たまりば

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2020年10月18日

井の頭公園まで歩きました。


コロナ禍で、スポーツジムにも山にも行けなくなって、もう半年以上になります。
ジムに行けないので、昔購入してあまり使わなかったビリーズブートキャンプのDVDで体操をしています。
付属品のチューブ(ビリーズバンド)は、さすがに耐用年数を越えていると思うので使用していませんが、むしろ使わないほうがあまりつらくないので、ちょうどいいようです。
毎日やるのもまたつらいので、とりあえず、週3日くらい。
忙しくてできなかったときは、それはそれと諦めて。
そんなふうにして、半年ほど続いています。
ジムでいい加減なエアロビクスをやるよりも、むしろ身体の歪みは補正された感があります。

運動不足はそれで解消されるとしても、やはり、できれば自然の中を歩きたいです。
というよりも、とにかく歩きたい。
10月16日(金)の昼間、ちょっと散歩をしてみることにしました。
今後、他のコースも開拓するとして、とりあえず、井の頭公園に行ってみましょう。
デイパックに財布・携帯・タオル・のど飴・水・アルコールティッシュを入れて、出発しました。

三鷹駅前の風の散歩道。
春は桜がきれいですが、今の時期は特に何もありません。
新緑がきれいということもなく、紅葉がきれいということもない。
それでも、歩くだけで何だか楽しいのはなぜでしょう。
普段、教室に行くのも歩くのは面倒で自転車にしているというのに。
それよりもずっと遠い距離を歩くのに、遠いと思わない。
心のモードが違っているのでしょう。
蝶がヒラヒラと飛んでいました。
うん?アサギマダラ?
いいえ。よくみたら、普通のアゲハチョウでした。
アサギマダラ。
今頃、奥高尾をフワフワ飛んでいるだろうなあ。

風の散歩道の突き当り、万助橋から横断歩道を渡って、いよいよ緑地に入っていきました。
土の道に入り、さらに気持ちがはずみます。
舗装されていない道は、歩いていて本当に足が楽で、いくらでも歩けます。
木陰の緑道は風も涼しく、清々しい。
そう思ってどんどん歩いていたら・・・。

・・・道に迷いました。

気がつくと、玉川上水の緑道に入ってしまっていました。
井の頭公園は何度か行ったから大丈夫さと、地図も持たずに来たのが良くなかったようです。
ともあれ、土の道であれば何でもいいので、そのまま先に進みました。

道の右手に壁が立てられているところがありました。
壁には長方形ののぞき穴が開けられ、数人、そこに佇んで中を見ています。
カメラを構えている人も。
ソーシャルディスタンスを保ちながら、空いているのぞき穴からのぞき込むと、壁の向こうは小さな池でした。
水鳥が来るのでしょうか?
眼鏡をかけていなかったので、水鳥が来ているのか来ていないのか、よくわからなかったけれど、こんな場所もあるんだなあ。

玉川上水の脇の遊歩道は、やがて舗装されたところに出てしまいました。
またしばらく行くと、遊歩道になるのかもしれません。
今度、確認に行こうかな。
舗装していない散歩道をもっと整備してくれたら嬉しいけれど、多くの遊歩道は舗装してあります。
舗装しないと水たまりなどできやすいから遊歩道の安全な維持はむしろ難しいのかなあと考えながら、来た道とは川の反対側のほとりを戻ることにしました。
こちらも土の道でした。
嬉しい。
井の頭第二公園がすぐに見えてきました。
何もなく、誰もいない。
そして広い。
ここで少し休憩。
良い公園でした。

またしばらく川沿いの土の道を歩いていき、道しるべの通りに、公園に入りました。
ここは井の頭恩賜公園。
木立の中、何となく道らしきものはあるけれど、その他のところを歩いても特に問題はありません。
歩きやすいし、広いし、何もないのが気持ちいい。
小学生の集団が、お昼ご飯を食べていました。
遠足でしょうか。
小学生の集団としては以前は考えられなかった静けさでした。
それぞれ座って、黙って食事をしています。
食事中の会話による飛沫が極めて危険なことは実証されていますから仕方ないのですが、不自由だろうなあ。

子どもの心の栄養は、三密と不要不急。
やってはいけないことばかり。
しかし、それは、クラスターを起こしていい理由にはなりません。
子どもは重症化しないとしても、後遺症の可能性はあります。
どうにもならないなあ・・・。

人類の歴史をさかのぼって考えれば、ペストでも何でも、治療法が見つからなかった時代であっても、流行は年単位で考えれば収束しました。
謎の弱毒化。
謎の収束。
それが繰り返されてきました。
画期的治療法やワクチンが開発されなかったとしても、長くても数年でこの災いは去るはずです。
急ぐまい、と思います。
コロナが収束したら、また山に行こう。

細い道路を渡ると、池のある井の頭公園。
舗装された階段を下りていくと、井の頭公園には、山野草のスペースがあります。
数年前、春に来たときは、山の春の花が咲いていて、ちょっと嬉しかったのですが、しかし、今回は夏草の勢いが凄いです。
「ヤマホトトギス」や「ヤマジノホトトギス」の札が立てられていましたが、それらしき花はありませんでした。
今頃、山で咲いているだろうけれど、街ではもう少し早く咲くだろうから、もう終わってしまったのかもしれません。

そこから、池を1周しました。
やはり、できるなら土の道のほうを歩きたい。
ときおり、ベンチに座って静かに池を見ている人がいます。
少し離れて、その後ろを私も静かに通りすぎます。
池は、スワン型ボートが何台か稼働中でした。

歩数計を見ると、ここまでで約6000歩でした。
全く歩き足りないですが、そろそろ帰りましょう。
ここは、紅葉の頃にまた来たいな。
紅葉の頃は、混雑するかな。
そんなことを思いながら、来た道を戻りました。

  


  • Posted by セギ at 12:23Comments(0)