2019年01月01日
2学期期末テスト結果出ました。2018年。
明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、2学期末テスト結果、出ました。
数学 90点台 1人 80点台 3人 60点台 2人
英語 90点台 2人 40点台 1人
テストの難度に左右されず安定して高い得点を取れるようになった人が多いです。
数学では、特に女子生徒の数学的開眼が今年は続きました。
思考力が高まり、初めて見る応用問題も自力で解決できる子が多くなりました。
今回、英語の新入生が、まずは40点台から出発しました。
家で英語を勉強する習慣がないようです。
学校で週に一度ある単語テストや熟語テストの勉強もしたことがないと本人は言います。
それが積もり積もって、英語表現の教科書の基本例文の単語も意味がわからないものがあります。
文法に興味がないので、SとかVとか、全く意味がわからないと言います。
英語だけでなく、勉強は一夜漬けの短期記憶が習い性になっている様子です。
記憶を簡単に消してすぐに次の知識を入れるような仕組みに脳が出来上がっているのか、短期記憶能力は極めて高いのです。
一方すぐに忘れて脳の記憶容量を空ける習慣があるのか、全てのことが長期の記憶になりにくい様子です。
状況から考えて、そんなに簡単に成績が上がるとは思えません。
1週間前に授業中に完璧にマスターしたことを、1週間後、なぜこうも完全に忘れることができるのか不思議なほどに、脳が全てを消去しています。
また一から説明し直しでびっくりすることもしばしばです。
家庭学習の習慣がないというのは本当に大変なことで、宿題を出したところでやってきませんから、塾にいる時間だけが勉強している時間になります。
本人の日常生活のタイムテーブルに家で勉強する時間が設定されていないのでしょう。
「勉強しなくちゃ」と本人はぼんやり思っていても、普段通りの日常を過ごしていると、1日は勉強時間ゼロで終わっていきます。
日常習慣を変える必要があります。
これは、口で言うほど簡単なことではありません。
他の予定で埋まっているどこかの時間を勉強の時間に変えなければなりません。
勉強が好きなこと・やりたいことならば、1日の中に勉強時間がないということはそもそも起こりません。
勉強が嫌いなこと・避けたいことだから、そうなっています。
とはいえ、生まれつき頭がいい。
家で勉強なんかしなくても、ある程度までは何とかなるほどに頭がいいのです。
小学生の頃は、家庭学習などゼロ時間でも、どうにでもなったのでしょう。
中学生の頃は、テスト前だけちょろっと勉強すれば何とかなったのだと思います。
高校の英語の定期テストで勉強しないで40点台というのは、ある意味凄いです。
惜しい才能です・・・。
これで子どもの頃から学習習慣があったなら、何でも望めたものを。
勉強することの楽しさを子どもの頃から知っていたなら、誰が止めても勉強していたでしょうに。
この冬休み。
学校からは宿題プリントが沢山出ましたが、自力では解けないというので、塾で一緒に解いています。
宿題プリントは何かのテキストのコピーを印刷機で中質紙に印刷したもののようで、字が小さく、しかもにじんでいます。
逆さに見ながら一緒に解くのは、さすがに目の酷使となり耐えられません。
本人に問題を読み上げてもらい、私は目を閉じてそれを聞いています。
目を閉じて聞き取れないような読み方はしないようにと、その指導を兼ねています。
入塾前に学校で学習した「不定詞」のプリントは、1問1問、私の助言なしでは先に進みませんでした。
入塾後に学習した「動名詞」「分詞」も、最初は読み上げていたのですが、気がつくと黙って解いている時間が多くなりました。
自力で解けるようです。
私に教えてもらう必要がないから、読むのをやめてしまったのです。
・・・おや?
脳が知識を消去していない。
学習済みの文法問題は、自力で解けるようになっている・・・。
今は高校の定期テストの多くが、毎週の単語テスト・熟語テストがそのまま定期テストの範囲になっているためテスト範囲が広く、その他に応用問題の配点も高いです。
そんなに簡単に高得点が取れる仕組みになっていません。
本当に英語力のある人しか、高い得点は取れません。
とはいえ、成果の一端は見え始めている。
そう感じる冬期講習です。