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2011年04月25日

外秩父七峰縦走大会で完歩する方法2



外秩父七峰縦走ハイキング大会。
毎年4月下旬の日曜日に開催される、東武鉄道主催の大会です。
埼玉県小川町駅から、寄居駅まで、7つの低山を上り下りし、車道歩きも含め、約42kmを1日で歩きます。
スタート受付、小川町駅6 : 30から。
ゴール受付、寄居駅18 : 30まで。
遅くとも12時間以内に、42kmを歩いて完歩することが目標です。

昨日は、とにかく朝のうちに追い抜きをかけることについて書きました。
今日は、服装その他について書こうと思います。
体力があっても、足が痛くなってしまうと、スピードが出ませんので、足ごしらえは重要です。
足首までおおう、ミドルカットの軽登山靴で参加する方もいらっしゃいますが、山道では安全な反面、どうしても靴が重いというハンデがあります。
スニーカーで参加する方もいらっしゃいますが、軽い反面、靴底が滑りやすく、山道での下りに不安があります。
低山でも、山は山ですから、滑りやすい個所がありますし、かなり急な下りも数か所あります。
バランスに自信のある方はともかく、普通の方は、スニーカー参加だと怖い個所があります。
以前は、もっと怖いところがあり、転倒事故もありました。
年々、整備され、かなり歩き易くなってはいますが。
また、同じスニーカーでも、靴底のクッションが効いているランニング用のものならいいのですが、何でもないスニーカーで42km歩きますと、足にマメができる可能性があります。
足が痛みだしたら、後半の失速は避けられない。
私は、トレイル・ランニング・シューズを履いています。
これは、一見スニーカーですが、山を走るための靴ですので、靴底のグリップ力が並みではない。
しかも、足元が軽く快適なので、荷物が軽い山歩きの場合は、いつもこの靴で歩いています。
バーゲンなら10000円以下で買えるのも魅力。(*^_^*)
山道具の専門店で売っています。

足のマメと同じくらい怖いのが、膝の痛み。
42kmも歩きますと、普段痛まないところが痛んできます。
足の筋肉と膝をサポートする、高機能タイツを履いていると安心です。
これも、山道具の専門店で各種取り揃えてあります。
10000円前後です。
不安な人は、さらに、膝サポーターも追加。
山道は、土のクッションが効いていますから、それほど足に負担をかけませんが、舗装道路は、足に良いものではありません。
それまで普通に歩いていても、7つの峰を越えた後の、最後の2時間の舗装道路で、足は確実に痛みだします。
翌日のこともあるので、足は保護したいです。

服装。
動きやすいだけではなく、高機能のものがやはりいいです。
木綿のシャツは、汗でびしょ濡れになると身体にまとわりついて動きを妨げ、さらに、皮膚の炎症を招きます。
朝は肌寒いので、厚着をしてくる方も多いのですが、晴れれば、気温は上がります。
動いていれば、体温も上がります。
重ね着してきたものを、腰に巻いたり首に巻いたり、ザックにかけたりして、物干し竿みたいになって歩いている人がたまにいますが、それではスピードは出ないです。
体感は、人それぞれですが、行動中は、長そでシャツ1枚で歩けます。
寒いのが嫌いな人は、折りたためる薄手のウインドブレーカーを追加。
それで十分だと思います。

この大会、2年に分けて完歩してもいいことになっていて、その新ルールができた当初は、いつも完歩できなかった人がたくさん参加したようですが、2年に分けて完歩することにあまり価値を感じられないからでしょうか、そういう方は、1度完歩すると、それで納得して、もう参加しないようです。
やはり、1日で完歩する人にリピーターが多いです。
特に、中高年の男性。
参加者の7割はそういう方たちという印象です。
低山と車道を1日で42km歩く。
そのことに何の意味があるかというと、何にも意味がありません。
山の世界では、誰もほめません。
でも、私は、この大会が好きです。
完歩して、寄居の駅の電車に乗り込んだ参加者の表情は、皆、輝いています。
疲れているはずなのに、げっそりした顔をしている人は、1人もいません。
年々、体力は、衰えてくる。
今年、自分は、大丈夫だろうか。
皆、内心、不安です。
でも、今年も完歩できた。
よし、ゴールデン・ウイークは、あの山に行こう。
夏は、思いきって、あの山に挑戦しようか。
希望で膨らみ、誰の顔も輝いています。
周りの人たちの輝く顔を見ること。
その中の1人として、自分が存在できることが、この大会に参加する、私の最大の喜びです。

写真は、完歩した人がもらえるタオルマフラーと、全員がもらえる参加賞。
参加賞は、毎年変わります。
今年は、折りたたみのクッション兼カバンという、便利なのか不便なのか微妙な品。
いっそクッションに特化してくれたほうが良かった気がします。
昔は、金属部分がやけに重い布製の壁掛けなど、訳のわからない参加賞がありましたが、さすがに評判が悪かったのでしょう、最近は、かなりましな内容になってきました。
プレゼントですので、あまり文句は言いますまい。
これは、スタート受付でもらえます。
これから42km歩くのですから、とにかくかさばらず軽いものをください。
(*^_^*)
完歩した人は、完歩賞をゴール受付でもらえます。
完歩帽と呼ばれるキャップか、他の賞品か、二つから選びます。
今年は、去年に続いて、タオルマフラーでした。
でかでかと「七峰縦走」と書いてあって、山で使えるかというと、なかなか使う勇気は出ないですが。
私は、家で使っています。
厚くて丈夫なので、去年のも、まだ新品同様です。
マフラーではなく、普通のタオルのほうがうれしいな。
あ。また文句を言ってしまった。
(^_^;)

  


  • Posted by セギ at 12:53Comments(0)