たまりば

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2020年04月15日

NHKラジオ講座「英会話タイムトライアル」はスピーキングに効きます。

NHKラジオ講座「英会話タイムトライアル」はスピーキングに効きます。

4月も休校が決まって、勉強の遅れが気になっている中学生・高校生は多いと思います。
英語の勉強をどうしよう?
どうせ学校の授業がないんだから、先に進めなくても仕方ないでしょう、と遊んでいると、英語や数学のような積み上げ科目は、ブランクの分だけ、以前よりも学力が落ちてしまいます。
例年でも、ゴールデンウィーク明けや夏休み明けに、「うん?何だこの子?どうしたの?」と驚くほどに基礎力の落ちてしまった子に出会うことがあります。
計算すること自体が上手くいかない。
手が上手く動かない。
英語を書くこと自体が久しぶり過ぎて、手が動かない。
基本単語のスペルすら忘れてしまった。
そんなことが起こりがちです。
何とか自力で勉強を続けていきましょう。

勉強する手段は色々ありますが、低価格ということで言えば、NHKラジオ講座が抜群のコストパフォーマンスであり、内容も信頼できます。
なかでも、スピーキング練習に効果があるのが、「英会話タイムトライアル」です。
NHKラジオ第2放送。
周波数は関東ならば693。
その他の地域でも、NHKラジオは各地域で強い電波を発していますから、受信状態はかなり良いと思います。
それでも聞き取りにくいときは、NHK語学番組はデジタルサービスもあり、スマホやパソコンでも聞けます。
それぞれの講座テキストの巻末に案内が乗っていますし、ネットで検索してもすぐ出てきます。
講座ごとにCDも発売されています。
書店にはNHKテキストとCDのコーナーがあります。
今まであまり興味がなかったから、そんなコーナーがあることすら知らなかったという方は、そのコーナーの大きさとテキストの種類の多さに驚くかもしれません。

「英会話タイムトライアル」の放送時間は、月曜日から金曜日まで、毎朝8:30~8:40。
昼の12:15~12:25と、夜23:00~23:10にも再放送があります。
土曜日の朝7:00~7:50に、5日分まとめて再放送もあります。

どれもオンタイムで聞くのは難しいという場合、ポータブルラジオレコーダーを購入すれば、自動予約録音ができて便利です。
録音を保存できますし、数週間ため込んでも大丈夫です。
いえ、大丈夫と思うとどんどんため込んでしまい、苦労するのですが。
私も一時期3か月遅れになってしまったことがあります。
3か月遅れても、コツコツと続けていけば、いつかは追いつくのですが。

「英会話タイムトライアル」は、初級者向けといっても中3程度の英語力がないと難しく感じるでしょう。
全くの初心者向けの番組ではありません。
目安としては、過去・未来・現在完了などの時制の区別、さらに基本的な助動詞などの英語の基礎力がついているのが最低限のレベルとなります。
「何だ、そんなの基礎レベルじゃないか」となめてかかると、いざ挑戦してみたら絶句することがあるかもしれません。
英語での日常会話に何ら不都合のない人以外は、チャレンジする価値のある番組です。
例えば、こんな英語がすぐに口から出てくるかどうか。
「洗濯洗剤の買い置きはどこにありますか」
「ここは無料のWi-Fiはありますか」
「この舞台の昼の部の最前列の席は空いていますか」
「そのレストランは明日の夜、生演奏があるみたいですよ」

実用英語なのですが、文法的にも正確で、きれいな英語です。
教科書で学んだ英語とかけ離れていて、学校の勉強にあまり役に立たないのでは・・という懸念がないのです。
講師は日本語が上手な英語ネイティブの人です。
英語訛りの日本語に、逆に信頼感を抱きます。

何よりも、とにかく英語で何かを伝えようとする姿勢をトレーニングできます。
こんな機会でもないと、英語でのアウトプットは全くしない、という人は多いと思います。
とにかく英語を口に出して言ってみる。
そういう機会を日常的に設けることのできる番組です。
しっかり学習し、テキストで復習、という本格的な学習の仕方も勿論良いと思います。
あるいは、テキストを購入せず、何も見ないでどこまでできるか挑戦するのでも良いと思います。
挑戦し、上手くできなくても、気にしない。
覚えられなかった表現もある。
でも、覚えた表現もある。
また明日、やってみよう。
そういう気軽な番組です。


中学生の間は、中1ならば「基礎英語1」、中2ならば「基礎英語2」、中3ならば「基礎英語3」と、学年別のラジオ講座があります。
高校1年生になってもラジオ講座を聞き続けたい。
何を聞こう?と思っている人には「ラジオ英会話」が順当な番組でしょう。
月曜日から金曜日まで毎日新しい番組が放送されています。
こちらは、テキストを購入して、番組をしっかり聴いたほうが良い番組です。
できるなら、その後、テキストの本文を暗唱してください。
日本語訳を見て本文の英文が言えるか確かめてください。
次に日本語訳を見て、本文を書いてみてください。
暗唱は、ただの丸暗記ではなく、文法事項、語順、前置詞、冠詞を強く意識しながら行うことをお勧めします。
番組を聴いたうえでその作業を行うことで、合計40分から50分。
これを毎日やると、めきめきと英語力がつきます。
学校が休みの今こそ、お勧めの勉強法です。

