかなと、植物公園を回り込むようにまずは東に向かい、そこから細い道に右折して入っていくと、駐輪場がありました。
あれ、ここからも植物園に入れるんですね。
予約は当日でも大丈夫のようで、QRコードの立て看板が出ていました。
ちょっと入ってみよう。
スマホをかざして、予約。
簡単に予約でき、検温と予約済を示すQRコードを見せて、入園OK。
その後、普通に、窓口横の自販機で入園券を購入します。
500円。
年間パスポート2500円。
都立小金井公園の江戸東京たてもの園のときも感じましたが、都立の施設は、微妙な金額設定です。
安くはないが、高過ぎるからやめようというほどでもありません。
都立神代植物公園。
入ったのは、学生時代に一度だけです。
バラ園だけが印象に残っています。
木陰の道をてくてく歩いていき、道しるべに従って左折し、まずはバラ園へ。
バラの時期はもう終盤ですが、まだ咲いているバラも多いです。
何しろ広いので、これを1つ1つ見ていくのは大変です。
帽子をかぶっているけれど、久しぶりの晴天で暑い。
頭が痛くなる前に、水分補給をしなくては。
バラ園は、西洋庭園ふうで、噴水が上がり、白いステージが作られています。
バラには1つ1つ名称が示されています。
薄紫色の大輪のバラを見つけました。
シャルルドゴール。
名前もすごいです。
第二次世界大戦の英雄だ。
奥にどんと構える大温室が気になり、入ってみました。
もともと暑いので、温室に入ったとき特有のモワッとした感じがありませんでした。
むしろ、ミストが常に降り注いでいるので快適です。
熱帯の植物は、大きくてカラフルでした。
唐突ですが、大岡昇平『野火』を思い出しました。
餓死の迫る中、熱帯の中をさまよう日本兵。
熱帯の密林。
鮮やかな花。
巨大な虫。
眩暈。
飢え。
肌にまとわりつく湿度と熱気。
どんなに鮮やかできれいでも、こういう花の中で死ぬのは、嫌だなあ。
鮮やかな花を見ているわりに落ち込んで、次の部屋に入ると、そこはランの部屋でした。
さらに次の部屋は冷房が入っていました。
おお、外気より涼しい。
通路を挟んで別室は、ハスのコーナー。
タイル張りの水槽に、色々なハスが咲いています。
そこからまた別室のサボテンのコーナーへと下っていき、出口。
外国の花の迫力に圧倒されて、大温室を出ました。
バラ園テラスまで戻り、その奥に道が続いていたので、入っていきました。
雑木林の道から、芝生広場の道しるべを見て、その通りに進んでいくと、小川に出ました。
平らな岩が並んで、小川を渡れるようになっています。
足を踏み外すはずのない造りでも、渡渉となると慎重に歩を進め、対岸に渡りました。
上の画像がその小川です。
木陰で気持ちの良いエリアでした。
芝生広場はだたっ広く、誰の姿もありません。
広場を回り込むように、はなみずき園、マグノリア園、はなもも・むくげ園と歩いていきます。
どこも花の時期ではないので、人の姿はなく静かでした。
はぎ園に入ると、ハギの花が咲いていました。
キキョウも。
紫のキキョウと、白いキキョウ。
山野草園も特に花はなし。
なじみのある植物の名前の立て札を眺めて歩いていきました。
何も咲いてないけれど、やはりこういう道のほうが落ち着きます。
見慣れた植相が精神に与える影響はかなり大きい。
正門付近の売店は、花の苗や鉢を売っていました。
花関連のグッズもあります。
さすがに歩き疲れて、自転車を停めた深大寺門へと戻りました。
橋を渡った向こうは、回り切れませでした。
神代植物公園、広いなあ。
はあ、よく歩いた。
有料エリアは、もうしばらくいいけれど、無料エリアだけでも歩きがいがあるので、また来ようと思います。
結局、深大寺には寄らず、自転車で帰途につきました。
自転車に乗り、武蔵境通りを南下。
東八道路との交差点をそのまま直進しました。
自転車レーンはそのまま続き、自転車でも安心して走っていける道です。
東八道路を越えると、街路樹の緑が濃くなり、もう植物園に入ったような気がします。
神代植物公園北の交差点で左折。
走っていくと、都立神代植物園の案内板がありました。
現在、入園は予約制とのことでした。
梅雨の晴れ間のこんな暑い日に植物園を散策しようという酔狂な人がそんなに多いとは思わないのですが、それでも予約制なんですね。
緊急事態宣言下の都立の施設はしっかり自粛中。
都立高校も、リモート授業にしたり、学年別登校日にしたり。
私立高校でそんな話を聞いたことはないのに、都立は学習が遅れています。
神代植物公園は、無料スペースも広くて緑が濃かったはず。
そこの木陰を歩こう。
そう思って直進していくと、左手に立派な門構えの施設が見えてきました。
「植物多様性センター」と書いてあります。
入園無料。
ほほお?
