たまりば

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2017年02月20日

石盾山・金剛山・京塚山を歩いてきました。2017年2月。


2017年2月19日(日)、藤野駅から歩ける低山を巡ってきました。
藤野園芸ランド遊歩道として整備されている道です。
最高峰で金剛山450m、1周のコースタイム4時間。
このコースをガイドブックで見たとき、冬にちょこっと歩きたいときに行こうと決めていました。
ついに、その日が来ましたよ。

藤野駅で支度をして出発。9:05。
春一番が吹くと、また寒くなり、昨夜は遅くに小雪も舞ったようです。
藤野駅前のベンチは霜が融けてぐしゃぐしゃでした。
駅前から階段を下りて、まずは国道を右折。
すぐに道は2股に別れ、左の下り道を行きます。
左手に見えている山々が今日登る山。
山肌にどーんと大きい封筒のオブジェが見えました。
「緑のラブレター」というらしいのですが、由来を知らない私はその眺めにぽかんとしてしまいました。
先週は、雲取山や七ツ石山、鷹ノ巣山の新しい山頂標識に「何だい、この陰気な人工物は」とがっかりしましたが、ここまで駅近の低山ですと、あまりがっかり感はないです。
むしろ、何か面白いなあと思います。

道なりに歩いていき、弁天橋を渡ります。
橋を渡りきると、そのまま登り坂に。
日影は雪や霜が残っていました。
案外こういう道が滑るので慎重に歩きます。
登りきると、突当りを右へ。
まっすぐな車道の右端の歩道をてくてく歩いていきます。
そのままかなり直進すると道はS字を描いて緩やかな下りになります。
そのままどんどん歩いていきます。
長いなあ、見落としたかなあと思う頃、ようやく右手に石盾尾神社の看板が出て、そこを左折。
薄暗い道路を歩いていくと、右手に石尾盾神社。
そのすぐ先が登山口でした。
「A〇1」の道しるべが立っています。9:55。
階段道に雪が積もっていて、わあ登山口から雪かあとストックを出していると、通りかかった車がピタっと停まりました。
ドライバーが窓から顔を出します。
「ここから登るの?急だよ」
「え?ここから登るのは、急・・・・・?」
「いや、まあいいけどね」
「・・・・・・」
車は走り去っていきました。
急って・・・・・。
『藤野なぐら地区てくてくマップ』に載っている普通の登山口ですが・・・・。
でも、何かあるのかもしれないから、とりあえず気を引き締めて、出発。

雪がうっすらとつもる階段を登っていきます。
坂道ではないので雪が乗っていても滑ることはなく、一歩一歩しっかり歩いていくと、すぐに石盾山山頂。270m。10:00。
アプローチに50分。登頂、5分。(^-^;
山頂は日あたりがよく、雪はありませんでした。
見晴台があり、西の展望が開けていましたが、そこには2人の先客がありました。
そして、山頂には「しあわせの鐘」が。
(''_'')
何かよくわからないけれど、とりあえず鳴らしてみました。
カーンとなかなか大きい音が出ました。
尾瀬のクマよけの鐘と音が似ているかもしれません。

そこからいったん緩く下り、また登り返すと小ピーク。
このあたりは全く雪はありませんでした。
道は全て乾いて快適でした。
そこからまた緩い登りと下りを繰り返し、名倉峠。10:20。

ここから車道歩きです。
車道を右に歩いていきます。
しばらく行くと、ベンチがあり、「包丁岩」という掲示が。
車道とは思えない見晴らしでした。
目の前にある、蟻の戸渡りのようにスパッと両側が切れ落ちた岩が包丁岩なのでしょう。
あそこを歩いたら、怖いだろうなあ。
さらにどんどん歩き、右手に葛原神社を見るとその先は道が2股に別れます。
右の細い車道に入ると、しばらくして道は畑の1本道になりました。
鉄塔の手前で「B01金剛山」という道しるべがあり、その通りに左に曲がると登山口。10:40。
ここもうっすら雪が積もっていました。
枯葉の上に乗っている雪で、特に滑る心配はありませんが、ちょうど降りてきた二人連れがいて、下りは少し歩きにくそうでした。
右側は崖っぷちですが、常にトタンの低い塀や白く塗られた鉄柵で保護されていて、滑落の心配がありません。
安心して歩いていけます。
雪は麓だけで、日当たりの良い中腹以降は乾いた歩きやすい道でした。
距離が短いので苦もなく山頂へ。
金剛山山頂。11:05。
狭い山頂ですが、丹沢方面の眺望が良好でした。
上の画像がそれです。
ベンチに座って、ちょっと休憩。

さて下ります。
少し急な下りも、ストックがあるのでたったか降りていけました。
どんどん下っていくと、やがて道は石段になり、あっという間に天神峠。11:15。
ここからまた車道歩きです。
この道路には、オブジェが点在していました。
「芸術の道と名づけられた車道」とガイドブックにありました。
芸術の道と名づけられた「車道」!(''_'')
ちょっと他にない言語感覚です。

まず、極太の注連縄を縦に地面に突き刺したようなオブジェが遠くから見えてきました。
近寄って解説を読むと『森の守護神』。
藤野の自然を大胆に切り取った作品だそうです。
樹木の生命感あふれる姿を連想させ、同時にDNAも連想させるとか。
し、注連縄しか連想しなかった・・・・。

絵画なら、よくわからないなりに好きとか嫌いといった感想は持つことができるのですが、オブジェとなると、好き嫌いの感想すら湧いてこないです。
他に、1988年何月何日だったかの火星の方向を示している、楕円と放物線と円を組み合わせたユークリッド幾何学がどうのこうのというオブジェもありました。
立ち止まっては解説を読み、なんじゃこりゃとつぶやきながら、前戸沢橋を渡り、針金を固めた直方体が半分崩壊したようなオブジェ、わりと普通な女性像のオブジェと見て行きました。
その先、「A31遊歩道」と書かれた小さな道しるべが左手にあり、そこから再び登山道に入りました。
山道はよく踏まれた歩きやすい道ばかりです。
ふっと右が開けて、向かい側にもう一つの金綱山が見えました。
藤野駅の近くには、金剛山が2つあります。
あちらのほうは「日連アルプス」と呼ばれているそうで、やはり4時間ほどで1周できるコースらしいです。
あっちも機会を見つけて歩いてみたいな。

開けた斜面を2人の男性が登ってきました。
えー・・・、どこから来たんだろう。
そこ、道じゃないですよね。
「向こうの金綱山に行きたいんだよー」
と道を訊かれ、持っていた地図のコピーを見せました。

さて、道はそのまま民家の軒先みたいなところに入り、車道に出る寸前に「A30京塚山」の道しるべがあり、その通りに左折します。
墓地を左に見ながらの上り坂が続きます。
コンクリートのスロープと石段の道です。
途中から山道になり、この先は随所に道しるべがあります。
京塚山。12:40。
ベンチとテーブルがあり、ここで昼食。
熱いカフェオレを入れてきたのですが、今日はほうじ茶の気分だったなあ。
気持ちのよい陽だまりの場所でした。

山頂からは少し急な下りです。
鎖の張られたポールが登山道に並び、それを支えに安全に降りていくことができました。
どの道も本当によく整備されています。
また緩く登り返し、しばらく行くと、古峯山。13:10。
ここは、相模湖の眺めの良い場所でした。
相模湖周辺の橋や観覧車が見えました。

さて、もう下山です。
「A17芸術の道」と書かれた道しるべにしたがい、下っていきました。
ホウバの大きい枯葉を踏みしめて、少し水がしみだしている沢を渡り、ぐっと下っていくと、もう舗装道路。
そのまま進行方向に進み、朝歩いた車道に出て、藤野駅に戻りました。13:50。
随分早い下山です。
もう少し寄り道しても良かったかなあ。
あの巨大な「緑のラブレター」のところにも立ち寄ったら良かったですね。
ちょっと物足りないですが、どの道も歩きやすく好ましかったので、何年かしたらまた冬に歩きたいと思います。
何より、駅から歩けるのに人がほとんどいないのが快適です。
  


  • Posted by セギ at 15:49Comments(0)

    2017年02月13日

    鴨沢から雲取山に登り、石尾根を下山しました。2017年2月。


    2017年2月11日(土)、雲取山に行ってきました。
    6:59 三鷹発のホリデー快速おくたま1号に乗車。
    8:21 奥多摩駅着。
    バス停は既に大行列。
    丹波まで行く人はさすがに別扱いですが、奥多摩湖周辺で下りる人も、雲取山に行くために鴨沢まで行く人も区別なく「鴨沢西」行きのバスに順番に乗ります。
    それを区別するよりも、前から順番にどんどん乗ったほうが効率が良いという判断なのでしょう。
    1台目が超満員で発車。
    その後の増発のバスで、何と運良く座ることができました。8:35。
    朝からラッキー。ヽ(^。^)ノ

    鴨沢着。9:10。
    駐車場やら向かい側のバス停のベンチやらありますので、大人数でも支度の場所には悩みません。
    きれいなトイレもあり、有難い場所です。
    支度をして、出発。9:30。
    バス停奥の階段を上がり、そこからすぐに舗装道路を登っていきます。
    しばらく行くと登山道に入ります。
    ここは、いつもはひどく凍結しているところです。
    雲取山は、麓の凍結箇所が私にとっては一番の難所です。
    30分も歩くとまた舗装道路に出てしまうので、アイゼンを着ける気にはちょっとなれません。
    でも、1番ガチガチに凍結して歩きにくいのはこの区間です。
    今年は、ほとんど土が出ていて、雪がうっすら残っている箇所も凍結はなく、快適に歩けました。
    本日2つ目のラッキー。ヽ(^。^)ノ

    いったん舗装道路に出てしばらく登り坂を行き、小袖乗越から再び山道へ。
    新雪の道がずっと続きました。
    木曜・金曜に雪が降ったばかりで、本日は快晴。
    雪山としてベストコンディションです。
    日当たりの良い場所は既に雪は融けていました。
    広葉樹の葉が落ちて道は明るく、見晴らしも良好です。
    一方、植林帯は、薄暗い雪の道。
    それがしばらく繰り返されました。

    堂所。11:30。
    以前、もっと雪が深かったときにはここまで2時間半かかったのですが、今回は2時間で済みました。
    やはり今日は歩きやすい。
    ここで休憩し、あんパンを食べようと楽しみにしていたのですが、風が強い。
    もう少し上がったところに風のないところがあり、そこで休憩しました。
    雪山は荷物が多いこともあり、パンを持っていくと大抵食べる頃にはぺったんこに潰れています。
    クリーム系のパンは、袋の中にクリームがはみ出していて厄介な状態になっていることもあります。
    私のパッキング技術が未熟なんですけどね。
    アンパンはそんなに好きなわけではないですが、ぺったんこに潰れてもアンがはみ出す心配はほとんどないので扱いやすいですね。
    5個入りのミニアンパンの1つを立ち休憩の度に目出帽の下からぽっと入れてひと口で食べてしまえるのも手軽です。

    七ツ石山との分岐。11:50。
    昔はここから良いまき道があったのですが、崩落により今は通行止めです。
    だから、七ツ石小屋へと登ります。
    途中にもう一つ分岐。
    こちらのまき道は通行可能で、多くの人はそちらのほうへ行くようでした。
    しかし、その道は、一昨年の秋に通ったとき桟道が多かったので、私は七ツ石山に登ることにしました。
    桟道と崖っぷちの道はできるだけ避けたい。
    もう一つ。
    確かめたいこともありました。

    七ツ石小屋付近は日当たりが良いので、雪はもう融けていました。
    どんどん登っていくと雪が深くなり、石尾根との分岐に着きました。
    やったー。ヽ(^。^)ノ
    石尾根方面にトレースがあります!
    これなら、明日は石尾根を奥多摩駅まで下ることができそうです。
    確かめたかったのは、それでした。

    ウキウキと、七ツ石山へ。13:10。
    山頂が見えてきたとき、しかし、石塔がそびえているのにぎょっとしました。
    大理石が張ってあるその石塔は、山頂標識でした。
    でも、何というか、正直、慰霊碑に見えてしまいます。
    何て陰気な山頂標識なんだろう。
    うわあ・・・・。

    個人の好みもあるとは思いますが、山頂標識は小さく慎ましい木製のもののほうがいいように思います。
    『日本百名山』の著者、深田久弥の言葉を思い出します。
    その山の名を心に刻んで登ってきた者に、どうして山頂標識が必要だろう。
    正確な引用ではないですが、そんなふうな言葉だったと思います。
    本人が図らずも巻き起こしてしまった百名山ブームとは反対に、静かな山を愛し、山の観光化や山の人工物を嫌った人だったのでしょう。
    私は山頂標識くらいはあったほうが安心するけれど、こんなに大きくて陰気な建造物が山頂にあるのは、ちょっとどうかと思います。

    七ツ石山から急な下りを行くと、ブナ坂でまき道と合流します。1:25。
    ここは防火帯の尾根道なので、1車線の道路かというほど道幅が広く快適な登山道になっています。
    さながら天空の遊歩道です。
    奥多摩小屋。14:00。
    テントが沢山張られていました。

    ここからは急な登りとゆるい道が繰り返されます。
    今年は雪が少ないので、夏道どおしのトレースでした。
    雪の多い年は直登のトレースが出来ていて疲れるところなのですが、今年は夏道の通りにSカーブで登れました。
    気温が低く、晴れていても日差しがつらいということはないので、無雪期に登るよりむしろ楽でした。

    雲取山山頂。15:00。
    富士山は雲の中。
    麓のほうだけ少し見えていました。
    雲取山の埼玉県側山頂にも、慰霊碑のような山頂標識が建てられていました。
    「慰霊碑」の足元には、標高が明記されています。
    2017m。
    2017年に標高2017mの山に登ろう!
    というキャンペーンが張られているようで、奥多摩駅のバス停前にもそのポスターが貼られていました。

    さて、今日は雲取山荘に泊まります。
    山頂から急な下りが2か所あり、暗くなってからここを歩くのは大変なので、今年は1本早いホリデー快速で来ましたが、これならいつものバスでも大丈夫だったなあ。
    積雪期の道の状態は毎日変わるので、こればかりは登ってみないとわかりません。
    雲取山荘。15:20。
    1泊2食付きで7800円。
    2017年記念のピンバッチをいただきました。
    今年だけのサービスのようです。
    部屋は6畳ほど。
    中央に豆炭こたつが設置されています。
    最大で6人泊まることになると言われましたが、結局4人でした。
    初対面の4人ですが、4人とも酒好き山好きで、夕食前に酒盛りしました。
    雲取山荘は自販機があり、ビール350mL500円。
    ハイボールも350mL500円です。
    ヽ(^。^)ノ

    6時から夕食。
    ここの夕食はどの年どの季節に来ても不動のメニューのようです。
    メインはハンバーグ、キャベツ。
    1つ目の小鉢はレタスとトマトとポテトサラダ。
    2つ目の小鉢は山菜。
    ワカメと玉ねぎの味噌汁。
    ご飯はお代わり自由。

    夕食が終わって、歯磨き粉抜きの歯磨きをしに小屋前に出ると、まん丸に近い大きな月が出ていました。
    そのせいか星はそんなに数多くは見えませんでしたが、オリオン座がきれいでした。
    7時就寝。

    2月12日(日)は午前4時半起床。
    5時から朝食。
    朝食のメニューも不動です。
    焼き鮭。
    味付け海苔。
    生卵。
    カリカリ梅。
    ふりかけ。
    ワカメと玉ねぎの味噌汁。
    ご飯はお代わり自由。

    玄関前のホールで水とお湯をお分けしますというので、食事後すぐに行きました。
    「おいくらですか」
    「無料ですよ。無料にしている代わりに、水が少ないときは『半分にしてくれ』って言えるからね」
    水が貴重な雪山では、有料でも本当にありがたいのです。
    支度をして出発。6:00。
    6:30。雲取山山頂でご来光。
    ヘッドランプを着けてまで登りたくない、山頂でそんなに待ちたくない、でもご来光は見たいという贅沢な願望を抱いて、結局、急な坂道を焦って登ることになってしまったのですが、何とかご来光に間に合いました。
    雪をかぶった秩父の山々が朝日に燃え、富士山もピンク色に染まりました。

    さて、下山します。
    まずはブナ坂まで戻ります。
    右手にずっと富士山と南アルプスが見える贅沢な遊歩道をときどき立ち止まって写真を撮りながらのんびりと降りて行きました。
    ブナ坂。7:55。
    登り返して七ツ石山。8:10。
    大勢の人がほぼ同時に山頂を出たのですが、こちらに回る人は少し先に先行者が1名きり。
    その人も石尾根分岐で七ツ石小屋のほうに下りていきました。
    さあ、ここからは独り。
    気をつけていこう。
    石尾根分岐から2~3メートルは雪がたまっていて、同じスプーンに皆が足を乗せている雪の踏み跡しかないのですが、その先はきれいにトレースができていました。
    積雪期は尾根通しにトレースが出来るのだろうと予想していたのですが、雪が少ないせいか、トレースはまき道に入っていきました。
    一昨年の秋に歩いたまき道です。
    崖っぷちの細い道が苦手な私は、ここでアイゼンを装着しました。
    トレッキングポールにアイゼン。
    万全の備えで細いまき道を楽々と通過できました。
    高丸山を巻いていく途中、桟道を越えてすぐに、道が細くなり崖の切れ落ちっぷりも半端ないところがあります。
    秋に通ったときには、ああもうこの道は2度と歩きたくないと思ったのでしたが、そこもポールとアイゼンで安心して通過できました。
    日当たりの良いところは雪が融けているので、バランスに自信のある人はアイゼンも不要だったと思います。

    まき道を終えて、鷹ノ巣避難小屋。9:55。
    トイレがあります。
    ベンチもあり、休憩。
    鷹ノ巣山に登っていく先行者の姿がここで初めて見えました。

    さて、鷹ノ巣山への急登を一歩一歩いきます。
    急登は2段階。
    避難小屋から見えているピークは本当のピークではなく、そこから緩い道がしばらく続き、その先に本当のピークがあります。
    今日は急登はもうここだけなので頑張れました。
    鷹ノ巣山山頂。10:30。
    快晴の下、見事な富士山でした。
    上の画像はそこで撮影したものです。
    鷹ノ巣山から見える富士山が私は一番好きかもしれません。
    前景の山々の配置も見事です。
    夏に登るときに見えたことがないので、鷹ノ巣山の富士山は私にはレアな存在。
    今回でやっと2回目です。
    富士山の右手には南アルプス。
    左手には、御前山や大岳山。
    そして、左奥に海。
    山頂に登ってきた人に話しかけられました。
    「江の島が見えていますね」
    教えられてようやく私も気がつきました。
    冬の鷹ノ巣山の眺望は凄いですね。
    鷹ノ巣山にも例の「慰霊碑」はありましたが。
    まあ、建ってしまったものは、もう仕方ないか。

    さて、ここからは夏に毎年歩くおなじみの道です。
    山頂からの急な下りは南東に面していて、雪は融けて泥道になっていました。
    アイゼンを外し、泥道をポールに頼って何とか通過。
    その先、緩い道は再び雪が現れましたが、積雪してすぐなのでサクサクした歩き心地の雪でした。
    広い斜面の急な下りは雪が深く、靴のかかとを立てても1歩が1mになりました。
    これこれ。ヽ(^。^)ノ
    こういう雪道を歩きたかったんですよー。

    その先のトレースも夏道どおしでした。
    樹間の急な下りのところだけちょっと緊張しましたが、凍結していなかったので助かりました。
    木々の葉は全て落ちているので道は明るい。
    夏に歩くときと時間が異なることも大きいかもしれません。
    ただ、六ツ石山の北面の緩い登り道はちょっと難渋しました。
    登山道としては道幅のあるところなのですが、雪が滑り降りて斜面となり、トレースは崖ギリギリについています。
    非常に危険というわけではないですが、ここ長いなあ、早く終わらないかなあと感じました。
    六ツ石山分岐。12:35。
    ほっとひと息。
    六ツ石山にもトレースはついていましたが、今回はパスしました。

    そこからは雪道と土の出ている道との繰り返しでした。
    広い斜面の急下降は全面土が出て、しかも乾いていて、もう春の雰囲気でした。
    その先の、広葉樹に覆われていていつも日陰だけれど平らで歩きやすい道は、しっかり積雪していました。
    登山道が深くえぐれて夏でもドロンドロンの道は、サクサクの雪がたまって楽に通過できました。
    そこからは落ち葉が深くたまった下り道が続きました。
    トレッキングポールがないと、この道も私は難渋したと思います。
    道の傾斜が緩くなり、凍結箇所もなくなり、その先の気になっていた桟道も楽に通過できました。
    桟道がもし凍結していたら、私は面倒でももう一度アイゼンを着けるからねと心と決めていましたから。
    ここまで下りてくると地熱が暖かいからか斜面にも雪はありませんでした。

