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2019年07月24日

高校英語。不定詞の副詞的用法。

高校英語。不定詞の副詞的用法。

不定詞には3用法があることは、中学2年で最初に不定詞を学習したときにまず習ったことと思います
しかし、中学のときは、SVOCといった文の要素についての学習をあまりしないこともあって、急に3用法と言われても、文の構造からの把握よりも意味からの把握になりがちです。
名詞的用法は、「~すること」と訳す不定詞。
形容詞的用法は、「~する〇〇」「~するための〇〇」「~するべき〇〇」と訳して、名詞を修飾する不定詞。
副詞的用法は、「~するために」と訳して、動作の目的を表す不定詞。

意味に頼って判断する結果、「~するための〇〇」という形容詞的用法と、「~するために」という副詞的用法の区別がつかない子も出てきます。

高校に入りますと、SVOCという文の要素からこれらの3用法を見直すので、もう少しわかりやすくなります。
名詞は、文の中で、S、O、Cとなります。
その役割を果たしているのが、名詞的用法の不定詞です。

形容詞は、名詞を修飾します。
文の中ではM(修飾語)です。
文の中でCとなることもでき、不定詞についてもそのように分析している文法書もありますが、その話になると、では名詞的用法とどう識別するのかという難しい問題になります。
それは大学入試にも高校の定期テストにも出題されるような問題ではないので、文法が好きで、そこを突き詰めたいという人以外は、あまり深追いしなくて良いと思います。
名詞を修飾していれば、形容詞的用法。
その把握で大丈夫です。

副詞は、名詞以外を修飾します。
具体的には、動詞、形容詞、副詞、そして文全体。
文の中ではMです。
それ以外にはなりません。
名詞以外の語句を修飾するのが、副詞的用法の不定詞です。


ところで、副詞的用法は、さらに6通りに分類されます。
①動作の目的。
I went to the library to read books.
私は本を読むために図書館に行った。
中2で最初に学習する副詞的用法の不定詞です。
to read books は、動詞 went を修飾しています。
動詞を修飾するのは、副詞的用法です。
副詞的用法は意味が多様なので、すぐにこの用法であるとわかるように、in order to ~、so as to ~という形を用いることもあります。

②感情の原因。
I was surprised to hear the news.
私はその知らせを聞いて驚いた。
「驚いた」「喜んだ」「悲しんだ」といった感情が語られ、その後ろに不定詞がついている場合、それは感情の原因です。
文の構造がそのように単純なので、これは比較的理解しやすいと思います。
中3で学習している内容ですが、教科書のLesson丸ごとではなく、1ページ分だけ使われる文法事項として扱われることが多いので、あまり記憶に残らない人もいるようです。

③判断の根拠。
He must be stupid to do such a thing.
そんなことをするなんて、彼は愚かに違いない。
「賢い」「親切だ」「無礼だ」「愚かだ」「頭がおかしい」といった人物評価を示す形容詞の後に続く不定詞は、そうした人物評価の根拠を示す不定詞です。
これも文の構造は単純なので、覚えておきさえすれば大丈夫ですが、このあたりからは高校新出の文法事項ということもあり、何1つ覚えていない人もいます。
一度にわっと色々な文法事項が出てきて覚えきれない。
定期テスト前に一夜漬けで覚えただけなので、もう忘れてしまった。
そういう人が多いのですが、高校1年で学習したことは、高校2年の英語表現では演習中に当たり前に使う知識ばかりです。
いちいち学校の授業で復習したり整理してくれたりすることは、もうありません。
一夜漬けをして覚えたらすぐ忘れていると、高校2年になって英語で行き詰まります。

④結果。
He woke up to find that the window was broken.
彼は目覚めて、窓が割れていることに気づいた。
目覚めたその結果、窓が割れていることがわかった、という意味です。
He lived to be eighty.
彼は80歳まで生きた。
彼は生きて、その結果、80歳になった、ということは、80歳まで生きたということです。

She disappeared from the town , never to be seen again.
彼女はその町から消えて、2度と姿を見られることはなかった。
「never to ~」の用法として、結果の不定詞の中でも別に覚えておくと良いです。
テストによく出ます。
空所補充問題で、never のところが抜けている場合、この知識がなければ答えられません。
「~してその結果2度と・・・なかった」という意味です。

I run to the store only to find it closed.
私はその店へと走ったが、閉まっているとわかっただけだった。
「only to ~」の用法として、これも結果の不定詞の中でも別に覚えておきましょう。
テストによく出ます。
「~してその結果、ただ・・・しただけだった」という意味です。

結果の不定詞は、前から順番に訳していくことになり、他の副詞的用法とは意味の順番が逆であることから強い違和感を抱き、毛嫌いして覚えない、という人もいます。
このあたりをちゃんと身につけているかどうかで勉強しているかどうかを判断できるので、定期テストにはよく出ます。
例によって、出るとわかりきっているのに勉強しない人が多いところです。

⑤形容詞を修飾する用法。
This book is easy to read.
この本は読みやすい。
特に違和感のない用法だと思います。
easy は形容詞で、形容詞を修飾するのは副詞なので、これは副詞的用法である、という程度のことです。

⑥仮定
To hear him speak , you would take him for an American.
彼が話すのを聞けば、あなたは彼をアメリカ人と思うだろう。

高校で最初に「不定詞」を学習するときには、「仮定法」はまだ学習していないので、この用法は除外されていることも多いです。
仮定法の中で、if 節を使わない仮定法として、この不定詞を学習します。

副詞的用法には6つの意味がある。
それを知っておき、整理しておくだけで、このあたりのことはかなりスッキリすると思います。

分類し整理することは、知識を定着させるコツです。
繰り返し見直して、頭に入れてください。




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