たまりば

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2011年05月26日

ペン回し




大人のための受験算数講座。
今日のテーマは周期算でした。
難しいかな、と思っていたのですが、参加者は、集中してスラスラ解くので、わあ、教材が足りない、申し訳ありません、という状態でした。

大人と子どもで、一番違うのは、集中力かもしれません。
子どもも、もちろん、好きなことには周りが見えないくらい集中するのですが、受験算数にそこまで集中するというのは、特別に算数が好きな子に限られます。
たいていの子は、しぶしぶやるので、1問解くのに時間がかかります。

これは、普通の算数でも同じで、特に計算の途中で飽きてしまう子が多いです。
1問終わってから、他のことをしているのなら、まだ少しわかるのですが、本当に計算の途中でやめてしまっています。
気持ち悪くないのかな、と不思議なくらいです。
計算を途中から再開するのは難しいので、また初めからやり直すことになるのに。

2ケタ×2ケタのかけ算の途中で、飽きて、シャーペンを分解し始める。
3ケタ÷2ケタのわり算数の途中で、飽きて、なぜかコンパスを取り出し、分解し始める。
注意をしても、今度は、分解したものをもとに戻すことができず、その作業に手間取ります。
「勉強しよう」
「今、直してるんだ」
それが終わるまでは、他のことは一切できない、と本人は思い込んでしまっていますから、その時間は、もう勉強できない。
確かに、細かい部品がなくなる可能性があるので、早く組み立てたほうがいいのも事実。

中学生になると、これがペン回しに変わります。
片手でシャーペンをくるくる回す、あれです。
回して回して回して、ガタンと机に落とす。
回して回して回して、ガタンと床に落とす。
「音が迷惑なんだよ」と言っても、
「もう落とさないから」と、言います。
計算の反復は嫌いなのに、ペン回しの反復練習は、大好き。
何しろ、学校と塾の授業中、さらに家に帰っても、机に向かっている間は、ずっとペン回しの練習をしているので、それは、すごい練習量です。
その努力を何か他のことに使えないか?

一過性のものかと思ったら、最近は、大人になってもペン回しの癖が抜けない人がいるようです。
取引先の前でペンなんか回したら、すぐに上司に叱られますから、会社員は、やらないでしょうが、学校の先生の中には、ペン回しの癖がある人がいるとか。
生徒から聞いて、ちょっと驚きました。
何か、その先生のことをあまり信頼する気になれないのですが、それは、私の偏見でしょうか。


写真は、カルミア。
小さなパラソルみたいな花。
かわいいので、鉢植えで育てている方が多いですね。


  


  • Posted by セギ at 13:03Comments(2)大人のための講座

    2011年05月25日

    暦の計算



    明日、5月26日(木)、大人のための受験算数講座を開きます。
    内容は周期算です。
    周期算の基本は、昨日お話しましたが、今日は、その応用。
    たとえば、こんなのも、周期算です。

    問 ある年の9月5日は木曜日でした。この年の12月24日は何曜日ですか。

    「何曜日だっていいよー」
    「カレンダー見たらいいんだよー」
    という、生徒の悲鳴やぼやきを聞きながら、説明するのが毎年の習慣です。
    1週間は7日。
    これを使って解いていくだけなので、やり方としては難しくないのですが、少し知識が必要です。
    大の月と、小の月。
    これを知らない子が、小学生の中にはかなり存在します。
    「西向く侍って知らない?」と訊いて、話が通じることはまれです。
    指やらこぶしやらを使って数えていく方法を教わったという子はいるのですが、7月、8月、と大の月が続くところの処理の仕方を忘れているので、後半はごちゃごちゃになっています。
    覚えにくいことの「覚え方」を教えても、その「覚え方」を覚えられない子が増えてきました。
    暗記をあまりにも軽視した結果なのかもしれません。

    それはともかく、問題を解いてみましょう。
    9月5日から12月24日まで、通しで何日あるのかを数えていく必要があります。
    9月5日も周期の始まりとして、数に加えます。
    9月は30日までありますから、9月分は、
    30-4=26
    なぜ、-5ではなく、-4なのか。
    既にこの段階で頭がぐらぐら揺れている子もいますが、そこは何とか理解させ、さて次。
    9月は26日。10月は31日。11月は30日。12月は24日まで。
    26+31+30+24=111
    111日目が何曜日かということです。
    111日を1週間7日でわっていく。
    111÷7=15あまり6
    木曜日から始まる周期が15回あって、あまり6日。
    16周期目を書きだしてみます。
    木、金、土、日、月、火
    6日目は、火曜日。
    なので、答えは、火曜日です。

