たまりば

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2011年07月02日

三ツ峠山、晴れ



今日は、みたか身の丈起業塾3期生のハイキング大会で、山梨県の河口湖のほとりにある、三つ峠山に登ってきました。

電車を乗り継ぎ、河口湖駅からは、バスに乗車。
終点の天下茶屋、下車。
三つ峠に登るだけなら、三つ峠登山口から歩いたほうが早いのですが、三鷹の住人として、太宰治が薬物中毒から回復し、中期の文学を花開かせた天下茶屋は、見学に値する史跡。
太宰治といえば、「人間失格」などの鬱々と暗い作品ばかりイメージしてしまいがちですが、中期の太宰治は、本当に豊かで充実した文学作品を生み出しています。
昔、私も受験生で、好きな本を読む時間がなく、国語の問題を解く中で問題文の小説や評論を読むのが、ある意味ごちそうだった時代に、太宰治「富岳百景」は短い引用なのに、強烈な印象がありました。
まさに、ごちそうの文章。
なので、今回、バスで天下茶屋まで行き、2階の太宰治資料館を見学させていただきました。
当時、太宰治が使った机、火鉢などがそのまま部屋の状態で展示されていました。
想像以上に興味深く、また天下茶屋の近くには太宰治の「富士には月見草がよく似合う」の石碑もあり、それも見物。
それから、三つ峠山頂まで、花を見つけながらの山旅。
ゆっくり歩くつもりでしたが、何だか知らないが、参加者のレベルが高い。
気象情報では雨の可能性があり、それでも、参加したメンバーです。
体力は、並みではありません。
私が一番ぜいぜいと息を荒くする結果に。
それでも、たくさんの花を見つけました。
ヤマオダマキ。
シモツケソウ。
クサタチバナ。
タカネバラ。
見たいと思っていた花が全て咲いていました。

心配された雨はなく、むしろ午後からは晴れてきました。
写真のような夏富士もクリアに見ることができました。

下山口で、入浴。
酒屋さんを見つけて、缶ビールを購入し、富士急の電車の中で、宴会。
何と、三鷹帰着、午後6時39分。
山の中で、電車の中で、たくさん、深い話ができました。
時間をかけて、間合いをつめていかなければ話せないことも、話せた気がします。

いい1日でした。



  


  • Posted by セギ at 21:01Comments(2)