門の前に駐輪スペースがあったので、そこに自転車を止めて、中に入ってみました。
門からまっすぐに舗装された道が続いていますが、そこから脇道に逸れることができ、脇道は未舗装でした。
敷地は各エリアに分けられ、東京都内のさまざまな植相を生きた植物のままで展示しています。
伊豆諸島エリア、奥多摩エリア、武蔵野エリア、火山岩エリア、石灰岩エリア、河川敷、その他もろもろ。
なるほど、東京都は多様です。
今回、野川公園に足が向かなかったのは、スズメバチが怖かったからです。
ここは、スズメバチはいないのかな?
「カチカチ」という威嚇音を聞いたら注意が必要だというけれど、どんな音なのか、実際に聞いたことがありません。
白いシャツを着ているから、虫はそんなに寄ってこないと思うけれど。
突然、カチカチ・・・という音が!
ええっ!
・・・と思ったら、カメラのシャッターを切る連写音でした。
腹ばいになって撮影しています。
ああ、良かった。
しかし、普通のナシの木をなぜそんなに連写しているのだろう・・・。
そこは、果樹エリアでした。
東京都で栽培可能な果樹を集めてあるようです。
ナシの木は花も実もまだ先。
ザクロが朱色の花をつけ、スモモは実が生っていました。
空は青く、緑は濃い。
暑いけれど、気持ちいいなあ。
木陰の中には沼も作ってあり、あずまやもありました。
人が少ないです。
広い園内に1時間ほども滞在したのですが、すれ違った人は、5人ほどでした。
ここは、散歩の穴場ですね。
花の時期には混雑するのかな。
東に隣接する公園も、無料開放区域でした。
ここも広い公園です。
舗装された遊歩道もありますが、人が歩いて道になった様子の土の道も公園を1周していました。
お昼どきなのに、人の姿がほとんどありません。
井の頭公園ほどアクセスが良くないので、昼休みにちょっと公園でお昼を食べよう、という人はいないようです。
面白かったのは、大人向けのアスレチック器具が点在していること。
一見ベンチとテーブルのように見えて、腰をひねる運動ができる器具。
平行棒につかまりながら、足元の丸太の上を歩いていく運動ができる器具。
同じく平行棒につかまって、今度は足元の丸太を避けて歩くことも説明板で推奨されていました。
壁面の指定されたところを触わっていくことで、背筋を伸ばしながら左右に曲げる運動ができる器具。
コロナ禍でなければやってみたかったです。
人がほとんどいないこともありますが、運動器具も誰も使っていませでした。
本当に静かな公園。
・・・と思ったら、高校生の集団が、ベンチとテーブルで昼食を取っていました。
高校生の集団は、急にじゃれあったり大声でふざけたりするから、コロナ的に嫌だなあと思って少し警戒しましたが、そういう「急に〇〇」のない集団でした。
穏やかに談笑する横を、距離をとって通過。
再び自転車に乗り、さて、深大寺にでも行こうかなと、植物公園を回り込むようにまずは東に向かい、そこから細い道に右折して入っていくと、駐輪場がありました。
あれ、ここからも植物園に入れるんですね。
予約は当日でも大丈夫のようで、QRコードの立て看板が出ていました。
ちょっと入ってみよう。
スマホをかざして、予約。
簡単に予約でき、検温と予約済を示すQRコードを見せて、入園OK。
その後、普通に、窓口横の自販機で入園券を購入します。
