たまりば

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2013年04月15日

生藤山~高尾山、縦走しました。2013年春。


4月14日(日)、久しぶりに山に行ってきました。
冬の間も、結構山歩きはするのですが、毎年、今の時期は、天気が悪かったり、春期講習準備があったり、模試会場責任者の研修があったりして、ひと月くらいブランクがあいてしまいます。
なのに来週は、外秩父七峰縦走ハイキング大会。
大丈夫かなあ、と自信をなくす、というのが毎年のお決まりです。

さて、この時期ですから、桜のきれいな山を歩きたいのですが、今年は、開花が早すぎて、もう終わってしまっているかもしれません。
それなら、せめて、たくさん歩きたい。
桜の季節、生藤山からの縦走は、定番コースで、去年も歩きました。
去年は、石楯尾神社からのコース。
登山口に花が多く咲いていますし、尾根に上がったところの桜並木がきれいで、好きなコースですが、この時期は、何しろ人が多く、追い越しが多少わずらわしいのが難点です。
せっかく道をゆずっていただいても、足元に花を見つけたら立ち止まって撮影したくなります。
その間に、またその方に追い抜かれ、そして、また道をゆずってもらうというのは、マナー上あまり好ましくないです。
私が道をゆずる側だったら、正直げんなりします。
なので、道をゆずっていただいたらスピードを上げ、足元に気になる花が咲いていても諦めるということになりがちです。
それも、残念です。

花の季節は、他人を気にせず、自分のペースで立ち止まったり急いだりできる山に行きたい。

なので、今年は、同じ生藤山でも、上川乗から入ることにしました。

ホリデー快速あきかわ号に乗り、終点武蔵五日市駅下車。8:48。
数馬行きのバスは、9:00発。
駅前は大行列でしたが、職員さんの誘導が確かで、ここに並べばいいんだとすぐわかりました。
ここの駅前のバス乗車のルールはまた独特で、3台のバスが来ると決まったら、並んでいる人が前から1台目、2台目、3台目と座席の分だけ乗車し、その後、余っている人たちは、好きなバスに乗るというシステムになっていました。
不公平のない良いシステムかもしれませんが、難点は時間がかかること。
バスが3台そろわなかったら、その間、ずっと待っているんですから。
どうせ座れないなら、トイレに行っておけば良かったなあ。
駅のトイレも大行列で、ちょっと並ぶ気にはなれませんでしたが。
そんなこんなで、9:10に、ようやくバスは出発。

数馬行きのバスは、三頭山に行く人で満杯。
そして、道路も何だか渋滞しているなあと思ったら、トレイルランニングの大会が開かれていました。
小さいザックをかついだランナーたちの大集団が道路を走っています。
武蔵五日市駅付近を出発のトレイルランニング大会といったら、有名なのはハセツネですが、そういえば、春にそれの縮小版のような大会が開かれていると聞いたことがあります。
それかな。
結構な時間バスに揺られ、このままだと数馬に着きそうであるという頃、上川乗バス停下車。9:45。
バスの進行方向のままに歩き出し、三叉路を左へ。
南秋川橋を渡り、あとは、道なりに車道を進んで行くと、5分ほどで左手に細い登山道と道標がありました。
道標には、「関東ふれあいの道」と書いてあります。
帰って、ガイドブックで確認したら「富士見のみち」だそうです。
「関東ふれあいの道」は、道標はよく整備されているのですが、制定された時期が古いからか何なのか、道自体がそれほど良いとは限りません。
歩けないほど悪い道でもなく、道が途切れていることはない、という程度の安心はしていいのですが。
今回の登りも、全体に細く、怖くはないけれどここでスキップする気にはなりませんね、という道がずっと続きました。
足元には、イチリンソウと、スミレ。
もうヤマブキも咲き始めていました。

浅間峠。10:50。
かなり老朽化していますが休憩舎があり、周辺で休んでいる中高年のグループと遭遇。
あ、人がいた、と感じるくらい、それまでは人の気配のない登山道でした。
ここからは笹尾根に乗り、道幅も広くなりました。
向こうから歩いてくる人と、ときおり、1人2人とすれ違いました。
山慣れている様子の中高年の男性ばかりです。
小ピークが連続します。
急登と急な下りの繰り返し。
春霞で富士山は見えませんでしたが、隣りの峰の、まだ咲き残る桜や新緑が美しい。
景色の美しさに励まされて歩き続けました。
軍刀利神社で頭を下げ、急な木段を下り、登り返して、三国山到着。12:05。