    登山口。15:10。
    あとは舗装された林道をどんどん下り、途中のショートカットコースを通って、もえぎの湯へ。16:00。
    冬のこの時間帯だからでしょうか、温泉も空いていました。
    ポイントカードを勧められて、作ってもらいました。
    有効期限は2年。
    100円で1ポイント。
    20ポイントたまるとプレゼント。
    40ポイントたまると1回無料。
    1回780円なので、1回で7ポイントたまりますから、2年あれば20ポイントはたまるでしょう。
    プレゼント、何かなあ。
    タオルだと嬉しいなあ。
    温泉の名前入りタオル、結構好きなんです。
    薄いのがかえって使い勝手がいいし。
    などと考えながら温泉へ。
    今日は階段を下りて右手が女湯でした。
    とろっとした泉質の温泉のほうです。
    シャワーのお湯の出も良好。
    もえぎの湯はいつ来ても良い温泉だと感じます。
    奥多摩駅に降りてくるような山歩きは、かなり長時間歩くコースばかりで、汗だくで疲労した果ての温泉ということも大きいのでしょう。
    温泉後は、交差点のスーパーが今日はまだ空いていて、発泡酒500mLを購入できました。

      


  • Posted by セギ at 13:32Comments(0)

    2017年01月23日

    丹沢 鍋割山から塔ノ岳を縦走しました。2017年1月。


    2017年1月22日(日)、丹沢を歩いてきました。
    三鷹発6:05。
    新宿で小田急に乗り換え。6:32発。渋沢着。7:42。
    北口から大倉駅行きバス発。7:50。
    大倉は、バスのロータリーがあり、トイレやベンチもあって、山の支度がしやすい場所です。
    登山届を出して、さて出発。
    道しるべ通りに、道路を渡ったそのまま直進する形で、二俣を目指します。
    二俣までは、アップダウンも少なく、よく整備された林道を行きます。
    とはいえ、こんなに舗装されていたかなあ?
    快晴の日にここを歩くのは久しぶりということもあり、見えている山の眺めも何だかいつもと違うようで、道を間違えたかなあと不安になりました。
    それでも、少し離れた前後に必ず人がいます。
    休日といっても丹沢でこんなにどこにでも人がいる道は限られているので、間違った道ではなさそうです。
    二俣。9:40。
    小さな沢を渡る、少したるみ気味の木橋は明瞭な記憶があり、やっぱり間違えていないと安心。
    小丸に登る登山道は侵入禁止の黄色テープが張られていました。
    森林整備をしているとかで、鍋割山への道も十分注意して歩くよう掲示がありました。
    沢を渡った後、鍋割山までの道を長く感じるかどうかで、その日の体調が測れます。
    今日は長く感じます。
    睡眠不足でしょうか。
    丹沢は好きなのですが、4時半起きはきついなあ。
    本日、睡眠時間2時間半でした。

    さて登山口。
    その年によって沢が枯れていたり水が流れていたりで道筋が変わります。
    今年、登山口は橋がかけられ、沢の中を歩くようではなくなっていました。
    その先、小さな崩落もあったようです。
    登山道が部分的に付け替えられているように感じました。
    しかし、後沢乗越で尾根に乗ってしまえば、あとは例年通りの道でした。
    尾根に乗った途端、風が強い!
    身体を持っていかれるような風はではないですが、体温は持っていかれそうです。
    慌てて、雨具の上着を着ました。
    あとは尾根を一歩一歩登っていきます。
    全く雪がありません。
    道は乾いています。
    この時期に鍋割山を歩くことが多いのですが、こんなに道が乾いていたのは初めてかもしれせん。
    もう本当に山頂が近づいた頃に、ようやく雪が現れました。
    サクサクとすぐに崩れるような雪です。
    やっぱり、先週歩けば良かったのかなあ。

    鍋割山山頂。11:45。
    前回、鍋焼きうどんをお腹いっぱい食べたら、その後お腹が痛くなって歩くのがつらかったので、今回は用心して鍋焼きうどんはパスすることにしました。
    鍋焼きうどんが悪いわけではなく、山歩きのときにそんなにお腹いっぱい昼ごはんを食べる習慣がないので、たまに食べるとそういうことになるだけです。
    鍋割山荘前のベンチは人でいっぱいでした。
    山荘前からは相模湾が見えます。
    上の画像がそれです。
    富士山も見えます。
    素晴らしい展望の山です。

    お昼ご飯を食べるスペースもないので、少し立ち休憩し、さて出発。
    例年ここからは雪の道ですが、今回はそれも途切れ途切れでした。
    向こう側から来る人も、チェーンの簡易アイゼンをつけている人が少しいるだけで、ほとんどの人は登山靴のまま。
    この程度の積雪なら、いつもの軽登山靴のほうが歩きやすかったなあ。
    木段・木道もほぼ露出して乾いていました。
    しばらく行くと、ベンチがありました。
    神奈川の山特有の、ベンチなのかテーブルなのか微妙な高さと形のものです。
    ここでお昼にしました。
    相模湾がよく見えるのに風はそんなに強くなく、特等席のお昼ご飯でした。

    その先、急な下りがあり、年によっては木段が全面凍結しています。
    今年もそうだと厄介だなあと思ったのですが、ここは雪だまりのようになっていてむしろ歩き易く、助かりました。

    金冷シ。13:20。
    ここから塔ノ岳に向けて登っていきます。
    この先はほとんど木段が整備されています。
    ここも雪は少なく、木段が出ている箇所がほとんどで、雪があってもシャーベット状でした。
    山頂へと伸びていく最後の木段は空に続くようで、いつ歩いても晴れ晴れとした気持ちになります。
    山頂。14:00。
    風が強く、スマホのシャッターを切った瞬間に手ぶれが置きます。
    どんなに肘を閉めても、ブレるなあ。
    早々に退散しました。

    下りも木段が出ているのであまり神経を使わずに降りていけました。
    金冷シからは、少し道が細くなったり、工事中みたいな階段を登ったり降りたりします。
    そこが少し凍結していて慎重に歩きました。
    道が広くなり、石がゴロゴロし土が露出している場所からは、もうほとんど雪はありませんでした。
    花立山荘からの長い長い木段の道を下り、岩がちな道を過ぎ、また木段を行くと、堀山の家。
    そこから、道しるべ通りに左の細い道を行くと、その先は歩きやすい道がずっと続きます。
    平坦な道が続き、道のりは長いのですが、あまり高度が下がりません。
    駒止茶屋からは再び木段の下り。
    ここで一気に高度を下げていきます。
    見晴茶屋からは再び道は平坦に。
    ここからがまた長い。
    丹沢はいつ来ても下山が長いですね。
    大倉。16:40。
    日没前に下山できて良かったです。
    バスは既に到着していて、すぐに乗り込みました。

      


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    2017年01月16日

    嵐山から小仏城山、高尾山を歩いてきました。2017年1月。


    2017年1月15日(日)、今年初めての山歩きは、初詣を兼ねて、高尾山を歩いてきました。
    ついでに、去年の残暑の中で道に迷った相模湖駅からの道の検証をすることにしました。
    いつもの中央特快から中央線に乗り換えて、相模湖駅。8:53。
    駅の外のベンチで支度をして出発。
    まずは甲州街道に出て、交差点を左に曲がります。
    前回は既にここから道を間違えて、相模湖のほとりまで出てしまいましたが、今回はしっかりと左折。
    歩道橋を通り過ぎたところで、道は二股に別れ、右の細いほうの道を行きます。
    道なりにしばらく行くと左側に道しるべがあり、そこからV字に曲がって階段を下りていきました。
    眼下にダムと橋が見えています。
    おお、あれは、残暑の頃にも渡った相模大橋。
    こんなに簡単に来れるんだ。
    前回はここまでで既にかなり遠回りをしていました。

    相模大橋を渡って、左折。
    また道なりに行くと、左手に休憩所がありました。
    げんこつを突き上げたような妙なオブジェのある休憩所でした。
    その向かい側に灯篭があり、そこが嵐山の登山口です。9:15。

    嵐山は標高406mの低山。
    京都の嵐山の風情があるのでその名がつけられたとのことです。
    急な石段を数段登ると、あとは登山道。
    急な箇所も少しありますが、よく踏まれ、整備された道でした。
    東海自然歩道にも指定されています。
    山頂。9:45。
    上の画像は山頂から相模湖を見下したものです。
    対岸には、奥高尾の尾根。
    その奥に扇山。
    さらに奥に権現山。
    そして大菩薩の山々。
    低い山なのに眺望良好でした。
    山頂から先、石老山へと縦走する道もあるそうです。
    ガイドブックによれば、風情のある竹林を通り過ぎ、丸太の木橋とか、ちょっと切れ落ちた細い道などがあるらしいです。
    春になったら、そっちに縦走してみようかな。
    今日はとりあえず来た道を戻ります。

    灯篭のある登山口まで戻ってきて、さて、ここから前回は大変な遠回りをしてしまいました。
    弁天橋への分岐がわからず、延々と舗装道路を歩いて桂橋まで行ってしまい、橋を渡ってまた延々とバス道路を歩いて、登山口にたどりついた頃にはもう半分熱中症でした。
    今回は、とにかく左手の分岐に意識を集中します。
    津久井養護学校のところで左折するんだぞー。
    歩道が進行方向の右側にしかないので、あのときはぼんやり歩いて見落としたんだろうなあ。
    今回は、常に左側ばかり見て歩きました。
    遠くに津久井養護学校を発見。
    その手前に分岐があるのかなあと曲がりたくてうずうずしましたが、学校の横に道しるべがあり、舗装された道がありました。
    なだらかに下って、そこでも道しるべを確認して右折すると、すべり止めがごつごつした坂道へ。
    その先は、もう登山道でした。
    踏み跡をたどっていくと、そのまま弁天橋につながります。
    弁天橋は、歩行者専用の橋。
    しっかりした造りの案外長い橋でした。
    さらにもう一つ小さい橋を渡って、登山道は登り道に。
    正しい道も、それなりに長いですね。
    弁天橋を見下ろせる見晴らしの良い場所がありました。
    ああ、山歩きを始めたばかりの頃、ここで写真を撮った。
    このアングルだ。
    まだ、デジタルカメラではなかった頃です。
    急に記憶がよみがえりました。

    ぽんと住宅街の中の舗装道路に出て、道しるべの通りに歩いていくと、記憶の明瞭な甲州街道の交差点に出ました。
    お蕎麦屋さんの角。
    千良木バス停の近くです。
    そこからは、歩行者用信号を渡って、そのまま直進。
    道が登り坂になったところで、次の分岐を左に行くと、登山口です。10:50。
    登山口の茶店で、今日もヨモギ餅を勧められました。

    テレビ放映されたヨモギ餅、いかがですか。
    ヨモギの香りがしっかりしますよー。
    そういえば、テレビ東京の「関東ふれあい旅」、去年は春も秋も結局放送されませんでした。
    「関東ふれあいの道」を3泊4日で歩く山旅番組です。
    年に一度の楽しみだったのになあ。
    もう安全に歩けるところは全て歩いてしまったからかなあ。

    ここから小仏城山までは1本道。
    特に難しいところはありません。
    木段の箇所も多く、歩きやすく整備された登山道でした。
    のんびり歩いて、小仏城山。11:55。
    山頂はドロドロでした。
    積雪があったのか、霜柱が融けたのか。
    これからのシーズン、小仏城山より先の奥高尾はこの泥道との格闘ですね。
    今季最強の大寒波が来ていますが、それでも山頂はベンチがほぼ埋まる盛況でした。
    歩いているときは良いのですが、ベンチで食事していると、しんしんと冷えてきます。
    たちまち指先の感覚がなくなり、早々に出発。

    小仏城山から高尾山まではデッキや木段が整備されて、泥道とは無縁でした。
    やっぱり歩きたりないなあと感じつつ、でも、今日の主な目的は初詣なので、おとなしく高尾山へ向かいます。
    一丁平の展望台からは、雪化粧の丹沢がくっきり見えました。
    東京はずっと晴れていたので雪不足のイメージのままでしたが、丹沢は積雪があったのですね。
    丹沢に行けば良かったかなあ。
    丹沢大山の左手に薄く見えているのは、相模湾でしょうか。
    ここから海が見えることに初めて気づきました。

    木段を登って紅葉台へ。
    富士山は麓だけ見えていました。
    そこからさらに階段を登って、高尾山頂へ。
    寒いと熱がこもらないので、身体が軽いです。
    山頂はいつも通りの賑わいでした。
    大見晴台の眺望も楽しんで、さて再び出発。
    トイレの角のところを曲がって、3号路に寄り道しました。
    こんなに寒いと、シモバシラの氷花が出ているんじゃないかな。
    もう午後だから消えたかなあ。
    しかし、目立ったものはなく、がっかりしたのですが、よくよく見ると小さいものならありました。
    マクロで撮影。

    さて、あとは薬王院でお詣り。
    おみくじも引いて、のんびりと1号路を降りました。


      


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    2016年12月31日

    北八ヶ岳・天狗岳に登ってきました。2016年12月。


    2016年12月24日(土)、北八ヶ岳を歩いてきました。
    三鷹駅7:31発。立川であずさ3号に乗り換え。7:52。
    自由席に座れて朝からラッキーです。
    座席の前には「あずさ50周年」と書かれてありました。
    そういえば、先日、特別列車「あずさ2号」が新宿を8:02に出発したニュースを読みました。
    50周年記念だったのですね。
    8時ちょうどのスーパーあずさ5号が出た直後の過密ダイヤだ凄いなあと余計なことに感心しながら読んだ私は、あずさファンです。
    あずさは八ヶ岳にも南アルプスにも北アルプスにもつながっていますから。
    ヽ(^。^)ノ

    茅野駅9:51着。
    駅から歩道橋を渡り、向かい側のビルでトイレを済ませ、階段を下りていくと、バス待合所。
    ここで渋の湯までの往復切符を購入。
    バス停には既にザックの長い列ができていました。
    前日の天候が今ひとつだったので、24日出発に変更した人が多かったのでしょうか。
    いつになく混雑していました。
    そんなわけで、バスは2台到着。
    ゆったりと乗っていくことができました。
    天候は冬型で関東地方は快晴の本日ですが、車窓から見る八ヶ岳は雲の中。
    でも、切れ切れの雲なので、午後から晴れていくかもしれません。

    渋の湯。11:25。
    ここのバス停周辺の道路が乾いているのを初めてみました。
    雪がなーい!('_')
    ともかく支度をして出発。
    家で書いてきた登山届をポストに入れて橋を渡ります。
    うわあ。登山道がいきなり凍ってるー。
    ツルンツルンです。
    今日は高見石小屋まで行くのですが、こちら側の道は沢が近いので崖っぷちのところも少しありますし、多少アップダウンもあります。
    やばいな、これは。
    少し広いところでアイゼンを装着しました。
    後ろから人が来たら迷惑になるからと慌ててつけたら、うわあ、アイゼンが登山靴のコバにちゃんと入ってなーい!
    なので、またつけ直し。
    こんな初歩的ミスを犯すとはー。
    いや、そもそも、こんな麓でアイゼンをつけているのがもうダメダメなので、経験者っぽいプライドはこの際捨てましょう。

    しぱらく歩いていくと、丸太3本を組んだ少し長い橋が見えてきました。
    横板が少なく、丸太の上は凍っています。
    下は冷たい沢。
    水が轟々と流れています。
    アイゼンを着けて良かった。
    これは、夏に歩いても怖そうです。
    こんなところ、あったかなあ。
    いつもは雪に埋まっているから気がつかなかったのでしょうか。

    さらに行くと、やや広い沢の徒渉。
    まだ凍っていないところもあり、足の置き場に気をつけながら渡りました。
    これは、夏のほうが私は苦手かもしれません。

    次は、賽の河原の入り口にある岩場のトラバース。
    岩が露出している分、普段の冬より歩きにくくなっていました。
    そして、賽の河原に突入。
    大きな岩がゴロゴロしている荒涼とした場所です。
    コースを示す岩の赤ペンキがはっきり見えました。
    この岩が全て雪で埋まり、視界1メートルくらいの吹雪の中を下った年もありました。
    あのときは、頭だけ見えている赤旗が頼りでした。
    今年は、岩と氷の道です。
    上空には青空が見えてきました。

    賽の河原を登りきると道は緩くなり、雪をかぶったシラビソの森の中を歩く雪道散歩となりました。
    積雪量も増えて、もう凍結箇所もありません。
    やっと楽しい雪山歩きです。
    でも、楽しい道はあっという間に終わり、高見石小屋到着。13:40。

    早速ビール。500mL700円。
    小屋に入ってすぐのストーブの前で暖を取りながら、昼食とビールを楽しんでいると、次々お客さんがやってきます。
    ここの名物は、揚げパンのようです。
    外のベンチで休憩している団体さんのほぼ全員が揚げパンを注文した様子でした。
    小屋のお兄さん、大忙し。
    そんな中、1人、お客さんが中に入ってきて、
    「揚げパン、お土産に持ち帰ることはできますか?」
    と尋ねました。
    小屋のお兄さん、
    「1つには、追加料金がかかります。もう1つ。冷めるとまずいです」

    私のすぐ後に小屋についた泊り客も揚げパンを注文しました。
    揚げたてのパンの写真を撮っている横を通りながら、お兄さん、
    「そうやって写真を撮っている間に、冷めてまずくなります」
    ・・・・あやうく、ビールを吹くところでした。
    このお兄さんの直截なしゃべり方、わかりやすくて私は好きだな。

    寝る場所は2階で、すでに布団がぎっしり敷き詰められていました。
    これも今回が初めてでした。
    今日は宿泊客が多いので、そのようにしたとのことです。
    私の寝る場所は階段の横。
    なかなかに高度感がありましたが、荷物を置く場所が他より広いので、ラッキースペースかもしれません。
    ここに泊まるのは3年ぶりくらいです。
    夜間のみ使用できるトイレが2階に出来ていました。
    昔は、外トイレしかありませんでしたから、夜のトイレは大仕事でした。
    便利になりましたね。

    2階にもストーブと、そして豆炭こたつ。
    こたつに入ってのんびりと「何にもしない」を楽しんで、さて、5時半に夕食です。
    すき焼きふうに味付けされた牛肉とシラタキがメイン。
    キャベツがたくさん添えられているのが、むしろ雪山としては贅沢です。
    そして湯豆腐。

    夜は星空観測会が開かれました。
    先程のお兄さんが、小屋の前のテラスで、強く細い光の出るライトで星を指しながら説明してくれました。
    カシオペアがくっきり見えました。
    そこから北極星を特定。
    北斗七星はまだ地平線のあたり。
    オリオン座は横に寝ています。
    星の説明もわかりやすいなあ。

    さて就寝。
    2時間おきくらいに目は覚めましたが、合計するとたっぷり寝て、朝6時起床。
    朝食は6時半。
    ロールパンの朝食でした。
    プレーンオムレツと、キャベツ。
    インスタント・コーヒーか紅茶を自分で作って飲みます。

    さて、今日は忙しい。
    天気が良いので天狗岳まで登ることにしました。
    もたもたしないよう、小屋前からアイゼン・ピッケルを準備。
    出発。7:10。
    雪道の歩きやすい登り坂を行きます。
    中山展望台。8:05。
    ここから稜線なので、ジャケットを着て、再び出発。
    黒百合ヒュッテからの人たちとすれ違い始めます。
    中山峠。8:35。
    ここから本格的な天狗岳への道です。
    歩きやすい平坦な雪道と急な登り、そして岩場が繰り返されます
    頂上直下の斜面をトラバースする箇所を長く感じました。
    しかし、こういうところを私はあまり怖いと感じないのは何故だろう。
    アイゼンとピッケルを信用しているからかなあ。
    無雪期でストックも持たずに崖っぷちの道を歩くほうが怖いなあと感じます。
    そんなことを考えているうちに、東天狗岳山頂。9:25。

    天狗岳は双耳峰です。
    向かい側の西天狗岳から団体さんが下りてきている様子が見えました。
    今までは山頂は吹雪だったり強風だったりで、とてもそんな気にはならなかったけれど、今回は西天狗まで行けそうです。
    予定にはなかったけれど、時間もまあ大丈夫かな。
    足を伸ばすことにしました。

    東天狗の山頂にはそれなりに風が吹いていたので、吊り尾根の風に気をつけなければと思ったのですが、山頂から一歩降りると風が止み、吊り尾根は無風でした。
    快適な稜線漫歩です。
    最後の登りを行くと、西天狗。9:50。
    大展望が広がりました。
    道しるべの向こうに赤岳などの南八ヶ岳の山々。
    目を少しずつ西に転じると、南アルプス、中央アルプス、北アルプスの山脈がくっきりと見えます。
    北アルプスは大キレットがはっきりと目視できます。
    素晴らしい眺望でした。

    さて、戻ります。
    吊り尾根から少し登り、途中からトラバース道へ。
    あとは来た道を戻ります。
    登るときはこの急なところを下るのは嫌だなあと思うのに、さらに険しい道を歩いた後だからか、下るときには厳しいとは感じなくなっていました。
    やはり、天狗岳は良い雪山トレーニング場所です。

    黒百合平。11:00。
    小屋前のベンチでピッケルを片付け、ストックを用意し、そして昼食。
    昨日の朝コンビニで買ったパンがぺったんこに潰れていました。
    それを食べようとして、なかなか飲み込めず、ああ疲れているんだと実感。
    やはり自覚しているより緊張していたようです。
    ほぼ1年ぶりの雪山でしたから。

    さて下ります。11:30。
    凍結が予想されるので、アイゼンはつけたまま。
    結局、今回はずっとアイゼンをつけていました。
    もっとふかふかの雪道をアイゼンなしで歩きたいなあ。
    雪が少ないため、鉄網の橋がむき出しのところも多かったです。
    氷の川のようになっている道も。
    それでも、アイゼンをつけていれば特に問題はありません。

