たまりば

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2011年06月30日

見直しができない



多くの小・中学生の傾向として、自分の解いた答案の見直しができない、ということがあげられます。
雑な解き方をする子ほどその傾向があります。
自分がいい加減にグチャグチャと解いたものなんか、もう見たくないのでしょうか。
字が汚いから、自分でも読みにくいし。
「見直しはいいの?」と声をかけても、「いい」と応えて、机に突っ伏して寝てしまいます。

「間違えてるけど?」と声をかけても、「別にいい」と返事をするようであると事態は深刻で、そのままでは成績は上がりません。
そういう場合、生活習慣か、精神面か、何かに課題があり、簡単に改善できないことが多いです。

でも、多くの場合、「間違えてるけど?」と言われれば、見直しを始めます。
間違えているのなら、直したいんです。
だけど、自分で解いたものの中から、ミスを見つけ出すというのは、子どもには難しいことです。
「見直しても、ミスが見つからない」
そんなことになりがちです。

大人が自分のミスに気づくのは、やはり経験値がものを言うのでしょう。
つまらないミスばかり繰り返していては社会的評価が低くなるとわかっている。
何より、自分のやっていることに責任がありますから、他人に迷惑をかけないために、ミスはできない。
だから、自分でミスを発見したい。
同じミスは2度としたくない。
大人もミスはしますが、それが表に出ないように必死です。
自分のミスしやすいパターンを把握し、そこは特に用心します。
要するに、本気です。
当たり前ですが、子どもは、その必死さ、本気さが足りません。

もう1つ。
子どもは、まだ、「自分はミスをしやすい」ということを認められるほど精神的に成熟していないのかもしれません。
自分が何をどのようにミスするかを振り返るという作業ができません。
何回間違えても、間違えたことを忘れ、なかったことにします。

子どもに勉強を任せていると、本人の性格がよほどしっかりしている場合をのぞき、このように、自分のミスに気づけず、見直しもできないまま、受験を迎えます。
自信がなく不安なくせに、我が強い。
そのようにアンバランスなところが学力に出たまま、試練の門をくぐらなければなりません。

子どもには、大人の助けが必要です。
勉強のやり方も、テストの受け方も、本当のところは、実は知らない子が多いんです。

セギ英数教室は、夏期講習受講生を募集しています。
必ず成績の上がる勉強を体験してください。
  


  • Posted by セギ at 23:36Comments(0)塾選び

    2011年06月24日

    中1英語の期末テスト

    さて、本日も英語の話です。

    期末テストシーズン。
    公立中学の中には、1学期は中間テストがなく、期末テスト一発勝負のところもあります。
    実は、単元の終わりごとに授業中に小テストが行われていたりもしますが、とにかく、大きいテストは1回きり。
    絶対失敗したくないテストです。

    毎年、この時期の中学1年生の英語指導には、気を遣います。
    90点以上とってほしい。
    そして、そのまま、中学の3年間、下がらないでほしい。

    中1のこの時期の学習内容なんて、大人からみれば、本当に簡単なことばかりです。
    I am ~.
    You are ~.
    This is ~.
    That is ~.
    He is ~.
    She is ~.
    一般動詞の文。
    名詞の複数形。
    We are ~.
    They are ~.
    what ,who,how many で始まる疑問文。

    特殊な進度の私立以外、最大でも、この程度です。
    まだ、三単現も、現在進行形も、過去形も出てきません。
    簡単だ。

    しかし、語学学習の最初は、新しい情報が大量に押し寄せてくる感覚があり、子どもは、すでにこの分量に圧倒されている場合があります。
    逆に、中3になると、1学期は、現在完了と不定詞だけ、と内容的にはスッキリしてくるのですが、中1は、何だか、ごちゃごちゃしています。

    そうした中で、多くみられるつまずきは、

    小文字のbとdの書き分けができない。
    文頭を大文字にするのを忘れる。
    文末に、ピリオドやクエスチョンマークをつけるのを忘れる。
    単語のスペルを覚えていない。

    細かいところを丁寧に正確にやっていくことが苦手な子は、こうしたところで大量失点します。


    少し、レベルが上がって、

    多いのは、人称代名詞の所有格のミスです。

    「彼の」をhe's 「彼女の」をshe's と書いてしまう。
    たとえば、「トムの」はTom'sです。
    そこから、類推するのか、全部、それでやってしまう。
    日本語的な類推ですね。


    さらに、少し、レベルが上がって、

    かなり学力のある子でも、be動詞と一般動詞の違いが理解できません。

    Are you play baseball ?