    暦に関する問題。
    今は、この程度で済むことが多くなり、助かります。
    昔は、もっと難しい問題が出題されました。
    たとえば、こんなのです。

    問 あるクラスの生徒は38人です。月曜日から金曜日までの祝日をのぞく毎日、交代して出席番号順に6人ずつそうじ当番をすることになりました。9月1日の木曜日に、出席番号が1番から6番までが当番になりました。4回目に出席番号1番から6番までがそうじ当番になるのは、何月何日ですか。

    38人というのが、6の倍数ではないところが、まず1つのハードルです。
    少しずつ、当番の顔ぶれはズレていく。
    でも、またいつか、最初と同じ顔ぶれになる。
    その4回目は、いつになるのか。
    単純に計算してもうっとうしいのに、ここで2つ目のハードル。
    祝日は、のぞく。
    そりゃ、祝日は、学校も休みですから、そうじ当番はありませんが・・・。
    秋の祝日は、たくさんあります。
    さあ、全部、言える?

    大人なら言えるのですが、最近の子どもは、祝日も覚えていません。
    あんな楽しいものを何で覚えないんだ、と怒りたいくらいですが、興味がないみたいです。
    祝日を覚えなくなった原因の1つが、ハッピーマンデーの存在。
    「9月の第3月曜日を敬老の日とする」なんて、そりゃ、覚えにくいです。
    秋分の日の存在も、微妙です。
    そんなわけで、この種の問題、難しすぎるので、最近の入試では、あまり出題されなくなりました。
    やれやれ。

    そんな話を交えながら、ゆったりやっていきます。
    大人のための受験算数講座。
    ぜひご参加ください。

    日時   5月26日(木)午前10時~11時30分
    場所   三鷹産業プラザ7階 702会議室
    参加費  2000円 当日集めさせていただきます。

    予約は必要ありません。
    ノートと筆記用具を持って、当日、ぶらっとおいでください。

    写真は、先週高尾山で撮影した、ラショウモンカズラ。
    羅生門葛。
    渡辺綱が、羅生門で鬼退治をした、その鬼の腕に似ているからだそうです。
    どこがどのように鬼の腕に似ているのか、何だかよくわかりません。

    (*^_^*)











      


  • Posted by セギ at 17:11Comments(0)大人のための講座

    2011年05月24日

    周期算って何だろう



    今週、5月26日は、受験算数講座を開きます。
    内容は、周期算です。
    さて、周期算とは、どんな問題かというと、たとえば、こんなのです。

    問 1,4,1,5,9,0,1,1,4,1,5,9,0,1,1,4,・・・と、あるきまりにしたがって並んでいる数字があります。はじめから30番目の数はいくつですか。

    これは、どんな周期で数字が並んでいるのか、そのルールを見つければいいだけです。
    {1,4,1,5,9,0,1}の7つの数字が繰り返し並んでいるんだな、とわかれば、あとは簡単。
    1周期7個。
    30番目の数字を求めたいのだから、
    30÷7=4あまり2
    4周期が終わって、5周期目の2番目だな、とわかります。
    だから、答えは、4。

    易しい問題なのですが、小学生の中には、周期を見つけられない子がいます。
    数字の周期算の場合、たいてい、初めの数と終わりの数を同じ数字にしてあります。
    そこにひっかかって、周期の切れ目がわからなくなる子がいるんです。
    答えを教えても、理解できません。
    一度思い込むと訂正不能なほど頭が固い状態の子がたまにいます。
    使っていない頭は固い。
    使って、もみほぐせば柔らかくなるので、あきらめる必要はないのですが、「そんなのは、根拠のない励まし。自分はダメだ」とそれもまた頑固に思い込んで、現在の自分の能力をマックスと決めつけ、あきらめてしまいます。
    あきらめなかった奴が成功する。
    今の中学受験は、昔なら考えられなかった学力層の子も、名の通った中学に合格できます。
    あきらめてはいけない。
    一番教えたいことは、あきらめないこと。


