2024年04月15日
上川乗から笹尾根を経て三国山、鎌沢入口へと歩きました。2024年4月。
2024年4月14日(日)、久しぶりに山を歩きました。
ホリデー快速あきかわ号が去年から廃止になったので、三鷹から立川で乗り換えて、武蔵五日市駅。
数馬行きのバスは本日は2台発車。9:00。
バスは満員で、マスクをしないで大声で喋る人たち多数。
周りの声がうるさいので、さらに声が大きくなり、次のバス停のアナウンスも聞こえない。
あー、こういうのは、昔に戻ってしまいましたね。
よくない昔に戻りました。
公共交通機関の中だけでも、マスクをして、沈黙してくれると、衛生面からもマナーの面からも、ありがたいです。
さて、上川乗バス停で下車。9:40。
立っている人たちが全然動かないので、思わず「降りまーす」と叫んでしまいましたが、前の人が支払いでもたもたしていただけで、私の前にいる人は全員降りる人たちでした。
あら、恥ずかしい。
こういうのも久しぶりで、新鮮でした。
そうだ。
自分がお金を払う順番になってから、やっと財布を出す人たちも、日曜日の山にはいるのです。
さて、その中高年パーティーが私と同じく笹尾根に向かう舗装道路の坂道を上がっていくのを見ながら、空いている駐車スペースをちょっとお借りして、山支度をしました。
予想通り、その人たちは登山口で支度。
その隙に、独り、登り始めました。
追いつかれたくない。
その気持ちが強すぎて、ちょっと無理をしたかもしれません。
集団のリーダーは、大抵、私よりも歩くのが速いのです。
私という目標物が前にあると、つられて、歩くのが速くなります。
私がスピードを上げても、ついてくる。
後続の人たちが耐えられなくなり、パーティーが分断され、後ろから不平の声が出て、やっとそのことに気づく。
そういうことがよくあるので、山では集団とは距離を取りたいのです。
追いつかれはしませんでしたが、私自身が相当にバテました。
昔は、笹尾根に乗るまでなんて、大した登りだと思わなかったのに。
登山口付近で木橋を渡って、その後のジグザグの登り道だけがちょっと急だけれど、あとは平たんな道で浅間峠に到達するような印象がありました。
いやいや。
全部上り坂でした。
ジグザグ道は、作り直された頑丈な桟道を越えるとようやく終わりますが、そこからも、登りの尾根道。
祠を過ぎて、そこから先も登りの尾根道。
そして、倒木が1本、微妙な高さで登山道を遮っていました。
下をくぐるには低い。
でも、またぐには、高い。
頑張ってまたいで、またその先、登りは続きます。
崖っぷちの道になっても、多少は登り。
尾根の裏側に乗り越えていき、少し行くと、ようやく浅間峠。11:00
遅い!
コースタイムよりも10分遅い。
変に力んで歩いて、かえって遅くなってしまいました。
さて、気を取り直して、ここからは、笹尾根を生藤山方面に進みます。
最初は緩い登り道で山を巻いていきますが、そうしてピークに到達すると、急な下り。
下り終えると、また登り。
登ったら、すぐに急な下りになり、その先には、また登り坂。
何だか滑りそうだなあというくらいの急な登りを終えると、また下り。
熊倉山が近づいてくると、反対方向に歩いてくる人たちが現れました。
最初は、トレイルランナー。
やがて、中高年パーティー。
とはいえ、基本は周囲に人がいない。
笹尾根は静かです。
独り黙々と、暑さと闘います。
ブナは若葉が出始めたところでした。
桜はまだ咲いていないか、咲き始め。
ツツジもまだ開花せず。
来るのが1週間早かったようです。
夏日なのに、桜がまだ咲いていない・・・。
長い木段を頑張って登り終えても、まだ熊倉山ではなく、その先、もうひと頑張りで、ようやく熊倉山。12:10。
わあ、去年より20分も遅い。
暑さのせいもあるけど、ペース配分の失敗、そして何より運動不足です。
熊倉山の狭い山頂に先客は2人だけで、背の高いベンチに座ってしっかり休憩しました。
さて、熊倉山からは急な下りを用心して下っていくと、カタクリが咲いていました。
そこから、また登っていくと、軍荼利神社の奥社。12:30。
ここも、桜はまだ咲いていませんでした。
さて、その先は、木段の長い下り。
そこから、登り返し。
この登り返しを予想していなかったので去年はつらく感じますが、今回は、熊倉山までのほうがつらかったなと感じながら、三国山。12:50。
ここのベンチも空いていました。
混雑するピークの時間を過ぎていたのかもしれません。
さて、ここからは楽な下山道です。
甘草水の道標を確認して、下ります。
道も広く、緩やかな下りです。
分岐で、鎌沢の道標を確認し、左へ。13:03。
しばらく行くと、甘草水との分岐のベンチがありました。13:10。
木のテーブルも3つあります。
山桜は、ようやくぽつぽつと咲き始めたところでした。
前回はここで昼食を取りましたが、今回は、もう少し下った、「桜のプラムナード」の看板のあるところで昼食をとることにし、またとっとこ下っていきました。
鳥居が見えてきて、桜のプラムナードの看板。13:40。
桜の向こうに丹沢と富士山が見える展望地ですが、今日は霞んで何も見えませんでした。
桜は、咲き始め。
去年はテーブルとベンチがいくつか並んでいたのですが、今年は、使えるテーブルは1つだけで、後は解体されていました。
老朽化のせいでしょうか。
今回も昼食は、カレーヌードル。
バテているときも、問題なく食べられます。
さて、出発。
ここからは、鎌沢入口バス停まで、2.5キロメートルほど。
緩い下りをどんどん行くと、舗装道路に出ました。14:10。
ミツバツツジと枝垂桜がきれい。
トレッキングポールと熊鈴を片付けて、舗装道路を下ります。
下山口にトイレがありますが、個室が1つしかないので、大変な混雑。
「ゆっくり歩いているよー」
とまだ行列に並んでいる人に呼びかけている人がいました。
そして、大きな枝垂桜。
上の画像がそれです。
山では桜を見ることがほとんどできなかったけれど、麓は満開でした。
たったか下って、鎌沢入口バス停。14:38。
おお・・・。
バスは14:33に出てしまっていました。
次のバスは15:43。
1時間も先です。
こんなことなら、もっとゆっくり山を歩けば良かった。
いや、事前に調べておけば良かったのですが、今まで、バスに間に合わないことはなかったので、気を抜いていました。
音楽でも聞こうと取り出したウォークマンは、充電が切れていました。
1年近く使ってないんだから、そりゃあそうですよね。
何で、ちゃんと充電しておかないの、自分。
実はザックのファスナーも、緑青で片側動かなくなっていましたし。
久しぶりに山を歩くと、色々と準備不足で大変。
運動不足が一番の原因ですが。
もっとちゃんと準備して、楽しい山歩きをしよう。
出直してまいります。
ホリデー快速あきかわ号が去年から廃止になったので、三鷹から立川で乗り換えて、武蔵五日市駅。
数馬行きのバスは本日は2台発車。9:00。
バスは満員で、マスクをしないで大声で喋る人たち多数。
周りの声がうるさいので、さらに声が大きくなり、次のバス停のアナウンスも聞こえない。
あー、こういうのは、昔に戻ってしまいましたね。
よくない昔に戻りました。
公共交通機関の中だけでも、マスクをして、沈黙してくれると、衛生面からもマナーの面からも、ありがたいです。
さて、上川乗バス停で下車。9:40。
立っている人たちが全然動かないので、思わず「降りまーす」と叫んでしまいましたが、前の人が支払いでもたもたしていただけで、私の前にいる人は全員降りる人たちでした。
あら、恥ずかしい。
こういうのも久しぶりで、新鮮でした。
そうだ。
自分がお金を払う順番になってから、やっと財布を出す人たちも、日曜日の山にはいるのです。
さて、その中高年パーティーが私と同じく笹尾根に向かう舗装道路の坂道を上がっていくのを見ながら、空いている駐車スペースをちょっとお借りして、山支度をしました。
予想通り、その人たちは登山口で支度。
その隙に、独り、登り始めました。
追いつかれたくない。
その気持ちが強すぎて、ちょっと無理をしたかもしれません。
集団のリーダーは、大抵、私よりも歩くのが速いのです。
私という目標物が前にあると、つられて、歩くのが速くなります。
私がスピードを上げても、ついてくる。
後続の人たちが耐えられなくなり、パーティーが分断され、後ろから不平の声が出て、やっとそのことに気づく。
そういうことがよくあるので、山では集団とは距離を取りたいのです。
追いつかれはしませんでしたが、私自身が相当にバテました。
昔は、笹尾根に乗るまでなんて、大した登りだと思わなかったのに。
登山口付近で木橋を渡って、その後のジグザグの登り道だけがちょっと急だけれど、あとは平たんな道で浅間峠に到達するような印象がありました。
いやいや。
全部上り坂でした。
ジグザグ道は、作り直された頑丈な桟道を越えるとようやく終わりますが、そこからも、登りの尾根道。
祠を過ぎて、そこから先も登りの尾根道。
そして、倒木が1本、微妙な高さで登山道を遮っていました。
下をくぐるには低い。
でも、またぐには、高い。
頑張ってまたいで、またその先、登りは続きます。
崖っぷちの道になっても、多少は登り。
尾根の裏側に乗り越えていき、少し行くと、ようやく浅間峠。11:00
遅い!
コースタイムよりも10分遅い。
変に力んで歩いて、かえって遅くなってしまいました。
さて、気を取り直して、ここからは、笹尾根を生藤山方面に進みます。
最初は緩い登り道で山を巻いていきますが、そうしてピークに到達すると、急な下り。
下り終えると、また登り。
登ったら、すぐに急な下りになり、その先には、また登り坂。
何だか滑りそうだなあというくらいの急な登りを終えると、また下り。
熊倉山が近づいてくると、反対方向に歩いてくる人たちが現れました。
最初は、トレイルランナー。
やがて、中高年パーティー。
とはいえ、基本は周囲に人がいない。
笹尾根は静かです。
独り黙々と、暑さと闘います。
ブナは若葉が出始めたところでした。
桜はまだ咲いていないか、咲き始め。
ツツジもまだ開花せず。
来るのが1週間早かったようです。
夏日なのに、桜がまだ咲いていない・・・。
長い木段を頑張って登り終えても、まだ熊倉山ではなく、その先、もうひと頑張りで、ようやく熊倉山。12:10。
わあ、去年より20分も遅い。
暑さのせいもあるけど、ペース配分の失敗、そして何より運動不足です。
熊倉山の狭い山頂に先客は2人だけで、背の高いベンチに座ってしっかり休憩しました。
さて、熊倉山からは急な下りを用心して下っていくと、カタクリが咲いていました。
そこから、また登っていくと、軍荼利神社の奥社。12:30。
ここも、桜はまだ咲いていませんでした。
さて、その先は、木段の長い下り。
そこから、登り返し。
この登り返しを予想していなかったので去年はつらく感じますが、今回は、熊倉山までのほうがつらかったなと感じながら、三国山。12:50。
ここのベンチも空いていました。
混雑するピークの時間を過ぎていたのかもしれません。
さて、ここからは楽な下山道です。
甘草水の道標を確認して、下ります。
道も広く、緩やかな下りです。
分岐で、鎌沢の道標を確認し、左へ。13:03。
しばらく行くと、甘草水との分岐のベンチがありました。13:10。
木のテーブルも3つあります。
山桜は、ようやくぽつぽつと咲き始めたところでした。
前回はここで昼食を取りましたが、今回は、もう少し下った、「桜のプラムナード」の看板のあるところで昼食をとることにし、またとっとこ下っていきました。
鳥居が見えてきて、桜のプラムナードの看板。13:40。
桜の向こうに丹沢と富士山が見える展望地ですが、今日は霞んで何も見えませんでした。
桜は、咲き始め。
去年はテーブルとベンチがいくつか並んでいたのですが、今年は、使えるテーブルは1つだけで、後は解体されていました。
老朽化のせいでしょうか。
今回も昼食は、カレーヌードル。
バテているときも、問題なく食べられます。
さて、出発。
ここからは、鎌沢入口バス停まで、2.5キロメートルほど。
緩い下りをどんどん行くと、舗装道路に出ました。14:10。
ミツバツツジと枝垂桜がきれい。
トレッキングポールと熊鈴を片付けて、舗装道路を下ります。
下山口にトイレがありますが、個室が1つしかないので、大変な混雑。
「ゆっくり歩いているよー」
とまだ行列に並んでいる人に呼びかけている人がいました。
そして、大きな枝垂桜。
上の画像がそれです。
山では桜を見ることがほとんどできなかったけれど、麓は満開でした。
たったか下って、鎌沢入口バス停。14:38。
おお・・・。
バスは14:33に出てしまっていました。
次のバスは15:43。
1時間も先です。
こんなことなら、もっとゆっくり山を歩けば良かった。
いや、事前に調べておけば良かったのですが、今まで、バスに間に合わないことはなかったので、気を抜いていました。
音楽でも聞こうと取り出したウォークマンは、充電が切れていました。
1年近く使ってないんだから、そりゃあそうですよね。
何で、ちゃんと充電しておかないの、自分。
実はザックのファスナーも、緑青で片側動かなくなっていましたし。
久しぶりに山を歩くと、色々と準備不足で大変。
運動不足が一番の原因ですが。
もっとちゃんと準備して、楽しい山歩きをしよう。
出直してまいります。
2024年04月07日
多摩湖自転車歩行者道から、八国山に行ってきました。2024年4月。
2024年4月6日(土)、久しぶりに自転車に乗って、八国山に行ってきました。
まずは、武蔵境駅から、道路を北上。
例によって、道に迷い、上水桜通りに出てしまいました。
帰り道に確認したのですが、武蔵境駅北口から、「すきっぷ通り」という商店街の道を北上すると、そのまま、桜橋交差点に到達でき、あとは、よく知る道です。
自転車の場合、毎回、多摩湖自転車歩行者道の入口に到達するまでで迷ってしまいますが、次回こそは、大丈夫でしょう。
さて、多摩湖自転車歩行者道は、水道施設の上に作られた、約10㎞の直線の道。
土曜日とはいえ、曇り空のせいか、人通りはそれほどではなく、助かりました。
自転車道を歩いている人が少ないのも、本当に助かりました。
歩道が混雑しているのなら仕方ないですが、歩道が空いているのに自転車道側を歩く人が多いと、自転車の通行はなかなか難しいのです。
追い越そうとしても、対向の人や自転車がいると、追い越しもタイミングをはかりながらとなります。
今日は、歩行者が歩道を歩いている。
それだけで、すごくありがたい。
桜は満開でした。
全長10㎞の道の両側、基本的に常に桜が咲いています。
1時間半ほど走りながら、ずっとお花見ができました。
小平の公園では、桜まつりが行われていました。
醤油のこげる、いい匂い。
何を焼いているのでしょうか。
テントがたくさん張られ、出店が出ていました。
どんどん進んで、萩山四季の公園。
上の画像がそれです。
マンションの隣りに人工的に作られた印象の公園ですが、桜の木が多く、ここもお花見スポットです。
枝が地面近くの低い位置にある桜が多いので、花のアップも撮影できます。
さらにどんどん進んで、狭山公園。
さて、ここから、八国山へ。
しかし、1年半ぶりなのに、過去ブログや地図をよく確かめてこなかった私は、狭山公園のどこの出口から出るかを間違えました。
いつもの出口よりもずっと北のほうの出口から出て、どこにも曲がることのできない歩道に入り込んでしまいました。
しかも、階段の下りと上りがあり、それを避ける術がない。
頑張って自転車で下って、また階段を上りました。
さて、そうやって闇雲についた場所は、競輪場入口。
・・・ここは、どこ?
地図も持ってきていなかったので、スマホで確認。
目指す八国山はそんなに遠くではないようなのですが、自分の進んでいる方向がわからないのがネックです。
とりあえず、交差点を渡り、愕然としました。
そこは、八国山の西のはずれでした。
うそ。
迷っていたら、突然、目的地に到達。
八国山。
自転車置き場に駐輪し、さて、ここからは徒歩です。
しかし、ここでも、問題発生。
八国山は、ナラ枯れが起こり、多くの道が侵入禁止になっていました。
基本的に、細い道は全部侵入禁止と思って間違いないほどです。
自転車置き場から直接木段で登っていく道は、登り切ったところで、侵入禁止。
ああ・・・。
いったん駐輪場まで戻り、広い道を東へ向かいました。
自然な登り道になり、道端には、ムラサキケマンの群落。
そして、道の両端に咲きこぼれるスミレ。
こんなに大量にスミレが咲くのは、やはり、山ならでは。
八国山は、いつ来ても空いていて、自然が豊かで、穴場です。
桜は、もう散り始めていました。
もともと山桜の多い山で、今年はソメイヨシノの開花と次期が大きくズレてしまった様子です。
桜の花びらがはらはらと散る尾根道を歩き、広い道を下って、いつものテーブルで昼食をとりました。
家で作ってきたおにぎりと、ポットに詰めてきたカフェオレの簡単な昼食です。
ここも、例年なら、ソメイヨシノと同時期に山桜が咲いているのですが、もうほとんど散っていました。
花見は途中で十分やってきましたので、もう満足。
帰り道もまた堪能できます。
山らしい木のテーブルと椅子に座って、緑を眺めながら昼食を食べるだけで、はあ、気持ちいい。
八国山は、細い道を彷徨するのが楽しい山です。
道に迷っている感じを楽しんでも、大きな問題は生じません。
今回は、それができないのが残念でした。
ナラ枯れで、枯れてしまった樹木を順次伐採しなければならないようです。
時間がかかるんだろうなあ。
さて、いつもの小径は塞がれていて、いったん道路に出てしまい、そのまま外周を行けば大丈夫だろうと思ったら、外は工事のため通行止めでした。
いろいろ不都合が多い。
とぼとぼと来た道を戻り、再び尾根道に上がり、そこから、この道なら行けるだろうと思った道も、やはり侵入禁止で、再び尾根道を戻ることになりました。
いつもとは違う彷徨のすえ、駐輪場まで戻ってきました。
帰り道は、いつも通りに狭山公園へ。
それでも、知らない団地が建っていたりして、1年半来ないだけで、変わってしまうことは多いです。
そもそも、西武遊園地の観覧車が見えない。
解体されてしまったのですね。
狭山公園に戻る頃、空が少し明るくなってきました。
多摩湖を見はらせる大きな橋まで自転車を押して上がる頃、太陽の周りに、大きなハロ。
太陽を取り巻く、薄い虹色の円環です。
薄曇りの日によく見られる現象です。
さあ、帰ろう。
帰路も、多摩湖自転車歩行者道をのんびりお花見しながら走りました。
まずは、武蔵境駅から、道路を北上。
例によって、道に迷い、上水桜通りに出てしまいました。
帰り道に確認したのですが、武蔵境駅北口から、「すきっぷ通り」という商店街の道を北上すると、そのまま、桜橋交差点に到達でき、あとは、よく知る道です。
自転車の場合、毎回、多摩湖自転車歩行者道の入口に到達するまでで迷ってしまいますが、次回こそは、大丈夫でしょう。
さて、多摩湖自転車歩行者道は、水道施設の上に作られた、約10㎞の直線の道。
土曜日とはいえ、曇り空のせいか、人通りはそれほどではなく、助かりました。
自転車道を歩いている人が少ないのも、本当に助かりました。
歩道が混雑しているのなら仕方ないですが、歩道が空いているのに自転車道側を歩く人が多いと、自転車の通行はなかなか難しいのです。
追い越そうとしても、対向の人や自転車がいると、追い越しもタイミングをはかりながらとなります。
今日は、歩行者が歩道を歩いている。
それだけで、すごくありがたい。
桜は満開でした。
全長10㎞の道の両側、基本的に常に桜が咲いています。
1時間半ほど走りながら、ずっとお花見ができました。
小平の公園では、桜まつりが行われていました。
醤油のこげる、いい匂い。
何を焼いているのでしょうか。
テントがたくさん張られ、出店が出ていました。
どんどん進んで、萩山四季の公園。
上の画像がそれです。
マンションの隣りに人工的に作られた印象の公園ですが、桜の木が多く、ここもお花見スポットです。
枝が地面近くの低い位置にある桜が多いので、花のアップも撮影できます。
さらにどんどん進んで、狭山公園。
さて、ここから、八国山へ。
しかし、1年半ぶりなのに、過去ブログや地図をよく確かめてこなかった私は、狭山公園のどこの出口から出るかを間違えました。
いつもの出口よりもずっと北のほうの出口から出て、どこにも曲がることのできない歩道に入り込んでしまいました。
しかも、階段の下りと上りがあり、それを避ける術がない。
頑張って自転車で下って、また階段を上りました。
さて、そうやって闇雲についた場所は、競輪場入口。
・・・ここは、どこ?
