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2016年09月26日

南高尾山稜を歩きました。2016年9月。

南高尾山稜を歩きました。2016年9月。

毎日雨がちのなか、天気予報では日曜日は晴れ。
これを待っていた人は多かったのだと思います。
私は予定より少し早起きできたので、高尾駅到着。8:02。
8:12発の小仏行きのバスに乗れると思ったのですが、駅前は人でごった返し、最後尾がどこなのかもよくわからない状態でした。
やっと最後尾のプラカードを見つけてそこに並びましたが、到着した3台の小仏行きのバスは人があふれて乗ることができませんでした。
次のバスは8:32発。
こんなこともあるんですね。

次のバスは1台目に座って乗ることができ、日影下車。8:50。
これなら歩いても同じくらいの時間だったかもしれません。

さて、今日も日影林道を歩きます。
ツリフネソウが今は盛り。
赤いツリフネソウが主ですが、黄色いキツリフネが咲いているところも1か所あります。
立ち止まって写真を撮りながら、のんびり歩いていきました。
雨が降り続いたので水場は滝みたいでした。
水汲みしたらびしょ濡れになりそう。

小仏城山。10:20。
まだ早い時間帯なので、ベンチは空いていました。
茶店は今日も「かき氷」ののぼりがはためいています。
もうそろそろ終わるのかなあ。
そうしたら、なめこ汁やけんちん汁のシーズン到来ですね。

今日はここから南高尾山稜に回ります。
まずは高尾方面に少し戻り、道しるべ通りに分岐を右へ。
ウッドデッキこそ数段で終わりますが、以前と比べて整備が進み、滑りそうで怖いなあというところはほとんどなくなりました。
木の足止めが埋め込まれ、そこを踏んでいけば軽快に降りていけます。
夏草の背が高く、かき分けるようにして降りていきます。
途中、多くのトレイルランナーとすれ違いました。
昔はこのコースで人と出会うことなどなかったけれど、随分人気が出てきたなあ。

急坂を降り切ったところで少し休憩。
先客のグループに声をかけられました。
「どこからいらしたの?」
「日影バス停から小仏城山に登って、降りてきました」
「速いのねえ。これから南高尾に行くの?」
「そうです。・・・どちらからですか?」
「私たちはまだ歩きだしたばかり」
「あー、甲州街道のバス停から」
「バスがいつ来るのかわからなくて随分高尾駅で待ったのよ」
「ははあ」

そのときは何も考えが浮かばなかったのですが、雑誌「山と渓谷」の今月号の付録は「関東周辺登山バス時刻表」。
それで調べてみたら、「八王子駅発・相模湖駅行き」のバスがそれで、高尾駅前10:07、大垂水10:26でした。
これが始発ですから確かに山歩きに使うには少し遅いです。
すれ違ったトレイルランナーたちもみんなこのバスでやってきた人たちかな。

少し前までは「登山バス時刻表」は書店で売っていて、私も毎年買っていました。
最近はネットで調べられるためか、出版されていないようです。
でも、ネットで調べると時刻の一覧表が出てこないバス路線も多いです。
時刻と乗るバス停を打ち込むと次のバスが出てくるタイプの画面しか出てこない。
そういうのを見たいわけじゃないんだなあ。
一覧表で見て、より都合の良いバスを見つけて、登山計画を立てたいんですよ。
そういう希望が多かったのか、付録についた「関東周辺登山バス時刻表」。
嬉しい付録でした。

どんどん下っていき、斜面を巻いて、その先ジグザグに下るところは登山道に水がジャージャー流れてほとんど沢になっていました。
この1週間、雨がよく降り続きましたものね。
ランナーではない人もどんどん登ってきます。

甲州街道を歩道橋で越えて、そのまま南高尾山稜の登山道へ。
しばらく登り、しっかりした木段のところで、降りてくる方に尋ねられました。
「甲州街道を梅ノ木平まで行ったら何時間かかるかねえ?」
「・・・・さあ?行ったことがないのでわからないです・・・」
「ここから高尾に回ったら大変だよねえ。甲州街道を歩いたほうが速いと思うんだ」
「はあ・・・・」
なぜ甲州街道を歩くのか?
この方はどこから来てどこへ行こうとしているのか?
高尾のようにコースが多様な山ですと、他人のコース取りがよく呑み込めないことは多いです。

