たまりば

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2011年10月11日

みたか太陽系ウォークをやってみました




今週から中間テストの学校が重なり、この3連休は、土曜日も月曜日も午前中から振替授業が入りました。
一方、本日は授業がなくなり、休日をいただいております、セギ英数教室、角木です。

午前中、雑用のため三鷹駅前に出たそのまま、太陽系ウォークを突然始めてみました。
今、三鷹市内のあちらこちらでオレンジ色の旗がひらひらしている、あれです。
「13億分の1の太陽系を歩いて宇宙を実感しよう」、というスタンプラリー。
三鷹駅を太陽に見立て、そこから各惑星のエリアに置いてあるスタンプを集める催しです。
基本的に、スタンプのあるところ、スタンプシートあり、なので、どこからでも始められます。

100個のスタンプを集めた方がもらっていた景品のマグカップをfacebookの投稿で見て、うーむ、底がすぼまっているタイプのマグカップは、私は倒しそうだなーと思ったので、狙いは50個に定めました。
いえ、100なんて、ガッツがないと集められませんし。
海王星とか冥王星のエリアまで行かないとダメでしょう。
それって、野川とか、調布飛行場です。
遠いなー。
それに引きかえ、地球は、三鷹ネットワーク大学がもう地球エリアなので、本当に太陽に近いんだなー。
・・・と、これが、この催しに参加した感想としての「正解」だと思います。

自転車をこぎながら、考えました。

もしも、中学受験生に、「この催しの目的は何ですか。簡潔に答えなさい」と出題したとして、さて、正解は出せるだろうか。
訓練を積んだ、そつのない子は、確実に正解を出せるでしょう。

だけど、絶対に正解できない子も、いる。
そういう子には1つの特徴があります。
「えー、何だろう。何だろう。太陽と惑星の距離を感じてもらうこと、ではないしー」
と、一番最初に正解を声に出して除外してしまうんです。
え?
それを除外したら、もう正解は、永久に出ないよ。
なぜ、それを除外するの?
「・・・・そんなの、絶対、答えじゃないと思った」
そういう子は、そんなふうに言うことが多いんです。

(^_^;)

あまりにも犯人に思える容疑者は、犯人ではない。
そんな推理小説とかマンガの読み過ぎなのかなー。
何で、正解が見えていて、除外するんだろう。

用心深いのかというと、そんなことはありません。
たとえば、算数の速さの問題を解けば、速さや距離や時間の単位がズレていることに、気づかない。
そういうところは、用心せず、無造作に計算してしまう。
そして、毎回、間違えて、新鮮にしょげてしまう。
それも、こういう子の特徴です。
国語の問題で、正解を最初に除外するタイプの子は、算数の単位換算は、ほぼ100%しくじる。
私のこれまでの体験から言えば、そのように感じます。
どういうことなのかなあ。

しかし、まあ、正解を即答できる子は、多分、太陽系ウォークに参加しても参加しなくても、感想を作文に書くことができる子。
頭で考えたことを追体験するだけですから。
地球が太陽から近くて、冥王星がすごく遠いことなんて、歩いてみなくても、地図を見たらわかること。
私が、今、自転車をこぎながら感じていることは、太陽系の大きさではなく、三鷹市の大きさに過ぎないのだから。

正解をまっさきに除外する子が、その先を自分で考え続けることができたら、そこには、何か、本当に新しい、その子だけが獲得した考えが生まれるのかもしれません。

休日に自転車をこぎながら考えるようなことではないのですが、そんなことをぼんやり考え続け、そして、結局、私は迷子になりました。

(^_^;)

スタンプシートの地図と、ときおり街に立っている地図と、自分の土地勘が頼りです。
困ったときの玉川上水。
迷ったときの井の頭公園。
上の写真は、その井の頭公園で撮影したものです。

学生時代、私は、井の頭公園駅から徒歩10分ほどのアパートに住んでいました。
1つのお店でスタンプを押しながら、ここは、改装され、様変わりしているが、学生時代によく買い物した商店ではないのかと気づき、アパートのあった場所まで行ってみました。
そこから、駅に戻ろうとして、私は、また道に迷いました。
自分が、学生時代に通った道を、覚えていない。
もう、それほどに、時は過ぎた。

太陽系ウォークの目的に「正解」はあっても、1人1人が、このイベントに参加して得ることに、正解はない、ということでしょうか。

(*^_^*)

下は、スタンプを50個集めてもらった、「はやぶさ」ペーパークラフトと、ステッカーと、携帯ストラップです。


  


  • Posted by セギ at 17:08Comments(0)講師日記