地図も持ってきていなかったので、スマホで確認。
目指す八国山はそんなに遠くではないようなのですが、自分の進んでいる方向がわからないのがネックです。
とりあえず、交差点を渡り、愕然としました。
そこは、八国山の西のはずれでした。
うそ。
迷っていたら、突然、目的地に到達。
八国山。
自転車置き場に駐輪し、さて、ここからは徒歩です。
しかし、ここでも、問題発生。
八国山は、ナラ枯れが起こり、多くの道が侵入禁止になっていました。
基本的に、細い道は全部侵入禁止と思って間違いないほどです。
自転車置き場から直接木段で登っていく道は、登り切ったところで、侵入禁止。
ああ・・・。
いったん駐輪場まで戻り、広い道を東へ向かいました。
自然な登り道になり、道端には、ムラサキケマンの群落。
そして、道の両端に咲きこぼれるスミレ。
こんなに大量にスミレが咲くのは、やはり、山ならでは。
八国山は、いつ来ても空いていて、自然が豊かで、穴場です。
桜は、もう散り始めていました。
もともと山桜の多い山で、今年はソメイヨシノの開花と次期が大きくズレてしまった様子です。
桜の花びらがはらはらと散る尾根道を歩き、広い道を下って、いつものテーブルで昼食をとりました。
家で作ってきたおにぎりと、ポットに詰めてきたカフェオレの簡単な昼食です。
ここも、例年なら、ソメイヨシノと同時期に山桜が咲いているのですが、もうほとんど散っていました。
花見は途中で十分やってきましたので、もう満足。
帰り道もまた堪能できます。
山らしい木のテーブルと椅子に座って、緑を眺めながら昼食を食べるだけで、はあ、気持ちいい。
八国山は、細い道を彷徨するのが楽しい山です。
道に迷っている感じを楽しんでも、大きな問題は生じません。
今回は、それができないのが残念でした。
ナラ枯れで、枯れてしまった樹木を順次伐採しなければならないようです。
時間がかかるんだろうなあ。
さて、いつもの小径は塞がれていて、いったん道路に出てしまい、そのまま外周を行けば大丈夫だろうと思ったら、外は工事のため通行止めでした。
いろいろ不都合が多い。
とぼとぼと来た道を戻り、再び尾根道に上がり、そこから、この道なら行けるだろうと思った道も、やはり侵入禁止で、再び尾根道を戻ることになりました。
いつもとは違う彷徨のすえ、駐輪場まで戻ってきました。
帰り道は、いつも通りに狭山公園へ。
それでも、知らない団地が建っていたりして、1年半来ないだけで、変わってしまうことは多いです。
そもそも、西武遊園地の観覧車が見えない。
解体されてしまったのですね。
狭山公園に戻る頃、空が少し明るくなってきました。
多摩湖を見はらせる大きな橋まで自転車を押して上がる頃、太陽の周りに、大きなハロ。
太陽を取り巻く、薄い虹色の円環です。
薄曇りの日によく見られる現象です。
さあ、帰ろう。
帰路も、多摩湖自転車歩行者道をのんびりお花見しながら走りました。
2023年05月29日
ヤゴ沢から景信山、明王峠から与瀬神社に下りました。2023年5月。
2023年5月28日(日)、奥高尾を歩いてきました。
高尾駅北口から小仏行きのバスに乗りました。8:33。
バスは、立っている人が数人くらいの人数でどんどん発車。
終点、小仏下車。
すぐに歩き始めました。8:55。
まずは、バスの進行方向のまま、その先の舗装道路を歩いていきます。
左手に沢。
今の時期は緑が深くて、沢はあまり見えません。
徐々に上り坂になり、大きくカーブを描いて沢と離れていくと、景信山東尾根の登山口。
そこを通り過ぎ、舗装が途切れると、ヤゴ沢が見えてきます。
そこがヤゴ沢コースの登山口です。
2019年の台風で、ヤゴ沢から景信山への道は崩壊し、通行禁止となりました。
直後にそこを歩いた人の記事をネットで読んだことがありますが、木橋が流出し、踏み跡も消え、ルートファインディングのできる人でないと歩けない状態になってしまったようです。
あれから3年半。
いまだに進入禁止となっていますが、歩いている人の記事も見かけます。
私も行けるかな?
進入禁止のところに入っていく場合、すべてが自己責任です。
あそこは谷底なので、携帯電話の電波が届かない可能性もあります。
用心して行こう。
さて、バスを降りた人の多くは、東尾根登山口から景信山に登るようですが、直進して、小仏峠に行くコースもあります。
だから、ヤゴ沢付近も人通りはゼロではありませんでした。
警察官が取り締まっているわけではないけれど、私みたいなのが入って行こうとすると、通りすがりのおじさんに注意される可能性があります。
山の危険を何にもわかっていないおばさんが、独りでひょこひょこ登山道ではない道に入っていこうとしている。
「進入禁止」の札も立っているのに。
これは、注意してやろう。
そういう人の気持ちもわかります。
朝から面倒なことに巻き込まれたくないので、周囲をうかがって、人がいない隙にするっと右折し、ヤゴ沢コースに入りました。
たったか足を速め、登山口から見えないところまできて、ほっとひと息。9:15。
まずは沢の右岸、上っていく立場としては、沢の左側を歩きます。
道幅は十分で、よく踏まれている良い道でした。
流失したという木橋も、太い丸太のものに作り替えられ、セメントで補強もされていました。
木橋を渡って、沢の左岸へ。
道は路肩が少し崩れかけているところもありました。
明瞭な踏み跡に導かれるまま、沢から離れ、上り坂が始まりました。
いまだに倒木は整理されず、荒れた様子が続きます。
丸木橋を整備作業中のため進入禁止といった内容の看板が立っている付近で、踏み跡は大きく2つに分かれました。
これも、事前にネットで読んでいたので、ああ、ここが分かれ道かとわかりました。
右に曲がってしまうと、山肌をずっとまいていく細い道が続き、その先は、景信山東尾根登山道に合流するらしいです。
ヤゴ沢コースは、左です。
台風の前に2~3度歩いているので、地形の印象からも、これは左だなとわかる道でした。
あとは、谷底の道を尾根へと上っていくだけです。
沢筋の道なので、シダ類が青々と繁茂しています。
濡れた道。
湿った冷たい空気。
夏の山歩きは、こういう道がいいですね。
水場。9:35。
昔は、大きな丸太がベンチ代わりにありましたが、そんなものはどこかに流されてしまったようです。
水場のパイプと、水を飲む人のためのコップは変わらず。
でも、これも、一度完全に流失したものを、掘り起こして復元してくれたものなのかもしれません。
上の画像の右下が水場のパイプです。
道は徐々に傾斜が急になり、やがて、山肌をジグザグに上っていくようになりました。
見上げると、林の向こうに空が透けて見えるので、あそこまで登ればよいのだとわかります。
上から、二人連れが下りてきました。
ここで出会ったのは、この人たちだけでした。
ジグザグ道を上りきり、景信山直下の四つ辻に到着。
高尾山から歩いてくると、ここから景信山への最後の急登が始まる、というところです。
ヤゴ沢コースからの道と、景信山をまく道と、4本の道が交差する、四つ辻です。
こちらのほうは、進入禁止の立て札はありませんでした。
登るのはダメでも、降りるのは特に禁止されていない。
登山口から、別れ道の看板の立っているところまでが進入禁止なのでしょうか。
もう木橋の修復は終わっているように思います。
崩れかけている路肩の修復をこれからやる予定があるのかな?
平日に歩くと、作業している方の邪魔になるのかもしれません。
ヤゴ沢コースはもともと正規の登山道ではないので、道しるべはありません。
土地勘があるか地形が読める人でないと、道に迷う可能性はあると思います。
そういう意味で、責任はとれない。
あんなところで遭難したら、誰も探しに来ない。
行くときは、家族・知人に行先を「ヤゴ沢から景信山」としっかり告げて行くことをお勧めします。
そして、万が一遭難し、救助隊のお世話になることになったら、そりゃあ物凄く怒られると思います。
当然だな。
景信山への急登は、団体さんが登っていて渋滞気味でした。
疲れていたので、ちょうどいいスピードでのんびり登っていくことができました。
山頂。10:15。
まずは下の小屋のベンチから、富士山が見えました。
高曇りの空の下、思いがけずくっきりとした富士山でした。
上の小屋へ。
三角点かげ信小屋は、今、『鬼滅の刃』を激推し中です。
「聖地巡礼」記念のグッズも売っていますし、スタンプもあります。
霞柱の出身地が景信山だそうです。
春恒例の京王のスタンプラリーのスタンプ台も出されていました。
北側の見晴らしの良いベンチに座って、早めのお昼にしました。
今回もカレーヌードルです。
夏の山歩きは、正直、カレーヌードルしか喉を通りません。
さて、出発。10:40。
明王峠に向かいます。
奥高尾縦走路は、人通りが多いので、マスクを着用しました。
前を行くのは、20人ほどの若い男女。
何だろう?
合同ハイキング?
そんな風習、私が学生の頃にもうほぼ消えかけていたけれど?
いつも逆方向を歩いているので、あまり感じなかったけれど、景信山から明王峠に向かうと、案外上り坂が多いです。
気温が高いので、マスクをしていると、上りが苦痛でした。
まき道、まき道と選んで、ようやく明王峠。12:00。
お昼どきなので、ベンチは満員でした。
少し下って、木段が広くなっている場所に座って、休憩。
ここなら、やってくる人の邪魔にならないでしょう。
凍らせてきたゼリー飲料を飲んで、ほっとひと息。
まだ登ってくる人たちもいました。
最後の木段の上りが大変なんですよね、この道は。
さて、下山。
与瀬神社までは3㎞、100分。
でも、そんな時間では下れないのです。
いや、私が下りが下手だからかなあ。
一所懸命歩かないと、そんな時間では下山できないのです。
まずは木段が延々と続き、そこから石がごろごろしている道へ。
一度林道を横切って、そこからは平たんな道も多くなります。
下っていくと、大平の茶店跡。12:45。
もう上ってくる人もほとんどいないようなので、マスクを外しました。
ベンチに座って、また休憩。
この道は、もう少し前ならばイチゴの白い花が咲き乱れ、夏の終わりになれば、ツリフネソウが咲き乱れる、花の道。
今は、フタリシズカがひっそりと咲いていました。
ヘビイチゴの赤い実もときどき。
歩きやすい道をどんどん行くと、2019年に登山道が崩落した箇所に。
前に来たときからまた崩落したのか、さらに道が細くなったような気がします。
気のせいかな?
前にはなかった補助ロープが張られてありました。
どんどん降りていくと、急な段差が増えてきます。
でも、秋に来たときに壊れかけて歩きにくくなっていた木段は整備されていました。
ありがたい。
そして、相模湖を見下ろせるベンチに。
ここでまた休憩。
この先、九十九折の歩きにくい道になるので、ひと息いれて、気持ちを整えました。
この前歩いたときは晩秋で、落ち葉が積もって滑りそうで本当に嫌だったのです。
でも、今の時期は土がよく見えているので、思ったほどの歩きにくさはなく、助かりました。
道が広くなり、短い木のハシゴを降りると、あともう1回、右に曲がって左に曲がれば、与瀬神社。
与瀬神社。13:50。
トレッキングポールやクマ鈴を片付け、マスクをつけて、さて、駅へ向かいます。
与瀬神社の石段を下るのはちょっと怖いので、まき道を選びました。
そこから、高速道路の上にかけられた歩道橋の階段をさらに下っていき、舗装道路へ。
左折し、線路沿いの道をどんどん歩きます。
相模湖駅。14:07。
見ると、高尾行は、14:08発。
ただし、遅延。
わあ、助かりました。
階段を上って向こう側がホームなので、定刻だったら間に合いません。
ホームについて、6両編成の6両目の位置についたところで、遅延電車が到着。
この時間だと、座ってのんびり帰ることができました。
周囲の乗客は、山帰りだけど、ザックが大きい。
奥秩父や八ヶ岳の山に一泊で行ってきた人たちでしょうか。
高尾駅では、ホームの向かい側に東京行き快速が遅延電車を待っていてくれて、待ち時間0分で出発。
ロスタイムがなさ過ぎて、汗がひかず、こんな状態で電車に乗っていて申し訳ない。
身を縮めて乗っている間に、電車は三鷹に到着しました。
高尾駅北口から小仏行きのバスに乗りました。8:33。
バスは、立っている人が数人くらいの人数でどんどん発車。
終点、小仏下車。
すぐに歩き始めました。8:55。
まずは、バスの進行方向のまま、その先の舗装道路を歩いていきます。
左手に沢。
今の時期は緑が深くて、沢はあまり見えません。
徐々に上り坂になり、大きくカーブを描いて沢と離れていくと、景信山東尾根の登山口。
そこを通り過ぎ、舗装が途切れると、ヤゴ沢が見えてきます。
そこがヤゴ沢コースの登山口です。
2019年の台風で、ヤゴ沢から景信山への道は崩壊し、通行禁止となりました。
直後にそこを歩いた人の記事をネットで読んだことがありますが、木橋が流出し、踏み跡も消え、ルートファインディングのできる人でないと歩けない状態になってしまったようです。
あれから3年半。
いまだに進入禁止となっていますが、歩いている人の記事も見かけます。
私も行けるかな?
進入禁止のところに入っていく場合、すべてが自己責任です。
あそこは谷底なので、携帯電話の電波が届かない可能性もあります。
用心して行こう。
さて、バスを降りた人の多くは、東尾根登山口から景信山に登るようですが、直進して、小仏峠に行くコースもあります。
だから、ヤゴ沢付近も人通りはゼロではありませんでした。
警察官が取り締まっているわけではないけれど、私みたいなのが入って行こうとすると、通りすがりのおじさんに注意される可能性があります。
山の危険を何にもわかっていないおばさんが、独りでひょこひょこ登山道ではない道に入っていこうとしている。
「進入禁止」の札も立っているのに。
これは、注意してやろう。
そういう人の気持ちもわかります。
朝から面倒なことに巻き込まれたくないので、周囲をうかがって、人がいない隙にするっと右折し、ヤゴ沢コースに入りました。
たったか足を速め、登山口から見えないところまできて、ほっとひと息。9:15。
まずは沢の右岸、上っていく立場としては、沢の左側を歩きます。
道幅は十分で、よく踏まれている良い道でした。
流失したという木橋も、太い丸太のものに作り替えられ、セメントで補強もされていました。
木橋を渡って、沢の左岸へ。
道は路肩が少し崩れかけているところもありました。
明瞭な踏み跡に導かれるまま、沢から離れ、上り坂が始まりました。
いまだに倒木は整理されず、荒れた様子が続きます。
丸木橋を整備作業中のため進入禁止といった内容の看板が立っている付近で、踏み跡は大きく2つに分かれました。
これも、事前にネットで読んでいたので、ああ、ここが分かれ道かとわかりました。
右に曲がってしまうと、山肌をずっとまいていく細い道が続き、その先は、景信山東尾根登山道に合流するらしいです。
ヤゴ沢コースは、左です。
台風の前に2~3度歩いているので、地形の印象からも、これは左だなとわかる道でした。
あとは、谷底の道を尾根へと上っていくだけです。
沢筋の道なので、シダ類が青々と繁茂しています。
濡れた道。
湿った冷たい空気。
夏の山歩きは、こういう道がいいですね。
水場。9:35。
昔は、大きな丸太がベンチ代わりにありましたが、そんなものはどこかに流されてしまったようです。
水場のパイプと、水を飲む人のためのコップは変わらず。
でも、これも、一度完全に流失したものを、掘り起こして復元してくれたものなのかもしれません。
上の画像の右下が水場のパイプです。
道は徐々に傾斜が急になり、やがて、山肌をジグザグに上っていくようになりました。
見上げると、林の向こうに空が透けて見えるので、あそこまで登ればよいのだとわかります。
上から、二人連れが下りてきました。
ここで出会ったのは、この人たちだけでした。
ジグザグ道を上りきり、景信山直下の四つ辻に到着。
高尾山から歩いてくると、ここから景信山への最後の急登が始まる、というところです。
ヤゴ沢コースからの道と、景信山をまく道と、4本の道が交差する、四つ辻です。
こちらのほうは、進入禁止の立て札はありませんでした。
登るのはダメでも、降りるのは特に禁止されていない。
登山口から、別れ道の看板の立っているところまでが進入禁止なのでしょうか。
もう木橋の修復は終わっているように思います。
崩れかけている路肩の修復をこれからやる予定があるのかな?
