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2019年06月20日

高校英語。不定詞その1。動名詞との使い分け。

高校英語。不定詞その1。動名詞との使い分け。

今回は高校レベルの不定詞。
まずはこんな問題から。

問題 ( )内の正しい語句を選べ。
(1) I have enjoyed (1.to talk  2.talking ) to you.
(2) Have you finished (1.to write 2.writing) the letter ?
(3) Would you mind (1.to shut 2.shutting) the door ?

これは易しい。
よく勉強している子なら、中学生でも正答できます。
これは、動名詞と不定詞の使い分けに関する問題です。

動名詞は、動詞に~ing をつけて動詞を名詞化したもの。
「~すること」という意味です。
不定詞にも、名詞的用法があります。
「~すること」という意味です。

意味が重なるので、用法も重なり、どちらを用いても良い場合も多いです。
しかし、使い分けもあります。
どのように使い分けるか?
それにはまず、不定詞と動名詞が持つ本来の意味を把握しておくと区別しやすくなります。

①不定詞は時間的に未来を指向するが、動名詞は時間的に中立または過去を指向する。
She promised to come to the party.
彼女はそのパーティーに来ると約束した。
時間的に未来とは、現在から見て未来という意味ではなく、その文の動詞の時制において未来であるということです。
上の文で、promise すなわち約束したときよりも、パーティーに来ることは未来のこと。
だから、不定詞が用いられます。
一方、
I have enjoyed talking to you.
あなたと話して楽しかったです。
enjoy したときと talk したときは同時です。
あるいは、
Most men enjoy watching soccer games.
たいていの男性はサッカーの試合を見るのが好きだ。
この場合は、watching するのは時間的に過去か未来かは問題ではなく、中立です。
だから、動名詞が用いられます。
Have you finished writing the letter ?
finish したときから見て、write したのは過去のことです。
だから、動名詞が用いられます。

②不定詞だけを目的語にとる動詞は、動作の実現に対して積極的な意味あいがあるが、動名詞のみを目的語にとる動詞には、動作の実現に対して消極的な意味合いがある。
動作の実現に対して積極的な意味あいがある動詞とは、要求・希望・意図・決心・賛成・援助・約束などの意味をもつ動詞です。
He claimed to be the owner of the land.
彼は自分がその土地の持ち主であると主張した。
「クレーム」なんて否定的だ、とは言わないでください。
主張することは、自分が地主であることに対して積極的な行動です。
一方、
Let's avoid wasting time.
時間の浪費は避けよう。
何か文の意味が積極的なんだけど・・・、とは言わないでください。
時間を浪費するということに対して、「避ける」のだから、消極的です。
Would you mind shutting the door ?
ドアを閉めていただけませんか。
mind の本来の意味は、「気にする・気にさわる」です。
上の英文の直訳は?
「あなたは、ドアを閉めることが気にさわりますか」となります。
動作の実現に対して消極的意味あいの動詞ですから、後ろは動名詞がきます。

➂不定詞の意味上の主語は、明示されていない場合は文の主語と一致するが、動名詞の意味上の主語は必ずしも文の主語とは一致しない。
She began to smoke.
この場合、喫煙するのは彼女です。
She doesn't allow smoking in her room.
彼女は、自分の部屋で喫煙するのを許さない。
これは、彼女が吸うことだけでなく、他の人が吸うことも許していません。

この3つを全て満たす必要はなく、どれか1つ当てはまればそれで使い分けます。
しかし、そんなことをいちいち判断するのは面倒でもあります。
そこで、動名詞のみを目的語にとる動詞を覚えてしまえば、上のような問題に対する対策は万全となります。

動名詞のみを目的語にとる主な動詞は以下の通りです。
admit , advise , appreciate , avoid , concider , delay , deny , enjoy , escape , finish , imagine , mind , miss , permit , postpone , practice , prohibit , quit , recall , recollect , recomend , resisit , risk , stop , understand , give up , leave of , put off

・・・多過ぎる・・・。
これらの動詞の最初の1文字をつなげて、メガフェプスダイリキなどと覚えたりします。
昔は、メガフェプスで終わっていたのですが、入試にそれ以外の動詞を狙って出題する大学もあり、以後それが加わり、どんどん長くなっています。
なお、これらは、後ろに不定詞はこないというだけで、that 節はくるものが多いということも理解しておいてください。




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