500円。
年間パスポート2500円。
都立小金井公園の江戸東京たてもの園のときも感じましたが、都立の施設は、微妙な金額設定です。
安くはないが、高過ぎるからやめようというほどでもありません。
都立神代植物公園。
入ったのは、学生時代に一度だけです。
バラ園だけが印象に残っています。
木陰の道をてくてく歩いていき、道しるべに従って左折し、まずはバラ園へ。
バラの時期はもう終盤ですが、まだ咲いているバラも多いです。
何しろ広いので、これを1つ1つ見ていくのは大変です。
帽子をかぶっているけれど、久しぶりの晴天で暑い。
頭が痛くなる前に、水分補給をしなくては。
バラ園は、西洋庭園ふうで、噴水が上がり、白いステージが作られています。
バラには1つ1つ名称が示されています。
薄紫色の大輪のバラを見つけました。
シャルルドゴール。
名前もすごいです。
第二次世界大戦の英雄だ。
奥にどんと構える大温室が気になり、入ってみました。
もともと暑いので、温室に入ったとき特有のモワッとした感じがありませんでした。
むしろ、ミストが常に降り注いでいるので快適です。
熱帯の植物は、大きくてカラフルでした。
唐突ですが、大岡昇平『野火』を思い出しました。
餓死の迫る中、熱帯の中をさまよう日本兵。
熱帯の密林。
鮮やかな花。
巨大な虫。
眩暈。
飢え。
肌にまとわりつく湿度と熱気。
どんなに鮮やかできれいでも、こういう花の中で死ぬのは、嫌だなあ。
鮮やかな花を見ているわりに落ち込んで、次の部屋に入ると、そこはランの部屋でした。
さらに次の部屋は冷房が入っていました。
おお、外気より涼しい。
通路を挟んで別室は、ハスのコーナー。
タイル張りの水槽に、色々なハスが咲いています。
そこからまた別室のサボテンのコーナーへと下っていき、出口。
外国の花の迫力に圧倒されて、大温室を出ました。
バラ園テラスまで戻り、その奥に道が続いていたので、入っていきました。
雑木林の道から、芝生広場の道しるべを見て、その通りに進んでいくと、小川に出ました。
平らな岩が並んで、小川を渡れるようになっています。
足を踏み外すはずのない造りでも、渡渉となると慎重に歩を進め、対岸に渡りました。
上の画像がその小川です。
木陰で気持ちの良いエリアでした。
芝生広場はだたっ広く、誰の姿もありません。
広場を回り込むように、はなみずき園、マグノリア園、はなもも・むくげ園と歩いていきます。
どこも花の時期ではないので、人の姿はなく静かでした。
はぎ園に入ると、ハギの花が咲いていました。
キキョウも。
紫のキキョウと、白いキキョウ。
山野草園も特に花はなし。
なじみのある植物の名前の立て札を眺めて歩いていきました。
何も咲いてないけれど、やはりこういう道のほうが落ち着きます。
見慣れた植相が精神に与える影響はかなり大きい。
正門付近の売店は、花の苗や鉢を売っていました。
花関連のグッズもあります。
さすがに歩き疲れて、自転車を停めた深大寺門へと戻りました。
橋を渡った向こうは、回り切れませでした。
神代植物公園、広いなあ。
はあ、よく歩いた。
有料エリアは、もうしばらくいいけれど、無料エリアだけでも歩きがいがあるので、また来ようと思います。
結局、深大寺には寄らず、自転車で帰途につきました。