    あー、やっちゃってるよー、という疑問文を書いてしまいます。

    これらのミス、高校生になっても直らない場合があります。
    早めの訂正と定着が必要です。




      


  • Posted by セギ at 14:24Comments(0)英語

    2011年06月22日

    Dの音



    今日は、「英語耳」の話。
    都立でも私立でも、英語の高校入試には、多くの場合、リスニング問題が出題されます。
    全体の2割程度の配点ですが、これは無視できません。
    そして、このリスニング。苦手な子は、本当に苦手です。
    昔と比べて、今の子は、音感もリズム感もよく、カラオケに行けばそこそこ歌え、ダンスをすればそこそこ踊れる子が圧倒的に多いのですが、英語が聞き取れるかというと、これはもう、「人による」としか言えません。
    聞き取れる子は、聞き取れる。
    聞き取れない子は、聞き取れない。

    英語が聞き取れない子の原因は何かと言ったら、それはもう単純で、普段から、英語を聞く習慣がありません。
    日本語と英語は、音韻体系が違いますから、日本語ばかり聞いている耳では、英語の音が聞き取れません。
    日本語の中に存在する、似ている音に、耳が勝手に置き換えてしまう。
    まさかと思う人もいるかもしれませんが、今の中学生でも、なお、b(ビー)とd(ディー)を聞き分けられない場合があります。
    bとdの書き分けができない中学生も多いですけど、音も聞き分けられません。
    なぜかというと、b(ビー)という音は、日本語にありますが、d(ディー)という音は、日本語にありません。
    ない音なので、全部、b(ビー)に聞こえてしまう。
    それが、「日本語耳」です。

    数学も教える私は、「線分ADが、線分ABと垂直であるとき」なんて説明をすることがあるわけですが、これが聞き取れない子、多いんです。
    え?
    私の発音が悪いから?
    そんなー。face07
    発音が良くなればなるほど、聞き取れない子が増えるんです。
    むしろ、ベタベタに、「線分えーでーが、線分えーびーと・・・」と発音したほうが、聞き取ってもらえます。
    ベテラン数学教師で、こういうベタベタな発音をして、生徒たちに陰で笑われている人がいるかもしれませんが、今の現役教師の年齢で、dの発音が本当にできない人がいるとは考えられない。
    生徒が聞き取れないからやっているんですね。
    この首都東京に生きる、21世紀の中学生が、bとdを聞き分けられない。
    ある意味、ホラーかもしれません。

    テレビ放送もそうです。
    CMで、「リポビタン、でー」と叫んでいる人が、dを正しく発音できないわけがない。
    先週は、30代のアナウンサーが、やはり、若干照れながら、「A、B、C、でー」と発音しているのを見ました。
    日本人に、確実に一度で伝えるためには、「でー」なんですね。
    日本人が聞き取れないから、あえて、やっているんでしょう。
    高齢者に聞き取ってもらうための配慮というだけではありません。
    若年層も、かなりの割合で、聞き取れないんです。

    さて、そんな日本で、この夏、セギ英数教室の中3夏期講習は、リスニングプログラムを用意して、秋からの模試対策をいたします。
    教科書準拠のCDを買っても、封も切っていない。
    NHKラジオ講座「基礎英語」がいいと聞いても、ラジオに触ったこともない。
    英語教科書の音読と、ネイティブのALTが苦手。
    心は、いまだに鎖国中。
    そんな、「日本語耳」の皆さんを、お待ちしております。face02



    写真は、那須三本槍岳へと登る途中から眺めた、アズマシャクナゲごしの朝日岳。





      


  • Posted by セギ at 23:52Comments(4)英語

    2011年06月18日

    わかりやすい授業


    「あの先生の授業は、わかりやすくて、面白い」。
    それは、かなりの賛辞なので、私も言われると非常に嬉しいです。

    わかりやすくて面白い授業。
    私は、個人的に、そういう授業をする講師を「パフォーマー」と呼んでいます。
    ただ、実際のところ、上手なパフォーマーに教わったからといって、必ず成績が上がるというわけではありません。
    授業は、わかりやすかった。
    よく理解できた気がする。
    満足して、家に帰り、問題集を開いてみる。
    でも、類題を自力で解くことができない。
    あれ?何でだろう。
    翌日、塾で質問する。
    やっぱり、わかりやすい説明だ。
    ああ。そういうことかあ。
    納得。嬉しい。
    で、家に帰って、別の類題を解く。
    やっぱり、解けない。そんなことが、案外あります。

