たまりば

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2011年09月21日

天然記念物の川上犬




予報通り台風がやってきて、本日の授業は中止となりました。
学校は臨時休校になったり、登校した小学生も、さっきにぎやかに集団下校していきました。
昼から、三鷹でも、急に風雨が強まってきました。

明日の授業の下調べをしながら、台風が気になるので、ずっとテレビをつけています。
民放は通常通りだけれど、NHKは、ずっと台風情報。
民放は、「土砂ダム」という言い方をしますが、NHKは、「せきとめ湖」という言い方をします。
正しい用語は、「せきとめ湖」なのかな。
いずれにしろ、大事にいたらないと良いのですが。
今年は、もう水害は、嫌だ。

さて、昨日は、信州五郎山という、ちょっとマニアックな山を歩いてきましたが、その麓には、ちょっとマニアックな犬がいました。
トイレを借りるために寄ったら、かわいい犬。
長野県南佐久郡川上村の川上村森の交流館に展示されている、長野県の天然記念物、川上犬です。
生きている犬を「展示」というのも何か凄いですが、それは言い方の問題で、つまり大切に飼っています。
大きさは、柴犬くらい。いかにも、日本の犬だなあ、という印象。

川上犬は、江戸時代からの猟犬。
切り立った断崖の岩場で行うカモシカ猟で役に立つよう、さらなる敏捷さを求め、ヤマイヌ(ニホンオオカミ)と交配させたという話もあるほど、運動能力が高く、野性味あふれる敏捷な犬。−25℃にも耐えられる、寒冷な気候に適した犬だそうです。

太平洋戦争当時、軍から撲殺令が出て、ほぼ全滅したと言われていたのですが、八ヶ岳の山中に生きるキコリに、純血種のつがいをひそかに託した村民がいて、戦後、この犬の子どもを村で引き取ることができ、保存運動が一気に高まったそうです。

怒らせたらどれだけ怖いかわかりませんが、見た目は、つぶらな瞳でかわいい。
(*^_^*)

表情が豊かで、笑っているように見える犬でした。
  


  • Posted by セギ at 13:13Comments(2)