    渋の湯。13:10。
    温泉の入り口前の階段での登山者の支度を禁ずる掲示が出ていました。
    宿泊客から苦情でもあったのかなあ。
    バス停前にザックを置くようになり、それがバスの順番待ちも兼ねているので、それはそれで合理的なシステムになった気もします。
    お風呂セットを持って中へ。
    入浴料1000円。
    ここは変わらない木の浴室・浴槽です。
    昔ながらの温泉の雰囲気が嬉しい。
    さて、お風呂あがりは自販機のビール。350mL。360円。
    茅野駅行きバスは、14:55発。
    今回も2台やってきて、1人2座席でのんびり帰ることができました。


    さて、今年も1年お世話になりました。
    皆さま、ありがとうございました。
    今年は、年賀状は失礼させていただきます。
    良いお年をお迎えください。

      


  • Posted by セギ at 16:08Comments(2)

    2016年12月19日

    大平山から石割山を縦走しました。2016年12月。


    2016年12月18日(日)、山中湖畔の山を歩いてきました。
    前日にネットで高速バスの予約をし、さて、当日、バスタ新宿へ。
    最近、高速バスを利用していなかったので、バスタ新宿を利用するのは初めてです。
    新南口って中央快速のホームからは直接行けなかったよねーと思い、時間にかなり余裕を見て行ったのですが、あれ、直接行ける!
    新南口の改札を抜けると、すぐ左手にバスタ新宿に直通のエスカレーターがあり、それに乗って簡単に着いてしまいました。
    窓口での発券もどうせ凄い行列なんだよねーと思っていたのですが、自動発券機があり、画面でネット予約のところを押し、どこのサイトで予約したかを次に選び、登録した番号を入力したら、もうお金を投入するだけで発券。
    か、簡単だ・・・・。
    トイレの行列はさすがに長くて大変でしたが、乗車口はわかりやすく分かれていて、待合室も明るく、快適でした。
    昔の、アナウンスを聞き逃すと大変だと緊張する感じがありません。
    今はシーズンオフでのんびりしているというのもあるのかもしれせんが、客としてはかなり使いやすい感じになり、高速バスを利用するとき独特の気の重さが軽減された印象です。
    さて、無事にバスは出発。8:15。
    富士急ハイランド経由、山中湖行きの高速バスです。

    バスは快調に高速に入りました。
    観光シーズンではないので、高速も空いています。
    ところが、小仏トンネルの中で、運転者さんからアナウンスが。
    前方に車両火災が発生し、渋滞が予想されますと言うのです。
    そして、トンネルを抜けると、渋滞どころか完全に停止してしまいました。
    車線の真ん中を突っ切って、次々と消防車が行きます。
    最後にパトカー。
    うわあ・・・・。
    バスは、こういうことがあるからなあ。
    でも、電車も人身事故のときがあるしなあ。
    バスはそのまま45分間停止しました。
    ようやくバスが動き出し、窓から様子を見ると、燃えた車が見えました。
    窓ガラスがなくなり、消化液をかぶったせいもあるのでしょうが灰色に燃えつきた残骸のような乗用車でした。
    うわあ・・・・・。
    1台だけでしたから、衝突事故などではなさそうでした。
    何で燃えたのかなあ。

    バスは、予定より45分遅れて、11:15に「ホテルマウント富士入口」に停車。
    運転者さんにしきりに謝られて、むしろ恐縮してしまいました。
    運転者さんのせいじゃないし。
    高速は渋滞があるものだから、出発は11時で予定を組んでいますし。
    初めての山だから、コースタイムもそれぞれのパートごとに5分増しで計画していますし。
    だから、全て問題なしです。

    バス停から信号を渡り、山中湖畔のサイクリング道を歩きました。
    富士山が大きい!
    そして、平地で見ると不思議に富士山はそんなに高い山に見えません。
    以前も書きましたが、昔、ゴールデンウィークに奥秩父を歩いたとき、雪道に難渋しながらふと見上げた空に富士山を見つけたときのその高さは、予想していた仰角の10°増しの印象でした。
    あまりの高さに唖然とした記憶があります。
    高い山から見る富士山は、なお高い。
    自分がある程度の高さに上がると、相手の本当の高さがわかる。
    そういうことが腑に落ちた経験でした。

    大きな富士山を背に山中湖畔を15分ほど時計回りに歩き、「大出山入口」の小さなバス停のところで道路の向かい側に渡りました。11:25。
    そのまま、湖畔の道路とは別れ、ホテルや別荘の並ぶ車道を登っていきます。
    この先が予想より案外長く、山頂まで車道なの?という印象でした。
    S字を描いて登りきると、ようやく道しるべ。
    この道しるべがちょっとわかりづらく、どこかに登山口があるのかなとキョロキョロしてしまうのですが、そんなものはなく、なお車道を歩いていきました。
    平坦な道をしばらく歩くと、今度はわかりやすい道しるべがあり、右に明瞭な登山口がありました。12:05。
    ちょうど降りてくる人もいました。
    地元の人だと、もう縦走を終えて下山する時刻だなあ。

    登山道はえぐれ気味で、雪や霜が残っています。
    滑るような印象はないですが、ストックを出しました。
    初めての山なので、今回は念のためにストックを1本持って来たのです。
    さすがに私も学習しましたよ。( ̄ー ̄)
    枯れたススキの坂道を上がっていくと飯盛山。12:20。
    ベンチが1つありました。
    木が少し邪魔ですが、富士山がやはり大きい。
    これから高度が上がるほど大展望が広がる予感にワクワクします。
    ここから少し下り。
    木段が整備されているので、下りも安全です。
    歩きやすい山道が続きます。
    次のピークが明瞭に見える枯れ野原を歩いていきます。
    登りも木段。
    一歩ずつのんびり登っていき、疲れると振り返り、富士山を眺めます。
    大きいなあ。

    大平山。12:45。
    あずまやが1つ、ベンチもいくつか並ぶ広い赤土の山頂でした。
    眼下に山中湖、そしてその向こうに裾野を広げる富士山。
    その右手に、南アルプスの山々。
    凄い眺望です。
    富士山&南アルプス・オールスターズ。
    一番左が聖で、右端が北岳?
    では途中のあれは?
    と山座同定を楽しみながら、ベンチに座って昼食をとりました。

    さて出発。
    低木と原っぱが続き見通しが良いので、次のピークと登山道が見渡せます。
    稜線の気持ちの良い道。
    夏にはここに山野草が咲き乱れるそうです。
    そしてどこまでも続くような印象の木段の上り。
    ときどき、反対方向から歩いてくる人たちとすれ違います。
    反対方向から歩く人のほうが多いのかなあ。
    歩きながらずっと富士山が見えますものね。
    私、コース取りを失敗したかなあ。
    でも、こちらから歩けば下山口に温泉があるし。

    ススキ野原の木段の直登を頑張って登り切ると、平尾山。13:40。
    ここは予想より狭い印象の山頂でした。
    ここからも富士山と南アルプスがよく見えました。
    午後の逆光で、南アルプスはかなり薄い色合いになってきました。
    富士山は中腹や山頂部に少し雲が。

    さて、ここから最終目的の石割山を目指します。
    しばらくは平坦な道。
    そこですれ違ったご夫婦らしき方が、
    「ここから泥道で大変ですよ。みんな苦労していましたよ。ほら」
    とドロドロの登山靴を持ち上げて見せてくれました。
    「お気をつけて」
    と声をかけあい、再び歩きだします。
    しばらくは今までと変わらない道が続きました。
    雪や霜が残っているところや、それが融けて泥になっているところはこれまでもあったから、この調子なら大丈夫かな。
    しかし、他人に忠告したくなるほどの道というのは、やはりそれだけの根拠があるのでした。

    登りにさしかかると、赤土が露出しロープが張られた、他につかまるところのない急登が延々と続きました。
    片手はロープに添え、もう片手でしっかりストックをついてもズルズル滑るような泥の急登でした。
    私は登りだからまだましだけれど、これを下るのは最悪です。
    はあ、やはり、私のコース取りで正解だー。

    石割山。14:15。
    さらに薄くなってきた富士山と南アルプス。
    山頂は予想より狭く、通過点という印象でした。

    さて、下山します。
    いきなり、今までと印象の異なる道でした。
    樹木や岩に囲まれた細い急な下りが続きます。
    ロープの張られた急な段差も多数。
    特に危険個所というほどではないのですが、こういう段差の山を歩くのは久しぶりです。
    今年は緩い山ばかり歩いてきたのだなあ。

    急下降は突然終わり、ぽんと石割神社に出ました。14:40。
    小さい社と、その背後に大きな割れた岩。
    巨大な注連縄が張られています。
    その岩の回りを時計回りに3回巡ると開運するとのこと。
    早速チャレンジ。
    鉄の柵で順路が整備されていますが、最後の岩の間の通過が狭い!
    ザックを下ろして、横になって通過しました。

    そこから、道は突然広く緩くなり、雑木林の中を快適に降りていくと、富士見平。15:00。
    ここで道は2つに別れます。
    石段の道を右に見ながら、左の林道を降りていきました。
    ジグザグにどんどん降りて沢沿いの道を行きます。
    別荘の中を抜けて、石割の湯に到着。15:25。
    入り口に小さなバス停。
    山中湖畔をめぐる「ぐるりんバス」は時計回りと反時計回りがあります。
    その時刻を確かめて、中へ。
    入り口の左手に下駄箱がありますが、奥には鍵付きの下駄箱もあるとの掲示が。
    やはりそのほうが良いだろうと靴を持って上がっていくと、右手にありました。
    100円を投入し、帰るときにその100円は返却される仕組みの鍵でした。
    受付に行くと、自販機で券を購入してくださいと言われました。
    玄関右に自販機があったのでした。
    うわあ、気がつかなかった。
    下駄箱に気を取られた。
    玄関まで戻って、自販機で券を購入。800円。
    脱衣所のロッカーも100円が後で返却される仕組みの鍵でした。
    少し古い施設にこのシステムが多いですね。
    最近作られたり改装された温泉施設にはこのシステムはないので、一時的な流行だったのでしょうか。
    普通の鍵で良さそうなものなのに、この100円は何の意味があるのだろう?
    首をかしげながら、さて、入浴。
    洗い場は15個ほど。
    シーズンオフで空いていました。
    しかし、そなえつけのボディソープの泡立ちの悪さにがっかり。
    匂いもあまり良くないし。
    と思いながら、シャワーを使って、あれ?と思いました。
    これ、シャワーから出ているのも温泉?
    ・・・・だから、泡立ちが悪いんだ。(@_@)
    その温泉シャワーを浴びると、ボディソープの匂いなんか完全に消えました。
    わあ、凄いなあ。

    露天風呂は2種類。
    1つは岩風呂。
    そのお湯の清浄さにも驚きました。
    ここは、もしかして、かけ流し?
    それくらいきれいなお湯でした。

    もう一つの露天は檜風呂。
    37℃のぬるめ設定で、何時間でも入っていられます。
    内湯は、源泉のぬる湯。
    さらに寝湯と泡湯。

    さて、お風呂上がり。
    自販機はありませんでした。
    食堂でビールのチケットを購入。400円。
    そのチケットで缶ビール350mL。
    これは観光地の値段ですね。
    でも、お湯が良かったから、総合点は高評価です。

    さて、16:54。きっと遅れてくるんだろうなあと思っていた「ぐるりんバス・ふじっ湖1号」は何と定刻にやってきました。
    そのバスで終点富士山駅へ。
    富士山駅に降りたのは初めてですが、駅ビルもあるんですね。
    きれいな駅で、待合室も広く快適でした。
    そこから富士急で大月へ。
    大月からは東京行きの直通電車に乗ることができました。

      


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    2016年12月12日

    八王子城跡から北高尾山稜を歩きました。2016年12月。


    2016年12月11日(日)、北高尾山稜を歩きました。
    いつもは高尾駅から小仏城山行きのバスと同じ道を20分ほど歩いて登山口の細い尾根に取り付きます。
    今日は、ガイドブックに載っている北高尾山稜のメインストリート、八王子城跡から歩いてみることにしました。

    高尾駅北口7:55発「八王子城跡」行きのバスに乗車。
    陣馬高原行きのバスを待つ行列を後目に空いているバスにさっと乗車できて、とても楽でした。
    途中、「八王子城跡入り口」というまぎらわしいバス停もありますが、終点「八王子城跡」下車。8:10。
    下りたのは7人ほど。
    みな、バスの進行方向のまま、ゆるい坂を登っていきます。
    道なりに右に曲がり、そのまままっすぐ行くと、大きな鳥居があり、そこが登山口でした。
    鳥居をくぐって登っていくと、すぐに分岐。
    「新道」と「旧道」という道しるべが立っていました。
    多分どちらでも山頂に行けるのでしょうが、とりあえず左の「新道」へ。
    尾根をまわり込んでいくと、ぐっと右に曲がる位置に再び鳥居があり、そこをくぐって石段を上がっていくと、金子丸。8:20。
    平らな休憩適地で、ベンチもありました。
    登山道は広く、よく整備されています。
    さらにゆるく登っていくと、左側が大きく開けて、関東平野を一望できる見晴台へ。
    冬晴れの下、筑波山の双耳峰まで肉眼でくっきり見えました。
    上の写真がそこで撮影したものです。

    さらにひと登りで、八王子城山。8:40。
    八王子神社があり、トイレもありました。
    ペーパーの設置もない、古いタイプのトイレです。
    さてそこから道しるべの通りにいったん下るのですが、その道が崖っぷちで細い急な下りなのにちょっと驚きました。
    あれ、これは、いつもの北高尾山稜の登山口付近より険しくない?
    それは、いったん井戸へと降りていく道でした。
    ポンプ式の井戸があり、プラスチック製のコップも置いてあったので、今でも使えるのでしょうか?
    そこからもしばらく崖っぷちの細い道が続きます。
    この道がずっと続くと嫌だなあと思ったのですが、少し行くと尾根に乗り、ひと安心。
    そこからは道幅のある尾根道を登ったり下ったりして、富士見台へ。9:30。
    いつもの道と、ここで合流です。

    富士見台のベンチは少し戻る位置にあり、そこから富士山の白い頭がよく見えました。
    富士山を眺めながら、ちょっと休憩。
    北高尾山稜の出発点として、どちらがいいかなあと考えました。
    今日のような快晴の日は、あの見晴台の眺めは素晴らしいからこちらかなあ。
    曇りの日なら、いつものほうでいいかなあ。

    さて出発。
    あとはよく知る道です。
    小さなピークを登っては降りてを繰り返します。
    枯葉も色あせ、乾いてカサカサと音を立てる初冬の山道。
    すれ違う人、追い越していく人は、大抵1人。
    前後に人のいない静かな山歩きが続きます。

    ピークの1つを降りていくとデジカメで何かを接写している男性がいました。
    「何か咲いていますか?」
    と声をかけると、
    「ああ、咲いていますよ」
    となお熱心に撮影しています。
    私も上から覗き込んで葉を見ました。
    「あ。カンアオイ」
    「そう。花が5つ、ついているんでね」
    「わあ・・・・」
    私も撮りたいなあと思ったけれど、撮影はなお熱心に続いているので、まだしばらくかかりそうで諦めました。
    他にも咲いていないかなあとキョロキョロ探しながら歩いていくと、ありました。



    カンアオイ。
    葉の陰に隠れるように根本に咲くころんとした花です。
    地味なので気づかずに通り過ぎることが多いのですが、見つけると嬉しい花です。

    岩がちの少し急なところをまわり込んで登っていくと、その上は平らで枯葉がふかふかに積もった気持ちの良い場所でした。
    ここで少し休憩。
    登ったらまた急なところを降りる心積もりでいるので、いつも少し拍子抜けするのですが、その場所の心地良さににんまりと笑ってしまいます。

    もうここからはあまり急な上り下りのない尾根道に入ると、樹間から遠くの山なみがきれいに見えました。
    あれは、奥多摩の大岳山かな。
    やがて、関場峠。11:50。
    小下沢林道の終点です。
    以前は、小下沢林道を終点まで歩いて、北高尾山稜を下るのが好きでした。
    奥高尾につなげたほうが沢山歩けるから、今は、北高尾山稜を登ることが多いです。

    さて、関場峠から再び少し急な登りを行きます。
    その先のピークは右にまき道があります。
    植林帯のうす暗い道に入り、そこからは再び登ったり降りたり。
    視界が開けると、背後に陣馬山が大きく見えます。
    その坂道を上がっていきます。
    今年は笹が随分増えた印象でした。

    登り切るともう堂所山は近いのですが、昼どきで山頂は混雑しているかもしれません。
    眺めの良い切株に座って昼食をとりました。
    今日は寒いなあ。
    動いている間は感じないのですが、立ち止まるとキーンと冷えてきます。
    おにぎりを持つ手も冷たい。

    さて、出発。
    すぐ先の堂所山山頂は無人でした。
    あれ?
    私がおにぎりを食べていた間にも何人か堂所山に向かって登っていったのに、誰もここで休憩しなかったのかな。
    それなら、ここで昼食でも良かったかな。
    と思いながら下りていくと、急坂の下のほうを団体さんがゆっくりと降りていくのが見えました。
    あー、あの団体さんがさっきまで山頂にいたので、登っていった人たちは山頂での休憩は諦めたのかなあ。
    やっぱり、切株で休憩して良かったみたいです。
    地面がほどよく乾いていたので、堂所山の急な下りも特に難所とは感じず、順調に降りて行くことができました。

    ここからは奥高尾のいつもの道です
    数日雨が降っていないので、泥道も乾いて快適に景信山へ。13:25。
    ベンチがほぼ埋まる盛況でした。
    鍋持参で忘年山行に来ている人が多い様子です。
    ここは休憩せずに通過。

    歩きにくい下りを数箇所終えて、小仏峠まで下りていくと、あとは登り返しです。
    木段を登り終えると相模湖のよく見える場所へ。
    ここの茶店は行楽シーズンの日曜日でもほとんど閉まっていました。
    今日いくと解体されていました。
    何だかカランとしてしまった印象です。
    相模湖に面したベンチはそのままでした。

    しばらく平らな道の先には木段の上り。
    そこからさらに土の道の急坂を登っていきます。
    疲れているときは足が進まない辛いところですが、今日はまだ大丈夫みたいでした。

    登り切った先が小仏城山。14:10。
    なめこ汁と缶ビールをお盆に載せていそいそとテーブルに戻ってくる人を、いいなあと眺めながら、私もベンチの1つで休憩。
    朝から持参のスポーツドリンクの氷がまだ融けずに残っています。
    今日は本当に寒いんだなあ。

    ここからは木段木道の整備された良い道が続きます。
    少し幅のある木段ですが、調子の良いときは一歩ずつでタンタンと下っていけます。
    今日はいける!
    登り返して、一丁平の見晴台。
    夕方の逆光の中、富士山は青いシルエットを見せていました。
    富士山がきれいだから、今日は紅葉台を登ろう。
    整備された木段を順調に登り、紅葉台へ。
    ここからも富士山。14:50。

    この先は、高尾山は巻いて、稲荷山尾根を下りました。
    久しぶりに歩くと、稲荷山尾根も木段木道が随分増えていました。
    ここは、植生保護のためというよりは、転倒防止の意味あいのほうが大きいのかもしれません。
    登山道なのですが、観光客が山歩きにあまり向いていない靴で入ってきてしまうことが多いコースです。
    そういうことを注意するよりも、転倒事故の起こったところを整備するほうが早道なのだろうなあ。
    歩きやすくなったなあと感じながらとっとこ歩いて、高尾山口。15:55。
    よく歩いた1日でした。

      


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    2016年12月05日

    石老山、石砂山、峰山を歩いてきました。2016年12月。


    2016年12月4日(日)、相模湖近くの山々を歩いてきました。
    三鷹発7:36の中央快速に乗って、高尾で乗り換え、相模湖駅。8:28。
    駅前のバス停の1番線「プレジャーフォレスト経由三ケ木」行きに乗車。8:35。
    石老山登山口下車。8:45。

    2年前の冬にもこの山を歩きました。
    そのときは、山頂付近の予期せぬ雪に難渋し、石砂山までで挫折。
    計画した峰山には行けませんでした。
    今回は、峰山まで歩き通せるかな?

    石老山登山口バス停から少し戻るようにして押しボタン式信号を渡ります。
    渡った左手に山支度をしやすいスペースやトイレもありますが、道はそのまま直進です。
    どんどん歩いて赤い欄干の橋を渡ると、道は2つに別れます。
    右手に「石老山」の大きな道しるべがあり、そちらのほうの細い道を行きます。
    さらにどんどん歩いていくと、右手に道しるべと石段が見えてきます。
    石段を登り直進すると、石老山に咲く花の看板などがあり、左手が登山口。
    古い石段はすぐに尽き、雨の日は浅い沢に変わるような登山道を大きな岩をぬって歩いていきます。
    奇岩・怪岩の連続とガイドブックにはありますが、正直に言えば、岩の形の奇怪さは筑波山にはかないません。
    石老山は、普通の大岩が多いです。
    散蓮華に似た岩だけはちょっと感動。
    本当にハスの花みたいでした。

    晩秋の顕鏡寺の枯れた雰囲気を味わい、さらに登っていきます。
    道は2つに別れ、近道の八方岩コースへ。
    もう一つのコースは、桜の季節には良い道のようです。
    岩の間をなお登っていくと、八方岩から道はいったん平坦な植林帯の道になり、そこからまた緩く登っていきます。
    2年前は、ここから積雪と凍結に難渋しました。
    直近で雪が降った記憶がなかったので、低山だから大丈夫だろうとストックもアイゼンも持って行かなかったら、びっくりするほどしっかり積雪・凍結していました。
    702m峰と侮ってはいけませんね。
    北斜面の雪はいつまでも残ります。
    今回はさすがに積雪などはなく、歩きやすい道をのんびり歩いていきました。

    石老山山頂。10:05。
    山頂は中高年の団体さんで混雑していました。
    山頂からは富士山が見えました。
    周囲の山や木々に遮られ、山頂標識付近からしか見えないのですが、冬晴れの富士山を堪能。

    さて、ここから篠原へ下山します。
    道しるべを確認して、篠原へと歩きだしました。
    しばらくは平坦な良い道ですが、次の分岐から急な下りが始まります。
    団体さんが後ろから来ていました。
    プレジャーフォレストに下りる歩きやすい道を選ぶのだろうと思っていたら、私と同じ篠原へ下山する道を賑やかに降りてきたので、ちょっとびっくり。
    20名くらいの団体さんです。
    中高年パーティも8人から10人くらいですと、足の揃った山慣れた人たちの可能性も高いですが、易しい低山に20人くらいで来ている人たちとなると、何人かは全くの初心者が含まれているのではないかと思います。
    初心者が下りるにはこの道はちょっと急なんだけど、大丈夫なのかなあ?