平日に歩くと、作業している方の邪魔になるのかもしれません。
ヤゴ沢コースはもともと正規の登山道ではないので、道しるべはありません。
土地勘があるか地形が読める人でないと、道に迷う可能性はあると思います。
そういう意味で、責任はとれない。
あんなところで遭難したら、誰も探しに来ない。
行くときは、家族・知人に行先を「ヤゴ沢から景信山」としっかり告げて行くことをお勧めします。
そして、万が一遭難し、救助隊のお世話になることになったら、そりゃあ物凄く怒られると思います。
当然だな。
景信山への急登は、団体さんが登っていて渋滞気味でした。
疲れていたので、ちょうどいいスピードでのんびり登っていくことができました。
山頂。10:15。
まずは下の小屋のベンチから、富士山が見えました。
高曇りの空の下、思いがけずくっきりとした富士山でした。
上の小屋へ。
三角点かげ信小屋は、今、『鬼滅の刃』を激推し中です。
「聖地巡礼」記念のグッズも売っていますし、スタンプもあります。
霞柱の出身地が景信山だそうです。
春恒例の京王のスタンプラリーのスタンプ台も出されていました。
北側の見晴らしの良いベンチに座って、早めのお昼にしました。
今回もカレーヌードルです。
夏の山歩きは、正直、カレーヌードルしか喉を通りません。
さて、出発。10:40。
明王峠に向かいます。
奥高尾縦走路は、人通りが多いので、マスクを着用しました。
前を行くのは、20人ほどの若い男女。
何だろう?
合同ハイキング?
そんな風習、私が学生の頃にもうほぼ消えかけていたけれど?
いつも逆方向を歩いているので、あまり感じなかったけれど、景信山から明王峠に向かうと、案外上り坂が多いです。
気温が高いので、マスクをしていると、上りが苦痛でした。
まき道、まき道と選んで、ようやく明王峠。12:00。
お昼どきなので、ベンチは満員でした。
少し下って、木段が広くなっている場所に座って、休憩。
ここなら、やってくる人の邪魔にならないでしょう。
凍らせてきたゼリー飲料を飲んで、ほっとひと息。
まだ登ってくる人たちもいました。
最後の木段の上りが大変なんですよね、この道は。
さて、下山。
与瀬神社までは3㎞、100分。
でも、そんな時間では下れないのです。
いや、私が下りが下手だからかなあ。
一所懸命歩かないと、そんな時間では下山できないのです。
まずは木段が延々と続き、そこから石がごろごろしている道へ。
一度林道を横切って、そこからは平たんな道も多くなります。
下っていくと、大平の茶店跡。12:45。
もう上ってくる人もほとんどいないようなので、マスクを外しました。
ベンチに座って、また休憩。
この道は、もう少し前ならばイチゴの白い花が咲き乱れ、夏の終わりになれば、ツリフネソウが咲き乱れる、花の道。
今は、フタリシズカがひっそりと咲いていました。
ヘビイチゴの赤い実もときどき。
歩きやすい道をどんどん行くと、2019年に登山道が崩落した箇所に。
前に来たときからまた崩落したのか、さらに道が細くなったような気がします。
気のせいかな?
前にはなかった補助ロープが張られてありました。
どんどん降りていくと、急な段差が増えてきます。
でも、秋に来たときに壊れかけて歩きにくくなっていた木段は整備されていました。
ありがたい。
そして、相模湖を見下ろせるベンチに。
ここでまた休憩。
この先、九十九折の歩きにくい道になるので、ひと息いれて、気持ちを整えました。
この前歩いたときは晩秋で、落ち葉が積もって滑りそうで本当に嫌だったのです。
でも、今の時期は土がよく見えているので、思ったほどの歩きにくさはなく、助かりました。
道が広くなり、短い木のハシゴを降りると、あともう1回、右に曲がって左に曲がれば、与瀬神社。
与瀬神社。13:50。
トレッキングポールやクマ鈴を片付け、マスクをつけて、さて、駅へ向かいます。
与瀬神社の石段を下るのはちょっと怖いので、まき道を選びました。
そこから、高速道路の上にかけられた歩道橋の階段をさらに下っていき、舗装道路へ。
左折し、線路沿いの道をどんどん歩きます。
相模湖駅。14:07。
見ると、高尾行は、14:08発。
ただし、遅延。
わあ、助かりました。
階段を上って向こう側がホームなので、定刻だったら間に合いません。
ホームについて、6両編成の6両目の位置についたところで、遅延電車が到着。
この時間だと、座ってのんびり帰ることができました。
周囲の乗客は、山帰りだけど、ザックが大きい。
奥秩父や八ヶ岳の山に一泊で行ってきた人たちでしょうか。
高尾駅では、ホームの向かい側に東京行き快速が遅延電車を待っていてくれて、待ち時間0分で出発。
ロスタイムがなさ過ぎて、汗がひかず、こんな状態で電車に乗っていて申し訳ない。
身を縮めて乗っている間に、電車は三鷹に到着しました。
2023年04月30日
外秩父七峰縦走ハイキング大会の思い出。
さて、今年から、外秩父七峰縦走ハイキング大会は、ヤマスタというアプリを利用するスタンプラリーに変わりました。
私は2017年の大会を最後に参加していません。
2018年から、有料の大会になったと記憶しています。
有料なのも抵抗があるけれど、ゼッケンに名前を書いて、ザックにつけて歩くのはもっと嫌だな・・・。
でも、何より、腰痛と、股関節の痛み、お尻の筋肉に痛みがあるようになり、完歩の自信がなくなってきたことが大きいです。
そうするうちに、コロナ禍となり、大会は中止になりました。
そして、何と、大会の根幹が変わったのが今年です。
「外秩父七峰」で検索してくだされば、すぐに今回の変更の概要はつかめると思いますので詳細は省略します。
簡単に言えば、大会を1日に定めるのではなく、4月から12月の長い期間のいつでも、そして何回に分けてでも、とにかく、小川町駅と7つの峰でヤマスタというアプリを使ってスタンプを受け取れば、それで七峰縦走達成というスタンプラリーになったのです。
秋には、参加者向けの催しもあるとのこと。
ほほお・・・。
コロナ禍が終わらない限り、大会参加はあり得ないと思っていました。
しかし、これなら私でも参加できそうです。
ただ、もう昼間の気温は20℃を越えました。
気温が高いと、長い縦走は無理かなあ・・・。
秋になったら、やってみようかなあ・・・。
それとも、2回に分けて歩こうかなあ。
そんなことを考えながら、さて、私はこの大会に何回参加したのだろうと思い返しました。
昔の記録カードはどこに置いたのでしょう。
そう考えて、全く記憶がないことに呆然としました。
記録カードも地図も、捨てたはずがない。
でも、どこにあるのか、思い出せないのです。
6年経過しているとはいえ、ここまで記憶が空白だとは・・・。
慌てて探したら、ありました、ありました。
記録カードと地図をクリアファイルにひとまとめに保管していました。
ただ、2011年のものからしかありません。
でも、それが最初の挑戦だったわけがないのです。
ここで、このブログに山行記録を書くようになる前の手書きの山行記録を取り出して、読みふけりました。
①2001年4月22日(日)晴れ 第16回大会
これが、初参加でした。
小川町発7:10。
ゴール寄居駅16:55。
出発が遅いのに到着が速い。
これは車道で相当追い抜いてますね。
さすがに若い。
出発時にもらった参加賞は、「チャンピオンベルトみたいなのにポケットが色々ついている青いウエストポーチと白いハンドタオル」とあります。
初参加から、もう参加賞に悪口を言っています。
「完歩したら魚河岸のセリの人みたいな帽子をもらった」と書いてありました。
完歩帽に対しても、冷淡!
若さって恐ろしいですね。
②2005年4月17日(日)
小川町出発6:50。
ゴール寄居駅17:35。
一度で完歩できて、その後興味を失った様子だったのに、突然この年から再び参加を始めました。
どうしてそんな気持ちになったのかは、記録されていません。
そこ、大事だろう?
参加賞は、灰色でポケットのついた壁掛けみたいなものと白いハンドタオルと記録されています。
灰色の壁掛けみたいなもの・・・。
金具がめちゃくちゃ重かったあれかな・・・。
雑誌「山と渓谷」の記事によれば、この回の参加者は約8000人で、そのうち半数は渋滞のためタイムアウトだったと後日に付記されています。
渋滞との闘いは、すでに始まっていました。
そして、この年からだったのかは定かではありませんが、2年で完歩するという形が許されています。
これも、地獄の渋滞の原因だったろうと想像されます。
秩父高原牧場で牛乳。200円。
釜伏峠で、接待。梅干しと塩漬けのキュウリ。
このキュウリが抜群においしかったと書いてあります。
完歩記念品は、完歩帽か青いポーチ。
青いポーチ!光沢のあるポーチですね。
このポーチ、今でも、4本爪軽アイゼン入れとして使っています。
この時期は、まだ完歩記念タオルマフラーは存在しなかったようです。
③2006年4月23日(日) 曇り一時雨
小川町出発6:50。
ゴール寄居駅16:30。
この年も速い。
タイムは当日の気温に大きく左右されるようです。
参加賞は、黒いショルダーポシェットと白いハンドタオル。
黒いショルダーポシェット・・・。
あー、今も、ザックの影に隠れて壁に提げてあります。
この年より、萩平丁字路から車道の第2コースが用意された、とあります。
昨年度の大渋滞への反省から生まれたものだったのでしょう。
定峰峠でc.c.レモン160円。
定価より10円高いだけの良心的商売。
秩父高原牧場でソフトクリーム大350円。
この時期、ソフトクリームには、大と小がありました。
釜伏峠の接待。梅干し、甘夏、キュウリ、奈良漬け。
豊富な品揃えでした。
④2007年4月22日(日) 晴れて暑い
小川町出発6:55。
白石車庫リタイア。
小川町駅に降り立った6:40分の時点で、まだ受付が始まっていなかったとあります。
何か主催者側のアクシデントがあったのでしょうか。
そのため、駅前は大行列。
最初の2000人が一斉に出発し、山は大渋滞発生となった大会でした。
参加賞は、スプーン・フォーク・ナイフ・缶切りが一体となったもの。
重い・・・。
今も持っていますし、豪華な参加賞だと思いますが、実際に使ったことはありません。
多機能過ぎて実用的ではないんです。
ナイフだけとか、フォークだけなら、喜んで使うのに。
官ノ倉山CPで普段より30分遅い危機的状況でした。
順位は1000番台で決して遅くはないのに、笠山到着も前回より45分遅れ。
そして、その焦りもあってか体調を崩し、堂平山への急登で、嘔吐。
その後、ゆっくりゆっくり歩いて、白石車庫バス停へ。
最初で最後のリタイア体験でした。
⑤2008年4月20日(日) 小雨
小川町出発6:40。
鉢形城歴史館ゴール17:40。
参加賞は、黒いビニールポーチと白いハンドタオル。
黒いビニールポーチ・・・。
思い出しました。
光沢のある黒いビニールの、マチのある直方体っぽいポーチ。
ファスナーの持つところに白い玉がついていたのではなかったかな。
あれは、どこにやったかなあ。
記憶にありませんが、捨ててはいないと思います。
山行記録では、前回と違って軽いことを評価しています。
秩父高原牧場ソフトクリーム大350円。
完歩賞は、完歩帽か、灰緑色のヒップバッグふうの妙なもの、とあります。
これは、今も持っています。
やはりポケットがいくつもついています。
⑥2009年4月19日(日) 晴れて暑い
小川町出発6:35。
鉢形城歴史館ゴール17:50。
参加賞は、青い薄い手袋と、白いハンドタオル(抗菌・消臭製品にバージョンアップ)。
この青い手袋は、薄くて手によくフィットし、かつ滑り止めもついていたので、擦り切れるまで山で重宝しました。
晴れて暑かった大会でした。
定峰峠のペットボトル160円。
秩父高原牧場のソフトクリームは、大小の区別がなくなり、一律300円。
牛乳の他、凍らせたペットボトルも飛ぶように売れていました。
釜伏峠の接待。この年もキュウリがおいしかったと記録されています。
キュウリの浅漬けは、どこか他県の催しで食中毒があったからか、以後、接待には出なくなりました。
⑦2010年4月18日(日) 積雪 第25回大会
この年、山は季節外れの積雪のため、コースを大幅変更。
萩平丁字路まではいつものコース。
その先は、ずっと車道歩きでした。
延々と車道で、そのまま彩の国ふれあい牧場(秩父高原牧場のことです)まで車道。
この時点でまだ13時前だったと記録されています。
そして、15時前にゴールイン。
参加賞は、前年と同じ薄い手袋のオレンジ色バージョン。
これも、山で擦り切れるまでありがたく使用しました。
もう1つの参加賞は、白に紫色の縁取りのあるミニタオルハンカチ。
ハンドタオルが急に小さくなりました。
とはいえ、完歩帽は、いつも通りの深緑のものの他に、第25回大会記念のオレンジ色の帽子がありました。
そして、完歩賞は、完歩帽かタオルマフラー。
⑧2011年4月24日(日) 晴れ
小川町出発6:30。
鉢形城歴史館ゴール18:00。
参加賞は青い折り畳み式のクッション兼トートバッグとミニタオル。
教室の棚の奥を探したら、ありました。
使用感が強くて申し訳ない。
多機能すぎてかえって不便なグッズが多い・・・とこの年も私は文句を書いています。
もらえるうちが花だったのですよと、昔の自分に苦言を呈したい。
牧場のソフトクリーム300円。
釜伏峠接待は、甘夏と奈良漬け。
完歩賞は、完歩帽かタオルマフラー。
⑨2012年4月22日(日) 雨
小川町出発6:30。
酒蔵広場ゴール17:45。
寄居駅近くの酒屋さん横の空き地でした。
参加賞は、緑色の手袋とミニタオル。
この手袋は、てのひら側にゴム引きの滑り止めがあり、厚手で温かく、冬の山歩きに重宝しています。
これは、指先に穴が開いてもつくろって、今も現役です。
この年は、1日雨が降り続いた大会でした。
寒いのに、牧場のソフトクリーム300円を頑張って食べました。
暖かい蕎麦をすすっている人もいると書いてあります。
うらやましかったのでしょうか。
16時を過ぎていたから仕方ないのですが、釜伏山の接待が終わっていて、がっかり。
完歩賞は、勿論、完歩帽かタオルマフラー。
⑩2013年4月21日(日) 雨のち雪
小川町出発。6:35。
酒蔵広場ゴール18:00。
参加賞は、七峰のイラストの描かれたレジャーシートとミニタオル。
山はうっすらと積雪し、寒さに震えあがった大会でした。
それでも、根性で食べる牧場のソフトクリーム300円。
釜伏山の接待に、この年は間に合いました。
甘夏と奈良漬けでした。
完歩賞は、勿論、完歩帽かタオルマフラー。
⑪2014年4月20日(日) 曇り。気温3月なみ。
小川町出発。6:35。
鉢形城公園ゴール。17:15。
埼玉県のキャラクター、コバトンたちがお出迎えしてくれた大会でした。
参加賞は、紺色の手袋とミニタオル。
前々回の緑色の手袋と同じ仕様のもので、まだ新品のままとっておいてあります。
緑色の手袋が完全に使えなくなったら、大切に使います。
定峰峠。ペットボトル170円。
秩父高原牧場のソフトクリーム300円。
釜伏峠の接待は、甘夏と梅干し。
完歩賞は、勿論、完歩帽かタオルマフラーでした。
⑫2015年4月19日(日) 第30回記念大会。曇り。
小川町出発。6:50。
鉢形城公園ゴール。17:30。
この年は、電車に乗り遅れ、初めてBコースを利用しました。
参加賞は、ピンバッジ。
第30回大会記念ピンバッジ・・・。
世の中には、バッジが好きな方は確実に存在し、だから、山小屋でも沢山売っています。
今回のヤマスタ利用の大会でも、先着何名だったか忘れましたが、缶バッジや完歩ピンバッジの配布があるそうです。
私は、バッジにはあまり興味がないので、テンション低めで出発。
この年も、埼玉県のキャラクターが沢山お出迎えしてくれました。
秩父高原牧場のソフトクリーム300円。
釜伏峠の接待は奈良漬け。
完歩賞は、いつもの深緑の完歩帽の他に、第30回記念の紺色の完歩帽もありました。
そして、タオルマフラーも。
⑬2017年4月23日(日) 晴れ
小川町出発。6:40。
鉢形城公園ゴール18:10。
参加賞 キシリトールガムの試供品。
ついに参加賞がなくなった大会でした。
そして、この年から、申込みはインターネットのみとなりました。
秩父高原牧場ソフトクリーム300円。
釜伏峠の接待、甘夏。
この年、完歩賞もなくなりました。
ただし、完歩帽もタオルマフラーも、有料販売はありました。
タオルマフラー、1000円。
ほほおと眺めるだけで、購入はせず。
そして、翌年より有料大会となり、以後、私は参加していません。
それでも、毎年、この時期になると、私のブログの外秩父七峰縦走ハイキング大会を記録したページ・ビューに動きがあります。
読んで参考にしてくださっている方や、参加した後で余韻を楽しんでいる方がいらっしゃるのだと思います。
ありがとうございます。
以上、参加賞と食べ物ばかりにこだわった、私の外秩父七峰縦走ハイキング大会の思い出でした。
私は2017年の大会を最後に参加していません。
2018年から、有料の大会になったと記憶しています。
有料なのも抵抗があるけれど、ゼッケンに名前を書いて、ザックにつけて歩くのはもっと嫌だな・・・。
でも、何より、腰痛と、股関節の痛み、お尻の筋肉に痛みがあるようになり、完歩の自信がなくなってきたことが大きいです。
そうするうちに、コロナ禍となり、大会は中止になりました。
そして、何と、大会の根幹が変わったのが今年です。
「外秩父七峰」で検索してくだされば、すぐに今回の変更の概要はつかめると思いますので詳細は省略します。
簡単に言えば、大会を1日に定めるのではなく、4月から12月の長い期間のいつでも、そして何回に分けてでも、とにかく、小川町駅と7つの峰でヤマスタというアプリを使ってスタンプを受け取れば、それで七峰縦走達成というスタンプラリーになったのです。
秋には、参加者向けの催しもあるとのこと。
ほほお・・・。
コロナ禍が終わらない限り、大会参加はあり得ないと思っていました。
しかし、これなら私でも参加できそうです。
ただ、もう昼間の気温は20℃を越えました。
気温が高いと、長い縦走は無理かなあ・・・。
秋になったら、やってみようかなあ・・・。
それとも、2回に分けて歩こうかなあ。
そんなことを考えながら、さて、私はこの大会に何回参加したのだろうと思い返しました。
昔の記録カードはどこに置いたのでしょう。
そう考えて、全く記憶がないことに呆然としました。
記録カードも地図も、捨てたはずがない。
でも、どこにあるのか、思い出せないのです。
6年経過しているとはいえ、ここまで記憶が空白だとは・・・。
慌てて探したら、ありました、ありました。
記録カードと地図をクリアファイルにひとまとめに保管していました。
ただ、2011年のものからしかありません。
でも、それが最初の挑戦だったわけがないのです。
ここで、このブログに山行記録を書くようになる前の手書きの山行記録を取り出して、読みふけりました。
①2001年4月22日(日)晴れ 第16回大会
これが、初参加でした。
小川町発7:10。
ゴール寄居駅16:55。
出発が遅いのに到着が速い。
これは車道で相当追い抜いてますね。
さすがに若い。
出発時にもらった参加賞は、「チャンピオンベルトみたいなのにポケットが色々ついている青いウエストポーチと白いハンドタオル」とあります。
初参加から、もう参加賞に悪口を言っています。
「完歩したら魚河岸のセリの人みたいな帽子をもらった」と書いてありました。
完歩帽に対しても、冷淡!