    さて、そんなことも含め、大人のための受験算数講座を今週開きますので、ぜひご参加ください。

    日時   5月26日(木)午前10時から11時30分
    場所   三鷹産業プラザ7階 702会議室
    参加費 2000円 当日集めさせていただきます

    ノートと筆記用具を持って、お気軽にご参加ください。
    予約は、必要ありません。
    当日、直接いらしてください。

    さて、写真は、昨日のニオイバンマツリを少しひいて撮影したもの。
    三鷹産業プラザのある通りの、沖縄料理店の前で、毎年咲いています。



       




      


  • Posted by セギ at 14:45Comments(2)大人のための講座

    2011年05月20日

    正確にグラフを描く



    今日の午前中は、三鷹産業プラザの地下1階で、「大人のための数学講座」を開きました。
    内容は、中学二年で勉強する、1次関数です。
    その2回目。本日は、グラフの描き方から。
    たとえば、y=-2x+3 のグラフは、切片が3なので、y軸上に(0,3)の点を取り、さらに、傾きが-2なので、xが1増えたら、yは-2増える、すなわち、2減る、として点を打っていく。
    ここまでは、特に難しいわけではなく、参加者も問題なく理解してくださったのですが、ここで、問題発生。
    参加者の1人が、2点を結ぶ直線を何回引いても、ズレてしまいました。
    「近すぎる2点では、遠くになるにしたがって、傾きがズレやすいので、方眼紙の中で、なるべく遠い2点を打ってください」
    「シャーペンの幅の分のズレを意識して、あえて、少し定規をずらし、シャーペンの先が正しく2点に当たっているか、確認の上、息を止めて、一気に直線を引いてください」
    等々、声をかけて、様子を見ていたのですが、いざ直線を引くと、わあ、これは、中学校の定期テストでは得点できないズレ方だあ・・・、というくらいに、ズレてしまいました。
    5回トライして、やはり、ズレる。
    えー、どうしてだろう。
    他の参加者をあまりお待たせできないので、これは、数学的な問題ではないし、と私自身があきらめてしまいましたが、悔いが残りました。
    中学生に教えるときには、これは、必ずテストに出ることなので、居残り特訓をするのですが、大人の方に居残りを命じるわけにはいきません。
    こんなつまらないことで、「ああ、数学は、やっぱり自分には無理・・・」なんて大げさに考えないでくださるといいのですが。

    ところで、私自身、かなり不器用なほうで、包丁を持たせると、キャベツの千切りも、キュウリの輪切りも、何だこの雑な切り方は、というふうになってしまいます。
    世の中には、スライサーという便利な道具がある、なんて平気で言ってしまうので、上達もしません。
    そんな不器用な私ですが、直線を引くのに、ああ、ずれた、やり直し、という経験は、ほとんどない。
    なぜかなあ、と考えると、これは、やはり練習量が違うということかもしれません。

    数学を教えているからといって、いつもいつもグラフばかり描いているわけではありません。
    でも、ズレずに2点を結ぶ直線は、たくさん描いています。

    上の画像は、2万5000分の1地形図「丹波」。
    引いてある赤い線は、磁北線と呼ばれるものです。
    地形図に、コンパス(方位磁石)を当てて、進むべき方向を特定していくことは、登山をするためには必要なことです。
    無雪期の山歩きならば、山と高原地図で十分ですし、そのほうが見やすくて便利なくらいですが、積雪期の山、あるいは、無雪期でも、登山道ではないところを歩く場合、地形図を読み、コンパスを当てて方位を確かめる技術が必要になります。
    ところが、コンパスは、正確には真北を指しません。
    磁力体としての地球の極は、北極と一致していないからです。
    磁力体としての極は、北半球では、カナダのハドソン湾付近。
    しかも、磁力線は、地殻の影響を受けるので、長い年月の間には、それもズレていく。
    コンパスの針がどの向きを指すかは、地域によって、年によって違ってきます。
    年によるズレ方は、ごくわずかなので無視するとしても、地域によるズレは、無視できません。
    そこで、地形図には、必ず、地図上の北と、磁石上の北(磁北といいます)とのズレを示してあります。
    「西偏7°20′」と描いてあれば、地図上の真北よりも、磁北は、7°20′だけ西にズレていますよ、ということです。
    目分量でやってしまう人もいないわけではありませんが、私は、新しい地形図を買うと、磁北線を引きます。
    コンパスの示す北を地図上に表した線が磁北線です。
    磁北線は、地図を買った人が、自分で引きます。
    三角比を利用して、地図の縦の長さから、横に何cmズラせばいいか計算して、地図の上と下に正しく2点を打ち込んで、50cm定規を当てて、息を止めて、一気に引きます。
    多少の誤差は、大丈夫なのですが、自分の中で、「遭難しませんように」、と祈りを込めて引く、一種の儀式になっているので、できる限り正確に、正確に、引いています。
    製図などの本職の方は除きますが、素人の中では、2点を通る直線を正しく引くことを相当練習していると言えるんじゃないでしょうか。