    そう思って振り返ったら、団体さんは私に追いついてきそうでした。
    嘘でしょう?
    この道、私もときどきしゃがみこんで降りていますよ?

    最初の急な下りが終わり、しばらく平坦なところを過ぎた後、第2の急な下りにさしかかりました。
    急な上に落ち葉が積もって、さらに歩きにくくなっています。
    それなのに、賑やかな話し声は近づいてきます。
    えー・・・・?

    しかし、次の平坦な道を終え、第3の急な下りを下る頃には、後ろの話し声は全く聞こえなくなりました。
    そうか。
    先頭を歩く人たちは山を下る技術を持った人たちなのでしょう。
    目視できる範囲に私がいることもあって、つい歩くスピードが上がっていたのかもしれません。
    前に目標物があると、つられてスピードが上がってしまうことは多いです。
    しかし、そのスピードについていけない人たちもいた。
    パーティが分断された。
    後ろから声がかかり、先頭グループは振り返って立ち止まった。
    そういうことだったのではないかと思います。

    追われることがなくなり、ようやく私も自分のペースでのんびり歩いていきました。
    左手の樹間からはずっと富士山が見えていました。
    小春日和の暖かい日差しが気持ちいい。
    しかし、積もった落ち葉に足が埋まりそうです。
    毎度毎度秋になるとつぶやいていますが、ストックを持ってくれば良かったー。

    今回も少し迷ったのですが、山の様子は大体把握していますので、多分大丈夫、いつもいつもストックに頼っていたらそれがなくては歩けなくなるからと、置いてきてしまいました。
    両側からV字にえぐれた登山道に落ち葉のつもった下り坂は、しかし、ストックが必要でした。
    足許をさぐりながら、そろそろと通過。

    急な下りと平坦な道とが繰り返され、少しずつ高度を下げていきます。
    記憶よりも長い道だなあと感じながら歩いていると、だんだん道が湿ってきました。
    両側の山に挟まれ、終日陽が差さない麓に、2年前は大量の積雪がありました。
    今回は雪こそないものの、ぬかるんだ道を気をつけて降りていき、細い舗装道路へ。
    この農道も真冬は凍結して歩きにくいところですが、今回は乾いた歩きやすい道でした。

    細い道から車道へ。
    篠原バス停。11:45。
    バス停は駐車場にもなっていて、観光バスが1台停まっていました。
    私の姿を見ると、運転手さんがバスから降りてきました。
    あの団体さんのバスなのかな?

    やがて、車道から細い道が右に別れます。
    道の左側に道しるべがあるので少しわかりにくいところです。
    石砂山へは右の道を行きます。
    しばらく民家が続き、左に農地や沢などを見ながら歩いていくと、右にトイレ。
    ギフチョウに関する大きな看板もありました。

    ギフチョウは、4月から5月に見られる蝶。
    昔は丹沢あたりでも多く見られたそうですが、現在は、見られる場所は限られています。
    石砂山は、そのギフチョウの山です。
    カンアオイに卵を産み付け、カンアオイの葉を食べて育ち、スミレの密を吸う蝶。
    何だか聞くだけで贅沢な印象の蝶ですが、写真で見ると毛がフサフサで、多分、私は苦手なタイプの蝶です。
    もし家の中に入ってきたら大騒ぎするかもしれません。
    でも、とても貴重な蝶らしいです。

    細い道の左手、小さな橋を渡ったところが石砂山の登山口です。
    5月から11月はヤマビルの季節で、忌避剤が登山口においてありました。
    一度雪も降りましたし、今年はもう大丈夫でしょう。
    湿った印象の登山口ですが、道はすぐにゆるく、そして明るくなりました。
    尾根はときどき痩せていますが、奥高尾にもこの程度の痩せ尾根はありますから特に危険はありません。
    むしろ、崖っぷちの道のほうが、落ち葉が積もっているだけ怖かったです。
    山頂が近くなると、長い木段の道が始まりました。
    山の上のほうは、まだ紅葉が残っていました。
    ときどき足を止めて紅葉の写真を撮りながら、ゆっくり登っていきました。
    いったん尽きたように見えた階段がもう一度始まって、ようやく山頂。12:10。

    石砂山からは丹沢の山々がよく見えます。
    ベンチに座って眺めると、自分の背が低くなることもあり、丹沢の山は壁のようにそびえています。
    ここで昼食。
    誰もいない山。
    山の日制定を祝う幕が木にくくりつけられているのが、むしろ寂しい印象です。
    枯葉の置ちるカサコソという音が誰かの足音に聞こえ、しかし、振り返ると誰もいない。
    熊だったら大変なので、それでも振り返らずにいられません。
    いつ来ても誰もいない山だけれど、ギフチョウの季節にはここが大混雑するのかなあ。
    今度、その季節に来てみようかなあ。

    さて下山。
    来た道とは反対方向の登山道を降りていきます。
    山頂直下は階段が整備され歩きやすい道でした。
    階段が尽きると、斜面に無理につけられたような細い登山道です。
    普段は砂地で、道が斜めなこともあって滑りやすく怖い道です。
    落ち葉が砂のすべり止めになって、今回は何だかむしろ歩きやすいようでした。
    それでも注意して通過。
    あとはあまり急な坂もなく、淡々と降りていくことができました。

    伏馬田分岐からは少し登り返します。
    2年前はここの崖っぷちの道に積雪があり、怖かった記憶があります。
    今回歩いても崖っぷちの道は細く、ここに雪が載っているところを歩いたのか、大丈夫か自分、と思いました。
    歩かなければ下山できないので、あのときは必死でしたね。
    山側の足はまっすぐに、崖側の足は少し開いて。
    今回も、雪山をトラバースするときの歩き方でそろそろと通過。
    石砂山は、この歩き方をする箇所が多かったです。

    前回、V字に折れていた橋は、立派なものに架け替えられていました。
    その橋を渡ると、すぐに道は芝生に変わり、舗装道路に自然に通じていました。
    そのまま道なりに歩いていき、菅井集落を通って、三叉路へ。
    左の登り道を少し歩くと、菅井下バス停。13:35。
    そのまま直進し、トンネルの少し手前を道しるべに従い右折。
    登山道というには広い、舗装された道を登っていきます。
    どんどん登っていくと道の舗装はなくなりますが、それでも四駆なら走れそうな広い道が続きます。
    左手には丹沢の山々。
    もう日が傾いてきているので、うす水色の大きなシルエットが見えていました。
    やがて黒いベンチが1つ現れ、そこが青根との分岐。
    道しるべに従い、右の細い道に入っていきました。
    ここも道が細く、トラバースの歩き方でしばらく行くと、送電線鉄塔。
    少し心細くなるほど両側がひらけて、奥深い山にいるような風景でした。
    さらに直進し、ゆるい登り下りを繰り返します。
    網子への分岐が2か所。
    続いて、小舟への分岐。
    全て見送って直進します。
    その先、道は2又に別れていました。
    1つはまき道。
    1つは尾根道。
    道しるべでは、どちらも峰山に行くようです。
    尾根道のほうが距離が短い表示が出ていたので、そちらへ。
    尾根の向こう側にいったん回り、その先は階段道が始まりました。
    よく整備された階段です。
    木のような見た目だけれど木ではない材質のものでしっかり土留めされた階段道です。
    これが延々と続きました。

    ついに峰山山頂。14:30。
    一番上の画像は峰山山頂で撮影したものです。
    目を凝らすとうっすらと富士山も見ることができました。

    さて、最後の下山です。
    まずは緩やかな坂を下っていきます。
    じきに大鐘との分岐。
    ここは右の大久保を目指します。
    そこからは、落ち葉の積もった急な下りでした。
    立って降りられるかどうかギリギリな傾斜が延々続きました。
    ストックがあればなあ。
    ときどきしゃがみこんで通過。
    普段はここはザレているところらしいです。
    砂地の急坂も嫌いだから、落ち葉が積もっていてまだ歩きやすかったのかもしれません。

    傾斜が緩くなり、ほっとひと息。
    その先も、ホウバの大きな葉がつもっている崖っぷちの細い道など、あまり好ましくない道はまだありましたが、そこを通過すると道は歩きやすくなり、ぽんと舗装道路に出ました。
    道なりに歩いていくとすぐに県道に。
    左に曲がるとすぐ「やまなみ温泉」の看板が見えました。15:20。

    さて、やまなみ温泉で汗を流します。
    道路の向かい側に渡り、坂道を上がっていくと駐車場。
    その奥が建物です。
    3時間700円。
    自動販売機でチケットを購入。
    受付に出すと、このままお持ちくださいと言われました。
    下駄箱の鍵も個人で保管。
    脱衣所のロッカーは自分で好きものを選ぶシステムでした。
    ロッカーの鍵はかかります。無料です。
    温泉によってこのシステムは色々ですね。

    洗い場は10個ほどあり、空いていました。
    シャワーのお湯の出も良好。
    露天は1つ。
    露天からは芝生が見え、その先はおそらく崖になっているのだと思われます。
    かなり開放感のある露天でした。
    内湯は普通の湯と泡湯。
    サウナもありました。
    今日はよく歩いたから、温泉が嬉しい。

    受付のすぐ前が食堂兼休憩所です。
    食べ物の持ち込みはできませんが、自販機もそこにあるので、誰でも座布団に座ってのんびりできるようです。
    発泡酒。500mL、250円。
    ノンアルコールビールも置いてありました。
    時間を見て、バス停へ。
    定刻通り、16:17に藤野駅行きのバスがやってきました。

      


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    2016年11月21日

    紅葉の高尾山から南高尾を縦走しました。2016年11月。


    2016年11月20日(日)、高尾山の紅葉が見頃になったと聞き、行ってきました。
    しかし、紅葉の時期の高尾山は混雑必至。
    1号路さえ大渋滞が起こることがあります。
    朝早いうちに高尾山を歩き、そこから離れていくコースをとりましょう。

    いつもより早めに出発し、高尾山口到着。7:58。
    ケーブルカーの始発は8:00。
    すでに長い行列ができているのを横目に、6号路の琵琶滝コースへ。
    こちらへ歩いていく人もたくさんいて、登山口付近は長い列になっていました。
    春から夏にこの状態だと追い抜くのは大変です。
    でも、今の季節は、厚着で出発し、途中で立ち止まり上着を脱ぐ人が多いです。
    歩いていくうちに前方に人はいなくなりました。
    沢の中を飛び石で歩くところはさすがに少し渋滞。
    その先の長い木段は、皆さん1列で登っていられて、自分のペースで追い抜いていくことができました。
    なんだか、むしろいつもより早いペースで、高尾山頂。9:00。

    大見晴台からは、雪をかぶった富士山がくっきり見えました。
    丹沢の山々は青紫色。
    手前の山々は紅葉。

    さて高尾の紅葉はと言うと、今年は秋に暑すぎたり寒すぎたりと妙な天候が続いたせいか、紅葉する前に黒い斑点が出てしまった葉や枯れた葉が多く、飛びぬけて素晴らしい年とは言えないように思います。
    でも、朝の光は良いですね。
    充分きれいに見えました。
    上の画像が高尾山の紅葉です。

    さて、ここから、まずは小仏城山へ。
    高尾山から奥高尾方面へと降りていく緩い道、そして階段を降り切ってその先少し登った紅葉台は、名前の通り紅葉の名所。
    茶店は朝から行列の出来る大繁盛。
    ベンチも人でいっぱいでした。
    ここからの富士山もきれいでした。

    木段は昨日の雨で泥んこで足元注意なのですが、その途中にも紅葉は随所にあり、見上げたり足元を見たり、立ち止まっては写真に撮ったりして、なかなか先に進めません。
    一丁平まで来ると空いているベンチもあり、ようやく休憩。9:40。
    ここも紅葉の名所です。
    その先の展望台からも富士山。
    ここは近景に高い木がないので、丹沢と富士山の眺めが爽快でした。

    いったん下ってまた登っていくと、小仏城山。10:00。
    ここから富士山を見るのは久しぶりです。

    ちょっと長めの休憩を取った後、来た道を少し戻って、分岐から南高尾へ。
    今日はトレイルランナーの人はほとんど登ってこないなあ。
    高尾の大混雑が予想されるこんな日は別の場所を走るのでしょうか。
    喧騒からふいに静かになった山道の急坂を下っていきました。
    斜面を巻く細い道が終わると、ジグザグに下っていき、浅い沢沿いの道へ。
    そこから急な坂を鉄柵に頼って降りていくと甲州街道。
    歩道橋を渡るとそのまま南高尾の登山道につながります。
    樹間から甲州街道が見えるのに案外道は細く、用心して歩いていくと上り坂が始まります。
    登ったり緩くなったりを繰り返し、植林帯のベンチ前を通ってしばらく行くと、大洞山。11:30。
    1パーティが賑やかに昼食を調理中。
    ここは素通りして、少し先の登山道からちょっと外れた小高いベンチで休憩しました。


    南高尾は、明るい雑木林の道。
    赤や黄色に色づいた葉から透ける光で、道はいつもよりさらに明るく照らされています。
    足元は、茶色の枯葉が積もった上に、まだ鮮やかな赤や黄色い葉が落ちていました。
    紅葉の色の強さは高尾主脈のほうが勝っていますが、南高尾の紅葉の道はしみじみとしています。

    前方から近づいてきている初老の男性が、胸ポケットから何か取り出したのが見えました。
    スマホケースかなと思ったら、手帳。
    「落ち葉を拾っているんだよ。いたずらで」
    手帳を開いて見せてくれたのは、うす茶色や黄色のきれいな落ち葉でした。
    私は来た道を指さし、
    「ここから先、赤い落ち葉もありましたよ」
    「あった?」
    「はい」
    にこにこ笑って別れました。

    中沢山のまき道は少し細い。
    でも道はすぐに歩きやすい緩い道になります。
    見晴台。12:10。
    横並びの1つに座り、景色を眺めながら昼食をとりました。
    雲が出て富士山はもう隠れていましたが、秋の津久井湖と丹沢の眺めは晴れ晴れとしています。

    さて出発。
    まき道が延々と続きますし、道自体は細いのですが、怖いと感じることはほとんどありません。
    斜面の傾斜が緩いのと、高尾の森の印象のせいでしょうか。
    木が高く、紅葉も遠いところにありますが、変わらず道は明るいです。
    反対回りに歩いてくる人が今日は多いなあ。
    高尾山が大混雑のときは、静かな南高尾も少し人が増える印象です。

    三沢峠。13:05。
    ベンチで休憩。
    道が4本に別れるところで、どの道を行くか看板の地図を眺めて考えこんでいる人も。
    地図の位置からは「高尾山口」の道しるべが見えにくいのが立ち止まってしまう原因でしょうか。
    実際に分岐の中央に立てば、「高尾山口」の道しるべが見えます。
    さて出発。
    立ち止まっている人が振り返って私を目で追っているのがわかりました。
    この人も高尾山口に下山したいのかな。
    緩い上り坂が高尾山口への道です。
    振り返ると、先ほどの人が少し離れて後ろをついてきていました。

    段差の大きい階段をいくつか下っていき、最後に急坂を登ると、草戸山。13:35。
    ここでもベンチで休憩。
    さすがに少し疲れてきました。
    でも、3時頃には下山できそうです。

    草戸山からは左に折れるように道を下っていきます。
    植林帯の暗い道はすぐに終わり、再び明るい雑木林が始まります。
    登り返すと、草戸峠。
    ここもベンチが並んでいます。
    高尾の尾根がよく見えました。

    ここからは登ったり下ったりの繰り返し。
    距離は短いのですが思いがけず急な登りもあります。
    高尾山口はもう近いのに山深い味わいがあります。
    何度来ても好きな道です。
    登り切った小さなピークのベンチに3人パーティ。
    「お姉さん、見てみて。ツツジ」
    手招きされてみると、本当にツツジが咲いていました。
    「あ。何でこんな季節に」
    「ねえ?」
    天候不順は植物に負担をかけますね。

    落ち葉を踏みしめ、四辻まで来ると、下山口まであと15分。
    湿った急坂を用心して降りていくと、民家の脇からポンと舗装道路に出ます。
    そこからは高尾山の交差点までは1分です。
    下山。15:00。
    道路の向こう側は、予想通り観光客で混雑していました。

      


  • Posted by セギ at 13:48Comments(0)

    2016年11月14日

    鶴寝山から大マティ山を歩いてきました。2016年11月。


    2016年11月13日(日)、鶴寝山と大マテイ山を歩いてきました。
    中央線上野原駅下車。8:25。
    先月、権現山を歩いたときに乗ったのと同じ松姫峠行きのバスに乗りました。
    前回もそうでしたが、バスの乗車口で待っている係員の方は、乗客に行き先を訊きます。
    バス会社の方ではなく、小菅村の職員の方なのかな?
    「どこに行くの?」
    「松姫峠まで行きます」
    「じゃあ、これ持っていって」
    と、小菅村登山ガイドと書いてあるパンフレットをいただきました。
    「温泉行く?小菅の湯」
    「行きます」
    「じゃあ、割引券あげよう」
    ポケットから取り出した、100円引きの割引券もいただきました。
    わーい。ヽ(^。^)ノ

    バスは満席。
    私の他に数人の高校生が立っていました。
    わいわいと賑やかにバスは出発です。8:30。

    市街地を抜けると、景色は途端に山深くなり、紅葉が目立ち始めました。
    今年は秋の天候不順があったから、紅葉は今ひとつかなあ。
    それでも、ときどきハッとするような赤いカエデの木があります。
    要害山の登山口で下りた人がいて、高校生たちは遠慮して座らないので、そこからは有難く一番前の座席に座らせてもらいました。
    広いフロントガラスから紅葉を堪能。
    ギリギリの道幅のところに入っていくバスにも感動。
    凄い運転技術だなあ。

    色々な山の登山口を通っていくバスで、登山口の度に乗客は1人2人と降りていきます。
    鶴峠バス停。9:35。
    ここで乗客の大半が下りていきました。
    中高年の10人ほどのパーティ。
    そして高校生の団体14人。
    顧問の先生が人数を申告し、一気に支払って降りていきました。
    そうかあ。
    やっぱりみんな奈良倉山から縦走するんだなあ。
    紅葉をゆっくり眺めたいし、温泉もゆっくり入りたいから、私は松姫峠からにしたのですが、奈良倉山とつないで歩く人のほうが多いのかもしれません。

    急にガランとしたバス。
    後ろを振り返っても、乗客は5~6人でした。
    次のバス停は小菅の湯。
    ここでも2人降りていき、心細さがつのります。
    運転者さんが、
    「帰りはここから乗られますか?」
    と問いかけるのに声も出ず、コクコクと首を振って応えると、
    「今、ロータリーが工事中なので、帰りのバスもここから出ます」
    私は再び、無言で首をカクカク。
    知らない山だし、奥深い山だし、今年は熊が多く出没しているし。
    だんだん緊張してきました。

    終点、松姫峠。10:15。
    バスの下車口から少し戻る位置にバイオトイレがありました。
    そのトイレの横が登山口です。
    「牛の寝 大菩薩峠登山口」と縦書きに書かれた渋い道しるべが立っていました。
    大菩薩峠まで縦走できる距離なのです。
    随分と遠くまで来たなあという気持ちになりました。

    熊鈴を腕につけてリンリン鳴らしながら出発。
    緩い登り坂の先、少し傾斜が急になったところで、親子連れが休憩していました。
    お父さんと小さい女の子です。
    「お父さんが下りるぞと言ったら、絶対すぐに山を下りるからね」
    はしゃぐ女の子にそう言い聞かせています。
    うん、大事なことだな。

    さらに行くと、若い女の子が1人、下りてきました。
    案外、人がいる。
    良かった。ヽ(^。^)ノ

    登山道は既に落ち葉がぎっしり積もって、その下に石や木の根が隠れています。
    ちょっと危ないかなと感じ、ストックを出しました。
    これで歩行は安定。
    傾斜の緩い山がさらに歩きやすく緩くなって、スタスタ歩いていけました。

    鶴寝山。10:45。
    あっという間に1つ目のピークに到達。
    ベンチが2つあり、山頂標識は新しいものでした。
    かなり観光的に整備されている印象です。
    朝もらったパンフレットにも載っているコースですし。

