たまりば

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2020年06月11日

オンライン授業を始めています。

オンライン授業を始めています。


2020年6月8日(月)、教室にようやく光回線が通りました。
これで、全授業をオンライン化することが可能となりました。

咳・くしゃみ・微熱などの症状がある場合は、オンライン授業をお申込みください。
オンライン授業への変更は当日で可能です。
コロナ対策だけでなく、普通の風邪やインフルエンザ対策としても、お願いいたします。
せっかく通塾いただいても、そのまま帰宅していただく場合があります。
ご了承ください。
なお、今まで通り、前日までのご連絡ならば振替が可能です。

また、台風や大雪の場合は、こちらからオンライン授業への変更を提案いたしますが、休講も承ります。
今までと同様、台風当日・大雪初日の場合は、当日のご連絡でも欠席扱いはせず振替が可能です。
台風の翌日や大雪の2日目以降の当日欠席は、振替授業はできませんので、ご了承ください。
ゲリラ豪雨による欠席は振替授業の対象ではありませんが、オンライン授業への変更のご希望は承ります。
よろしくお願いいたします。

オンライン授業初回は、さまざまな連絡が必要となります。
遅くとも授業の当日2時間前にはオンラインへの変更をご連絡いただけると助かります。
また、その際にはオンタイムで会話できるよう、LINEで「友だち」になりましょう。

これまで、初回の授業はトラブルが起こることが多く、授業開始が10分ほど遅れています。
原因の第一は、音声が通じないことです。
私のパソコンやスマートフォンでそのような事態が発生したことがないので、原因はよくわかりません。
「パソコンのオーディオを使用する」にチェックが入っていないことが主な原因と考えられます。
ソフトをあらかじめ使用し、操作に慣れておかれることをお勧めします。


近年、LINE利用が普通になっていることもあり、教室にご登録いただいているメールアドレスは、すぐには御覧にならないアドレスが多くなってきています。
台風や大雪で休校の連絡をこちらからする場合に、なかなか返信がなく心配なことがあります。
オンライン授業では、即レスできるツールでの連絡が必要となります。
よろしくお願いいたします。
なお、私のパソコンアドレスは、数日に一度チェックするアドレスです。
急を要するご連絡は、携帯アドレスまたはLINEにお願いいたします。

オンライン2回目以降は、授業開始15分前までにご連絡いただければ何とかなります。
授業時間帯は、通常の授業時間帯と同じです。



さて、ここからは雑感です。
4月、コロナ禍で通塾を断念された方から、試験的にオンライン授業を始めていました。
自転車で通うことが不可能な遠距離からの電車通学の方。
小学生で、通塾に本人や保護者の方が不安を抱いた方。
ウィルスの流行が収束するまで塾を休みたいという連絡があった方に、オンライン授業のご提案をしておりました。

オンライン授業は午後の早い時間に私の自宅で行い、夜は教室で授業をするという形をとっていました。
基本はそのようにしていたのですが、私立は普段よりむしろ遅い時間まで学校のオンライン授業があったり。
公立も、5月後半になると、登校日が増えていきました。
時間割は日々複雑化し、迷走しました。
私のための教材は1部しかありませんので、自宅と教室と教材の行き来も必要で、神経を遣いました。

教室でオンライン授業をできれば、こんな苦労はないのだが。
しかし、その決断が遅かったのに加え、光回線の申し込みから開設までも1か月かかりましたので、完全オンライン化が遅くなりました。

もう必要ないのでは?

いいえ。
これまでは、学校が休校し、さまざまな店も自粛していたので、生徒の感染の可能性は低かったのです。
怖いのはこれからです。
ワクチンが開発されたわけでも、治療法が確立されたわけでもないのに、なぜか気が緩み始めている人が多数。
学校でクラスターが発生し休校という事態は、これから十分に起こり得ること。
少しでも異変を感じたら、オンライン授業をお申し込みください。


オンライン授業で、現時点の欠点は。
英語の授業時にリスニングを行うことができません。
英文科受験の高校3年生など、リスニングに重点をおいている授業では、オンライン化は現状難しいです。
たまの1コマなら、その日だけリスニングは行わないということで大丈夫でしょう。
音声ファイルを送り、授業時間外にリスニングを行うことは可能かと思いますが、受験学年以外は、そこまでしなくても、NHKラジオ講座などを活用して、授業とは別にリスニング力を鍛えていただければと思います。

オンライン授業の欠点、2つ目。
機動性。
宿題の結果や授業中の演習の様子から判断してプリント教材をすぐに追加、ということは難しくなります。
あらかじめ郵送したテキストやプリントでの授業となります。

オンライン授業で「タイムラグ」を欠点に挙げる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はあまり気になりません。
Wi-Fi環境によりますが、0.5秒ほどタイミングがズレることがあるのは事実です。
しかし、対面授業でも、「タイムラグ」は起こるのです。
例えば、こんな問題の答を生徒に音読してもらうとき。

問題 次の空所を埋めなさい。
I (  ) play tennis tomorrow.