    (*^_^*)

    練習すれば、大丈夫ですよ。











      


  • Posted by セギ at 13:53Comments(0)算数・数学

    2011年05月17日

    数列って何だろう



    明後日は、中学受験生のお子さん・お孫さんをお持ちの方にわかりやすく解説する、中学受験算数講座を開催します。

    日時   5月19日(木)午前10時~11時30分
    場所   三鷹産業プラザ7階 702会議室
    参加費 2000円 当日集めます

    ノートと筆記用具をお持ちの上、お気軽にご参加ください。  

     
    今回のテーマは、数列。
    受験算数では、「規則性」の単元の1つです。
    授業の初めにも、もちろん解説しますが、数列って何だっけと、ここで軽く確認。

    数列とは、ある一定の規則に従って、順に数を並べたものです。
    数列の中の各々の数を「項」と言います。
    最初の項が「初項」。
    項の数が有限なのが、「有限数列」。
    有限数列の、項の数が、「項数」。
    項の数が無限なのが、「無限数列。
    はい。
    ああ、そうだった、そうだった、と思い出してきたと思います。
    数列は、高校で勉強するもの。
    最初は、わりと簡単だな、と気を許していると、途中から Σ (シグマ)という記号が出てきて、呪いの声をあげたくなる、あれです。

    (*^_^*)

    Σ記号は、受験算数では出てきませんが、考え方は同じです。

    問題 1から100までの整数の和を求めなさい。

    これは、等差数列の和と考えることができます。
    18世紀後半から19世紀を生きた、天才数学者ガウスは、6歳のときに、この問題を先生に出され、

    101×50=5050

    と計算してみせたそうです。
    今は、誰でも使えるこの方法。
    どんな考え方で計算しているのでしょうか。
    そんな話から、じっくり受験算数の数列に取り組んでみたいと思います。
    あわせて、受験生のお子さんへの声のかけ方、勉強への向かわせ方など、お話いたします。
    お気軽にご参加ください。

    写真は、日曜日に山で見つけたキンラン。
    山のラン科の植物は、特に人気があり、持ち去ってしまう人が後をたちません。
    どうせ枯らしてしまうのに。
    このキンランも、山で見ることが非常に少なくなり、見つけたときは、驚きました。
    花が風に揺れていたのと、驚いて手が震えていたのか、ぶれてしまった写真です。








      


  • Posted by セギ at 12:03Comments(0)算数・数学

    2011年05月16日

    ピンクとオレンジのペン



    中間テスト前ですので、勉強の仕方の話を。

    やけにきれいなノートを作って、それで「勉強した」と満足してしまうのは、成績不振の女の子にときどきみられる傾向です。

    ノート作りが目的になってしまっているのですが、そうではなく、作ったノートで重要事項を覚えなければ、テストで正解できません。
    ノートを作るのが悪いのではなく、作ったノートをどう活用するか、です。
    普段の予習・復習と合わせて、1つの単元が終わるごとに、暗記するためのノートを作っていくのも、いいと思います。
    私も、中学生の頃は、そうしていました。
    バス通学でしたので、テスト前は、バスの中でそのノートを開いて、暗記していました。
    今でも、電車の中で、そういうノートを開いて見ている子を見ますと、ああ、頑張ってるな、と感じます。

    ただ、ノート作りは、案外時間がかかります。
    普段のノートとは別に、暗記するためのノートをまた1冊作るというのは、作業的に無駄に感じることもあります。
    ノートを作ることで復習にはなりますが、それだけで暗記できるわけではありませんから。
    また、暗記の時間も必要。
    問題練習する時間も必要。
    だけど、勉強時間は、限られている。
    そういう場合、授業用ノートを、そのまま、暗記するためのノートにしてしまうという方法があります。
    最初から、まとめノートを作るつもりで、書いていく。
    学校の授業での先生の板書も、塾の先生に教わったプラスアルファの重要事項も、自分で参考書を見て理解したことも、1冊のノートに集約させていく。
    教科ごとに、さらに細かいノウハウがありますが、そうやって普段からノートを作っていく。
    秀才男子は、こういうノートを作っている場合が多いです。
    他人が見ると、あまりにも書き込みが多くて、何だかよくわからない場合が結構ありますが、本人がわかっているなら、何も問題ないですね。