    少し行くと、道は2つに別れました。
    左は「日向みち」。
    右は「巨樹のみち」。
    どちらも惹かれるネーミングですが、巨樹の道を選択。
    落ち葉に登山道が隠れているから余計にそう感じるのでしょうが、道なき林の中を歩いているようでした。
    落ち葉の踏み跡は明瞭で、迷うことはないのですが。
    神様として祀られるほどの巨樹ではないのですが、そこそこ大きいなあと感じられる木がそこかしこに。
    これはブナかな。
    これはカエデだな。
    1本1本確かめながら歩いて行くと前方に2人の登山者を発見。
    一定の距離を取りながら、その2人の後をついていき、気がつくと道は崖っぷちを行くようになりました。
    あれ?
    後で地図を見直したところ、いつの間にか日向みちのほうに入ってしまっていたのです。
    右手の大きな尾根がどんどん高くなっていて、そのまき道を歩いている形です。

    失敗しましたー。((+_+))
    他の人に安易についていくから。
    自分で地図で確認すれば良かったのに。
    尾根道を歩く予定だったのになあ。
    そこは広い尾根道で、道迷いを起こしやすく、「大迷い」から「大マテイ山」と名付けられたという説もあるそうです。
    美しい森の広い尾根道、歩きたかったなあ。
    崖っぷちの道、好きじゃないのになあ。
    しかし、今さら戻るのもなあ。
    やってくる人がもしいたら、この道ですれ違うの怖いしなあ。
    というわけで、そのまままき道を行きました。
    崖っぷちの道は南面なので、日差しが明るく、紅葉が輝いています。
    今日一番の紅葉をそこで見ることができました。
    斜面に立つ木は寒暖差が大きく、紅葉もひときわ赤くなるのでしょうか。
    しかし、道幅が狭く怖いのでザックからスマホを出せません。
    写真には撮れなかったけれど、この紅葉を見られたから、この道でも良かったかな。

    途中、道しるべがあり、そこからジグザグに稜線へと上がっていく道がありました。
    上がりきると、すぐに大マテイ山の山頂。11:40。
    上の写真はそこで撮影したものです。
    山頂標識とベンチが2個ある他は、周囲は漠然と平らで、山頂というより林の中という印象でした。
    木が育って眺望はほとんどないですが、晩秋の林が味わい深い。
    いい山に来ました。
    ベンチに座って、のんびり昼食。

    さて、出発。
    緩く下っていくと、先ほどのまき道に再び合流する道もありましたが、道しるべにしたがって広めの道を下っていくと、大ダワ。12:10。
    大ダワとは開けた広場につけられる名称。
    棚倉小屋跡とも呼ばれるところで、確かに小屋がここにあったのだろうと感じられる平坦地でした。

    ここからは再び左が切れ落ちた崖っぷちの道が続きました。
    ここは他に選択肢はなしです。
    道幅はそこそこあり、そんなに危険なわけではないのですが、何となく緊張する道がずっと続きます。
    こういう道は苦手だー。
    落ち葉が積もっているのも滑りそうで何だか嫌です。
    途中に桟道もありました。
    しっかりした造りですし、注意すれば平気ですが、これも苦手です。

    しばらく行くと、道が2つに別れている印象の場所に出ました。
    左は今まで同様に下っていく崖っぷちの道。
    右は尾根に登っていく道。
    その真ん中の木にピンクのテープが巻かれ「小菅の湯」などの行先が書いてありますが、どちらを示しているピンクテープなのかよくわかりません。
    まだ早いとは思うんだけど、ここがモロクボ平かなあ。
    だとしたら、右の道を行かないといけないんだけど?
    試しに右の道に入ってしばらく尾根を登っていくと、足元がフカフカしてきました。
    見た目は登山道なのですが、ここは人が歩いていないなあ。
    そこで分岐まで戻り左の崖っぷちの道を行きました。
    やはり足元が硬い。
    よく踏まれている登山道です。
    それで正解でした。
    しばらくすると、2個目の桟道。
    ここも注意して通過。

    その先、道は大きく右に旋回して下っていき、しばらく行くと、平らな林が広がりました。
    ここがモロクボ平。13:10。
    道しるべもありました。
    地図上でも、等高線がそこだけ真っ白になっているところです。
    気持ちの良い広葉樹の林が広がっていました。

    やがて、道はうす暗い植林帯に入り、ジグザグに下り始めました。
    田元への道を左に分け、道はさらに急斜面に作られたジグザグ道に。
    ほぼ180°Uターンするように行っては戻って急斜面を下っていきます。
    薄暗くて心細いところですが、車の音がもう聞こえてきているのが励みになりました。
    斜面を降り切り、小さい道しるべの通りに左に曲がると、橋。
    コンクリートのしっかりした橋を渡ると、もう舗装道路でした。
    あとは、要所要所に道しるべがあるのでその通りに舗装道路を歩いていき、小菅の湯へ。14:00。

    建物に入って左手が下駄箱。
    下駄箱の鍵を受付に出すシステムでした。
    3時間620円。
    割引券を朝もらったので、さらに100円引き。
    安いなあ。

    脱衣所のロッカーは30Lザックならば入る大きさでした。
    洗い場は15個ほど。
    まだ14時なので空いていました。
    温泉の泉質は高アルカリ性。
    浴槽がいくつかあります。
    普通の内湯。寝湯。打たせ湯。
    露天は、普通の露天。五右衛門風呂。ハーブ湯。
    普通の露天が一番濃い印象で、肌に小さい泡がつき、ツルツルしました。
    ぬるいハーブ湯と行ったり来たりすれば、いつまででも入っていられそうです。

    さて、入浴後のお楽しみ。
    あれ、ビールの自販機は?
    村営の真面目な施設ですと酒類を販売しないところもあるので、ここもそうかなあとキョロキョロしながら受付ロビーまで戻ってくると、入り口の下駄箱とは反対側に酒類の自販機がありました。
    どれも350mL。
    麦とホップ200円を購入。
    ロビー奥のソファに座って飲みました。

    15:00。
    飲み終わって、少し早いけれどバス停が遠いようなので受付に行くと、そこに朝の高校山岳部の顧問の先生がいました。
    「14人分まとめてあるはずなんですが」
    と、また人数を言って下駄箱の鍵を受け取っていました。
    鶴峠から縦走してきた高校生に追い付かれちゃった。
    私もいつになく長風呂してはいましたが、それでも30分と違わず到着したのでしょう。
    さすがに高校生は速いなあ。
    私も今度は春に来て、奈良倉山から縦走しようかな。
    大マテイ山の広い尾根道を歩けなかったのも心残りですし。

    朝、運転手さんが言っていたように、普段なら小菅の湯の建物の前まで来るバスは、ロータリーが工事中のため駐車場の一番端までしか来ません。
    そのバス停には既に行列が。
    バスは駐車場で2台待機していました。
    15:15。乗車開始。
    1台目に無事に座れました。
    15:25。定刻にバスは出発しました。

      


  • Posted by セギ at 12:50Comments(0)

    2016年11月03日

    陣馬山一ノ尾根を歩きました。2016年10月。


    2016年10月30日(日)、藤野駅から陣馬山、そして高尾山へと縦走しました。
    秋晴れの日には富士山の見える山に行きたい。
    予定している候補の山もいくつかあるのですが、朝からどんより曇り空。
    午後から晴れてくるとの予報もありますが、山は雲が残りがちです。
    こんな日は、いつも通りに奥高尾を歩こう。

    三鷹駅7:48発。
    中央特快なので高尾駅では向かい側ホームに乗り換える中央線が待っていました。
    乗り込むとすぐに発車。
    藤野駅着。8:38。
    藤野駅は駅から出た右手に外トイレがあります。
    駅前にベンチが並び、山支度がしやすいです。
    さて出発。
    駅から高尾方向に戻るように歩いていき、踏切を渡ってトンネルに入ります。
    歩道は確保されていますし、トンネル内も明るいです。
    でも、車が横を通っていくときの音が凄いので、安全だとわかっていてもヒャーと首をすくめて立ち止まってしまいます。
    トンネルを出て、そのまま舗装道路をどんどん歩いていき、陣馬温泉の大きな広告塔が見えてきたところで道しるべの通りに右折。
    右折してすぐ、次の道しるべを左折。
    道は細くなりましたが、なお舗装道路は続きます。
    路面にすべり止めのデコボコがつけてある急坂です。
    朝からかなり冷えていましたが、少し汗ばむくらいになった頃に、分岐。
    まっすぐな道は未舗装。
    右の道は舗装されています。
    正解は右の道。
    曲がるとすぐ登山口です。
    道しるべがあります。9:20。
    ここから陣馬山まで4km。

    一ノ尾根の登山道はよく整備されて歩きやすい道が続きます。
    傾斜もそんなに急ではありません。
    道は昨日の雨か朝露かで濡れていましたが、特に歩きにくい箇所もなく順調に歩いていくと、「一ノ尾テラス」という掲示を発見。10:05。
    ひさしぶりに一ノ尾根を歩いたら、面白いものができていました。
    上の写真がそれです。
    登山道の左側のちょっと空いている場所が整備されて、休憩スペースになっていました。
    ベンチやテーブルの他に、タープが張ってあります。
    雨やどり用だそうです。
    ここが2km地点。
    ちょうど中間地点です。
    来る途中のベンチは全て湿っていましたが、タープの下のベンチだけは乾いていたので、気持ちよく座って休憩しました。

    さらに順調に登っていき、清水小屋の脇から陣馬山山頂へ。10:50。
    空は朝と変わらず曇り空。
    眺望はありません。
    座っていると寒くなってきます。
    一気に冬が来たようです。
    それでも山頂は多くの登山客で賑わっていました。

    さて、ここから高尾山を目指します。
    陣馬山から明王峠への道は例によってドロドロ道。
    雪どけ時期ほどではなく、端を歩けば大丈夫でした。
    明王峠。11:50。
    そろそろお昼と思いましたが、たくさんあるベンチが満員。
    こんな寒い日でも日曜日の奥高尾は人が多いです。
    秋の観光シーズン到来ですね。

    では景信山でお昼にしよう。
    明王峠から景信山まではアップダウンのある道とまき道とに幾度も別れます。
    その分岐で立ち止まって地図を開いている人たちを見かけるのも、観光シーズンならではです。
    前を行く若い3人がしばらく立ち止まった後に登り道のほうを行ったのを見送って、私はまき道を選んだのですが、ふと後ろを振り返ると、その人たちが後ろをついてきていました。
    え?
    戻ってきたの?

    すぐに追いつかれたので道を譲り、先に行ってもらうと、彼らは登り道との合流点で堂所山への急な段差を見上げ、「凄いなあ」と写真を撮っていました。
    いや、若い上にトレッキングポールを持っているんだから、楽に登っていけますよ。
    私が通りかからなかったら、あのまま登っていったのかなあ。
    私が挑戦の機会を潰したのかもしれません。
    見た目ほど怖くないですよ、堂所山の上り下りは。
    そう言うなら自分が登れという話ですが、何か面倒くさくてまき道ばかり選んでしまうんですよね。

    景信山。12:55。
    やはり空は曇り。
    それでも空とススキの眺めが気持ちよく、山頂付近のベンチで昼食。
    あたりのベンチも人でいっぱいです。
    ストーブでお湯を沸かしてラーメンを食べている人。
    茶店でうどんなどの温かいものを買って食べている人。
    山での装いもモコモコと暖かそうな人が増えてきました。
    秋が深まってくると赤いウエアが山に映えてきれいだなあ。
    特に今日のような空の暗い日には。

    さて、次は小仏城山へ。
    寒くなると奥高尾の地面の硬度が増すような気がするのは気のせいでしょうか。
    ガチガチ&ツルンツルン。
    日が差さないのでまだ地面が濡れています。
    急な下りでこういう地面は苦手だー。
    へっぴり腰で通過。
    小仏峠まで下りてくるともうそういう道はなくなり、あとは城山まで登るだけです。
    坂道と細い木段との二択の道は、今日は泥んこ道が滑りそうなので木段を選び、たったか上がると相模湖の眺望の良い地点に出ます。
    今日はやはり富士山は見えません。
    気持ちの良い広い道から、よく整備された木段の道、そして、木の根の段差の多い急な登り坂へ。
    登り切った少し先に電波塔が見えてきて、小仏城山。
    ここも人で賑わっていました。
    なめこ汁を頼んで、持参のおにぎりと一緒に食べている人が多いです。
    夏にはかき氷やビールが売れていた店。
    季節が移ったのを感じます。
    茶店は2軒あり、1軒のなめこ汁はしょうゆ仕立て、もう1軒はみそ仕立てです。

    さて、ここからは整備された木段・木道が続きます。
    木段の脇にセンブリが咲いていました。
    以前からそうだったかなあ。
    木道が整備されて、植生が回復された証かもしれません。

    予想通り、午後になっても雲は取れないまま。
    眺望が期待できないので、一丁平の展望台も紅葉台もまいて、高尾山の下に着くと、救急車のサイレンが聞こえてきました。
    近いな?
    山頂まで上がってくるのかもしれません。
    山頂も巻いて、トイレのところまで歩いていくと、3号路から車が上がってくるところでした。
    ミニパトが1台。
    ミニパトと同じサイズの赤い消防署の車が3台。
    凄いなあ。
    八王子市は、山仕様の小さいサイズの緊急車両が整備されているんだなあ。
    町の小さな路地でも活躍しているのでしょうか。

    「歩行者の方、道の山側で止まってください」
    とアナウンスがありました。
    平地で一般車に向けて行われるようなアナウンスです。
    車になったような気分で立ち止まりました。
    怪我人かな?
    病人かな?
    高尾山の山頂まで、小さい車なら登ってこられるんですね。

    1号路は薬王院から上は段差のあるところが何箇所かあります。
    どの経路をたどって車は登ってくるんだろう。
    考えながら1号路を下りていくと、下山していく赤い車が、薬王院の向こうに見えました。
    登山客・観光客が右折して階段を上がっていくところですが、そういえば直進する舗装道路があります。
    よく整備されているものだなあ。
    あっと。
    勿論、緊急車両と関係者車両以外は高尾山に入ったらダメですよー。

    6号路は観光シーズンが終わるまで、登り一方通行。
    リフトは長い行列ができていました。
    1号路をとことこ歩いて下山。
    まだそんなに混雑せず、ストレスなく歩いていくことができます。
    これから紅葉シーズンは1号路も人でいっぱいになりますが、高尾の紅葉はきれいだから、やはり見に来たいなあ。
    そんなことを考えるうちに賑わう麓へと降りてきました。

      


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    2016年10月18日

    権現山を歩いてきました。2016年10月。


    2016年10月16日(日)、権現山を歩いてきました。
    初めて登る山です。
    毎週奥高尾でも楽しいのですが、ときには初めての山に挑戦したほうが、危機管理能力が鍛えられる気がします。
    さて、権現山はどんな山だろう。

    いつもより少し早く、三鷹7:22発。
    高尾で中央線に乗り換えて、上野原8:25着。
    上野原駅は、改札を出ると階段があり、階段の上で北口と南口に別れていました。
    バス停は北口。
    駅前の狭い広場にバスが3台停まって発車を待っていました。
    それぞれ目的地が違います。
    一番事務所側のバスが目的の「松姫峠行き」。
    私の後には、三頭山に登るという15名ほどの団体さんが賑やかに乗り込んできました。
    そうか。こんな方向から三頭山に登るコースもあるんだなあ。
    小菅の湯にも行ける。
    中央線沿線の山と奥多摩とが頭の中でつながると、山歩きのコースもさらに多様になりますね。

    バスはほぼ満席。
    おまわりさんがバスの中に入ってきて、
    「遭難が増えているんで。目を通すだけでもいいので、お願いします」
    とチラシを配りました。
    あっ。
    登山届を書いてくるのを忘れた!
    警察官を見てようやく思い出すという・・・・。
    チラシには「コンパス」というネットで提出できる登山届の案内も載っていました。
    今度やってみます。

    バス出発。8:30。
    初戸。9:05。
    予想はしていましたが、降りたのは私1人でした。
    バス停から登山口までは少し入り組んだ道のようでしたので、ガイドブックのコピーを手に持ち、常に見ながら歩いていきました。
    「初戸バス停の先を左折すると、権現山を示す道しるべがある。初戸橋を渡り、左方向に進めば、再び権現山の道しるべを見る。民家の横を通り、右に折れて、橋を渡った左が権現山の登山道だ」
    実際の道もこの通りで、ガイドブックはさすがの描写力です。
    分岐ごとに小さい道しるべがあり、登山口まで不安になることはありませんでした。

    さて、登山道。
    予想外に細い道で、夏草が茂っているせいもあり、少し不明瞭でした。
    ジクザグな道をショートカットする人のつけた踏み跡が正しい道を分かりにくくしている印象です。
    分岐ごとによく見て、より明瞭な道を選んでいきます。

    支尾根に乗ると登山道は広くなりましたが、偽の踏み跡はなおも随所にありました。
    広い支尾根を登山道はジクザグに登っていきます。
    この支尾根は、どう登るのが最も楽か。
    登山道は本来どうつけられているはずか。
    そのように全体を概観する力が必要だなあと感じながら、分岐ごとによく確認して歩いていきました。
    急登が続きますが、今日は涼しいので、いくら歩いても身体に熱がこもりません。
    5分も立ち止まっていると汗が冷えて寒くなってきます。
    ようやく山歩きに良い気候になりました。

    樹間の向こうに空が見えるけれど、時間的にまだまだこんなところがピークのはずがない。
    予想通りそこから登山道は右にぐっと曲がっていきました。
    その先に、「権現山」を示す小さい道しるべ。10:30。
    そこを過ぎると道は少し緩くなりました。
    ベンチはありませんが、丸太などに座れる休憩適地もあります。

    その先、地図上にある992mピークはまき道があり、左に見ながら通過。
    再び樹間から空が見えて、もうこの先にこれより高いところはなさそうだと思う頃、道も直登になり、ぽんと稜線に出ました。
    そこが雨降山。11:10。

    座って休んでいる先客の男性に挨拶し、
    「今日、初めて人に会いました」
    と告げると、
    「ああー。さっき、用竹から1人来たけど、俺も道では誰にも会わなかったねえ」
    「静かでいい山ですねえ」
    少し離れて私も座り、休憩。

    この夏の暑さで、速く歩けないことを幾度も体験し、山地図に記された時間より10分増しの計画を立ててきましたが、その予定より20分早く到着。
    やはり涼しいと楽です。

    ここからは、稜線上を権現山へ。
    起伏が少なく、広く歩きやすい登山道が続きました。
    スキップしたいような気持で歩いていくと、背後からエンジン音が。
    振り返ると、バイクが3台。
    わあ、モトクロスの人たちだー。
    奥高尾の茶店に通勤するバイクなら見たことがありますが、こんなところでバイクをしかも3台見るとは。

    しばらく行くと右手にベンチがあり、木立が切れて山々が見えました。
    手前の山は、三頭山かな。
    中央の木が育ちすぎて、写真を撮るには少し邪魔でしたが、それもまた良しです。

    ガイドブックで1か所気になっていたのが、右側に滑落防止のロープが張られているという地点。
    こういう何気ない描写のところが怖いのよと用心してきたのですが、何ということもない平らな痩せ尾根でした。
    距離が短いので、怖いと思うこともなく通過します。
    凍結していたら厄介ですが、よく乾いたこんな秋の日には何でもないところで安心しました。

    その先に、大ムレ権現の小さな建物が見えてきました。
    石段を登って、参拝。
    その先に右へ登っていく「権現山」の道しるべがありました。
    雨降山で会った人の後ろ姿が見えていたのですが、しかし、その人は、山頂方向ではなく、直進していきました。
    まき道もあるのかな?
    私は道しるべの通りに右に折れ、最後の急登を行きました。
    登りでも若干滑るような土の急登でした。
    ここを下るのはちょっと嫌だなあと感じながら、山頂へ。

    権現山山頂。11:55。
    山頂には20人近くの人がいました。
    2パーティ+個人が数人という印象です。
    ここまでほとんど人に出会わなかったので、そのギャップに驚愕。
    ・・・・・に、賑やかだなあ。(''_'')

    私も端のほうにレジャーシートを出して座りました。
    おにぎりを食べた後は、カフェオレと甘いお菓子。
    今季初のカフェオレを入れたテルモス持参です。
    ようやく温かい飲み物が嬉しい季節になりました。

    まだ頭の上は青空ですが、西から曇ってきていました。
    山頂付近の木々も育ってきていて、眺望は驚嘆するほどのものではありません。
    それでも、晴れ晴れとして気持ち良いことには変わりません。
    長居する人が多いので山頂が混雑するのでしょう。

    ここからは来た道を戻る予定でしたが、反対方向の「麻生山・浅川峠」の道しるべが示す登山道は来た道よりも緩そうでした。
    ここを降りてまき道を戻るほうが、先ほどの急な土の道を下るより楽なんじゃないかな?
    ここを登ってくるとき、前を行く人は直進して行ったし。
    さっきのバイクもその道を行ったと思う。
    地図上にはまき道の表示はないけれども。

    さて出発。12:15。
    やはり、「麻生山・浅川峠」への道は緩く、段差がきちんとあって歩きやすい道でした。
    稜線上の道まで下りてきた分岐には道しるべもありました。
    「用竹」を示す道しるべを確認し、やはり予想通りだと安心して歩きだしたのですが、その先、道は急に細くなり、斜面にかろうじて踏み跡がある程度になってきました。
    こんなの登山道じゃないよー。
    誰かが無理して歩いただけでしょう、ここ。
    ( ;∀;)

    やばい。
    本日一番の危険個所でした。
    何とか大ムレ権現まで戻って、ひと安心。
    滑落しなくて良かったー。
    やはり、予定していないことをやるべきではない。
    ・・・・え?
    では、あのバイクは権現山の山頂を通ったの?
    ・・・・・モトクロス凄いなあ。

    後は先ほど来た道を戻ります
    広くて起伏が少なく、歩きやすい道です。
    スミレの頃、新緑の頃、紅葉の頃。
    季節を変えてまた来ても楽しいだろうなあ。

    雨降山。12:50。
    ここからは東に続く稜線を用竹へと降りていきます。
    しばらく行くと何かよくわからない建物が。
    観測所でしょうか?
    そこへ入っていく道のほうが広く、左の登山道は草に覆われていて、ちょっとわかりづらかったのですが、こっちで良かったのかなと思っていると「用竹」と書かれた道しるべがあり、不安にならずに済みました。
    ところどころ登山道がえぐれていて歩きにくいところもありますが、概ね広い良い道が続きます。

    気配に振り返ると、今度は自転車が4台通過。
    しばらく行くと、「八重トレコース」の道しるべがありました。13:35。
    トレイルランニングのコースにもなっているんだ。(^。^)
    歩きやすい良い道ですものね。
    ここが二本杉山かな?