    それは、そうですよね。
    たとえば、自転車。
    実際の乗り方を見せてもらい、乗るコツを教えてもらっても、それだけでは自分が乗れるようになりません。
    練習が必要です。
    トレーナーの補助を受けながら、練習する時間。
    その時間が、必要です。
    むしろ、一番貴重な時間ではないでしょうか。

    家に帰って類題が解けないことが自覚できる子は、実は、かなり意識の高い子で、中には、授業を受けただけで満足して、家で復習しない子もいます。
    すばらしい授業を聞いた。
    もう今日は、十分に勉強した。
    頭が良くなった気がする。
    満足満足。
    ・・・で、寝てしまう。
    このタイプの子、多いです。

    「塾の授業、どう?」
    とお子さんに訊いて、
    「うん。わかりやすいよ」
    という応えが返ってきたとき、
    とりあえず、第一段階はクリア、くらいの受け止め方のほうがいいかもしれません。
    最初はそれでよしとして、その後、成績の推移を見てください。
    もちろん、目先の数点にこだわって、いちいちカリカリしても始まりません。
    上がる前には下がります。
    成績はジクザグに推移することが多いです。
    一度下がり、その後、今までとったことのない高い偏差値に到達し、また下がる。
    その繰り返しで、長期的には上向きであること。
    その傾向が見えているとき、その塾に通う意味があると思います。

    上手なパフォーマーであるだけでなく、優れたトレーナーであること。
    生徒の成績が、実際に目に見えて上がること。
    「わかる」のではなく、「できる」ようになること。

    私の目標です。

    写真は、那須三本槍岳で撮影した、オオカメノキ。
    ムシカリの別名でご存じの方も多いかもしれません。
    初夏の山でよく見る、さわやかな白い花です。

















      


  • Posted by セギ at 14:15Comments(0)塾選び

    2011年06月14日

    ポスティング日和



    セギ英数教室のチラシ、個別指導中心のものと、少人数制夏期講習のご案内と、2種類、本日ポスティングさせていただきました。
    下連雀2丁目から4丁目あたりを中心に。
    ポスティングは、去年の秋、「大人のための数学講座」の宣伝のときから、ぽつぽつと断続的に続けています。
    最初は、ポストの位置がわからなかったり、開け方がわからなかったり、ひさしの鋭いポストで手の甲をすりむいたり。
    50部配っただけで、精神的に疲れたり。
    一度、ポストの開け方がわからずもたもたしていたら、通りかかった警察官に職務質問されました。face07
    交通違反すらしたことがないので、ほとんど生まれて初めての警察官との会話でした。
    自分の中では画期的な出来事で、起業って凄いことが起こるなと、妙な感心をしたり。

    今では、かなり手慣れた感じでやっているつもりだったのですが、今日は、作業着に軍手スタイルの、まさにポスティングのプロと感じるおじさんに出会いました。
    「おう、お疲れさん。今日は、何枚まくの?」
    とニコニコ話しかけてくださいました。
    「あ。500枚です」
    「そう。この地域なら、1日で3000枚まけるよ」

    え?3000枚?face08

    2本離れた通りで、また会ったときも、
    「おう、さっきすれ違った人だ」
    「はい。こんにちはー」
    「3000枚まこうねー」

    プロは、1日で3000枚まくのかー。
    私は、500枚配るのに、3時間かかりました。
    これでも、かなり手慣れたつもりなんですが。
    あらゆる仕事にプロがいて、プロのやることは、やっぱり凄い。

    ポスティング。
    不要なチラシを自宅のポストに勝手に入れられて、不快に思う方もいらっしゃると思うのですが、地域の小さな店が宣伝する手段として、広い心でお受け取りいただけるとありがたいです。

    写真は、今日、ポスティングしながら撮影した、三鷹南口、風の散歩道。

      


  • Posted by セギ at 20:27Comments(4)講師日記

    2011年06月13日

    テストの点を覚えていない


    進学塾というところは、生徒の成績が、現在どのようで、それがどのように推移しているか把握していなければ、指導できませんから、中学生・高校生には、定期テストの度に点数を、そして学期末ごとに、成績表の数字を報告してもらいます。

    データの正確さでは、やはり保護者に電話でうかがうのが一番で、電話口では、「今ちょっとわからないですけど」とおっしゃる方も、お子さんに成績データを持たせてくださいます。
    何の用件であっても、保護者の方と良く接触し、お話をうかがうことは大切なので、良い方法です。
    大手進学塾の教務ですと、1日に〇〇件の保護者と電話連絡をとる、というのがノルマになっていたり、それを業務日報に記録しなくてはならなかったりします。

