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2020年02月24日

景信山南東尾根から高尾山を歩きました。2020年2月。

景信山南東尾根から高尾山を歩きました。2020年2月。


2020年2月23日(日)、景信山から高尾山を歩きました。
高尾山ビジターセンターが、ハナネコノメが1輪2輪咲き始めましたとネットで伝えたのが前日の土曜日。
え?例年より2週間は早い。
今年は春が早いなあ。
ということで、早咲きのハナネコノメを見に、春の山歩きをしてきました。

三鷹から中央特快に乗って、JR高尾駅下車。
北口から小仏行きのバスに乗車しました。
いつもなら、日影で降りる人が沢山いるのに、今日はゼロ。
日影沢林道の復旧が待たれます。
終点の小仏で、ほぼ全員が下車しました。
まだ腰が本調子ではないので、速い人の迷惑にならないよう、ゆっくり支度をして、一番後ろから出発。
まずは舗装道路をバスが来た方向のまま、上っていきます。9:15。
日陰の沢沿いの道路から、だんだん高度を上げて日向の明るい道になってくると、右手に登山口。9:35。
すぐに上りが始まります。
いかにも里山めいた樹木の中の登山道から徐々に急な上り坂に。
眺望が開けてきても、まだ先は長いです。
ベンチなどは設置されていないので、道幅が広くなり、手ごろな倒木を見つけると、そこに座って休憩しました。
この道を歩くのは久しぶりです。
何年か前、積雪のある日に来た記憶があります。
崖っぷち道がほとんどないので危険が少なく、青空の下、雪山気分が楽しめた1日でした。

小下沢林道からの登山道との合流点。10:10。
小下沢林道へと下りていく道は、ロープが張られて侵入禁止となっていました。
ここまでくれば、あと少し。
道幅の広い登山道から、急な上り、そして、木段の道と頑張って、景信山山頂。10:30。
腰を庇ってゆっくり歩くと、全く息切れしないので、何の苦もなくここまで来ました。
急な上りだとそんなに急ぐ人もいないので、後ろを気にしなくて済むのも助かります。
景信山からは関東平野が見渡せました。
春霞で地平線はぼんやりしています。
下の茶店に降りていくと、こちらからは富士山がくっきり見えました。
前景に相模湖。
ここは、売店利用者優先席だけど、誰もいなかったので、ちょっとだけお邪魔して、そそくさと写真だけ撮影。

さて出発。
春になり、地面も柔らかくなったので、景信山からの急な下りも歩きやすいです。
とっとこ下りて行き、四辻。
ヤゴ沢コースへの侵入禁止を示す木がなくなっている・・・。
歩けるのかな?
初夏の頃に、歩いてみようかな。

そこからは下りの連続です。
やはり、土が乾いていて柔らかい。
下りを歩くと、冬とは違う歩きやすさを実感します。

小仏峠。11:05。
小仏バス停へと下りていく道を封鎖するロープが外されていました。
先週開通したそうです。
少しずつ、台風で通れなくなった道が復旧していきます。

小仏峠からは、左手は緩く広い上り坂。
右手は、狭い木段道。
若いカップルが、その前に立ち止まり困惑していました。
春になると、高尾を歩くのが初めての若い人を見るようになります。
初々しいですね。
「・・・どちらを歩いても、途中で合流しますよ」
そう声をかけて、私は木段の道へ。
背後で、
「ありがとうございます!」
の声が聞こえました。

上っていくと、相模湖の見えるベンチ。
ここからも富士山がよく見えました。
今日は暖かいのに眺望がいいなあ。

さらにしばらく緩い坂を上り、そこからは、小仏城山へ向かう木段と木の根の作る段差の急登。
ここのまき道は、今日も封鎖されていました。
ここのところ、コースを変えて奥高尾を歩いているけれど、結局ここを通るのは変わらないなあと思いながら、小仏城山到着。11:30。
城山茶屋は営業中。
醤油仕立てのなめこ汁を注文する人で大賑わいでした。
春美茶屋は本日お休み。
こちら側のテーブルが空いていたので、そこを借りて、本日もカップラーメンの昼食です。

食べ終わって、相模湖方面に少し下りていくと、芝生からは富士山の大きな姿が見えました。
写真に撮ると小さいのですが、肉眼では満足度の高い富士山です。
芝生にレジャーシートを敷いて、昼食中の人。
お昼寝の人。
ああ、良い日和です。

さて、そろそろ左のお尻が凝ってきたので、無理せずまき道から高尾山の真下へ。12:30。
ちょっとマッサージをして、また出発。
まだ歩けるので、今日は6号路の琵琶滝コースを下ります。
去年の台風以来、ここを歩くのは初めてです。
トイレの分岐から右に曲がり、しばらく舗装された道を行き、ベンチの並ぶ広場から、木段の下りへ。
崖道を少し行くと、沢沿いの道の始まりです。
沢の中を飛び石を踏んで歩く道だったところが、台風でグチャグチャになり、今は沢の横を歩いていくようになりました。
あの大きな飛び石は、少し下流にまとまって並んでいました。
水の力でそこまで押し流されたのでしょうか。
その先は、大体今までと同じ道です。
しばらく歩きにくい道が続きます。
上ってくる人の多さに驚きました。
昔は、山に行くなら午前中に登るのが当たり前でした。
午後になってこの道を登ってくるのは、ヤンキー風なグループくらいなものでした。
今は6号路を昼から登るのも普通のことになっているようです。
ただ、やっぱり、服装や靴が山仕様ではない観光客ばかりです。
山慣れている人は、そんな行動はとらないのです。
高尾山は観光地だけれど、それでもやっぱり山だから。
琵琶滝コース登山口。13:55。
今日は随分早い下山となりました。


お目当てのハナネコノメも撮影できました。
私が撮影していると、若い女の子たちが、
「あ、咲いてる。ずっと探して探して、ここまで来たんですー」
「撮影している人がいなかったら、気がつかなかったかも」
と話しかけてきました。
花の大きさは、2mmほど。
春を告げるこの花は、あまりにも小さいので、咲いている場所を知らないと見つけにくいのです。
咲き始めたハナネコノメ。
見頃は来週と思います。

こことは別の、秘密の場所に咲くハナネコノメは、無事だろうか。
あの台風で株ごと流され、土に埋まっていないだろうか。
今は、林道が封鎖され、行くこともできないけれど。
心の中で、秘密の場所のハナネコノメを思いながら、高尾山口駅へと向かいました。




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