たまりば

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2019年12月19日

期末テストの結果が出ました。2019年2学期。

期末テストの結果が出ました。2019年2学期。

2学期末テストの結果が出ました。

数学
90点台 1人 80点台 1人 70点台 1人 60点台 1人 50点台 2人
英語
90点台 1人 60点台 1人 40点台 1人

この秋から入会した生徒が、今回のテストで、入会前の中間テストから+37点のジャンプアップをしました。
大成功です。
とはいえ、いつもそうなるとは限りません。
場合によっては、入会後も停滞したり、入会前より一時的に下がってしまうこともあります。

+37点の生徒には、最初から私が教材の選定をすることが可能でした。
学校の問題集からの質問も受けますが、基本的にはどの問題を授業で扱うのかは、私が決めています。
当然、定期テストに照準を定め、テストに出る問題を重点的に取り扱います。
「テストに出る」というのは、その学校の過去問を集めて予想問題を用意してといった、ちまちました対策ではありません。
大事なことがテストに出る。
絶対に身につけるべきことがテストに出る。
そういう観点で問題を選んでいます。
その上で、出題傾向というものもありますから、短問形式はこういう内容が出ることが多いからそれは沢山練習して、後半の大きい問題はこの典型題か、もしくはこれだろうから重点演習して、というやり方をします。

こんなに理解力のある子が、こんな得点のはずがない。
絶対何かが起きている。
何だろう?
そのように手さぐりしながら、その子が取るべき本来の得点を取ってもらう。
それが理想の授業の形です。

しかし、それが上手くいかないこともあります。
その教科を独りで勉強していくことに行き詰まりを感じて塾に通うことにしたにも関わらず、自分の学習スタイルがもう確固としてあり、それを崩すことができない子の場合です。

これまで、なかなか成績が上昇しなかった子の一番の要因は、本人が学校の教材に拘泥していたことでした。
塾の学習も全て学校の教材で勉強したがるのです。
学校に進度を合わせて他の教材で演習するのではなく、学校の問題集や学校のプリントだけをやりたがるのでした。
数学も英語も、学校の教材だけでかなりボリュームがあるのは事実です。
学校は毎日の家庭学習が十分にできるような分量の教材を用意しています。

高校生に対しては、塾の授業は塾用テキストで解説・演習し、塾から出す宿題は学校の問題集からにしています。
テスト1週間前までに最低1回はテスト範囲の学校の教材が終わるようにスケジュールを組みます。
そうすると、その中での応用問題・発展問題の質問を次の授業で受けざるを得ないこともあります。
学校から解答解説は渡されていますので、基本問題はそれを見ればわかるのでしょう。
解説を読んでも意味のわからない応用問題・発展問題のことを訊きたい。
そのために個別指導に通っている。
そういう思いがあるのもわかります。

しかし、解答解説を読んでも意味がわからないような応用問題・発展問題は、定期テストには出ないのです。
学校が生徒に渡す問題集には、無意味なほどの難問が多少は含まれています。
学校の先生は、基本問題や典型題の質を評価して、その問題集を採択しています。
応用問題・発展問題の質が高いからその教材を選んでいるわけではありません。
しかし、応用問題にばかり目のいってしまう生徒もいます。
応用問題さえ解けるようになれば・・・、と思ってしまうようなのです。

その科目が苦手な生徒の傾向は、大きく2つに分かれます。
1つは、自分は基本問題だけ解ければいい、B問題や練習問題は解けないと決めつけて、やろうとしないタイプ。
もう1つは、とにかく応用がわからない、応用をやりたい、応用を教わりたい、というタイプ。
レベルに合わない勉強をしてしまうという点で、どちらも伸び悩んでしまいます。

前者は、本当に基本問題しか解けず、その中での失点もあるので、点数が伸びません。
後者は、応用問題の解説を聞いて意味を理解することに勉強時間の大半を使ってしまうので、テストの結果は、基本問題で多くの取りこぼしを生んでしまいます。
もっと、本人のレベルにあった学習をしましょう。
本人がそのレベルの判断を誤っていると、成績が伸びません。
その場合、その判断は塾講師がやったほうが良いのです。


