2020年02月13日
高校英語。比較表現。~すればするほど、ますます・・・。
比較の重要表現。
今回は、「~すればするほど、ますます・・・」という表現です。
まずは例文を見てみましょう。
The older my wife gets, the fatter she gets.
私の妻は年を取ればとるほどますます太っていく。
・・・失礼な。
それはともかく、この文の構造は、the 比較級+S・V, the 比較級+S・V です。
「~すればするほど、ますます・・・・」と比例の意味を表します。
比較級に the をつけること。倒置が起こること。
それらを印象づけて覚えておきたい重要文です。
少し文法的な説明をすれば、冒頭の the は「程度」を表し、後の the は、「その程度だけ」と照応する意味となります。
しかし、さすがにこういう文法になると、そういうのが本当に好きで好きで、そういう話を聞いているだけでワクワクする人以外は、無視して良いと思います。
こういう構造のものなんだ、と丸暗記して使うだけで大丈夫です。
さらにいくつか例文を見て、構造を確認しておきましょう。
The sooner you see a doctor, the better.
医者に診てもらうのは、早ければ早いほど良い。
この文は、後半がわかりきっているので省略されています。
省略しなかったら、
The sooner you see a doctor, the better it is.
です。
英語では、わかりきっている代名詞の主語と be 動詞は、省略される傾向がある。
そうしたことを覚えておくと、理解しやすいと思います。
The more we have, the more we want.
多く持てば持つほど、ますます欲しくなる。
これは、ことわざです。
日本のことわざで、これと対応するのは何でしょうね。
何かあると思うんですが。
The higher a mountain is, the more people like to clime; the more dngerous the mountain is, the more they wish to conquer it.
山が高ければ高いほど、人は登りたいと思い、その山が危険であればあるほど、人はそれを征服したいと願う。
それでは、そろそろ問題演習を。
問題 次の日本語を英語に直しなさい。
時間があればあるほど、多くの仕事ができる。
ここでやってしまいがちな誤答例。
The more you have time, the more you can do work.
英語の語順に関連して、句(意味のまとまり)ということが実感できていない人がやってしまいがちなミスです。
正しくは、
The more time you have, the more work you can do.
です。
これは、中学で「比較」の学習をしている頃からやりがちなミスです。
例えば、「私は彼と同じくらい多くのCDを持っています」という意味の英文を作るときにも、
I have books as many as he.
としてしまいます。
正しくは、
I have as many books as he.
なのですが、この語順が絶望的に定着しない人は案外多いのです。
形容詞は補語として単独で使用される他に、名詞を修飾している場合があります。
その場合は、形容詞+名詞は、1つの意味のまとまり(句)となっていますので、そこを引き離してはいけないのです。
「比較級になるのは形容詞と副詞である」という文法事項も、聞くだけで嫌な顔をし、動詞に er をつけたりする人もいますので、文法アレルギーが引き起こすものは、英語学習が進むほど深刻です。
「複合関係形容詞」みたいな文法用語を無理して覚えろとは言いませんから、少なくとも、名詞・動詞・形容詞・副詞だけは理解してください。
それを理解しておくだけで、文法は随分わかりやすくなります。
さて、次は書き換え問題。
問題 次の2文がほぼ同じ意味になるように空所を埋めよ。
The more you study, the more you know.
=( ) you study more and more, you know more.
学べば学ぶほど、ますます多くを知る。
この意味の文を作れば良いのですね。
冒頭の( )は、位置から考えて、接続詞でしょう。
「~するにつれて」という意味の接続詞を入れれば良いとわかります。
答は、as です。
The more you study, the more you know.
=(As) you study more and more, you know more.
これは、「比例の as 」と呼ばれるものです。
as の意味の中でも忘れやすいものですので、注意が必要です。
今回は、「~すればするほど、ますます・・・」という表現です。
まずは例文を見てみましょう。
The older my wife gets, the fatter she gets.
私の妻は年を取ればとるほどますます太っていく。
・・・失礼な。
それはともかく、この文の構造は、the 比較級+S・V, the 比較級+S・V です。
「~すればするほど、ますます・・・・」と比例の意味を表します。
比較級に the をつけること。倒置が起こること。
それらを印象づけて覚えておきたい重要文です。
少し文法的な説明をすれば、冒頭の the は「程度」を表し、後の the は、「その程度だけ」と照応する意味となります。
しかし、さすがにこういう文法になると、そういうのが本当に好きで好きで、そういう話を聞いているだけでワクワクする人以外は、無視して良いと思います。
こういう構造のものなんだ、と丸暗記して使うだけで大丈夫です。
さらにいくつか例文を見て、構造を確認しておきましょう。
The sooner you see a doctor, the better.
医者に診てもらうのは、早ければ早いほど良い。
この文は、後半がわかりきっているので省略されています。
省略しなかったら、
The sooner you see a doctor, the better it is.
です。
英語では、わかりきっている代名詞の主語と be 動詞は、省略される傾向がある。
そうしたことを覚えておくと、理解しやすいと思います。
The more we have, the more we want.
多く持てば持つほど、ますます欲しくなる。
これは、ことわざです。
日本のことわざで、これと対応するのは何でしょうね。
何かあると思うんですが。
The higher a mountain is, the more people like to clime; the more dngerous the mountain is, the more they wish to conquer it.
山が高ければ高いほど、人は登りたいと思い、その山が危険であればあるほど、人はそれを征服したいと願う。
それでは、そろそろ問題演習を。
問題 次の日本語を英語に直しなさい。
時間があればあるほど、多くの仕事ができる。
ここでやってしまいがちな誤答例。
The more you have time, the more you can do work.
英語の語順に関連して、句(意味のまとまり)ということが実感できていない人がやってしまいがちなミスです。
正しくは、
The more time you have, the more work you can do.
です。
これは、中学で「比較」の学習をしている頃からやりがちなミスです。
例えば、「私は彼と同じくらい多くのCDを持っています」という意味の英文を作るときにも、
I have books as many as he.
としてしまいます。
正しくは、
I have as many books as he.
なのですが、この語順が絶望的に定着しない人は案外多いのです。
形容詞は補語として単独で使用される他に、名詞を修飾している場合があります。
その場合は、形容詞+名詞は、1つの意味のまとまり(句)となっていますので、そこを引き離してはいけないのです。
「比較級になるのは形容詞と副詞である」という文法事項も、聞くだけで嫌な顔をし、動詞に er をつけたりする人もいますので、文法アレルギーが引き起こすものは、英語学習が進むほど深刻です。
「複合関係形容詞」みたいな文法用語を無理して覚えろとは言いませんから、少なくとも、名詞・動詞・形容詞・副詞だけは理解してください。
それを理解しておくだけで、文法は随分わかりやすくなります。
さて、次は書き換え問題。
問題 次の2文がほぼ同じ意味になるように空所を埋めよ。
The more you study, the more you know.
=( ) you study more and more, you know more.
学べば学ぶほど、ますます多くを知る。
この意味の文を作れば良いのですね。
冒頭の( )は、位置から考えて、接続詞でしょう。
「~するにつれて」という意味の接続詞を入れれば良いとわかります。
答は、as です。
The more you study, the more you know.
=(As) you study more and more, you know more.
これは、「比例の as 」と呼ばれるものです。
as の意味の中でも忘れやすいものですので、注意が必要です。
Posted by セギ at 10:59│Comments(0)
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