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2021年07月06日

タイサンボクの花が咲く散歩道でした。2021年6月。

タイサンボクの花が咲く散歩道でした。2021年6月。

2021年6月28日(火)、朝のうちに雨が上がったので、今日も歩いてきました。
今日は、神代植物公園の水生植物園に行こうと思い立ち、自転車で出発。
しかし、前回もらったパンフレットを家に置いてきてしまったのが、失敗でした。
武蔵境通りをひたすら南下し、神代植物公園北口交差点で左折。
神代植物公園通りをまっすぐ進み、次に交差する大きな通りを右折。
この道路沿いに水生植物園があると、私は誤解していたのでした。
探せども探せども、そのようなものはなく、晃華学園が見えてきました。
これは、行き過ぎたと感じ、右折して、1つ目の角を右折。
これで、今度こそは入り口が見えてくるのではないかと思ったのですが、やはりそれらしきものはありません。
全体に緑の深い地域なので、外から「あ、ここだ」とわかるような雰囲気でもありません。
道はやがて、非常に観光的な雰囲気になってきました。
ガードレールを疑似木で作ってあり、道の両側には駐車場のある大きなお蕎麦屋さんが並んでいます。
ここは、深大寺ですね。

前回は結局訪れなかった深大寺。
ちょうどいいので、自転車を置いて、散策することにしました。
雨上がりで緑が匂いたち、マスクを通しても感じます。
まだ湿っている参道。
1本裏側の道を通ると、人通りもありません。
夏草の茂る道に、並ぶ赤い旗が映えています。
途中から、表通りに合流。
山門が見えてきて、深大寺。
お参りをすると、しかし、あとはすることがありません。

観光というのは、何をするものだったろう。
観光旅行というものをもうずっとしていないので、感覚がつかめません。
蕎麦を食べたり、お土産を見たりするのかな。
まあ、それは、ワクチンを打ってから。

というわけで、さっき見たバス通りまで出てしまったので、Uターンしました。
しかし、家に帰って、パンフレットを見たら、そのとき、私は水生植物園に限りなく接近していたのでした。
気づかなかった・・・。

再び自転車に乗って、もう1回あたりを回りましたが、交差点脇の小さな蕎麦畑を発見した他は収穫なし。
やはり、思いつきで行動しても目的地には到達しない。
準備が大切ですね。

また出直すことにして、前回と同じく、多様性センターに入りました。
ここは、無料開放されていて、植物に囲まれた中の未舗装の道を散歩できます。
正門から入るとすぐに、大きな大きなヤマユリが咲いていました。
それにしても大きい。
ヤマユリとは別の種類なのかな。
こんな大きな花を山で見たことがありません。
さらに進んでいくと、キキョウが咲いていました。
山で見るキキョウと、都立小金井公園で栽培されているキキョウの、ちょうど中間くらいの花の数です。
キキョウはどこで見ても、さっぱりとして、きれい。

小さな沼のある奥多摩ゾーンへ。
カモがいました。
ここに棲んでいるのではないでしょう。
偶然見つけた水場でひと休みということでしょうか。
その近くに、アキノタムラソウ。
久しぶりに見る素朴な山の花です。
しみじみと見入りました。

園内を1周して、正門から、今度は隣りの自由広場へ。
ここも無料開放区域です。
木陰の道をとことこ歩いていくと、ムクゲの花が満開でした。
庭木としてもよく見るけれど、これだけ大きいと壮観です。
さらに歩いていくと、今度はタイサンボクが咲いていました。
大きな白い花はよく目立ちます。
この花、漬物にしたら食べられないかなとふと思ってしまうほど肉厚の花です。
早春のコブシやハクモクレンに始まり、マグノリアの花期の最後を飾るタイサンボク。
ああ、夏が来ますね。


そう言えば、高校生の頃、古文の文語文法で、「夏はきぬ」と「夏はこぬ」を例にして、完了の助動詞と打消の助動詞との違いを学んだことを、思い出します。
文語の歌詞の歌は、意味がわからなくてもとりあえず歌っておけば、高校生になったとき、文語文法を学習する助けになります。
意味を誤解していた歌詞の正しい意味がわかって、ハッとすることで、記憶に残ります。

「夏はきぬ」はその代表ですが、「仰げば尊し」の歌詞も渋いです。
「今こそわかれめ、いざさらば」というところ。
「わかれめ」は「別れ目」の意味だと中学の卒業式で歌ったときは思っていたのですが、あれは、直前に「こそ」があるので、「わかれむ」が已然形の「わかれめ」になっていると知ったときは、愕然としました。
面白い。
文語文法、面白い。
歌っておいてよかった、「仰げば尊し」。
当時、そんな歌を卒業式で歌う中学はもうかなり珍しかったみたいですが。

自由広場を一周し、駐輪場まで戻り、今日は何だか歩き足りなかったけれど、自転車には長時間乗ったから、辻褄は合っているのかなと思いながら、岐路につきました。




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    Posted by セギ at 02:38│Comments(0)
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