2018年11月02日
中3英語。分詞の形容詞的用法。
中学3年生の秋になると、「分詞」「関係代名詞」と立て続けに修飾句・修飾節の学習に入り、1文が長くなり、難しくなります。
感覚で単語を並べて英文を作ってきたタイプの子たちが、ここで大きくつまずきます。
分詞や関係代名詞を含む文は、感覚でつかめないためでしょう。
これらは、感覚でつかむものではなく、理屈で理解するもの。
システムを理解するものです。
いよいよ文法知識が力を発揮します。
問題 次の文を英文に直せ。
「イタリアは、長靴のような形をしている半島です」
単語の補助をするならば、「長靴」は、a boot。「形づくる」はshape。
「半島」は、peninsula。
これで大丈夫でしょうか?
いや、これが大丈夫ではないことがあるのです。
よくある誤答。
Italy is a peninsula shaping like a boot.
では、次の問題。
「カナダで話されている言語は、英語とフランス語です」
これのよくある誤答。
The languages speaking in Canada are English and French.
上の2つの共通の間違いは何か?
過去分詞を使用すべきところで、現在分詞を使用しているのです。
正解は、
Italy is a peninsula shaped like a boot.
The languages spoken in Canada are English and French.
現在分詞と過去分詞は、どうやって使い分けるのか?
高校生になると、自動詞と他動詞でどうのこうのと、かなり難解な解説もされますが、わかりづらいので、できるだけ柔らかくわかりやすい説明をしますと、
修飾される名詞がその動作をするなら現在分詞。
修飾される名詞が、その動作をされるなら過去分詞。
この理解で大半はOKです。
そのルールから外れる動詞は例外として個々に覚えてしまったほうがむしろ楽だと思います。
すなわち、「半島」は「形づくられる」ものだから、過去分詞。
「言語」は「話される」ものだから、過去分詞です。
では、なぜ誤答する子が多いのか?
覚え方を間違えているのです。
「~ている」なら現在分詞。
「~した」なら過去分詞。
と、日本語訳から判断している子が案外多いのです。
正しい説明を受けても、難しく感じて、自分なりにアレンジしてしまうようです。
英語に関しては、こういう「先生の説明が難しいから自分なりにアレンジ」する子ほど徐々に英語ができなくなっていく可能性が高く、恐ろしいのです。
簡単にアレンジできるのなら、最初から簡単に説明します。
難しくしか説明できないことだから、難しく説明しているのです。
そもそも、そんなに難しくないです。
修飾される名詞が、その動作をするのなら、現在分詞。
修飾される名詞が、その動作をされるなら、つまり受け身なのなら、過去分詞。
文法を理解するだけで、文法問題をスラスラ解けるようになります。
教科書の練習問題を丸暗記したって、テストに出るのは、その類題。
解き方のルール、すなわち文法がわかっていればそれも楽々と解けますが、ルールがわかっていないと全く別の問題に見えますので、勘が頼りの当てずっぽうで解くことになります。
問題 ( )内の語を適切な形にせよ。
The man (stand) at the door is my father.
修飾される名詞は、直前のmanです。
man は stand という動作をするのでしょうか?
されるのでしょうか?
組体操ではないので、man が誰かに立たれたりはしません。
man は立っています。その動作をしています。
だから、答えは、standing です。
当てずっぼうの感覚や聞き覚えに頼って解いていた子は、最初はこうした解き方に戸惑ったりイライラしたりすることがあるのですが、汎用性の高さに気づくと、必ずこの解き方にシフトします。
文法問題への不安は氷解していきます。
最低限の文法を理解することは、賢い選択ですよ。
ヽ(^。^)ノ
感覚で単語を並べて英文を作ってきたタイプの子たちが、ここで大きくつまずきます。
分詞や関係代名詞を含む文は、感覚でつかめないためでしょう。
これらは、感覚でつかむものではなく、理屈で理解するもの。
システムを理解するものです。
いよいよ文法知識が力を発揮します。
問題 次の文を英文に直せ。
「イタリアは、長靴のような形をしている半島です」
単語の補助をするならば、「長靴」は、a boot。「形づくる」はshape。
「半島」は、peninsula。
これで大丈夫でしょうか?
いや、これが大丈夫ではないことがあるのです。
よくある誤答。
Italy is a peninsula shaping like a boot.
では、次の問題。
「カナダで話されている言語は、英語とフランス語です」
これのよくある誤答。
The languages speaking in Canada are English and French.
上の2つの共通の間違いは何か?
過去分詞を使用すべきところで、現在分詞を使用しているのです。
正解は、
Italy is a peninsula shaped like a boot.
The languages spoken in Canada are English and French.
現在分詞と過去分詞は、どうやって使い分けるのか?
高校生になると、自動詞と他動詞でどうのこうのと、かなり難解な解説もされますが、わかりづらいので、できるだけ柔らかくわかりやすい説明をしますと、
修飾される名詞がその動作をするなら現在分詞。
修飾される名詞が、その動作をされるなら過去分詞。
この理解で大半はOKです。
そのルールから外れる動詞は例外として個々に覚えてしまったほうがむしろ楽だと思います。
すなわち、「半島」は「形づくられる」ものだから、過去分詞。
「言語」は「話される」ものだから、過去分詞です。
では、なぜ誤答する子が多いのか?
覚え方を間違えているのです。
「~ている」なら現在分詞。
「~した」なら過去分詞。
と、日本語訳から判断している子が案外多いのです。
正しい説明を受けても、難しく感じて、自分なりにアレンジしてしまうようです。
英語に関しては、こういう「先生の説明が難しいから自分なりにアレンジ」する子ほど徐々に英語ができなくなっていく可能性が高く、恐ろしいのです。
簡単にアレンジできるのなら、最初から簡単に説明します。
難しくしか説明できないことだから、難しく説明しているのです。
そもそも、そんなに難しくないです。
修飾される名詞が、その動作をするのなら、現在分詞。
修飾される名詞が、その動作をされるなら、つまり受け身なのなら、過去分詞。
文法を理解するだけで、文法問題をスラスラ解けるようになります。
教科書の練習問題を丸暗記したって、テストに出るのは、その類題。
解き方のルール、すなわち文法がわかっていればそれも楽々と解けますが、ルールがわかっていないと全く別の問題に見えますので、勘が頼りの当てずっぽうで解くことになります。
問題 ( )内の語を適切な形にせよ。
The man (stand) at the door is my father.
修飾される名詞は、直前のmanです。
man は stand という動作をするのでしょうか?
されるのでしょうか?
組体操ではないので、man が誰かに立たれたりはしません。
man は立っています。その動作をしています。
だから、答えは、standing です。
当てずっぼうの感覚や聞き覚えに頼って解いていた子は、最初はこうした解き方に戸惑ったりイライラしたりすることがあるのですが、汎用性の高さに気づくと、必ずこの解き方にシフトします。
文法問題への不安は氷解していきます。
最低限の文法を理解することは、賢い選択ですよ。
ヽ(^。^)ノ
Posted by セギ at 10:55│Comments(0)
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