たまりば

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2017年05月22日

日影からいろはの森を歩き、景信山東尾根を下りました。2017年5月。


2017年5月21日(日)、ひと月ぶりに山を歩きました。
外秩父七峰縦走ハイキング大会の後、腰痛に悩まされてどこにも行けない日々が続いていましたが、ようやく腰慣らし、足慣らしのハイキングに行くことができました。
念のためダブルストックを用意し、短い距離の山を歩きましょう。
というと、高尾山ですね。

三鷹発8:05の中央特快に乗り、終点高尾駅北口から小仏行きのバスに乗車。
バスの車窓から見ていると、徒歩で行く際に曲がり角の目印にしていた交差点の赤いコンビニがなくなり、さら地にする工事中でした。
高尾も変わっていくなあ。
日影下車。9:05。
日影の登山口で支度をして、まずはいつもの日影林道をしばらく歩きます。
ちょうど出発しようといている集団のそれぞれの腕章に「盗掘パトロール」といった文字を見つけました。
おお、ご苦労さまです。

途中の分岐から、本日はいろはの森コースへ。
今まで一度も歩いたことのないコースです。
わざわざ日影までバスに乗って、山頂が高尾山のコースを選ばなくても。
ついそう思ってしまうのです。

分岐からすぐは、両側が工事中みたいなところを歩いていきます。
廃屋を片付け中なのでしょうか。
あまり雰囲気が良くない道だなあと思ったのですが、山の会が所有するのらしい小屋を通り過ぎたあたりから、道は両側を樹木に囲まれた雰囲気の良い森に変わっていきました。
樹木に解説の板がついています。
詠み人不詳の和歌も掲げられています。
道はしっかりと整備されて歩きやすいです。
何より、人がほとんどいないのが素晴らしいです。
新緑の季節の日曜日の高尾山で、人がほとんどいない。
これは穴場ですね。
腰をかばいながらゆっくりゆっくり登り、暑いのでベンチの度に休憩して水分補給。
そのせいか、そんなにバテずに4号路との合流点に着きました。

4号路は、倒木による登山道崩落のため通行禁止の掲示が出ていました。
いろはの森との合流点から山頂方向までなら歩けるようですが、吊り橋方面には行けない様子です。

木段と木製のデッキを2つ越えて、1号路と合流。
予想通り、1号路は家族連れなどで大にぎわいでした。
山頂、大見晴台。10:30。
少しもやのかかった初夏の青空です。
うっすらと富士山が見えました。
丹沢の青い影。
また丹沢に行きたいなあ。
行けるようになるかなあ。

さて、喧騒と別れを告げ、奥高尾を目指します。
石段の下りが腰に響きます。
ゆっくり一歩一歩いきます。
紅葉台への登りから、木段の下りへ。
追い越されるのにまかせ、そろそろと歩きました。
そんな中、キンランを発見。
うわあ、キンランだ。
これが咲いているから、盗掘パトロールが行われているのかな。
山の花は山で咲くから美しいのに、ランというと目の色を変える人たちがいるから困りものです。
個人で盗んで庭に植えても、悪い業者から買っても、山の花は平地では育たないです。
似ている園芸種で充分なのに。

本日は今年初めての真夏日。
耳元で低くかけているラジオが東京も30度を越えたと告げました。
汗がぽたぽたと額からたれて、体温が上昇してきました。
やばいかも。

小仏城山。11:30。
城山名物巨大かき氷を購入。しかも、大400円のほうです。
順番待ちが10分ほど。
お盆を手にいそいそとテーブル席に着きました。
食堂のソース入れみたいな容器にたっぷりと入れて渡されたブルーハワイのシロップを上から少しずつかけてはスプーンですくって食べていきます。
とんでもない大きさなのですが、最後まで頭がキーンともならずに気持ちよく食べ終わりました。
いったいどれほど体温が上がっていたのでしょうか。
危ないところであった。

食べ終わる頃にはさすがに汗が冷えて寒くなってきました。
ようやく食欲もわいて、持ってきたお握りも2つ食べ、さて出発。12:15。
城山からはいったん下りが続きます。
固い粘土の地面がストックを跳ね返して滑ります。
あまりストックに頼り切らず、用心して降りていきました。
相模湖を見渡せるポイントは、小屋が取り壊されたのは知っていましたが、ベンチも新しい木製のものに変えられていました。
小仏峠からは登り返し。
身体がキンキンに冷えた後なので、あまり苦しまずに登り切ることができました。
ペースも遅いですし。
景信山。13:15。
ここも大賑わいです。
日陰のベンチで休憩。

さて、今日は上りも初めての道を選びましたが、下りもまだ歩いたことのない道を選ぶことにしました。
まずは小仏に下る木段の道を降りていきます。
その先、小仏へ下りていく道を右に見て、直進。
どんどん下っていくと、また分岐。
道しるべは、左方向、木下沢林道への下り道を指していますが、ここから直進できる道が存在するのです。
以前、木下沢から登って、ここを通り過ぎたところで、景信山から降りてきた男性の登山者に訊かれました。
「まっすぐの道は、封鎖されていた?」
「まっすぐの道?あの道しるべのついていない道ですか?歩けるみたいでしたが」
「良かった。長いこと封鎖されて歩けなかったんだよ」
「はあ。あの道は、どこに行く道なんですか」
「日影だよ」
大体こんなふうな会話を交わしたことがあり、それから気になっていた道でした。
地図で見ると等高線が広く、尾根が白く浮き上がって見えます。
歩けそうな尾根です。
「東尾根」と名前もついています。
けれど、登山道は地図に描かれていません。
ちょっと冒険してみようかな。

分岐を直進。
道幅は狭いですが、1人で歩いていく分には問題ない明瞭な道がずっと続いていました。
足元は普通の登山道ほど踏み固められてはいませんが、それなりに硬く、継続して人が歩いている印象があります。
道が尽きたらひき返そう。
わからなくなったら、必ず戻ろう。
そう思いながら、どこまでも続く平坦な道を歩いていきました。
樹木におおわれ、鬱蒼としていますが、ときどき視界が開け、左手に尾根が見えます。
あれは、北高尾山稜でしょう。
木の幹にかけられた小さな山頂標識。
低いテーブルと椅子。
ときどきそのような人工物もあり、ここを歩く人たちがいることは察することができました。
ただ、道しるべは全くありません。
踏み跡があるだけです。

問題は、この東尾根をどう降りるかです。
どのように踏み跡がつけられているかわからないのですが、尾根が尽きるあたりは、どちらにしろ等高線の詰まっている所しかないので、最後はかなり急坂になると予想できました。
尾根が細くなっていった先、ついに急な下りが始まりました。
踏み跡は一応ジグザグに道を切っているのですが、それでも急です。
ストックがなかったら尻もちをつかないと降りられない坂でした。
ここで怪我をして歩けなくなるとかなり発見が遅れるから用心しないと。
いや、携帯は通じるから大丈夫なのか。
いやいや、そういうことではなく。

とにかく一歩ずつ用心して急坂を下りていくと、コンクリートで固められた場所に出ました。
側溝が作られていて、そこを歩いていけます。
側溝は何段も設置されていて、下の側溝に階段で降りられるようになっていました。
山で普通に見るようなものではなく、人工的な黒い階段です。
右側だけに手すりがついている急な階段ですが、斜面と逆方向に傾斜がついているために滑落しにくくなっていました。
20段ほどの階段を下り切ると、下の側溝に下り立つことができ、少し右に行くと、また同じ階段がつけられて、また下の側溝に下っていけるようになっていました。
真下は、高速道路です。
この階段をどこまでも下りていくと、高速道路に直接降りてしまうなあ。
・・・・これは、高速道路を崖崩れが襲わないように側溝を作って地盤を固めてあり、その保全作業をするための階段ではないかなあ。
何かとんでもないところに迷いこんでしまったみたいです。

とにかく、ここは違う。
階段を登り返し、一番上まで戻って、地図を開きました。
高速道路は東尾根の南を東西に走っています。
東尾根は東に伸びているので、高速道路と平行に東方向に下るのが正解です。
東に歩きながら踏み跡を探し、ようやく薄い踏み跡を発見しました。
そこからまたも大変な急坂が始まっていましたが、踏み跡は明瞭でした。

この道、なぜあの人はあんなに嬉しそうに下っていったのでしょう。
こんなに無理をしても、到着するのは日影。
これで高尾駅か高尾山口駅に直接降りられるのなら、まだこの道はありなんだけどなあ。
日影に車を置いて登りたい人には良い道なのかもしれません。

ようやく眼下に草原が見えてきました。
あそこからは平らだ。
それを励みに最後の急坂を下りました。
下りきるとそこは右手に小さな小屋がある柵に囲まれた場所でしたが、直進していくと、道に出ることができました。
そこは、木下沢林道の起点でした。
何度も来たことのある道です。
舗装道路を道なりに下り、レンガ作りの高架下をくぐり、とことこ歩いていくと、バス通りに出ました。
まずは日影沢の登山口が見えてきて、その先に目指す日影バス停。15:35。
バス停に長い行列ができていました。
良かった。もうすぐバスが来るのでしょう。
ええっと。
今日は何でこんなややこしいコースを歩いたんだったかなあ。
あ、そうか。
腰が痛かったんだ。
え?腰?
急坂の緊張で腰痛なんか忘れてしまっていました。
大事をとって座りっぱなしより、少し歩いたほうが良かったということでしょうか。
15:45。
時刻表より2分遅れて、高尾駅行きのバスが2台同時にやってきました。


  


  • Posted by セギ at 12:47Comments(0)

    2017年04月24日

    外秩父七峰縦走ハイキング大会、完歩しました。2017年4月。


    2017年4月23日(日)、恒例の外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加しました。
    去年は、足の具合が思わしくなく参加できず。
    その後、独りで同じコースを歩いたら、夏日でバテたのと、靴ズレで両足の裏に大きな水ぶくれができて速く歩けず、完歩はしたものの寄居駅到着午後8時というとんでもないことになってしまいました。
    年々ゴールは遠くなります。

    三鷹4:38。そこから西国分寺で乗り換え、北朝霞駅へ。
    一昨年、ここの乗り換えに失敗し、電車が1台遅れてしまいました。
    今回は、階段に最も近い車両からダッシュで改札を抜け、隣りの東武朝霞台駅からホームへと駆け上がりました。
    時刻表は2年前と変わらないのに、余裕で間に合いました。
    一昨年は、JRが30秒遅れて到着したなどのアクシデントがあったのかなあ?
    それほど今年は余裕がありました。

    多分去年からなのでしょう、受付は小川町駅前ではなく小川町役場でした。6:40
    駅から徒歩3分。
    受付で受け取ったのは、記録カード、コースマップ、キシリトールガムの試供品。
    参加賞もなくなったのですね。
    私はこの大会、10回くらい参加しているのですが、昔の「何だこれ?」感の強い、多機能過ぎて現実にはあまり役に立たないものから、近年の手袋など、もらってとても嬉しく重宝しているものまで、色々思い出があります。
    なくなるのは寂しいですね。

    役場からも人の流れは途切れることなく続きます。
    私の見た限りのことなので事実と違うのかもしれませんが、高齢者の参加が激減した印象がありました。
    あれ?今年から年齢制限が設けられたのだったっけ?と思ったほどです。
    完歩帽がなくなったからかな。
    ・・・いや、インターネット申込みだけになったのが大きいのかもしれません。

    バテるのを恐れてセーブし、ほとんど人を追い越さずに、まずは官ノ倉山登山口へ。
    渋滞。7:20。
    登山口で渋滞するのは例年のことですが、今年は登り口がもう見えているところでの渋滞開始でした。
    人の流れがかなりスムーズな様子です。
    どういうことだろう?

    登っていってわかりました。
    鎖場付近にスタッフがいないのです。
    数年前、ここで倒れた人がいて以降、ここには必ずスタッフが立ち、参加者は一列になって登っていたのですが、今年はスタッフがいませんでした。
    複線化した登山道を3列くらいに別れて登っているので、渋滞がかなり解消されているのです。
    スムーズなのはいいけれど、落石の危険もあるのに、こんなに我先に登るようになって大丈夫なのかな?

    鎖場を過ぎ、山頂を回避するいつもの左の道をとろうとしたら、道がなくなっていました。
    崖崩れでも起きたのでしょうか。
    石尊山山頂を通過する道しかありません。
    1年で山は変わるなあ。

    そこからは少し滑りやすい急坂を下りて、あとはなだらかな良い道がしばらく続きました。
    流れがかなり速いです。
    官ノ倉山CP。8:10。
    登山口までほとんど人を追い越していないのに、例年通りの完歩ペースでした。
    ロープの張ってある下り道もスムーズに通過して、車道へ。

    去年、独りで歩いたときは、ここからの車道歩きで体温が上がり、その後、バテて速く歩けなくなりました。
    今年は、首には保冷剤をつけ、服装も白いTシャツを選ぶなど、慎重に暑さ対策を講じました。
    同時に、靴ズレ対策も万全。
    靴ズレしやすい位置にあらかじめ絆創膏を張り、靴下もヨレがないように丁寧に履き、靴を履くときも慎重に靴下の位置を修正しました。

    和紙の里。8:40。
    昨夜、三鷹は予想外に激しい雨が降って今朝食べる分のパンを購入できず、ビスケットをちょっとつまむ程度で出てきましたから、お腹がすきました。
    ここで買い食いをするのは初めてでしたが、おやきを購入。130円。
    まだ温かくておいしーい。
    ヽ(^。^)ノ

    建物をくぐり、印象的な八重桜の木を眺め、さて登り坂の始まりです。
    階段とスロープに別れた道を登り切っても安心はできません。
    V字を描いて左折するところから、舗装された林道の長い長い登りが始まります。
    傾斜は大したことはないのですが、何しろ長いので、晴れた日はアスファルトの照り返しでたちまち体温が上昇します。
    今年はそれを恐れ、加減して歩きました。
    それでも、この先の渋滞回避のため、本当に遅い人は追い越します。
    今年は追い越しがスムーズでした。
    横に広がって大声で喋りながら歩き、追い越すのが面倒なグループをあまり見かけませんでした。
    1人または2人参加で、黙々と歩いている人が大半の印象でした。

    一昨年うっかり入ってしまった、車道左側のコース外の上り坂。
    今年もそこに道しるべはありましたが、向きがはっきり車道を示していて、誰1人誤って入っていくことはありませんでした。

    長い坂道を登りきると、そこからコースは2つに別れます。
    左の車道はかなり遠回りです。
    でも、右の登山道は例年渋滞します。
    いつも通り右の登山道を選択。
    渋滞を言い訳に少し立ち休憩するつもりでした。

    ところが今年は一度も詰まることなく通過できてしまいました。
    今年は参加者そのものが少ないのかもしれませんが、高齢男性や中高年女性の参加が減ったことも大きいように思います。

    だからといって、それを単純に喜ぶ気持ちになれず、何だか気持ちが沈んでしまいました。
    この大会の面白さは、遅い人をいかに上手く回避し時間内にゴールするかのゲーム的要素が強いと私は感じていたせいかもしれません。
    42kmを歩けるかどうかだけの話なら、何でもない日に独りで歩けばいいのです。
    体力さえあれば歩けます。
    コースの明瞭な低山と舗装道路なんですから。
    参加者6千人。
    半分歩ければいいと思っている参加者もいて当然です。
    体力が尽きて、一所懸命なんだけれど速く歩けない人もいます。
    その人たちが塞ぐコースをいかに時間内に歩くか。
    それが面白いから、わざわざ大会の日に歩く。
    私がこの大会にはまっている要素の1つは、そのゲーム性なのでしょう。

    萩平丁字路。10:00。
    渋滞がなかった分、例年より少し早く着きました。
    ここから、道はまた2つに別れます。
    登山道は滑りやすい粘土質の道。
    例年、大渋滞が起こります。
    ここは舗装道路を選択。
    ところが、合流点に来てみると、人がスムーズに通っています。
    いやいや、合流点はスムーズなだけで、途中でかなり詰まっているのかも。
    そこからもまた舗装道路を選択。
    次の合流点は、登山道から舗装道路に上がるところが滑りやすい急な登りになっていて、ためらう人や時間がかかる人が多く、そこが詰まって例年大渋滞が起こります。
    今年、そこにはロープが張ってあり、しかも、登ってくる人がいませんでした。
    ・・・・これは、登山道のほうもかなり空いているのかも?

    とはいえ、次も舗装道路を選択。
    判断を誤って後悔したくない。
    3つ目の合流点からは登山道一択です。
    登山口から渋滞が始まりました。
    ほらね、ほらね。

    笠山への登り坂は、例年大渋滞が起こります。
    急な登り道のため、登りに弱い人が登山道を塞いでしまうのです。
    無理をすると私も体温が急上昇して歩けなくなるので、この渋滞はむしろ歓迎。
    のろのろペースで楽に山頂までたどり着きました。
    笠山CP。11:15。

    笠山からの下りは急に人の流れがよくなりました。
    ときどき木やロープにつかまりながら、ガレ場の下りを通過。
    いったん車道に出て、再び登山道に入ります。
    歩きやすい緩いアップダウンを繰り返し、笠山峠からはまた登り坂です。
    旧道と新道と2つあり、渋滞に辟易しているなら広い旧道のほうが追い越しやすいのでそちらにしようと思っていましたが、むしろ渋滞が恋しい気分で、新道を選びました。
    多少詰まり気味でしたが流れはあり、ときどき道幅が広くなるところで追い越したり追い越されたりして、旧道との合流地点までこれも楽に登れました。
    そこから堂平山への最後の登りは結構こたえました。
    やっぱりバテてきているかなあ。

    堂平山は、広く平らな芝生の山頂です。
    すがすがしく、このコースの中でも好きな場所の1つです。
    前夜の雨で空気が澄んで、眺望も良好でした。
    ああ、両神山が見える。
    上の写真は登山道を振り返って撮ったものです。

    そこから車道に出ると堂平山CP。11:53。
    スタンプがいくつか置かれてあって、自分で押すシステムでした。
    テントが張られ、色々な売店が並んでいる様子を左手に見ながら、ここは休憩なしで通過。
    一昨年までいたコバトンを初めとするご当地キャラが今年はいません。
    去年は雨が降ったから来なかったのかもしれませんが、今年は、もう本当にいないんだなあ。
    この大会に対する地元の姿勢が変わってきたということなのかなあ。
    あまり経済効果がないのですかね?

    舗装道路をしばらく歩き、剣ヶ峰CP。12:05。
    そこから登り坂が始まり、その先は丸太の短い階段です。
    ここをきつく感じ、暑さでバテ始めていることに恐怖しながら何とか登りきり、そこからの気持ちの良い下り道でどうにか息を整えました。

    白石峠で車道を渡ると、今度は丸太の長い登り坂です。
    土が流れ落ちて丸太が飛びだし、歩きにくいところでしたが、その全てに土嚢が入り、とても歩きやすい階段道に変わっていました。
    わあ、良かった。
    整備してくださってありがとうございます。
    ヽ(^。^)ノ

    先程の丸太の短い登り道でかなりもたついたので、今年は追い越したい人が楽に追い越せるよう、右端を地道に歩きました。
    ところが日向は辛くても、ここは日陰。
    冷たい風も吹いています。
    しかも空いています。
    自分のペースで淡々と登ったら、あっけなく登り切ってしまいました。
    おお?
    これは、まだいける?