若さって恐ろしいですね。
②2005年4月17日(日)
小川町出発6:50。
ゴール寄居駅17:35。
一度で完歩できて、その後興味を失った様子だったのに、突然この年から再び参加を始めました。
どうしてそんな気持ちになったのかは、記録されていません。
そこ、大事だろう?
参加賞は、灰色でポケットのついた壁掛けみたいなものと白いハンドタオルと記録されています。
灰色の壁掛けみたいなもの・・・。
金具がめちゃくちゃ重かったあれかな・・・。
雑誌「山と渓谷」の記事によれば、この回の参加者は約8000人で、そのうち半数は渋滞のためタイムアウトだったと後日に付記されています。
渋滞との闘いは、すでに始まっていました。
そして、この年からだったのかは定かではありませんが、2年で完歩するという形が許されています。
これも、地獄の渋滞の原因だったろうと想像されます。
秩父高原牧場で牛乳。200円。
釜伏峠で、接待。梅干しと塩漬けのキュウリ。
このキュウリが抜群においしかったと書いてあります。
完歩記念品は、完歩帽か青いポーチ。
青いポーチ!光沢のあるポーチですね。
このポーチ、今でも、4本爪軽アイゼン入れとして使っています。
この時期は、まだ完歩記念タオルマフラーは存在しなかったようです。
③2006年4月23日(日) 曇り一時雨
小川町出発6:50。
ゴール寄居駅16:30。
この年も速い。
タイムは当日の気温に大きく左右されるようです。
参加賞は、黒いショルダーポシェットと白いハンドタオル。
黒いショルダーポシェット・・・。
あー、今も、ザックの影に隠れて壁に提げてあります。
この年より、萩平丁字路から車道の第2コースが用意された、とあります。
昨年度の大渋滞への反省から生まれたものだったのでしょう。
定峰峠でc.c.レモン160円。
定価より10円高いだけの良心的商売。
秩父高原牧場でソフトクリーム大350円。
この時期、ソフトクリームには、大と小がありました。
釜伏峠の接待。梅干し、甘夏、キュウリ、奈良漬け。
豊富な品揃えでした。
④2007年4月22日(日) 晴れて暑い
小川町出発6:55。
白石車庫リタイア。
小川町駅に降り立った6:40分の時点で、まだ受付が始まっていなかったとあります。
何か主催者側のアクシデントがあったのでしょうか。
そのため、駅前は大行列。
最初の2000人が一斉に出発し、山は大渋滞発生となった大会でした。
参加賞は、スプーン・フォーク・ナイフ・缶切りが一体となったもの。
重い・・・。
今も持っていますし、豪華な参加賞だと思いますが、実際に使ったことはありません。
多機能過ぎて実用的ではないんです。
ナイフだけとか、フォークだけなら、喜んで使うのに。
官ノ倉山CPで普段より30分遅い危機的状況でした。
順位は1000番台で決して遅くはないのに、笠山到着も前回より45分遅れ。
そして、その焦りもあってか体調を崩し、堂平山への急登で、嘔吐。
その後、ゆっくりゆっくり歩いて、白石車庫バス停へ。
最初で最後のリタイア体験でした。
⑤2008年4月20日(日) 小雨
小川町出発6:40。
鉢形城歴史館ゴール17:40。
参加賞は、黒いビニールポーチと白いハンドタオル。
黒いビニールポーチ・・・。
思い出しました。
光沢のある黒いビニールの、マチのある直方体っぽいポーチ。
ファスナーの持つところに白い玉がついていたのではなかったかな。
あれは、どこにやったかなあ。
記憶にありませんが、捨ててはいないと思います。
山行記録では、前回と違って軽いことを評価しています。
秩父高原牧場ソフトクリーム大350円。
完歩賞は、完歩帽か、灰緑色のヒップバッグふうの妙なもの、とあります。
これは、今も持っています。
やはりポケットがいくつもついています。
⑥2009年4月19日(日) 晴れて暑い
小川町出発6:35。
鉢形城歴史館ゴール17:50。
参加賞は、青い薄い手袋と、白いハンドタオル(抗菌・消臭製品にバージョンアップ)。
この青い手袋は、薄くて手によくフィットし、かつ滑り止めもついていたので、擦り切れるまで山で重宝しました。
晴れて暑かった大会でした。
定峰峠のペットボトル160円。
秩父高原牧場のソフトクリームは、大小の区別がなくなり、一律300円。
牛乳の他、凍らせたペットボトルも飛ぶように売れていました。
釜伏峠の接待。この年もキュウリがおいしかったと記録されています。
キュウリの浅漬けは、どこか他県の催しで食中毒があったからか、以後、接待には出なくなりました。
⑦2010年4月18日(日) 積雪 第25回大会
この年、山は季節外れの積雪のため、コースを大幅変更。
萩平丁字路まではいつものコース。
その先は、ずっと車道歩きでした。
延々と車道で、そのまま彩の国ふれあい牧場(秩父高原牧場のことです)まで車道。
この時点でまだ13時前だったと記録されています。
そして、15時前にゴールイン。
参加賞は、前年と同じ薄い手袋のオレンジ色バージョン。
これも、山で擦り切れるまでありがたく使用しました。
もう1つの参加賞は、白に紫色の縁取りのあるミニタオルハンカチ。
ハンドタオルが急に小さくなりました。
とはいえ、完歩帽は、いつも通りの深緑のものの他に、第25回大会記念のオレンジ色の帽子がありました。
そして、完歩賞は、完歩帽かタオルマフラー。
⑧2011年4月24日(日) 晴れ
小川町出発6:30。
鉢形城歴史館ゴール18:00。
参加賞は青い折り畳み式のクッション兼トートバッグとミニタオル。
教室の棚の奥を探したら、ありました。
使用感が強くて申し訳ない。
多機能すぎてかえって不便なグッズが多い・・・とこの年も私は文句を書いています。
もらえるうちが花だったのですよと、昔の自分に苦言を呈したい。
牧場のソフトクリーム300円。
釜伏峠接待は、甘夏と奈良漬け。
完歩賞は、完歩帽かタオルマフラー。
⑨2012年4月22日(日) 雨
小川町出発6:30。
酒蔵広場ゴール17:45。
寄居駅近くの酒屋さん横の空き地でした。
参加賞は、緑色の手袋とミニタオル。
この手袋は、てのひら側にゴム引きの滑り止めがあり、厚手で温かく、冬の山歩きに重宝しています。
これは、指先に穴が開いてもつくろって、今も現役です。
この年は、1日雨が降り続いた大会でした。
寒いのに、牧場のソフトクリーム300円を頑張って食べました。
暖かい蕎麦をすすっている人もいると書いてあります。
うらやましかったのでしょうか。
16時を過ぎていたから仕方ないのですが、釜伏山の接待が終わっていて、がっかり。
完歩賞は、勿論、完歩帽かタオルマフラー。
⑩2013年4月21日(日) 雨のち雪
小川町出発。6:35。
酒蔵広場ゴール18:00。
参加賞は、七峰のイラストの描かれたレジャーシートとミニタオル。
山はうっすらと積雪し、寒さに震えあがった大会でした。
それでも、根性で食べる牧場のソフトクリーム300円。
釜伏山の接待に、この年は間に合いました。
甘夏と奈良漬けでした。
完歩賞は、勿論、完歩帽かタオルマフラー。
⑪2014年4月20日(日) 曇り。気温3月なみ。
小川町出発。6:35。
鉢形城公園ゴール。17:15。
埼玉県のキャラクター、コバトンたちがお出迎えしてくれた大会でした。
参加賞は、紺色の手袋とミニタオル。
前々回の緑色の手袋と同じ仕様のもので、まだ新品のままとっておいてあります。
緑色の手袋が完全に使えなくなったら、大切に使います。
定峰峠。ペットボトル170円。
秩父高原牧場のソフトクリーム300円。
釜伏峠の接待は、甘夏と梅干し。
完歩賞は、勿論、完歩帽かタオルマフラーでした。
⑫2015年4月19日(日) 第30回記念大会。曇り。
小川町出発。6:50。
鉢形城公園ゴール。17:30。
この年は、電車に乗り遅れ、初めてBコースを利用しました。
参加賞は、ピンバッジ。
第30回大会記念ピンバッジ・・・。
世の中には、バッジが好きな方は確実に存在し、だから、山小屋でも沢山売っています。
今回のヤマスタ利用の大会でも、先着何名だったか忘れましたが、缶バッジや完歩ピンバッジの配布があるそうです。
私は、バッジにはあまり興味がないので、テンション低めで出発。
この年も、埼玉県のキャラクターが沢山お出迎えしてくれました。
秩父高原牧場のソフトクリーム300円。
釜伏峠の接待は奈良漬け。
完歩賞は、いつもの深緑の完歩帽の他に、第30回記念の紺色の完歩帽もありました。
そして、タオルマフラーも。
⑬2017年4月23日(日) 晴れ
小川町出発。6:40。
鉢形城公園ゴール18:10。
参加賞 キシリトールガムの試供品。
ついに参加賞がなくなった大会でした。
そして、この年から、申込みはインターネットのみとなりました。
秩父高原牧場ソフトクリーム300円。
釜伏峠の接待、甘夏。
この年、完歩賞もなくなりました。
ただし、完歩帽もタオルマフラーも、有料販売はありました。
タオルマフラー、1000円。
ほほおと眺めるだけで、購入はせず。
そして、翌年より有料大会となり、以後、私は参加していません。
それでも、毎年、この時期になると、私のブログの外秩父七峰縦走ハイキング大会を記録したページ・ビューに動きがあります。
読んで参考にしてくださっている方や、参加した後で余韻を楽しんでいる方がいらっしゃるのだと思います。
ありがとうございます。
以上、参加賞と食べ物ばかりにこだわった、私の外秩父七峰縦走ハイキング大会の思い出でした。
2023年04月24日
古里駅から御岳山に登り、日ノ出山に縦走しました。2023年4月。
2023年4月23日(日)、御岳山に行ってきました。
4年ぶりです。
青梅線の古里駅着8:52。
下車する人が案外多く、改札左手のトイレも行列になっていました。
ともかく、支度をして、出発。9:10。
駅からまずは直進して表通りに出ます。
信号を渡って、駐車場が広いコンビニに少し道を阻まれる感じにはなりますが、基本は直進。
万世橋を渡ります。
この橋は歩道と車道との境にガードレールがなく、歩道が一段高くなっているだけなので、いつも少し緊張します。
無事に渡り切り、丹三郎門の前を過ぎて、「ここは登山道ではない」という表示も過ぎると、右手に上り坂があり、道しるべもそこに見えています。
道しるべの通りに右折。
坂道を登っていくと、登山口です。
害獣除けの柵を開いて通り、またしっかり閉めました。9:25。
登山口からいきなり急登が始まります。
九十九折の坂道が延々と続きます。
ここは、御岳神社の参道の1つ。
今もよく整備されていますが、歩く人は少なく、快適な山歩きができました。
気温も低めで空気が冷たく、気持ちいい。
マスクなしで歩けるのが、何よりありがたいです。
同じような坂道が延々と続き、ようやく傾斜が緩くなってくると、林道。10:00。
直前に道を譲った人が、林道に出るところで立ち止まって、地図を見ていました。
この林道が通って、まだ10年くらいだと思うので、地図には反映されていないのかもしれません。
私の奥多摩登山地図は、2013年のものなので、反映されているはずもありません。
これでも、一度買い替えたんですが、山地図は気がつくと10年くらい経っています。
予想外の林道に驚くにしろ、驚かないにしろ、林道のすぐ向かい側に再び登山口がありますし、その掲示もあるので、迷うことはありません。
登山道が再び始まり、また上っていくと、昔、大きな杉があったことを記す掲示板。10:15。
そこからひと登りで、ようやく支尾根に乗りました。
新緑の下の平らな尾根の上で、ちょっと休憩。
凍らせてきたゼリー飲料を飲んで、ほっとひと息つきました。
登り坂に少し耐性がついてきたのか、ここまでそんなに苦労なく登ってこられました。
ようやく身体が山に慣れてきた気がします。
そこからは、滴るような新緑の中の尾根道。
道は細くなったり、また広くなったり。
緩くなったり、急になったり。
山道を楽しんで歩いていくと、分岐。
道は3つに分かれます。
そのうちの真ん中の登り道を行きます。
崩れかけた木段を用心して登っていくと、広い休憩舎が見えてきて、さらにひと登りで、大塚山。10:55。
ベンチやテーブルもあるので、ここは食事中の人がたまっていました。
とっとこ通り過ぎて、そのまま下り道に入りました。
通り過ぎた先にもまたベンチがあり、そこで静かに煮炊きしている人もいました。
歩きやすい道を行くと、観光地らしい雰囲気になってきました。
人も増えてきました。
御岳山。11:30。
御岳神社は人が多いので、下から拝んで、道しるべを確認し、日ノ出山に向かいました。
春の日ノ出山への道の歩きやすさ!
前は、冬の時期に歩くことが多かったので、積雪や凍結を気にしながらでしたが、そんな心配がないこの道は遊歩道レベルの歩きやすさです。
るんたったと歩いていくと、少し岩がちの箇所があり、やがて、木段の登りになりました。
さすがに息を切らして登っていくと、日ノ出山。12:00。
山頂は若い人たちで大にぎわいでした。
やはり、若者は、1つの山に集中します。
易しい山には若者が多いです。
御岳山とか、三頭山とか、丹沢の鍋割山とか、箱根の金時山とか。
そして、煮炊きの道具をしっかり持っています。
のんびり煮たり焼いたりするのが楽しみで、易しい山を歩いているのでしょう。
一番東側の、風上のベンチが1つ空いていたので、そこに座って昼食をとりました。
本日は、カレーヌードルです。
食べ終わって、お茶を飲んで、さて出発。12:30。
ここから吉野梅郷へと下りました。
まずは、山頂の一番東の階段を下りていきます。
最初は歩きやすい階段なのですが、徐々に段差が急になります。
咲き残った山桜が、風に吹かれて一斉に散っていきました。
山の桜の花びらの滞空時間は長い。
空中に止まっているように見えます。
思わず立ち止まり、飽きず眺めました。
木の根の作る段差など、ちょっと歩きにくい道を下っていくと、分岐。
尾根道のほうには、「登山道」という道しるべがつけられていました。
広いまき道には何の表示もなし。
これは、初めて歩く人は、尾根道しか歩けないような印象になりそうですね。
私は、無論、まき道一択。
でも、尾根道は、新緑が美しかっただろうと思います。
以前にこのまき道を歩いたときは、露出感や高度感のあるところもあったのですが、外側に朽ちた木が置かれたりもするようになり、露出感は軽減され、歩きやすい道になっていました。
やがて、尾根道と合流。
合流点には、まき道を指して「一般登山道」と記された道しるべも立っていました。
さらに行くと、何か建物が見えてきました。
地図によれば、無線中継所。
そこから道は舗装され、緩い舗装道をしばらく下っていくと、梅ノ木峠。13:25。
再び山道に入った入り口付近にベンチが並び、休憩適地です。
樹木が途切れると、眺望が広がります。
あの遠い山は、丹沢かな?
ぽつんと離れているのが、丹沢大山で、その右が丹沢山塊。
三室山のところで、再び道は分かれ、今回もまき道を選択。
尾根道と合流後は道は少し細くなり、下り坂が増えてきました。
そして、琴平神社。
小さな社があります。
登山の安全を祈願して、道しるべを見て、吉野梅郷のほうに下りました。
そうだ。
忘れていましたが、ここから道が突然険しくなるのでした。
登山口付近だけ変にややこしく険しい道であるのは、低山あるある。
こういう段差は、奥高尾ではあまり見ないなあという段差を注意して降りていきました。
一度転びました。
うわー、失敗失敗。
怪我がなくて良かった。
そうして、左手のフェンス越しにゴルフ場が見えてきて、木段を下っていき、鳥居の先は、舗装道路でした。14:35。
さて、熊鈴を片付けて、マスクをして。
右手に梅の公園を見上げながら、舗装道路を道なりにどんどん下っていきました。
新緑の季節の梅の公園を見るのは、初めてです。
きれいだなあ。
でも、やはり季節外れなので、訪れる人は少ないようです。
さて、道なりにどんどん行くと、大きな通りに出ました。
ここで、油断による道迷い発生。
大きな通りをつい右折してしまいました。
しかも、左右の建物に見覚えがあり、道を間違っているという自覚が全くないまま、橋を2つ渡りました。
バス停の近くに地図が掲示されていたので、それを見ると、私は、宮ノ平駅に向かって吉野街道を歩いていたのでした。
おいおいおい。
生徒によく言うんです。
何度も同じことを同じように間違えるのは、間違った記憶が自分の中に残っているからだよー。
間違った解き方をなぞっているのに、その記憶が強いから、それで正しいみたいな気になってしまうんだよー。
多分、私は、ここを以前も間違えて歩いています・・・。
しかも、間違えたことを忘れていました。
ダメである。
とことこと来た道を戻りました。
正しくは、大きな通り、すなわち吉野街道に出たら、左折。
次の梅郷4丁目の交差点を右折。
山地図をよくよく見ると、確かにその通りなのです。
でも、道しるべを1本、つけてくれないかなあ・・・。
駅から観光地への道しるべは豊富なのですが、観光地から駅への道しるべは、不足しているところが多いように思います。
盲点なのでしょうね。
遠くから山を越えて、突然観光地に降りてくる徒歩の客がいるとは思わないですよね。
さて、とことこ歩いて大きな橋を渡りました。
ここの橋は、歩道が広いので怖くないです。
下を流れるのは、多摩川。
川幅が広いです。
山肌には、藤の花。
新緑の緑に紫の花が鮮やかです。
橋から信号を渡ってからの駅への掲示は親切で、その通りに歩いていくと、すぐ駅でした。
そして、もたもたとスイカを出しているうちに、「立川方面の電車が参ります」というアナウンスが!
