たまりば

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2012年04月23日

外秩父七峰縦走ハイキング大会、完歩しました。2012年。


昨日、4月22日(日)は、外秩父七峰縦走ハイキング大会でした。
朝6時30分、小川町駅前で受付を済ませ、スタート。
まずは車道を歩き、7時20分、官ノ倉山の登山口手前の渋滞地点に到達。
ここから、山道を一列で歩くことになるので、例年渋滞が始まります。
まずは順調と思いながら、スポーツドリンクを飲んだり、受付でもらった、チェックポイントでスタンプを押してもらう記録カードに記入をしたり、今年はゴールが変更になったことをもらった地図で確認したり。
さて、のろのろと進み、いよいよ登山口。
登山道に入ってからものろのろと一応の動きはあり、鎖場も一列にきちんと登って、1つ目のピーク石尊山へ。
数年前までは、鎖場付近は、急坂を我先にと登っていく無理な追い越しのかかる場所で、朝一番にそんな無理をするからでしょうか、倒れた参加者もいらっしゃったようです。
姿は見えませんでしたが、その瞬間を見たのだろう女性の悲鳴が後ろに聞こえ、「倒れた」「誰か倒れたぞ」という情報が駆け上がってきました。
それ以後は、鎖場にはスタッフが2〜3人常駐するようになり、一列にきちんと登るようになったと記憶しています。
それによって、朝の渋滞は長くなりましたが、いいことだとと思います。

石尊山は、七峰の7つのピークには数えません。
少し流れは順調になり、緩い坂の上り下りを繰り返し、また渋滞が始まると第1CP官ノ倉山。
8時15分到着。2600番台。
遅いなあ。
でもまあ、昨年とほぼ同じ時刻なので今年も大丈夫と思いながらその先へ。
官ノ倉山からの下りは滑りやすい土道なので、慎重に。
でも、2年前に太いロープが張られ、土も入れられ、以前よりかなり下りやすくなりました。
とっとこ下りて車道へ。
人を抜くのは、車道に限ります。
細い山道の危険個所で無理に人を抜こうとするのに、車道になるとのんびり歩く人がいますが、効率や安全性を考えたら逆ですよね。

スピードを上げて人をどんどん追い抜きながら和紙の里へ。
上の写真はその途中で撮影。
桜とミツバツツジが美しい道でした。
しかし、遠くに見える笠山は雲の中。
予報では午後3時頃から雨とのことでしたが、これは自分から雨雲の中に突入していく感じです。

和紙の里到着。
今年は春が遅く、見事な桜を眺めながら、休憩はせずに通りぬけました。
甘酒100円などかなり誘惑の多いポイントではあるのですが。
(*^_^*)

そこから長い長い舗装道路の登り。
ここでさらにスピードを上げ、遅い人を追い越します。
とはいえ、私もさらに速い人に追い抜かれたりしながらですが。
というのも、その先からは追い越しの難しい細い登山道の長い長い登り道。
ここで遅い人を前に置くことは大変なロスタイムを生みます。
ここは頑張りどころ。
林道歩きの中でも1か所だけ山道に入るのですが、そこでまた渋滞。
ここでの渋滞は、1か所歩きにくい斜めの段差があることが原因と思われます。
自動車の自然渋滞に近い状況です。
そのポイントで誰もがブレーキを踏む。
その小さなロスタイムが積もり積もって渋滞を生むようです。
その段差を越えると、人の流れはスムーズでした。

萩平丁字路到着、10時。
ラジオの調子が悪く電池を替えていたりしたら意外に手間どりました。
そして、もたついて林道で十分に人を抜けなかったことはやはりたたりました。
そこからの山道はのろのろ歩きの渋滞がずっと続きました。
いつも渋滞する場所ですが、いつもより長くそして遅い。
道が全体に湿った土で滑りやすく、車道と合流するポイントへの急な登りを上手く登れず、もたつく人が多かった様子です。
渋滞だなと思ったら諦めて、立ったままの休憩に入ります。
ザックから行動食を出して食べ、スポーツドリンクを飲み、メモを取り。

ゆっくりなのは、時間はかかりますが体力は温存されます。
ずっとゆるい渋滞のまま非常に楽に笠山CP到着、11時15分。
遅い。
しかし、さすがにこのあたりで大休憩に入る人が増えてきました。
よし、歩きやすくなるぞ、と思いながら、先へ。

笠山からは、登り下りを繰り返し、ときどき車道を横切りながら、堂平山へと登っていきます。
ゆるい登り道。
広い山頂。
晴れていれば非常に気持ちの良いところなのですが、周囲はガスって視界不良。
全体に湿って木々からは水滴が落ちてきました。
気温が低いので汗をあまりかかずスポーツドリンクの消費が少ない。
疲労が少ないということで今日は途中で気分が悪くなったりする心配がないので有難いと思いながら、しかし、足元が悪いので慎重に上ったり下ったり。