高校2年になったら。
「高校生からはじめる現代英語」という番組がお勧めです。
以前も書きましたが、これは週に2回しか番組がありません。
英語の新聞記事を高校生向けに易しく書き直したものを教材に、現代英語を学ぶ講座です。
毎週、1本目は、英文の解説が中心で、普通の英語講座です。
この番組、2本目の「反訳トレーニング」が絶品なのです。
学んだ英文を使って、日本語訳から逆に英語を復元するのが反訳トレーニングです。

なお、番組では、口頭で言ってみる反訳トレーニングで終わっていますが、「書く」も加えることをお勧めします。
日本語訳を見て、英文を書いてみるのです。
ペーパーテスト対策として、これは外せないことです。
上の「ラジオ英会話」の学習の仕方でも書きましたが、番組を聴く+反訳トレーニングで、合計40分から50分。
私は、昔、中1の「基礎英語」からそれをやっていました。
ごく易しいものから少しずつレベルが上がったので、そんなに苦しくなかったのです。
英語の語順が日本語とは根本的に違うこと。
前置詞や冠詞に細心の注意を払わなければならないこと。
そうしたことをその練習で学び続けました。

しかし、途中からこれを始めると、最初はかなり苦痛を伴うかもしれません。
上手く覚えられない、苦しい、と諦めてしまうことも多いと思いますが、苦しいから効果があります。
筋トレと同じです。
楽な運動をいくらやっても、筋肉はつきません。
それと同時に、完璧を目指さないことも重要です。
日本語訳を見て書いてみたら、間違いだらけで嫌になり、もうやめた、とならないことです。
最初は間違いだらけでも、続けていけば、間違いは減っていきます。
完璧じゃないと嫌だからと自分へのテストや力試しをしないでいると、学校のテストや模試や入試で嫌な目にあうのです。
そのほうが本当に嫌です。

繰り返しになりますが、お経を唱えるように意味もわからず丸暗記するような暗唱では、効果は半減します。
文法、英語特有の語順、前置詞や冠詞に注意を払いながらしっかり暗唱し、日本語から英文を復元します。
そういう頭の働かせ方をして英文を見るのだ、という姿勢もあわせて学ぶ反訳トレーニングをしてください。
週に2回では物足りない、という人は、前述の「英会話タイムトライアル」もあわせて挑戦すると充実すると思います。

さらに、もう1つ良いのが、「世界へ発信!ニュースで英語術」という番組。
これは、月曜日から金曜日まで、毎日5分の番組です。
テキストはありません。
本当に聴くだけの番組です。
実際の英語ニュースを教材として英語を聴き取る力を養う番組です。
「高校生からはじめる現代英語」が新聞記事の英語ならば、こちらは音声による英語ニュースを扱っています。
タイトルの印象では、何かを発信するみたいですが、リスナーは何も発信しません。
ただ聴くだけです。
リスニング強化に役立ちます。
講師のクリアーな英語とわかりやすい日本語訳の後、本物の英語ニュースを聴くのが番組の流れです。
記者やアナウンサーの話す英語は、一般人の英語と比べれば明瞭ですが、それでも、英語講座や教科書のお手本CDの英語ばかり聴いている耳にはかなり早口でそこそこ聞き取りにくい英語が流れます。
耳が鍛えられます。


高校3年生になったら「実践ビジネス英語」が最適です。
ビジネス英語と言っても、ビジネスの話はほとんど出てきません。
アメリカの会社で働く同僚たちが、社会問題について延々と喋っているのが番組内容です。
重要語句の解説も主に英語です。
テキストを読めばわかるような無駄な日本語訳や文法解説の時間はありません。
これはテキストを購入し、しっかり聴いて、しっかり学び、できれば反訳トレーニングもしたいです。
英検1級合格者や通訳の人たちも、学び続けるために聴いている番組です。

以上、学年別にお勧め番組をまとめました。
本人の英語力にしたがって、1学年上の内容に挑戦するのも良いですし、逆に1学年下の内容で基礎力アップを図るのも良いでしょう。
ただ、安住はせず、常に上を目指しましょう。
高校3年生で、偏差値の高い大学の英文科を目指しているのに、聴いているのは「ラジオ英会話」というのは、やっていることがちぐはぐです。
易しいから気持ちが楽なので聴き続けたいというのは、大人なら良いですが、入試までの時間が限られている受験生がやることではありません。
常に難しいことに挑戦しましょう。
自分の今の能力をちょっと超えていることに挑戦すると、力がつきます。

時間のある今こそ。




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