たまりば

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2016年02月29日

川苔山を歩いてきました。2016年2月。



2016年2月28日(日)、2年ぶりに奥多摩の川苔山を歩いてきました。
一昨年は大雪で、3月でも麓まで雪がありました。
今年は雪が少ないけれど、水曜日に奥多摩の低山で5cmの降雪があったそうなので少しは雪道歩きが楽しめるかな?
そう思って軽アイゼンやストックを用意していったのですが、雪はほとんどありませんでした。
この陽気では、5cmの雪などあっという間に融けてしまいますね。
三鷹からいつものホリデー快速おくたま3号に乗って、青梅で乗り換え、鳩ノ巣駅下車。9:33。
改札を出てすぐ右にトイレと水道があります。
支度をしてそのまま右に進み、踏切を渡って坂道を登っていきます。
民家が続きますが、なかなかの急坂です。
道しるべが随所にあり、その通りに急坂の私道を登っていくと、突当り左手が細い登山口。
登山道の真ん中に小さい黒猫がいました。
赤い首輪をしています。
私が歩いていくと、逃げるように先に行きます。
どんどん先に行ってしまいます。
おいおい、山道に入ってしまうよ?
いつ凍結箇所が現れてもいいように使っているトレッキングポールが猫には怖いのかもしれません。
うーむ・・・・。
「大丈夫だよ。通り過ぎるだけだよ」
そう話しかけると猫は振り返り、端に寄りました。
おおっ。話が通じた。

道は最初のうち民家の裏山への道という印象で、ちょっと石が多くて荒れた感じがします。
山ノ神。10:30。
小さな祠と、ベンチ。
そして舗装された林道。
ここから川苔山までは3コースありますが、凍結があるかもしれないときは迷わずまき道一択。
林道を右にゆるく下って1分ほどいくとコンクリートの階段があり、そこがまき道の登山口です。
最初のうちは足元に林道を見ながら、ほとんど傾斜のない道がずっと続きます。
よく整備された道です。
道は広くなったり狭くなったりを繰り返しながら、斜面を巻いて巻いて巻き続けます。
ふっとだだっ広いところに到達。
ここはいつも、どこが登山道かよくわかりません。
まあとにかく登っていけば良いので、何となく道らしいところを選んで登って行き、また道が明瞭になると、今度は木段が続きます。
結構段差がきつい。
今までまき道でさぼっていた分を一気に取り返すように登っていきます。

また傾斜が緩くなって、ちょっと薄暗い道からぽんと飛び出たところが舟井戸。12:20。
ここはまだ雪が残っていました。
ベンチに座って休憩していると、大ダワ方面から斜面を降りてきた人が。
「ここだけ雪があるねえ」
と笑っていました。


舟井戸からは気持ちのよい尾根歩き。
山頂が近くなると、今日一番の急登が始まりました。
地形も入り組んできて、細い道を用心して通過していくと、十字路。
そこから10分で、川苔山山頂。12:45。
雪がなかったせいもあり、例年より30分も早く着いてしまいました。

春霞で遠望が効かず、富士山は見えませんでしたが、石尾根はよく見えました。
真正面に雲取山。
谷筋に雪が残っているのが見えました。
左に尖っているのは七ツ石山。
その手前、立派な尾根を張っているのは鷹ノ巣山。

山頂には7人。
初夏に登るとごった返している山頂も今日は静かでした。
昼食をとって、さて下山。13:00。

帰りも同じ道をたどります。
山頂付近は少し雪があり、下り斜面は滑り易い状態になっていました。
そろそろと降りると、あとは危険個所もありません。
トレッキングポールの推進力でグングン進みます。
いい加減に足を置いても、転ぶ心配も少ないし。
膝の負担もないし、楽だなあ。
何だかあっという間に下山しました。
鳩ノ巣駅。15:15。
いつもより1時間も早い下山です。
足も疲れていないし、若干物足りない。
ポールをしまって歩けば良かったかなあ。
ともあれ、トイレ前の水道でポールの先の泥を洗い、駅前のお店で缶ビール350mL350円を購入して、駅に入りました。

  


  • Posted by セギ at 12:18Comments(0)