    その先は、しばらく平坦な道。
    そして緩いアップダウンが繰り返されます。
    例年渋滞する岩がちな登りは少し詰まり気味でしたが、それなりに動きはありました。
    気持ちの良い道を流れに乗って歩き、急な下りを終えると、車道へ。
    定峰峠。13:05

    定峰峠は売店のあるオアシスです。
    ここまででスポーツドリンク500mL3本を飲み切っていたので、スポーツドリンク2本とコーラを購入しました。
    先週、赤コーラの威力を実感しました。
    こういうときはカロリーゼロなんかダメです。
    砂糖、カフェイン、炭酸。
    疲れた身体にガツンと高カロリー。
    普段、コーラや栄養ドリンクとは無縁の生活をしているから効くのであって、こういうものを常用するようになってはいかんなと、有難く飲んでいるくせに難癖をつける変なモードで大休憩しました。

    さて、次は大霧山への登りです。
    この縦走コース上でバテる危険度が高いのは、和紙の里から萩平丁字路までの車道。
    堂平山への登り。
    そして、大霧山への登り。
    ここさえクリアできれば、完歩の可能性が高まります。
    頑張ろう。
    大霧山までは小さなアップダウンが繰り返されますが、中でも大きな登りが3か所あります。
    1つ目は、登山口に入ってすぐの登り。
    やはり疲れています。
    かなりこたえました。
    それでも、下りに入れば獅子岩を確認する余裕はありました。
    晴れて日差しはありますが、上空に寒気が入っていて、最高気温は20度止まり。
    日向は暑いけれど、日陰に入れば意外なほどヒンヤリしていて冷たい風も吹いていました。
    それに助けられました。
    これで夏日だったら、ここで終わっていましたね。
    2つ目の登りも何とかクリア。
    人の列も途切れ気味になってきて、自分のペースで歩けるのも大きかったです。
    右手にフェンスが現われ、緩い登り坂を行き、左折すると最後の大きな登り。
    岩がちのこの登りをクリアすると、大霧山CP。14:20。
    良かった。完歩ペースです。
    これなら、大丈夫。
    大霧山からの眺望も抜群でした。

    さて、ここからは急な下りが続きます。
    まだあまり摩耗していないトレイル・ランニングシューズを履いてきたので、例年よりも靴底の性能が良く、こういう下りは楽に通過できました。
    どんどん下って、粥新田峠。14:45。
    ここの下山指定時刻が15:20なので、体力は残っていても、ここで引っかかってしまうと完歩できません。
    体力はまだあるのに完歩できない悲劇は、主にここで起こるようです。

    そこから舗装道路の緩い登りがあり、その先は車道。
    秩父高原牧場が見えてきました。
    名物のソフトクリームは長い行列ができていましたが、立ち休憩のつもりで列に並びました。
    1個300円。
    10分並んで購入できました。
    食べながら車道を登っていきます。
    長い車道の登りを終え、二本木峠を越えて、皇鈴山への登山道へ。
    ここは短い登り坂なのですが、例年渋滞が起こります。
    最後の最後、ここに来て体力の尽きた人の起こす渋滞です。
    体力が尽きたのは仕方ない。
    その人を責めても意味はありません。
    渋滞の原因となっている先頭の人を後ろの人が登山道が少し広くなるチャンスを活用して上手く追い越していくとそれでも大きな渋滞にならないのです。
    遅い人の後ろの2~3人が遅いペースに乗ってしまうと、後は全員がそのペースで歩くことになります。
    今年は、この最後の渋滞が長かったです。
    皇鈴山CP。15:50。
    たったか下ろうと思いましたが、そこもすぐに渋滞。
    詰まり気味の登山道を歩いていきます。
    いったん車道に出てしばらく行くと、七座目、登谷山への最後の登り。
    やはり渋滞気味のまま、何とか山頂。16:10。
    寄居の町を見晴らして、先を急ぎます。
    下りの登山道はすぐに壊れかけた舗装の道に変わり、道が広いので、自分のペースでたったか下っていけました。
    舗装道路まで下りて、ひと安心。
    ここから先は渋滞はありません。
    時間的にも、もう必ず完歩できます。
    釜伏峠。16:15。
    もう接待は終わっている時刻でしたが、まだ夏みかんが残っていました。
    わあい。ヽ(^。^)ノ
    名水の日本水をペットボトルに汲み、500mLを2息で飲みほして、さあ、最後の車道歩きです。
    体力が残っていることを実感。
    前半でセーブしたことが効いている様子です。
    ガンガン追い抜きます。

    ゴールの鉢形公園。17:45。
    無事、完歩できました。
    1250番くらいとのことでした。
    いつもの完歩証明書をもらいました。

    去年で完歩帽はなくなりました。
    そうか。
    完歩帽がなくなったということは、私の好きな完歩タオルマフラーもなくなったのですね。
    今持っているものを大切に使っていこう。
    無料配布はなくなりましたが、完歩帽もタオルマフラーも有料販売はしていました。
    去年の残りなのでしょうか。
    タオルマフラー1000円。
    ほほお。

    ゴール会場には、食べ物・飲み物のテントが並んでいました。
    芝生にレジャーシートを敷いて、遅れている仲間を待ちながら宴会を始めているらしい人たちが何組もいました。
    時間内にゴールしてきた仲間を迎える華やいだ声がこだまします。
    私も缶ビール500mLを400円で購入。
    飲み干して、寄居駅へと向かいました。

      


  • Posted by セギ at 14:54Comments(2)

    2017年04月17日

    上川乗から高尾まで縦走しました。2017年4月。


    2017年4月16日(日)、恒例の縦走をしてきました。
    ホリデー快速あきかわ3号に乗車し、終点武蔵五日市駅下車。
    駅前から数馬行きのバスに乗車。
    今回は、4台同時発車でした。
    出発。9:00。
    上川乗下車。9:40。
    まずはバスの進行方向に進み、三叉路で左折します。
    橋を渡って、上り坂を歩いていくと、登山口です。9:55。
    熊除けの鈴をリンリン鳴らしながら、ジクザグ道を登っていきました。
    道が平らになり、尾根を乗り越すように向こう側にまわると、すぐに浅間峠。10:40。
    ここで早くも靴ズレに気づきました。
    以前は平気だった靴で靴ズレするようになったということは、足の形が変わったのかなあ。
    そして、絆創膏がザックに入っていないことに気づいて、愕然としました。
    とりあえず、靴下の中にティッシュを挟むことで応急処置。

    ラジオからは、夏日の予報が流れていました。
    まだ新緑の季節には早く、木陰が少ない埃っぽい春の笹尾根を行きます。
    足が痛いのに加えて、ここで一気に体温が上昇。
    先週まで奥多摩は積雪が懸念されていたのに、今度は急に夏日。
    アップダウンが堪えます。

    熊倉山。11:40。
    去年は5月の新緑の中を歩いて、気温も今日より低かったので、今年より20分早く到着しました。
    今日は、ベンチも陽当たりが良過ぎて、暑い・・・。( ;∀;)
    しかし、下っていった先にカタクリを見つけて、心なごみました。
    軍刀利神社からは、予想しなかった富士山の大きな姿を見ることができました。
    春霞で少しぼんやりしている富士山でした。
    まだ雪が多いなあ。

    三国山。12:10。
    去年より25分遅れです。
    ここは例年通り人でいっぱいでした。
    ベンチからはみ出し、登山道脇で食事している人も多数。
    休憩は諦めて、先に進みます。
    生藤山への岩がちな登り。
    ゆっくりゆっくり登る高齢者パーティに行く手を阻まれているふりで、実はゆっくり登れて助かっている自分を発見する登り坂でした。

    生藤山の山頂はもともと狭いのですが、ここも満員。
    さらに先を目指します。
    こうして、休憩が先へ先へと伸びていくのはバテていく1つのパターンなのですが、木陰すらないので、先に進むしかありません。
    生藤山の下りは本日一番の難所です。
    今回は、靴ズレしているとはいえ、靴自体はグリップ力のあるものなので、安心して通過できました。
    ここからはのどかな良い道が続きます。
    まき道から来た人がヘルメットにピッケルを手にしていました。
    わあ、どこから来たんだろう。
    奥多摩の上のほうは、まだ雪が残っているようです。

    連行峰のベンチでようやく昼食休憩。12:45。
    日が陰り、風が強くなってきて、ようやく涼むことができました。

    ここから醍醐丸まで、いつもはあっという間のところをひどく長く感じ、疲れを実感しました。
    だんだん道が険しくなり岩がちになってきても靴底は安定しているので、その点は安心なのですが、登りがつらいのです。
    やっと醍醐丸。14:00。去年より30分遅れ。
    山頂のベンチに座り、ザックからヘッドランプを取り出し、電池を入れて点灯を確認。

    ようやく和田峠まで下りて、売店でコーラを購入。14:40。
    ベンチに座って大休憩。
    このコーラが効きました。
    最悪のときのカフェインと砂糖と炭酸の効果は絶大ですね。
    がつんと覚醒する感じです。
    もうここから下山しても良いのですが、体温さえ下がれば体力はまだ十分あります。
    多分日没にはなるけれど、先に進むほど安全度の増すコース。
    よし、最後まで行ってみよう。

    階段道を登り返して、陣馬山。15:10。
    山頂はまだ人が沢山いました。
    ここから1時間もかからず陣馬高原下に下山できますから。
    さて、私はここからが長いぞー。

    明王峠。15:45。
    いつも通りのペースに戻ってきました。

    しかし、底沢峠のところで、まき道と間違えて底沢へと下る道に入ってしまいました。
    道しるべがあるのに、見逃しました。
    やっぱり暑さでぼんやりしていたのかなあ。
    これは痛恨のミスです。
    何度歩いたかわからない奥高尾主脈でこんな道迷いをしてしまうとは。
    どんどん尾根と離れていき、さらにジクザグに曲がっていくことがわかったところで登り返しました。
    もう少し早く気づきなさいよ、ですね。
    底沢に降りることも考えたのですが、歩いたことがない道を下るのは、この時間ではむしろ危険かなと感じました。
    相模湖駅まで長そうですし。
    奥高尾主脈を歩いたほうが、最悪でも日没前に城山まで着ければ、そこからの道はヘッドランプで楽に歩けます。

    景信山は巻いて、小仏峠。17:30。
    熊鈴をリンリン鳴らして歩いている私に向こうから来た男性が声をかけてきました。
    「鈴を鳴らしているということは、クマが出る可能性があるということですか」
    「はい・・・・。朝や夕方には目撃情報があります」
    「うわあ、マジか。まあ気をつけます」
    山姿ではないこの人は、こんな時間にこれからどこへ行くのだろう。

    一丁平からは、桜の道。
    夕暮れで、写真はもう撮れないけれど、肉眼で眺めるには十分です。
    きれいだなあ。
    飽かず眺めました。

    紅葉台への登り道は取らず、まき道を行く途中でヘッドランプ点灯。
    高尾山下。18:30。
    ケーブルの最終がちょうど出る時刻でした。
    あと30分早ければなあ。
    やはり、道迷いが痛恨のミスでしたが、夏日でペースが落ちたのが根本の原因ですね。
    普段は、最終より1つ前、18:15のケーブルに乗車できますから。

    高尾山も巻いて、道がコンクリートになると、さらに安心です。
    トイレのところで他の登山客と遭遇しました。
    日没後の高尾山は無人ではないのですね。
    薬王院にも何人か人がいました。
    大きなカメラや三脚持参の人たちです。
    夜桜を撮るのかな。
    星を撮るのかな。

    双眼鏡が設置されている、見晴らしの良いところにも数人。
    夜景を見物に来ている様子です。
    私も少し立ち止まって眺めました。
    ダイヤモンド富士を撮影に来たとき、ここの夜景も撮影したけれど、スマホではあまりきれいに撮れなかったので、今回はひたすら目に焼き付けました。

    さて、1号路を下ります。
    懐中電灯で登ってくる人がいます。
    トレイルランナーもいます。
    ハセツネは夜間に奥多摩を走りますので、夜に走る経験は必要なのでしょう。
    登山者や観光客を気にせず走れますし。

    「夜間登山は危険です」
    という看板を見て、すいませんと小声でつぶやいていたら、光る2つの目を発見しました。
    地面すれすれの位置です。
    私のライトが反射しているのでしょうが、夜に活動する動物の目って本当に光るんですね。
    多分タヌキでしょう。
    しばらく立ち止まってこちらを見ていましたが、1号路を横切って斜面に消えました。
    夜の1号路は、いろんな発見があります。

    下山。19:40。
    登山口からは街灯の灯りで歩いていけました。
    高尾の麓も桜が満開。
    街灯の光でも十分にきれいでした。
    しばらく見とれて、駅に入りました。

      


  • Posted by セギ at 13:46Comments(0)

    2017年04月02日

    多摩湖自転車道を走ってきました。2017年4月。


    2017年4月2日(日)、東京のソメイヨシノの標本木は満開らしいですが、三鷹のソメイヨシノはまだ咲き始め。
    でも、早咲きの種類の桜が咲いていないかな。
    そこで、1年ぶりに多摩湖自転車道を自転車で走ることにしました。
    午前10時過ぎに家を出発。

    道路地図でおおよその地理を把握してから出発したので、今回は迷わずに自転車道入口まで行くことができました。
    三鷹から境浄水場へ。
    桜橋交差点を右折し、北上。
    浄水場西交差点を左折。
    関前五の交差点の信号を渡ると、多摩湖自転車道の入り口です。

    やはりソメイヨシノは咲き始め。
    それでも、多くの人が歩いたり、ジョギングしたり、自転車に乗ったりして、それぞれに自転車道を楽しんでいます。
    随所にベンチやあずまやがあるので、休憩ポイントも多数。
    好きなところで立ち止まり、また進み、のんびり楽しむこともできれば、そうしたのんびりした人たちを上手にかわして爆走するのもまた楽しい自転車道です。
    来週の日曜日はきっと満開で、この道も今日以上に賑わうことでしょう。

    小金井や小平では桜まつりが開かれていました。
    紅白の幕が張られ、様々な露店が立ち、多くの人で賑わっています。
    早咲きの種類の桜は満開でした。
    上の画像がそれです。
    密が特別甘い桜なのか、一本の木にメジロがたくさん集まっていました。
    菜の花の黄色も鮮やかです。

    予想よりずっとカラフルで楽しい道にペダルも進み、昼の12時前に多摩湖に到着。
    多摩湖1周ウォーキング大会が開かれている様子で、受付の長机が置かれていました。
    まだ時間が早いから、私も多摩湖を1周してみよう!
    入り口からすぐの、多摩湖を渡る広い橋からは、晴れた日には、奥多摩三山や雲取山がよく見えるようです。
    あいにく今日はうす曇りで、山影はあまりに薄く、山座同定は不可能でした。

    橋を渡って左へ。
    反時計回りに一周開始です。
    しかし、この自転車道は、眺望は何もなく、道はタイヤとの摩擦が強い印象で、しかもアップダウンも多く、走り始めてすぐに後悔。
    それでも、西武ドームの前を通るときには感動しました。
    西武ドームまで、自転車で来たぞー。ヽ(^。^)ノ

    西武ドームを過ぎてからの後半は下り道が多く、快適でした。
    多摩湖までの自転車道は度々道路と交差するので、そこは神経を払わないといけないけれど、この道はまさに1本道で、横から車が出てくる心配はありません。
    慣れると快適だなあ。
    そうするうちに、再び多摩湖入り口に戻ってきました。

    まだ午後1時過ぎです。
    1周、約1時間でした。
    これで帰るのは勿体ない気がします。
    トイレと、その前に駐輪場があったので、自転車をいったんそこに置いて、隣接する狭山公園を散策することにしました。

    スニーカーで来ていたので、よく踏まれた道や階段道も何だか勝手が違って、そろそろと歩きます。
    軽登山靴なら、ザクザク行けるんだけどなあ。
    それにしても、狭山公園は広い様子。
    今度来るときは軽登山靴持参で、ここの散策をメインにするのも良さそうです。
    池のほとりのベンチに座って、ちょっと休憩。
    ここも桜が満開だとさらにきれいでしょう。

    さて、そろそろ帰ろう。
    来た道を戻ります。
    歩行者を上手にかわすことにも往路より慣れて、快走し、あっという間に、自転車道入り口に戻ってきました。
    武蔵境のヨーカドーに寄って買い物し、帰宅してもまだ午後3時。
    来年はもう少し細かく計画し、昼食なども持参して行こうかなと思います。
    そして、やっぱり、ソメイヨシノが満開のときに行きたいなあ。
      


  • Posted by セギ at 19:17Comments(0)

    2017年03月22日

    南高尾山稜を歩きました。2017年3月。

     
    2017年3月19日(日)、南高尾山稜を歩きました。
    週半ばに冷たい雨が降り、檜原村や奥多摩では麓にもうっすらと雪が積もったと聞いていました。
    あれから暖かくなったとはいえ、山道で凍結箇所や泥濘に悩まされるのは嫌だなあ。
    そういう山に行きたい日もあるのですが、今週はもっと楽をしたい気分です。
    そんなときは奥高尾が一番。

    というわけで、高尾駅北口から小仏行きのバスに乗車。
    高尾温泉のラッピングバスを含む3台のバスが同時発車しました。
    春の観光シーズンが来ましたね。
    日影下車。8:50。
    支度をして出発です。

    日影林道は毎月歩いているような錯覚がありますが、よく考えたら秋から来ていませんでした。
    半年ぶりに沢沿いの道は、かなり舗装が進んでいました。
    え?
    通行禁止のときもあったんですか?
    全然知らなかった。
    今は休工中だそうです。

    暖かくよく晴れた日でしたが、まだこのくらいの気温ならバテることはなく、小仏城山到着。10:20。
    空いているトイレに入ろうとすると、若い女の子に声をかけられました。
    「そこ、鍵がかからないんです」
    「鍵ですか?」
    試しに鍵の突起部分を押しながら回してみると、しかし、特に問題なく動きます。
    「・・・・あれ?」
    声をかけてくれた子は不思議そうにしていました。

    以前も、ここのトイレで同じやりとりがあったことを思い出しました。
    若い子は、たてつけの悪い戸に慣れていないのかもしれません。
    鍵が固まって動かないときは、突起を抑えて鍵を回すと動きだすことがあります。
    上手く鍵穴に入らないときは、隙間から覗き込みながらドアを少し押したり引いたりするなどの調節をすると上手く入ることが多いです。
    山のトイレは、風雨にさらされ、寒暖の差も激しいですから、そんなにたてつけはよくないので、工夫して入りましょう。
    ヽ(^。^)ノ

    さて、昼にはまだ早い時間帯ですが、ベンチはほぼ埋まる盛況でした。
    早咲きの梅の花もちらほら。
    ここから高尾山までの尾根道は桜の名所。
    今から楽しみです。

    さて、今日は南高尾山稜を歩きます。
    ちょっと休憩し、高尾方面に向かって木段を降りてすぐの分岐を右へ。
    大垂水へと降りていきます。
    急坂ですが木段が整備され、足止めも多く埋められて、昔と比べると本当に歩きやすくなったなあと、毎回同じ感想を抱きながら、たったか降りて行きました。
    下りるだけ下りきると、その先は斜面をトラバースする細い道。
    そこから、斜面をジグザグに下っていくと浅い沢沿いの道に出ます。
    すぐに沢と別れ、鉄柵に頼って急な下りを慎重に行くと甲州街道です。

    甲州街道を渡る歩道橋は、そのまま南高尾の登山道につながっています。
    このあたりでトレイルランナーと多くすれ違いました。
    登山者も多いです。
    南高尾も賑やかになったなあ。
    数年前までは、スミレや桜の季節ですら、こんなに人はいなかったように記憶しています。

    大洞山。11:35。
    ここのテーブルとベンチが無人だったのは、逆に驚きました。
    何事もタイミングというものでしょうか。

    ここからは緩やかに登ったり下ったり。
    まき道は崖っぷちで少し細いところもあり、慎重に通過しました。
    段差の大きいところは木段が整備され、新たに鎖がつけられていました。
    ここも来る度に少しずつ変わっていますね。
    ベンチなどが多く整備され、休憩できる場所が増えているのも感じます。

    見晴台。12:20。
    幸いベンチがちょうど1つ空いていたので、ここで昼食。
    冬は陽だまりが気持ち良い場所ですが、この陽気ではちょっと暑かったです。
    これからの季節は、ここではなく、木陰の場所で昼食をとるのがいいかなあ。
    でも、眺望は間違いなくここが一番です。
    春霞で丹沢もぼやけていましたが、沢筋や山頂付近は積雪しているのが見えました。
    やはり数日前の雪が残っているのだなあ。

    さて出発。
    この先もベンチが増えているのを確認しながら、歩きやすい道をどんどん行き、三沢峠。13:05。
    おや、ここも新しく丸太型のベンチが設置されています。
    そこに座って、ちょっと休憩。
    今日はここから、いつもとは違う、梅ノ木平への道を歩いてみることにしました。

    「車両侵入禁止」の看板が道の真ん中に立っています。
    林道レベルの幅広な道でした。
    平坦で、ゆったりと下っていくことができました。
    尾根道ではないので展望はありませんが、歩きやすい道でした。
    足許には早咲きのスミレが。

    やがて道は沢に沿って進むようになりました。
    未舗装ですが途中からは車の侵入もOKな林道となりました。
    でも、車は全く通りませんでした。
    どんどん歩いていくと老人ホームがあり、そこからは舗装道路でした。
    道なりにさらに歩いていくと、高尾の有名な料理屋さんに出ました。
    ははあ。ここに出るのかあ。
    山支度では前を通るのでも気がひけるわあと思いながら通り過ぎると、その先は分岐ごとに道しるべがありました。
    その通りに歩いていくと、甲州街道に。

    しかし、ここは高速道路の入り口でもありました。
    歩行者がどう進めば良いかは明確で危険もないのですが、交通量が多いので若干ストレスがあります。
    歩道を渡って、地下道を通って、高速道路と別れてからは、甲州街道を淡々と行きます。
    道の両側にしっかりした歩道がありますので、ここも危険はありません。
    でも、やっぱり、いつもの草戸山から高尾山口に降りていく道のほうがいいなあ。
    1回歩くと、こういうことがわかりますね。

      


  • Posted by セギ at 11:17Comments(0)