    また、最近は、学校の先生の作るプリントがとても親切でわかりやすいことが多くなりました。
    重要事項が書き込み式になっているので、そのプリントを見直せば、テスト前に暗記すべきことがよくわかる。
    これならば、新たにノートに書き起こす必要はないので、そのプリントをノートに貼っていけばいいわけです。
    プリントで、学校の先生が空欄にしてくれていた部分、すなわち重要事項には、色つきのペンで書き込みます。
    問題は、その色づかい。
    学校の先生がチョークで使った通りの色でノートに書いている子もいます。
    でも、赤や青や緑は、ノートには使わないほうがいいんです。
    学校の先生が、プリント提出の際に色使いまでくどくど言うのでない限りは。
    使う色は、ピンク、またはオレンジ。
    なぜ、その色なのか。
    赤シートをかけたとき、その色ならば、消えるからです。
    秀才の女の子は、ピンクやオレンジのペンを、濃淡いろいろ、何本も持っていることが多い。
    重要度に合わせ、どのペンを使用するか、本人の中で使い分けがあるんです。
    そして、覚えるときは、赤シートをかけて覚える。
    漫然と眺めても、覚えられるわけがありません。
    赤シートをかけて、本当に覚えているか、常にチェックする。
    常に、自分を試す。
    その繰り返しで暗記する。
    学校の先生からもらったプリントは、提出するのでない限り、すぐノートに貼ってしまい、いったん、鉛筆で書きこんだものも、暗記の必要があると感じたら、すべて、ピンクかオレンジのペンで書き直しています。
    ペンケースの中に、小さなハサミとスティックのりを入れてあって、そんな作業も授業中にしてしまう子も多いようです。

    テスト前にいかに能率的に勉強するか。
    常に、それを考えて、普段から準備しています。
    有名私立の女子校に通う子は、部活の先輩や友達からこの勉強の仕方を教わっていて、私からは指導の必要がない場合が多いです。

    これらは、何も特別な方法ではなく、勉強の上手な子が、よくやっている方法です。

    けれど、公立中学の生徒は、このことを知らない子が多いんです。
    受験勉強の上手い子の多くが、中学入学とともに他の学校へ行ってしまって、こういう勉強のやり方を友達から教わる機会が少ないのかもしれません。
    こういうやり方は、友達や先輩から教わるのが、一番素直に、真似しようという気になれます。
    大人の言うことには、何となく心が逆らう年頃。
    一方、友達や先輩の言うことなら、根拠のない不確かなことでも、丸ごと信じる年頃ですから。
    その時代に、良い勉強方法を友達に教われない、そういう情報が友達から得られないというのは、1つの不運かもしれません。

    しかし、得られないものは仕方ない。
    セギ英数教室に入会のお子さんには、ノート作りから、細かく指導いたします。
    中学生の場合は、定期テストに備え、理科・社会のノート作りも助言します。


    さて、今週の木曜日、中学受験生のお子さんをお持ちの保護者の方を対象に、中学受験算数講座を開きます。
    今回のテーマは、「数列」です。

    日時   5月19日(木)午前10時から11時30分
    場所   三鷹産業プラザ7階 702会議室
    参加費  2000円 当日集めさせていただきます。
    持ち物  ノート、筆記用具。


    また、金曜日は、中学レベル数学を実際に解いて楽しむ「大人のための数学教室」を開講します。
    1次関数の2回目です。
    前回の復習から入りますので、初めての方でも大丈夫です。

    日時   5月20(金)午前10時から11時30分
    場所   三鷹産業プラザ地下1階 ビジネスコミュニティサロン内セミナールーム
    参加費  2000円 当日集めさせていただきます。
    持ち物  ノート、筆記用具、定規(ペンケースに入る短いもので大丈夫です)


    写真は、昨日歩いた陣馬山。
    5月の快晴の下、こいのぼりが薫風に泳ぐ、さわやかな山頂でした。

















      


