たまりば

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2020年08月04日

1学期期末テストの結果が出ました。2020年。


1学期期末テストの結果が出ました。
前年の学年末テストのなかった学校も多く、1学期中間テストもなかったので、本当に久しぶりの定期テストでした。

数学 70点台 3人  60点台 3人  50点台 1人
英語 80点台 3人  70点台 1人  60点台 1人 40点台 1人

塾内での数学最高点は、学年平均点が40点台のテストでの70点台でした。
価値ある得点と感じます。
今年も、まずはここからです。

得点にもう一歩の伸び悩みのある子の多くは、応用問題は正答できるのに、基本問題で取りこぼすという共通の特徴があります。
これは得点できるだろうという単なる計算問題で失点してしまいます。
つまらない失点が多いのに、テスト後半の応用問題や記述問題で正答しています。
そんな結果を見ても、まだ、解けなかったほうの応用問題が気になってしまう様子です。
失点した基本問題のほうを気にしてほしい・・・。
そんなところを間違ったりしなければ、数学で80点台も90点台も実現可能です。

基本問題で失点する子の中には、もう何がどうなろうとケアレスミスはするので、そこをあまりつついても悪化するばかりだから何も言わないほうがいい子もいます。
「2」と書くつもりで「3」と書いてしまい、自分では気がつかなかったりしますから、これはもう仕方ないのです。
頭の中で「ときそば」が起こるのでしょう。
頭はいい場合が多いです。
英語は突出して出来たりします。
でも、数学は、書き間違いや計算ミスがとにかく多いのです。

数学の問題を解いているときの精神状態がかなり悪い場合も考えられます。
小学校の高学年の頃から、ケアレスミスが増えていきます。
何でそんなミスをするのか、本人にもわからないミスが多いです。
原因も特になく、傾向もはっきりしない。
あ、わかった、と思った瞬間に、例えば、3:2を、2:3と逆に書いてしまう。
45だ、と思った瞬間に、47と書いてしまう。
かけ算だとわかっていたのに、なぜかたし算してしまう。
客観的に眺めていると、意味がわからない・・・。
とにかく常にふわふわした精神状態の子と、緊張と動揺が表情に出ている子と、両方の場合がありますが、ミスが多いのは同じです。

どうすれば、ケアレスミスがなくなるんでしょうか?

うーん・・・。
・・・なくならないかもしれません。
減らすことはある程度できると思いますが、完全になくなることはないのではないかと思います。
「ふわふわ」系の子は、意識の5割程度しか目の前の問題に割いていないように見えます。
常に何か他のことを同時に考えているように見えるのです。
いつも気が散っています。
そんな状態で数学の問題を解いています。
なぜなのかは、おそらく本人もわからないのではないかと思います。
目の前の1つのことに集中することが、できないようなのです。

「緊張・動揺」系の子は、数学の問題を解いているときの表情に、悪い精神状態が表れています。
数学の問題を解きながら、明らかに動揺しています。
疲れがたまっていて、ダメだ今日は計算が合わないという日が私にもありますが、あのモヤッとした頭の状態なのではないかと思うのです。
だとしたら、なす術がありません。
精度を維持できないのです。

そうなることを踏まえて、そういうことと折り合いをつけながら、できうる限りの得点を目指していく。
精神状態を自分でコントロールできるようになると、少し変わってくると思います。


それとは別に、基本問題を軽視しているため、テストで失敗する子もいます。
テスト前は、応用問題ばかり練習しているようです。
単なる計算問題は、テスト前1週間は全く解いていなかったりします。
そして、テスト当日、解こうとすると、何だか手が上手く動かない。
やり方がわからないわけではないけれど、何だかたどたどしい。
そして、計算ミスをします。
そんな場合もあります。

これは、解決可能です。
今回は、そんな子が多かったです。
テスト勉強のバランスが悪いのです。
応用問題が解けるようになると、もう数学は大丈夫と思い、他の科目の勉強に時間をかけたのではないでしょうか。
数学はまあ普段やっているから大丈夫と思って、テスト前日はろくに勉強しなかったのでは?
テスト前にやっておかなかったら、計算は手も頭も上手く動きません。
このたどたどしさは、単なる練習不足のたどたどしさでは?
そんな印象の答案もありました。


何はともあれ、まずはここから。
ここから伸びていこう。
そう思います。

  


  • Posted by セギ at 01:10Comments(0)講師日記