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2023年03月14日

蛇滝口から高尾山を歩いてきました。2023年3月。

蛇滝口から高尾山を歩いてきました。2023年3月。

うーん、ちょっとボケてますね。
ハナネコノメは、本当に小さい花なので、マクロで撮影してもボケてしまいがちです。
でも、3年ぶりにハナネコノメを見ることができて、良い山歩きでした。

3月14日(火)、三鷹からそこそこ満員な電車に乗りました。8:07。
乗客は全員マスク、そして無言。
やたら喋る客のいる休日の山へと向かう電車よりはむしろ大丈夫かな?
立川からは電車も空いて、快適でした。
高尾下車。8:30。
支度をして出発です。

高尾駅北口からまっすぐ歩き、最初の交差点を左折。
小仏行きのバスと同じ経路をとことこ歩いていきました。
JRの高架をくぐり、小仏行きのバスが右折していくところも通過。
梅林の道しるべを見て、右折しました。

まずは、梅林の遊歩道を歩きました。9:15。
高尾では、この土日に梅まつりが開かれたようですが、梅はもう散り始めていました。
今年は、梅と桜の開花が早いですね。
でも、それ以外の植物の成長が早いかというと、そうでもなさそうです。
都立野川公園のミスミソウは、例年ならセツブンソウと同じ頃に咲くのに、今年は全然咲かないから盗掘されたのかと心配していました。
付近に何か変な足跡もついていたし。
でも、先週、一輪咲いていて、安堵しました。
ハナネコノメも、例年ならそろそろ満開の時期なのですが、どうもそういう知らせをネットで見ることがありません。
ようやくツボミが出始めたと聞いて、もう待ちきれずに高尾にやってきた次第です。

梅林の遊歩道は工事中だったらしいのですが、梅の季節だけ工事を休止し、歩けるようにしてくれています。
ペンキ塗りたての橋をいくつか渡りながら、のんびりと散策しました。

蛇滝口。9:45。
本当にのんびり歩いたので、こんなに時間がかかりましたが、実際はこの半分の時間で到達すると思います。
さて、ここからは、老人ホームの看板を見ながら、舗装された坂道を登っていきました。
蛇滝コースを歩くのは、初めてです。
途中、要約すると「この登山道はめちゃめちゃ険しい」という内容の看板があり、ほお、そうなのかと思いながら進みました。

蛇滝到着。
滝行をする人以外は侵入禁止です。

そこからは、なるほど、本格的な登山道が始まりました。
道幅は十分にあり、登山道としてはよく整備されていると思います。
観光客が装備不良でうっかり入り込まないように、あのような看板が出ているのでしょう。
平日ということもあり、人が少なく快適です。

登山道はやがて2号路に入ります。
むしろ、2号路のほうが険しいと感じます。
道もときどき細いです。

さらに、4号路と合流。
今までとは種類の違う整備のされ方です。
これこそ、高尾の登山道。
ほぼ遊歩道。
道幅も広く、なだらかで、快適です。
のんびりと吊り橋を渡り、木製のデッキの階段が延々と続く道を登っていきました。
ゆっくり登ると息も切れず、一気にデッキ階段を登っていけました。
1年半来なかったとは思えない、この馴染んだ感じ。

そう。
私は昨日今日の高尾ウォーカーではないですから。
おととい、さきおとといの高尾ウォーカーですから。
と、何か逆に弱体化している感じの自慢を心の中でして、先に進みます。

1号路の2階建てトイレが見えてきて、そこからは、舗装された道を山頂へ。
山頂到着11:20。
さすがにのんびり歩き過ぎましたか。
まあ、今日は縦走するつもりはないので、いいのです。

山頂は、丹沢の山々がくっきり。
しかし、富士山は雲の中でした。

紅葉台のほうへ少し降りていくと、ベンチが空いていましたので、ここでお昼にしました。
隣りのベンチも空いていて、マスクを外して、はあスッキリ。
久しぶりに山で食べるおにぎり。
ポットに詰めてきたカフェオレと、チョコレート。
ああ、山だなあ。

さて、帰り道は、6号路琵琶滝コースを下山しました。12:00。
トイレ前の分岐から、とことこ舗装路を歩き、木段のデッキをとんとんと降りて、少し平らな道の先は、V字を描いて左折する沢の中の道です。
昔は、飛び石が整備されていたけれど、数年前の台風で流されて、今はその石もどこかに片付けられてしまった様子です。
でも、沢は浅く、靴は汚れるけれど、歩いていけました。
さらにその先、ちょっとややこしい箇所があったはずなのですか、そこもしっかり整備されて歩きやすくなっていました。
渋滞の原因にもなるし、あるいは、滑落して怪我した人がいたのかもしれません。
高尾山は来る度に歩きやすくなっています。

昼過ぎからでも登ってくる人が随分多いのも相変わらずです。
マスクなしの人が多いですが、マスクをせずにベラベラ喋っている人はほとんど見かけませんでした。
1年半前に歩いたときのイライラやストレスがありません。
すれ違うときも、基本は黙礼。
道をゆずってもらったときは、ちょっと小声で挨拶。
コロナ禍で、山歩きもニューノーマルが定着したのかもしれません。
たまたま、マナーの良い人ばかりと遭遇したのかもしれませんが。

沢の右岸を歩くようになると、道は本当に平らで歩きやすくなり、あっという間に、琵琶滝登山口。13:00。
そこからは舗装道路をとことこ下って、高尾山口駅。
駅前で、靴底とトレッキングポールをたわしでごしごし洗い、駅の中のトイレへ。
トイレの石鹸が泡タイプに変わっていました。
以前は液体タイプで、ポタポタ洗面台にこぼれていましたが、これなら、てのひらで全部受け止められます。
進化しているなあ。

電車の中で、撮影したハナネコノメの確認。
やっぱり、大半はピンボケでした。
マクロで撮影してもなかなかピントが合わないくらい、小さい小さい花です。
ハナネコノメは、咲いているポイントに先客がいると、必ず、
「ハナネコノメ」
と教えてくれます。
男の人も、女の人も。
うんうんうん。
私も笑顔でうなずきます。
他の花のときは、そんなふうに名前を口にする人に出会うことは少ないので、やっぱり特別に人気のある花だなあと思います。
岩肌にうっすら根付いているだけの花なので、土砂が流されたら、もう咲いていないかもしれない。
踏みつけられでもしたら、もう本当に消えてしまう。
でも、流された土砂の先に、奇跡的に根付いていることもある不思議な花、ハナネコノメ。
3年ぶりに見ることができました。




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