    2017年03月13日

    高尾のハナネコノメを見に行ってきました。2017年3月。


    2017年3月12日(日)、今年も山スカートひらりの春がやってきましたー。
    私はどちらかと言えば、〽高尾の春よー と歌いたいほうではありますが。
    今の1フレーズは替え歌です。
    ヽ(^。^)ノ

    春を告げる、スプリングエフェメラル。
    春の妖精と呼ばれる早春の花たち。
    その中でも、数年前に京王電鉄のポスターに取り上げられて以来、高尾はハナネコノメが有名です。


    ごく普通のところに咲いているのですが、この花がどこに咲いているかの知識を持っていないと、多分気づかない。
    そういう花です。
    有名な場所が2か所。
    他にもう1つ、私の秘密の場所。
    「秘密の場所」と思っている人は私の他にも大勢いるとは思うのですが、それでも、やはり私の秘密の場所です。

    そんなわけで、今年も、どういうコースを歩いたのかは秘密です。


      


  • Posted by セギ at 10:50Comments(0)

    2017年03月06日

    藤野駅から日連アルプスを歩きました。2017年3月。


    2017年3月5日(日)、藤野駅近くの低山、日連アルプスを歩いてきました。
    日連は「ひづれ」と読むそうです。
    コースタイムでも4時間足らずのご当地アルプスです。

    支度をして、藤野駅出発、8:40。
    2週間前に歩いたのとは反対側の金剛山を目指します。
    駅前の階段を下りて直進してすぐの県道を左へ。
    歩道があまり整備されていないわりに交通量が多く、ちょっとストレスを感じながら歩いていき、道なりに日連大橋を渡ります。
    橋は広い歩道が整備されていました。
    橋の左手にはスーパー、少し行くと右手にコンビニ、さらに行くと追分のバス停があり、その先の分岐を道なりに右方向に行きます。
    歩道の整備されていない道を車の行き来に注意しながらしばらく行くと、金剛山のバス停が見えてきました。
    その手前の赤い鳥居が登山口です。9:05。

    赤い鳥居をくぐると後は明瞭な踏み跡のある登山道でした。
    小さな沢をしっかりした木橋で渡り、植林帯をジグザグに登っていきます。
    やがて道は直登になり、ひと登りで金剛山。9:30。
    金剛山神社の小さな祠があり、説明書きがありました。
    火伏せの神様なんだなあ。
    木立に囲まれ、展望はあまり良くないですが、ベンチがあり、休憩適地でした。

    さて、縦走路に戻り、道しるべを確認して、次は「峰への分岐」を目指します。
    5分とかからず分岐に到着。
    ここで、縦走路からいったん外れ、分岐を左へ。
    1分で「峰」に到着。
    木立が切れて、左手に展望が広がりました。

    さらに道しるべの通りに2分ほど先に進むと八坂山。9:40。
    ここからは「富士山が見える」とガイドブックにあり、楽しみにしていたのですが、なるほど見えることは見えても、てっぺんの平らな部分がちょっと見えるだけでした。
    「うわー、富士山なんか1cmくらいしか見えないよ」
    と独り言。
    その1cmとは、何を基準とした、どういう縮尺の1㎝ですか!
    自分のつぶやきに自分で突っ込みを入れつつ、そこにあった低いベンチに座ってちょっと休憩。
    下に見える町と山々とのバランスが良く、低山らしい眺めで、寄り道した価値はありました。

    分岐まで来た道を戻り、縦走路を先に進みます。
    少し道は細いですが、気持ちの良い尾根道が続きました。
    しばらく行くと、杉峠。
    ここにもしっかり道しるべがありました。
    小さい道しるべですが要所要所にあり、最近整備された印象です。

    ここを右折。
    またも縦走路と別れ、今度は鉢岡山へ寄り道です。
    しばらく行くと右に民家があり、車道が突き当たってきます
    そのまま直進し、舗装されていない、車がギリギリ1台通れる林道を行きます。
    林道をどんどん行くと、左に駐車スペースがあり、そこからは道は少し細くなり山道らしくなってきます。
    送電鉄塔の横を通っていくと、右手に骨組みだけの2階建ての廃屋があり、その少し先の左には白い乗用車が廃棄されていました。
    何がどうなるとこんなところに車を廃棄することになるんだろうと首を傾げながらしばらく行くと、展望台でした。
    丹沢方面の展望が広がりました。
    上の画像がそれです。

    この先、登山道には細い丸太が横たえられていて、これは侵入禁止という意味なのかなとも思いましたが、その先の踏み跡も明瞭でしたので、とりあえず行ってみることにしました。
    道はときどき細くなり、笹竹などの丈が高く、少し不安になりましたが、踏み跡は途切れることはありませんでした。
    登っていくと、鉢岡山山頂。10:30。
    ここが本当の山頂なのでした。
    杭の形の山頂標識が斜めに傾いていて、電波塔がどーんと立っている山頂です。
    笹竹が育ちすぎて、展望はありません。
    先程の展望台までで十分だったかなあと感じながら、来た道を戻りました。

    戻っていくと、本日1人目の登山者と遭遇。
    「良いお天気ですねえ」
    と挨拶を交わしました。
    今日は、結局、その人1人としか出会いませんでした。
    静かな山です。

    杉峠まで戻りました。10:50。
    ここからまた縦走路を行きます。
    春めいたぽかぽか陽気の明るい日差しの下、尾根道をのんびりと歩いていき、日連山。11:10。
    展望もなく、ベンチもなく、狭い山頂でした。
    ベンチがあったらここで早めのお昼にしようかと思いましたが、どうもそういう雰囲気の場所ではないので、先に進みました。

    さらに5分歩いて、宝山。11:15。
    日連山と同じ雰囲気です。
    カラスが木の枝にとまっています。
    これは、山の中でお昼ご飯を食べるのは、今日は諦めよう。
    昼前に下山しそうですし。

    さて、ここからの下りが、このコース唯一の難所でした。
    最初は木段の下りですが、だんだん傾斜がきつくなり、やがて、ローブの張ってある下りとなりました。
    トラロープの他、新しい白く太いロープで整備されていますので、落ち着いて足場を選び、ロープに頼り切らないようにして降りれば大丈夫でした。
    難所はそこだけで、それもほんの短い距離でした。

    一昨年の4月に九鬼山から猿橋駅近くの御前山へと縦走したときは、こんな道が延々と続いてすっかり心が折れたなあ。
    そんなことを思い出しながら下りていくと、今までより広めの登山道に出て、そこも道しるべの通りに左に進んでいきます。
    崖っぷちの道がしばらく続きます。
    ときどき道が細くなるので、私はこういうところのほうが苦手だなあ。
    でも、そうした道もすぐに終わり、舗装道路にポンと出ました。
    ここも登山口を示す新しい小さな道しるべが立っていました。
    舗装道路を左に進み、車がときどき通るのに気をつけていくと、日連神社が見えてきます。
    ガイドブックの通りに、その手前で道が二股に別れるところで右に下り、細い舗装道路をとことこ歩いていくと、県道に出て、そこは左へ。
    日連橋を渡り、少し先の三叉路では右の舗装道路をゆるく登っていくと、朝歩いた県道に出ました。
    日連大橋を渡って、藤野駅へ。12:25。

    一泊の山でもあるまいに、お昼どきに下山とは。
    春期講習と新学期準備の仕事がたまっているので、これは早めに帰って仕事をしろということでしょうか。
    2週間前の金剛山とあわせて両方一度で歩くと良いのかもしれませんか、そうなると今度はコースタイムは8時間近くなり、日没との闘いになりそうですね。

      


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    2017年02月27日

    芦ヶ久保 山の花道と丸山を歩いてきました。2017年2月。


    2017年2月26日(日)、埼玉県芦ヶ久保の低山を歩いてきました。
    あしがくぼ山の花道。
    山の雑誌でこの名を見つけたときから、いつか行きたいと思っていた場所でした。
    名前がいいんですよね。
    場所があまりにも駅から近いことから考えて、そんなに凄いところだと思っているわけではないのです。
    規模も小さいのでしょうが、それがまた愛おしい、よく整備された可愛らしい場所なんじゃないでしょうか。

    三鷹発7:22。
    国分寺、東村山、所沢、飯能と、乗り換えて乗り換えて、芦ヶ久保。9:03。
    去年は1月に丸山を歩きましたので、芦ヶ久保駅周辺の配置はわかっています。
    おお。今年も「氷柱」ののぼりがはためいていました。
    これも、駅の近くのわりに見応えのあるものでした。

    さて、駅前広場から道路に向かってまっすぐ階段を下りていき、歩行者用押しボタン式信号を渡って、左へ。
    駅前の酒屋の脇の道に入る、というガイドブックの記述を頼りに歩いていきましたが、目印の酒屋は酒屋なのかどうか判然としない店でした。
    でも、道しるべがあるから安心です。
    「あしがくぼ山の花道」の道しるべは低く小さく、それも可愛いですね。
    この道しるべと案内板が随所にあり、地図を開くことなく歩いていけました。
    登っていくと、武甲山が大きく見えてきます。
    何かまた一段と手前が削られたような気がします。
    勇ましい眺めだなあ。
    武甲山くらい見た目で人に勇気を与えるくれる山は他にちょっとない気がします。
    満身創痍でありながら、なお美しい山です。

    いちご狩りの施設などを通り過ぎ、駅から徒歩20分で舗装道路と別れ、左手の山道に入っていきました。
    山道はほとんど道なりに歩いていけば大丈夫なのですが、1か所「あしがくぼ山の花道」を示すちょっと背の高い掲示の向きが微妙で、右折を誘導しているように見えるのが一番悩んだ箇所。
    でも、地形から考えてここは直進でしょうと進んでいくと、それで正解でした。
    いったん道路に出ると、トイレがありました。

    そこからも道しるべを頼りに歩いていくと、無事に「あしがくぼ山の花道」入り口に到着。
    入り口に案内図があります。
    これをスマホで撮影しておいて良かったです。
    中に入ると地図や道しるべがあまりないんです。
    シーズンオフだからかもしれませんが。

    カタクリやニリンソウがまだ先なのは知っているけれど、セツブンソウはもしかしたら咲いていないかなあ。
    そう思って、案内図の「セツブンソウ」のところを探し歩きました。
    道に迷って、同じところを2周くらいしましたが、何とか到着。
    崖っぷちの階段をどんどん登って、そこからどんどん降りていく、沢沿いの暗い場所がそこでした。
    途中から予想はしていましたが、セツブンソウの花はおろか、葉1枚ありませんでした。
    ( 一一)

    ここ、ガードが甘くない?
    盗掘されちゃったんじゃないの?
    などと思っていると、やってきた人に声をかけられました。
    「まだ早かったですねえ。今年は暖かいからと思って早めに来たんだけど」
    「ここ、セツブンソウ、咲くんですか」
    「咲きますよ。一昨年来たときは、斜面にいくつもいくつも咲いていましたよ」
    「そうなんですか。何にもないから盗掘されちゃったのかなあと心配しました」
    「(笑)大丈夫、咲きますよ。一昨年は、たくさん咲いていましたよ」

    こんなに日陰で冷気がたまるような沢沿いとなると、咲くのはあと2週間くらい先でしょうか。
    セツブンソウを皮切りに、カタクリや桜の咲く春には、大勢の人が集まるんだろうなあ。
    登り返して、ロウバイの咲く丘の日当たりの良いベンチで休憩。
    また来年、今度こそ花の季節に来よう。

    さて、ここから、去年とは逆コースで丸山を目指します。
    まずは舗装道路に出て、左の上り坂を行きます。
    三叉路からは、道しるべの通りに山道へ。
    登山道が物凄くえぐれていて、左右が土の壁のような山道を行きます。
    どんどん登り、左右の壁がなくなる頃、道は開けて、広くなっていきますが、同時に大変な急登の始まりです。
    一本調子の急な登りは道の端がまだ凍っていたり、霜柱のせいで道がデコボコになっていました。
    登りきると、駐車場に通じる舗装された遊歩道を横切って、尾根道へ。
    去年は通行禁止だったこの尾根道を今年は歩くことができました。
    いったん階段を下り、また狭い舗装道路を横切って、階段を登っていきます。
    ひと登りで山頂。12:20。
    コンクリートの展望台がどーんと構えている山頂です。
    人工物の最たるものですが、この展望台からの見晴らしは素晴らしいです。
    去年は高曇りで、武甲山と両神山くらいしか確認できませんでしたが、今年は両神山の左手奥に八ヶ岳の白い姿がくっきり。
    甲武信ヶ岳を含む秩父の稜線もくっくりと見えました。
    奥多摩の蕎麦粒山と大岳山も。
    両神山の右には、浅間山。
    展望台の反対側も素晴らしい眺めでした。
    遠くの雪山は空に融けるようにぼんやりとしていますが、谷川岳と日光白根のようです。
    案内板があるので、山座同定が楽でした。ヽ(^。^)ノ
    下のベンチが先客でいっぱいなので、展望台の椅子で昼食。
    贅沢な眺めを満喫しながらのお握りのおいしいこと。
    今回は、ほうじ茶を入れてきました。

    さて、下山します。12:45。
    登ってきた方向のまま直進。
    広い斜面の下り道も霜柱でぼっこぼこでした。
    サクサクで歩きやすかったです。
    白石峠分岐は道しるべの通りにほとんど直角のイメージで右折。
    ゆるくくだっていくと、ハンググライダー出発地点。
    最後の眺望を楽しんで、さて本格的な下りの始まりです。

    去年はこんな急なところを登ってきたのかー。
    この山、どちらにしろ急ですね。
    いったん車道に出ると、そこが大野峠。
    直進するように車道を横切って再び登山道に。
    ここからは、植林帯の下り道が延々と続きました。
    どんどん下って、谷底まで下り、細い沢を二つ渡りました。
    橋は役に立たないものでしたが、沢は浅いし狭いので、そんなに気持ちの負担になるものではありませんでした。
    その先の崖っぷちの道のほうが、案外細いところもあり、砂が流れ落ちて斜めのところもあり少し用心が必要でした。
    どんどん歩いて、道が平らになり歩きやすくなり、しっかりした橋を渡ると、やがて、舗装道路に出ました。14:25。
    舗装道路を下っていくと、大きな車道に。
    ここは交通量も多いですが、進行方向右側にずっと広い歩道がついているのでそんなにストレスなく歩いていけます。
    でも、駅まで長いです。
    やっと見えてきた芦ヶ久保駅。14:45。
    次の電車は14:53発。
    先週に続き、やや歩き足りないですが、春はもうすぐ。
    もうすぐたっぷり歩く季節がやってきます。

      


  • Posted by セギ at 12:15Comments(0)

    2017年02月20日

    石盾山・金剛山・京塚山を歩いてきました。2017年2月。


    2017年2月19日(日)、藤野駅から歩ける低山を巡ってきました。
    藤野園芸ランド遊歩道として整備されている道です。
    最高峰で金剛山450m、1周のコースタイム4時間。
    このコースをガイドブックで見たとき、冬にちょこっと歩きたいときに行こうと決めていました。
    ついに、その日が来ましたよ。

    藤野駅で支度をして出発。9:05。
    春一番が吹いたのにまた寒さが戻り、昨夜は遅くに小雪も舞ったようです。
    藤野駅前のベンチは霜が融けてぐしゃぐしゃでした。
    駅前から正面の階段を下りていき、まずは国道を右折。
    すぐに道は二股に別れ、左の下り道を行きます。
    左手に見えている山々が今日登る山。
    山肌にどーんと大きい封筒のオブジェが見えました。
    「緑のラブレター」というらしいのですが、由来を知らない私はその眺めにぽかんとしてしまいました。
    先週は、雲取山や七ツ石山、鷹ノ巣山の新しい山頂標識に「何だい、この陰気な人工物は」とがっかりしましたが、ここまで駅近の低山ですと、あまりがっかり感はないです。
    むしろ、何だか面白くなってきます。

    道なりに歩いていき、弁天橋を渡りました。
    橋を渡りきると、そのまま登り坂に。
    日陰は路面に雪や霜が残っていました。
    案外こういう道が滑るので慎重に歩きます。
    登りきると、突当りを右へ。
    まっすぐな車道の右端の歩道をてくてく歩いていきました。
    そのままずっと直進すると、やがて道はS字を描いて緩やかな下りになります。
    そのままどんどん歩いていきます。
    長いなあ、見落としたかなあと思う頃、ようやく右手に石盾尾神社の看板が見えてきて、そこを左折。
    薄暗い道路を歩いていくと、右手に石盾尾神社。
    そのすぐ先が登山口でした。
    「A01」の道しるべが立っています。9:55。
    階段道に雪が積もっていて、わあ登山口から雪かあとストックを出していると、通りかかった車がピタっと停まりました。
    ドライバーが窓から顔を出します。
    「ここから登るの?急だよ」
    「え?ここから登るのは、急・・・・・?」
    「いや、まあいいけどね」
    「・・・・・・」
    車は走り去っていきました。
    急って・・・・・。
    『藤野なぐら地区てくてくマップ』に載っている普通の登山口ですが・・・・。
    でも、何かあるのかもしれないから、とりあえず気を引き締めて、出発。

    雪がうっすらとつもる階段を登っていきます。
    坂道ではないので雪が乗っていても滑ることはなく、一歩一歩しっかり歩いていくと、すぐに石盾山山頂。270m。10:00。
    アプローチに50分。登頂、5分。(^-^;
    山頂は日あたりがよく、雪はありませんでした。
    見晴台があり、西の展望が開けていましたが、そこには2人の先客がありました。
    そして、山頂には「しあわせの鐘」が。
    (''_'')
    何かよくわからないけれど、とりあえず鳴らしてみました。
    カーンとなかなか大きい音が出ました。
    尾瀬のクマよけの鐘と音が似ているかもしれません。

    そこからいったん緩く下り、また登り返すと小ピーク。
    このあたりは全く雪はありませんでした。
    道は全て乾いて快適でした。
    そこからまた緩い登りと下りを繰り返し、名倉峠。10:20。

    ここから車道歩きです。
    車道を右に歩いていきます。
    しばらく行くと、ベンチがあり、「包丁岩」という掲示が。
    車道とは思えない見晴らしの場所でした。
    目の前にある、蟻の戸渡りのようにスパッと両側が切れ落ちた岩が包丁岩なのでしょう。
    あそこを歩いたら怖いだろうなあ。
    さらにどんどん歩き、右手に葛原神社を見るとその先は道が二股に別れます。
    右の細い車道に入ると、しばらくして道は畑の1本道になりました。
    鉄塔の手前で「B01金剛山」という道しるべがあり、その通りに左に曲がると登山口。10:40。
    ここもうっすら雪が積もっていました。
    枯葉の上に乗っている雪で、特に滑る心配はありませんが、ちょうど降りてきた二人連れがいて、下りは少し歩きにくそうでした。
    右側は崖っぷちですが、トタンの低い塀や白く塗られた鉄柵で常に保護されていて、滑落の心配がありません。
    安心して歩いていけました。
    雪は麓だけで、日当たりの良い中腹より上は乾いた歩きやすい道でした。
    距離が短いので苦もなく山頂へ。
    金剛山山頂。11:05。
    狭い山頂ですが、丹沢方面の眺望が良好でした。
    上の画像がそれです。
    ベンチに座って、ちょっと休憩。

    さて下ります。
    少し急な下りも、ストックがあるのでたったか降りていけました。
    どんどん下っていくと、やがて道は石段になり、あっという間に天神峠。11:15。
    ここからまた車道歩きです。
    この道路には、オブジェが点在していました。
    「芸術の道と名づけられた車道」とガイドブックにありました。
    芸術の道と名づけられた「車道」!(''_'')
    ちょっと他にない言語感覚です。

    まず、極太の注連縄を縦に地面に突き刺したようなオブジェが遠くから見えてきました。
    近寄って解説を読むと『森の守護神』。
    藤野の自然を大胆に切り取った作品だそうです。
    樹木の生命感あふれる姿を連想させ、同時にDNAも連想させるとか。
    し、注連縄しか連想しなかった・・・・。

    絵画なら、よくわからないなりに好きとか嫌いといった感想は持つことができるのですが、オブジェとなると、好き嫌いの感想すら湧いてこないです。
    他に、1988年何月何日だったかの火星の方向を示している、楕円と放物線と円を組み合わせたユークリッド幾何学がどうのこうのというオブジェもありました。
    立ち止まっては解説を読み、なんじゃこりゃとつぶやきながら、前戸沢橋を渡り、針金を固めた直方体が半分崩壊したようなオブジェ、わりと普通な女性像のオブジェと見て行きました。
    その先、「A31遊歩道」と書かれた小さな道しるべが左手にあり、そこから再び登山道に入りました。
    山道はよく踏まれた歩きやすい道ばかりです。
    ふっと右が開けて、向かい側にもう一つの金剛山が見えました。
    藤野駅の近くには、金剛山が2つあります。
    あちらのほうは「日連アルプス」と呼ばれているそうで、やはり4時間ほどで1周できるコースらしいです。
    あっちも機会を見つけて歩いてみたいな。