正解は、
I (will) play tennis tomorrow.
です。

しかし、こういう問題の答えあわせは、通常大変な「タイムラグ」があり、私はそれを待つのが日常です。
I ・・・・・・・・・・・・ will・・・・・・・play tennis・・・・・・・・tomorrow.

宿題で解いたときにはそれでいいと思っていても、答を音読するときにまた不安になって、もう一度答を考えて確かめているのか、will を言うまでに約5秒。
言い終わった後、本当にそれで良かったのかと、また考えているのか、次の単語を読み始めるまでに約3秒。
そこまでは、まだ気持ちを理解できます。
なぜか、解答とは直接関係のない最後の単語を読む前に2秒ほどのためらいがある子もいます。
tomorrow が読めないために、ためらってしまうのでしょうか?
しかし、他の単語のときも、最後の単語を読む前に長い間が空くことが多いのです。
本当にこれで良かったのか、頭の中で最後の確認をしているのかもしれません。

できれば、タイミングよく「正解!」と言ってあげたい。
しかし、生徒がこの1文を言い終わるまでに呼吸をしないで待っていると、私は窒息します。
生徒が、絶妙な間の悪さで tomorrow を言い終わったとき、私は、息を吐いた直後かもしれず、その後、息を吸ってからでなければ「正解」とは言えないのです。
しかし、生徒は、自分の不可解なタイムラグには自覚がなく、一方、私が「正解」と言うタイミングが遅いと、「えっ?」と顔を上げます。

いやいやいや、そんな顔をするのなら、もっとスラスラ読んでください。
いつ読み終わるかわからないので、呼吸のタイミングを計れないのです。

10代はまだ主観で生きていますから、自分のタイムラグには無自覚。
一方、他人のタイムラグは気になるかもしれません。
私の感想としては、普段からそうなので、オンラインのタイムラグには、特に問題を感じません。
打てば響くような反応が必要とも思いません。
私が指示する前に答を読み、私が「正解」と言う前に丸をつけるような子には、むしろ注意をします。
ゆっくりでいいから、正確に。
それで大丈夫です。


オンライン授業の長所。その1。
生徒の忘れ物がありません。
これは重要なことで、例えば英語の授業で学校の教科書を忘れてきたら、その日、予習は進みません。
数学の授業で、塾テキストを忘れてきたら、授業が先に進みません。
学校は長い休校に入っていたので、今のところ予習ストックはありますが、学校が始まった途端、例年の倍速で進み始めています。
学校と苛烈なデッドヒートとなったときに、生徒が教科書・テキストを忘れてきたら、そこで完全に追い抜かれます。
コロナ禍以前ならば、私のテキストを一緒にのぞき込みながらの授業が可能でした。
現在、生徒と私との間には、2メートルの距離があり、テキストを共有することができません。

オンライン授業の長所。その2。
学校の数学の進度を明瞭に把握でき、また、生徒からの質問が具体的です。
学校の数学の教科書は、塾の授業では使わないので、持ってこない子が大半です。
私もそのことを特に注意しません。
進度さえわかればよいのです。
しかし、進度を正確に説明できない子もいます。
「『式の計算』をやっている・・・」
うん。知っていますよ、それは。
「式の計算」のどこをやっているの?
しかし、その問いかけに正確に答えられない子もいます。
学校がどこまで進んだかを覚えていない子もいれば、覚えてはいるのだがそれを正確に説明できない子もいます。
言葉に詰まると、適当な説明でお茶を濁す子もいます。
また、せっかくテスト範囲表が学校から配られても、それを忘れてきたら、次の授業は1週間後。
情報の共有が何より大切と、どれだけ説明しても、子どもにはなかなかピンとこない話なのです。
オンタイムで私が情報を得るには、生徒が家にいるのが一番です。
そこには、すべての情報があります。
また、教科書のこの問題がわからない、学校の問題集のこの問題がわからない、と事前に画像を送ってくれると、今までよりも質問対応がやりやすいです。

オンライン授業の長所。その3。
マスクなしで授業が可能です。
室温・湿度なども本人の好みの状態の家庭内で、感染に怯えることなく、快適に授業を受けられます。
通塾時間が不要なので、今までは無理だった早い時間の授業、または遅い時間の授業も可能と思います。

オンライン個別指導。
結構長所も多いのです。




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