    その少し先、5分ほど行ったところが、尾続山分岐。
    ここはしっかりした道しるべが立っていました。
    ここから要害山に行くこともできるようです。
    道しるべをよく確認して、用竹へと降りていきます。

    ぐっと下っていくと樹木が切れて、ふっと展望が開けました。
    ああ、丹沢の山だ。
    麓の民家も見えて、箱庭のような眺めでした。

    そのすぐ先が墓村の分岐。14:00。
    しかし、村への道は夏草が生え、石が多く、荒れた印象です。
    ここはもう廃道なのかな。
    道しるべを確認して、用竹へ。
    その5分先にも、墓村分岐。
    こちらは、明瞭な道がありました。

    麓が近くなっても道は歩きやすく、滑りやすいところもほとんどありません。
    やがて、また分岐。道しるべを確認。
    「殿村バス停」への道ではなく、右の「用竹」の道を選んで下っていきます。
    一軒家の灰色の尾根が大きく見えてきて、そこで登山道は尽き、そのままほぼV字に舗装道路がつながっていました。
    道しるべもありますが、道は一本で、どちらに進むか悩むことはありません。
    その先も分岐ごとに道しるべがあり、5分ほどで、朝、バスで通過した県道に出ました。
    道路の向かい側が上野原駅に戻るバス停です。
    白いベンチのあるバス停。14:40。
    次のバスは、15:10。
    持ってきた2.5Lのスポーツドリンクは、まだ1L以上残っていました。
    次回からは、2L持ってくれば十分かな。


      


  • Posted by セギ at 13:32Comments(2)

    2016年10月05日

    ロングウォークちちぶ路 を歩いてきました。2016年10月。



    2016年10月2日(日)、「ロングウォークちちぶ路」に参加しました。
    毎年この時期に行われるハイキング大会で、今年で15回目、私は5度目の参加です。
    初めの2回は楽勝で27km完歩し完歩帽をもらいました。
    3回目は、熱中症で第2チェックポイントにも到達できずリタイア。
    昨年の4回目は無事27km完歩。
    さて、今年は完歩できるかなあ。

    三鷹発4:38、八王子発5:06、東飯能発6:06、御花畑発7:00と電車を乗り継いで長瀞着7:20。
    昨年までは参加費200円を払い、豪華な参加賞が同時に配られました。
    今年は参加費はない代わりに、参加賞もなし。
    略地図1枚だけを手渡されて、少しがっかり。
    でも、今年も寄居のゴール地点で抽選会がある!
    (*'▽')

    秩父鉄道に乗った頃から雨が降ってきていました。
    スマホやウォークマンなどをビニール袋に入れて防水した他はもう少し様子を見ることにして、ザックカバーはつけずに歩きだしました。
    駅からまっすぐに宝登山神社の広い参道が伸びています。
    大きな鳥居をくぐってそのまま直進していくと、登山道を示す道しるべ。
    途中まではロープーウェイ駅までの道と同じです。
    登山道としては広く歩きやすい道。
    歩きやすいのでついスピードが出て、それで体温が上がってしまうので用心が必要。
    朝のうちは元気だから余計に。

    努めてセーブして、宝登山山頂。8:30。
    雲に覆われて近くの武甲山も見えませんが、上空は少し雲が切れ、陽が差してきました。
    ここからは下りなので、ストックを1本出して準備。
    階段がよく整備されていますので、スリップしやすいところは数箇所です。

    下りきると舗装道路。
    快調に降りていくと、長瀞アルプスの登山口。
    長瀞アルプスは登山道はそんなに広くないですが、緩いアップダウンが快適でいつ来ても歩きやすい道です。
    最後に大きく下っていくと、登山道の真ん中がえぐれている少し歩きにくい道になり、やがて舗装道路に出ます。
    はあ、長瀞アルプスもう終わっちゃった。

    萬福寺。9:35。
    ここは第1チェックポイントですが、通過制限時間の11時まではチェックポイントらしさのない普通の場所です。
    陽がカッと照りつけてきました。
    まずいなあ。
    牛出峠入り口まで登っていくと、そこから舗装道路からは外れ、左の草地の道へと入っていきます。
    今年はスタッフの方も立っていて、よりわかりやすくなっていました。
    最初は緩く広い道がやがて細く急な竹林の坂道になります。

    登り切って、出牛峠。10:20。
    去年より30分も遅い。
    それなのに、体温上昇がひどい。
    身体に熱がこもって足が前に進みません。
    早く休んで体温を下げないとやばい。
    でも、舗装道路はまだ濡れていて、休む場所がありません。

    ここで休む場所を探しながら舗装道路の登り坂を登り続けたことが事態を悪化させました。
    レジャーシートを持ってくれば良かったんだなあ。
    濡れていてもどこでも座って休めるように。

    それでも、3年前にリタイアしたときよりはましでした。
    あのときは、この場所で持っていた2リットルのスポーツドリンクを飲み切ってもなお暑くてふらふらになっていましたから。
    今回は持ってきたスポーツドリンク3リットルのうち、まだ半分は残っていました。
    ようやく見つけた乾いた座れる場所で休憩。
    体温さえ下がれば大丈夫なんだけどなあ。
    エアコンの風を10分間直接浴びることができればなあ。
    今のままだと体感では39°くらいに体温が上がった状態で山歩きをしている感じです。

    舗装道路が終わって、再び登山道へ。
    ここから不動山への登りです。
    傾斜そのものは大したことはなく、すぐに山頂につきました。11:30。
    昨年より1時間遅れています。
    そこからはときどきロープの張ってある急な下り。
    最後の滑りやすい下りを終えるとぽんと舗装道路に出て、間瀬峠。12:20。

    ここが第2チェックポイントです。
    通過最終時刻は12:40。
    これを過ぎると17kmゴールへの下山を宣告されます。
    「27kmコースに行かれますか?」
    と訊かれました。
    持っている水分は残り1リットル。
    まだギブアップは早い。
    頷いて、チェックポイント通過証明書をもらいました。
    455番。
    昨年より随分遅れだけれど、順位は100番遅い程度でした。
    元気ならば、まだ完歩の可能性はあるなあ。

    そこから再び登山道へ。
    雨乞山への登りは少し急な登りと緩い登りが繰り返されます。
    しかし、この程度の登りがつらい。
    晴れて気温がぐんぐん上がってきています。
    休み休み、何とか雨乞山へ。13:20。

    空は青く、パラグライターが2つ飛んでいました。
    広い芝生の山頂に休んでいる人もまだ大勢います。
    私も日陰に座って休憩。

    そこからは舗装されてはいませんが広い林道の下りです。
    歩きやすい道なのに足が前に進みません。
    下りでこんなふうになってきたのでは、もうダメかなあ。
    持っている水分はあと500mL。

    舗装道路に出て、遠くから榎峠の給水所を見つけたときは嬉しかったのですが、近づいてみると、もう水はないと言われました。
    ああ、ここの給水所は遅くなると水をもらえないんだ。
    後の人ほど水が必要なのに、なぜ参加者全員分の水が用意されていないのだろう。

    ということは、山道の途中にある2つ目の給水所ももうあてにできないということです。
    水分の問題が急に現実になってきました。

    体力はまだありました。
    第3チェックポイントさえクリアできれば、円良田湖の自動販売機で水分を補給できるので、27km完歩の可能性もあると思っていました。
    でも、水分の補給がないのなら、ここから登っていくのはもう危険です。
    もっている水分が尽きる前に下山する計画を立てないと。

    ロングウォークちちぶ路のコースの難しさは途中で水分を補給できないことです。
    コースの途中に自動販売機や売店がありません。
    第3チェックポイントの先の円良田湖に自動販売機がありますが、この陽気では、もしかしたらそれも売り切れの可能性があります。
    無料の給水所が役に立たないのなら、舗装道路に車を停めて臨時の売店を設置してくれたら良いのになあ。
    外秩父七峰縦走大会や越生のハイキング大会はそうした臨時の売店が多いのです。
    参加者千人では、売店を開いても利益が出ないのかなあ。

    陣見山登山口で、出発地点で渡された略地図を開きました。
    次のエスケープルートは、大月峠。
    陣見山ともう一つのピーク、合計2つの山を越えた先です。
    その山越えはもう無理でしょう。
    エスケープルートも少ないなあ。

    略地図は畳んで、今度は持ってきた登山地図を開きました。
    今いる陣見山登山口から見えている下りの舗装された林道は、地図上では、榎峠の下を通り樋口駅へと通じていました。
    この大会のエスケープルートには指定されていないけれど、登山道として赤線がくっきりひかれている道です。
    樋口駅まで1時間。
    これなら、水分が尽きる前に駅に着くことができます。
    よし、この道を下ろう。

    舗装された林道はかなり東へ西へと蛇行し遠回りをしますが、地図上では榎峠の下からショートカットの登山道がありました。
    まずは、林道を西へずっと下っていくと人工的な建物があり、そこに道しるべがいくつか集まって立っていました。
    ここが榎峠の真下のようです。
    その中で一番小さい道しるべがショートカットの登山道を示しているのを確認し、その方向をよく探すと、夏草に覆われた踏み跡がありました。
    人があまり歩いていない様子の登山道です。
    熊鈴をザックから取り出して、その登山道を降りていきました。

    石が多く歩きにくい道でしたが踏み跡は明瞭で、道が尽きることはなく、無事に先ほどの林道と合流。
    かなりショートカットできた様子です。
    ちょうど通りかかった登山姿の男性が下りてきた私を見て、後ろから来た女性2人に声をかけました。
    「ああ、ここに登山道があるんだよ、やっぱり」
    そこまで遠回りの林道を歩いてきたのでしょう。
    「じゃあ、こっち側にあるだろう。ああ、あった。ここが登山道だ」
    林道の向かい側に次の入り口を見つけて、降りて行きました。
    先行者がいると勇気がわきます。
    女性2人が私に会釈をして先を行きます。
    「まるで地図読みの勉強会ねえ」
    そんな冗談も交わしながら、少し薄くなった踏み跡を行きました。
    まだ身体に熱がこもり、足が上手く前に進まない私は、その3人からは徐々に後れてゆっくり降りていきました。

    足許には山栗。
    実のつまった山栗がイガごと沢山落ちていました。
    秩父の秋の実りは豊かです。

    山の実りは山の動物たちのもの。
    そして、その山の周りに住む地元の人たちのもの。
    私は歩かせていただくだけで十分。
    だから、山のものを持ち帰ることはしませんが、今度ばかりは少し誘惑にかられるほどの大量の栗でした。
    いえ、採りませんでしたよ。(^^)

    単なる敗退なのですが、エスケープルートを自力で見つけていることで気分が高揚してきて、楽しく下っていくとお寺の鐘が聞こえてきました。
    里は近いぞ。

    再び林道と交差し、今度は夏草の丈も低く明瞭な最後の登山道を下っていくともう民家の並ぶ街に入ってきました。
    あとは駅まで舗装道路です。
    分岐で細く四角い棒状の道しるべを発見。
    右の道は少し登り坂なので、このまま直進したくなりますが、そこを直進してしまうと徐々に駅から離れてしまうのを地図で確認。
    道しるべの裏側に回りこむと「樋口駅」への矢印が書いてあり、やはり右の道で良いようです。

    その先、道路に侵入禁止の表示が出ていたので、その手前で左に曲がり、坂道を下っていきました。
    道で農作業をしている方がいらっしゃいました。
    「駅に行くには、ここを下っていくのでいいですか?」
    「ああ。ここを行って、トクヨウがあるからそこを右に曲がっていくと、今工事中の道と合流するからそこを左に曲がって」
    ははあ。
    トクヨウって何だろう。
    今工事中の道って、さっき手前で諦めた道のことだなあ。
    だったら行けばわかるかな?
    「今日は何なの?さっきから人が通るけど」
    「ロングウオークちちぶ路というハイキング大会なんです」
    「ああ。鉄道がやってるヤツだね」
    「そうです、そうです。ここはコースではないんですけど、エスケープして降りてきました」
    「ほお。ご苦労さまです」
    お礼を言って別れました。
    さっきから人が通る?
    陣見山登山口からエスケープしたのは、私の前を行く3人だけではないのかもしれません。

    下っていくとデイケアセンターなどを含む総合施設が見えてきました。
    トクヨウとは、特別養護老人ホームのことだ!('_')
    そこを右に曲がり、さらに行くと道路に突当り、そこを左。
    かなり先まで見通せる下り道で、先ほどの3人が小さく見えました。
    線路の短い高架下をくぐり、すぐに右に曲がり、しばらく行くと秩父鉄道の樋口駅。
    道路からすっとホームに入れます。
    ホームにはテーブルが出ていて、スタッフの方が受付をしていました。

    樋口駅は間瀬峠から林道を下る17kmコースのゴール地点。
    第2チェックポイント通過証明書を出し、完歩証明書と17km完歩バッジをもらいました。
    ホームには小さな駅舎があり、そこで切符を販売しています。
    寄居駅までの切符を購入し、ベンチの端っこが空いていたのでそこに座って電車を待ちました。
    間瀬峠からの人が続々と降りてきます。

    15:47発の電車で寄居駅へ。
    電車を降りた頃にはもうすっかり元気になって、寄居駅の階段は軽やかに駆け上がることができました。
    体温さえ上がらなければなあ。
    今度は水分を4L担いでこようかなあ。

    ともかく、寄居ゴールで完歩証明書を見せて、箱からくじを1つひきました。
    コンパクトザル・ボウルのセットが当たりました。
    ポリプロピレンの折り畳めるザルとボウルです。
    これの折り畳みカップだったら山に持っていけるなあ。
    山でそんなに大がかりな調理はしないから、ザルやボウルは要らないかも。
    でも、結局、何でももらえれば嬉しいのでした。
    (*'▽')

    缶ビール350mL300円を購入。
    食欲ゼロで何も食べられなかったので、スマホで次の電車時刻を確かめてから、その場に座ってビールとおにぎりをいただきました。
    はあ、今年は敗退。
    この経験を糧に、来年また頑張ります。

      


  • Posted by セギ at 16:47Comments(0)

    2016年09月26日

    南高尾山稜を歩きました。2016年9月。


    毎日雨がちのなか、天気予報では日曜日は晴れ。
    これを待っていた人は多かったのだと思います。
    私は予定より少し早起きできたので、高尾駅到着。8:02。
    8:12発の小仏行きのバスに乗れると思ったのですが、駅前は人でごった返し、最後尾がどこなのかもよくわからない状態でした。
    やっと最後尾のプラカードを見つけてそこに並びましたが、到着した3台の小仏行きのバスは人があふれて乗ることができませんでした。
    次のバスは8:32発。
    こんなこともあるんですね。

    次のバスは1台目に座って乗ることができ、日影下車。8:50。
    これなら歩いても同じくらいの時間だったかもしれません。

    さて、今日も日影林道を歩きます。
    ツリフネソウが今は盛り。
    赤いツリフネソウが主ですが、黄色いキツリフネが咲いているところも1か所あります。
    立ち止まって写真を撮りながら、のんびり歩いていきました。
    雨が降り続いたので水場は滝みたいでした。
    水汲みしたらびしょ濡れになりそう。

    小仏城山。10:20。
    まだ早い時間帯なので、ベンチは空いていました。
    茶店は今日も「かき氷」ののぼりがはためいています。
    もうそろそろ終わるのかなあ。
    そうしたら、なめこ汁やけんちん汁のシーズン到来ですね。

    今日はここから南高尾山稜に回ります。
    まずは高尾方面に少し戻り、道しるべ通りに分岐を右へ。
    ウッドデッキこそ数段で終わりますが、以前と比べて整備が進み、滑りそうで怖いなあというところはほとんどなくなりました。
    木の足止めが埋め込まれ、そこを踏んでいけば軽快に降りていけます。
    夏草の背が高く、かき分けるようにして降りていきます。
    途中、多くのトレイルランナーとすれ違いました。
    昔はこのコースで人と出会うことなどなかったけれど、随分人気が出てきたなあ。

    急坂を降り切ったところで少し休憩。
    先客のグループに声をかけられました。
    「どこからいらしたの?」
    「日影バス停から小仏城山に登って、降りてきました」
    「速いのねえ。これから南高尾に行くの?」
    「そうです。・・・どちらからですか?」
    「私たちはまだ歩きだしたばかり」
    「あー、甲州街道のバス停から」
    「バスがいつ来るのかわからなくて随分高尾駅で待ったのよ」
    「ははあ」

    そのときは何も考えが浮かばなかったのですが、雑誌「山と渓谷」の今月号の付録は「関東周辺登山バス時刻表」。
    それで調べてみたら、「八王子駅発・相模湖駅行き」のバスがそれで、高尾駅前10:07、大垂水10:26でした。
    これが始発ですから確かに山歩きに使うには少し遅いです。
    すれ違ったトレイルランナーたちもみんなこのバスでやってきた人たちかな。

    少し前までは「登山バス時刻表」は書店で売っていて、私も毎年買っていました。
    最近はネットで調べられるためか、出版されていないようです。
    でも、ネットで調べると時刻の一覧表が出てこないバス路線も多いです。
    時刻と乗るバス停を打ち込むと次のバスが出てくるタイプの画面しか出てこない。
    そういうのを見たいわけじゃないんだなあ。
    一覧表で見て、より都合の良いバスを見つけて、登山計画を立てたいんですよ。
    そういう希望が多かったのか、付録についた「関東周辺登山バス時刻表」。
    嬉しい付録でした。

    どんどん下っていき、斜面を巻いて、その先ジグザグに下るところは登山道に水がジャージャー流れてほとんど沢になっていました。
    この1週間、雨がよく降り続きましたものね。
    ランナーではない人もどんどん登ってきます。

    甲州街道を歩道橋で越えて、そのまま南高尾山稜の登山道へ。
    しばらく登り、しっかりした木段のところで、降りてくる方に尋ねられました。
    「甲州街道を梅ノ木平まで行ったら何時間かかるかねえ?」
    「・・・・さあ?行ったことがないのでわからないです・・・」
    「ここから高尾に回ったら大変だよねえ。甲州街道を歩いたほうが速いと思うんだ」
    「はあ・・・・」
    なぜ甲州街道を歩くのか?
    この方はどこから来てどこへ行こうとしているのか?
    高尾のようにコースが多様な山ですと、他人のコース取りがよく呑み込めないことは多いです。

    大洞山。12:05。
    眺望のない山頂ですが、ベンチやテーブルはあります。
    ここから先は下り基調なので気持ちは楽。
    でも、暑いなあ。
    体温が上がると動けなくなるので、のろのろ行きます。

    見晴台。12:40。
    このコース一番の眺望の場所です。
    上の写真はそこで撮りました。
    ベンチが横向きに並び、良い昼食場所です。
    本日のお昼は、コンビニで見つけた「峠の釜めし本舗おぎのや おにぎり弁当」。
    春に発売されていたものが秋の行楽シーズンに再販されたみたいです。
    ニコニコ食べていると、隣りに座った女性から声をかけられました。
    「ごめんなさい、今ちょっと見て気になって。そのお弁当、おぎのやさんの?どこで売ってるの?」
    口いっぱい頬ばってしまい、もごもごと、
    「ローソンです」
    と答えると、
    「ローソンで売ってるの?そういうのあるの?おいしそうねえ」
    なおもごもごしている私は、ただニコニコ。
    おにぎりの握りがやわらかいので、必ずお箸をもらうのがこのお弁当を食べるコツです。

    何だか体温が上がって暑いと感じるのは、今日の靴も原因の1つかなあ。
    この夏どこにも行けなかったので、たまには履かないと靴が傷むからと珍しくミドルカットの軽登山靴を履いてきたら、足首が保温されているようなものなので、何か足のあたりがモコモコと重いです。
    冬の保温には「首・手首・足首」とよく言いますが、夏はむしろその逆で、首・手首・足首をいかに風にさらし、体温を下げるかがポイントですね。

    さて出発。13:00。
    良い道が続くのですが、暑いのでペースが落ちてきました。
    三沢峠。13:40。
    ここは多くの道が集まる分岐です。
    ベンチに座って休憩。
    凍ったペットボトルを頬や首に当てて冷やしていたら、やってきた男性に声をかけられました。
    「大丈夫ですか?」
    「あ、はい、大丈夫です。涼んでいるだけです」
    「さっきいた人じゃないんですか?」
    「いえ、私は向こうから来たところです」
    来た登山道を指さして答えると、
    「あー。1時間も経っているのにまだここにいるんだと思って」
    「はあ・・・・・」
    しかし、それは、この人は1時間前もここを通ったということ?