    開けた斜面を2人の男性が登ってきました。
    えー・・・、どこから来たんだろう。
    そこ、道じゃないですよね。
    「向こうの金綱山に行きたいんだよー」
    と道を訊かれ、持っていた地図のコピーを見せました。

    さて、道はそのまま民家の軒先みたいなところに入り、車道に出る寸前に「A30京塚山」の道しるべがあり、その通りに左折します。
    墓地を左に見ながらの上り坂が続きます。
    コンクリートのスロープと石段の道です。
    途中から山道になり、この先は随所に道しるべがあります。
    京塚山。12:40。
    ベンチとテーブルがあり、ここで昼食。
    熱いカフェオレを入れてきたのですが、今日はほうじ茶の気分だったなあ。
    気持ちのよい陽だまりの場所でした。

    山頂からは少し急な下りです。
    鎖の張られたポールが登山道に並び、それを支えに安全に降りていくことができました。
    どの道も本当によく整備されています。
    また緩く登り返し、しばらく行くと、古峯山。13:10。
    ここは、相模湖の眺めの良い場所でした。
    相模湖周辺の橋や観覧車が見えました。

    さて、もう下山です。
    「A17芸術の道」と書かれた道しるべにしたがい、下っていきました。
    ホウバの大きい枯葉を踏みしめて、少し水がしみだしている沢を渡り、ぐっと下っていくと、もう舗装道路。
    そのまま進行方向に進み、朝歩いた車道に出て、藤野駅に戻りました。13:50。
    随分早い下山です。
    もう少し寄り道しても良かったかなあ。
    あの巨大な「緑のラブレター」のところにも立ち寄ったら良かったですね。
    ちょっと物足りないですが、どの道も歩きやすく好ましかったので、何年かしたらまた冬に歩きたいと思います。
    何より、駅から歩けるのに人がほとんどいないのが快適です。
      


  • Posted by セギ at 15:49Comments(0)

    2017年02月13日

    鴨沢から雲取山に登り、石尾根を下山しました。2017年2月。


    2017年2月11日(土)、雲取山に行ってきました。
    6:59 三鷹発のホリデー快速おくたま1号に乗車。
    8:21 奥多摩駅着。
    バス停は既に大行列。
    丹波まで行く人はさすがに別扱いですが、奥多摩湖周辺で下りる人も、雲取山に行くために鴨沢まで行く人も区別なく「鴨沢西」行きのバスに順番に乗ります。
    それを区別するよりも、前から順番にどんどん乗ったほうが効率が良いという判断なのでしょう。
    1台目が超満員で発車。
    その後の増発のバスで、何と運良く座ることができました。8:35。
    朝からラッキー。ヽ(^。^)ノ

    鴨沢着。9:10。
    駐車場やら向かい側のバス停のベンチやらありますので、大人数でも支度の場所には悩みません。
    きれいなトイレもあり、有難い場所です。
    支度をして、出発。9:30。
    バス停奥の階段を上がり、そこからすぐに舗装道路を登っていきます。
    しばらく行くと登山道に入ります。
    ここは、いつもはひどく凍結しているところです。
    雲取山は、麓の凍結箇所が私にとっては一番の難所です。
    30分も歩くとまた舗装道路に出てしまうので、アイゼンを着ける気にはちょっとなれません。
    でも、1番ガチガチに凍結して歩きにくいのはこの区間です。
    今年は、ほとんど土が出ていて、雪がうっすら残っている箇所も凍結はなく、快適に歩けました。
    本日2つ目のラッキー。ヽ(^。^)ノ

    いったん舗装道路に出てしばらく登り坂を行き、小袖乗越から再び山道へ。
    新雪の道がずっと続きました。
    木曜・金曜に雪が降ったばかりで、本日は快晴。
    雪山としてベストコンディションです。
    日当たりの良い場所は既に雪は融けていました。
    広葉樹の葉が落ちて道は明るく、見晴らしも良好です。
    一方、植林帯は、薄暗い雪の道。
    それがしばらく繰り返されました。

    堂所。11:30。
    以前、もっと雪が深かったときにはここまで2時間半かかったのですが、今回は2時間で済みました。
    やはり今日は歩きやすい。
    ここで休憩し、あんパンを食べようと楽しみにしていたのですが、風が強い。
    もう少し上がったところに風のないところがあり、そこで休憩しました。
    雪山は荷物が多いこともあり、パンを持っていくと大抵食べる頃にはぺったんこに潰れています。
    クリーム系のパンは、袋の中にクリームがはみ出していて厄介な状態になっていることもあります。
    私のパッキング技術が未熟なんですけどね。
    アンパンはそんなに好きなわけではないですが、ぺったんこに潰れてもアンがはみ出す心配はほとんどないので扱いやすいですね。
    5個入りのミニアンパンの1つを立ち休憩の度に目出帽の下からぽっと入れてひと口で食べてしまえるのも手軽です。

    七ツ石山との分岐。11:50。
    昔はここから良いまき道があったのですが、崩落により今は通行止めです。
    だから、七ツ石小屋へと登ります。
    途中にもう一つ分岐。
    こちらのまき道は通行可能で、多くの人はそちらのほうへ行くようでした。
    しかし、その道は、一昨年の秋に通ったとき桟道が多かったので、私は七ツ石山に登ることにしました。
    桟道と崖っぷちの道はできるだけ避けたい。
    もう一つ。
    確かめたいこともありました。

    七ツ石小屋付近は日当たりが良いので、雪はもう融けていました。
    どんどん登っていくと雪が深くなり、石尾根との分岐に着きました。
    やったー。ヽ(^。^)ノ
    石尾根方面にトレースがあります!
    これなら、明日は石尾根を奥多摩駅まで下ることができそうです。
    確かめたかったのは、それでした。

    ウキウキと、七ツ石山へ。13:10。
    山頂が見えてきたとき、しかし、石塔がそびえているのにぎょっとしました。
    大理石が張ってあるその石塔は、山頂標識でした。
    でも、何というか、正直、慰霊碑に見えてしまいます。
    何て陰気な山頂標識なんだろう。
    うわあ・・・・。

    個人の好みもあるとは思いますが、山頂標識は小さく慎ましい木製のもののほうがいいように思います。
    『日本百名山』の著者、深田久弥の言葉を思い出します。
    その山の名を心に刻んで登ってきた者に、どうして山頂標識が必要だろう。
    正確な引用ではないですが、そんなふうな言葉だったと思います。
    本人が図らずも巻き起こしてしまった百名山ブームとは反対に、静かな山を愛し、山の観光化や山の人工物を嫌った人だったのでしょう。
    私は山頂標識くらいはあったほうが安心するけれど、こんなに大きくて陰気な建造物が山頂にあるのは、ちょっとどうかと思います。

    七ツ石山から急な下りを行くと、ブナ坂でまき道と合流します。1:25。
    ここは防火帯の尾根道なので、1車線の道路かというほど道幅が広く快適な登山道になっています。
    さながら天空の遊歩道です。
    奥多摩小屋。14:00。
    テントが沢山張られていました。

    ここからは急な登りとゆるい道が繰り返されます。
    今年は雪が少ないので、夏道どおしのトレースでした。
    雪の多い年は直登のトレースが出来ていて疲れるところなのですが、今年は夏道の通りにSカーブで登れました。
    気温が低く、晴れていても日差しがつらいということはないので、無雪期に登るよりむしろ楽でした。

    雲取山山頂。15:00。
    富士山は雲の中。
    麓のほうだけ少し見えていました。
    雲取山の埼玉県側山頂にも、慰霊碑のような山頂標識が建てられていました。
    「慰霊碑」の足元には、標高が明記されています。
    2017m。
    2017年に標高2017mの山に登ろう!
    というキャンペーンが張られているようで、奥多摩駅のバス停前にもそのポスターが貼られていました。

    さて、今日は雲取山荘に泊まります。
    山頂から急な下りが2か所あり、暗くなってからここを歩くのは大変なので、今年は1本早いホリデー快速で来ましたが、これならいつものバスでも大丈夫だったなあ。
    積雪期の道の状態は毎日変わるので、こればかりは登ってみないとわかりません。
    雲取山荘。15:20。
    1泊2食付きで7800円。
    2017年記念のピンバッチをいただきました。
    今年だけのサービスのようです。
    部屋は6畳ほど。
    中央に豆炭こたつが設置されています。
    最大で6人泊まることになると言われましたが、結局4人でした。
    初対面の4人ですが、4人とも酒好き山好きで、夕食前に酒盛りしました。
    雲取山荘は自販機があり、ビール350mL500円。
    ハイボールも350mL500円です。
    ヽ(^。^)ノ

    6時から夕食。
    ここの夕食はどの年どの季節に来ても不動のメニューのようです。
    メインはハンバーグ、キャベツ。
    1つ目の小鉢はレタスとトマトとポテトサラダ。
    2つ目の小鉢は山菜。
    ワカメと玉ねぎの味噌汁。
    ご飯はお代わり自由。

    夕食が終わって、歯磨き粉抜きの歯磨きをしに小屋前に出ると、まん丸に近い大きな月が出ていました。
    そのせいか星はそんなに数多くは見えませんでしたが、オリオン座がきれいでした。
    7時就寝。

    2月12日(日)は午前4時半起床。
    5時から朝食。
    朝食のメニューも不動です。
    焼き鮭。
    味付け海苔。
    生卵。
    カリカリ梅。
    ふりかけ。
    ワカメと玉ねぎの味噌汁。
    ご飯はお代わり自由。

    玄関前のホールで水とお湯をお分けしますというので、食事後すぐに行きました。
    「おいくらですか」
    「無料ですよ。無料にしている代わりに、水が少ないときは『半分にしてくれ』って言えるからね」
    水が貴重な雪山では、有料でも本当にありがたいのです。
    支度をして出発。6:00。
    6:30。雲取山山頂でご来光。
    ヘッドランプを着けてまで登りたくない、山頂でそんなに待ちたくない、でもご来光は見たいという贅沢な願望を抱いて、結局、急な坂道を焦って登ることになってしまったのですが、何とかご来光に間に合いました。
    雪をかぶった秩父の山々が朝日に燃え、富士山もピンク色に染まりました。

    さて、下山します。
    まずはブナ坂まで戻ります。
    右手にずっと富士山と南アルプスが見える贅沢な遊歩道をときどき立ち止まって写真を撮りながらのんびりと降りて行きました。
    ブナ坂。7:55。
    登り返して七ツ石山。8:10。
    大勢の人がほぼ同時に山頂を出たのですが、こちらに回る人は少し先に先行者が1名きり。
    その人も石尾根分岐で七ツ石小屋のほうに下りていきました。
    さあ、ここからは独り。
    気をつけていこう。
    石尾根分岐から2~3メートルは雪がたまっていて、同じスプーンに皆が足を乗せている雪の踏み跡しかないのですが、その先はきれいにトレースができていました。
    積雪期は尾根通しにトレースが出来るのだろうと予想していたのですが、雪が少ないせいか、トレースはまき道に入っていきました。
    一昨年の秋に歩いたまき道です。
    崖っぷちの細い道が苦手な私は、ここでアイゼンを装着しました。
    トレッキングポールにアイゼン。
    万全の備えで細いまき道を楽々と通過できました。
    高丸山を巻いていく途中、桟道を越えてすぐに、道が細くなり崖の切れ落ちっぷりも半端ないところがあります。
    秋に通ったときには、ああもうこの道は2度と歩きたくないと思ったのでしたが、そこもポールとアイゼンで安心して通過できました。
    日当たりの良いところは雪が融けているので、バランスに自信のある人はアイゼンも不要だったと思います。

    まき道を終えて、鷹ノ巣避難小屋。9:55。
    トイレがあります。
    ベンチもあり、休憩。
    鷹ノ巣山に登っていく先行者の姿がここで初めて見えました。

    さて、鷹ノ巣山への急登を一歩一歩いきます。
    急登は2段階。
    避難小屋から見えているピークは本当のピークではなく、そこから緩い道がしばらく続き、その先に本当のピークがあります。
    今日は急登はもうここだけなので頑張れました。
    鷹ノ巣山山頂。10:30。
    快晴の下、見事な富士山でした。
    上の画像はそこで撮影したものです。
    鷹ノ巣山から見える富士山が私は一番好きかもしれません。
    前景の山々の配置も見事です。
    夏に登るときに見えたことがないので、鷹ノ巣山の富士山は私にはレアな存在。
    今回でやっと2回目です。
    富士山の右手には南アルプス。
    左手には、御前山や大岳山。
    そして、左奥に海。
    山頂に登ってきた人に話しかけられました。
    「江の島が見えていますね」
    教えられてようやく私も気がつきました。
    冬の鷹ノ巣山の眺望は凄いですね。
    鷹ノ巣山にも例の「慰霊碑」はありましたが。
    まあ、建ってしまったものは、もう仕方ないか。

    さて、ここからは夏に毎年歩くおなじみの道です。
    山頂からの急な下りは南東に面していて、雪は融けて泥道になっていました。
    アイゼンを外し、泥道をポールに頼って何とか通過。
    その先、緩い道は再び雪が現れましたが、積雪してすぐなのでサクサクした歩き心地の雪でした。
    広い斜面の急な下りは雪が深く、靴のかかとを立てても1歩が1mになりました。
    これこれ。ヽ(^。^)ノ
    こういう雪道を歩きたかったんですよー。

    その先のトレースも夏道どおしでした。
    樹間の急な下りのところだけちょっと緊張しましたが、凍結していなかったので助かりました。
    木々の葉は全て落ちているので道は明るい。
    夏に歩くときと時間が異なることも大きいかもしれません。
    ただ、六ツ石山の北面の緩い登り道はちょっと難渋しました。
    登山道としては道幅のあるところなのですが、雪が滑り降りて斜面となり、トレースは崖ギリギリについています。
    非常に危険というわけではないですが、ここ長いなあ、早く終わらないかなあと感じました。
    六ツ石山分岐。12:35。
    ほっとひと息。
    六ツ石山にもトレースはついていましたが、今回はパスしました。

    そこからは雪道と土の出ている道との繰り返しでした。
    広い斜面の急下降は全面土が出て、しかも乾いていて、もう春の雰囲気でした。
    その先の、広葉樹に覆われていていつも日陰だけれど平らで歩きやすい道は、しっかり積雪していました。
    登山道が深くえぐれて夏でもドロンドロンの道は、サクサクの雪がたまって楽に通過できました。
    そこからは落ち葉が深くたまった下り道が続きました。
    トレッキングポールがないと、この道も私は難渋したと思います。
    道の傾斜が緩くなり、凍結箇所もなくなり、その先の気になっていた桟道も楽に通過できました。
    桟道がもし凍結していたら、私は面倒でももう一度アイゼンを着けるからねと心と決めていましたから。
    ここまで下りてくると地熱が暖かいからか斜面にも雪はありませんでした。

    登山口。15:10。
    あとは舗装された林道をどんどん下り、途中のショートカットコースを通って、もえぎの湯へ。16:00。
    冬のこの時間帯だからでしょうか、温泉も空いていました。
    ポイントカードを勧められて、作ってもらいました。
    有効期限は2年。
    100円で1ポイント。
    20ポイントたまるとプレゼント。
    40ポイントたまると1回無料。
    1回780円なので、1回で7ポイントたまりますから、2年あれば20ポイントはたまるでしょう。
    プレゼント、何かなあ。
    タオルだと嬉しいなあ。
    温泉の名前入りタオル、結構好きなんです。
    薄いのがかえって使い勝手がいいし。
    などと考えながら温泉へ。
    今日は階段を下りて右手が女湯でした。
    とろっとした泉質の温泉のほうです。
    シャワーのお湯の出も良好。
    もえぎの湯はいつ来ても良い温泉だと感じます。
    奥多摩駅に降りてくるような山歩きは、かなり長時間歩くコースばかりで、汗だくで疲労した果ての温泉ということも大きいのでしょう。
    温泉後は、交差点のスーパーが今日はまだ空いていて、発泡酒500mLを購入できました。

      


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    2017年01月23日

    丹沢 鍋割山から塔ノ岳を縦走しました。2017年1月。


    2017年1月22日(日)、丹沢を歩いてきました。
    三鷹発6:05。
    新宿で小田急に乗り換え。6:32発。渋沢着。7:42。
    北口から大倉駅行きバス発。7:50。
    大倉は、バスのロータリーがあり、トイレやベンチもあって、山の支度がしやすい場所です。
    登山届を出して、さて出発。
    道しるべ通りに、道路を渡ったそのまま直進する形で、二俣を目指します。
    二俣までは、アップダウンも少なく、よく整備された林道を行きます。
    とはいえ、こんなに舗装されていたかなあ?
    快晴の日にここを歩くのは久しぶりということもあり、見えている山の眺めも何だかいつもと違うようで、道を間違えたかなあと不安になりました。
    それでも、少し離れた前後に必ず人がいます。
    休日といっても丹沢でこんなにどこにでも人がいる道は限られているので、間違った道ではなさそうです。
    二俣。9:40。
    小さな沢を渡る、少したるみ気味の木橋は明瞭な記憶があり、やっぱり間違えていないと安心。
    小丸に登る登山道は侵入禁止の黄色テープが張られていました。
    森林整備をしているとかで、鍋割山への道も十分注意して歩くよう掲示がありました。
    沢を渡った後、鍋割山までの道を長く感じるかどうかで、その日の体調が測れます。
    今日は長く感じます。
    睡眠不足でしょうか。
    丹沢は好きなのですが、4時半起きはきついなあ。
    本日、睡眠時間2時間半でした。

    さて登山口。
    その年によって沢が枯れていたり水が流れていたりで道筋が変わります。
    今年、登山口は橋がかけられ、沢の中を歩くようではなくなっていました。
    その先、小さな崩落もあったようです。
    登山道が部分的に付け替えられているように感じました。
    しかし、後沢乗越で尾根に乗ってしまえば、あとは例年通りの道でした。
    尾根に乗った途端、風が強い!
    身体を持っていかれるような風はではないですが、体温は持っていかれそうです。
    慌てて、雨具の上着を着ました。
    あとは尾根を一歩一歩登っていきます。
    全く雪がありません。
    道は乾いています。
    この時期に鍋割山を歩くことが多いのですが、こんなに道が乾いていたのは初めてかもしれせん。
    もう本当に山頂が近づいた頃に、ようやく雪が現れました。
    サクサクとすぐに崩れるような雪です。
    やっぱり、先週歩けば良かったのかなあ。

    鍋割山山頂。11:45。
    前回、鍋焼きうどんをお腹いっぱい食べたら、その後お腹が痛くなって歩くのがつらかったので、今回は用心して鍋焼きうどんはパスすることにしました。
    鍋焼きうどんが悪いわけではなく、山歩きのときにそんなにお腹いっぱい昼ごはんを食べる習慣がないので、たまに食べるとそういうことになるだけです。
    鍋割山荘前のベンチは人でいっぱいでした。
    山荘前からは相模湾が見えます。
    上の画像がそれです。
    富士山も見えます。
    素晴らしい展望の山です。

    お昼ご飯を食べるスペースもないので、少し立ち休憩し、さて出発。
    例年ここからは雪の道ですが、今回はそれも途切れ途切れでした。
    向こう側から来る人も、チェーンの簡易アイゼンをつけている人が少しいるだけで、ほとんどの人は登山靴のまま。
    この程度の積雪なら、いつもの軽登山靴のほうが歩きやすかったなあ。
    木段・木道もほぼ露出して乾いていました。
    しばらく行くと、ベンチがありました。
    神奈川の山特有の、ベンチなのかテーブルなのか微妙な高さと形のものです。
    ここでお昼にしました。
    相模湾がよく見えるのに風はそんなに強くなく、特等席のお昼ご飯でした。

    その先、急な下りがあり、年によっては木段が全面凍結しています。
    今年もそうだと厄介だなあと思ったのですが、ここは雪だまりのようになっていてむしろ歩き易く、助かりました。

    金冷シ。13:20。
    ここから塔ノ岳に向けて登っていきます。
    この先はほとんど木段が整備されています。
    ここも雪は少なく、木段が出ている箇所がほとんどで、雪があってもシャーベット状でした。
    山頂へと伸びていく最後の木段は空に続くようで、いつ歩いても晴れ晴れとした気持ちになります。
    山頂。14:00。
    風が強く、スマホのシャッターを切った瞬間に手ぶれが置きます。
    どんなに肘を閉めても、ブレるなあ。
    早々に退散しました。

