たまりば

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2011年12月19日

部活動と勉強


中学の部活動、特に運動部は、勉強するには、1つの障害となることは否定できません。
毎日毎日、日没まで練習。
土日は、練習試合と公式戦。
定期テスト前は、本来部活動は休止のはずなのに、公式戦が近いからと、やっぱり毎日練習。
勉強する暇がないし、塾に行く暇もないし、第一、本人が、お風呂に入った後は、夕食を食べながら寝てしまいかねない。
とんでもない部活に入っちゃったなあ。
お母様が心配するのは無理もありません。

多少の例外はあるものの、東京都の場合、都心に行くほどこのようなことは少なく、部活は一律5時とか5時半で終了します。
延長したり、部活中心の生活をさせることを、保護者が喜ばないようです。

都心から遠くなるほど、部活に熱心な顧問の先生をたたえ、信頼し、もっともっと頑張ってくれ、保護者としても全面協力する、といった感じになると聞きます。


中学の部活の顧問で、あまり生徒を拘束するのは、感心しない面もあります。
たとえば、もうかなり以前の話ですが、学校で放課後に行う英検を受けることを、部員に禁止した顧問。
英検であれ、漢検であれ、練習を休む者は、レギュラーにはしない、というのです。

塾側としては、冗談じゃないよー、と思います。
(^_^;)
その部活に入っていた子は、都立上位校に入れる学力のある子でした。
後顧の憂いなく都立上位校に挑戦するには、入って悔いのない私立併願校を確保させたい。
もちろん、それなりに名前の通った私立の特進クラス。
そこへ塾推薦するには、学校の内申だけでなく、英検準2級程度の資格はあったほうがいい。
しかし、英検は、定期テストと時期がかぶるので、中3になってからは、できればやらせたくないんです。
中2の冬に準2級をとるのが理想です。
そのために、こちらは中1から段階を追って準備しているのに、英検受ける奴は部活のレギュラーにしないって、どういうこと?
(^_^;)

そこまで生徒を拘束して、生徒の将来に責任がもてるんでしょうか。
たとえば、高校の運動部で、合宿生活をするような厳しいところは、そのように高校生活をスポーツ漬けにさせた責任を、監督や顧問がきちんと背負うそうです。
部活動が終わった後は、進学や就職の世話に奔走すると聞きます。
公立中学の部活の顧問の先生に、その覚悟や力があるとは、ちょっと思えないんです。

もちろん、公立中学の部活の顧問の先生の中には、生徒の勉強にも目配りが効いている人もいます。
定期テスト前は、放課後、部員を教室に集めて勉強させます。
ただ部活を休みにするだけでは、部活がないから遊ぼうと考える子もいますから。
テスト当日でも遊んでしまう中学生男子が、テスト期間、ファストフードにたむろしているのは、さして珍しくない眺めです。
部活でエネルギーを発散させ、目的をもたせなかったら、街をぶらついて、ろくなことにならない。
そういう子たちに、スポーツの楽しさや、仲間の大切さを教えながら、見守る。
部活動には、そういう意義は確かにあるんです。
だから、塾として、勉強の邪魔だなと思っても、基本、文句は言いません。
厳しい部活に入ってしまった子は、もうそれを前提として学習計画を立てます。
だけど、あんまり無茶なことは、言わないでほしい。

ただ、時代は確実に流れています。
部員の保護者代表数人が学校に行き、校長と話し合い、その部活動の顧問に対し、検定試験受検はもとより、塾に行く日は部活早退を許可するよう求め、了承させたという話が、その数年後にもたらされました。

これはこれで、ちょっと怖いのですが、反動でそうなるのも仕方ないかな。
結局、保護者の信頼を得られないのに、暴君のようにふるまった、ツケがまわったのかもしれません。
  


  • Posted by セギ at 15:00Comments(4)講師日記