    ただ、生徒に用紙を渡して成績を記入してもらう形式も、そこから見えてくることがあります。
    正確に記録できる子とできない子がはっきりわかれる。
    「忘れた」と言って、書かない子がいるんです。

    返ってきたばかりの定期テストの点数を忘れた?face08

    「大体でもいいよ。42点か43点か思い出せないというのなら、45点にしておいていいんだよ」
    あえて低めの点数を例に出して安心させようとしても、手が動きません。
    「70点台だったか、それとも40点台だったか、くらいは、覚えているよね?」
    「覚えてない」

    悪い点を書きたくなくて、忘れたふりをしている場合もあります。

    忘れたふりをするのも、問題はあるのですが、それは、こちらから家に電話すれば済む話ですし、悪い点数を報告すると塾に怒られる、恥ずかしい、と本人が思い込んでいる図式を崩し、一緒にその点数を何とかしていくんだという方向にもっていくのは塾の責任です。

    でも、本当に問題を感じるのは、その子が、事実、忘れてしまっている場合です。

    さほど努力もしなかったテストの結果など、記憶には残らないのか。
    嫌なこと、覚えていたくないことを、記憶から消去し、リセットしてしまう心のあり方なのか。

    いずれにしろ、自分の点数を覚えていない子の成績は、上がりにくいです。
    まず、自分の点数を記憶させるところから、始めなくてはいけません。


    写真は、先週、那須三本槍岳の山頂から風景。





























      


  • Posted by セギ at 21:35Comments(0)塾選び

    2011年06月09日

    ホワイトボードと机と椅子と


    開校2日目、ホワイトボードと机と椅子が入りました。
    少し教室らしくなりました。

    新しい机と椅子が入り、物件的にもそこそこきれいなので、そういう面での不安もあります。

    2月まで勤めていた国分寺の塾の生徒たちは、どれだけ「飲食禁止」と言っても、近くのコンビニで紙パックの甘いジュースとスナック菓子を買ってきて、飲み食いする子たちが何人もいました。
    「それ、こぼすでしょう?ダメだよ」
    と注意しても、
    「絶対にこぼさない」
    と言い張ったあげくにパックごと落として、ジュースを床にぶちまけてしまう、困った中学生たち。
    床は、べたべた。
    自分で掃除しなさいといっても、そういう子は、掃除も雑です。
    雑巾なんか汚くて自分の手では触われないと言って足でふきます。
    いや、しかし、あれは、塾自体が汚かったから、そういう感じになってしまったのかもしれません。
    学院長が、
    「水分補給は必要だから」
    と、生徒の味方をし、しかも掃除は手伝わないという、困った人だったのも原因ですね。
    (^_^;)
    ペットボトルのみOKと会議で取り決めても、学院長が無視して、なしくずしにしてしまうんです。
    「貧しい家庭の子も多いから」というのが理由でした。
    ペットボトルより、紙パックジュースのほうが値段が安いから。


    でも、本当に貧しい子は、コンビニで紙パックの甘いジュースを買うお金はありません。
    手作りのおにぎりと、水筒に詰めた麦茶。
    家庭の経済事情が思わしくなく、塾費用の公的補助を受けている子もいました。
    そういう子は、絶対に都立高校に合格しなくてはいけません。
    そういう事情を背負って、頑張って勉強している子が、手作りの梅干しおにぎりを食べている様子を眺めるのが、私は好きでした。

    一方、もっと前に勤めていた、授業料の高い個別指導塾は、飲食は基本的に禁止されていました。
    ただ、カバンの中に食べ物や水筒を入れていて、休み時間にこそっと飲食するくらいのことはとやかく言わないのが暗黙のルールでした。
    生徒のカバンに入っていたのは、多くは、手作りのおにぎりと、水筒に入ったお茶。
    ペットボトルを買ってくる場合でも、水かお茶でした。
    それは、小学生でも、中学生でも。

    本当に貧しい家庭と、本当に豊かな家庭。
    子どもは、同じものを持っていました。

    そして、いずれにしろ、手作りのおにぎりと水筒に入った麦茶で勉強していた子は、伸びしろが大きかったと感じます。
      


  • Posted by セギ at 21:54Comments(0)講師日記

    2011年06月08日

    セギ英数教室 本日開校

    セギ英数教室、いよいよ固定の教室を持ちました。
    ただし机とイスが入るのは、明日です。
    見た目は、ごく普通のワンルームマンションです。
    住むのも可能ですが、ガスコンロが1つしかないから、自炊するには不便ですね。
    ユニットバスですし。
    ガスは入れませんから、コンロもバスも使用できません。