    下りも木段が出ているのであまり神経を使わずに降りていけました。
    金冷シからは、少し道が細くなったり、工事中みたいな階段を登ったり降りたりします。
    そこが少し凍結していて慎重に歩きました。
    道が広くなり、石がゴロゴロし土が露出している場所からは、もうほとんど雪はありませんでした。
    花立山荘からの長い長い木段の道を下り、岩がちな道を過ぎ、また木段を行くと、堀山の家。
    そこから、道しるべ通りに左の細い道を行くと、その先は歩きやすい道がずっと続きます。
    平坦な道が続き、道のりは長いのですが、あまり高度が下がりません。
    駒止茶屋からは再び木段の下り。
    ここで一気に高度を下げていきます。
    見晴茶屋からは再び道は平坦に。
    ここからがまた長い。
    丹沢はいつ来ても下山が長いですね。
    大倉。16:40。
    日没前に下山できて良かったです。
    バスは既に到着していて、すぐに乗り込みました。

      


  • Posted by セギ at 13:01Comments(0)

    2017年01月16日

    嵐山から小仏城山、高尾山を歩いてきました。2017年1月。


    2017年1月15日(日)、今年初めての山歩きは、初詣を兼ねて、高尾山を歩いてきました。
    ついでに、去年の残暑の中で道に迷った相模湖駅からの道の検証をすることにしました。
    いつもの中央特快から中央線に乗り換えて、相模湖駅。8:53。
    駅の外のベンチで支度をして出発。
    まずは甲州街道に出て、交差点を左に曲がります。
    前回は既にここから道を間違えて、相模湖のほとりまで出てしまいましたが、今回はしっかりと左折。
    歩道橋を通り過ぎたところで、道は二股に別れ、右の細いほうの道を行きます。
    道なりにしばらく行くと左側に道しるべがあり、そこからV字に曲がって階段を下りていきました。
    眼下にダムと橋が見えています。
    おお、あれは、残暑の頃にも渡った相模大橋。
    こんなに簡単に来れるんだ。
    前回はここまでで既にかなり遠回りをしていました。

    相模大橋を渡って、左折。
    また道なりに行くと、左手に休憩所がありました。
    げんこつを突き上げたような妙なオブジェのある休憩所でした。
    その向かい側に灯篭があり、そこが嵐山の登山口です。9:15。

    嵐山は標高406mの低山。
    京都の嵐山の風情があるのでその名がつけられたとのことです。
    急な石段を数段登ると、あとは登山道。
    急な箇所も少しありますが、よく踏まれ、整備された道でした。
    東海自然歩道にも指定されています。
    山頂。9:45。
    上の画像は山頂から相模湖を見下したものです。
    対岸には、奥高尾の尾根。
    その奥に扇山。
    さらに奥に権現山。
    そして大菩薩の山々。
    低い山なのに眺望良好でした。
    山頂から先、石老山へと縦走する道もあるそうです。
    ガイドブックによれば、風情のある竹林を通り過ぎ、丸太の木橋とか、ちょっと切れ落ちた細い道などがあるらしいです。
    春になったら、そっちに縦走してみようかな。
    今日はとりあえず来た道を戻ります。

    灯篭のある登山口まで戻ってきて、さて、ここから前回は大変な遠回りをしてしまいました。
    弁天橋への分岐がわからず、延々と舗装道路を歩いて桂橋まで行ってしまい、橋を渡ってまた延々とバス道路を歩いて、登山口にたどりついた頃にはもう半分熱中症でした。
    今回は、とにかく左手の分岐に意識を集中します。
    津久井養護学校のところで左折するんだぞー。
    歩道が進行方向の右側にしかないので、あのときはぼんやり歩いて見落としたんだろうなあ。
    今回は、常に左側ばかり見て歩きました。
    遠くに津久井養護学校を発見。
    その手前に分岐があるのかなあと曲がりたくてうずうずしましたが、学校の横に道しるべがあり、舗装された道がありました。
    なだらかに下って、そこでも道しるべを確認して右折すると、すべり止めがごつごつした坂道へ。
    その先は、もう登山道でした。
    踏み跡をたどっていくと、そのまま弁天橋につながります。
    弁天橋は、歩行者専用の橋。
    しっかりした造りの案外長い橋でした。
    さらにもう一つ小さい橋を渡って、登山道は登り道に。
    正しい道も、それなりに長いですね。
    弁天橋を見下ろせる見晴らしの良い場所がありました。
    ああ、山歩きを始めたばかりの頃、ここで写真を撮った。
    このアングルだ。
    まだ、デジタルカメラではなかった頃です。
    急に記憶がよみがえりました。

    ぽんと住宅街の中の舗装道路に出て、道しるべの通りに歩いていくと、記憶の明瞭な甲州街道の交差点に出ました。
    お蕎麦屋さんの角。
    千良木バス停の近くです。
    そこからは、歩行者用信号を渡って、そのまま直進。
    道が登り坂になったところで、次の分岐を左に行くと、登山口です。10:50。
    登山口の茶店で、今日もヨモギ餅を勧められました。

    テレビ放映されたヨモギ餅、いかがですか。
    ヨモギの香りがしっかりしますよー。
    そういえば、テレビ東京の「関東ふれあい旅」、去年は春も秋も結局放送されませんでした。
    「関東ふれあいの道」を3泊4日で歩く山旅番組です。
    年に一度の楽しみだったのになあ。
    もう安全に歩けるところは全て歩いてしまったからかなあ。

    ここから小仏城山までは1本道。
    特に難しいところはありません。
    木段の箇所も多く、歩きやすく整備された登山道でした。
    のんびり歩いて、小仏城山。11:55。
    山頂はドロドロでした。
    積雪があったのか、霜柱が融けたのか。
    これからのシーズン、小仏城山より先の奥高尾はこの泥道との格闘ですね。
    今季最強の大寒波が来ていますが、それでも山頂はベンチがほぼ埋まる盛況でした。
    歩いているときは良いのですが、ベンチで食事していると、しんしんと冷えてきます。
    たちまち指先の感覚がなくなり、早々に出発。

    小仏城山から高尾山まではデッキや木段が整備されて、泥道とは無縁でした。
    やっぱり歩きたりないなあと感じつつ、でも、今日の主な目的は初詣なので、おとなしく高尾山へ向かいます。
    一丁平の展望台からは、雪化粧の丹沢がくっきり見えました。
    東京はずっと晴れていたので雪不足のイメージのままでしたが、丹沢は積雪があったのですね。
    丹沢に行けば良かったかなあ。
    丹沢大山の左手に薄く見えているのは、相模湾でしょうか。
    ここから海が見えることに初めて気づきました。

    木段を登って紅葉台へ。
    富士山は麓だけ見えていました。
    そこからさらに階段を登って、高尾山頂へ。
    寒いと熱がこもらないので、身体が軽いです。
    山頂はいつも通りの賑わいでした。
    大見晴台の眺望も楽しんで、さて再び出発。
    トイレの角のところを曲がって、3号路に寄り道しました。
    こんなに寒いと、シモバシラの氷花が出ているんじゃないかな。
    もう午後だから消えたかなあ。
    しかし、目立ったものはなく、がっかりしたのですが、よくよく見ると小さいものならありました。
    マクロで撮影。

    さて、あとは薬王院でお詣り。
    おみくじも引いて、のんびりと1号路を降りました。


      


  • Posted by セギ at 12:01Comments(2)

    2016年12月31日

    北八ヶ岳・天狗岳に登ってきました。2016年12月。


    2016年12月24日(土)、北八ヶ岳を歩いてきました。
    三鷹駅7:31発。立川であずさ3号に乗り換え。7:52。
    自由席に座れて朝からラッキーです。
    座席の前には「あずさ50周年」と書かれてありました。
    そういえば、先日、特別列車「あずさ2号」が新宿を8:02に出発したニュースを読みました。
    50周年記念だったのですね。
    8時ちょうどのスーパーあずさ5号が出た直後の過密ダイヤだ凄いなあと余計なことに感心しながら読んだ私は、あずさファンです。
    あずさは八ヶ岳にも南アルプスにも北アルプスにもつながっていますから。
    ヽ(^。^)ノ

    茅野駅9:51着。
    駅から歩道橋を渡り、向かい側のビルでトイレを済ませ、階段を下りていくと、バス待合所。
    ここで渋の湯までの往復切符を購入。
    バス停には既にザックの長い列ができていました。
    前日の天候が今ひとつだったので、24日出発に変更した人が多かったのでしょうか。
    いつになく混雑していました。
    そんなわけで、バスは2台到着。
    ゆったりと乗っていくことができました。
    天候は冬型で関東地方は快晴の本日ですが、車窓から見る八ヶ岳は雲の中。
    でも、切れ切れの雲なので、午後から晴れていくかもしれません。

    渋の湯。11:25。
    ここのバス停周辺の道路が乾いているのを初めてみました。
    雪がなーい!('_')
    ともかく支度をして出発。
    家で書いてきた登山届をポストに入れて橋を渡ります。
    うわあ。登山道がいきなり凍ってるー。
    ツルンツルンです。
    今日は高見石小屋まで行くのですが、こちら側の道は沢が近いので崖っぷちのところも少しありますし、多少アップダウンもあります。
    やばいな、これは。
    少し広いところでアイゼンを装着しました。
    後ろから人が来たら迷惑になるからと慌ててつけたら、うわあ、アイゼンが登山靴のコバにちゃんと入ってなーい!
    なので、またつけ直し。
    こんな初歩的ミスを犯すとはー。
    いや、そもそも、こんな麓でアイゼンをつけているのがもうダメダメなので、経験者っぽいプライドはこの際捨てましょう。

    しぱらく歩いていくと、丸太3本を組んだ少し長い橋が見えてきました。
    横板が少なく、丸太の上は凍っています。
    下は冷たい沢。
    水が轟々と流れています。
    アイゼンを着けて良かった。
    これは、夏に歩いても怖そうです。
    こんなところ、あったかなあ。
    いつもは雪に埋まっているから気がつかなかったのでしょうか。

    さらに行くと、やや広い沢の徒渉。
    まだ凍っていないところもあり、足の置き場に気をつけながら渡りました。
    これは、夏のほうが私は苦手かもしれません。

    次は、賽の河原の入り口にある岩場のトラバース。
    岩が露出している分、普段の冬より歩きにくくなっていました。
    そして、賽の河原に突入。
    大きな岩がゴロゴロしている荒涼とした場所です。
    コースを示す岩の赤ペンキがはっきり見えました。
    この岩が全て雪で埋まり、視界1メートルくらいの吹雪の中を下った年もありました。
    あのときは、頭だけ見えている赤旗が頼りでした。
    今年は、岩と氷の道です。
    上空には青空が見えてきました。

    賽の河原を登りきると道は緩くなり、雪をかぶったシラビソの森の中を歩く雪道散歩となりました。
    積雪量も増えて、もう凍結箇所もありません。
    やっと楽しい雪山歩きです。
    でも、楽しい道はあっという間に終わり、高見石小屋到着。13:40。

    早速ビール。500mL700円。
    小屋に入ってすぐのストーブの前で暖を取りながら、昼食とビールを楽しんでいると、次々お客さんがやってきます。
    ここの名物は、揚げパンのようです。
    外のベンチで休憩している団体さんのほぼ全員が揚げパンを注文した様子でした。
    小屋のお兄さん、大忙し。
    そんな中、1人、お客さんが中に入ってきて、
    「揚げパン、お土産に持ち帰ることはできますか?」
    と尋ねました。
    小屋のお兄さん、
    「1つには、追加料金がかかります。もう1つ。冷めるとまずいです」

    私のすぐ後に小屋についた泊り客も揚げパンを注文しました。
    揚げたてのパンの写真を撮っている横を通りながら、お兄さん、
    「そうやって写真を撮っている間に、冷めてまずくなります」
    ・・・・あやうく、ビールを吹くところでした。
    このお兄さんの直截なしゃべり方、わかりやすくて私は好きだな。

    寝る場所は2階で、すでに布団がぎっしり敷き詰められていました。
    これも今回が初めてでした。
    今日は宿泊客が多いので、そのようにしたとのことです。
    私の寝る場所は階段の横。
    なかなかに高度感がありましたが、荷物を置く場所が他より広いので、ラッキースペースかもしれません。
    ここに泊まるのは3年ぶりくらいです。
    夜間のみ使用できるトイレが2階に出来ていました。
    昔は、外トイレしかありませんでしたから、夜のトイレは大仕事でした。
    便利になりましたね。

    2階にもストーブと、そして豆炭こたつ。
    こたつに入ってのんびりと「何にもしない」を楽しんで、さて、5時半に夕食です。
    すき焼きふうに味付けされた牛肉とシラタキがメイン。
    キャベツがたくさん添えられているのが、むしろ雪山としては贅沢です。
    そして湯豆腐。

    夜は星空観測会が開かれました。
    先程のお兄さんが、小屋の前のテラスで、強く細い光の出るライトで星を指しながら説明してくれました。
    カシオペアがくっきり見えました。
    そこから北極星を特定。
    北斗七星はまだ地平線のあたり。
    オリオン座は横に寝ています。
    星の説明もわかりやすいなあ。

    さて就寝。
    2時間おきくらいに目は覚めましたが、合計するとたっぷり寝て、朝6時起床。
    朝食は6時半。
    ロールパンの朝食でした。
    プレーンオムレツと、キャベツ。
    インスタント・コーヒーか紅茶を自分で作って飲みます。

    さて、今日は忙しい。
    天気が良いので天狗岳まで登ることにしました。
    もたもたしないよう、小屋前からアイゼン・ピッケルを準備。
    出発。7:10。
    雪道の歩きやすい登り坂を行きます。
    中山展望台。8:05。
    ここから稜線なので、ジャケットを着て、再び出発。
    黒百合ヒュッテからの人たちとすれ違い始めます。
    中山峠。8:35。
    ここから本格的な天狗岳への道です。
    歩きやすい平坦な雪道と急な登り、そして岩場が繰り返されます
    頂上直下の斜面をトラバースする箇所を長く感じました。
    しかし、こういうところを私はあまり怖いと感じないのは何故だろう。
    アイゼンとピッケルを信用しているからかなあ。
    無雪期でストックも持たずに崖っぷちの道を歩くほうが怖いなあと感じます。
    そんなことを考えているうちに、東天狗岳山頂。9:25。

    天狗岳は双耳峰です。
    向かい側の西天狗岳から団体さんが下りてきている様子が見えました。
    今までは山頂は吹雪だったり強風だったりで、とてもそんな気にはならなかったけれど、今回は西天狗まで行けそうです。
    予定にはなかったけれど、時間もまあ大丈夫かな。
    足を伸ばすことにしました。

    東天狗の山頂にはそれなりに風が吹いていたので、吊り尾根の風に気をつけなければと思ったのですが、山頂から一歩降りると風が止み、吊り尾根は無風でした。
    快適な稜線漫歩です。
    最後の登りを行くと、西天狗。9:50。
    大展望が広がりました。
    道しるべの向こうに赤岳などの南八ヶ岳の山々。
    目を少しずつ西に転じると、南アルプス、中央アルプス、北アルプスの山脈がくっきりと見えます。
    北アルプスは大キレットがはっきりと目視できます。
    素晴らしい眺望でした。

    さて、戻ります。
    吊り尾根から少し登り、途中からトラバース道へ。
    あとは来た道を戻ります。
    登るときはこの急なところを下るのは嫌だなあと思うのに、さらに険しい道を歩いた後だからか、下るときには厳しいとは感じなくなっていました。
    やはり、天狗岳は良い雪山トレーニング場所です。

    黒百合平。11:00。
    小屋前のベンチでピッケルを片付け、ストックを用意し、そして昼食。
    昨日の朝コンビニで買ったパンがぺったんこに潰れていました。
    それを食べようとして、なかなか飲み込めず、ああ疲れているんだと実感。
    やはり自覚しているより緊張していたようです。
    ほぼ1年ぶりの雪山でしたから。

    さて下ります。11:30。
    凍結が予想されるので、アイゼンはつけたまま。
    結局、今回はずっとアイゼンをつけていました。
    もっとふかふかの雪道をアイゼンなしで歩きたいなあ。
    雪が少ないため、鉄網の橋がむき出しのところも多かったです。
    氷の川のようになっている道も。
    それでも、アイゼンをつけていれば特に問題はありません。

    渋の湯。13:10。
    温泉の入り口前の階段での登山者の支度を禁ずる掲示が出ていました。
    宿泊客から苦情でもあったのかなあ。
    バス停前にザックを置くようになり、それがバスの順番待ちも兼ねているので、それはそれで合理的なシステムになった気もします。
    お風呂セットを持って中へ。
    入浴料1000円。
    ここは変わらない木の浴室・浴槽です。
    昔ながらの温泉の雰囲気が嬉しい。
    さて、お風呂あがりは自販機のビール。350mL。360円。
    茅野駅行きバスは、14:55発。
    今回も2台やってきて、1人2座席でのんびり帰ることができました。


    さて、今年も1年お世話になりました。
    皆さま、ありがとうございました。
    今年は、年賀状は失礼させていただきます。
    良いお年をお迎えください。

      


  • Posted by セギ at 16:08Comments(2)

    2016年12月19日

    大平山から石割山を縦走しました。2016年12月。


    2016年12月18日(日)、山中湖畔の山を歩いてきました。
    前日にネットで高速バスの予約をし、さて、当日、バスタ新宿へ。
    最近、高速バスを利用していなかったので、バスタ新宿を利用するのは初めてです。
    新南口って中央快速のホームからは直接行けなかったよねーと思い、時間にかなり余裕を見て行ったのですが、あれ、直接行ける!
    新南口の改札を抜けると、すぐ左手にバスタ新宿に直通のエスカレーターがあり、それに乗って簡単に着いてしまいました。
    窓口での発券もどうせ凄い行列なんだよねーと思っていたのですが、自動発券機があり、画面でネット予約のところを押し、どこのサイトで予約したかを次に選び、登録した番号を入力したら、もうお金を投入するだけで発券。
    か、簡単だ・・・・。
    トイレの行列はさすがに長くて大変でしたが、乗車口はわかりやすく分かれていて、待合室も明るく、快適でした。
    昔の、アナウンスを聞き逃すと大変だと緊張する感じがありません。
    今はシーズンオフでのんびりしているというのもあるのかもしれせんが、客としてはかなり使いやすい感じになり、高速バスを利用するとき独特の気の重さが軽減された印象です。
    さて、無事にバスは出発。8:15。
    富士急ハイランド経由、山中湖行きの高速バスです。

    バスは快調に高速に入りました。
    観光シーズンではないので、高速も空いています。
    ところが、小仏トンネルの中で、運転者さんからアナウンスが。
    前方に車両火災が発生し、渋滞が予想されますと言うのです。
    そして、トンネルを抜けると、渋滞どころか完全に停止してしまいました。
    車線の真ん中を突っ切って、次々と消防車が行きます。
    最後にパトカー。
    うわあ・・・・。
    バスは、こういうことがあるからなあ。
    でも、電車も人身事故のときがあるしなあ。
    バスはそのまま45分間停止しました。
    ようやくバスが動き出し、窓から様子を見ると、燃えた車が見えました。
    窓ガラスがなくなり、消化液をかぶったせいもあるのでしょうが灰色に燃えつきた残骸のような乗用車でした。
    うわあ・・・・・。
    1台だけでしたから、衝突事故などではなさそうでした。
    何で燃えたのかなあ。

    バスは、予定より45分遅れて、11:15に「ホテルマウント富士入口」に停車。
    運転者さんにしきりに謝られて、むしろ恐縮してしまいました。
    運転者さんのせいじゃないし。
    高速は渋滞があるものだから、出発は11時で予定を組んでいますし。
    初めての山だから、コースタイムもそれぞれのパートごとに5分増しで計画していますし。
    だから、全て問題なしです。

    バス停から信号を渡り、山中湖畔のサイクリング道を歩きました。
    富士山が大きい!
    そして、平地で見ると不思議に富士山はそんなに高い山に見えません。
    以前も書きましたが、昔、ゴールデンウィークに奥秩父を歩いたとき、雪道に難渋しながらふと見上げた空に富士山を見つけたときのその高さは、予想していた仰角の10°増しの印象でした。
    あまりの高さに唖然とした記憶があります。
    高い山から見る富士山は、なお高い。
    自分がある程度の高さに上がると、相手の本当の高さがわかる。
    そういうことが腑に落ちた経験でした。

    大きな富士山を背に山中湖畔を15分ほど時計回りに歩き、「大出山入口」の小さなバス停のところで道路の向かい側に渡りました。11:25。
    そのまま、湖畔の道路とは別れ、ホテルや別荘の並ぶ車道を登っていきます。
    この先が予想より案外長く、山頂まで車道なの?という印象でした。
    S字を描いて登りきると、ようやく道しるべ。
    この道しるべがちょっとわかりづらく、どこかに登山口があるのかなとキョロキョロしてしまうのですが、そんなものはなく、なお車道を歩いていきました。
    平坦な道をしばらく歩くと、今度はわかりやすい道しるべがあり、右に明瞭な登山口がありました。12:05。
    ちょうど降りてくる人もいました。
    地元の人だと、もう縦走を終えて下山する時刻だなあ。