あるいは、学校の問題集を真面目に演習してはいるのですが、常に解答解説を見ながら解いてしまう子も、なかなか成績が伸びません。
解答解説を見ながらスラスラ解いていると、自力で基本問題を解くことはできなくても、そのことに気づかないのです。
その結果、解答解説を読んでも意味のわからない発展問題や章末問題ばかりを気にすることになりがちです。
意味のわからない難問だけを塾で教えてほしい。
真面目な子ほど、そう思ってしまうのです。
質問されれば教えますが、発展問題は癖の強い難問であることが多いです。
「こんな問題、定期テストに出るわけがない」
と私は思いますし、その話をするのですが、真面目な子ほど、なぜか私のそうした言葉をあまり信用してくれません。
学校の問題集に載っているんだから、テストに出るかもしれない。
そういう思いが強いのかもしれません。
その科目のテストの得点がふるわないということは、何が重要か、何がテストに出るかの判断がブレているということ。
どこをどう勉強するべきかの判断を誤っているのですが、そこを指摘されてもなかなか認められない子は、真面目に勉強してきた子に多いです。

返却されたテストを見れば、予想通り、質問を受けた問題はテストには出ていません。
ああ良いテストだなあと納得する、基本問題・重要問題・典型題が並んでいます。
そして、そうした問題でポロポロと点数を取りこぼしてしまうのが、真面目な子たちです。


学校の教材にこだわる子は多いです。
数学もそうですが、学校の英語の予習が負担になっている子たちも多いのです。
学校の英語だけでも大変なので、他のことはやりたくない。
学校の英語の予習を手伝ってほしい。
学校の教科書や問題集の答えを教えてほしい。
学校の英語の授業に関係のあることだけをやりたい。
他のことはやりたくない。
しかし、そういう要望につきあっていると、英語学習の中身が痩せていきます。
予習といっても、結局、私が代わりに解いてあげて、答を教えてあげることになりがちです。
自力で英文を読んでいく力、問題を解いていく力が失われていくばかりです。
だから、定期テストに初見の長文からの出題があると、それは解けなくなっていきます。
学校の問題集の答えを覚えるだけの勉強になり、問題の形式が少し変わると、もう対応できなくなっていくのです。

もっと間口の広い英語学習をしましょう。
定期テスト直前には学校の進度に合わせてテスト対策をするけれど、それ以外の時間はもっと間口を広くとり、英語力を根本的に鍛えましょう。
そう話すと理解した顔はするのですが、実際にはコミュニケーション英語の教科書本文の予習をしたい。
リーディングのサブテキストを全訳してほしい。
英語表現の教科書の問題を予習したい。
文法・語法の問題集を一緒に解いてほしい。
というより、答えを教えてほしい。
そういう痩せた勉強を望む子もいます。

単語暗記の宿題を出しても、やってきません。
長文読解の宿題を出しても、本気で解いてきません。
本気でやらないから実力がつかず、学年相応の英語力になっていきません。
学校の定期テストの成績は何とかキープしていても、校外実力テストや模試の英語の偏差値はいずれガクンと下がります。
あるいは、そんな勉強では英検2級に受かるわけがないので、そのことは事前に伝え、今回は落ちるけれど、まずそのことを実感しなさいと送り出すと、予想通り落ちて、ショックを受けて、塾を辞めると言い出すこともあります。
だから、今回は無理だって言ったのに・・・。
許可しなければ良かったのかなあ。

学力を鍛えるためには、学校の教材を私が代わりに解いてあげる授業ではダメなのです。
それは当たり前のことなのですが、個別指導や家庭教師ならそういうことができるととらえている子は後を絶ちません。
わからない問題を質問したい。
わからないことを訊きたいから個別指導に通うのだ。
気持ちはわかりますが、学習のピントのズレた内容に対応するだけでは成績は上がりません。

個別指導を受ける強みは、学校の教材で授業してくれるかどうかの次元の話ではないのです。
学習の本質をつかめば、学校の教科書も問題集も今までよりも効率的に自力で学習していけるようになります。
自力で解けるのならば、家庭学習もあまり負担に感じなくなります。

学習に対して視野が狭くなっていると、いずれその結果が表れてきます。
学校の問題集を自力で解ける実力を鍛えること。
テストにどんな問題が出るか、重要なところはどこか、自分で判断できる学力を鍛えること。
そこに向かってさらに精進してまいります。

今回、英語90点台の子は、学年トップの得点でした。
普段、教科書の予習と本文の反訳トレーニングはしていますし、テスト前はテスト範囲の対策をしますが、授業時間の大半は、教科書の内容からは離れた学習をしています。
近年、学校も英語で英語の学習をするスタイルが増え、リスニング力は強化されている一方、文法が曖昧な子が増えてきていると感じます。
体系的な文法を、学校ですら学べないことがあります。
にも拘わらず、定期テストには文法・語法の問題が大量に出題されています。
英文法は、日本語で学んだほうがいい。
結果、そのほうが英文も読めるようになっている。
その子の答案を眺めながら、つくづくとそう感じました。





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