大洞山。12:05。
眺望のない山頂ですが、ベンチやテーブルはあります。
ここから先は下り基調なので気持ちは楽。
でも、暑いなあ。
体温が上がると動けなくなるので、のろのろ行きます。

見晴台。12:40。
このコース一番の眺望の場所です。
上の写真はそこで撮りました。
ベンチが横向きに並び、良い昼食場所です。
本日のお昼は、コンビニで見つけた「峠の釜めし本舗おぎのや おにぎり弁当」。
春に発売されていたものが秋の行楽シーズンに再販されたみたいです。
ニコニコ食べていると、隣りに座った女性から声をかけられました。
「ごめんなさい、今ちょっと見て気になって。そのお弁当、おぎのやさんの?どこで売ってるの?」
口いっぱい頬ばってしまい、もごもごと、
「ローソンです」
と答えると、
「ローソンで売ってるの?そういうのあるの?おいしそうねえ」
なおもごもごしている私は、ただニコニコ。
おにぎりの握りがやわらかいので、必ずお箸をもらうのがこのお弁当を食べるコツです。

何だか体温が上がって暑いと感じるのは、今日の靴も原因の1つかなあ。
この夏どこにも行けなかったので、たまには履かないと靴が傷むからと珍しくミドルカットの軽登山靴を履いてきたら、足首が保温されているようなものなので、何か足のあたりがモコモコと重いです。
冬の保温には「首・手首・足首」とよく言いますが、夏はむしろその逆で、首・手首・足首をいかに風にさらし、体温を下げるかがポイントですね。

さて出発。13:00。
良い道が続くのですが、暑いのでペースが落ちてきました。
三沢峠。13:40。
ここは多くの道が集まる分岐です。
ベンチに座って休憩。
凍ったペットボトルを頬や首に当てて冷やしていたら、やってきた男性に声をかけられました。
「大丈夫ですか?」
「あ、はい、大丈夫です。涼んでいるだけです」
「さっきいた人じゃないんですか?」
「いえ、私は向こうから来たところです」
来た登山道を指さして答えると、
「あー。1時間も経っているのにまだここにいるんだと思って」
「はあ・・・・・」
しかし、それは、この人は1時間前もここを通ったということ?

なおも休んでいると、また1人の男性がやってきました。
「あ。さっき会った人だよね」
「あ。はい」
これは本当にそうでした。
木段のところで会話した方です。
「甲州街道歩いたよー。1時間くらいで歩けたよ。やあ、いいコースを見つけた」
「はあ・・・・」
甲州街道を歩いて、梅ノ木平からまた登っていらしたようです。
南高尾を歩く人のコース取りは、謎に満ちている・・・・。
どこから来てどこに行くのか詳しくきけば納得のいくことなんでしょう。
皆、それぞれの山を歩いている。
面白いです。

三沢峠には、「高尾山口」を示す新しい道しるべも追加されてありました。
今までよりもわかりやすくなりましたね。
ゆるい登り坂には秋の花。
コウヤボウキかな?

道は広くなり、整備された階段を下って、また少し登ると草戸山。14:20。
体温がまた上がったのを感じて、大休憩。
軍手を外すと、両手がむくんでいます。
気温さえ低ければ楽勝なんだがなあ。
まあ、これからだんだん歩きやすい季節になりますね。

草戸山から高尾山口へ。
アップダウンはかなりあるものの、1時間で歩ける道なのですが、途中のピークの度に休憩し、高尾山口下山。15:55。
信号の向こうを歩く人の多さにびっくり。
高尾山は今日も混雑していた様子です。
これは、久しぶりに晴れた日曜日+「ブラタモリ」効果でしょうか。
今朝のバスの大混雑もそうだったのかもしれません。




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