たまりば

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2018年10月03日

不定詞の学習。中学3年レベルその3。want~to 不定詞などの文。



中3で学習する不定詞。最後は、「
want ~to不定詞」などの用法です。

中2では、以下のような文を学習しました。
I want to play the piano.
「私はピアノを弾きたい」
この文で、to play the piano をするのは、主語である「私」です。
それに対して、中3で学習する文は、
I want you to play the piano.
「私はあなたにピアノを弾いてもらいたい」
この文で、to play the piano をするのは、「あなた」です。
意味の違いはこれで明瞭ですね。
不定詞の動作主(意味上の主語)は誰であるのかを強く意識するとこの文のパターンは理解しやすいと思います。

この構造の文は、動詞ごとに理解しておくと楽です。
高校英語ではもっと増えますが、中学3年生が学校で学習するこの構造の文の動詞は、基本的にはwant、tell、askの3つです。
この3つの動詞を使った文の構造と意味をまずは正確に理解しましょう。

①「主語+want +誰々+to不定詞」。
主語は、誰々に、~してほしい。
I wanted him to play baseball together.
私は、彼に一緒に野球をしてほしかった。
「誰々」の部分は、「世界」など、人間でないものが入ることもありますが、「誰々」で覚えておくとわかりやすいでしょう。

②「主語+tell+誰々+to 不定詞」。
主語は、誰々に、~するように言う。
Our teacher told us to read many books.
私たちの先生は、私たちに多くの本を読むように言った。

③「主語+ask+誰々+to不定詞」
主語は、誰々に~するように頼む。
これは依頼の文です。
I asked my mother to help me.
私は母に手伝ってくれるよう頼んだ。

基本は、want,tell,ask の3つの動詞でこの構造の文を作れるようになっておけばOKですが、教科書によっては他の動詞でもこの構造の文が出てきます。
教科書にそうした形の文が出てきたら、学校の定期テスト対策としては、それもあわせて覚えておきます。
teach,advise,warn,order,expect,allow など、この構造の文を作る動詞は沢山あります。


さて、実際の問題を考えてみましょう。

問題 以下の2文がほぼ同じ意味になるように空所を埋めなさい。
Our teacher said to us,"Read many books."
Our teacher (  ) us (  ) read many books.

このような形式で出されると、これが不定詞の問題であることを発想できず、混乱する子がいます。
答えは、最初の(  )がtold、次の(  )がtoです。

正解を聞けば、理解できる。
でも、自分で発想できない。
特に、入試問題など、テスト範囲というものがないときには、全く発想できない。
そういう人が案外多いと思います。
こういう問題は1から発想するものではなく、このパターンが頭の中に入っているかどうかで正解できるかどうかが決まります。
文法として整理されて頭の中に入っていると、こういう問題は楽に解けるようになります。
最初の(  )は、saidではなぜダメなのかと訊かれることがあるのですが、sayは、この構造の文を作れない動詞なのです。
また、sayという動詞は、誰それに言うという意味のときは、say to usのように前置詞を必要とします。
said us ということはできないのです。
また、sayと言う動詞は単に「言う」という意味なので、伝達内容が命令文のとき、その命令のニュアンスを伝えることができません。
セリフの部分、つまり伝達内容が命令文なので、命令の意味を持つtellを入れる必要があるのですね。

次の問題はどうでしょうか?
I said to my mother,"Please help me."
I (   ) my mother (  ) help me.

やはり、セリフ部分に着目します。
please が入っているので、伝達内容は依頼の文であることがわかります。
だから、最初の(  )はasked、次の(  )はtoが入ります。
他に、Will you help me? などがセリフ部分に入っているときにも、この書き換えになります。

では、この問題は?
May I wash the dishes?
Do you (  ) me (  ) wash the dishes?
こんな書き換えは、覚えておかないと発想できません。
大胆に構造を変える書き換えです。
正解は、最初の(  )がwant、次の(  )がtoです。


文法問題はパターンが明確です。
どんな文法事項を問われている、どういう構造の問題であるか、それを意識しながら練習しておくと、テストに出ている問題は、自分の練習した問題の類題だと意識できます。
落ち着いて、楽に解くことができます。
常に自分の「勘」が頼りで、感覚で英語の問題を解いていると、何の文法事項の問題であるか気づくことができませんし、パターンも類題もすっ飛んでしまいます。
毎回毎回最初から考えなければならず、時間もかかりますし、常にモヤモヤしてしまいます。
パターンを理解しましょう。

  


  • Posted by セギ at 14:33Comments(0)英語