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2019年04月22日

上川乗から三国山、鎌沢入口へと縦走しました。2019年4月。

上川乗から三国山、鎌沢入口へと縦走しました。2019年4月。

2019年4月21日(日)、生藤山の近くの山を縦走しました。
ホリデー快速あきかわ3号で、終点武蔵五日市駅下車。8:48。
いつものように駅前から数馬行きのバスに乗ります。
本日、バスは2台発車。
最盛期には3台発車が普通なので、今日は乗客は少なめのようです。
ゴールデンウィーンの前後は、逆に人の出足が鈍るのでしょう。
天気予報が午後から曇りだったことも影響しているでしょうか。
実際は、夕方までよく晴れて、そんなに暑くもなく、気持ちのよい山歩きができました。

上川乗バス停下車。9:35。
以前は私1人しか降りないのが当たり前だったこのバス停も、1台目のバスから10人ほどのグループ、2台目からは私のような個人が数名降り立ちました。
この登山口、メジャーになってきている気がします。
ここから笹尾根を上るのにも下るのにも、便利な登山口です。
バスの進行方向にしばらく進み、三叉路を左へ。
曲がり角に八重咲きの桜が咲いていて、本日1枚目の写真を撮りました。
今までここに桜が咲いていることに気づかなかったのは、今日は例年より1~2週間遅くこのコースを歩くからでしょう。
少し時期を変えるだけで、違う花に気づきます。

道路を緩やかに登っていき、10分ほどで登山口。
「関東ふれあいの道」の道しるべが立っています。
登山口から少し上り、木の橋を渡って、あとはジクザグに登山道を登っていきます。
広いとは言いませんが、狭くて怖いというほどでもない、ほどほどの道幅の登山道が続きます。
かなり上ったところに桟道があり、老朽化して「山側を歩いてください」という注意書きが書かれていました。
山道に作られた人工的なものは老朽化が速く、整備が大変だろうと思います。
ここが崩れたら、この道は通れない。
通れることの有難さを感じます。

ジグザグ道を上りきると、道は支尾根に乗り、緩やかな道をまっすぐ行くようになりました。
尾根から一段下がった登山道から尾根を乗り越えて反対側に出ると、間もなく浅間峠。10:40。
古びたあずまやがあり、ベンチも幾つか並ぶ休憩適地です。
ここから笹尾根を三頭山方面に上ることもできるし、陣馬山方面に下ることもできます。
ちょっと座って休憩。
凍らせたゼリー飲料を持ってくるのを忘れたことに気づきました。
今日はまだそんなに暑くないので、ゆっくり歩けば大丈夫でしょう。

さて、陣馬山方面へと笹尾根を下ります。
下るといっても、浅間峠周辺は標高880m前後。
そこから大きく下って、また上り返して879mのピーク。
また下って、また上り返して、次は851mのピーク。
そこからまた上って熊倉山996m。
下ったり上ったりを繰り返すコースです。
芽生え始めた新緑と春霞の水色の空。
遠くにヤマザクラのピンク色。
早春の時期よりも木陰が多く、気持ちよい縦走道でした。
風の冷たさにも助けられて、比較的楽に熊倉山に着きました。11:35。

熊倉山のベンチは相変わらず背が高い。
足をぶらぶらさせながら、霞む空を眺めてちょっと休憩。

そこから大きく下って、もうカタクリは終わったようだなあと確認しながら歩いていくとまた上り返しです。
木段の上りの先、木陰の涼しい道をしばらく行くと、軍刀利神社の奥の院。12:00。
正確には、奥の院跡地、でしょうか。
ここは、ソメイヨシノが満開でした。
こんなに遅れて咲くのですね。

この先は例年大混雑し、ベンチは満席で座る場所もないことが多いので、ここでレジャーシートを敷き、桜を眺めながら昼食にしました。
今年何回目かのお花見。
今年の桜はさすがにこれで見納めでしょう。

さて出発。
軍刀利神社の先、木段の道をぐっと下り、また少し上り返すと、三国山。12:30。
意外にも、ベンチが空いていました。
ここは、桜は咲いていませんでした。
すぐ近くで咲いていたのに、ここだけ急に咲いていないということは、ここの桜は花が咲かなくなる病気にかかっているということかもしれません。
テングス病というらしいです。
もう15年も前、満開の桜の枝の向こうに富士山が見えた日を思い出しながら、霞む山々を眺めました。

ここから、左に上っていくと、生藤山。
今日は、右へと下ります。
笹尾根の登山道もよく整備されていましたが、ここからの下りは登山道の道幅が倍くらいに広くなっていました。
傾斜も緩く、歩きやすいことこの上なしです。
しかも、甘水草という昔の水場(今は飲用不可)付近の桜並木が復活していました。12:50。
テングス病にかかったソメイヨシノは復活しないものの、病気に強いヤマザクラなどが植樹され、それがちょうど満開を迎えていました。
しかも、ベンチやテーブルが空いています。
わあ、ここでお昼にすれば良かったかも。
目の高さに枝が垂れている満開のヤマザクラ。
夢中で写真を撮りました。

下るにしたがって、道は桜吹雪に変わりました。
帽子に、ザックに、肩にと降り注ぐ桜の花びらの中を歩いていきました。
明るい春の日差し。
はらはらと散る桜の花びら。
花びらで水玉模様になった登山道。

道は日陰の急な下りになり、また明るい平坦な登山道に変わり、どんどん下っていくと竹林となって、舗装道路に出ました。13:30。
枝垂桜とミツバツツジが満開でした。
鎌沢休憩所を右に見ながら、舗装道路の急坂を下りていきました。
ここが、今日歩いたどの登山道よりも急で、去年この道を上ったことが信じられないくらい長い舗装道路歩きでした。

鎌沢入口バス停。14:10。
バス停は1つ、和田方面に向かう位置にしかなく、藤野駅方面に乗る人は道路の反対側で待つ仕組みでした。
少し下った道幅の広くなっているところで、バスが1台待機しています。
増発便でしょう。
やがて、もう1台来ました。
そこへ、定刻の14:24和田行きのバスが道路を上っていきました。
しばらくして、増発2台も出発。
これなら座って帰れるかな?

しかし、戻ってきたバスは、立っている人も多い状態でした。
和田から乗ってきた就学前から小学校低学年と思われる集団とその保護者で大混雑していました。
なるほど、陣馬山から和田へとこの時間に下山するパーティは、こういう年齢層なのですね。
和田は、陣馬山から最短で下りるコースの下山口です。

藤野駅から乗った電車も、高尾駅で乗り換えた電車も、登山客で大混雑でした。
そうなんですね。
登山客は2時台に下山して、3時台の電車に乗って帰るのです。
毎年、この時期になると日が伸びたのが嬉しくて、5時過ぎまで山を歩いてヘロヘロになって下山していたので、この時間帯の電車がこんなに登山客で混雑するのを知りませんでした。
軽くカルチャーショックを受けながら、まだ明るいうちに三鷹駅へと戻ってきました。




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