    登山道はえぐれ気味で、雪や霜が残っています。
    滑るような印象はないですが、ストックを出しました。
    初めての山なので、今回は念のためにストックを1本持って来たのです。
    さすがに私も学習しましたよ。( ̄ー ̄)
    枯れたススキの坂道を上がっていくと飯盛山。12:20。
    ベンチが1つありました。
    木が少し邪魔ですが、富士山がやはり大きい。
    これから高度が上がるほど大展望が広がる予感にワクワクします。
    ここから少し下り。
    木段が整備されているので、下りも安全です。
    歩きやすい山道が続きます。
    次のピークが明瞭に見える枯れ野原を歩いていきます。
    登りも木段。
    一歩ずつのんびり登っていき、疲れると振り返り、富士山を眺めます。
    大きいなあ。

    大平山。12:45。
    あずまやが1つ、ベンチもいくつか並ぶ広い赤土の山頂でした。
    眼下に山中湖、そしてその向こうに裾野を広げる富士山。
    その右手に、南アルプスの山々。
    凄い眺望です。
    富士山&南アルプス・オールスターズ。
    一番左が聖で、右端が北岳?
    では途中のあれは?
    と山座同定を楽しみながら、ベンチに座って昼食をとりました。

    さて出発。
    低木と原っぱが続き見通しが良いので、次のピークと登山道が見渡せます。
    稜線の気持ちの良い道。
    夏にはここに山野草が咲き乱れるそうです。
    そしてどこまでも続くような印象の木段の上り。
    ときどき、反対方向から歩いてくる人たちとすれ違います。
    反対方向から歩く人のほうが多いのかなあ。
    歩きながらずっと富士山が見えますものね。
    私、コース取りを失敗したかなあ。
    でも、こちらから歩けば下山口に温泉があるし。

    ススキ野原の木段の直登を頑張って登り切ると、平尾山。13:40。
    ここは予想より狭い印象の山頂でした。
    ここからも富士山と南アルプスがよく見えました。
    午後の逆光で、南アルプスはかなり薄い色合いになってきました。
    富士山は中腹や山頂部に少し雲が。

    さて、ここから最終目的の石割山を目指します。
    しばらくは平坦な道。
    そこですれ違ったご夫婦らしき方が、
    「ここから泥道で大変ですよ。みんな苦労していましたよ。ほら」
    とドロドロの登山靴を持ち上げて見せてくれました。
    「お気をつけて」
    と声をかけあい、再び歩きだします。
    しばらくは今までと変わらない道が続きました。
    雪や霜が残っているところや、それが融けて泥になっているところはこれまでもあったから、この調子なら大丈夫かな。
    しかし、他人に忠告したくなるほどの道というのは、やはりそれだけの根拠があるのでした。

    登りにさしかかると、赤土が露出しロープが張られた、他につかまるところのない急登が延々と続きました。
    片手はロープに添え、もう片手でしっかりストックをついてもズルズル滑るような泥の急登でした。
    私は登りだからまだましだけれど、これを下るのは最悪です。
    はあ、やはり、私のコース取りで正解だー。

    石割山。14:15。
    さらに薄くなってきた富士山と南アルプス。
    山頂は予想より狭く、通過点という印象でした。

    さて、下山します。
    いきなり、今までと印象の異なる道でした。
    樹木や岩に囲まれた細い急な下りが続きます。
    ロープの張られた急な段差も多数。
    特に危険個所というほどではないのですが、こういう段差の山を歩くのは久しぶりです。
    今年は緩い山ばかり歩いてきたのだなあ。

    急下降は突然終わり、ぽんと石割神社に出ました。14:40。
    小さい社と、その背後に大きな割れた岩。
    巨大な注連縄が張られています。
    その岩の回りを時計回りに3回巡ると開運するとのこと。
    早速チャレンジ。
    鉄の柵で順路が整備されていますが、最後の岩の間の通過が狭い!
    ザックを下ろして、横になって通過しました。

    そこから、道は突然広く緩くなり、雑木林の中を快適に降りていくと、富士見平。15:00。
    ここで道は2つに別れます。
    石段の道を右に見ながら、左の林道を降りていきました。
    ジグザグにどんどん降りて沢沿いの道を行きます。
    別荘の中を抜けて、石割の湯に到着。15:25。
    入り口に小さなバス停。
    山中湖畔をめぐる「ぐるりんバス」は時計回りと反時計回りがあります。
    その時刻を確かめて、中へ。
    入り口の左手に下駄箱がありますが、奥には鍵付きの下駄箱もあるとの掲示が。
    やはりそのほうが良いだろうと靴を持って上がっていくと、右手にありました。
    100円を投入し、帰るときにその100円は返却される仕組みの鍵でした。
    受付に行くと、自販機で券を購入してくださいと言われました。
    玄関右に自販機があったのでした。
    うわあ、気がつかなかった。
    下駄箱に気を取られた。
    玄関まで戻って、自販機で券を購入。800円。
    脱衣所のロッカーも100円が後で返却される仕組みの鍵でした。
    少し古い施設にこのシステムが多いですね。
    最近作られたり改装された温泉施設にはこのシステムはないので、一時的な流行だったのでしょうか。
    普通の鍵で良さそうなものなのに、この100円は何の意味があるのだろう?
    首をかしげながら、さて、入浴。
    洗い場は15個ほど。
    シーズンオフで空いていました。
    しかし、そなえつけのボディソープの泡立ちの悪さにがっかり。
    匂いもあまり良くないし。
    と思いながら、シャワーを使って、あれ?と思いました。
    これ、シャワーから出ているのも温泉?
    ・・・・だから、泡立ちが悪いんだ。(@_@)
    その温泉シャワーを浴びると、ボディソープの匂いなんか完全に消えました。
    わあ、凄いなあ。

    露天風呂は2種類。
    1つは岩風呂。
    そのお湯の清浄さにも驚きました。
    ここは、もしかして、かけ流し?
    それくらいきれいなお湯でした。

    もう一つの露天は檜風呂。
    37℃のぬるめ設定で、何時間でも入っていられます。
    内湯は、源泉のぬる湯。
    さらに寝湯と泡湯。

    さて、お風呂上がり。
    自販機はありませんでした。
    食堂でビールのチケットを購入。400円。
    そのチケットで缶ビール350mL。
    これは観光地の値段ですね。
    でも、お湯が良かったから、総合点は高評価です。

    さて、16:54。きっと遅れてくるんだろうなあと思っていた「ぐるりんバス・ふじっ湖1号」は何と定刻にやってきました。
    そのバスで終点富士山駅へ。
    富士山駅に降りたのは初めてですが、駅ビルもあるんですね。
    きれいな駅で、待合室も広く快適でした。
    そこから富士急で大月へ。
    大月からは東京行きの直通電車に乗ることができました。

      


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    2016年12月12日

    八王子城跡から北高尾山稜を歩きました。2016年12月。


    2016年12月11日(日)、北高尾山稜を歩きました。
    いつもは高尾駅から小仏城山行きのバスと同じ道を20分ほど歩いて登山口の細い尾根に取り付きます。
    今日は、ガイドブックに載っている北高尾山稜のメインストリート、八王子城跡から歩いてみることにしました。

    高尾駅北口7:55発「八王子城跡」行きのバスに乗車。
    陣馬高原行きのバスを待つ行列を後目に空いているバスにさっと乗車できて、とても楽でした。
    途中、「八王子城跡入り口」というまぎらわしいバス停もありますが、終点「八王子城跡」下車。8:10。
    下りたのは7人ほど。
    みな、バスの進行方向のまま、ゆるい坂を登っていきます。
    道なりに右に曲がり、そのまままっすぐ行くと、大きな鳥居があり、そこが登山口でした。
    鳥居をくぐって登っていくと、すぐに分岐。
    「新道」と「旧道」という道しるべが立っていました。
    多分どちらでも山頂に行けるのでしょうが、とりあえず左の「新道」へ。
    尾根をまわり込んでいくと、ぐっと右に曲がる位置に再び鳥居があり、そこをくぐって石段を上がっていくと、金子丸。8:20。
    平らな休憩適地で、ベンチもありました。
    登山道は広く、よく整備されています。
    さらにゆるく登っていくと、左側が大きく開けて、関東平野を一望できる見晴台へ。
    冬晴れの下、筑波山の双耳峰まで肉眼でくっきり見えました。
    上の写真がそこで撮影したものです。

    さらにひと登りで、八王子城山。8:40。
    八王子神社があり、トイレもありました。
    ペーパーの設置もない、古いタイプのトイレです。
    さてそこから道しるべの通りにいったん下るのですが、その道が崖っぷちで細い急な下りなのにちょっと驚きました。
    あれ、これは、いつもの北高尾山稜の登山口付近より険しくない?
    それは、いったん井戸へと降りていく道でした。
    ポンプ式の井戸があり、プラスチック製のコップも置いてあったので、今でも使えるのでしょうか?
    そこからもしばらく崖っぷちの細い道が続きます。
    この道がずっと続くと嫌だなあと思ったのですが、少し行くと尾根に乗り、ひと安心。
    そこからは道幅のある尾根道を登ったり下ったりして、富士見台へ。9:30。
    いつもの道と、ここで合流です。

    富士見台のベンチは少し戻る位置にあり、そこから富士山の白い頭がよく見えました。
    富士山を眺めながら、ちょっと休憩。
    北高尾山稜の出発点として、どちらがいいかなあと考えました。
    今日のような快晴の日は、あの見晴台の眺めは素晴らしいからこちらかなあ。
    曇りの日なら、いつものほうでいいかなあ。

    さて出発。
    あとはよく知る道です。
    小さなピークを登っては降りてを繰り返します。
    枯葉も色あせ、乾いてカサカサと音を立てる初冬の山道。
    すれ違う人、追い越していく人は、大抵1人。
    前後に人のいない静かな山歩きが続きます。

    ピークの1つを降りていくとデジカメで何かを接写している男性がいました。
    「何か咲いていますか?」
    と声をかけると、
    「ああ、咲いていますよ」
    となお熱心に撮影しています。
    私も上から覗き込んで葉を見ました。
    「あ。カンアオイ」
    「そう。花が5つ、ついているんでね」
    「わあ・・・・」
    私も撮りたいなあと思ったけれど、撮影はなお熱心に続いているので、まだしばらくかかりそうで諦めました。
    他にも咲いていないかなあとキョロキョロ探しながら歩いていくと、ありました。



    カンアオイ。
    葉の陰に隠れるように根本に咲くころんとした花です。
    地味なので気づかずに通り過ぎることが多いのですが、見つけると嬉しい花です。

    岩がちの少し急なところをまわり込んで登っていくと、その上は平らで枯葉がふかふかに積もった気持ちの良い場所でした。
    ここで少し休憩。
    登ったらまた急なところを降りる心積もりでいるので、いつも少し拍子抜けするのですが、その場所の心地良さににんまりと笑ってしまいます。

    もうここからはあまり急な上り下りのない尾根道に入ると、樹間から遠くの山なみがきれいに見えました。
    あれは、奥多摩の大岳山かな。
    やがて、関場峠。11:50。
    小下沢林道の終点です。
    以前は、小下沢林道を終点まで歩いて、北高尾山稜を下るのが好きでした。
    奥高尾につなげたほうが沢山歩けるから、今は、北高尾山稜を登ることが多いです。

    さて、関場峠から再び少し急な登りを行きます。
    その先のピークは右にまき道があります。
    植林帯のうす暗い道に入り、そこからは再び登ったり降りたり。
    視界が開けると、背後に陣馬山が大きく見えます。
    その坂道を上がっていきます。
    今年は笹が随分増えた印象でした。

    登り切るともう堂所山は近いのですが、昼どきで山頂は混雑しているかもしれません。
    眺めの良い切株に座って昼食をとりました。
    今日は寒いなあ。
    動いている間は感じないのですが、立ち止まるとキーンと冷えてきます。
    おにぎりを持つ手も冷たい。

    さて、出発。
    すぐ先の堂所山山頂は無人でした。
    あれ?
    私がおにぎりを食べていた間にも何人か堂所山に向かって登っていったのに、誰もここで休憩しなかったのかな。
    それなら、ここで昼食でも良かったかな。
    と思いながら下りていくと、急坂の下のほうを団体さんがゆっくりと降りていくのが見えました。
    あー、あの団体さんがさっきまで山頂にいたので、登っていった人たちは山頂での休憩は諦めたのかなあ。
    やっぱり、切株で休憩して良かったみたいです。
    地面がほどよく乾いていたので、堂所山の急な下りも特に難所とは感じず、順調に降りて行くことができました。

    ここからは奥高尾のいつもの道です
    数日雨が降っていないので、泥道も乾いて快適に景信山へ。13:25。
    ベンチがほぼ埋まる盛況でした。
    鍋持参で忘年山行に来ている人が多い様子です。
    ここは休憩せずに通過。

    歩きにくい下りを数箇所終えて、小仏峠まで下りていくと、あとは登り返しです。
    木段を登り終えると相模湖のよく見える場所へ。
    ここの茶店は行楽シーズンの日曜日でもほとんど閉まっていました。
    今日いくと解体されていました。
    何だかカランとしてしまった印象です。
    相模湖に面したベンチはそのままでした。

    しばらく平らな道の先には木段の上り。
    そこからさらに土の道の急坂を登っていきます。
    疲れているときは足が進まない辛いところですが、今日はまだ大丈夫みたいでした。

    登り切った先が小仏城山。14:10。
    なめこ汁と缶ビールをお盆に載せていそいそとテーブルに戻ってくる人を、いいなあと眺めながら、私もベンチの1つで休憩。
    朝から持参のスポーツドリンクの氷がまだ融けずに残っています。
    今日は本当に寒いんだなあ。

    ここからは木段木道の整備された良い道が続きます。
    少し幅のある木段ですが、調子の良いときは一歩ずつでタンタンと下っていけます。
    今日はいける!
    登り返して、一丁平の見晴台。
    夕方の逆光の中、富士山は青いシルエットを見せていました。
    富士山がきれいだから、今日は紅葉台を登ろう。
    整備された木段を順調に登り、紅葉台へ。
    ここからも富士山。14:50。

    この先は、高尾山は巻いて、稲荷山尾根を下りました。
    久しぶりに歩くと、稲荷山尾根も木段木道が随分増えていました。
    ここは、植生保護のためというよりは、転倒防止の意味あいのほうが大きいのかもしれません。
    登山道なのですが、観光客が山歩きにあまり向いていない靴で入ってきてしまうことが多いコースです。
    そういうことを注意するよりも、転倒事故の起こったところを整備するほうが早道なのだろうなあ。
    歩きやすくなったなあと感じながらとっとこ歩いて、高尾山口。15:55。
    よく歩いた1日でした。

      


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    2016年12月05日

    石老山、石砂山、峰山を歩いてきました。2016年12月。


    2016年12月4日(日)、相模湖近くの山々を歩いてきました。
    三鷹発7:36の中央快速に乗って、高尾で乗り換え、相模湖駅。8:28。
    駅前のバス停の1番線「プレジャーフォレスト経由三ケ木」行きに乗車。8:35。
    石老山登山口下車。8:45。

    2年前の冬にもこの山を歩きました。
    そのときは、山頂付近の予期せぬ雪に難渋し、石砂山までで挫折。
    計画した峰山には行けませんでした。
    今回は、峰山まで歩き通せるかな?

    石老山登山口バス停から少し戻るようにして押しボタン式信号を渡ります。
    渡った左手に山支度をしやすいスペースやトイレもありますが、道はそのまま直進です。
    どんどん歩いて赤い欄干の橋を渡ると、道は2つに別れます。
    右手に「石老山」の大きな道しるべがあり、そちらのほうの細い道を行きます。
    さらにどんどん歩いていくと、右手に道しるべと石段が見えてきます。
    石段を登り直進すると、石老山に咲く花の看板などがあり、左手が登山口。
    古い石段はすぐに尽き、雨の日は浅い沢に変わるような登山道を大きな岩をぬって歩いていきます。
    奇岩・怪岩の連続とガイドブックにはありますが、正直に言えば、岩の形の奇怪さは筑波山にはかないません。
    石老山は、普通の大岩が多いです。
    散蓮華に似た岩だけはちょっと感動。
    本当にハスの花みたいでした。

    晩秋の顕鏡寺の枯れた雰囲気を味わい、さらに登っていきます。
    道は2つに別れ、近道の八方岩コースへ。
    もう一つのコースは、桜の季節には良い道のようです。
    岩の間をなお登っていくと、八方岩から道はいったん平坦な植林帯の道になり、そこからまた緩く登っていきます。
    2年前は、ここから積雪と凍結に難渋しました。
    直近で雪が降った記憶がなかったので、低山だから大丈夫だろうとストックもアイゼンも持って行かなかったら、びっくりするほどしっかり積雪・凍結していました。
    702m峰と侮ってはいけませんね。
    北斜面の雪はいつまでも残ります。
    今回はさすがに積雪などはなく、歩きやすい道をのんびり歩いていきました。

    石老山山頂。10:05。
    山頂は中高年の団体さんで混雑していました。
    山頂からは富士山が見えました。
    周囲の山や木々に遮られ、山頂標識付近からしか見えないのですが、冬晴れの富士山を堪能。

    さて、ここから篠原へ下山します。
    道しるべを確認して、篠原へと歩きだしました。
    しばらくは平坦な良い道ですが、次の分岐から急な下りが始まります。
    団体さんが後ろから来ていました。
    プレジャーフォレストに下りる歩きやすい道を選ぶのだろうと思っていたら、私と同じ篠原へ下山する道を賑やかに降りてきたので、ちょっとびっくり。
    20名くらいの団体さんです。
    中高年パーティも8人から10人くらいですと、足の揃った山慣れた人たちの可能性も高いですが、易しい低山に20人くらいで来ている人たちとなると、何人かは全くの初心者が含まれているのではないかと思います。
    初心者が下りるにはこの道はちょっと急なんだけど、大丈夫なのかなあ?

    そう思って振り返ったら、団体さんは私に追いついてきそうでした。
    嘘でしょう?
    この道、私もときどきしゃがみこんで降りていますよ?

    最初の急な下りが終わり、しばらく平坦なところを過ぎた後、第2の急な下りにさしかかりました。
    急な上に落ち葉が積もって、さらに歩きにくくなっています。
    それなのに、賑やかな話し声は近づいてきます。
    えー・・・・?

    しかし、次の平坦な道を終え、第3の急な下りを下る頃には、後ろの話し声は全く聞こえなくなりました。
    そうか。
    先頭を歩く人たちは山を下る技術を持った人たちなのでしょう。
    目視できる範囲に私がいることもあって、つい歩くスピードが上がっていたのかもしれません。
    前に目標物があると、つられてスピードが上がってしまうことは多いです。
    しかし、そのスピードについていけない人たちもいた。
    パーティが分断された。
    後ろから声がかかり、先頭グループは振り返って立ち止まった。
    そういうことだったのではないかと思います。

    追われることがなくなり、ようやく私も自分のペースでのんびり歩いていきました。
    左手の樹間からはずっと富士山が見えていました。
    小春日和の暖かい日差しが気持ちいい。
    しかし、積もった落ち葉に足が埋まりそうです。
    毎度毎度秋になるとつぶやいていますが、ストックを持ってくれば良かったー。

    今回も少し迷ったのですが、山の様子は大体把握していますので、多分大丈夫、いつもいつもストックに頼っていたらそれがなくては歩けなくなるからと、置いてきてしまいました。
    両側からV字にえぐれた登山道に落ち葉のつもった下り坂は、しかし、ストックが必要でした。
    足許をさぐりながら、そろそろと通過。

    急な下りと平坦な道とが繰り返され、少しずつ高度を下げていきます。
    記憶よりも長い道だなあと感じながら歩いていると、だんだん道が湿ってきました。
    両側の山に挟まれ、終日陽が差さない麓に、2年前は大量の積雪がありました。
    今回は雪こそないものの、ぬかるんだ道を気をつけて降りていき、細い舗装道路へ。
    この農道も真冬は凍結して歩きにくいところですが、今回は乾いた歩きやすい道でした。

    細い道から車道へ。
    篠原バス停。11:45。
    バス停は駐車場にもなっていて、観光バスが1台停まっていました。
    私の姿を見ると、運転手さんがバスから降りてきました。
    あの団体さんのバスなのかな?