慌てて改札を抜けるとすぐに電車が入ってきました。15:22。
おお、ホームが1つしかないのが幸いしました。
道迷いしてもしなくても、同じ電車だったことも幸いでした。
さらに、その電車は、わずか2駅先の青梅駅までしか行かないのですが、青梅駅では向かい側ホームに青梅線直通の東京行き快速が待っていました。
三鷹まで、1本。
明るいうちに三鷹に到着しました。
4年ぶりです。
青梅線の古里駅着8:52。
下車する人が案外多く、改札左手のトイレも行列になっていました。
ともかく、支度をして、出発。9:10。
駅からまずは直進して表通りに出ます。
信号を渡って、駐車場が広いコンビニに少し道を阻まれる感じにはなりますが、基本は直進。
万世橋を渡ります。
この橋は歩道と車道との境にガードレールがなく、歩道が一段高くなっているだけなので、いつも少し緊張します。
無事に渡り切り、丹三郎門の前を過ぎて、「ここは登山道ではない」という表示も過ぎると、右手に上り坂があり、道しるべもそこに見えています。
道しるべの通りに右折。
坂道を登っていくと、登山口です。
害獣除けの柵を開いて通り、またしっかり閉めました。9:25。
登山口からいきなり急登が始まります。
九十九折の坂道が延々と続きます。
ここは、御岳神社の参道の1つ。
今もよく整備されていますが、歩く人は少なく、快適な山歩きができました。
気温も低めで空気が冷たく、気持ちいい。
マスクなしで歩けるのが、何よりありがたいです。
同じような坂道が延々と続き、ようやく傾斜が緩くなってくると、林道。10:00。
直前に道を譲った人が、林道に出るところで立ち止まって、地図を見ていました。
この林道が通って、まだ10年くらいだと思うので、地図には反映されていないのかもしれません。
私の奥多摩登山地図は、2013年のものなので、反映されているはずもありません。
これでも、一度買い替えたんですが、山地図は気がつくと10年くらい経っています。
予想外の林道に驚くにしろ、驚かないにしろ、林道のすぐ向かい側に再び登山口がありますし、その掲示もあるので、迷うことはありません。
登山道が再び始まり、また上っていくと、昔、大きな杉があったことを記す掲示板。10:15。
そこからひと登りで、ようやく支尾根に乗りました。
新緑の下の平らな尾根の上で、ちょっと休憩。
凍らせてきたゼリー飲料を飲んで、ほっとひと息つきました。
登り坂に少し耐性がついてきたのか、ここまでそんなに苦労なく登ってこられました。
ようやく身体が山に慣れてきた気がします。
そこからは、滴るような新緑の中の尾根道。
道は細くなったり、また広くなったり。
緩くなったり、急になったり。
山道を楽しんで歩いていくと、分岐。
道は3つに分かれます。
そのうちの真ん中の登り道を行きます。
崩れかけた木段を用心して登っていくと、広い休憩舎が見えてきて、さらにひと登りで、大塚山。10:55。
ベンチやテーブルもあるので、ここは食事中の人がたまっていました。
とっとこ通り過ぎて、そのまま下り道に入りました。
通り過ぎた先にもまたベンチがあり、そこで静かに煮炊きしている人もいました。
歩きやすい道を行くと、観光地らしい雰囲気になってきました。
人も増えてきました。
御岳山。11:30。
御岳神社は人が多いので、下から拝んで、道しるべを確認し、日ノ出山に向かいました。
春の日ノ出山への道の歩きやすさ!
前は、冬の時期に歩くことが多かったので、積雪や凍結を気にしながらでしたが、そんな心配がないこの道は遊歩道レベルの歩きやすさです。
るんたったと歩いていくと、少し岩がちの箇所があり、やがて、木段の登りになりました。
さすがに息を切らして登っていくと、日ノ出山。12:00。
山頂は若い人たちで大にぎわいでした。
やはり、若者は、1つの山に集中します。
易しい山には若者が多いです。
御岳山とか、三頭山とか、丹沢の鍋割山とか、箱根の金時山とか。
そして、煮炊きの道具をしっかり持っています。
のんびり煮たり焼いたりするのが楽しみで、易しい山を歩いているのでしょう。
一番東側の、風上のベンチが1つ空いていたので、そこに座って昼食をとりました。
本日は、カレーヌードルです。
食べ終わって、お茶を飲んで、さて出発。12:30。
ここから吉野梅郷へと下りました。
まずは、山頂の一番東の階段を下りていきます。
最初は歩きやすい階段なのですが、徐々に段差が急になります。
咲き残った山桜が、風に吹かれて一斉に散っていきました。
山の桜の花びらの滞空時間は長い。
空中に止まっているように見えます。
思わず立ち止まり、飽きず眺めました。
木の根の作る段差など、ちょっと歩きにくい道を下っていくと、分岐。
尾根道のほうには、「登山道」という道しるべがつけられていました。
広いまき道には何の表示もなし。
これは、初めて歩く人は、尾根道しか歩けないような印象になりそうですね。
私は、無論、まき道一択。
でも、尾根道は、新緑が美しかっただろうと思います。
以前にこのまき道を歩いたときは、露出感や高度感のあるところもあったのですが、外側に朽ちた木が置かれたりもするようになり、露出感は軽減され、歩きやすい道になっていました。
やがて、尾根道と合流。
合流点には、まき道を指して「一般登山道」と記された道しるべも立っていました。
さらに行くと、何か建物が見えてきました。
地図によれば、無線中継所。
そこから道は舗装され、緩い舗装道をしばらく下っていくと、梅ノ木峠。13:25。
再び山道に入った入り口付近にベンチが並び、休憩適地です。
樹木が途切れると、眺望が広がります。
あの遠い山は、丹沢かな?
ぽつんと離れているのが、丹沢大山で、その右が丹沢山塊。
三室山のところで、再び道は分かれ、今回もまき道を選択。
尾根道と合流後は道は少し細くなり、下り坂が増えてきました。
そして、琴平神社。
小さな社があります。
登山の安全を祈願して、道しるべを見て、吉野梅郷のほうに下りました。
そうだ。
忘れていましたが、ここから道が突然険しくなるのでした。
登山口付近だけ変にややこしく険しい道であるのは、低山あるある。
こういう段差は、奥高尾ではあまり見ないなあという段差を注意して降りていきました。
一度転びました。
うわー、失敗失敗。
怪我がなくて良かった。
そうして、左手のフェンス越しにゴルフ場が見えてきて、木段を下っていき、鳥居の先は、舗装道路でした。14:35。
さて、熊鈴を片付けて、マスクをして。
右手に梅の公園を見上げながら、舗装道路を道なりにどんどん下っていきました。
新緑の季節の梅の公園を見るのは、初めてです。
きれいだなあ。
でも、やはり季節外れなので、訪れる人は少ないようです。
さて、道なりにどんどん行くと、大きな通りに出ました。
ここで、油断による道迷い発生。
大きな通りをつい右折してしまいました。
しかも、左右の建物に見覚えがあり、道を間違っているという自覚が全くないまま、橋を2つ渡りました。
バス停の近くに地図が掲示されていたので、それを見ると、私は、宮ノ平駅に向かって吉野街道を歩いていたのでした。
おいおいおい。
生徒によく言うんです。
何度も同じことを同じように間違えるのは、間違った記憶が自分の中に残っているからだよー。
間違った解き方をなぞっているのに、その記憶が強いから、それで正しいみたいな気になってしまうんだよー。
多分、私は、ここを以前も間違えて歩いています・・・。
しかも、間違えたことを忘れていました。
ダメである。
とことこと来た道を戻りました。
正しくは、大きな通り、すなわち吉野街道に出たら、左折。
次の梅郷4丁目の交差点を右折。
山地図をよくよく見ると、確かにその通りなのです。
でも、道しるべを1本、つけてくれないかなあ・・・。
駅から観光地への道しるべは豊富なのですが、観光地から駅への道しるべは、不足しているところが多いように思います。
盲点なのでしょうね。
遠くから山を越えて、突然観光地に降りてくる徒歩の客がいるとは思わないですよね。
さて、とことこ歩いて大きな橋を渡りました。
ここの橋は、歩道が広いので怖くないです。
下を流れるのは、多摩川。
川幅が広いです。
山肌には、藤の花。
新緑の緑に紫の花が鮮やかです。
橋から信号を渡ってからの駅への掲示は親切で、その通りに歩いていくと、すぐ駅でした。
そして、もたもたとスイカを出しているうちに、「立川方面の電車が参ります」というアナウンスが!
慌てて改札を抜けるとすぐに電車が入ってきました。15:22。
おお、ホームが1つしかないのが幸いしました。
道迷いしてもしなくても、同じ電車だったことも幸いでした。
さらに、その電車は、わずか2駅先の青梅駅までしか行かないのですが、青梅駅では向かい側ホームに青梅線直通の東京行き快速が待っていました。
三鷹まで、1本。
明るいうちに三鷹に到着しました。
2023年04月12日
上川乗から笹尾根を越えて、三国山まで歩きました。2023年4月。
2023年4月9日(日)、山を歩いてきました。
日曜日の山歩きは1年半ぶりです。
前日に調べて驚いたのは、ホリデー快速あきかわ号が廃止になっていたことでした。
今年の3月半ばの時刻表改定で廃止になったそうです。
ホリデー快速おくたま号は今まで通り。
だから、今までのホリデー快速に乗って、拝島で乗り換えれば、ホームの上り下りも必要なく、すぐ乗り換えられて、今まで通りの武蔵五日市駅9時発のバスにも間に合います。
そんなに不便ということはないのかな。
バスは、1年半前と同じように、立っている客がまばらにいる状態で出発。
何となくの印象ですが、若者の登山客が随分減ったような気がします。
この3年で、若者は山歩きからキャンプにシフトしたのでしょうか。
それとも、若者はなぜか1か所の山に集中する傾向があるので、今日もどこかの山は若者で大混雑しているのでしょうか。
上川乗バス停下車。9:35。
降りたのは、私1人。
まずはバスの進行方向に少し歩き、その先はバスと別れて左折して橋を渡ります。
橋の手前のミツバツツジと枝垂れ桜がきれいでした。
今年は本当に季節の進みが早いなあ。
2週間は早いようです。
緩い上り坂の舗装道路を歩いていくと、左手に登山口が見えてきました。
道しるべがなければ、見過ごしてしまいそうな細い登山口です。
支度をして出発。
細い上り坂を歩きだし、すぐに木橋を渡ります。
後は山肌に沿った崖っぷち道です。
久しぶりに熊鈴をリンリン鳴らす山歩きです。
昔と比べて登山道を細く感じるのは、私の錯覚か、それとも、2019年の台風で実際に削られているのか。
この道を長いと感じるのは、明らかに私の錯覚でしょう。
急な登りが終わって道が広くなり祠を越えたあたりからはもう平坦な道が続いてすぐに浅間峠に到着したような記憶があるのですが、実はそんなことはなく、その後も緩い上りは続き、道は崖っぷちで案外細く、そして長い。
浅間峠。10:50。
以前よりも15分も遅い到着に、「嘘でしょ」とつぶやきました。
そして、浅間峠のあずまやが、建て替えられているような気がします。
建て替えられたとしても時間は経過している様子で、既に真新しさはない。
でも、ここのあずまやは峠全体の雰囲気を暗くするくらいに老朽化していたのです。
上の画像がそれです。
春の明るい陽射しの中で、気持ちのよい休憩所となっていました。
さて、出発。
笹尾根を、生藤山方面へと歩き出しました。
ここから、三国山まで、途中に5つのピークがあります。
笹尾根は、上って下ってまた上る繰り返し。
以前の記憶では、ここが本当に苦しく、吐きそうになることすらあったのですが、今回は案外そんなこともないのが不思議でした。
昔は、上り始めにスピードを出し過ぎて、中盤でバテていたのかもしれません。
季節の進みが早いわりに、今日の気温がそんな高くないことも一因でしょうか。
新緑の木陰が多いことも。
まずは1つ目の881mピーク。
ここは、そもそもそんなに下っていないので、わりとすぐに上れます。
ここから大きく下って、大きく上り返して、879mピーク。
後ろから、トレイルランナーがやってきました。
立ち止まって道を譲ると、3mは離れた位置から、
「ありがとうごさいます。申し訳ありません」
はきはきそう言って、すれ違うときは無言で会釈。
マナー、いいなあ。
高尾あたりをグループで走っているトレイルランナーは、初心者が多いからか、はしゃぎ過ぎで、山を走れる自分に対する自惚れや勘違いがあるのか、横柄な連中もいます。
一方、奥多摩を1人で走っているランナーに不快な思いをしたことは一度もありません。
技術的にも精神的にもはるかに上の人のほうが、謙虚でマナーがいい。
結局、どの分野でも、そういうものかもしれません。
続いて、1人で歩いている男性客にも道を譲りました。
新しいザックなのですが、昔ふうの帆布のもので丸みがあり、帽子も生成りで、後ろ姿が春の山に映えている人でした。
ああ、写真を撮れば良かったなあ。
大きく下って、上り返して、851mピーク。
上れば下る。
下れば上る。
笹尾根はそういうものだと諦めているし、スピードも出していないので、思ったほど苦しくはありませんでした。
もう少し苦しい箇所があったような気がするのだが、と思いながら、また下って登っていくと、トウゴクミツバツツジのピンク色の花が満開の脇を過ぎ、空が開けて、熊倉山。11:50。
以前の到着時刻より、やはり15分遅れたまま。
ということは、浅間峠から熊倉山までは、以前のタイムで歩いているということです。
熊倉山は、背の高いベンチがあって、狭いですが休憩適地。
中高年女性のグループがにぎやかに昼食中でした。
ここでの休憩は諦めて、早速下ります。
ちょっと滑りやすい下り道を行くと、カタクリの花が咲いていました。
カタクリは、そういえば都立野川公園でも、都立神代植物園植物多様性センターでも見たことがなかった気がします。
東京に自生する花ではないのかな?
そうだ。
カタクリ開花の時期ですから、登山客の多くは今日は奥多摩に行っているのかもしれません。
登山道にまではみ出してカタクリが咲きみだれている御前山の登山道を思い浮かべながら、淡々と下り、淡々と上ると、神社の奥宮に到着。
え、もう?
樹間から、春らしい淡い富士山も見えています。
そこから、もう1つピークがあります。
ここの上りの記憶を、もっと前のピークへの上りと錯誤していました。
さすがにここは苦しいなあと思いながら、でももうここまでくれば三国山はすぐだとわかってもいます。
三国山。12:25。
以前の記録では、ここに12:30に到着しています。
おや、上り始めの15分の遅れを、5分早めまで挽回している・・・。
三国山は、ソメイヨシノが元気だった頃は、桜の花の向こうに富士山が見える展望地でした。
テングス病でソメイヨシノは咲かなくなってしまいましたが、富士山は変わらず。
以前は、登山道にはみ出して座り込んでいる人もいるほど大勢の登山客がいた場所でした。
今日は、ベンチは埋まっている、というくらいです。
お花見には、1週間遅かったので、そのせいかもしれません。
本当に季節の進みが早すぎます。
ともあれ、すぐに下山開始。
「鎌沢」の道しるべを確認し、下り道を行きます。
よく整備された広い登山道をとことこ下っていき、甘草水の分岐のベンチが無人だったので、ここで昼食にしました。12:40。
茶色の葉がもう出ていますが、桜が咲き残っていました。
テングス病に強い山桜が植えられ、桜並木が復活されています。
桜を見上げながら、おにぎりを食べ、ほうじ茶を飲んでいると、ウグイスの鳴き声。
静かな良い山歩きです。
さて、出発。
登山道に舞い散る桜の花びらを楽しく眺めながらとっとこ下っていくと、またベンチがあり、視界が開けて富士山がよく見えました。
「桜のプロムナード」の看板のあるところです。
テングス病のことや、桜並木再生のことが説明されています。
そういえば、街の桜並木も気がつくとソメイヨシノ以外の桜であることが増えてきています。
季節の進みにこのブログ自体が追い付かず、実は、桜満開の時期に玉川上水から三鷹まで桜並木を歩いたのですが、もうそんなのは遠い昔の話。
今の街は、ハナミズキと八重桜が満開。
山も歩きたいが、公園も散歩したい。
春は見たい花が多くて忙しい。
舗装道路に出ました。13:45。
ミツバツツジと枝垂れ桜。
枝垂れ桜は満開は過ぎていますが、肉眼で見る限りではまだまだ見ごたえがありました。
トレッキングポールを片付けて、あとは舗装道路をとっとこ下ります。
今日歩いた中でも、ここが結局一番急だなと感じながら下っていきました。
バス停。14:15。
次のバスは、14:31。
ちょうどよい時間に下山できました。
バスが2台登っていきました。
これが和田から折り返してやってくるはず。
バス停は上り方向に1つしか設置されていないので、バス停の向かい側の道路で待っているとバスがやってきました。
バスの中は立っている人もいます。
「2台目のバスがすぐに来ます」
運転手さんがそう言ってくれたので、次のバスを待つことにしました。
なるほど、2台目はがらあきでした。
途中に、陣馬山登山口バス停があります。
20人以上の行列ができていました。
陣場山登山口から藤野駅なら、先週も歩いた距離。
とはいえ、ちょうどいい時間のバスがあるなら、私もバスに乗るかな。
そう思ううちに、藤野駅に到着。14:50。
トイレを済ませ、ホームに上がって、山肌の「緑のラブレター」のオブジェを眺めながら電車を待ちました。
日曜日の山歩きは1年半ぶりです。
前日に調べて驚いたのは、ホリデー快速あきかわ号が廃止になっていたことでした。
今年の3月半ばの時刻表改定で廃止になったそうです。
ホリデー快速おくたま号は今まで通り。
だから、今までのホリデー快速に乗って、拝島で乗り換えれば、ホームの上り下りも必要なく、すぐ乗り換えられて、今まで通りの武蔵五日市駅9時発のバスにも間に合います。
そんなに不便ということはないのかな。
バスは、1年半前と同じように、立っている客がまばらにいる状態で出発。
何となくの印象ですが、若者の登山客が随分減ったような気がします。
この3年で、若者は山歩きからキャンプにシフトしたのでしょうか。
それとも、若者はなぜか1か所の山に集中する傾向があるので、今日もどこかの山は若者で大混雑しているのでしょうか。
上川乗バス停下車。9:35。
降りたのは、私1人。
まずはバスの進行方向に少し歩き、その先はバスと別れて左折して橋を渡ります。
橋の手前のミツバツツジと枝垂れ桜がきれいでした。
今年は本当に季節の進みが早いなあ。
2週間は早いようです。
緩い上り坂の舗装道路を歩いていくと、左手に登山口が見えてきました。
道しるべがなければ、見過ごしてしまいそうな細い登山口です。
支度をして出発。
細い上り坂を歩きだし、すぐに木橋を渡ります。
後は山肌に沿った崖っぷち道です。
久しぶりに熊鈴をリンリン鳴らす山歩きです。
昔と比べて登山道を細く感じるのは、私の錯覚か、それとも、2019年の台風で実際に削られているのか。
この道を長いと感じるのは、明らかに私の錯覚でしょう。
急な登りが終わって道が広くなり祠を越えたあたりからはもう平坦な道が続いてすぐに浅間峠に到着したような記憶があるのですが、実はそんなことはなく、その後も緩い上りは続き、道は崖っぷちで案外細く、そして長い。
浅間峠。10:50。
以前よりも15分も遅い到着に、「嘘でしょ」とつぶやきました。
そして、浅間峠のあずまやが、建て替えられているような気がします。
建て替えられたとしても時間は経過している様子で、既に真新しさはない。
でも、ここのあずまやは峠全体の雰囲気を暗くするくらいに老朽化していたのです。
上の画像がそれです。
春の明るい陽射しの中で、気持ちのよい休憩所となっていました。
さて、出発。
笹尾根を、生藤山方面へと歩き出しました。
ここから、三国山まで、途中に5つのピークがあります。
笹尾根は、上って下ってまた上る繰り返し。
以前の記憶では、ここが本当に苦しく、吐きそうになることすらあったのですが、今回は案外そんなこともないのが不思議でした。
昔は、上り始めにスピードを出し過ぎて、中盤でバテていたのかもしれません。
季節の進みが早いわりに、今日の気温がそんな高くないことも一因でしょうか。
新緑の木陰が多いことも。
まずは1つ目の881mピーク。
ここは、そもそもそんなに下っていないので、わりとすぐに上れます。
ここから大きく下って、大きく上り返して、879mピーク。
後ろから、トレイルランナーがやってきました。
立ち止まって道を譲ると、3mは離れた位置から、
「ありがとうごさいます。申し訳ありません」
はきはきそう言って、すれ違うときは無言で会釈。
マナー、いいなあ。
高尾あたりをグループで走っているトレイルランナーは、初心者が多いからか、はしゃぎ過ぎで、山を走れる自分に対する自惚れや勘違いがあるのか、横柄な連中もいます。
一方、奥多摩を1人で走っているランナーに不快な思いをしたことは一度もありません。
技術的にも精神的にもはるかに上の人のほうが、謙虚でマナーがいい。
結局、どの分野でも、そういうものかもしれません。
続いて、1人で歩いている男性客にも道を譲りました。
新しいザックなのですが、昔ふうの帆布のもので丸みがあり、帽子も生成りで、後ろ姿が春の山に映えている人でした。
ああ、写真を撮れば良かったなあ。
大きく下って、上り返して、851mピーク。
上れば下る。
下れば上る。
笹尾根はそういうものだと諦めているし、スピードも出していないので、思ったほど苦しくはありませんでした。
もう少し苦しい箇所があったような気がするのだが、と思いながら、また下って登っていくと、トウゴクミツバツツジのピンク色の花が満開の脇を過ぎ、空が開けて、熊倉山。11:50。
以前の到着時刻より、やはり15分遅れたまま。
ということは、浅間峠から熊倉山までは、以前のタイムで歩いているということです。
熊倉山は、背の高いベンチがあって、狭いですが休憩適地。
中高年女性のグループがにぎやかに昼食中でした。
ここでの休憩は諦めて、早速下ります。
ちょっと滑りやすい下り道を行くと、カタクリの花が咲いていました。
カタクリは、そういえば都立野川公園でも、都立神代植物園植物多様性センターでも見たことがなかった気がします。
東京に自生する花ではないのかな?