  • Posted by セギ at 15:29Comments(0)塾選び

    2011年05月15日

    生藤山を歩きました

    生徒はテスト前だというのに、私は山歩き。

    申し訳ありません。(*^_^*)

    でも、英語も数学も、テスト前に慌てて勉強するような科目ではないので、テスト前の私は、案外暇です。

    今日は、生藤山から陣馬山、景信山、高尾山と縦走しました。
    足元に咲く沢山の花を眺め、見晴らしの良いところでは、富士山や南アルプスを眺め。
    富士山も、かなり雪が減ってきています。
    南アルプスは、この時期、うっすらと幻のように見えます。
    携帯では撮影不可能な、透き通るような青白い姿でした。

    写真は、生藤山の少し手前からの富士山です。
      


  • Posted by セギ at 17:29Comments(2)

    2011年05月14日

    テスト勉強の仕方



    テスト勉強の話の続きです。

    テスト勉強のやり方を知らない公立中学生が本当に増えたなあという話。

    2月まで勤めていた塾でのことです。
    明日は理科のテストというので、授業は中止し、自習に切り替えていた日のことでした。
    数学も英語も、テスト前日は、最終チェックと微調整をすればいいだけなので、テスト前は、案外やることがありません。
    生徒も、理科や社会の勉強をやりたがります。
    ある女の子が、ノートに、それはそれは精密な細胞の図を描いていました。
    教科書に描いてある、動物細胞と植物細胞の図です。

    「それ、何にするの?」ときくと、
    「明日の1時間目は自習だから、これを見て、覚える」と言います。
    覚えるのなら、今、教科書を見て、直接覚えたらいいと思うのですが、彼女は、とにかく、図を描くのに夢中でした。

    覚えるためのノートを作らないと覚えられないという人は、います。
    しかし、それは、少なくとも、テスト1週間前に完成させておくものです。
    それを見て暗記するのに、また時間がかかりますから。
    テスト前日に精密な図を描いているのは、学習の方向性に少し疑問を感じます。
    教科書から直接覚えることはできますし、コピーしてノートに貼るのもいいですよね。
    覚えることが最優先。
    きれいなノートを作ることが目的なのではありません。

    他の子が、理科のプリントが欲しい、と言いだしたこともあったので、一問一答形式のプリントをその子にも渡しました。
    幸い、そのプリントを受け入れてくれたのですが、今度は、手が動きません。
    テスト範囲の重要事項や用語をまとめた、簡単なプリントです。
    なのに、1問も解けない様子でした。
    しばらくして、解答を渡すと、彼女は、プリントに解答を丁寧に写し始めました。
    きれいな字で、丁寧に、丁寧に。
    そして、全てに赤丸をつけて、プリント作業終了。

    やはり、学習の方向性が、何か違う、と感じます。

    暗記する。
    問題を解いてみる。
    間違えたところをチェックして、覚えなおす。
    問題を解いてみる。

    こういう、誰もが知っている勉強方法を、その子は、知らない様子でした。
    あるいは、知っているのかもしれません。
    でも、この勉強方法は、慣れていないと、とても苦しい。

    なかなか覚えられない自分。
    問題を解けば、間違いだらけの自分。
    ダメな自分。

    そういうものと向き合う作業になります。
    それは、どんな秀才だって、そうでしょう。
    訓練しているから、そういう作業が速くスムーズになっているだけです。
    でも、その子は、それを知らない。
    そういう作業に、立ち向かえない。
    逃げてしまって、頭を使わない作業ばかりしてしまう。
    ほとんど頭を使っていない作業を「勉強している」と称してしまう。
    そういうことなのかもしれません。

    面倒くさがって、ノートをとらない子もいますが、このように、やけにきれいなノートを作り、何か作業はしているけれど、勉強のやり方に悪癖があり、こじらせている子もいます。
    ほおっておいたら、このままです。
    マンツーマンの指導が必要な子は、こういう子です。

    写真は、十枚山で見た、アセビ。
    もう終わりかけの様子でしたが、山頂付近に大きな木がありました。  


  • Posted by セギ at 13:57Comments(0)塾選び

    2011年05月13日

    中間テストが近づきました



    公立中学では、早いところはもう来週が中間テストでしょうか。
    中学生を見ていると、テスト勉強のやり方を知らない子が増えたなあという印象があります。
    情報化社会といいますが、情報を得る手段が多様化し、自分から情報を得ようとしないと得られない時代でもあります。
    その子の周りだけ、情報の真空状態になっているようです。
    東大生のノートを見せるだけの本がベストセラーになったりするのも、ノートのとり方がわからない人が増えた時代になったということなのかもしれません。
    まして、勉強のやり方なんて、何をどうしていいのか、全くわからない子がいます。