そこまで、静かな静かな山歩きでしたから、昼食休憩中の登山客の多さにびっくり。
山頂からはみ出た人が、登山道でも昼食中。
早々に山頂を退散し、生藤山へ。
ここらへんは少しイワイワっとしています。
下りが急で滑りやすく、もたもた下りました。
そこからは、歩き易い道をガンガン歩いて、連行峰で昼食。12:40。
これからの季節は、梅干しと塩の効いたお握りがおいしいですね。
あまりこってりした具は、喉を通らないですし。
うん、来週も、おにぎりの具は、梅干しにしよう。
甘いカフェオレを飲んで、大粒のチョコレートも食べて、のんびりしていたら、中高年グループがやってきました。

少しバテた人がいるようで、そのグループは、今後のコースを検討中。
ここから、バス停に下山する道があると、道標を示す人あり。
でも、その道は、地図にもガイドブックにも「ヤブ?」の表記があるし、2時間近くかかりますよー。
「もう少しゆっくり歩きたい。花を見たい。さっきのカタクリ、もっと見たかった」
などの婦人たちの要望もあり、リーダーの手腕が試されるところです。
「あともう少し頑張って、とにかく和田峠まで行きましょう」
という判断が下されました。
賛成。
(*^_^*)

さて、私はひと足先に出発し、和田峠に向かいました。
ときどき岩がちな下りに気をつけながら、どんどん進みます。
醍醐丸。午後1:30。
そして、道はゆっくり下りに入り、林道に出て右へ行くと和田峠。2:00。
そこから、売店の左手の木段を登り返します。
疲れているときは、この長い木段の登りがきつい。
陣馬山到着。2:20。

もうお昼どきを過ぎていたので、陣馬山もすいていました。
広い山頂に、まばらに登山客が散っている感じが気持ちよく、長居したかったですが、この先も道は長いので、すぐ出発。

予定よりもかなり時間が過ぎていました。
ヘッドランプは持っていますが、日没前に下山できるなら、そのほうがいいです。
さて、どうするか。

1.陣馬高原下に下山し、バスで高尾駅へ。これは、一番簡単です。

2.景信山まで行き、そこから小仏バス停に下りる。
 登ったことは2度ある道ですが、少し急だった印象があります。
 余裕があるときは良いけれど、薄暗くなってきている中で、慌ててそういう道を下るのは、妥当な策ではないかも。

3.小仏城山まで行き、日影沢を下る。
 整備された林道ですから、この案はありですが、谷に入っていきますから、日暮れが早いかもしれません。

4.高尾山まで行き、ケーブルカーで下山。
 もしも、ケーブルカーが終わっていたら、1号路を下山。
 やっぱり、慣れている分だけ、これが一番安全。

足を速めて、明王峠に向かいました。
反対方向から、これから陣馬山へと向かっている人たちと、まだかなりすれ違いました。
しかし、そういう人たちもだんだんいなくなり、休日の奥高尾とは思えない静かな登山道になってきました。
歩きやすいなー。
たまに、トレイルランナーと出会いますが、武蔵五日市で大会が開かれていることもあるのか、そういう人も普段に比べて本当に少ない印象です。
日差しが明るいので、気分的には楽でした。
でも、徹底してまき道を選ぶことを決意。
景信山もまいて、小仏峠。4:05。
小仏城山もまいて、一丁平へ。
そこから、今日一番の桜並木。
一丁平付近の桜は、ソメイヨシノだけではないので、遅い時期でも案外桜が咲いていました。
ミツバツツジもまだ満開。
立ち止まって撮影。
紅葉台もまいて、高尾山頂の真下到着。5:10。
高尾山もまきました。
午後5時を過ぎると、薬王院の奥院の扉が閉まっていて、夜間通路から本殿へ。
お参りはきちんとして、1号路へ。
売店も食堂も全て閉まっていて、お店の人が帰り支度をしています。
日中は人で込み合う1号路を、お店の人のバイクや車が通ります。
夕方の高尾山は、また独特で、案外この雰囲気もいいですね。
ケーブルカー駅到着。5:40。
今の時期の最終は6:30。
切符を買って、車内に入ると、座席はほぼ満員。
5:45、出発。
5:51、清滝駅下山。
京王線に乗り込む頃には、辺りも暗くなってきました。
ちょっと欲張り過ぎましたが、楽しい1日でした。

さあ、来週は、外秩父七峰縦走ハイキング大会です。
  


  • Posted by セギ at 14:01Comments(0)