    なおも休んでいると、また1人の男性がやってきました。
    「あ。さっき会った人だよね」
    「あ。はい」
    これは本当にそうでした。
    木段のところで会話した方です。
    「甲州街道歩いたよー。1時間くらいで歩けたよ。やあ、いいコースを見つけた」
    「はあ・・・・」
    甲州街道を歩いて、梅ノ木平からまた登っていらしたようです。
    南高尾を歩く人のコース取りは、謎に満ちている・・・・。
    どこから来てどこに行くのか詳しくきけば納得のいくことなんでしょう。
    皆、それぞれの山を歩いている。
    面白いです。

    三沢峠には、「高尾山口」を示す新しい道しるべも追加されてありました。
    今までよりもわかりやすくなりましたね。
    ゆるい登り坂には秋の花。
    コウヤボウキかな?

    道は広くなり、整備された階段を下って、また少し登ると草戸山。14:20。
    体温がまた上がったのを感じて、大休憩。
    軍手を外すと、両手がむくんでいます。
    気温さえ低ければ楽勝なんだがなあ。
    まあ、これからだんだん歩きやすい季節になりますね。

    草戸山から高尾山口へ。
    アップダウンはかなりあるものの、1時間で歩ける道なのですが、途中のピークの度に休憩し、高尾山口下山。15:55。
    信号の向こうを歩く人の多さにびっくり。
    高尾山は今日も混雑していた様子です。
    これは、久しぶりに晴れた日曜日+「ブラタモリ」効果でしょうか。
    今朝のバスの大混雑もそうだったのかもしれません。

      


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    2016年09月11日

    奥高尾を歩いてきました。2016年9月。


    2016年9月9日(金)、2か月ぶりに山歩きをしてきました。
    日曜日に行こうと思うたびに予報は大気不安定。
    しかし、いざ日曜日になってみると、そこそこの天気で、これなら山に行けたのにと後悔する毎週でした。
    今回も日曜日は大気不安定の予報。
    でも、金曜日は晴れマークが並んでいます。
    よし、近場でいいから山に行こう。
    奥高尾に行こう!

    休日ではないので、電車やバスのダイヤも少し違って、三鷹発7:54。
    高尾着。8:29。
    しかし、改札を出ると、道路が濡れています。
    ゲリラ雷雨が通り過ぎていった直後という印象でした。
    晴れの予報だから平日に来たのに、雨?
    (T^T)
    高尾駅北口から陣馬高原下行きバス発。8:34。
    バスはまだ少しワイパーを使いながら、終点陣馬高原下。9:14。

    バス停のベンチの後ろにトイレがあります。
    ベンチで山支度をしていると、左の多目的トイレに女性の行列ができていました。
    あれ、こちらに多目的トイレがあったのかあ。
    気がつかなかったなあ。
    でも、右側のトイレは男女兼用だから、こんなに行列しなくても、そっちに入ればいいんじゃないの?
    しかし、よく見ると、右側のトイレ前の掲示から女性マークが取れていました。
    え?
    これは、偶然はがれてしまったものか、それとも、トイレ使用が変更されてはがされたものなのか?

    男女兼用トイレを好ましく思わない人もいるかもしれませんが、こちらは奥に個室が2つ。
    手前が男性用トイレ。
    一応の住み分けはできています。
    一方、左の多目的トイレは、1つだけ。
    女性トイレをここに限定されたら混雑必至です。
    単にシールがはがれただけなら良いのですが、そう言えば外秩父七峰縦走コースの中にも女性が使えるのは多目的トイレ1つだけのところがありましたっけ。
    トイレを設計管理する人が現場を知らないと、こういうことが起こるのかなあ。
    不便なことである。

    支度をして出発。9:25。
    まずは舗装された林道の坂道を登っていきます。
    道は濡れていましたが、雨は一応止んでいました
    15分ほど歩いて、登山道への分岐。
    道しるべが傾いていました。
    台風の影響でしょうか。

    雨上がりにしては山道はそれほど歩きにくいところはありませんでした。
    この道も複線化が進んできましたね。
    このコースが開かれたのは、2002年。
    「山と渓谷」に小さな記事が載っていて、切り抜きをとっておいてあります。
    以下、記事を抜粋します。

    「今年3月、多くのハイカーに親しまれている陣馬山に、新たなコースが開かれた。八王子市の山岳愛好家の努力によって完成したもので、コースは、陣馬山東面にある陣馬高原山の家(休業中)から、北東に向かって延びる尾根上につけられている。新コースをとることによって、陣馬高原下バス停からの車道歩きを3分の1程度にカットできる。ただし、陣馬高原下方面の登り口がわかりにくいうえ、陣馬山頂からの下山に利用する際にも、陣馬高原山の家まで下りないと、しっかりした標識がないために、まごつく人もあるかと思われる」

    初期の頃はこんなふうだったんですね。
    むしろ今は、陣馬高原山の家というのがどこにあったものなのか、よくわかりません。
    その後、標識は完備され、今、この道がわかりにくいという人は少ないでしょう。

    陣馬山山頂。10:45。
    山頂の茶店は閉まっていましたが、清水茶屋は開いているようでした。
    人はまばらです。
    平日の奥高尾のこういう雰囲気、いいなあ。
    奥多摩の山も富士山も見えませんでしたが、雲が動いているのがわかりました。

    山は季節が変わり、秋の花が咲いていました。
    ツリフネソウ。キバナアキギリ。サラシナショウマ。ヤマハッカ。シモバシラ。
    立ち止まっては、撮影。

    花は秋を感じるのですが、しかし、まだ気温が高く、徐々にバテて足が重くなってきました。
    靴下の選択に失敗したのも大きいようです。
    今まで夏によく履いていた靴下に穴が開いてしまい、山用の靴下は冬用のモコモコしたものしかなくなったので、ジムで履くスポーツ用の靴下を履いてきたのですが、クッション不足のようで足裏が痛みます。

    何とか頑張って歩き続けます。
    雨がたくさん降った後だからでしょうか、斜面には多種多様なキノコが生えていました。
    登山道から目視できるくらいなので、どれもかなりの大きさです。
    登山道脇に生えていたものを立ち止まって撮影。
    上の画像がそれです。

    景信山。13:05。
    アザミの花が咲き、アサギマダラがフワフワと舞う坂道を登って山頂へ。
    空は晴れ、関東平野が広々と見渡せました。
    茶店はお休み。
    ベンチに座って休憩。
    おにぎり2個を楽に食べられたので、やはり暑さによるバテよりも足裏の痛みがペースダウンの主な原因のようです。

    なお歩き続けて小仏城山。14:15。
    ここの茶店は開いていました。
    暑い季節は平日でも開いていることが多いように記憶しています。
    持ってきた水分が切れた登山客のための、ここはオアシス。
    かき氷もまだ販売していました。
    私はコーラ200円を購入。

    本格的にペースが落ちてきたので、ここからはまき道を利用。
    まき道でも案外上り坂だなあと感じながら、高尾山下へ。
    薬王院は平日でもそこそこの賑わいでした。
    おや、また新しい記念碑が作られている。
    ボタンを押すと北島三郎さんの「高尾山」が流れる記念碑です。
    観光地にありますね、こういうの。(´_ゝ`)

    ケーブル駅。15:40。
    時間的にもうギリギリになってしまったので、ケーブルカーで下山しました。
    物足りないかなあと思ったこのコースが、何だかいっぱいいっぱいで、さすがに2か月ぶりの山歩きは身体がなまっていると痛感。
    あと、靴下問題は早めに対処いたします。
    やはり、足ごしらえはしっかりしていないと山は歩けませんね。
      


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    2016年07月18日

    奥高尾 ヤゴ沢コースを歩きました。2016年7月。



    2016年7月17日(日)、本当は富士山に登る予定だったのですが、どうも雲が多いので、諦めて今週も奥高尾を歩きました。
    前日の夜、天気が悪くても楽しめる山はないのかなあと、届いたばかりの今月号の「山と渓谷」を見ていたら、巻末の「週末に楽しむローカル低山・郷山めぐり」というコーナーに、ヤゴ沢から景信山に登るコースが紹介されていました。
    知らないコースです。
    登山地図にも載っていません。
    道しるべは整備されていないが、難度は「靴1つ」。
    しかし、こういう山案内のライターさんは、本人は山岳登攀やら雪山登山やらで感覚が麻痺しているので、低山の難度を適正に分類できないことがあります。
    「注意して歩こう」くらいの記述が、おっそろしく険しいところだったりします。
    用心、用心。

    三鷹駅8:04発の中央特快に乗って、終点高尾駅下車。
    北口バス停から「小仏」行きバスに乗り、終点下車。
    支度をして、まずは舗装された林道を登っていきます。
    普通に景信山に登るときのコースです。
    いつもの登山口は、東尾根登山口というのですね。
    それを見送って、さらに林道を登っていきます。

    道路の舗装が終わるとすぐに右手に小さい沢が見えてきました。9:30。
    それがヤゴ沢。
    その沢の右岸に登山道がありました。
    これが市販のガイドブックにも登山地図にも載っていない登山道であることが信じられないほど広い道でした。
    大人2人が横に並んで歩ける広さです。
    上の写真がそれです。

    しばらくこの道幅の道が続き、細い丸太を10本組んだ、しっかりした木橋で沢の左岸に渡ると、そこから道は細くなりましたが、それでも十分に登山道らしい道幅は保っています。
    踏み跡も明瞭でした。
    幾度が木橋を渡り、沢の本流と別れ、枯れ沢を右に見ながら少しずつ道は登りになっていきました。
    途中に、水場がありました。


    奥高尾の水場というと日影沢の水場しか知りませんでしたが、こんなところにもあるんですね。
    水量は少ないけれど、清浄な印象の水場でした。

    道は植林帯の斜面をジグザグに登っていきます。
    日陰の斜面を涼しい風が通っていきます。
    植林の下に繁茂する夏草の上をアサギマダラがふわふわと飛んでいきました。

    見上げた木々の間から空が見え始め、ポンと飛び出たのが、景信山の急坂の下。10:15。
    小仏峠方向から歩いて来ると、ここから景信山の山頂直下の急坂が始まる分岐でした。
    景信山を巻きたいときの巻き道もここが起点で、ちょうど十字路のようになっています。
    ははあ、ここに出るのかあ。
    ガイド文の記述通り、特に難所はない、面白い道でした。
    また来ようと思う道です。

    急坂をひと登りすれば景信山。10:22。
    まだ午前中なので、人はまばらでした。
    売店は2軒とも営業中。
    ここのかき氷は普通サイズです。
    今日は体温上昇も特にないので買い食いの必要もなく、ちょっとベンチで休憩しただけで先を急ぎます。

    先週来たときよりも奥高尾主脈の道はドロドロでした。
    むしろヤゴ沢コースよりもこっちのほうが歩きにくいなあ。
    滑らないよう慎重に歩を進めて、堂所山下の分岐。
    今日こそは、夕やけ小やけの里まで行きます。
    まずは段差の大きい急坂を登って、堂所山へ。
    山頂。11:25。
    山頂のベンチは2つしかありませんが、そのうちの1つはぐらつくようになっていて注意して使用するよう貼り紙がしてありました。
    用心して座り、おにぎりを食べていると、女性2人が登ってきました。
    「ほら、タマゴダケ!」
    手にした大きなキノコを差し出します。
    うわあ、大きくて赤いキノコです。
    直径20cmはありそうな。
    そこへ来合わせた若いカップルも、
    「それ何ですか?」
    と興味深々に問いかけます。
    「タマゴダケ。いいダシが出るのよ」
    「食べられるんですか!」
    一見毒キノコみたいですから、驚きますよね。

    さて、ここから北高尾山稜に回ります。
    細い道を降りていくと、先ほど見せていただいたのと同じキノコが。



    根元に割れた卵の殻みたいなものがついているので、これもタマゴダケかな。
    私は詳しくないので、採って食べたりはしませんが。
    似ている毒キノコと間違えたら大変ですものね。

    細い道を下っていきます。
    道に見覚えがあるので安心ですが、下りの土の道の滑り易さに難渋しました。
    冬の凍結箇所と同じくらいにツルンツルンの箇所もあります。

    段差の大きい急な下りを終えると、関場峠。12:10。
    右下に、小下沢林道の終点が見えています。
    その先に道しるべのある少し広いところがあり、ちょっと休憩。
    たまに向こうから人がやってきます。
    北高尾山稜を歩いてくると、ちょうどこのくらいの時間です。

    乾いていれば歩きやすい道なのですが、表面が黄土色になっている湿った土の上は、足を乗せた途端に転びそうなくらいにツルンツルンでした。
    こちらから行くと下り基調なので、こんなときはむしろ登るより大変です。
    とはいえ、夏の緑に覆われた北高尾山稜の道は気持ちいい。
    ガスに包まれると、空気は雨の匂いがします。
    それは、湿った土の匂いなのかもしれません。

    少し岩がちなところを大きくまわり込むように下っていき、登り返すと、黒ドッケ。13:25。
    八王子城山への道と、夕やけ小やけの里への道との分岐です。
    夕やけ小やけの里への道を歩くのは初めてです。
    私の古い登山地図には、この道も描いてありません。
    けれど、道しるべはしっかりしているし、観光施設に降りていく道ですから安心感があります。
    まずは明瞭な尾根を下っていきます。
    傾斜がきつくなると道はジグザグに斜面を降りていきます。
    踏み跡は明瞭です。
    斜面を下りきると、道しるべがあり、その通りに右に曲がり、そこからは崖っぷちの道でした。
    あまり好きなタイプの道ではありませんが、崖っぷちといっても道幅はあるほうなので、スピードを落とさず降りていけます。
    たまに道は細くなり、そこだけ慎重に歩いていくと、また尾根上の歩きやすい道になりました。
    再び、崖っぷちの道。
    今度は右側が崖ですが先ほどよりもさらに歩きやすいです。
    また尾根道になると、そこから予想外に登り返して、また下って。

    しばらく行くと、「夕やけ小やけの里・いろは坂」と書かれた道しるべが。
    別方向を示す道しるべはキャンプ場と書かれています。
    ここはもう、施設の中のようです。
    「いろは坂」は道幅の広い九十九折の道でした。
    少し小石はありますし舗装はされていませんが、たったか降りていける遊歩道です。
    大股でガンガン下っていくと、大きなドーム型テントが見えてきました。
    ここもキャンプ場
    キャンプする人たちのための屋根付きの広い調理場もありました。

    おおっ?馬もいる。
    ボンネットバスも飾ってあります。
    日帰り入浴施設ののぼりもはためいています。
    バス停を示す道しるべの通りに橋を渡っていくと、陣馬高原下と高尾駅北口とを結ぶバスの停留所が。14:23。
    バスは道路からいったん施設内に入って回転するようになっているので、上りも下りも同じバス停です。
    次のバスは、14:32。
    およそのバス時刻はわかっていたので後半急いで正解でした。
    しかも、帽子やタオルをザックにしまっていると、臨時の急行バスが来ました。14:25。
    それに乗り、あっという間に高尾駅北口へ。
    先週よりも1時間早く帰宅となりました。

      


  • Posted by セギ at 14:20Comments(0)

    2016年07月11日

    相模湖駅から奥高尾を歩きました。2016年7月。


    2016年7月10日(日)、今週も奥高尾を歩きました。
    そして、今週もバテました。(´_ゝ`)
    しかも、登山口までの道迷いが半端なかったです。

    三鷹発8:04の中央特快に乗り、高尾駅で乗り換えて、相模湖駅下車。8:53。
    今日行くコースは、昔むかし、まだ山歩きを始めたばかりの頃に下り道に選んで、険しいなあ長いなあ嫌だなあと感じて、以後全く選ばなかったコースです。
    今歩いてみたら、どうなんだろう?

    相模湖駅のトイレは一番線ホームにあり、個室は2つ。
    登山客の多い休日の朝は行列ができます。
    トイレにいって支度をして、出発。9:00。

    出発早々すぐに道を間違えて、1本相模湖寄りの道に入ってしまいました。
    この道自体は車があまり通らず、木陰も多く、歩きやすい道ではありましたが。
    橋が見えてきて、「相模湖大橋」と書いてあるのを見つけて、ありゃ?と地図を確認。
    道を1本南に来ています。
    相模湖大橋は橋の真ん中にバス停があるくらい大きな橋で、舗道がしっかりしているので歩きやすかったですけれども。

    橋を渡って左折し、本来の道に戻りました。
    そこからすぐの嵐山の分岐を見送ったのは正解。
    そのすぐ先に次の分岐があったはずなのですが、私はそれに気づかず直進してしまったようです。
    ここが大失敗でした。
    行けども行けども山際の林道。

    まだかなあ、まだかなあと思っていると、道は丁字に大通りとぶつかり、大きな橋がかかっていました。
    橋の名は「かつらばし」。
    えっ?桂橋?
    私は大きく南下していたのでした。

    地図をもう一度確認して桂橋を渡り、その先のバス通りを北上。
    本来の登山道と千木良でようやく合流。
    この時点で、10:20。
    1時間20分も、日向の舗装道路を歩いていました。
    当然ながら、これが祟りました。
    体温が上がりきってしまい、以後は動きが鈍ってバテバテの山歩きとなりました。

    千木良には「東海自然歩道」の見慣れた道しるべが立ち、押ボタン式信号を渡って坂道を登りきると、すぐ左手が茶店。
    お店の人たちが店先の椅子に座って談笑していました。
    「ヨモギ餅、どうですか?」
    と声をかけられましたが、私は声も出ず、力なく首を振るのみでした。

    この茶店は、テレビ東京で年に一度放映される「関東ふれあいの旅」で紹介されていたお店です。
    パンチ佐藤さんたちが関東ふれあいの道を4泊5日で歩く山旅番組で、毎年5月に放送されていたのに今年はありませんでしたね。
    楽しみにしていたのに。
    季節を変えて秋に放送するのだといいなあ。

    ともあれ、茶店の正面の階段からようやく登山道です。
    階段が終わった先は、登山道にステップが埋め込んであり、歩きやすい道が続きました。
    傾斜もさほど急ではありません。
    秋や冬なら一度も休憩せずにちゃちゃっと登れそうです。
    でも、今日は、ベンチないかなあ、休みたいなあ、ばかり考えています。
    途中、1か所、広く平らなところに木陰のベンチがあり、ようやく休憩。
    涼しい風が吹いていて、ほっとしました。
    その先も、急なところは全くなく、良い道が続きました。

    これは私が昔歩いたあの道と同じ道なのだろうか?
    木が伐採された跡の露出感の強い山の斜面の急坂を降りていった記憶があるのですが、あれは偽の記憶でしょうか?
    他の場所の記憶と混ざったかなあ?