    やがて、車道から細い道が右に別れます。
    道の左側に道しるべがあるので少しわかりにくいところです。
    石砂山へは右の道を行きます。
    しばらく民家が続き、左に農地や沢などを見ながら歩いていくと、右にトイレ。
    ギフチョウに関する大きな看板もありました。

    ギフチョウは、4月から5月に見られる蝶。
    昔は丹沢あたりでも多く見られたそうですが、現在は、見られる場所は限られています。
    石砂山は、そのギフチョウの山です。
    カンアオイに卵を産み付け、カンアオイの葉を食べて育ち、スミレの密を吸う蝶。
    何だか聞くだけで贅沢な印象の蝶ですが、写真で見ると毛がフサフサで、多分、私は苦手なタイプの蝶です。
    もし家の中に入ってきたら大騒ぎするかもしれません。
    でも、とても貴重な蝶らしいです。

    細い道の左手、小さな橋を渡ったところが石砂山の登山口です。
    5月から11月はヤマビルの季節で、忌避剤が登山口においてありました。
    一度雪も降りましたし、今年はもう大丈夫でしょう。
    湿った印象の登山口ですが、道はすぐにゆるく、そして明るくなりました。
    尾根はときどき痩せていますが、奥高尾にもこの程度の痩せ尾根はありますから特に危険はありません。
    むしろ、崖っぷちの道のほうが、落ち葉が積もっているだけ怖かったです。
    山頂が近くなると、長い木段の道が始まりました。
    山の上のほうは、まだ紅葉が残っていました。
    ときどき足を止めて紅葉の写真を撮りながら、ゆっくり登っていきました。
    いったん尽きたように見えた階段がもう一度始まって、ようやく山頂。12:10。

    石砂山からは丹沢の山々がよく見えます。
    ベンチに座って眺めると、自分の背が低くなることもあり、丹沢の山は壁のようにそびえています。
    ここで昼食。
    誰もいない山。
    山の日制定を祝う幕が木にくくりつけられているのが、むしろ寂しい印象です。
    枯葉の置ちるカサコソという音が誰かの足音に聞こえ、しかし、振り返ると誰もいない。
    熊だったら大変なので、それでも振り返らずにいられません。
    いつ来ても誰もいない山だけれど、ギフチョウの季節にはここが大混雑するのかなあ。
    今度、その季節に来てみようかなあ。

    さて下山。
    来た道とは反対方向の登山道を降りていきます。
    山頂直下は階段が整備され歩きやすい道でした。
    階段が尽きると、斜面に無理につけられたような細い登山道です。
    普段は砂地で、道が斜めなこともあって滑りやすく怖い道です。
    落ち葉が砂のすべり止めになって、今回は何だかむしろ歩きやすいようでした。
    それでも注意して通過。
    あとはあまり急な坂もなく、淡々と降りていくことができました。

    伏馬田分岐からは少し登り返します。
    2年前はここの崖っぷちの道に積雪があり、怖かった記憶があります。
    今回歩いても崖っぷちの道は細く、ここに雪が載っているところを歩いたのか、大丈夫か自分、と思いました。
    歩かなければ下山できないので、あのときは必死でしたね。
    山側の足はまっすぐに、崖側の足は少し開いて。
    今回も、雪山をトラバースするときの歩き方でそろそろと通過。
    石砂山は、この歩き方をする箇所が多かったです。

    前回、V字に折れていた橋は、立派なものに架け替えられていました。
    その橋を渡ると、すぐに道は芝生に変わり、舗装道路に自然に通じていました。
    そのまま道なりに歩いていき、菅井集落を通って、三叉路へ。
    左の登り道を少し歩くと、菅井下バス停。13:35。
    そのまま直進し、トンネルの少し手前を道しるべに従い右折。
    登山道というには広い、舗装された道を登っていきます。
    どんどん登っていくと道の舗装はなくなりますが、それでも四駆なら走れそうな広い道が続きます。
    左手には丹沢の山々。
    もう日が傾いてきているので、うす水色の大きなシルエットが見えていました。
    やがて黒いベンチが1つ現れ、そこが青根との分岐。
    道しるべに従い、右の細い道に入っていきました。
    ここも道が細く、トラバースの歩き方でしばらく行くと、送電線鉄塔。
    少し心細くなるほど両側がひらけて、奥深い山にいるような風景でした。
    さらに直進し、ゆるい登り下りを繰り返します。
    網子への分岐が2か所。
    続いて、小舟への分岐。
    全て見送って直進します。
    その先、道は2又に別れていました。
    1つはまき道。
    1つは尾根道。
    道しるべでは、どちらも峰山に行くようです。
    尾根道のほうが距離が短い表示が出ていたので、そちらへ。
    尾根の向こう側にいったん回り、その先は階段道が始まりました。
    よく整備された階段です。
    木のような見た目だけれど木ではない材質のものでしっかり土留めされた階段道です。
    これが延々と続きました。

    ついに峰山山頂。14:30。
    一番上の画像は峰山山頂で撮影したものです。
    目を凝らすとうっすらと富士山も見ることができました。

    さて、最後の下山です。
    まずは緩やかな坂を下っていきます。
    じきに大鐘との分岐。
    ここは右の大久保を目指します。
    そこからは、落ち葉の積もった急な下りでした。
    立って降りられるかどうかギリギリな傾斜が延々続きました。
    ストックがあればなあ。
    ときどきしゃがみこんで通過。
    普段はここはザレているところらしいです。
    砂地の急坂も嫌いだから、落ち葉が積もっていてまだ歩きやすかったのかもしれません。

    傾斜が緩くなり、ほっとひと息。
    その先も、ホウバの大きな葉がつもっている崖っぷちの細い道など、あまり好ましくない道はまだありましたが、そこを通過すると道は歩きやすくなり、ぽんと舗装道路に出ました。
    道なりに歩いていくとすぐに県道に。
    左に曲がるとすぐ「やまなみ温泉」の看板が見えました。15:20。

    さて、やまなみ温泉で汗を流します。
    道路の向かい側に渡り、坂道を上がっていくと駐車場。
    その奥が建物です。
    3時間700円。
    自動販売機でチケットを購入。
    受付に出すと、このままお持ちくださいと言われました。
    下駄箱の鍵も個人で保管。
    脱衣所のロッカーは自分で好きものを選ぶシステムでした。
    ロッカーの鍵はかかります。無料です。
    温泉によってこのシステムは色々ですね。

    洗い場は10個ほどあり、空いていました。
    シャワーのお湯の出も良好。
    露天は1つ。
    露天からは芝生が見え、その先はおそらく崖になっているのだと思われます。
    かなり開放感のある露天でした。
    内湯は普通の湯と泡湯。
    サウナもありました。
    今日はよく歩いたから、温泉が嬉しい。

    受付のすぐ前が食堂兼休憩所です。
    食べ物の持ち込みはできませんが、自販機もそこにあるので、誰でも座布団に座ってのんびりできるようです。
    発泡酒。500mL、250円。
    ノンアルコールビールも置いてありました。
    時間を見て、バス停へ。
    定刻通り、16:17に藤野駅行きのバスがやってきました。

      


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    2016年11月21日

    紅葉の高尾山から南高尾を縦走しました。2016年11月。


    2016年11月20日(日)、高尾山の紅葉が見頃になったと聞き、行ってきました。
    しかし、紅葉の時期の高尾山は混雑必至。
    1号路さえ大渋滞が起こることがあります。
    朝早いうちに高尾山を歩き、そこから離れていくコースをとりましょう。

    いつもより早めに出発し、高尾山口到着。7:58。
    ケーブルカーの始発は8:00。
    すでに長い行列ができているのを横目に、6号路の琵琶滝コースへ。
    こちらへ歩いていく人もたくさんいて、登山口付近は長い列になっていました。
    春から夏にこの状態だと追い抜くのは大変です。
    でも、今の季節は、厚着で出発し、途中で立ち止まり上着を脱ぐ人が多いです。
    歩いていくうちに前方に人はいなくなりました。
    沢の中を飛び石で歩くところはさすがに少し渋滞。
    その先の長い木段は、皆さん1列で登っていられて、自分のペースで追い抜いていくことができました。
    なんだか、むしろいつもより早いペースで、高尾山頂。9:00。

    大見晴台からは、雪をかぶった富士山がくっきり見えました。
    丹沢の山々は青紫色。
    手前の山々は紅葉。

    さて高尾の紅葉はと言うと、今年は秋に暑すぎたり寒すぎたりと妙な天候が続いたせいか、紅葉する前に黒い斑点が出てしまった葉や枯れた葉が多く、飛びぬけて素晴らしい年とは言えないように思います。
    でも、朝の光は良いですね。
    充分きれいに見えました。
    上の画像が高尾山の紅葉です。

    さて、ここから、まずは小仏城山へ。
    高尾山から奥高尾方面へと降りていく緩い道、そして階段を降り切ってその先少し登った紅葉台は、名前の通り紅葉の名所。
    茶店は朝から行列の出来る大繁盛。
    ベンチも人でいっぱいでした。
    ここからの富士山もきれいでした。

    木段は昨日の雨で泥んこで足元注意なのですが、その途中にも紅葉は随所にあり、見上げたり足元を見たり、立ち止まっては写真に撮ったりして、なかなか先に進めません。
    一丁平まで来ると空いているベンチもあり、ようやく休憩。9:40。
    ここも紅葉の名所です。
    その先の展望台からも富士山。
    ここは近景に高い木がないので、丹沢と富士山の眺めが爽快でした。

    いったん下ってまた登っていくと、小仏城山。10:00。
    ここから富士山を見るのは久しぶりです。

    ちょっと長めの休憩を取った後、来た道を少し戻って、分岐から南高尾へ。
    今日はトレイルランナーの人はほとんど登ってこないなあ。
    高尾の大混雑が予想されるこんな日は別の場所を走るのでしょうか。
    喧騒からふいに静かになった山道の急坂を下っていきました。
    斜面を巻く細い道が終わると、ジグザグに下っていき、浅い沢沿いの道へ。
    そこから急な坂を鉄柵に頼って降りていくと甲州街道。
    歩道橋を渡るとそのまま南高尾の登山道につながります。
    樹間から甲州街道が見えるのに案外道は細く、用心して歩いていくと上り坂が始まります。
    登ったり緩くなったりを繰り返し、植林帯のベンチ前を通ってしばらく行くと、大洞山。11:30。
    1パーティが賑やかに昼食を調理中。
    ここは素通りして、少し先の登山道からちょっと外れた小高いベンチで休憩しました。


    南高尾は、明るい雑木林の道。
    赤や黄色に色づいた葉から透ける光で、道はいつもよりさらに明るく照らされています。
    足元は、茶色の枯葉が積もった上に、まだ鮮やかな赤や黄色い葉が落ちていました。
    紅葉の色の強さは高尾主脈のほうが勝っていますが、南高尾の紅葉の道はしみじみとしています。

    前方から近づいてきている初老の男性が、胸ポケットから何か取り出したのが見えました。
    スマホケースかなと思ったら、手帳。
    「落ち葉を拾っているんだよ。いたずらで」
    手帳を開いて見せてくれたのは、うす茶色や黄色のきれいな落ち葉でした。
    私は来た道を指さし、
    「ここから先、赤い落ち葉もありましたよ」
    「あった?」
    「はい」
    にこにこ笑って別れました。

    中沢山のまき道は少し細い。
    でも道はすぐに歩きやすい緩い道になります。
    見晴台。12:10。
    横並びの1つに座り、景色を眺めながら昼食をとりました。
    雲が出て富士山はもう隠れていましたが、秋の津久井湖と丹沢の眺めは晴れ晴れとしています。

    さて出発。
    まき道が延々と続きますし、道自体は細いのですが、怖いと感じることはほとんどありません。
    斜面の傾斜が緩いのと、高尾の森の印象のせいでしょうか。
    木が高く、紅葉も遠いところにありますが、変わらず道は明るいです。
    反対回りに歩いてくる人が今日は多いなあ。
    高尾山が大混雑のときは、静かな南高尾も少し人が増える印象です。

    三沢峠。13:05。
    ベンチで休憩。
    道が4本に別れるところで、どの道を行くか看板の地図を眺めて考えこんでいる人も。
    地図の位置からは「高尾山口」の道しるべが見えにくいのが立ち止まってしまう原因でしょうか。
    実際に分岐の中央に立てば、「高尾山口」の道しるべが見えます。
    さて出発。
    立ち止まっている人が振り返って私を目で追っているのがわかりました。
    この人も高尾山口に下山したいのかな。
    緩い上り坂が高尾山口への道です。
    振り返ると、先ほどの人が少し離れて後ろをついてきていました。

    段差の大きい階段をいくつか下っていき、最後に急坂を登ると、草戸山。13:35。
    ここでもベンチで休憩。
    さすがに少し疲れてきました。
    でも、3時頃には下山できそうです。

    草戸山からは左に折れるように道を下っていきます。
    植林帯の暗い道はすぐに終わり、再び明るい雑木林が始まります。
    登り返すと、草戸峠。
    ここもベンチが並んでいます。
    高尾の尾根がよく見えました。

    ここからは登ったり下ったりの繰り返し。
    距離は短いのですが思いがけず急な登りもあります。
    高尾山口はもう近いのに山深い味わいがあります。
    何度来ても好きな道です。
    登り切った小さなピークのベンチに3人パーティ。
    「お姉さん、見てみて。ツツジ」
    手招きされてみると、本当にツツジが咲いていました。
    「あ。何でこんな季節に」
    「ねえ?」
    天候不順は植物に負担をかけますね。

    落ち葉を踏みしめ、四辻まで来ると、下山口まであと15分。
    湿った急坂を用心して降りていくと、民家の脇からポンと舗装道路に出ます。
    そこからは高尾山の交差点までは1分です。
    下山。15:00。
    道路の向こう側は、予想通り観光客で混雑していました。

      


  • Posted by セギ at 13:48Comments(0)

    2016年11月14日

    鶴寝山から大マティ山を歩いてきました。2016年11月。


    2016年11月13日(日)、鶴寝山と大マテイ山を歩いてきました。
    中央線上野原駅下車。8:25。
    先月、権現山を歩いたときに乗ったのと同じ松姫峠行きのバスに乗りました。
    前回もそうでしたが、バスの乗車口で待っている係員の方は、乗客に行き先を訊きます。
    バス会社の方ではなく、小菅村の職員の方なのかな?
    「どこに行くの?」
    「松姫峠まで行きます」
    「じゃあ、これ持っていって」
    と、小菅村登山ガイドと書いてあるパンフレットをいただきました。
    「温泉行く?小菅の湯」
    「行きます」
    「じゃあ、割引券あげよう」
    ポケットから取り出した、100円引きの割引券もいただきました。
    わーい。ヽ(^。^)ノ

    バスは満席。
    私の他に数人の高校生が立っていました。
    わいわいと賑やかにバスは出発です。8:30。

    市街地を抜けると、景色は途端に山深くなり、紅葉が目立ち始めました。
    今年は秋の天候不順があったから、紅葉は今ひとつかなあ。
    それでも、ときどきハッとするような赤いカエデの木があります。
    要害山の登山口で下りた人がいて、高校生たちは遠慮して座らないので、そこからは有難く一番前の座席に座らせてもらいました。
    広いフロントガラスから紅葉を堪能。
    ギリギリの道幅のところに入っていくバスにも感動。
    凄い運転技術だなあ。

    色々な山の登山口を通っていくバスで、登山口の度に乗客は1人2人と降りていきます。
    鶴峠バス停。9:35。
    ここで乗客の大半が下りていきました。
    中高年の10人ほどのパーティ。
    そして高校生の団体14人。
    顧問の先生が人数を申告し、一気に支払って降りていきました。
    そうかあ。
    やっぱりみんな奈良倉山から縦走するんだなあ。
    紅葉をゆっくり眺めたいし、温泉もゆっくり入りたいから、私は松姫峠からにしたのですが、奈良倉山とつないで歩く人のほうが多いのかもしれません。

    急にガランとしたバス。
    後ろを振り返っても、乗客は5~6人でした。
    次のバス停は小菅の湯。
    ここでも2人降りていき、心細さがつのります。
    運転者さんが、
    「帰りはここから乗られますか?」
    と問いかけるのに声も出ず、コクコクと首を振って応えると、
    「今、ロータリーが工事中なので、帰りのバスもここから出ます」
    私は再び、無言で首をカクカク。
    知らない山だし、奥深い山だし、今年は熊が多く出没しているし。
    だんだん緊張してきました。

    終点、松姫峠。10:15。
    バスの下車口から少し戻る位置にバイオトイレがありました。
    そのトイレの横が登山口です。
    「牛の寝 大菩薩峠登山口」と縦書きに書かれた渋い道しるべが立っていました。
    大菩薩峠まで縦走できる距離なのです。
    随分と遠くまで来たなあという気持ちになりました。

    熊鈴を腕につけてリンリン鳴らしながら出発。
    緩い登り坂の先、少し傾斜が急になったところで、親子連れが休憩していました。
    お父さんと小さい女の子です。
    「お父さんが下りるぞと言ったら、絶対すぐに山を下りるからね」
    はしゃぐ女の子にそう言い聞かせています。
    うん、大事なことだな。

    さらに行くと、若い女の子が1人、下りてきました。
    案外、人がいる。
    良かった。ヽ(^。^)ノ

    登山道は既に落ち葉がぎっしり積もって、その下に石や木の根が隠れています。
    ちょっと危ないかなと感じ、ストックを出しました。
    これで歩行は安定。
    傾斜の緩い山がさらに歩きやすく緩くなって、スタスタ歩いていけました。

    鶴寝山。10:45。
    あっという間に1つ目のピークに到達。
    ベンチが2つあり、山頂標識は新しいものでした。
    かなり観光的に整備されている印象です。
    朝もらったパンフレットにも載っているコースですし。

    少し行くと、道は2つに別れました。
    左は「日向みち」。
    右は「巨樹のみち」。
    どちらも惹かれるネーミングですが、巨樹の道を選択。
    落ち葉に登山道が隠れているから余計にそう感じるのでしょうが、道なき林の中を歩いているようでした。
    落ち葉の踏み跡は明瞭で、迷うことはないのですが。
    神様として祀られるほどの巨樹ではないのですが、そこそこ大きいなあと感じられる木がそこかしこに。
    これはブナかな。
    これはカエデだな。
    1本1本確かめながら歩いて行くと前方に2人の登山者を発見。
    一定の距離を取りながら、その2人の後をついていき、気がつくと道は崖っぷちを行くようになりました。
    あれ?
    後で地図を見直したところ、いつの間にか日向みちのほうに入ってしまっていたのです。
    右手の大きな尾根がどんどん高くなっていて、そのまき道を歩いている形です。

    失敗しましたー。((+_+))
    他の人に安易についていくから。
    自分で地図で確認すれば良かったのに。
    尾根道を歩く予定だったのになあ。
    そこは広い尾根道で、道迷いを起こしやすく、「大迷い」から「大マテイ山」と名付けられたという説もあるそうです。
    美しい森の広い尾根道、歩きたかったなあ。
    崖っぷちの道、好きじゃないのになあ。
    しかし、今さら戻るのもなあ。
    やってくる人がもしいたら、この道ですれ違うの怖いしなあ。
    というわけで、そのまままき道を行きました。
    崖っぷちの道は南面なので、日差しが明るく、紅葉が輝いています。
    今日一番の紅葉をそこで見ることができました。
    斜面に立つ木は寒暖差が大きく、紅葉もひときわ赤くなるのでしょうか。
    しかし、道幅が狭く怖いのでザックからスマホを出せません。
    写真には撮れなかったけれど、この紅葉を見られたから、この道でも良かったかな。

    途中、道しるべがあり、そこからジグザグに稜線へと上がっていく道がありました。
    上がりきると、すぐに大マテイ山の山頂。11:40。
    上の写真はそこで撮影したものです。
    山頂標識とベンチが2個ある他は、周囲は漠然と平らで、山頂というより林の中という印象でした。
    木が育って眺望はほとんどないですが、晩秋の林が味わい深い。
    いい山に来ました。
    ベンチに座って、のんびり昼食。

    さて、出発。
    緩く下っていくと、先ほどのまき道に再び合流する道もありましたが、道しるべにしたがって広めの道を下っていくと、大ダワ。12:10。
    大ダワとは開けた広場につけられる名称。
    棚倉小屋跡とも呼ばれるところで、確かに小屋がここにあったのだろうと感じられる平坦地でした。

    ここからは再び左が切れ落ちた崖っぷちの道が続きました。
    ここは他に選択肢はなしです。
    道幅はそこそこあり、そんなに危険なわけではないのですが、何となく緊張する道がずっと続きます。
    こういう道は苦手だー。
    落ち葉が積もっているのも滑りそうで何だか嫌です。
    途中に桟道もありました。
    しっかりした造りですし、注意すれば平気ですが、これも苦手です。

    しばらく行くと、道が2つに別れている印象の場所に出ました。
    左は今まで同様に下っていく崖っぷちの道。
    右は尾根に登っていく道。
    その真ん中の木にピンクのテープが巻かれ「小菅の湯」などの行先が書いてありますが、どちらを示しているピンクテープなのかよくわかりません。
    まだ早いとは思うんだけど、ここがモロクボ平かなあ。
    だとしたら、右の道を行かないといけないんだけど?
    試しに右の道に入ってしばらく尾根を登っていくと、足元がフカフカしてきました。
    見た目は登山道なのですが、ここは人が歩いていないなあ。
    そこで分岐まで戻り左の崖っぷちの道を行きました。
    やはり足元が硬い。
    よく踏まれている登山道です。
    それで正解でした。
    しばらくすると、2個目の桟道。
    ここも注意して通過。