そうだ。
カタクリ開花の時期ですから、登山客の多くは今日は奥多摩に行っているのかもしれません。
登山道にまではみ出してカタクリが咲きみだれている御前山の登山道を思い浮かべながら、淡々と下り、淡々と上ると、神社の奥宮に到着。
え、もう?
樹間から、春らしい淡い富士山も見えています。
そこから、もう1つピークがあります。
ここの上りの記憶を、もっと前のピークへの上りと錯誤していました。
さすがにここは苦しいなあと思いながら、でももうここまでくれば三国山はすぐだとわかってもいます。
三国山。12:25。
以前の記録では、ここに12:30に到着しています。
おや、上り始めの15分の遅れを、5分早めまで挽回している・・・。
三国山は、ソメイヨシノが元気だった頃は、桜の花の向こうに富士山が見える展望地でした。
テングス病でソメイヨシノは咲かなくなってしまいましたが、富士山は変わらず。
以前は、登山道にはみ出して座り込んでいる人もいるほど大勢の登山客がいた場所でした。
今日は、ベンチは埋まっている、というくらいです。
お花見には、1週間遅かったので、そのせいかもしれません。
本当に季節の進みが早すぎます。
ともあれ、すぐに下山開始。
「鎌沢」の道しるべを確認し、下り道を行きます。
よく整備された広い登山道をとことこ下っていき、甘草水の分岐のベンチが無人だったので、ここで昼食にしました。12:40。
茶色の葉がもう出ていますが、桜が咲き残っていました。
テングス病に強い山桜が植えられ、桜並木が復活されています。
桜を見上げながら、おにぎりを食べ、ほうじ茶を飲んでいると、ウグイスの鳴き声。
静かな良い山歩きです。
さて、出発。
登山道に舞い散る桜の花びらを楽しく眺めながらとっとこ下っていくと、またベンチがあり、視界が開けて富士山がよく見えました。
「桜のプロムナード」の看板のあるところです。
テングス病のことや、桜並木再生のことが説明されています。
そういえば、街の桜並木も気がつくとソメイヨシノ以外の桜であることが増えてきています。
季節の進みにこのブログ自体が追い付かず、実は、桜満開の時期に玉川上水から三鷹まで桜並木を歩いたのですが、もうそんなのは遠い昔の話。
今の街は、ハナミズキと八重桜が満開。
山も歩きたいが、公園も散歩したい。
春は見たい花が多くて忙しい。
舗装道路に出ました。13:45。
ミツバツツジと枝垂れ桜。
枝垂れ桜は満開は過ぎていますが、肉眼で見る限りではまだまだ見ごたえがありました。
トレッキングポールを片付けて、あとは舗装道路をとっとこ下ります。
今日歩いた中でも、ここが結局一番急だなと感じながら下っていきました。
バス停。14:15。
次のバスは、14:31。
ちょうどよい時間に下山できました。
バスが2台登っていきました。
これが和田から折り返してやってくるはず。
バス停は上り方向に1つしか設置されていないので、バス停の向かい側の道路で待っているとバスがやってきました。
バスの中は立っている人もいます。
「2台目のバスがすぐに来ます」
運転手さんがそう言ってくれたので、次のバスを待つことにしました。
なるほど、2台目はがらあきでした。
途中に、陣馬山登山口バス停があります。
20人以上の行列ができていました。
陣場山登山口から藤野駅なら、先週も歩いた距離。
とはいえ、ちょうどいい時間のバスがあるなら、私もバスに乗るかな。
そう思ううちに、藤野駅に到着。14:50。
トイレを済ませ、ホームに上がって、山肌の「緑のラブレター」のオブジェを眺めながら電車を待ちました。
2023年04月05日
陣馬山一ノ尾根から高尾へと縦走しました。2023年4月。
2023年4月3日(月)、奥高尾を縦走しました。
中央線を乗り継いで、藤野駅下車。
支度をして出発。9:10。
前回、一ノ尾根を歩いたのは、1年半前の秋でした。
春にこの道を歩くのは、3年ぶりです。
駅前テラスから高尾方面に戻るように歩き始めました。
しばらく行くと、踏切があり、左折。
すぐに隧道が見えてきます。
歩道も設置されていますが、車がトンネル内を通り抜けるときの音が凄いので、こわごわ通過。
平日だと、隧道内の車の行き来は休日よりは多いようです。
トンネルを抜けると、沢沿いの温泉街の落ち着いた風景が広がります。
桜は、もう葉桜。
とことこ歩いて、温泉の大きな看板のところに登山道の道しるべもあり、右折。
一ノ尾根の道しるべをよく見て、すぐに左折。
この先もまだしばらく舗装道路ですが、急登が始まります。
花桃が華やかに咲いている、山の麓ののどかな道を歩いて、一ノ尾根登山口。10:00。
ここには小さな広場的なスペースもあり、ちょっと休憩。
大きな桜の木からはらはらと花びらが散り、地面は水玉模様。
そこから歩きだす登山道も、桜の水玉模様の道です。
今年は季節の進みが本当に早くて、高尾山頂の桜が3月29日に満開になったとネットで見て、慌てて山行予定を立てました。
まずは穏やかな登山道を行きます。
中央線を乗り継いで、藤野駅下車。
支度をして出発。9:10。
前回、一ノ尾根を歩いたのは、1年半前の秋でした。
春にこの道を歩くのは、3年ぶりです。
駅前テラスから高尾方面に戻るように歩き始めました。
しばらく行くと、踏切があり、左折。
すぐに隧道が見えてきます。
歩道も設置されていますが、車がトンネル内を通り抜けるときの音が凄いので、こわごわ通過。
平日だと、隧道内の車の行き来は休日よりは多いようです。
トンネルを抜けると、沢沿いの温泉街の落ち着いた風景が広がります。
桜は、もう葉桜。
とことこ歩いて、温泉の大きな看板のところに登山道の道しるべもあり、右折。
一ノ尾根の道しるべをよく見て、すぐに左折。
この先もまだしばらく舗装道路ですが、急登が始まります。
花桃が華やかに咲いている、山の麓ののどかな道を歩いて、一ノ尾根登山口。10:00。
ここには小さな広場的なスペースもあり、ちょっと休憩。
大きな桜の木からはらはらと花びらが散り、地面は水玉模様。
そこから歩きだす登山道も、桜の水玉模様の道です。
今年は季節の進みが本当に早くて、高尾山頂の桜が3月29日に満開になったとネットで見て、慌てて山行予定を立てました。
まずは穏やかな登山道を行きます。
そこから、岩がちなS字カーブ。
また、穏やかな登山道。
そして、急登のS字カーブ。
一ノ尾根はその繰り返しで高度を上げていきます。
この辺り、桜はあっても木が高くて、しかも、もう葉桜でした。
一ノ尾テラス。10:45。
ここまで、登山口で登山客1人を追い抜いただけでしたが、ここはさすがに4人グループが休憩していました。
私も少し離れたベンチで休憩。
道は緩やかで良い道とはいえ、この3年、平らな散歩道に慣れきっているので、緩やかな登りを、ああ登り坂だなあと意識してしまいます。
上り下りに敏感です。
道の様子を以前よりも一歩一歩確かめられるようになったのだと、ここはポジティブにとらえて、先に進みました。
木の根の段差とその脇の平らな踏み跡に分かれている急登を越えると、道は再び緩やかになり、別の登山口からの道と合流。
立派なベンチもあるので、また休憩しました。11:20。
そこからは、山肌を回り込むような急登の先、視界が開けると、長い木段が待っています。
空が開けて道は明るいので、ゆっくり歩けば案外あっけなく茶屋の前まで来て、そのまま細い道をたどると、展望地に到達しました。
陣馬山頂です。11:50。
ここの桜は、さすがにこれから満開を迎える様子です。
五分咲きというところでしょうか。
見頃の木もありました。
春霞の先に淡く富士山の姿。
春らしい眺めでした。
レジャーシートを敷いて、のんびり座って、カップラーメンの昼食。
山を歩かなくなって、カップラーメンやカロリーメイト、アルファ米といった非常食の備蓄が家からなくなりました。
災害に備えて買っておいたほうがいいのですが。
備蓄しながら順番に使っていくのが、非常食の備蓄の理想です。
でも、半年なんてすぐに経ってしまって、消費するのが大変だから、ついつい後回しになってしまいます。
その心配も今後はなくなるでしょうか。
安心して備蓄しても順番に山で使っていけるようになるかな。
さて、出発。12:10。
ここからは奥高尾縦走路です。
冬の間はドロドロ道だったのだろう陣馬山周辺の登山道です。
網のマットが登山道にかぶせられていました。
土の中に適度に沈み込み、上手く滑り止めになっている様子です。
登山道のこうしたものも、昔と比べると進化していると感じます。
木段の道などもトントンと下り、明王峠。12:45。
桜の名所です。
ベンチに座って、飽かず見上げました。
まき道を選んで歩いていくと、景信山前の大きな分岐。
看板が立っていました。
要約すると、この分岐はまき道ではなく、作業道。
道迷いが発生しやすいので、入ってはいけないとのこと。
わかるー。
ここで、私も以前に道に迷いました。
だんだん道が細くなって、進退極まり、来た道を戻りました。
景信山へのまき道は、その直後の分岐なんです。
景信山に普通に登るのには木段道が2か所ありますが、その前半の木段道をカットできます。
ちょっと道が細くなる箇所があるまき道で、バランスに不安のある人は入らないほうがいいと思いますが、普通の山歩きができる人なら大丈夫な、よく踏まれている道です。
というわけで、そのまき道を選んで、景信山までのアップダウンをかなりカットし、途中から普通の登山道と合流。
その先、もう一度分岐があり、右のまき道を行くと、景信山を完全にまくことになります。
どうしようかなあ・・・。
山歩きが久しぶりすぎて、ちょっと疲れたなあ・・・。
今日、景信山に登っても、茶店もやってないだろうし、もう富士山も見えなくなっているだろうし。
景信山は、『鬼滅の刃』の何とかいう名前の柱(雑な記憶の仕方!)の出身地なのだそうで、それで「聖地」になっていて、茶店もそれに応えてグッズを用意したりしているそうです。
景信山出身って、どういうこと?
麓の民家で育ったということ?
それは、小仏出身じゃないの?
・・・と、原作を知らないので、色々と疑問は頭に浮かぶのですが、まあそういうのは無粋というもの。
疲れたから、景信山は、まこう。
そう決めて、右のまき道を選びました。
とことこ歩いていくと、景信山直下の四つ辻に合流。14:05。
そこに、グループがたまっていました。
「え、どう行くの?」
という声が聞こえます。
私が現れたのを見て、
「こっちの道は関係あるの?」
と言っている人も。
奥高尾を歩くのが初めてという人も、まだまだいるのだなあ。
目があった人に、景信山山頂方向の上り坂を指さして、黙礼し、またとことこ歩きました。
景信山に登らなくて後悔したのは、尾根から身を投げるように咲く一本桜の絶景を見逃したこと。
桜の季節、景信山から下山中に見える印象的な一本桜は、その光景をご存じの方なら、
「ああ、あの桜ね」
とわかってくださると思います。
あれは、景信山の下り道から見るのが一番きれいです。
代わりに、その木の根元から桜を見上げました。
滑りやすい土の道も段差をつけて歩きやすくしてくださっていて、随分楽です。
S字カーブも乾いているから難なく通過し、小仏峠。14:35。
そこから、狭い木段の急登を登って、相模湖を見張らせるベンチへ。
平日のもう午後なので人の姿もなく、相模湖を独り占めしました。
緩い登り道をしばらく行くと、再び急登の始まりです。
小仏城山をまいていく道は、2019年の台風で崩落したまま、もう修復不可能なのでしょう。
木の柵が作られて、完全に閉じられていました。
樹林帯の中の急登を頑張ると、大きな電波塔が見えてきて、小仏城山。
満開の桜に出迎えられました。14:55。
口を開けて見上げ、しばらくその場から立ち去れないほどの桜でした。
小仏城山は、茶店のご主人が庭を整備されているので、天空の園です。
相模湖方向に少し下ると、ツツジや花桃がたくさん植えられています。
山道とは思えない華やかさです。
印象的なモクレンの木も満開。
冒頭の画像がそれです。
さて、ここからは奥高尾縦走路の中でも特に桜の多い道です。
もう葉桜になっている木も多く、本当に今年は季節の進みが早いです。
足元の木段を見つめたり、桜を見上げたりと忙しく、なかなか先に進めません。
さて、再び分岐へ。
右の道は紅葉台へと登る、階段道。
左はまき道。
さすがにもう葉桜が多いし、疲れたし、左のまき道を行きました。
でも、尾根道のミツバツツジだけは見たいなあ。
まき道の途中から、ツツジ直通の登り道があるので、そこから登って尾根に出ました。
紅葉台の尾根のミツバツツジも、ご存じの方が多いと思います。
これも2019年の台風の影響なのでしょうか、随分登山道から後退し、藪の奥のほうに咲くようになり、木全体が痩せたようにも感じました。
でも、3年ぶりに見られて良かった。
本当に、3年ぶりの高尾の春です。
再びまき道に戻りました。
まき道といっても、登らないわけでは決してなく、疲れます。
どうにか、高尾山直下のベンチに到着。15:55。
ここからもまいて、今回は、1号路を下山することにしました。
久しぶりの高尾薬王院。
石段脇の枝垂れ桜も満開でした。
あとは、舗装された1号路をとっとこ下山。
疲れていると足が前に出ないので、意識して大股で歩いていくと、水がしみだしている場所に親子連れがいて、何か写真を撮っています。
姿は見えないけれど、岩の奥から、グエエ、ゴエエと鳴き声が聞こえます。
「この声、何ですか?」
通りがかりにそう質問されました。
「ああ、カエルです。今、名前を忘れてしまったけれど」
「え。カエルなんですか?」
「はい」
会釈して、またとっとこ下山しながら、何という名前のカエルだったかなあと考えました。
高尾では有名なカエルだから、
「高尾山 春 カエル 鳴き声」
で検索すればすぐ出てくるかなあ。
ああ、そう教えたら良かった。
でも、気づいて、自分で検索するかなあ。
そんなことを思ううち、火の用心の横断幕が見えてきて、高尾山口に無事に下山しました。17:10。
ちなみに、家に帰ってその通りに検索したら、やっぱり出てきました。
名前は、タゴガエルです。
また、穏やかな登山道。
そして、急登のS字カーブ。
一ノ尾根はその繰り返しで高度を上げていきます。
この辺り、桜はあっても木が高くて、しかも、もう葉桜でした。
一ノ尾テラス。10:45。
ここまで、登山口で登山客1人を追い抜いただけでしたが、ここはさすがに4人グループが休憩していました。
私も少し離れたベンチで休憩。
道は緩やかで良い道とはいえ、この3年、平らな散歩道に慣れきっているので、緩やかな登りを、ああ登り坂だなあと意識してしまいます。
上り下りに敏感です。
道の様子を以前よりも一歩一歩確かめられるようになったのだと、ここはポジティブにとらえて、先に進みました。
木の根の段差とその脇の平らな踏み跡に分かれている急登を越えると、道は再び緩やかになり、別の登山口からの道と合流。
立派なベンチもあるので、また休憩しました。11:20。
そこからは、山肌を回り込むような急登の先、視界が開けると、長い木段が待っています。
空が開けて道は明るいので、ゆっくり歩けば案外あっけなく茶屋の前まで来て、そのまま細い道をたどると、展望地に到達しました。
陣馬山頂です。11:50。
ここの桜は、さすがにこれから満開を迎える様子です。
五分咲きというところでしょうか。
見頃の木もありました。
春霞の先に淡く富士山の姿。
春らしい眺めでした。
レジャーシートを敷いて、のんびり座って、カップラーメンの昼食。
山を歩かなくなって、カップラーメンやカロリーメイト、アルファ米といった非常食の備蓄が家からなくなりました。
災害に備えて買っておいたほうがいいのですが。
備蓄しながら順番に使っていくのが、非常食の備蓄の理想です。
でも、半年なんてすぐに経ってしまって、消費するのが大変だから、ついつい後回しになってしまいます。
その心配も今後はなくなるでしょうか。
安心して備蓄しても順番に山で使っていけるようになるかな。
さて、出発。12:10。
ここからは奥高尾縦走路です。
冬の間はドロドロ道だったのだろう陣馬山周辺の登山道です。
網のマットが登山道にかぶせられていました。
土の中に適度に沈み込み、上手く滑り止めになっている様子です。
登山道のこうしたものも、昔と比べると進化していると感じます。
木段の道などもトントンと下り、明王峠。12:45。
桜の名所です。
ベンチに座って、飽かず見上げました。
まき道を選んで歩いていくと、景信山前の大きな分岐。
看板が立っていました。
要約すると、この分岐はまき道ではなく、作業道。
道迷いが発生しやすいので、入ってはいけないとのこと。
わかるー。
ここで、私も以前に道に迷いました。
だんだん道が細くなって、進退極まり、来た道を戻りました。
景信山へのまき道は、その直後の分岐なんです。
景信山に普通に登るのには木段道が2か所ありますが、その前半の木段道をカットできます。
ちょっと道が細くなる箇所があるまき道で、バランスに不安のある人は入らないほうがいいと思いますが、普通の山歩きができる人なら大丈夫な、よく踏まれている道です。
というわけで、そのまき道を選んで、景信山までのアップダウンをかなりカットし、途中から普通の登山道と合流。
その先、もう一度分岐があり、右のまき道を行くと、景信山を完全にまくことになります。
どうしようかなあ・・・。
山歩きが久しぶりすぎて、ちょっと疲れたなあ・・・。
今日、景信山に登っても、茶店もやってないだろうし、もう富士山も見えなくなっているだろうし。
景信山は、『鬼滅の刃』の何とかいう名前の柱(雑な記憶の仕方!)の出身地なのだそうで、それで「聖地」になっていて、茶店もそれに応えてグッズを用意したりしているそうです。
景信山出身って、どういうこと?
