たまりば

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2011年03月20日

小数の計算

実感から言えば、小学生の半分が、6年生になっても、小数の計算がうまくできません。
そんなふうだから、きちんと計算できる子に出会うとむしろ驚きます。
少数のたし算の場合、たとえば、

12+1.3=2.5 になってしまう子は多いです。

ケタがズレているんですね。

習ったばかりのときは、できるんです。
学校のテストも、そこそこ得点できたはずです。
ところが、小数のかけ算を習うと、あれは、右寄せで筆算しますから、それに慣れてしまう。
で、久しぶりに小数のたし算をやると、たいていの子が、この計算になってしまいます。
ケタに対する意識が低いのと、意味を考えずに単純作業として計算しているから、こういう計算になるのでしょう。
そうした分析は簡単です。

では、どうすれば、そうならないか。
計算の意味がわかれば、そうならないでしょう。
でも、それが、とても難しい。
この先は、子どもによって違ってきます。

今は、空気を読むのに精いっぱいの子が増えてきました。
説明を聞くよりも、その説明に対してトンチンカンな反応をしないことに意識が集中していて、内容は聞いていない様子が見えることがあります。
理解できていないことを悟られまいと必死の子もいます。
そんな子たちは、説明が終わると、とりあえず、ほっとしています。
何一つ、頭に入っていません。

また、全く空気を読まない子もいます。
他人の話を1分以上は聞き続けることができない様子です。
大人の話を聞き流すのが習慣化している様子の子もいます。
説明は、聞いていません。

若い頃、自分の説明は、我ながらわかりやすいから、子どもたちはよく聞いてくれるし、よくわかってくれていいなあと思っていたことがありました。
それなりに結果も出るので、よけいにそう思っていたのかもしれません。
そういう気持ちでいるから、子どもの表情の奥にあるものに気がつきませんでした。
今は、自分の説明が子どもに届かない可能性をいつも考えています。
相手の表情の奥を見る。
相手があっての説明だ。
小数のたし算だけでも、子どもに説明するのは実はたいへんなことだし、子どもがそれを受け入れ、意味を理解して習得するのは、もっとたいへんなことです。

それでも、必ず、意味を伝えたい。
意味がわかれば、単純な計算だって面白いのですから。
そう思います。




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