    その先、道は大きく右に旋回して下っていき、しばらく行くと、平らな林が広がりました。
    ここがモロクボ平。13:10。
    道しるべもありました。
    地図上でも、等高線がそこだけ真っ白になっているところです。
    気持ちの良い広葉樹の林が広がっていました。

    やがて、道はうす暗い植林帯に入り、ジグザグに下り始めました。
    田元への道を左に分け、道はさらに急斜面に作られたジグザグ道に。
    ほぼ180°Uターンするように行っては戻って急斜面を下っていきます。
    薄暗くて心細いところですが、車の音がもう聞こえてきているのが励みになりました。
    斜面を降り切り、小さい道しるべの通りに左に曲がると、橋。
    コンクリートのしっかりした橋を渡ると、もう舗装道路でした。
    あとは、要所要所に道しるべがあるのでその通りに舗装道路を歩いていき、小菅の湯へ。14:00。

    建物に入って左手が下駄箱。
    下駄箱の鍵を受付に出すシステムでした。
    3時間620円。
    割引券を朝もらったので、さらに100円引き。
    安いなあ。

    脱衣所のロッカーは30Lザックならば入る大きさでした。
    洗い場は15個ほど。
    まだ14時なので空いていました。
    温泉の泉質は高アルカリ性。
    浴槽がいくつかあります。
    普通の内湯。寝湯。打たせ湯。
    露天は、普通の露天。五右衛門風呂。ハーブ湯。
    普通の露天が一番濃い印象で、肌に小さい泡がつき、ツルツルしました。
    ぬるいハーブ湯と行ったり来たりすれば、いつまででも入っていられそうです。

    さて、入浴後のお楽しみ。
    あれ、ビールの自販機は?
    村営の真面目な施設ですと酒類を販売しないところもあるので、ここもそうかなあとキョロキョロしながら受付ロビーまで戻ってくると、入り口の下駄箱とは反対側に酒類の自販機がありました。
    どれも350mL。
    麦とホップ200円を購入。
    ロビー奥のソファに座って飲みました。

    15:00。
    飲み終わって、少し早いけれどバス停が遠いようなので受付に行くと、そこに朝の高校山岳部の顧問の先生がいました。
    「14人分まとめてあるはずなんですが」
    と、また人数を言って下駄箱の鍵を受け取っていました。
    鶴峠から縦走してきた高校生に追い付かれちゃった。
    私もいつになく長風呂してはいましたが、それでも30分と違わず到着したのでしょう。
    さすがに高校生は速いなあ。
    私も今度は春に来て、奈良倉山から縦走しようかな。
    大マテイ山の広い尾根道を歩けなかったのも心残りですし。

    朝、運転手さんが言っていたように、普段なら小菅の湯の建物の前まで来るバスは、ロータリーが工事中のため駐車場の一番端までしか来ません。
    そのバス停には既に行列が。
    バスは駐車場で2台待機していました。
    15:15。乗車開始。
    1台目に無事に座れました。
    15:25。定刻にバスは出発しました。

      


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    2016年11月03日

    陣馬山一ノ尾根を歩きました。2016年10月。


    2016年10月30日(日)、藤野駅から陣馬山、そして高尾山へと縦走しました。
    秋晴れの日には富士山の見える山に行きたい。
    予定している候補の山もいくつかあるのですが、朝からどんより曇り空。
    午後から晴れてくるとの予報もありますが、山は雲が残りがちです。
    こんな日は、いつも通りに奥高尾を歩こう。

    三鷹駅7:48発。
    中央特快なので高尾駅では向かい側ホームに乗り換える中央線が待っていました。
    乗り込むとすぐに発車。
    藤野駅着。8:38。
    藤野駅は駅から出た右手に外トイレがあります。
    駅前にベンチが並び、山支度がしやすいです。
    さて出発。
    駅から高尾方向に戻るように歩いていき、踏切を渡ってトンネルに入ります。
    歩道は確保されていますし、トンネル内も明るいです。
    でも、車が横を通っていくときの音が凄いので、安全だとわかっていてもヒャーと首をすくめて立ち止まってしまいます。
    トンネルを出て、そのまま舗装道路をどんどん歩いていき、陣馬温泉の大きな広告塔が見えてきたところで道しるべの通りに右折。
    右折してすぐ、次の道しるべを左折。
    道は細くなりましたが、なお舗装道路は続きます。
    路面にすべり止めのデコボコがつけてある急坂です。
    朝からかなり冷えていましたが、少し汗ばむくらいになった頃に、分岐。
    まっすぐな道は未舗装。
    右の道は舗装されています。
    正解は右の道。
    曲がるとすぐ登山口です。
    道しるべがあります。9:20。
    ここから陣馬山まで4km。

    一ノ尾根の登山道はよく整備されて歩きやすい道が続きます。
    傾斜もそんなに急ではありません。
    道は昨日の雨か朝露かで濡れていましたが、特に歩きにくい箇所もなく順調に歩いていくと、「一ノ尾テラス」という掲示を発見。10:05。
    ひさしぶりに一ノ尾根を歩いたら、面白いものができていました。
    上の写真がそれです。
    登山道の左側のちょっと空いている場所が整備されて、休憩スペースになっていました。
    ベンチやテーブルの他に、タープが張ってあります。
    雨やどり用だそうです。
    ここが2km地点。
    ちょうど中間地点です。
    来る途中のベンチは全て湿っていましたが、タープの下のベンチだけは乾いていたので、気持ちよく座って休憩しました。

    さらに順調に登っていき、清水小屋の脇から陣馬山山頂へ。10:50。
    空は朝と変わらず曇り空。
    眺望はありません。
    座っていると寒くなってきます。
    一気に冬が来たようです。
    それでも山頂は多くの登山客で賑わっていました。

    さて、ここから高尾山を目指します。
    陣馬山から明王峠への道は例によってドロドロ道。
    雪どけ時期ほどではなく、端を歩けば大丈夫でした。
    明王峠。11:50。
    そろそろお昼と思いましたが、たくさんあるベンチが満員。
    こんな寒い日でも日曜日の奥高尾は人が多いです。
    秋の観光シーズン到来ですね。

    では景信山でお昼にしよう。
    明王峠から景信山まではアップダウンのある道とまき道とに幾度も別れます。
    その分岐で立ち止まって地図を開いている人たちを見かけるのも、観光シーズンならではです。
    前を行く若い3人がしばらく立ち止まった後に登り道のほうを行ったのを見送って、私はまき道を選んだのですが、ふと後ろを振り返ると、その人たちが後ろをついてきていました。
    え?
    戻ってきたの?

    すぐに追いつかれたので道を譲り、先に行ってもらうと、彼らは登り道との合流点で堂所山への急な段差を見上げ、「凄いなあ」と写真を撮っていました。
    いや、若い上にトレッキングポールを持っているんだから、楽に登っていけますよ。
    私が通りかからなかったら、あのまま登っていったのかなあ。
    私が挑戦の機会を潰したのかもしれません。
    見た目ほど怖くないですよ、堂所山の上り下りは。
    そう言うなら自分が登れという話ですが、何か面倒くさくてまき道ばかり選んでしまうんですよね。

    景信山。12:55。
    やはり空は曇り。
    それでも空とススキの眺めが気持ちよく、山頂付近のベンチで昼食。
    あたりのベンチも人でいっぱいです。
    ストーブでお湯を沸かしてラーメンを食べている人。
    茶店でうどんなどの温かいものを買って食べている人。
    山での装いもモコモコと暖かそうな人が増えてきました。
    秋が深まってくると赤いウエアが山に映えてきれいだなあ。
    特に今日のような空の暗い日には。

    さて、次は小仏城山へ。
    寒くなると奥高尾の地面の硬度が増すような気がするのは気のせいでしょうか。
    ガチガチ&ツルンツルン。
    日が差さないのでまだ地面が濡れています。
    急な下りでこういう地面は苦手だー。
    へっぴり腰で通過。
    小仏峠まで下りてくるともうそういう道はなくなり、あとは城山まで登るだけです。
    坂道と細い木段との二択の道は、今日は泥んこ道が滑りそうなので木段を選び、たったか上がると相模湖の眺望の良い地点に出ます。
    今日はやはり富士山は見えません。
    気持ちの良い広い道から、よく整備された木段の道、そして、木の根の段差の多い急な登り坂へ。
    登り切った少し先に電波塔が見えてきて、小仏城山。
    ここも人で賑わっていました。
    なめこ汁を頼んで、持参のおにぎりと一緒に食べている人が多いです。
    夏にはかき氷やビールが売れていた店。
    季節が移ったのを感じます。
    茶店は2軒あり、1軒のなめこ汁はしょうゆ仕立て、もう1軒はみそ仕立てです。

    さて、ここからは整備された木段・木道が続きます。
    木段の脇にセンブリが咲いていました。
    以前からそうだったかなあ。
    木道が整備されて、植生が回復された証かもしれません。

    予想通り、午後になっても雲は取れないまま。
    眺望が期待できないので、一丁平の展望台も紅葉台もまいて、高尾山の下に着くと、救急車のサイレンが聞こえてきました。
    近いな?
    山頂まで上がってくるのかもしれません。
    山頂も巻いて、トイレのところまで歩いていくと、3号路から車が上がってくるところでした。
    ミニパトが1台。
    ミニパトと同じサイズの赤い消防署の車が3台。
    凄いなあ。
    八王子市は、山仕様の小さいサイズの緊急車両が整備されているんだなあ。
    町の小さな路地でも活躍しているのでしょうか。

    「歩行者の方、道の山側で止まってください」
    とアナウンスがありました。
    平地で一般車に向けて行われるようなアナウンスです。
    車になったような気分で立ち止まりました。
    怪我人かな?
    病人かな?
    高尾山の山頂まで、小さい車なら登ってこられるんですね。

    1号路は薬王院から上は段差のあるところが何箇所かあります。
    どの経路をたどって車は登ってくるんだろう。
    考えながら1号路を下りていくと、下山していく赤い車が、薬王院の向こうに見えました。
    登山客・観光客が右折して階段を上がっていくところですが、そういえば直進する舗装道路があります。
    よく整備されているものだなあ。
    あっと。
    勿論、緊急車両と関係者車両以外は高尾山に入ったらダメですよー。

    6号路は観光シーズンが終わるまで、登り一方通行。
    リフトは長い行列ができていました。
    1号路をとことこ歩いて下山。
    まだそんなに混雑せず、ストレスなく歩いていくことができます。
    これから紅葉シーズンは1号路も人でいっぱいになりますが、高尾の紅葉はきれいだから、やはり見に来たいなあ。
    そんなことを考えるうちに賑わう麓へと降りてきました。

      


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    2016年10月18日

    権現山を歩いてきました。2016年10月。


    2016年10月16日(日)、権現山を歩いてきました。
    初めて登る山です。
    毎週奥高尾でも楽しいのですが、ときには初めての山に挑戦したほうが、危機管理能力が鍛えられる気がします。
    さて、権現山はどんな山だろう。

    いつもより少し早く、三鷹7:22発。
    高尾で中央線に乗り換えて、上野原8:25着。
    上野原駅は、改札を出ると階段があり、階段の上で北口と南口に別れていました。
    バス停は北口。
    駅前の狭い広場にバスが3台停まって発車を待っていました。
    それぞれ目的地が違います。
    一番事務所側のバスが目的の「松姫峠行き」。
    私の後には、三頭山に登るという15名ほどの団体さんが賑やかに乗り込んできました。
    そうか。こんな方向から三頭山に登るコースもあるんだなあ。
    小菅の湯にも行ける。
    中央線沿線の山と奥多摩とが頭の中でつながると、山歩きのコースもさらに多様になりますね。

    バスはほぼ満席。
    おまわりさんがバスの中に入ってきて、
    「遭難が増えているんで。目を通すだけでもいいので、お願いします」
    とチラシを配りました。
    あっ。
    登山届を書いてくるのを忘れた!
    警察官を見てようやく思い出すという・・・・。
    チラシには「コンパス」というネットで提出できる登山届の案内も載っていました。
    今度やってみます。

    バス出発。8:30。
    初戸。9:05。
    予想はしていましたが、降りたのは私1人でした。
    バス停から登山口までは少し入り組んだ道のようでしたので、ガイドブックのコピーを手に持ち、常に見ながら歩いていきました。
    「初戸バス停の先を左折すると、権現山を示す道しるべがある。初戸橋を渡り、左方向に進めば、再び権現山の道しるべを見る。民家の横を通り、右に折れて、橋を渡った左が権現山の登山道だ」
    実際の道もこの通りで、ガイドブックはさすがの描写力です。
    分岐ごとに小さい道しるべがあり、登山口まで不安になることはありませんでした。

    さて、登山道。
    予想外に細い道で、夏草が茂っているせいもあり、少し不明瞭でした。
    ジクザグな道をショートカットする人のつけた踏み跡が正しい道を分かりにくくしている印象です。
    分岐ごとによく見て、より明瞭な道を選んでいきます。

    支尾根に乗ると登山道は広くなりましたが、偽の踏み跡はなおも随所にありました。
    広い支尾根を登山道はジクザグに登っていきます。
    この支尾根は、どう登るのが最も楽か。
    登山道は本来どうつけられているはずか。
    そのように全体を概観する力が必要だなあと感じながら、分岐ごとによく確認して歩いていきました。
    急登が続きますが、今日は涼しいので、いくら歩いても身体に熱がこもりません。
    5分も立ち止まっていると汗が冷えて寒くなってきます。
    ようやく山歩きに良い気候になりました。

    樹間の向こうに空が見えるけれど、時間的にまだまだこんなところがピークのはずがない。
    予想通りそこから登山道は右にぐっと曲がっていきました。
    その先に、「権現山」を示す小さい道しるべ。10:30。
    そこを過ぎると道は少し緩くなりました。
    ベンチはありませんが、丸太などに座れる休憩適地もあります。

    その先、地図上にある992mピークはまき道があり、左に見ながら通過。
    再び樹間から空が見えて、もうこの先にこれより高いところはなさそうだと思う頃、道も直登になり、ぽんと稜線に出ました。
    そこが雨降山。11:10。

    座って休んでいる先客の男性に挨拶し、
    「今日、初めて人に会いました」
    と告げると、
    「ああー。さっき、用竹から1人来たけど、俺も道では誰にも会わなかったねえ」
    「静かでいい山ですねえ」
    少し離れて私も座り、休憩。

    この夏の暑さで、速く歩けないことを幾度も体験し、山地図に記された時間より10分増しの計画を立ててきましたが、その予定より20分早く到着。
    やはり涼しいと楽です。

    ここからは、稜線上を権現山へ。
    起伏が少なく、広く歩きやすい登山道が続きました。
    スキップしたいような気持で歩いていくと、背後からエンジン音が。
    振り返ると、バイクが3台。
    わあ、モトクロスの人たちだー。
    奥高尾の茶店に通勤するバイクなら見たことがありますが、こんなところでバイクをしかも3台見るとは。

    しばらく行くと右手にベンチがあり、木立が切れて山々が見えました。
    手前の山は、三頭山かな。
    中央の木が育ちすぎて、写真を撮るには少し邪魔でしたが、それもまた良しです。

    ガイドブックで1か所気になっていたのが、右側に滑落防止のロープが張られているという地点。
    こういう何気ない描写のところが怖いのよと用心してきたのですが、何ということもない平らな痩せ尾根でした。
    距離が短いので、怖いと思うこともなく通過します。
    凍結していたら厄介ですが、よく乾いたこんな秋の日には何でもないところで安心しました。

    その先に、大ムレ権現の小さな建物が見えてきました。
    石段を登って、参拝。
    その先に右へ登っていく「権現山」の道しるべがありました。
    雨降山で会った人の後ろ姿が見えていたのですが、しかし、その人は、山頂方向ではなく、直進していきました。
    まき道もあるのかな?
    私は道しるべの通りに右に折れ、最後の急登を行きました。
    登りでも若干滑るような土の急登でした。
    ここを下るのはちょっと嫌だなあと感じながら、山頂へ。

    権現山山頂。11:55。
    山頂には20人近くの人がいました。
    2パーティ+個人が数人という印象です。
    ここまでほとんど人に出会わなかったので、そのギャップに驚愕。
    ・・・・・に、賑やかだなあ。(''_'')

    私も端のほうにレジャーシートを出して座りました。
    おにぎりを食べた後は、カフェオレと甘いお菓子。
    今季初のカフェオレを入れたテルモス持参です。
    ようやく温かい飲み物が嬉しい季節になりました。

    まだ頭の上は青空ですが、西から曇ってきていました。
    山頂付近の木々も育ってきていて、眺望は驚嘆するほどのものではありません。
    それでも、晴れ晴れとして気持ち良いことには変わりません。
    長居する人が多いので山頂が混雑するのでしょう。

    ここからは来た道を戻る予定でしたが、反対方向の「麻生山・浅川峠」の道しるべが示す登山道は来た道よりも緩そうでした。
    ここを降りてまき道を戻るほうが、先ほどの急な土の道を下るより楽なんじゃないかな?
    ここを登ってくるとき、前を行く人は直進して行ったし。
    さっきのバイクもその道を行ったと思う。
    地図上にはまき道の表示はないけれども。

    さて出発。12:15。
    やはり、「麻生山・浅川峠」への道は緩く、段差がきちんとあって歩きやすい道でした。
    稜線上の道まで下りてきた分岐には道しるべもありました。
    「用竹」を示す道しるべを確認し、やはり予想通りだと安心して歩きだしたのですが、その先、道は急に細くなり、斜面にかろうじて踏み跡がある程度になってきました。
    こんなの登山道じゃないよー。
    誰かが無理して歩いただけでしょう、ここ。
    ( ;∀;)

    やばい。
    本日一番の危険個所でした。
    何とか大ムレ権現まで戻って、ひと安心。
    滑落しなくて良かったー。
    やはり、予定していないことをやるべきではない。
    ・・・・え?
    では、あのバイクは権現山の山頂を通ったの?
    ・・・・・モトクロス凄いなあ。

    後は先ほど来た道を戻ります
    広くて起伏が少なく、歩きやすい道です。
    スミレの頃、新緑の頃、紅葉の頃。
    季節を変えてまた来ても楽しいだろうなあ。

    雨降山。12:50。
    ここからは東に続く稜線を用竹へと降りていきます。
    しばらく行くと何かよくわからない建物が。
    観測所でしょうか?
    そこへ入っていく道のほうが広く、左の登山道は草に覆われていて、ちょっとわかりづらかったのですが、こっちで良かったのかなと思っていると「用竹」と書かれた道しるべがあり、不安にならずに済みました。
    ところどころ登山道がえぐれていて歩きにくいところもありますが、概ね広い良い道が続きます。

    気配に振り返ると、今度は自転車が4台通過。
    しばらく行くと、「八重トレコース」の道しるべがありました。13:35。
    トレイルランニングのコースにもなっているんだ。(^。^)
    歩きやすい良い道ですものね。
    ここが二本杉山かな?

    その少し先、5分ほど行ったところが、尾続山分岐。
    ここはしっかりした道しるべが立っていました。
    ここから要害山に行くこともできるようです。
    道しるべをよく確認して、用竹へと降りていきます。

    ぐっと下っていくと樹木が切れて、ふっと展望が開けました。
    ああ、丹沢の山だ。
    麓の民家も見えて、箱庭のような眺めでした。

    そのすぐ先が墓村の分岐。14:00。
    しかし、村への道は夏草が生え、石が多く、荒れた印象です。
    ここはもう廃道なのかな。
    道しるべを確認して、用竹へ。
    その5分先にも、墓村分岐。
    こちらは、明瞭な道がありました。

    麓が近くなっても道は歩きやすく、滑りやすいところもほとんどありません。
    やがて、また分岐。道しるべを確認。
    「殿村バス停」への道ではなく、右の「用竹」の道を選んで下っていきます。
    一軒家の灰色の尾根が大きく見えてきて、そこで登山道は尽き、そのままほぼV字に舗装道路がつながっていました。
    道しるべもありますが、道は一本で、どちらに進むか悩むことはありません。
    その先も分岐ごとに道しるべがあり、5分ほどで、朝、バスで通過した県道に出ました。
    道路の向かい側が上野原駅に戻るバス停です。
    白いベンチのあるバス停。14:40。
    次のバスは、15:10。
    持ってきた2.5Lのスポーツドリンクは、まだ1L以上残っていました。
    次回からは、2L持ってくれば十分かな。


      


  • Posted by セギ at 13:32Comments(2)