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2020年11月23日

玉川上水緑道を歩きました。三鷹から久我山へ。2020年11月。

玉川上水緑道を歩きました。三鷹から久我山へ。2020年11月。

2020年11月22日(日)、今週もよく晴れました。
玉川上水緑道を三鷹から西へ玉川上水駅まで、3回に分けて歩き通し、ひと通り、達成感がありました。
今週は、三鷹から東へ歩いてみることにしました。

出発11:20。
相変わらず遅い。
今日は出発から徒歩なので、気分ものんびりです。

三鷹駅南口。
風の散歩道をまずは井の頭公園へと歩き始めました。
今回は、玉川上水の左岸、北側を歩いてみました。
この2週間の間に、夏草の刈り取りが行われていました。
三鷹の密林はすっきりして、川面が見えるところも多くなりました。
こうしてみると、玉川上水はそれなりに水量があり、流れもあります。
ときおり立ち止まって、さらさらと流れる水を眺めました。

桜の暗い紅葉。
カエデの明るい紅葉。
イチョウは、黄葉し始めたばかり。
山の中のはっとするような鮮やかな色ではないけれど、街の紅葉は、街になじんだ落ち着きがあります。

風の散歩道は、右岸も左岸も舗装された道ですが、左岸は人通りが少し少なく、ところどころベンチも設置されてありました。
途中のむらさき橋で、川沿いの歩道は尽きたので、道路の向かい側に渡りました。
玉川上水駅まで歩いたうえでの感想を言えば、ここは、玉川上水緑道としては、歩きにくい箇所です。
どちらか舗装を剥がして、緑道として整備し直すと良いのになあ。
それとも、土の道は歩きにくい、靴が汚れるという人にとっては、未舗装の歩道は迷惑なものなのかな。

万助橋の交差点を渡って直進すると、そこからは、玉川上水緑道屈指の素晴らしい道が始まりました。
今回は、行きは川の左岸、帰りは川の右岸を行くことにしました。
井の頭公園の中央を通っていく道ですから、見渡す限り林の中の道です。
秋になり、道には枯葉が積もっていました。
カサコソと風に揺れる枯葉を踏みしめて歩きます。
木漏れ日に透かすと、思いがけず鮮やかに赤い紅葉。
マスク越しにも感じられる、木の匂い。
土の匂い。

井の頭公園を出ると、道は舗装されていました。
このまま舗装道路が続くのか、確かめよう。
そう思ってそのまま行くと、再び、土の道が始まりました。

そこは、変化に富んだ、面白い道でした。
生活道路なのです。
大きな道路の歩道として整備し直した緑道とは異なり、生活道路が未舗装のままなのでした。
ちょっとした雰囲気の良い林があったり。
隠れ家的なレストランがあったり。
普通の住宅が並んでいたり。
付近の人が生活のために使っている道ですから、後ろからママチャリがさっと通り過ぎることもあります。
ヘルメットをかぶっているような本気の自転車乗りは、こういう生活道路に入ってきません。
雰囲気の良い箇所では立ち止まって楽しみ、後ろからの自転車には気をつけて、そんなふうにして歩いていきました。
もっと途切れ途切れで舗装道路が多くなるかと思いましたが、そんなことはなく、緑道は続いていきました。

大きな道路との交差点に到着。
交差する道路の車のスピードの速さに驚きました。
普通の道路のスピードではありません。
ここは自動車道なのでしょうか。
歩道がありません。
でも、横断歩道はありました。
信号を渡った先に、玉川上水は続いていましたが、緑道は、舗装されていました。
「東京都立玉川上水緑道」という碑があり、玉川上水の説明板もあり、史跡として大切にしている様子はあります。
水はけの良さそうな、ざらざらとした足ざわりの舗装。
観光地の遊歩道などによくある舗装です。
歩道の道幅は広く、見た目はきれいですが、歩きやすいわけではありません。

神田川自転車歩行者道といい、ここといい、杉並区は舗装が好きだなあ。
小綺麗ではあるのだけれど。
未舗装の道の管理は難しいとは思うんです。
舞い上がる土ぼこりだけでも、付近の住民から苦情があることも考えられますし。

こんな道が続くのなら、もう切りの良いところで終わりにして、Uターンしよう。
そう思いながら歩いていくと、道は道路と突き当り、そして、そこには、横断歩道すらありませんでした。
歩行者は、もうこの先には行けないのです。
玉川上水緑道のイラストマップが立っていましたが、マップもそこで尽きていました。

帰りは、川の右岸、南側を。
そう思って玉川上水の反対側に回り、驚きました。
川岸に緑道がありません。
玉川上水のすぐ横は広い道路でした。
その道路を挟んで向かい側に、歩道と自転車道が区分けして付けられていました。
当然、しっかり舗装されています。

次の信号から、川の右岸も緑道が付いていました。
やはり、ざらざらした舗装がされている遊歩道です。
ところどころにベンチが置かれ、ヘルメットをかぶった自転車乗りが休憩していました。

舗装された遊歩道をとことこ歩き、自動車道との交差点に戻ってきました。
信号を渡って、玉川上水の右岸をさらに行きます。
入口が随分細いなと思いながら入っていくと、入口だけでなく、ずっと道は細いままでした。
右手は川、左手は高い塀が続きます。
かなり閉塞感がありました。
でも、道が舗装されていないのは嬉しい。
このあたりは、土地の高低差が大きく、玉川上水の右岸と左岸でかなり高さが違います。
右岸は、左岸よりはるかに高いのです。
緑道が玉川上水側に傾いているところもあり、さすがにそこはセメント板が埋められていました。
塀が尽きると、すぐ横に舗装道路が見えたりもします。
すぐ横の舗装道路とですら、段差があります。
武蔵野台地の端を歩いているのだろうかと考えながら、淡々と前に進みました。

塀と川に挟まれた狭い道は、やがて、雰囲気の良い緑道に変わりました。
法政大学中学高等学校。
ほほお。ここにあったのかあ。
林の中の気持ちの良い道がしばらく続きました。

道はときどき舗装道路になったりもしながら、やがて、井の頭公園の中へ。
再び、右も左も公園の、気持ちの良い道です。
足元の落ち葉が、ハッとするほど赤かったり、黄色だったり。
写真に撮ったらそんなでもないのだろうけれど、足元の紅葉は目を楽しませてくれます。
秋を堪能して、万助橋へ。
三鷹駅へと戻りました。




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