たまりば

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2013年06月11日

瑞牆山に行ってきました


6月9日(日)、久しぶりに山に行ってまいりました。
今回行ったのは、山梨県の瑞牆山です。
「みずがきやま」と読みます。
初めてこの山に行った2001年には、パソコンではこの字は出てこなかった記憶があるのですが、今回は、一発で漢字変換できました。
山に行く人は、メールやブログを書くことが多いので、この字が必要だからでしょうか。

三鷹駅発5:58。
八王子で中央本線に乗り換えて、韮崎駅着8:28。
韮崎駅からバスに乗ります。8:50発。
瑞牆山荘。10:05。
山荘横にトイレがありました。100円。
でも、個室が1つ故障中で、使えるのは2つだけなので、行列ができていました。
山慣れている人の行列は、でも、そんなに問題ありません。
観光地のトイレですと、自分がたくさん待った分だけ、ゆっくり個室を使ってやろうと考えているのではないかと思うほど、何もかもノンビリしていて、同じ行列でも倍の時間は並ぶように感じます。
山慣れている人は、支度が速いですね。

さて、瑞牆山荘前を出発。10:15。
よく整備された樹林帯の中のゆるやかな登山道を登っていきました。
ミズナラの新緑から降り注ぐシャワシャワという音。
毎年この時期に森を歩くと、シャワーのような鳴き声が降ってきます。
2年前、一緒に山を歩いた人が、ヒグラシだと教えてくれました。

林道との合流点で左に曲がり、林道に入りました。
遠まわりですが、林道から、瑞牆山がよく見えるポイントがあるんです。
上の写真がそれです。
瑞牆山の登山道に入ると、肝心の瑞牆山は、樹林に隠れてよく見えないので、ここで撮影。

富士見平小屋。11:00。
小屋の後ろの、背の高い白い花の咲いていた木は、ニセアカシアか、それとも桜の一種でしょうか。
ここは幕営地でもあり、ウッディな小屋の雰囲気とあいまって、良い休憩地でした。

そこからは、ほぼ水平だけれど石が多く足元の悪い道をしばらく歩き、やがてぐっと下って、天鳥川出合。11:20。
梅雨に入っても雨が降らないので、天鳥川は涸れ沢になっていました。
徒渉がなくて楽ちんです。
対岸に渡ると、シャクナゲが咲いていました。
奥秩父に咲くのは、アズマシャクナゲ。
淡いピンクの花も、濃いピンクの花もありました。
種類が違うのかもしれません。

巨岩の右手の木の階段を上がって、いよいよ本格的な登山道が始まりました。
段差の大きい岩がちな上りが続きます。
シャクナゲの咲く登山道。
大ヤスリ岩の雄姿も見えてきました。

瑞牆山は、12年前に登ったときは少し手強い山でした。
腕力で登らなければならないところもあり、手がかりが遠く、リーチの足りない人には不利で、上手く登れない人が渋滞を起こしていました。
岩がゴロゴロしているし、倒木が登山道をやたらと横切っていて、なかなかハードな山道だった記憶があります。

12年も経つと、随分変わってしまう山があります。
日本百名山は特にそうで、手強かった瑞牆山は、かなり登山道が整備され、歩きやすい山になっていました。
易しい道になったせいか、親子連れが目立ちます。
コンビニで買ったお弁当の入ったビニール袋を提げたまま歩いている若い男の子もいました。
いや、さすがにそれはまずいのだが。
(^_^;)

岩の上をトラバース気味に歩くところが1か所。
靴底が悪いと、ちょっと滑り易くて怖いかもしれません。

山頂近くには、ロープを張ってある岩場の登りが1か所。
左右の2方向からロープが張ってあり、まず右のロープで登り、途中からは左のローブに持ち替えないと、身体を振られる可能性があります。
足場はしっかりしているので、落ち着いてロープを持ち替えれば大丈夫でした。
そこを越えると、グラグラと少し動く鉄のハシゴ。
これも何とかなります。
12年前は、ここは、腐り落ちそうな木のハシゴだったと思います。

そして、ふっと樹林が途切れ、山頂の岩場に飛び出しました。12:35。
斜めの大きな岩の上が山頂です。
あまり上り過ぎると、下がスパっと切れ落ちています。
山頂は絶景でした。
五丈岩がくっきり見える金峰山。
甲斐駒と仙丈。
そして、多分、北岳。
高い山には、まだ雪が残っています。
空が霞んでいて、富士山は、見えませんでした。
梅干しお握りを食べながら、360°の絶景を飽きず眺めました。

さて下山。
日曜日の瑞牆山は大混雑。
上ってくる人と道を譲り合いながら、往路を戻ります。
往路と復路が少し別れているところもあり、下りもそんなに危険を感じることなく、天鳥川出合。13:40。
富士見平小屋。14:05。
瑞牆山荘。14:45。

登山道の渋滞もあって、14:25のバスには乗れませんでした。
なので、15:25発のバスに乗り、楽しかった瑞牆山を後にしました。
12年前には入った、日帰り温泉増富の湯。
今回は、入れず、残念。

日帰りできる楽しい山なので、また何年かしたら来ようと思います。
  


  • Posted by セギ at 14:25Comments(0)