    2月まで勤めていた塾では、テスト前の土日は、教室を開放し、テスト勉強に来ていいことになっていました。
    塾に通った経験のない中学生は、テスト勉強と称して、教科書をぼんやり眺めているだけのことがあります。

    たとえば、英語の教科書を、テスト前に、ただぼんやり眺めています。
    「・・・・暗記しているの?」
    と声をかけても、返事に困ったのか、無反応。
    「眺めているだけでは、勉強にならないよ」
    すると、今度は、ノートを取り出して、全文を書き写し始めます。
    「・・・・書いて、暗記しているの?」
    またも無反応。
    「ただ、書き写しても、勉強にはならないよ。学校のワークを持っている?」
    のろのろとカバンから出すワークを受け取ってみると、テスト範囲のところは全部やってあり、全て、丸がつけてあります。
    学校のワークは、テスト前になると解答が配られます。丸つけをして、テスト当日の朝に提出しなければならないものです。
    全部やってあって、全部、正解。
    解答を丸写ししたのは明らかなのですが、それを責めても、仕方ないでしょう。
    良い悪いの問題ではなく、せっかくの教材をそれで無駄にしたということが、本人はわかっていないのです。

    この状態の子に、勉強のやり方を教え、わからないところをわかるようにするのが、塾の仕事。
    腕が鳴るところです。

    (*^_^*)

    写真は、一見、山の中のようですが、実は三鷹市内で撮影した、ヤマボウシです。


      


  • Posted by セギ at 12:36Comments(0)講師日記

    2011年05月11日

    十枚山のクマはぎ



    昨日歩いた十枚山。
    「枚」というのは滝を数えるときに使う単位。
    登り下りの急なことを、静岡の古い言い方では、「登り十枚、下り十枚」と言うそうです。
    滝がいくつも続くような急斜面、という意味らしいです。
    確かに、一本調子の登りの続く、急斜面の山でした。
    静岡の安倍川のほとり、六郎木から登り、シイタケ栽培地を過ぎた分岐を左にとって、ヒノキの林の続く急登を延々と歩きました。
    随分と高いところまで植林の続く山でした。
    「熊出没注意」の大看板が立っていて、これは、ただごとではないなと思いながら歩いていくと、なるほど、この山には熊がいます。
    木には、爪痕がくっきり。
    これは、「クマはぎ」と呼ばれるもののようです。
    木の皮がはがされてしまっています。
    熊は、皮をはがして形成層をかじります。
    スギ・ヒノキなどの造成林の木をかじってダメにするので、林業の人は、熊を、害獣と呼びます。
    何のためにこんなことをするのかは、まだよくわかっていません。
    交尾期のサインポスト説。
    木に含まれる良い匂いを楽しんでいるとする説。
    とりあえず、登山者には、この山に熊がいることが、ストレートに伝わってきます。



      


  • Posted by セギ at 19:21Comments(2)

    2011年05月10日

    十枚山を歩きました



    十枚山。
    山梨県と静岡県の県境の山です。
    静岡県側の登山道を歩きました。
    ひたすらな登り。
    標高差1000mをただ登りました。
    何の苦行だろうというような山歩きになりましたが、山頂の眺望に納得です。
    富士山は五合目まで、南アルプスは見えずでしたが、天気が悪いときならではの迫力のある空を眺めることができました。

    雨が降るというときに山に行かなくても良さそうなものですが、こんな日でも、案外登れることがあります。
    パラパラと天気雨に降られましたが、結局、雨具は着ないまま、下りてくることができました。
    山の本当の天気は、登山口まで行ってみなければわからない。

    写真は、山頂からの眺望。
      


  • Posted by セギ at 19:35Comments(4)