麓の民家で育ったということ?
それは、小仏出身じゃないの?
・・・と、原作を知らないので、色々と疑問は頭に浮かぶのですが、まあそういうのは無粋というもの。
疲れたから、景信山は、まこう。
そう決めて、右のまき道を選びました。
とことこ歩いていくと、景信山直下の四つ辻に合流。14:05。
そこに、グループがたまっていました。
「え、どう行くの?」
という声が聞こえます。
私が現れたのを見て、
「こっちの道は関係あるの?」
と言っている人も。
奥高尾を歩くのが初めてという人も、まだまだいるのだなあ。
目があった人に、景信山山頂方向の上り坂を指さして、黙礼し、またとことこ歩きました。
景信山に登らなくて後悔したのは、尾根から身を投げるように咲く一本桜の絶景を見逃したこと。
桜の季節、景信山から下山中に見える印象的な一本桜は、その光景をご存じの方なら、
「ああ、あの桜ね」
とわかってくださると思います。
あれは、景信山の下り道から見るのが一番きれいです。
代わりに、その木の根元から桜を見上げました。
滑りやすい土の道も段差をつけて歩きやすくしてくださっていて、随分楽です。
S字カーブも乾いているから難なく通過し、小仏峠。14:35。
そこから、狭い木段の急登を登って、相模湖を見張らせるベンチへ。
平日のもう午後なので人の姿もなく、相模湖を独り占めしました。
緩い登り道をしばらく行くと、再び急登の始まりです。
小仏城山をまいていく道は、2019年の台風で崩落したまま、もう修復不可能なのでしょう。
木の柵が作られて、完全に閉じられていました。
樹林帯の中の急登を頑張ると、大きな電波塔が見えてきて、小仏城山。
満開の桜に出迎えられました。14:55。
口を開けて見上げ、しばらくその場から立ち去れないほどの桜でした。
小仏城山は、茶店のご主人が庭を整備されているので、天空の園です。
相模湖方向に少し下ると、ツツジや花桃がたくさん植えられています。
山道とは思えない華やかさです。
印象的なモクレンの木も満開。
冒頭の画像がそれです。
さて、ここからは奥高尾縦走路の中でも特に桜の多い道です。
もう葉桜になっている木も多く、本当に今年は季節の進みが早いです。
足元の木段を見つめたり、桜を見上げたりと忙しく、なかなか先に進めません。
さて、再び分岐へ。
右の道は紅葉台へと登る、階段道。
左はまき道。
さすがにもう葉桜が多いし、疲れたし、左のまき道を行きました。
でも、尾根道のミツバツツジだけは見たいなあ。
まき道の途中から、ツツジ直通の登り道があるので、そこから登って尾根に出ました。
紅葉台の尾根のミツバツツジも、ご存じの方が多いと思います。
これも2019年の台風の影響なのでしょうか、随分登山道から後退し、藪の奥のほうに咲くようになり、木全体が痩せたようにも感じました。
でも、3年ぶりに見られて良かった。
本当に、3年ぶりの高尾の春です。
再びまき道に戻りました。
まき道といっても、登らないわけでは決してなく、疲れます。
どうにか、高尾山直下のベンチに到着。15:55。
ここからもまいて、今回は、1号路を下山することにしました。
久しぶりの高尾薬王院。
石段脇の枝垂れ桜も満開でした。
あとは、舗装された1号路をとっとこ下山。
疲れていると足が前に出ないので、意識して大股で歩いていくと、水がしみだしている場所に親子連れがいて、何か写真を撮っています。
姿は見えないけれど、岩の奥から、グエエ、ゴエエと鳴き声が聞こえます。
「この声、何ですか?」
通りがかりにそう質問されました。
「ああ、カエルです。今、名前を忘れてしまったけれど」
「え。カエルなんですか?」
「はい」
会釈して、またとっとこ下山しながら、何という名前のカエルだったかなあと考えました。
高尾では有名なカエルだから、
「高尾山 春 カエル 鳴き声」
で検索すればすぐ出てくるかなあ。
ああ、そう教えたら良かった。
でも、気づいて、自分で検索するかなあ。
そんなことを思ううち、火の用心の横断幕が見えてきて、高尾山口に無事に下山しました。17:10。
ちなみに、家に帰ってその通りに検索したら、やっぱり出てきました。
名前は、タゴガエルです。
2023年03月14日
蛇滝口から高尾山を歩いてきました。2023年3月。
うーん、ちょっとボケてますね。
ハナネコノメは、本当に小さい花なので、マクロで撮影してもボケてしまいがちです。
でも、3年ぶりにハナネコノメを見ることができて、良い山歩きでした。
3月14日(火)、三鷹からそこそこ満員な電車に乗りました。8:07。
乗客は全員マスク、そして無言。
やたら喋る客のいる休日の山へと向かう電車よりはむしろ大丈夫かな?
立川からは電車も空いて、快適でした。
高尾下車。8:30。
支度をして出発です。
高尾駅北口からまっすぐ歩き、最初の交差点を左折。
小仏行きのバスと同じ経路をとことこ歩いていきました。
JRの高架をくぐり、小仏行きのバスが右折していくところも通過。
梅林の道しるべを見て、右折しました。
まずは、梅林の遊歩道を歩きました。9:15。
高尾では、この土日に梅まつりが開かれたようですが、梅はもう散り始めていました。
今年は、梅と桜の開花が早いですね。
でも、それ以外の植物の成長が早いかというと、そうでもなさそうです。
都立野川公園のミスミソウは、例年ならセツブンソウと同じ頃に咲くのに、今年は全然咲かないから盗掘されたのかと心配していました。
付近に何か変な足跡もついていたし。
でも、先週、一輪咲いていて、安堵しました。
ハナネコノメも、例年ならそろそろ満開の時期なのですが、どうもそういう知らせをネットで見ることがありません。
ようやくツボミが出始めたと聞いて、もう待ちきれずに高尾にやってきた次第です。
梅林の遊歩道は工事中だったらしいのですが、梅の季節だけ工事を休止し、歩けるようにしてくれています。
ペンキ塗りたての橋をいくつか渡りながら、のんびりと散策しました。
蛇滝口。9:45。
本当にのんびり歩いたので、こんなに時間がかかりましたが、実際はこの半分の時間で到達すると思います。
さて、ここからは、老人ホームの看板を見ながら、舗装された坂道を登っていきました。
蛇滝コースを歩くのは、初めてです。
途中、要約すると「この登山道はめちゃめちゃ険しい」という内容の看板があり、ほお、そうなのかと思いながら進みました。
蛇滝到着。
滝行をする人以外は侵入禁止です。
そこからは、なるほど、本格的な登山道が始まりました。
道幅は十分にあり、登山道としてはよく整備されていると思います。
観光客が装備不良でうっかり入り込まないように、あのような看板が出ているのでしょう。
平日ということもあり、人が少なく快適です。
登山道はやがて2号路に入ります。
むしろ、2号路のほうが険しいと感じます。
道もときどき細いです。
さらに、4号路と合流。
今までとは種類の違う整備のされ方です。
これこそ、高尾の登山道。
ほぼ遊歩道。
道幅も広く、なだらかで、快適です。
のんびりと吊り橋を渡り、木製のデッキの階段が延々と続く道を登っていきました。
ゆっくり登ると息も切れず、一気にデッキ階段を登っていけました。
1年半来なかったとは思えない、この馴染んだ感じ。
そう。
私は昨日今日の高尾ウォーカーではないですから。
おととい、さきおとといの高尾ウォーカーですから。
と、何か逆に弱体化している感じの自慢を心の中でして、先に進みます。
1号路の2階建てトイレが見えてきて、そこからは、舗装された道を山頂へ。
山頂到着11:20。
さすがにのんびり歩き過ぎましたか。
まあ、今日は縦走するつもりはないので、いいのです。
山頂は、丹沢の山々がくっきり。
しかし、富士山は雲の中でした。
紅葉台のほうへ少し降りていくと、ベンチが空いていましたので、ここでお昼にしました。
隣りのベンチも空いていて、マスクを外して、はあスッキリ。
久しぶりに山で食べるおにぎり。
ポットに詰めてきたカフェオレと、チョコレート。
ああ、山だなあ。
さて、帰り道は、6号路琵琶滝コースを下山しました。12:00。
トイレ前の分岐から、とことこ舗装路を歩き、木段のデッキをとんとんと降りて、少し平らな道の先は、V字を描いて左折する沢の中の道です。
昔は、飛び石が整備されていたけれど、数年前の台風で流されて、今はその石もどこかに片付けられてしまった様子です。
でも、沢は浅く、靴は汚れるけれど、歩いていけました。
さらにその先、ちょっとややこしい箇所があったはずなのですか、そこもしっかり整備されて歩きやすくなっていました。
渋滞の原因にもなるし、あるいは、滑落して怪我した人がいたのかもしれません。
高尾山は来る度に歩きやすくなっています。
昼過ぎからでも登ってくる人が随分多いのも相変わらずです。
マスクなしの人が多いですが、マスクをせずにベラベラ喋っている人はほとんど見かけませんでした。
1年半前に歩いたときのイライラやストレスがありません。
すれ違うときも、基本は黙礼。
道をゆずってもらったときは、ちょっと小声で挨拶。
コロナ禍で、山歩きもニューノーマルが定着したのかもしれません。
たまたま、マナーの良い人ばかりと遭遇したのかもしれませんが。
沢の右岸を歩くようになると、道は本当に平らで歩きやすくなり、あっという間に、琵琶滝登山口。13:00。
そこからは舗装道路をとことこ下って、高尾山口駅。
駅前で、靴底とトレッキングポールをたわしでごしごし洗い、駅の中のトイレへ。
トイレの石鹸が泡タイプに変わっていました。
以前は液体タイプで、ポタポタ洗面台にこぼれていましたが、これなら、てのひらで全部受け止められます。
進化しているなあ。
電車の中で、撮影したハナネコノメの確認。
やっぱり、大半はピンボケでした。
マクロで撮影してもなかなかピントが合わないくらい、小さい小さい花です。
ハナネコノメは、咲いているポイントに先客がいると、必ず、
「ハナネコノメ」
と教えてくれます。
男の人も、女の人も。
うんうんうん。
私も笑顔でうなずきます。
他の花のときは、そんなふうに名前を口にする人に出会うことは少ないので、やっぱり特別に人気のある花だなあと思います。
岩肌にうっすら根付いているだけの花なので、土砂が流されたら、もう咲いていないかもしれない。
踏みつけられでもしたら、もう本当に消えてしまう。
でも、流された土砂の先に、奇跡的に根付いていることもある不思議な花、ハナネコノメ。
3年ぶりに見ることができました。
ハナネコノメは、本当に小さい花なので、マクロで撮影してもボケてしまいがちです。
でも、3年ぶりにハナネコノメを見ることができて、良い山歩きでした。
3月14日(火)、三鷹からそこそこ満員な電車に乗りました。8:07。
乗客は全員マスク、そして無言。
やたら喋る客のいる休日の山へと向かう電車よりはむしろ大丈夫かな?
立川からは電車も空いて、快適でした。
高尾下車。8:30。
支度をして出発です。
高尾駅北口からまっすぐ歩き、最初の交差点を左折。
小仏行きのバスと同じ経路をとことこ歩いていきました。
JRの高架をくぐり、小仏行きのバスが右折していくところも通過。
梅林の道しるべを見て、右折しました。
まずは、梅林の遊歩道を歩きました。9:15。
高尾では、この土日に梅まつりが開かれたようですが、梅はもう散り始めていました。
今年は、梅と桜の開花が早いですね。
でも、それ以外の植物の成長が早いかというと、そうでもなさそうです。
都立野川公園のミスミソウは、例年ならセツブンソウと同じ頃に咲くのに、今年は全然咲かないから盗掘されたのかと心配していました。
付近に何か変な足跡もついていたし。
でも、先週、一輪咲いていて、安堵しました。
ハナネコノメも、例年ならそろそろ満開の時期なのですが、どうもそういう知らせをネットで見ることがありません。
ようやくツボミが出始めたと聞いて、もう待ちきれずに高尾にやってきた次第です。
梅林の遊歩道は工事中だったらしいのですが、梅の季節だけ工事を休止し、歩けるようにしてくれています。
ペンキ塗りたての橋をいくつか渡りながら、のんびりと散策しました。
蛇滝口。9:45。
本当にのんびり歩いたので、こんなに時間がかかりましたが、実際はこの半分の時間で到達すると思います。
さて、ここからは、老人ホームの看板を見ながら、舗装された坂道を登っていきました。
蛇滝コースを歩くのは、初めてです。
途中、要約すると「この登山道はめちゃめちゃ険しい」という内容の看板があり、ほお、そうなのかと思いながら進みました。
蛇滝到着。
滝行をする人以外は侵入禁止です。
そこからは、なるほど、本格的な登山道が始まりました。
道幅は十分にあり、登山道としてはよく整備されていると思います。
観光客が装備不良でうっかり入り込まないように、あのような看板が出ているのでしょう。
平日ということもあり、人が少なく快適です。
登山道はやがて2号路に入ります。
むしろ、2号路のほうが険しいと感じます。
道もときどき細いです。
さらに、4号路と合流。
今までとは種類の違う整備のされ方です。
これこそ、高尾の登山道。
ほぼ遊歩道。
道幅も広く、なだらかで、快適です。
のんびりと吊り橋を渡り、木製のデッキの階段が延々と続く道を登っていきました。
ゆっくり登ると息も切れず、一気にデッキ階段を登っていけました。
1年半来なかったとは思えない、この馴染んだ感じ。
そう。
私は昨日今日の高尾ウォーカーではないですから。
おととい、さきおとといの高尾ウォーカーですから。
と、何か逆に弱体化している感じの自慢を心の中でして、先に進みます。
1号路の2階建てトイレが見えてきて、そこからは、舗装された道を山頂へ。
山頂到着11:20。
さすがにのんびり歩き過ぎましたか。
まあ、今日は縦走するつもりはないので、いいのです。
山頂は、丹沢の山々がくっきり。
しかし、富士山は雲の中でした。
紅葉台のほうへ少し降りていくと、ベンチが空いていましたので、ここでお昼にしました。
隣りのベンチも空いていて、マスクを外して、はあスッキリ。
久しぶりに山で食べるおにぎり。
ポットに詰めてきたカフェオレと、チョコレート。
ああ、山だなあ。
さて、帰り道は、6号路琵琶滝コースを下山しました。12:00。
トイレ前の分岐から、とことこ舗装路を歩き、木段のデッキをとんとんと降りて、少し平らな道の先は、V字を描いて左折する沢の中の道です。
昔は、飛び石が整備されていたけれど、数年前の台風で流されて、今はその石もどこかに片付けられてしまった様子です。
でも、沢は浅く、靴は汚れるけれど、歩いていけました。
さらにその先、ちょっとややこしい箇所があったはずなのですか、そこもしっかり整備されて歩きやすくなっていました。
渋滞の原因にもなるし、あるいは、滑落して怪我した人がいたのかもしれません。
高尾山は来る度に歩きやすくなっています。
昼過ぎからでも登ってくる人が随分多いのも相変わらずです。
マスクなしの人が多いですが、マスクをせずにベラベラ喋っている人はほとんど見かけませんでした。
1年半前に歩いたときのイライラやストレスがありません。
すれ違うときも、基本は黙礼。
道をゆずってもらったときは、ちょっと小声で挨拶。
コロナ禍で、山歩きもニューノーマルが定着したのかもしれません。
たまたま、マナーの良い人ばかりと遭遇したのかもしれませんが。
沢の右岸を歩くようになると、道は本当に平らで歩きやすくなり、あっという間に、琵琶滝登山口。13:00。
そこからは舗装道路をとことこ下って、高尾山口駅。
駅前で、靴底とトレッキングポールをたわしでごしごし洗い、駅の中のトイレへ。
トイレの石鹸が泡タイプに変わっていました。
以前は液体タイプで、ポタポタ洗面台にこぼれていましたが、これなら、てのひらで全部受け止められます。
進化しているなあ。
電車の中で、撮影したハナネコノメの確認。
やっぱり、大半はピンボケでした。
マクロで撮影してもなかなかピントが合わないくらい、小さい小さい花です。
ハナネコノメは、咲いているポイントに先客がいると、必ず、
「ハナネコノメ」
と教えてくれます。
男の人も、女の人も。
うんうんうん。
私も笑顔でうなずきます。
他の花のときは、そんなふうに名前を口にする人に出会うことは少ないので、やっぱり特別に人気のある花だなあと思います。
岩肌にうっすら根付いているだけの花なので、土砂が流されたら、もう咲いていないかもしれない。
踏みつけられでもしたら、もう本当に消えてしまう。
でも、流された土砂の先に、奇跡的に根付いていることもある不思議な花、ハナネコノメ。
3年ぶりに見ることができました。
2022年11月22日
駅からハイキングに参加してみました。2022年11月。
2022年11月16日(水)、駅からハイキングに参加してみました。
JR東日本が主催するイベントです。
予約が必要なものもありますが、私が参加したのは、予約不要のイベント。
Facebookで、三鷹駅出発のイベントがあることを知り、それなら歩いてみたいなと思ったのです。
名前は聞いたことがあったけれど、参加するのは初めてでしたので、情報を得るべく、前日、三鷹ネットワーク大学でみたか太陽系ウォークの景品をもらった帰りに、三鷹駅に寄り、パンフレットを入手しました。
パンフレットにQRコードが載っていたので、そこからアプリをスマホに入れて、会員登録。
コースを確認しました。
出発指定時刻は9:00~11:00。
アプリには地図が載っていないけれど、地図はスタート地点に行けばもらえるのかな?
