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2021年10月17日

扇山と百蔵山を歩きました。2021年10月。

扇山と百蔵山を歩きました。2021年10月。

2021年10月15日(金)、山梨県の扇山と百蔵山を歩きました。
三鷹8:36の中央快速に乗車。
高尾で中央線に乗り換えて、鳥沢駅下車。9:47。

百蔵山と扇山は、何度か歩きましたが、いつもは日曜日に猿橋駅から登山口までバスに乗っていました。
今日は平日なので、バスはありません。
山から駅まではどちらにしろ徒歩。
ならばと、いつもとは逆コースで歩いてみることにしました。

鳥沢駅は、駅前にトイレ。
男性用・女性用・みんなのトイレがそれぞれ1つずつ。
これは、行楽シーズンは行列ができるのかもしれません。
今朝は、電車を降りた人もまばらで、ゆっくり支度できました。

さて出発。9:55。
「扇山」を示す道しるべの通りに歩きだしました。
曲がり角ごとに道しるべがあり、迷うことなく歩いていけました。
舗装道路の坂道を登っていきます。
畑の脇を通ると、農作業中の男性に「こんにちは」と声をかけられました。
お互いマスクはしてないですが、20メートルは離れていますので、安心。
「昨日、あそこらへんに熊が出たよ」
向こう側の林を指さしました。
「えーっ」
「まあ、それを鳴らしてるんなら、大丈夫だと思うけど」
「はあ。気をつけます」
礼を言って歩きながら、ザックにつけていた熊鈴がさらに鳴りやすいように、時計バンドに付け替えました。

何年か前に迷い込んだことのある、大きな公園の入口を左側に見ながら、舗装道路をさらに登っていきます。
やがて、右手にゴルフ場が見えてきました。
ゴルフ場の入り口を通り過ぎると、梨の木平。10:55。
ここが登山口です。
ベンチが整備され、地図も掲示されています。

さて、出発。11:00。
ここから山道になります。
昔は、まぎらわしい横道があるなあと感じた道が、今は見るからに廃道となっていたり、ロープが張られていたりするので、迷うことなく登っていくことができました。
先週の奥高尾は、いつでもマスクができるよう、あごマスクで歩きました。
今日はもう、マスクはザックの中に片づけました。
山の清浄な空気を胸いっぱいに吸います。
そもそも、この急坂をマスクをして歩くのは、私には無理だー。

まだ午前中で元気なので、わりとあっけなく水場まで登ってくることができました。
水場。11:30。
急坂を沢が流れ、地面から突き出たパイプからこんこんと水が湧き出ています。
水に不足は感じていないので、持ってきたスポーツドリンクをごくごく飲んで、ベンチで休憩。

ここから登山道はつづら折り。
樹木の上に青空が見え、もう山頂が近いのを感じます。
つつじ園地への分岐。12:00。
ここでも少し休憩。

大久保のコル。12:20。
縦走路に到達しました。
古い木の道しるべに風情を感じます。
大月市内の山でよく見る、白と赤の道しるべも立っています。
右へ曲がると、思いがけない急坂。
とはいえ急なところは短く、頑張って越えると、扇山山頂。12:40。

先客は、2組。
山頂は広く、10m以上離れて座ることができました。
扇山は、中央線の車窓から見える目立つ山。
まさに扇のような山容なので、誰でもそれとわかります。
思いがけず木々に視界を遮られ、見晴らし良好という印象ではありませんでした。
広い山頂の中でもポイントを選ばないと富士山が見えません。
青く薄い富士山のシルエット。
でも、大きくて、高い。
上の画像がそれです。
いつも、もう少し寒くなってから歩いていたので、冬枯れの山頂からのすっきりとした富士山の記憶が強いのかもしれません。

持ってきたお湯でカレーヌードルを作って食べました。
ああ、山頂のカレーヌードルはおいしい。

さて、出発。12:50。
百蔵山へと縦走します。
ここからが、本日の核心です。
まずは先ほどの大久保のコルまで戻り、そのまま直進。
大久保山から、急な下り坂となります。
これまで、今日と逆コースで歩いていて、つらかったのがこの坂の登りでした。
長い長い急坂が続くのです。
下りは下りで、滑りやすくてつらいんじゃないかなと覚悟していたのですが、そうでもありませんでした。
そろそろと注意して歩かねば下りられない箇所はありました。
でも、しゃがみこんで手をつくところはなく、立ったまま下りていけました。
とは言っても、先週、奥高尾の与瀬神社付近の下りに文句を言っていた自分を訂正。
こちらのほうが、急で長いです。

やっと急坂が終わり、そこからはゆるい上りと下りが繰り返されました。
もう午後だというのに、目指す百蔵山は別の山のように高く遠い。
ときおり、樹間から見える青い山。
遠いなあ。
高いなあ。
あんなに高いところまで、これから登れるのかなあ。
でも、もう時間的に戻ることもできないので、進むしかありません。
やはり、朝の出発が遅いのは、時間に関して気持ちに負荷がかかります。
日没は午後5時頃。
山の日暮れは早いので、午後4時までには、舗装道路に出ていたい。
夕方は熊が出やすいのも気がかりです。

ついに、百蔵山直下の急な登りが始まりました。
左側は切れ落ちた崖です。
とにかく急で、逆コースのときはいつもてこずった道です。
登りならば大丈夫か?
いえ、危険は感じないものの、地獄の急坂でした。
山歩きを再開したばかりの身にはこたえました。
これは、きつい・・・。
こんなところを下っていた自分が信じられない。

休み休み何とか登って、百蔵山山頂。15:10。
山頂は無人でした。
富士山も雲の中。
さあ、下山しよう!
この山は、地元の小学生が遠足で登る山なので、この先の登山道はよく整備されています。

たったか先を急いで、稜線鞍部。15:40。
中央高速と市街地をよく見張らせる場所です。
ベンチがあり、休憩。
逆コースのときは、最初の休憩適地です。

さらに樹林帯の中をとっとこ先を急ぎます。
稜線とは異なり、薄暗く感じます。
道が良いのが救いです。
沢音が聞こえてきて、小さな沢を一歩で渡ると、もうその先は、登山口。
山の神。16:10。
ここから舗装道路です。
ああ、良かった。

急な舗装道路をとことこ下り、大きなトトロのオブジェを撮影し、自販機でコーラを購入し、ごくごく飲みながらさらに歩いていくと、登山口バス停のある、分岐。
猿橋駅への道しるべは随所にあり、地図を出す必要はなく歩いていけました。
左手に総合グラウンドを見ながら、歩道をとことこ歩きます。
道はなお、ずっと下りが続きます。
有名な、日本三奇橋の一つ「猿橋」と、猿橋駅への分岐があり、今日は先を急ごうと猿橋駅へ。
道路から右手に高く岩殿山が見えました。
特徴的な岩肌の山です。
相変わらず、怖そうな見た目です。
中央高速の下を抜け、道しるべを見落とさないように気をつけながら橋を渡り、さてその先。
あれ、道しるべがない?
ここからどう行くの?
と思ったら、歩道橋の側面に「猿橋駅」と書かれた矢印があり、その通りに曲がると、すぐに駅でした。

猿橋駅。16:55。
改札の中に、きれいなトイレがありました。
和式トイレがあるのが、この時期ありがたかったです。
持参のジェル石鹸でよく手を洗い、ホームへ。
猿橋発。17:09。
さあて、帰ろう。
今日は、20時から1コマ、授業です。



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