たまりば

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2020年08月05日

高校英語。関係副詞の when。

高校英語。関係副詞の when。


今回は、関係副詞の when。
まずは、こんな問題を考えてみましょう。

問題 次の2文を、関係副詞を用いて1文で表せ。
The time will soon come. The cruel war will end at that time.

the time がこの2文で共通の語句。
これが先行詞になると判断できます。
「その残酷な戦争が終わるときが間もなくくるだろう」
という文を作りましょう。

先行詞がきたら、すぐ関係詞。
関係代名詞を使う文ならば、
The time at which the cruel war will end will soon come.
この at which のところが、関係副詞になります。
2個目の文は、
the cruel war will end then.
と書き換えることもできますね。
この then が副詞です。

よって、
The time when the cruel war will end will soon come.

できたっ。

うーん・・・。
絶対に間違っているとは言い切れないのですが、この語順の英文はあまり見かけないのです。
「~なときがくる」が主節の文のときは、以下の語順が普通です。

The time will soon come when the cruel war will end.

先行詞と関係詞が離れている・・・。
こんなの原則と違う。
そのように思う気持ちもわかるのですが、上の文と比べると、この文のほうが意味をとりやすいです。
だからでしょう。
この語順が普通に用いられています。

2文を1文にする問題でこのような文が使われることは、しかし、そんなにないので、心配はいりません。
以下のような問題で使用されることが多いです。


問題 次の空所に適切な語を補え。
The time will soon come (  ) the cruel war will end.

こういう問題のときに、
「直前の語がcomeだ。え?え?何を補うの?」
と慌てなければ大丈夫です。


では、このような問題はどうでしょうか?

問題 次の文を正しい語順に並び変えよ。
その本を読んだら、もとの場所へ返しておきなさい。
Put the book back ( was / when / where / to / you / are / it ) through with it.

where も when もある。
どっちを使うんだろう?
え。両方使うの?
なんで?

そんなとき、よくある誤答。
Put the book back to it where you are through with it.

このような誤答をした生徒と、こんな会話を交わしたことがあります。
「使っていない語がありますね」
「使い道が分かりませんでした」
「it は代名詞なので、where の先行詞にはなりませんよ」
「・・・え?言っている意味がわかりません」
「うーん・・・」

その本を読んだら、もとの場所へ返しておきなさい。

与えられた語句にこだわらず、この日本語を英語にするとしたら、どうなるでしょう。
Put the book back to the place where ・・・・。
とりあえず、そういう語句が浮かぶと思います。
しかし、the place という単語はこの問題の中にありません。
だから、it を入れてみた。
そういうことだったと思います。
しかし、it のような代名詞は、関係詞の先行詞にはなりません。
先行詞は、名詞がなるものです。

「え?the place って、代名詞じゃないんですか?」
と問われたことがあります。
「え?」
「the place って、場所でしょう?図書館とか、店とか、具体的なことを言わずに、ただ場所というのは、代名詞じゃないんですか?」
「違います・・・。place は、普通の名詞です」

そうか。
代名詞という言葉の定義がブレていたのか、と目が開かれる思いがしました。
代名詞は、そういうものではありません。
代名詞は、大きく分けて3種類。
人称代名詞・指示代名詞・不定代名詞。
それ以外は、代名詞ではありません。

人称代名詞は、英語学習の最初の頃に暗記した、I my me mine というあれです。
4番目の mine の形のものは、特に所有代名詞と呼ばれます。
さらに、myself の形のものは、再帰代名詞と呼ばれます。
そこまで含んで人称代名詞という総称です。
it も人称代名詞です。

人ではないのに人称?
はい。
人称は、人といういう意味ではないのです。
一人称・二人称・三人称。
一人称は、語り手・書き手のこと。「私」「私たち」。
二人称は、聞き手・読み手のこと。「あなた」「あなたがた」。
三人称は、それ以外の第三者。人でも物でも構わないのです。
だから、it は、三人称単数の人称代名詞です。

指示代名詞は、this , that , these , those など。
不定代名詞は、one , other , another など。

代名詞という用語は、いつの間にか使われ始めて、でも、いつまでも曖昧で。
そういうこともあって、苦手としている人が多いです。
高校で配布された英文法の参考書の「代名詞」の章を一度熟読すれば、霧が晴れると思います。
曖昧でよくわからないと思っていたことが全部書いてあるので、びっくりした。
高校3年になって受験勉強をするようになり、初めて文法の参考書を読んで驚愕した、という生徒の言葉を複数名から聞いています。
あれは、実はとても役に立つ本なんです。
高校で配布されていなかったら、書店で購入しましょう。
読みやすさ重視の本を買ってしまう誘惑にかられると思いますが、お勧めできません。
こういう場合に購入する文法参考書は、目次は「名詞」「代名詞」などの固いものが列挙されていること。
巻末に索引がついていること。
これらが必須です。
それとは別に、読みやすそうな、中学英語が1時間でわかる本、みたいなものもあわせて買うのは、それは自由です。


place は、「場所」という意味の名詞です。

とはいえ、「場所」という言葉は、ちょっと漠然としているのは事実。
具体性に欠けます。
こんな言葉は、省略しても通じます。

そういうわけで、where の前のthe place や、when の前の the time など、漠然とした意味合いの先行詞は省略できます。
さらに言えば、先行詞のほうをしっかり書く代わりに、where や when を省略することも許されています。

問題に戻りましょう。

問題 次の文を正しい語順に並び変えよ。
その本を読んだら、もとの場所へ返しておきなさい。
Put the book back ( was / when / where / to / you / are / it ) through with it.

Put the book back to the place where ・・・・
これの、the place を省略して、
Put the book back to where ・・・・
ここまで、わかってきました。

「え?関係副詞は、前置詞を含みこんでいるんじゃないんですか?なら to は要らないんでしょう?」
「いや・・・、これはもともとあった the place のための to なので、普通に残します」
Put the book back to the place at which ・・・・
の、at which が、 where になったんです。

さて、ここまで作れました。
使った語句には斜線を入れて、消しましょう。
でも、残りの語句をどう並べるのか、何だかよくわからない。
そういうことも多いと思います。
そんなときに、イライラしがちな人は、「もういいや」と残りは適当に並べてしまうことがありますが、ここまで来たのですから、もう少し粘って考えましょう。
行き詰まったら、今度は後ろから考えてみるのが良いと思います。

日本語を見ると、「その本を読み終わったら」と書いてあります。
( ) の後ろの語句は、through with it
何だかよくわからないが、「終わる」とかそういう意味の熟語なんじゃないか?
そういう判断で、大丈夫です。
でも、through は、動詞じゃない。
前置詞とか副詞とか、そういうものだろうと想像がつきます。
動詞らしいものを( ) の残りの単語から探しましょう。
was と are があります。
いずれにせよ、be 動詞です。
ここの部分の主語は?
読み終わるのは、誰?
それでわかりました。
「その本を読み終わったら」の部分の英語は、
when you are through with it です。
このwhen は、接続詞の when だったんですね。


あとは、何が残っているでしょうか?
was と it 。
わかった。
正解は、
Put the book back to where it was when you are through with it.
です。

繰り返しますが、語数の多い乱文整序問題になると、途中で面倒くさくなって、感覚で適当に並べて済ますのは、得策ではありません。
これはパズルです。
理屈で考えれば、必ず正解にたどりつきます。
そのときに使う理屈が、文法です。





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