たまりば

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2018年11月14日

2学期中間テスト結果出ました。2018年。



2学期中間テストの結果が出揃いました。
数学 80点台 2人 70点台 2人 60点台 2人 
英語 90点台 2人

数学は90点台こそ逃しましたが、高めに安定してきています。
英語も好調です。ヽ(^。^)ノ

さて、公立中学はもう期末テストの時期です。
しかし、相変わらずテスト勉強のやり方を知らない子もいると思います。

三頭山に行くバスの中でのこと。
混雑したバスの中はグループごとのおしゃべりでアナウンスが聞こえにくいほど賑やかでした。
その中で若い女性2人の話し声が、私の近くの席だったこともあり、特によく聞こえてきました。
話の内容から察するに、2人とも高校の先生のようでした。
せっかく日曜日に山に遊びに行くのに、話の内容は教育論。
それで気分転換になるのかなあと心配になるのですが、学校で意見を通すにはまだ若過ぎるので、対等に教育論を交わせる相手ととことん話すのは、ある意味ストレス解消なのかもしれません。
その中で、ちょっと面白かった会話。
「成績の悪い子って、ノート、きれいだよね」
「何であんなにきれいにノートを作って、あんなに成績悪いんだろうって思うよね」
「ノート作りが目的になっちゃっているんだろうね。違うのにね」

学校の先生が、そんなことをバスの中で大声で言う是非というのはあると思います。
でも、生徒のことを心配して言っている気持ちも本物だと思うんです。
私も実感として知っています。
ノートがやたらにきれいで勉強ができない子は一定の割合で存在します。

以前、勤めていた集団指導塾でのこと。
明日は定期テストという子ばかりだったので、普段の授業は中止し、自習に切り替えていた日のことでした。
英語や数学は、テスト前日は最終チェックと微調整をすればいいだけなので、テスト前日は、案外やることがありません。
生徒も、理科や社会の勉強をやりたがります。
自習している様子を見ていると、ある女子生徒が、ノートに、それはそれは精密な細胞の図を描いていました。
教科書に描いてある、動物細胞と植物細胞の図です。

「それ、何にするの?」と訊くと、
「明日の1時間目は自習だから、これを見て、覚える」
と言うのです。
覚えるのなら、今、教科書を見て直接覚えたらいいのに、彼女は図を描くのにとにかく夢中なのでした。

覚えるためのノートを作らないと覚えられないという人は、います。
しかし、それは少なくともテスト1週間前には完成させておくものです。
それを見て暗記するのに、また時間がかかりますから。
テスト前日に精密な図を描いているのは、学習の方向性にかなり疑問を感じます。
覚えることが最優先のはずです。
きれいなノートを作ることが目的ではありません。

他の子が、理科のプリントが欲しい、と言いだしたので、私は全員にテスト範囲の一問一答形式のプリントを渡しました。
幸い、その子もプリントを受け入れてくれたのですが、今度は手が動きません。
テスト範囲の重要事項や用語をまとめた、簡単なプリントでした。
なのに、1問も解けない様子です。
しばらくして解答を渡すと、彼女はプリントに解答を丁寧に写し始めました。
きれいな字で、丁寧に、丁寧に。
そして、全てに赤丸をつけて、プリント作業終了。

学習の方向が、間違っているのです。
暗記する。
問題を解いてみる。
間違えたところをチェックして、覚えなおす。
問題を再度解く。

こういう当たり前の勉強方法を、その子は知らない様子でした。
あるいは、知っていたのかもしれません。
でも、その勉強方法は、その子にとっては、とても苦しいのでしょう。
なかなか覚えられない自分。
問題を解けば、間違いだらけの自分。
ダメな自分。
そういうものと向き合う作業になります。

それは、どんな秀才だって、最初はそうなのです。
訓練しているから、そういう作業が速くスムーズになっているだけです。
でも、その子は、それを知らない。
あるいは、そう説明されても信じない。
そういう作業に、立ち向かえない。
逃げてしまって、頭を使わない作業ばかりしてしまう。
ほとんど頭を使っていない作業を「勉強している」と称してしまうのです。

このように、やけにきれいなノートを作ったり、解答を見ながらプリントに答えを埋めたりと、何か作業はしているけれど実質的な勉強はしていない子が、勉強のできない子には多いと私も思います。


また別のとき、英語の勉強の仕方がよくわからないという質問を受け、その子のコミュニケーション英語のノートを見せてもらいました。
これは使えないノートだ・・・とため息がもれました。
まず教科書の英文をノートに3行おきに書いてあります。
その英文の真下に、和訳が書いてあります。
英文には、学校の授業中に説明のあった文法事項や指示語の指示内容などがカラフルに書き加えてありました。

え?
良いノートじゃないかって?

