たまりば

地域と私・始めの一歩塾 地域と私・始めの一歩塾三鷹市 三鷹市

2017年03月06日

藤野駅から日連アルプスを歩きました。2017年3月。


2017年3月5日(日)、藤野駅近くの低山、日連アルプスを歩いてきました。
日連は「ひづれ」と読むそうです。
コースタイムでも4時間足らずのご当地アルプスです。

支度をして、藤野駅出発、8:40。
2週間前に歩いたのとは反対側の金剛山を目指します。
駅前の階段を下りて直進してすぐの県道を左へ。
歩道があまり整備されていないわりに交通量が多く、ちょっとストレスを感じながら歩いていき、道なりに日連大橋を渡ります。
橋は広い歩道が整備されていました。
橋の左手にはスーパー、少し行くと右手にコンビニ、さらに行くと追分のバス停があり、その先の分岐を道なりに右方向に行きます。
歩道の整備されていない道を車の行き来に注意しながらしばらく行くと、金剛山のバス停が見えてきました。
その手前の赤い鳥居が登山口です。9:05。

赤い鳥居をくぐると後は明瞭な踏み跡のある登山道でした。
小さな沢をしっかりした木橋で渡り、植林帯をジグザグに登っていきます。
やがて道は直登になり、ひと登りで金剛山。9:30。
金剛山神社の小さな祠があり、説明書きがありました。
火伏せの神様なんだなあ。
木立に囲まれ、展望はあまり良くないですが、ベンチがあり、休憩適地でした。

さて、縦走路に戻り、道しるべを確認して、次は「峰への分岐」を目指します。
5分とかからず分岐に到着。
ここで、縦走路からいったん外れ、分岐を左へ。
1分で「峰」に到着。
木立が切れて、左手に展望が広がりました。

さらに道しるべの通りに2分ほど先に進むと八坂山。9:40。
ここからは「富士山が見える」とガイドブックにあり、楽しみにしていたのですが、なるほど見えることは見えても、てっぺんの平らな部分がちょっと見えるだけでした。
「うわー、富士山なんか1cmくらいしか見えないよ」
と独り言。
その1cmとは、何を基準とした、どういう縮尺の1㎝ですか!
自分のつぶやきに自分で突っ込みを入れつつ、そこにあった低いベンチに座ってちょっと休憩。
下に見える町と山々とのバランスが良く、低山らしい眺めで、寄り道した価値はありました。

分岐まで来た道を戻り、縦走路を先に進みます。
少し道は細いですが、気持ちの良い尾根道が続きました。
しばらく行くと、杉峠。
ここにもしっかり道しるべがありました。
小さい道しるべですが要所要所にあり、最近整備された印象です。

ここを右折。
またも縦走路と別れ、今度は鉢岡山へ寄り道です。
しばらく行くと右に民家があり、車道が突き当たってきます
そのまま直進し、舗装されていない、車がギリギリ1台通れる林道を行きます。
林道をどんどん行くと、左に駐車スペースがあり、そこからは道は少し細くなり山道らしくなってきます。
送電鉄塔の横を通っていくと、右手に骨組みだけの2階建ての廃屋があり、その少し先の左には白い乗用車が廃棄されていました。
何がどうなるとこんなところに車を廃棄することになるんだろうと首を傾げながらしばらく行くと、展望台でした。
丹沢方面の展望が広がりました。
上の画像がそれです。

この先、登山道には細い丸太が横たえられていて、これは侵入禁止という意味なのかなとも思いましたが、その先の踏み跡も明瞭でしたので、とりあえず行ってみることにしました。
道はときどき細くなり、笹竹などの丈が高く、少し不安になりましたが、踏み跡は途切れることはありませんでした。
登っていくと、鉢岡山山頂。10:30。
ここが本当の山頂なのでした。
杭の形の山頂標識が斜めに傾いていて、電波塔がどーんと立っている山頂です。
笹竹が育ちすぎて、展望はありません。
先程の展望台までで十分だったかなあと感じながら、来た道を戻りました。

戻っていくと、本日1人目の登山者と遭遇。
「良いお天気ですねえ」
と挨拶を交わしました。
今日は、結局、その人1人としか出会いませんでした。
静かな山です。

杉峠まで戻りました。10:50。
ここからまた縦走路を行きます。
春めいたぽかぽか陽気の明るい日差しの下、尾根道をのんびりと歩いていき、日連山。11:10。
展望もなく、ベンチもなく、狭い山頂でした。
ベンチがあったらここで早めのお昼にしようかと思いましたが、どうもそういう雰囲気の場所ではないので、先に進みました。

さらに5分歩いて、宝山。11:15。
日連山と同じ雰囲気です。
カラスが木の枝にとまっています。
これは、山の中でお昼ご飯を食べるのは、今日は諦めよう。
昼前に下山しそうですし。

さて、ここからの下りが、このコース唯一の難所でした。
最初は木段の下りですが、だんだん傾斜がきつくなり、やがて、ローブの張ってある下りとなりました。
トラロープの他、新しい白く太いロープで整備されていますので、落ち着いて足場を選び、ロープに頼り切らないようにして降りれば大丈夫でした。
難所はそこだけで、それもほんの短い距離でした。

一昨年の4月に九鬼山から猿橋駅近くの御前山へと縦走したときは、こんな道が延々と続いてすっかり心が折れたなあ。
そんなことを思い出しながら下りていくと、今までより広めの登山道に出て、そこも道しるべの通りに左に進んでいきます。
崖っぷちの道がしばらく続きます。
ときどき道が細くなるので、私はこういうところのほうが苦手だなあ。
でも、そうした道もすぐに終わり、舗装道路にポンと出ました。
ここも登山口を示す新しい小さな道しるべが立っていました。
舗装道路を左に進み、車がときどき通るのに気をつけていくと、日連神社が見えてきます。
ガイドブックの通りに、その手前で道が二股に別れるところで右に下り、細い舗装道路をとことこ歩いていくと、県道に出て、そこは左へ。
日連橋を渡り、少し先の三叉路では右の舗装道路をゆるく登っていくと、朝歩いた県道に出ました。
日連大橋を渡って、藤野駅へ。12:25。

一泊の山でもあるまいに、お昼どきに下山とは。
春期講習と新学期準備の仕事がたまっているので、これは早めに帰って仕事をしろということでしょうか。
2週間前の金剛山とあわせて両方一度で歩くと良いのかもしれませんか、そうなると今度はコースタイムは8時間近くなり、日没との闘いになりそうですね。

  


  • Posted by セギ at 12:32Comments(0)