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2021年11月25日

高校数Ⅱ「三角関数」。2倍角の公式。

高校数Ⅱ「三角関数」。2倍角の公式。


画像は、羽村駅東口にある、まいまいず井戸です。

さて、本日は数学。
三角関数。
今回は、加法定理の応用である、2倍角の公式です。
まずは、公式を見てみましょう。

sin 2α=2sinα・cosα
cos 2α=cos^2 α-sin^2 α=1-2sin^2 α=2cos^2 α-1
tan 2α=2tan α / 1-tan^2 α

加法定理を理解していれば、この2倍角の公式の証明は簡単です。
やってみましょう。

sin 2α
=sin(α+α)
ここで加法定理を使って、
=sin α・cos α+cos α・sin α
=2sin α・cos α

簡単でしたね。
高校の数学の先生が、
「2倍角の定理は、覚えなくても、加法定理からいつでも復元できる」
と言うことがあるのは、こういう意味です。
慣れてくれば、
sin 2α
というものを見ただけで、二重写しのように、
=2sin α・cos α
が見えてきます。

とはいえ、いちいち加法定理に戻るのは時間がかかる、という人のために、覚え方がないわけではありません。
これは2倍角の覚え方だぞ、と念じなければならないのは難点ですが、
「サインは錦織」
と覚えます。
すなわち、サインの2倍角は、に・し(sin)・こり(cos)と覚えます。
覚えやすいと思ったら、活用してください。

続いて、コサインの2倍角の公式の証明をしましょう。

cos 2α
=cos(α+α)
加法定理を使って、
=cos α・cos α-sin α・sin α
=cos^2 α-sin^2 α
はい、これがまず、第1形態。
さらに、書き換えていきます。
=(1-sin^2 α)-sin^2 α
=1-2sin^2 α
はい。これが第2形態。
式の中のコサインをサインに書き換えたいときに便利です。
さらに、書き換えます。
いったん、第1形態に戻って、
=cos^2 α-sin^2 α
=cos^2 α-(1-cos^2 α)
=2cos^2 α-1
これで、第3形態です。
これは、式の中のコサインを別のコサインに書き換えたいときに便利です。

証明からわかる通り、これも基本は加法定理です。
あとは、おなじみの、
sin^2 α+cos^2 α=1
を利用しているだけです。
だから、やろうと思えばすべて自分で復元できるのですが、テスト中にこれをごちゃごちゃやっていると混乱してしまう人もいます。
何か覚え方はないものか?
ネットを探していたら、ありました。
他の方の発明した覚え方なので気がひけますが、いいなあと思いましたので、紹介させていただきます。
まず、
cos 2α=cos^2 α-sin^2 α
という第1形態ですが、これは加法定理を利用した基本ではあるものの、実際の問題で使用することはほとんどないので、どうしても必要になったら、加法定理で自力で復元しましょう。
問題を解く際によく使うのは、まず第3形態です。
cos 2α=2cos^2 α-1
これを覚えましょう。
「コサインの2倍角の覚え方だ」と強く念じるところまでは自力で。
そのうえで、覚え方は、
「ニコスカードで一万引かれる」
と覚えます。
に(2)・コス(cos)カードで1万引かれる(-1)。
1引かれるでもいいのですが、カード払いで1円というのはイメージしにくいので、1万にしておきましょう。
高校生は、まだクレジットカードを持っていないので、あまりなじみはないかもしれませんが、公式をそのまま暗記するよりはましだと思います。
2乗は、自力でつけてください。
2倍角の公式って、右辺は何か2乗していたよねーという漠然としたイメージをもっていればよいかと思います。

さて、では第2形態は、どうしましょうか。
cos 2α=1-2sin^2 α
これは、よく見ると、第3形態と符号が逆であることに気づくと思います。
sinに変えるときは、逆。
これも、強く念じて覚えましょう。

では、タンジェントの2倍角は?
まず基本の証明から。
これも加法定理を用いるだけです。

tan 2α
=tang(α+α)
=tan α+tan α / 1-tan α・tan α
=2tan α / 1-tan^2 α

これは、ほとんど使わないので、覚え方まで使って無理に覚える必要はないと思います。
必要になったら、加法定理で普通に復元しましょう。
「1まいタンタン、タンぷらタン」です。

この先、公式は大量に出てきます。
しかし、よく使う公式と、そんなに使わない公式があります。
その濃淡を理解し、よく使う公式だけでも確実に暗記しようと考えれば、心の負担はいくらか減ると思います。
サインの2倍角の公式と、コサインの2倍角の公式は、非常によく使います。
必ず覚えて活用してください。




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    Posted by セギ at 16:31│Comments(0)算数・数学
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