剣ヶ峰CP11時59分。本日の最高峰です。
そこからさらに上り下りを繰り返し、やがて登場するのが176段の木段。
濡れて滑りやすい上、土が雨で流出して丸太がむき出しになっている箇所が多く、例年より歩きにくい状態でした。
でも、広がって歩いて木段を塞いでいるグループがいなかったので、自分のペースで歩いていくことができ、案外楽に通過。

今年は天気予報が悪かったので、ファミリーや普段あまり山を歩いていると思えない若いグループが少なかったことでかなり歩きやすかった印象があります。
彼らの良くない点は登山道を広がって歩くこと。
狭い登山道はさすがに1列になりますが、少しでも広くなると2列・3列になります。
家族や仲間と来ているので、そうしたいのはわかりますが、後ろには常に人がいるということを頭においてほしいです。
話に夢中になるからか、1列なんだけどジグザグのフォーメーションをとっているグループがあり、それが一番追い越しにくい。
仲間と来ていても後ろに人がいることを常に意識してくれると、速い人も遅い人も自分のペースで楽しく歩けると思います。
山慣れたグループは常にまっすぐ1列です。
それでも会話は弾んでいますし楽しそうです。

とはいえ、そういうグループを早めに振りきれない私も悪いのである。
もっと速く、速く。

定峰峠到着、午後1時。
売店でコーラを購入し、今日初めての休憩。
トイレ休憩も兼ね、コーラを飲み干しました。
そこから大霧山へ。
ここも急な登りの多いところですが、今年はここからスピードが上がりました。
行列は続いているのですが、流れが速い。
もう少しゆっくりでもいいんですけど、というくらいのスピードでどんどん進んでいきます。
登山道の渋滞は遅い人が道を塞ぐこと以外では起こらない。
改めてそれを感じました。
周りが速い人ばかりになると、もう1つ面白いことがあります。
大霧山への登山道は広くてどこからでも登れるような箇所が多いので、そこで競争が始まるんです。
山慣れた人は、急な登りで加速する。
そこで体力を競う。
山慣れた人は、急な下りで加速する。
そこで技術を競う。
急なところが終わり平坦になると、ほっとしていったん失速したりする。
あ、いかんいかんと気付いてまたスピードを上げます。
(^_^;)

しかし、雨がだんだん本降りになってきたせいもあり、冷えてけいれんを起こしたのか、座り込んで足をさすっている人の姿もちらほら見られるようになりました。
私は山の中でけいれんを起こしたことはないのですが、飲み物はお茶や真水はやめてナトリウムを含むスポーツドリンクにするとか、行動食に梅干しなどを加えるとか、それでも治らずけいれんが癖になっている場合は、かかりつけのお医者さんと相談し、芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)の処方箋を書いてもらって薬局で購入するのも良いかもしれません。
自分が飲んだことがないくせに言うのも変ですが、「芍薬甘草湯」ツムラの68番はけいれんが起きてから飲んで短時間で効いてくると山で何度か聞きました。
薬よりもけいれんを起こさない身体作りが一番ですが。

大霧山の下りを終えると、車道。
そして、秩父高原牧場が見えてきます。
今年は寒かったせいか行列がなく、すぐにソフトクリームを購入できました。
300円。
大きくて中身がぎっしりでなかなか食べ終わらないと感じたのは、やっぱり雨で寒かったからでしょうね。
暖かい蕎麦を食べている方もいらっしゃいました。
そこから車道をずっと登って、また登山道に入りました。
雨で土がぐずぐずに滑り、慎重に歩を進め、皇鈴山CP3時35分。
さらに上り下りを繰り返し、いったん車道に出て、また登り返して、登谷山CP4時ちょうど。
登谷山から下りて、日本水の接待のある釜伏峠へ。
なんと、水以外の接待が終わっていて、がっかり。
例年、果物や漬物をふるまってくださるんです。
さんざん歩いた後の漬物のおいしさは格別。
確かに、接待は2時から4時までと地図に書いてあります。
でも、雨でなければ、もう少し延長してくれるのかもしれません。
接待に間に合わなかったことは初めてだったのでショックでした。
でも、車道の桜がきれいで、ガスの中で近づいていくとぼんやりと満開の姿が現れる様子は幻想的で、上を見ながら、とことこ歩きました。



そこからは、コースタイムで2時間の車道歩き。
無事に、5時45分にゴールしました。
今年も賞品は完歩帽かタオルマフラー。
タオルマフラーを選びました。
「新ハイキング」増刊号が配られたのは今年が初めて。

ちなみに朝の受付でもらった今年の参加賞は、下の写真の緑色の軍手です。
滑り止めが電車と線路の模様になっているところが面白い。
でも、ちょっと大きいです。
指が余るので、岩をつかむ必要のない楽なハイキングで使用しようと思います。
3年前と2年前はやはり軍手でした。
3年前は青色。
2年前はオレンジ色。
小さめの薄いもので重宝しました。
いずれにせよ、かさばらず軽い参加賞で嬉しかった。
(*^_^*)





  


  • Posted by セギ at 15:08Comments(4)