    建物の中にSOHOがいろいろ入っているようです。
    不動産屋さんも、紹介を受けた火災保険の代理店の人も、SOHOの匂いがします。
    大手企業三鷹支店の営業マン、というのとは空気が違う。
    三鷹は、やはり、SOHOの街なんだと実感。
    玄関の内部は、前に住んでいた人が壁紙を傷つけたそうで、穴が空いています。
    壁紙を張り替えると、周囲と色が違ってしまうので、これで良しとしてくれないかと、オーナーが赤富士の絵をプレゼントしてくれました。
    良しとしましょう。
    赤富士は縁起物。
    玄関で、生徒さんをたくさん呼び込んでください。
    まあ、若干、ダサいですが。
    (^_^;)

    玄関ドアの表側も、前の住人が看板を張っていたため、塗装がはげたそうです。
    これも、「セギ英数教室」の掲示をドアに貼るので、
    良しとしました。

    実は、これは、記録としてのブログ。
    ブログの新しい使用法?
    (*^_^*)
      


  • Posted by セギ at 21:45Comments(4)講師日記

    2011年06月05日

    高尾山ハイキング


    昨日の土曜日、みたか身の丈起業塾3期生で、高尾山にハイキングに行ってきました。
    初めは参加したいとおっしゃっていた方も、仕事、あるいは、子どもの運動会のため都合がつかなくなり、参加者は、4人。
    参加者の1人から、当日の朝、「ねえ、スニーカーでいい?登山靴、持っていない」というメールが届き、あはははは、と笑いながら高尾山口駅に向かいました。
    高尾山ですから、スニーカーでも何とかなります。
    低山ですから、コンビニのビニール合羽でも何とかなります。
    実際に山に行ってみて、スニーカーは、下りのとき滑りやすくて嫌だな、とか、コンビニのビニール合羽を着て歩いたら、蒸れて不快だったなと、感じる度に1つ1つ買っていけばいいと思います。
    私もそうでした。
    もちろん、近郊の低山に限っての話で、スニーカーにコンビニ合羽で日本アルプスに入ったら、山岳警備隊員に丁寧な口調で入山を阻止されますし、山慣れている登山者たちからも冷たい目で見られます。

    山歩きを始めるための「三種の神器」、軽登山靴、ザック、雨具は、「屋久島3点セット」「富士山3点セット」などの名称で、登山用品店でセット売りされていることがありますが、比較的安い入門者向けの商品でも、セットで3万円から5万円。
    これから続けて山を歩くかどうかわからないのに出せる金額ではありません。
    初めは、自分の持っている中で一番歩きやすい靴やデイパックで、試しに歩いてみて、楽しかったら、少しずつ道具を揃える。
    それがまた楽しいです。



    昨日のんびり歩いて、感じました。
    自分の山ばかりやっていると、忘れてしまっていることがあります。
    登山口からリフトで登り、歩き初めてすぐに茶店で、ちょっと話題のごま団子を食べ、たこ杉を眺め、薬王院ではのんびり四天王や大天狗・小天狗や建物の装飾を眺めました。
    山頂は少し混雑していたので、10分ほど歩き、紅葉台の茶店で冷やしとろろ蕎麦の昼食。
    花を眺めながら、1時間ほど歩き、小仏城山の茶店で、かき氷。

    こういう山の楽しみを、私は忘れていたかもしれません。

    さて、次回は、7月です。
    梅雨の晴れ間を狙うといっても、相当な蒸し暑さ。
    標高1000mをこえないと爽快感はないだろうと、「丹沢はどう?」なんて言ってしまいましたが、今朝になって少し考え直しています。
    丹沢塔ノ岳は、日陰のない通称「バカ尾根」を3時間ひたすら登る。
    今回、お子さんの運動会で参加できなかった方も、次は参加するかもしれない。
    いきなり、3時間の炎天下の登り。
    2度と山に来る気がしなくなりますよね。
    丹沢は、シカの食害がひどく、毒性の強いオオバイケイソウとマルバダケブキばかりが繁茂し、花を眺める楽しみは期待できません。
    シカの運ぶ山ビルが入ってきている可能性もあります。

    楽に登れて、日陰があって、景色が良くて、植物が豊富で(これは、シカの食害の進行にもよるけれど)となると、丹沢よりも、三ツ峠山のほうがいいかなあ。
    相談してみよう。

    写真は、小仏城山で食べた、かき氷です。
    大きさを示すため、えだまめさんが顔出ししてます。
      


  • Posted by セギ at 12:52Comments(4)