・・・いいえ。
そのノートを、その後、何に使うのでしょう?
テスト前に繰り返し眺めるだけでしょうか?
眺めるだけで、覚えられるのでしょうか?
本当に覚えているかどうか、そのノートで確かめられるのでしょうか?

それを考えると、そのノートの体裁はベストではないのです。

ノートの見開き左側に英文。
右側にその和訳。

そういうノートの形式を指示しますと「何だ、古臭いな」という声もあるかと思います。
これを古いと感じる人は、このノートの古い使い方をイメージしているのでしょう。
とにかく教科書の英文をひたすら書き写し、その和訳を右ページに書くのが英語の予習の全て。
そして、学校の英語のリーディングの授業は、生徒の1人に英文を1段落音読させて、続いて同じ生徒にその1段落を訳させる、眠くなるばかりの授業。
テストは、新出単語を書く問題の他は、本文の傍線部の和訳ばかり。
あの英語の授業もテストも、つまらなくて嫌いだったなー。
あれで英語が嫌いになった。
・・・そんな声も聞こえてきそうです。

ノートはそれと同じ見た目かもしれませんが、やることは英文を眺め、和訳を覚えること、ではありません。
和訳を見て、教科書本文の英文を復元する作業をします。
余裕がないなら、重要表現や重要文法事項の含まれている文だけでも。
余裕があるなら、本文全文を。

家庭学習で行うことは他にもあります。
教科書準拠のCDで、教科書本文の朗読を聞いて、内容が聴き取れるか確認します。
次に、そのCDと一緒に音読。
同じスピードで同じ発音で音読できることが目標です。

あるいは、新出単語のスペル練習。
和訳を見ながら教科書本文を書く作業も、せめて重要文だけはやっておきたいです。
学校から配られているワークで演習もしなければ。

英語の家庭学習は、やるべきことが沢山あります。
しかも、これは「コミュニケーション英語」の学習であって、「英語表現」の学習がこれにさらに加わります。

ノート作りは、家庭学習をスムーズに行うためのもの。
ノート作りが目的ではありませんよね。
だから、学校から禁止されていない限り、英文は教科書をコピーしたものをベタっとノートに貼っても良いと思います。
新出単語をいちいち辞書で引くことの意義はわかるものの、それに時間を取られ、それが英語学習の全てになるくらいなら、教科書準拠の単語集をささっと写しても構わないと思います。
ただ、その浮いた時間で必ずその単語を覚えましょう。
品詞も含めて正確に。
派生語も覚えておくと完璧です。
和訳が本当に苦手でひどく時間がかかり、それだけで英語の家庭学習時間の全てが潰れてしまうようなら、ネットの教科書全訳サイトを適宜利用するのだって1案ではあります。

私の塾では、一度本人に口頭で教科書本文の和訳をしてもらった後、私から全訳を渡しています。
学校から全訳が配られている場合も今はあります。
調べものや単なる作業の時間をできるだけ減らし、英語をインプットし活用する時間を増やすためです。
教科書以外の英文に触れる機会を増やすことも大切です。
長文問題集や英検問題集をどんどん解きたいですね。
今の定期テストは、読んだことのない英文も出題される場合がほとんどです。

この学習方法は、英語学習の最初からそれをやっていれば、抵抗は少ないのです。
教科書本文は徐々に長くなっていきますが、長年の継続の中で徐々に長くなっていったものには耐えられます。
中3、あるいは高校生になって、突然この学習方法に切り替えると、最初はひどく苦しく感じると思います。
苦しいことからは逃れたい。
どうやって逃れるか?
「こんなことをやっても意味がない」と理論武装する子がいます。
本人が効果を実感し、積極的にこの学習方法を取り入れるまでは、このやり方を受け入れてほしいこちら側と、何とか否定したい生徒側との闘争が続きます。
本来、英語が得意になりたいと望んでいるのは生徒のはずですが、その生徒が最大の障壁となることがあります。

水は低きに流れる・・・。
嫌いなことわざですが、一面真理ではあるのでしょう。
教科書全訳はちゃっかり受け取り、サブテキストの全訳もほしいと要求するけれど、その和訳から英語に直す練習はしない。
音読練習もしない。
長文問題は「わからなかった」と言って、解いてこない。
「英語にそんなに時間はかけられないから」
とうそぶいて、スマホを眺めて1日過ごす子もいるかもしれません。

しかし、私は問い続けます。
学校の教科書の英文だけなら勉強した後にそこそこ意味がわかるくらいの英語力がほしいのですか?
定期テストを何とかこなし、高校卒業の資格がほしいだけですか?
それとも、次元の違う英語力がほしいのですか?

英語教育改革の足音は近づいています。



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