たまりば

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2020年08月30日

高校英語。関係副詞の非制限用法。


関係副詞。
今回は、非制限用法です。
非制限用法は、関係代名詞のときも学習しました。
先行詞を修飾するのではない用法です。
接続詞を補って、前から順番に意味をとっていけば大丈夫でした。
この非制限用法をもつ関係副詞は、where と when です。
まず、where の用法。

We got to the park, where we rested for a while.
私たちはその公園に着いて、そこでしばらく休憩した。

これは、
We got to the park, and there we rested for a while.
と同じ意味です。

Stratford-on-Avon, where Shakespeare was born, is visited by a great number of tourists every year.
ストラットフォード・オン・エイボンは、シェイクスピアの生誕地で、毎年多数の観光客が訪れる。

このように、途中で挿入することも可能です。

次に、when の用法。

I was taking a shower at seven, when the lights went out.
私は7時にシャワーを浴びていて、そのとき、明かりが消えた。

The summer of 1945, when the Pacific War ended, is still vivid in my memory.
1945年の夏は、太平洋戦争が終わったときで、いまだに私の記憶の中で生々しい。


うん。簡単ですね。


ところで、ここから少しややこしい話をします。
先行詞が省略されて、when だけが残ると、接続詞 when の用法との見分けがほとんどつかない、という話です。

まずは普通の用例。
I finished talking with him at ten o'clock, when he wanted me to stay a little longer.
彼との話は10時に終わったが、彼は私にもう少しいてほしがった。

これは、when = and then ととらえればよい、普通の用法です。
時間的な前後関係が明確です。
しかし、主節の動詞が、was/were about to ~、was/were going to ~、または過去進行形のときには、このカンマを省略することがあります。
主節がこれらの時制の場合、主節と従属節の時系列は、ほぼ同時となります。

I was about to reply when he cut in.
私が答えようとすると、彼は口をはさんだ。

このように訳します。
この文の見た目は、接続詞の when を利用している場合と区別がつきません。
接続詞ととらえると、この文の意味は「彼が口をはさんだとき、私は答えようとしていた」となります。
状況は同じです。
伝達情報としては同じなので、言語として困ることはありません。

困惑するのは英語を学習している生徒の側です。
模試や読解問題集の全訳を見たとき、模範の訳は「私が答えようとすると、彼は口をはさんだ」となっています。
この訳に混乱する人がいます。
・・・何で when の後ろから訳さないの?
when の後ろから訳すって、中学生のときに教わったのに・・・。

そうなのです。
私も、中2の生徒に接続詞 when を教えていて、強調するのはそのことです。
そこのところを間違ってしまう人が多いからです。

When I saw him, he was playing baseball in the park.
という文ならば、
「私が彼と会ったとき、彼は公園で野球をしていた」
と正しく訳せるのですが、
He was playing baseball in the park when I saw him.
という形で書かれていると、
「彼が公園で野球をしていたとき、私は彼に会った」
と訳してしまう人がいます。

解説を聞いているとき、when 節とか、主節とか、そういう言葉が、気に入らなかったのかもしれません。
それぞれ、定義を説明しても、それがまたわずらわしい。
そんな難しい説明は要らない。
簡単じゃないか。
文と文との間を、when でつなぐ。
それだけのことだろう?
内心で、そう思ってしまうのかもしれません。

・・・これ以上簡単に説明できないから、この説明をしているんですよ。
気に入らない説明がもしあったら、こういう理解でいいかと、質問してね。
繰り返しそう話しても、後日、生徒が誤解をしていて、天を仰ぎ、最初から説明のし直し、ということはしばしばです。

そうした子たちは、
He was playing baseball in the park when I saw him.
という文を、
「彼が公園で野球をしていたとき、私は彼に会った」
と訳してしまいます。
「私が彼に会ったとき、彼は公園で野球をしていた」という日本語を英語に直す問題は、
I saw him when was playing baseball in the park.
と誤答してしまいます。

when I saw him が、1つのまとまり。
これが、when 節。
そのまとまりごと、主節よりも前にドンと移動できる。
後ろにドンと下がることもできる。
文と文との間に when があるとういうことではないのです。
when は、従属節の先頭の語です。
when から始まる、1つの意味のまとまりです。
when の後ろから訳すんですよ。
こうしたことを繰り返し繰り返し説明して、練習して、when 節を代表とする従属節と従属接続詞の用法を何とか身につけるのが中2です。

そうやって、しっかり従属節を学習したというのに、高校生になったら、
He was playing baseball in the park when I saw him.
の when は、関係副詞とみるなら、
「彼が公園で野球をしていたとき、私は彼に会った」
という解釈でも、別に構わなくなるなんて・・・。

なんてこった!

ただし、こういう関係副詞 when の用法は、難しい英文でたまに見る程度ですので、自ら使う必要はありません。
読解問題の全訳を読んでいて、この when の訳し方がどう見ても逆に思えてストレスを感じたら、このことを思い出してください。
文法的にどうしても割り切れない表現が、入試問題、すなわち、実際の随筆や評論にはあるかもれしません。
そのとき、文法が間違っているのではなく、それを正しく解釈する文法も存在すると理解しておくと、英語を読み進めていく推進力になると思います。


  


  • Posted by セギ at 16:15Comments(0)英語