    2011年05月02日

    九鬼山を歩きました



    連休のはざまの月曜日、山梨県の九鬼山を歩きました。
    今日、山で出会った人は、8人。
    静かな山歩きです。
    想像以上に花の多い山でした。
    チゴユリ ・ イカリソウ ・ ツクバネウツギ ・ ヒトリシズカ ・・・ 。
    3時間ほどで歩ける低山ですが、3m歩いては、しゃがみこんで花の撮影、5m歩いてはまた撮影、という調子で、さっぱりはかどりませんでした。
    山の花として希少価値があるというわけではないのですが、どこの山でも、こういう普通の花が毎年減っています。
    歩きながら、どうしよう、ブログには、山の名前自体を伏せたほうがいいだろうか、と歩きながら考えたほど。

    分岐が多く、道標の表現が少しわかりにくいので、事前に地図を読み、周辺の地名を把握していないと、不安になる個所がありました。昨日、ふいに思いついた山歩きなので、二万五千分の一地形図を持参せず、「山と高原地図」という山地図と、ガイドブックのコピーだけを持ってきたのを少し後悔。
    まあ、山梨百名山ですから、道標はありますし、一番踏み跡のしっかりしている道を選んでいる限り、どうにかなりますけれども。

    九鬼山山頂から、紺屋の休み場までの間には、「地滑りがあった後の山腹に何とか作った登山道」という印象の場所があり、細くて傾いた道がしばらく続きました。
    低山だから平気、と靴底のすり減った靴で来ると少し後悔しそうです。
    不安な人は、滑りにくい靴かストックがあると安心でしょう。
    慎重に歩けば、特に危険箇所というほどではありません。

    駅にも、登山口にも、熊の目撃情報があり、熊鈴をリンリン鳴らして歩きました。
    熊が里に現れるのは秋が多いですが、山では、5月から7月も危険な時期だそうです。
    繁殖期で、気分が高揚している。
    山菜とりで、人が熊のテリトリーに侵入してしまう。
    梅雨の大雨の後で沢が増水し、人の物音を熊が聞き逃す。
    熊は、耳がよく、臆病なので、基本的には、熊のほうで人の接近に気付けば避けてくれるのですが、うっかりして人と出会ってしまうと、臆病な分だけ、過剰に攻撃してくる可能性があるそうです。
    パニックマ。
    人間のほうで、気をつけてあげたいですね。



    写真は、チゴユリ。
    上のほうの花には、小さな虫が乗っていますね。
    バッタかな?
      


  • Posted by セギ at 14:44Comments(0)

    2011年05月01日

    リットルの表記



    小学校の算数の教科書がぶ厚くなりましたが、それとともに小さな変化が。

    体積を表す単位、「リットル」の表記が変わりました。

    これまでは、リットルを表すのには、筆記体の小文字のエル「ℓ」が使われていました。

    今年からは、リットルは、ブロック体の大文字のエル「L」になっています。

    私も、筆記体に慣れていたので、この変更には違和感がありました。
    特に、ノートに書く場合に、数字の「1」との区別が明確なので、「ℓ」は有効な表記法だと感じていましたから。
    ですが、調べてみますと、「ℓ」は、国際的に認められた表記ではないんです。

    小文字「l」と数字「1」がまぎらわしいことは、世界的にそうであり、問題でした。
    そこで、1979年、国際度量衡総会において、リットルの表記は、これまでの小文字「l」とともに大文字「L」も使うことが採択されました。
    ということは、このときすでに、筆記体「ℓ」は論外だった。
    英語圏では、もともとあまり使用されない表記だったんだそうです。
    多くの国際標準機関が、昔も今も、この筆記体による表記を認めていない。
    それでも、日本の慣習として、特に小学校の算数では、ずっと残ってきた筆記体による表記でしたが、ついに今回の小学校教科書から改定されることになりました。
    教科書とともに、参考書も、問題集も、ワークも、一斉に表記が変わりました。
    慣れれば、特に問題ありませんし、国際基準に合わせるのは良いことだと思います。
    ちなみに、ミリやキロは小文字で表記しますので、「5mL」「7kL」などの表記になります。

    そういう目で、飲み物のペットボトルの表記を改めて見直すと、まだ会社によっていろいろで、面白いですよ。

    お子さんに算数を教える場合、こんな小さなことを知らないだけでも、子どもはその大人に不信感をいだきます。
    逆に、こんな小さなことを知っているだけで、子どもは、尊敬します。

    (*^_^*)

    写真は、街の植え込みのツツジ。
    5月は、山のツツジも楽しみな季節です。




      


  • Posted by セギ at 09:52Comments(2)算数・数学