    まだ山を始めたばかりなのにコース取りが初心者の選ぶものではないことが多く、怖い思いを沢山したのですが、その頃の他の山の記憶と混ざったのかもしれません。
    1つも急なところのないまま、緩やかに登って小仏城山山頂に到着。11:50。
    このコースは今後も登山コース・下山コースに加えたい良い道でした。
    登山口までの正しい道を確認するためにも、秋にはリベンジしたいです。

    山頂の2軒の茶店は大賑わい。
    かき氷大400円、小300円。
    いいなあ。
    体温の上昇を鎮めるためにも、ここでかき氷を購入すべきだったと思います。
    しかし、そんな予定はなかったので、小銭を持っていませんでした。
    財布の中には1万円札1枚のみ。
    三鷹駅でSuicaを5千円チャージしてお金を崩す予定で、でも忘れてしまいました。
    高尾山に行くだけだから今日チャージしなくても済んでしまったのです。
    せめて千円札があれば、おつりをもらうことにそんなにためらいはないのですが、山の茶店で一万円札を出すのはちょっと気がひけます。
    大丈夫なのかもしれないけれど。

    かき氷は断念し、梅干しおにぎりを1つ食べて、さて出発。12:10。
    雨上がりのドロドロ道の下りは歩きにくーい。
    春にこのドロドロ道にやられて捻挫してしまったため慎重になりすぎることもあり、時間ばかりかかります。
    今回の予定はかなり長距離で、堂所山から北高尾山稜に回り、途中の分岐から夕やけ小やけの里に下りてみようという計画でした。
    しかし、体力的にも、残っている飲み水の量からも、今日はもうそれは無理でしょう。

    小仏峠。12:30。
    ベンチに座って、これからの道を決めました。
    予定通りは無理だけれど、歩いたことのない道を歩いてみたいなあ。
    底沢峠から陣馬高原下に降りてみようかな。
    普段ならそんな途中で下山なんてしないので、今日だけの道選びして抜群の選択と感じます。

    景信山を巻いて、底沢峠。14:15。
    小仏峠からの時間のかかり方を考えても、本当にバテていたのでしょう。
    奥高尾ってこちらから歩いていくと上り坂だなあと、当たり前のことを実感しました。
    底沢峠は、登山地図では十字路になっていますが、実際は少しズレていて、相模湖に降りていく道を左に見送ってしばらく歩くと、陣馬高原下への登山道が右に見えてきます。
    分岐から登山道は細く、この道は大丈夫なのかなあという印象なのですが、私の先を歩いていた賑やかな女性4人組が楽しそうにおしゃべりをしながらその道を降りていきました。
    何か大丈夫そうです。
    とっても心強い。

    道は細いままでしたが、急な下りや怖いところはありませんでした。
    夏草が両側から登山道をおおって、足元が見えにくかったところは少し。
    ただ、今日は晴れていて明るかったけれど、曇りの日にここを歩くと周りが植林帯ということもあって、暗い気分になるかもしれません。
    深い山の底にどんどん降りていく印象があります。

    やがて沢が見えてきて、あれ徒渉かな?と思ったけれどそんなことすらなく、舗装道路へ。14:55。
    私の登山地図は古く、ここに陣馬高原キャンプ場の印がありますが、そのような施設は見当たりませんでした。
    舗装道路をとっとこ行くと、マス釣り場の施設は地図の通りにあり、車が何台も駐車されていて賑わっていました。

    舗装道路ですが、沢沿いの日陰道なので涼しい。
    下りということもあり、楽に歩いていけます。
    バス時刻がそろそろ気になり、歩みを速めてたったか行くと、民家が増えてきて、陣馬高原下バス停にポンと出ました。15:15。

    バス2台がもう停車していて、ちょうど乗車が始まるところでした。
    臨時増発の急行バスに乗り、冷房に涼んでいるうちにたちまち体力回復。
    高尾駅に着く頃にはスキップしたいくらいになっていたので、体温管理が夏の山歩きの鍵だなあと改めて感じました。

      


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    2016年07月06日

    奥高尾を歩きました。2016年7月。


    7月3日(日)、奥高尾を歩いてきました。
    前日から猛暑到来で寝苦しい夜を過ごし睡眠不足でしたので、遠い山きつい山は諦めて、夏の花を探しに奥高尾をのんびり歩くことにしました。

    8:04三鷹発の中央特快で高尾駅へ。
    北口から小仏行きのバスにのり、日影下車。9:10。

    朝から気温は30℃越えですが、沢沿いの木陰の道はヒンヤリ涼しい風が吹いていました。
    途中のキャンプ場も賑わっていました。
    でも、キャンプ場は日向で、そんなに涼しくなさそうです。
    まだほどんど平地の標高ですし。

    花を見つける度に立ち止まって写真を撮り、のんびり歩いて小仏城山。10:35。
    ビールを飲む人、かき氷を食べる人で賑わっていました。
    私も隅っこのベンチをちょっと借りて休憩。

    さて高尾方向へ。
    稜線の道は日向は勿論暑いですが、登山道が広いので草いきれでくらくらするということはないのが幸いです。
    オカトラノオが咲いていました。


    一丁平の展望台のあずまやで昼食。
    展望台からの眺めが一番上の画像です。
    丹沢は山頂付近は雲の中。
    体調が良ければ丹沢に行ったかもしれないのですが、あの様子では雲の中は霧雨が降っていたかもしれません。
    富士山はもちろん雲の中でした。

    高尾山下まで来て、5号路を1周。
    何か咲いてないかなあ。
    ギンリョウソウは、もう終わったかなあ。
    私が見つけられなかっただけかもしれません。
    残念。
    代わりに、先週笹尾根で見つけたギンリョウソウを貼っておきます。


    1周した後もう4分の1周して、4号路へ。
    観光客が多いのですが、なぜか皆さん歩くのが速い。
    というより、私がバテていたのでしょう。
    途中の風通しの良い場所のベンチに座って、大木を見上げながら涼をとりました。
    4号路は時間のあるときには回り道したい楽しい道。
    1号路との合流地点の少し前にある吊り橋も好きです。

    さて1号路を下山します。
    もうすっかりバテてきて、途中のベンチで休憩。
    暑さと睡眠不足はやはりきつい。
    ゆっくりゆっくり下山しました。
    高尾山口。13:35。
    こんな時間に下山するとは自分でもびっくりです。

    ただ、帰宅してからの時間が長く、他のことができて、休日を2倍楽しめた感じがありました。
    暑い日は高尾山に午前中だけ行くというのも良い案かなあ。
    夏期講習中の日曜日も、これなら可能かもしれません。


      


  • Posted by セギ at 15:39Comments(0)

    2016年06月30日

    奥多摩 笹尾根を歩きました。2016年6月。


    2016年6月26日(日)、奥多摩の笹尾根を歩きました。
    いつものようにホリデー快速あきかわ3号に乗車。
    終点武蔵五日市駅、8:50。
    数馬行きのバスは今日も3台同時発車です。
    上川乗下車。9:45。
    今日もこのバス停で下りたのは私1人でした。
    バスの進行方向に少し歩き、三叉路を左折。
    橋を渡って道路を登っていくと、左手に狭い登山口があります。
    緑が繁茂するこの季節は狭い登山口がさらに狭く、もし道しるべがなかったら見落としそうです。
    登山口はそんなふうに何だか頼りないのですが、木橋を1つ渡れば明瞭な登山道がずっと続きます。
    ジグザグに登っていき、やがて道がさらに広く緩くなってくると尾根に乗ります。
    今日は尾根に乗っても人と出会いませんでした。
    尾根の裏側にまわり込むと、あずまやが見えてきて、ようやく人と会いました。10:45
    上の画像がそれです。

    ここまでは先月に生藤山から高尾山へと歩いたときも通った道です。
    ここから、分岐を先月とは逆方向へ。
    笹尾根を三頭山方向に登っていきます。
    この時間からでは三頭山までは到達できません。
    槇寄山まで、のんびり歩く予定です。

    登ったり降りたりを繰り返す道ですがそんなに急なところはなく、道も比較的広いので、楽しく歩いていくことができます。
    日原峠。11:30。
    石に刻まれた小さなお地蔵さまと道しるべがある他は、平坦で峠という印象もあまりない場所です。
    梅雨時ですが、今年は周囲の湿気も少ないようです。
    2年前に同じ道を歩いたときは、ガスっていたせいもありますが、雨でもないのにザックが濡れてしまうほどの湿気でした。
    空梅雨なのは困りものですが、山道は歩きやすいです。

    歩きやすい道をどんどん行くと、前方から大きな黒い犬が2頭、たったかやってきました。
    きちんと首輪をしているから飼い犬でしょうが、飼い主が見当たりません。
    山道を放し飼い?
    猟犬?
    私が道を避けると、特に関心もなさそうにたったか行ってしまいました。
    賢そうな犬だなあ。
    こんな山で放したらはしゃいでしまって、道ではないところを駆け上がったり駆け降りたりしたあげく、足の裏に棘が刺さってキャンキャン大騒ぎ、なんてこともありそうですが、登山道を一定のペースでたったか2頭で進んでいきます。
    よく訓練されている犬というのはこういうものか。
    でも、犬が苦手な人にとっては、ちょっと怖いかな。
    後から飼い主が来るのかなと思ったのですが、それらしき人の姿はありませんでした。
    謎だ。

    少し登っていくと、土俵岳。11:50。
    ここも先客が1人。
    樹木が一部伐採されていて、視界が開けていました。
    見えている山は、御前山かなあ。

    さらに登ったり下ったりして、小棡峠(こゆずりとうげ)。12:30。
    前方の木々の向こうにボリュームのあるピークが見えてきました。
    なだらかな分、大きい。
    あれが丸山でしょう。
    名前の通り、円かな山。
    2年前は一応ピークを踏みましたが、山頂に行っても道しるべ以外に本当に何もなかったので、今回はまき道を選びました。
    草に覆われた細いまき道を行き、再び尾根道と合流。

    緩く下っていくと、笛吹峠(うずしきとうげ)。13:10。
    ここから少し登りの印象が強くなります。
    でも、今年はやはり歩きやすいなあ。
    その分、この季節の花が少ない印象です。
    ヤマアジサイが目につきました。
    登山道をふさぐほどに葉が茂っているものも。

    ヒグラシが鳴いていました。
    鳴き声が幾重にも重なり合って鈴のように響き、木々から降り注いできます。

    数馬峠。13:55。
    尾根幅がそこだけ広がり、半分朽ちかけているけれどベンチのようなものもあるので、そこに座って昼食。
    富士山が見えるところですが、曇っていて近くの山々しか見えません。
    それでも、晴れ晴れとした気持ちになれる場所です。

    そこから、道は尾根から一段下がった細い道になります。
    崖っぷちといっても斜面が緩いので怖いところではないですが、泥道だと滑りやすいところです。
    今年は、泥道も乾いていてさっさと歩いていけました。

    西原峠。14:30。
    ベンチがありますが、休憩するより先に槇寄山へ。
    少し登ると槇寄山。14:35。
    富士山は見えませんが、青空が見えてきました。
    ここは無人。
    笹尾根は、いつ歩いても静かです。
    ほんのたまに人とすれ違ったり追い越されたりするだけ。
    静かな山歩きを楽しめます。

    さて下山しましょう。
    西原峠に戻り、そこから「仲の平・数馬の湯」の道しるべを確認して左折。
    笹尾根から檜原街道へ下りていく道は何本もありますが、その中でもこの道はよく踏まれ、道幅も比較的広く、歩きやすい道です。
    軽快に降りていくと、畑の中の道へ。15:30。
    畑の中の道を降りていくと、舗装道路へ。
    そこからは、道が別れたらとにかく下るほうを選んでいくと、檜原街道に出ます。
    バス通りである、お馴染みの檜原街道に出たら右折。
    歩道を数馬の湯へ行きます。
    細い歩道を背の高いタチアオイが塞いでいるところは手で太い茎をよけて進み、温泉センター数馬の湯へ。15:55。
    ちょうど次のバスが出る時間帯で、中は空いていました。
    脱衣所は無人。
    洗い場は先客が1人。
    広々と温泉を満喫できました。
    ここは、内湯の窓からの緑と山の眺めが心地良い温泉です。

    さて風呂上がりは自販機に直行。
    缶ビール・発泡酒・チューハイと、予算と好みに応じて選べます。
    こういう村営の施設はアルコール類の販売をしない所もあるので、自販機で発泡酒を購入して、風通しの良い休憩所や廊下のながーいベンチに座ってバス時間まで過ごせるのが嬉しいです。
    勿論、食堂もあります。

    数馬の湯の真ん前がバス停。
    16:56発の急行バスに乗りました。
    このバスは、先月、笹平のバス停で1時間15分バスを待ったとき、通過していくのを恨めしく見送ったバスです。
    もともと本数が少ないんだから、全部のバス停に停まってくれたら良いのに。
    温泉センターの次は「笛吹入口」、「上川乗」、「本宿役場前」「十里木」に停まります。
    三頭山から逆方向に笹尾根を下山するときには、このバス停情報は使えそう。
    そう思って車内でメモしました。
    上川乗バス停は17:12に通過。

    さて、武蔵五日市駅に戻り、そこからは、拝島行き、さらに立川行きと電車を乗り換えて、立川駅でホリデー快速ビュー山梨号に遭遇。
    指定席以外は普通料金で乗ることのできるボックス型2階建て電車です。
    立川の次は三鷹。
    ラッキーなものに乗れた、やはり急行バス凄いと感心して帰宅しました。

      


  • Posted by セギ at 13:28Comments(0)

    2016年06月23日

    奥多摩 鷹ノ巣山を歩きました。2016年6月。


    2016年6月19日(日)、奥多摩の鷹ノ巣山に行ってきました。
    いつものようにホリデー快速奥多摩3号に乗り、終点奥多摩駅下車。
    駅前の東日原行きのバス停に人があまりいなくて少し不安になりました。
    梅雨時だからでしょうか。
    それでも、出発する頃には立っている乗客も多い状態で発車。9:35。
    終点、東日原下車。10:00。
    トイレに行って、支度をして出発。
    休日はバスは東日原までしか行きませんので、その先の中日原まで、まずはバスの進行方向の通りに歩きます。
    途中の小さな警察署の前のポストに登山届を入れて、さらに進みます。

    「鷹ノ巣山」と書かれた看板のような道しるべのところで、コンクリートの階段を左へ下りていきます。
    下の畑に降りていくような階段から細い登山道に入り、沢をはるか左下に見る崖っぷちの道がしばらく続きます。
    通行注意のところも少し。
    去年より桟道がまた1つ増えていました。
    崖崩れで登山道が崩落したのでしょうか。

    しっかりした造りの橋を越えてしばらく行くと沢沿いの道。
    1つ目の木橋のところでは沢は枯れていました。
    やはり雨が少ないのでしょう。
    岩の間をぬうようにして進んだ後、2つ目の木橋を渡ります。
    沢の左岸をしばらく行きます。
    通行注意の掲示のある道を用心して歩き、3つ目の木橋を渡ります。
    右岸の平らな道をしばらく歩き、4つ目の苔むした木橋は渡らず、道しるべの通りに山道を登っていきます。
    ここからはジグザグの急登です。
    ここであまりペースを上げると後がつらいので、余力を持てる一定のペースで登っていきました。
    耳元のラジオでは今日の東京の気温は28℃。
    立ち止まれば涼しい風も吹いてきます。
    3年前、35℃の猛暑日に歩いたときは山の中でも暑さに苦しみましたが、今日はそこまでではなさそうです。

    稲村岩分岐。11:00。
    先客の男性が1人、休憩中。
    挨拶したけれど返事がないので、あれと思いながら、まあそういうこともあるので私も岩の1つに座って休憩。
    そこへ、若い男性が2人下りてきました。
    「どこまで行くんですか?」
    と問われたので、
    「鷹ノ巣山に登って、石尾根を奥多摩駅まで降ります」
    と私が答えると、先客の男性が大きく頷きました。
    それを見て、何だか嬉しくなりました。
    自分もそうだという意味かな。
    良いコースだという意味かな。

    さて、長い稲村岩尾根の始まりです。
    延々と登りが続きます。
    保冷剤を首に巻き、手を使う必要のないところでは軍手を外して身体にこもる熱の放射を促しながら、一歩一歩登りました。
    一本調子の登り道で景色があまり変化しないのですが、勝手に自分で目印にしているのが、大木が倒れているところ。12:05。
    昔の猛暑の日、ほとほと疲れて見上げた思い出の大木です。
    突然鹿が現れてぎょっとしたのもここです。
    でも、数年前の大雪で倒れてしまいました。
    その倒木に挨拶するような気持ちで、毎回ここで休憩します。

    さらに登っていくと、ヒルメシクイノタワ。12:45。
    この2年、ここを見つけることができずにいたのですが、今年、ついに見つけました。
    ベンチはなくなっていましたが、古い道しるべがあり、この場所はなくなっていなかったのだと確認できました。
    この2年、気づかずに通り過ぎたのかなあ。
    疲れているとこんな顕著な場所も目に入らなくなるのでしょうか。
    謎だ。

    その先、道は2つに別れ、去年は確か尾根道を選んだように記憶しているのですが、今年は踏み跡の濃い下の道を行きました。
    最後に急なところを木の根の作る段差を頼りに登っていくと、尾根道と合流します。
    そこから目の前の空がひらけ、空に立つように山頂の道しるべが見えてきます。

    山頂。13:10。
    パラパラと雨が降ってきました。
    雨具を着るほどではないけれど、このままここで食事をすると身体が冷え過ぎるかなあと思案していると、折り畳み傘を差した若い男性が登ってきました。
    「すいません、〇〇はこっちの道ですか?」
    聞き覚えのない地名を言って続けました。
    「地図を忘れちゃって。地図を持っていますか?」
    「ああ、はい。どうぞ」
    登山地図を見せると、さっと見つけた「峰谷」を指で確認し、ああ、こっちだと礼を言って去っていきました。
    峰谷。
    浅間尾根。
    こんな道もあるんだなあ。

    前回、困っている人を助けられなかったので、今回は山で少し人の役に立てたのが嬉しいです。

    昼食は雨がやんだらどこかで取ることにして、下山開始。
    急な尾根を下っていきます。
    上の写真はそこから撮ったものです。
    ずっと雨が降らず乾いていた道が、少し雨がふって表面が湿ってきました。
    そのくらいの状態が一番滑りにくく歩きやすいですね。

    緩やかになった道をどんどん行きます。
    登山道の両側は毒性の強いマルバダケブキが相変わらず多いですが、他の植物も育っていて、例年と少し印象が異なりました。
    この植物は何だろう。
    鹿の食害が少し軽減されて、他の草も育つようになったんだろうか。

    雨が止んだので、道の脇の適当な石に腰を下ろし、おにぎりを1つ食べました。
    途中お腹がぐうぐういっていたので、体調も万全です。

    小さなピークを細いまき道で通過していき、大きな倒木を3つ越えると、急な下りが始まります。
    今回はここも例年より滑りにくく楽でした。
    下りきると歩きやすい尾根道がしばらく続き、そこから先は尾根から一段下がった道を行きます。
    道幅があり、安心して歩ける道です。
    緩く下っていくと、休憩している若い男女3人パーティに遭遇。
    食事中のようでした。
    そこからは、六ツ石山への緩い登り返しです。
    右手の尾根道との合流点が六ツ石山分岐。14:45。

    今回も六ツ石山山頂は行かず、そのまま尾根道を行き、そこから植林帯のちょっと暗いまき道へ。
    尾根を行く細い道の踏み跡もあり、赤テープがついていました。
    私の少し後ろまで追いついてきていた3人パーティがその分岐で立ち止まっている様子でしたが、私につられたのか、まき道に来ました。
    どちらの道でも大丈夫なんです。
    石尾根は、冬期に歩く人や何があっても尾根を歩き通したい人の踏み跡も薄くついています。
    道が少し広くなったところで若い3人を先に通しました。

    やがてまき道は尾根道と合流し、そこから広い尾根の急下降になります。
    ジグザグに道が切ってありますが、なかなかの急下降。
    御前山と大岳山のダイナミックな眺めも堪能できるのですが、足元も危ういので、景色を眺めたり足元を見たりと忙しいところです。
    若者3人はたったか降りていき、すぐに見えなくなりました。

    急下降の終わったところで道は2つに分かれますが、ここはすぐに合流。
    道はまた道幅のある緩やかなまき道となります。
    広葉樹の緑の美しい道です。
    しばらく行くと、ドロドロ道に突入。
    登山道は人がすっぽり収まるほど深くえぐれ、その底に泥がたまっていつ来てもドロンドロンです。
    右手の林の中に明瞭な踏み跡があります。
    そこを降りていくと、もうはるか先に行っているはずの3人組が左下の泥道を歩いていました。
    入り口付近はそれほどの泥ではないので、うっかり入ってしまったのでしょうか。
    入ってしまうと、登山道は深くえぐれているので逃げ場がなく、難渋するんです。
    さっきも分岐で少し戸惑っているようだったから、石尾根を歩くのは初めてなのかな。
    この泥道のこと、教えてあげれば良かったのかなあ。
    いや、しかし、若者が初めての道でこのような安全な範囲で難渋するのは、必要な経験かもしれません。
    その機会を奪うのは単なるお節介ですね。

    泥道が終わると、道は広くなり、歩きやすい道が続きます。
    雨がまた降ってきました。
    山頂のときよりも雨量が多いです。
    すぐ後ろを来ていた3人が少し広くなったところで立ち止まり、ザックから雨具を取り出していました。
    この季節、風のない樹林帯ならば、この雨量で雨具を着る必要はありません。
    着たら蒸れて中から汗だくになり、雨に濡れるより濡れてしまうことさえあります。
    登山道を覆う広葉樹は葉に雨をためてくれるので、下にはほとんど雨は降ってきません。
    だから、実際にはほとんど濡れません。

    でも、そういうことも、山の中で雨具を着たり脱いだりして自分で経験してつかんでいくこと。
    私が口出しすることではないでしょう。
    昔、山歩きのツアーに参加していたときも、雨が降ってくると、
    「雨具を着たほうがいいですか」
    とガイドさんに訊いている人をよく見かけましたし、私も着たらいいのか着ないほうがいいのか結構悩んだりもしました。
    団体で動いているので、後になって自分だけ立ち止まって雨具を着るのは迷惑をかけますし。
    でも、そういうとき、ガイドさんは大抵困った顔をしていました。
    着るか着ないかは本人が決めれば良いことだからでしょう。
    ここから強風が吹き、防風の意味から雨具や防寒着を着ていないとまずいというときは、ガイドさんから必ずその指示が出ました。
    それ以外は本人の好きにしてくれということなのでしょう。

    良い道をすたすた歩き、桟道を越えれば林道まであと10分。
    道が細くなったり岩がちになったりと変化して、最後に急な細い道を降りていくと、林道出合。16:20。
    雨は傘が欲しいなあという程度には降っていましたが、道の端を歩く限りは山から覆いかぶさる樹木に遮られてそんなに濡れず、林道と林道をつなぐショートカット道のあたりで止みました。
    神社を通り抜け、最後の近道の階段を下りていき、駅近くの交差点から、もえぎの湯へ。
    建物の前に立っているお兄さんが手にカードを持ち、何か言いたそうにしているので、あれ、待つのかな、整理券を渡されるのかなと思いましたが、
    「申し訳ありません。混雑していますが、よろしくお願いします」
    と挨拶されました。
    いやいや。
    こんな汗だくで電車に乗らなくて済むだけでこちらは有難いのですから。
    今回は久しぶりに階段を下りて右手のほうが女湯でした。
    洗い場も待たずに済み、むしろいつもより空いているー。
    さっぱりしたお風呂上がり、再び交差点まで来て、いつものスーパーがもう閉まっていることにがっかりしましたが、橋を渡ればコンビニがあることを私は知っている。(笑)
    奥多摩ビール事情には詳しいのでした。

      


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