9:30に三鷹駅に行ってみると、切符売り場のすぐ横に机が出してあり、駅員さんが2人、受付をしていました。
「紙の地図をもらえますか?」
そう尋ねると、
「あ、アプリで参加の登録をするんですよ」
との返事。
「はい。じゃあ、今、参加します」
とアプリでこのコースを選び、「参加する」を押して、画面を見せると、紙の地図をもらえました。
やはり、歩くには、紙の地図が便利です。
ウォーキング用の小さなザックから、サコッシュを出して、そこに紙の地図とスマホを入れて、さあ出発です。
考えてみると、三鷹駅の北口に行くことはほとんどありません。
線路というのは、昔で言えば大きな河と同じ働きがあって、特別な用がない限り、日常生活では越えない。
河を渡ることには心理的な意味があり、今では線路も同じ役割を果たす。
そんな説があります。
結構信ぴょう性がある気がします。
三鷹駅北口を出て、まずは直進。
中央通り交差点を左折。
三谷通り商店街を行きます。
この時間帯ですと、開店時間の前ですから、どの店もシャッターが下りたままで、商店街の賑わいというものとは無縁の朝の風景でした。
少し前、『孤独のグルメ』という番組の再放送で、シーズン2の最終回が三鷹市内のお店だったのを見ました。
実際に入ったお店も、カメラに映っている街並みの中のお店も、今は移転したり廃業したりしているところがいくつもあり、見ていて、
「ふわああああ」
と声が出てしまいました。
コロナの影響なのか。
店主の高齢化もあるのでしょうか。
10年くらい前の番組だと思うのですが、10年というのは、重い年月です。
そういえば、みたか太陽系ウォークで、井の頭公園駅付近のお店を回ったときのこと。
栗原ストアーの近くのアパートに学生時代に住んでいたので、ついでに様子を見に寄ったのですが、とうとう、正確な場所がわかりませんでした。
10年前は、アパートは建て替えられていたけれど、ここだなとわかったのですが。
付近には小型の低層マンションが並び、どれがどれだが、わからないのです。
この10年は、重い。
さて、話は、駅からハイキングに戻ります。
商店街を通り過ぎ、市立グリーンパーク緑地へと右折。
グリーンパーク緑地は、遊歩道です。
舗装されている道でしたが、大きな柿の木にたわわに柿が実っているなど、樹木に覆われた雰囲気の良い道でした。
秋が深まってきましたね。
遊歩道からそのまま関前公園へ。
夏にはじゃぶじゃぶ入って遊べるのらしい底の浅い池と緑地と大きな樹木のある公園です。
近所にあるとちょっと嬉しい規模の公園です。
ここも紅葉がきれいでした。
舗装された緑地をさらに歩いていくと、突き当たりが武蔵野中央公園。
ここは大きな公園でした。
何もない。
整備された見事な広場です。
まさかのときには、ここにはテントが並び、大規模避難場になるのだろうなあという雰囲気です。
公園に入ってすぐに左折し、公園内の舗装された道を行きます。
テニスコートの前を通り過ぎて、公園を出て左折。
すぐに八幡町の交差点を渡り、直進。
さらに千川小前交差点を左折。
ここから、千川上水遊歩道が始まりました。
千川上水遊歩道。
ここは土の道でした。
これは嬉しい。
上の画像がそれです。
細い上水がさらさらと流れる横を歩きます。
清流に落ちた紅葉が、するする流れていきます。
都の清流復元事業で復元したものの1つだそうです。
武蔵野大学の前で遊歩道は終わり、そこから五日市街道を行きます。
交通量の多い道ですが、途中の横断報道で、中央分離帯に渡りました。
ここも、土の道です。
柳橋交差点からはまた舗装された歩道に戻り、関前5の交差点。
多摩湖自転車歩行者道の入り口です。
ここから、よく知る道。
多摩湖自転車歩行者道からのコースは、私のいつもの散歩道です。
いつものように上向台小学校の土手の途中から、銀色の道しるべの通りに左折。
畑の中の道を行き、鈴木街道を渡ると、都立小金井公園です。
ここには色づきの早いカエデとイチョウがあるので、そろそろ見頃なのでは、と足を速めました。
お目当てのカエデが真っ赤に紅葉していました。
さらに次のエリアで、期待していたイチョウも黄葉。
良い時期に来ました。
さて、ここまで一気に歩いてきたので、ここでひと息。
ベンチに座って、もらった紙の地図を確認しました。
このマップの提示で特典が受けられるようです。
江戸東京たてもの園、入園料20%引き。
わお。
これは行かねば。
というわけで、20%引きで320円の入園料を払い、江戸東京たてもの園へ。
単なる偶然なのですが、江戸東京たてもの園に入るのは、いつも秋から冬になります。
初めてのときは、お正月の三が日だったからか、何だか特別な雰囲気で、江戸時代の同心屋敷の中で囲炉裏に火が入れられてありました。
前回は、農家の軒先に大根が干してありました。
今年は、建物の前の小さな畑で大根が収穫を待っていました。
こういう細かい演出が、ちょっと嬉しいですね。
前回入ったときは、コロナに対する危機意識がもっと高かった時期で、園内では、数歩行くごとに「他のお客様と2メートルの距離をあけて」といったアナウンスが自動で流れていました。
今回は、入口でその放送を1度聞いたきりでした。
もちろん、注意喚起を促す掲示を下げたスタッフの方は園内を巡回していましたし、建物内は定員が設けられています。
今回は、銭湯だけは靴を脱いで入りました。
子宝湯。
どっしりした瓦屋根の建物です。
こういう銭湯、私の学生時代はまだ普通に街に存在していた気がします。
前述の井の頭公園駅付近にも、少なくとも2軒、こうした銭湯がありました。
20年くらい前、北アルプスを歩いた帰りに富山市内で入浴した銭湯も、まだこんな雰囲気だった気がするのですが、今はもう、こういう建物の銭湯はありそうでないのかもしれません。
マンションの1階が銭湯という形が経営的にも順当なのでしょう。
そこから、商家の建物などを散策。
父の昔の実家のほうがもっと雰囲気があったなあと思ったりもするのですが、昭和中期には取り壊され、建て替えられました。
家の片側に小さな和室がずっと奥までつながり、片側はすべて土間になっていた、商家特有の造りでした。
家の裏手は、今はもう暗渠となっている水路につながっていて、往時は直接荷揚げができたのでした。
あれが今も残っていたら、文化財だったのだろうなあ。
でも、残らないのですよね。
だから、今残っているものが文化財になるのですが。
さて、さらに散策。
江戸東京たてもの園の中で、私が一番好きなのは、高橋是清邸。
裏側からの眺めに趣があります。
江戸東京たてもの園を堪能し、コースマップを再び眺めると、ここからは浴恩館公園を経由して武蔵小金井駅まで歩くコースとなっていました。
このイベントは、スタートだけ受付があるのですが、ゴールに受付はありません。
浴恩館公園は、また気が向いたら行くとして、ここでコースを離脱し、帰ることにしました。
帰り道は、もちろん、玉川上水緑道をひたらす歩きました。
土の道が嬉しい。
やはり、舗装道路歩きが長く、ちょっと疲れました。
足腰の疲れが、土の道で癒されるようでした。
JR東日本が主催するイベントです。
予約が必要なものもありますが、私が参加したのは、予約不要のイベント。
Facebookで、三鷹駅出発のイベントがあることを知り、それなら歩いてみたいなと思ったのです。
名前は聞いたことがあったけれど、参加するのは初めてでしたので、情報を得るべく、前日、三鷹ネットワーク大学でみたか太陽系ウォークの景品をもらった帰りに、三鷹駅に寄り、パンフレットを入手しました。
パンフレットにQRコードが載っていたので、そこからアプリをスマホに入れて、会員登録。
コースを確認しました。
出発指定時刻は9:00~11:00。
アプリには地図が載っていないけれど、地図はスタート地点に行けばもらえるのかな?
9:30に三鷹駅に行ってみると、切符売り場のすぐ横に机が出してあり、駅員さんが2人、受付をしていました。
「紙の地図をもらえますか?」
そう尋ねると、
「あ、アプリで参加の登録をするんですよ」
との返事。
「はい。じゃあ、今、参加します」
とアプリでこのコースを選び、「参加する」を押して、画面を見せると、紙の地図をもらえました。
やはり、歩くには、紙の地図が便利です。
ウォーキング用の小さなザックから、サコッシュを出して、そこに紙の地図とスマホを入れて、さあ出発です。
考えてみると、三鷹駅の北口に行くことはほとんどありません。
線路というのは、昔で言えば大きな河と同じ働きがあって、特別な用がない限り、日常生活では越えない。
河を渡ることには心理的な意味があり、今では線路も同じ役割を果たす。
そんな説があります。
結構信ぴょう性がある気がします。
三鷹駅北口を出て、まずは直進。
中央通り交差点を左折。
三谷通り商店街を行きます。
この時間帯ですと、開店時間の前ですから、どの店もシャッターが下りたままで、商店街の賑わいというものとは無縁の朝の風景でした。
少し前、『孤独のグルメ』という番組の再放送で、シーズン2の最終回が三鷹市内のお店だったのを見ました。
実際に入ったお店も、カメラに映っている街並みの中のお店も、今は移転したり廃業したりしているところがいくつもあり、見ていて、
「ふわああああ」
と声が出てしまいました。
コロナの影響なのか。
店主の高齢化もあるのでしょうか。
10年くらい前の番組だと思うのですが、10年というのは、重い年月です。
そういえば、みたか太陽系ウォークで、井の頭公園駅付近のお店を回ったときのこと。
栗原ストアーの近くのアパートに学生時代に住んでいたので、ついでに様子を見に寄ったのですが、とうとう、正確な場所がわかりませんでした。
10年前は、アパートは建て替えられていたけれど、ここだなとわかったのですが。
付近には小型の低層マンションが並び、どれがどれだが、わからないのです。
この10年は、重い。
さて、話は、駅からハイキングに戻ります。
商店街を通り過ぎ、市立グリーンパーク緑地へと右折。
グリーンパーク緑地は、遊歩道です。
舗装されている道でしたが、大きな柿の木にたわわに柿が実っているなど、樹木に覆われた雰囲気の良い道でした。
秋が深まってきましたね。
遊歩道からそのまま関前公園へ。
夏にはじゃぶじゃぶ入って遊べるのらしい底の浅い池と緑地と大きな樹木のある公園です。
近所にあるとちょっと嬉しい規模の公園です。
ここも紅葉がきれいでした。
舗装された緑地をさらに歩いていくと、突き当たりが武蔵野中央公園。
ここは大きな公園でした。
何もない。
整備された見事な広場です。
まさかのときには、ここにはテントが並び、大規模避難場になるのだろうなあという雰囲気です。
公園に入ってすぐに左折し、公園内の舗装された道を行きます。
テニスコートの前を通り過ぎて、公園を出て左折。
すぐに八幡町の交差点を渡り、直進。
さらに千川小前交差点を左折。
ここから、千川上水遊歩道が始まりました。
千川上水遊歩道。
ここは土の道でした。
これは嬉しい。
上の画像がそれです。
細い上水がさらさらと流れる横を歩きます。
清流に落ちた紅葉が、するする流れていきます。
都の清流復元事業で復元したものの1つだそうです。
武蔵野大学の前で遊歩道は終わり、そこから五日市街道を行きます。
交通量の多い道ですが、途中の横断報道で、中央分離帯に渡りました。
ここも、土の道です。
柳橋交差点からはまた舗装された歩道に戻り、関前5の交差点。
多摩湖自転車歩行者道の入り口です。
ここから、よく知る道。
多摩湖自転車歩行者道からのコースは、私のいつもの散歩道です。
いつものように上向台小学校の土手の途中から、銀色の道しるべの通りに左折。
畑の中の道を行き、鈴木街道を渡ると、都立小金井公園です。
ここには色づきの早いカエデとイチョウがあるので、そろそろ見頃なのでは、と足を速めました。
お目当てのカエデが真っ赤に紅葉していました。
さらに次のエリアで、期待していたイチョウも黄葉。
良い時期に来ました。
さて、ここまで一気に歩いてきたので、ここでひと息。
ベンチに座って、もらった紙の地図を確認しました。
このマップの提示で特典が受けられるようです。
江戸東京たてもの園、入園料20%引き。
わお。
これは行かねば。
というわけで、20%引きで320円の入園料を払い、江戸東京たてもの園へ。
単なる偶然なのですが、江戸東京たてもの園に入るのは、いつも秋から冬になります。
初めてのときは、お正月の三が日だったからか、何だか特別な雰囲気で、江戸時代の同心屋敷の中で囲炉裏に火が入れられてありました。
前回は、農家の軒先に大根が干してありました。
今年は、建物の前の小さな畑で大根が収穫を待っていました。
こういう細かい演出が、ちょっと嬉しいですね。
前回入ったときは、コロナに対する危機意識がもっと高かった時期で、園内では、数歩行くごとに「他のお客様と2メートルの距離をあけて」といったアナウンスが自動で流れていました。
今回は、入口でその放送を1度聞いたきりでした。
もちろん、注意喚起を促す掲示を下げたスタッフの方は園内を巡回していましたし、建物内は定員が設けられています。
今回は、銭湯だけは靴を脱いで入りました。
子宝湯。
どっしりした瓦屋根の建物です。
こういう銭湯、私の学生時代はまだ普通に街に存在していた気がします。
前述の井の頭公園駅付近にも、少なくとも2軒、こうした銭湯がありました。
20年くらい前、北アルプスを歩いた帰りに富山市内で入浴した銭湯も、まだこんな雰囲気だった気がするのですが、今はもう、こういう建物の銭湯はありそうでないのかもしれません。
マンションの1階が銭湯という形が経営的にも順当なのでしょう。
そこから、商家の建物などを散策。
父の昔の実家のほうがもっと雰囲気があったなあと思ったりもするのですが、昭和中期には取り壊され、建て替えられました。
家の片側に小さな和室がずっと奥までつながり、片側はすべて土間になっていた、商家特有の造りでした。
家の裏手は、今はもう暗渠となっている水路につながっていて、往時は直接荷揚げができたのでした。
あれが今も残っていたら、文化財だったのだろうなあ。
でも、残らないのですよね。
だから、今残っているものが文化財になるのですが。
さて、さらに散策。
江戸東京たてもの園の中で、私が一番好きなのは、高橋是清邸。
裏側からの眺めに趣があります。
江戸東京たてもの園を堪能し、コースマップを再び眺めると、ここからは浴恩館公園を経由して武蔵小金井駅まで歩くコースとなっていました。
このイベントは、スタートだけ受付があるのですが、ゴールに受付はありません。
浴恩館公園は、また気が向いたら行くとして、ここでコースを離脱し、帰ることにしました。
帰り道は、もちろん、玉川上水緑道をひたらす歩きました。
土の道が嬉しい。
やはり、舗装道路歩きが長く、ちょっと疲れました。
足腰の疲れが、土の道で癒されるようでした。
2022年11月17日
みたか太陽系ウォーク、コンプリートしました。2022年11月。
さて、三鷹市を太陽系に見立てて136か所を回るみたか太陽系ウォーク、コンプリートしました。
アプリを使用し、デジタルスタンプをためていく催しです。
以前のブログで、冥王星エリアを制覇したことは報告しましたが、その後も暇を見ては、新川エリアを攻略、武蔵境エリアを攻略、井の頭公園駅と三鷹台駅周辺を攻略。
アプリのスタンプ帳には、スタンプの番号や場所名が入っていないので、自分がどこのスタンプを押して、どこを押していないのかは、紙に書いた一覧表が頼りでした。
全部回ったと思ったのに、新川の郵便局に行っていないことに気づいて、泣く泣く戻ったり。
三鷹台で、ケーキ屋さんのスタンプを押したと思ったのに押されていないことに気づいて、泣く泣く戻ったり。
スタンプ帳に、各スタンプの番号と名称が記されていれば、もう少し楽なのになあ。
その間も、アプリは、再び地図の使用が不可能になったりもしました。
それでも、早々にコンプリートを達成し、あとは景品交換日を待つばかり。
しかし、デジタルは、すべてが一瞬で消えてしまう可能性があります。
私は、若い世代ほどには、デジタルの万能性を信じていないのです。
何回もファイルが壊れたのを経験している。
知っている。
そう思っていたら、実際に、デジタルスタンプ帳が消えた人がいた様子で、その復旧方法がアプリのトップページに掲載されていました。
驚いて確認すると、私のスタンプ帳は消えていませんでした。
あー、良かった。
そうして迎えた、景品交換開始日の11月15日(火)、スタンプ帳が壊れていないことを再度確認し、うきうきと三鷹ネットワーク大学に交換に行ってきました。
行列ができているかなと思ったけれど、誰もいない・・・。
スタッフの方が4人、笑顔で迎えてくださいました。
スタンプ帳を見せればすぐ終わるのかと思ったら、そこでさらに「番号入力」などの操作がありました。
紙のスタンプ帳だった頃は、交換終了のスタンプを台紙にポンと押せば済みましたが、アプリでは、そうはいきません。
アプリに景品交換手続きの指令を出します。
反応するまで、時間がかかります。
これ、行列ができていたら、大変なのでは?
操作方法を行列の後ろの人たちに常に伝え、準備してもらいながら、ということになるのかな?
スマホがぐるぐる回転するマークを表示している間、ここで操作を間違えて、スタンプが全部消えて泣く子ども・・・というような地獄絵図を想像し、戦慄していました。
多分、そのような場合には、スタッフさんが何とかしてくれるとは思うのですが。
休日にお父さん・お母さんと一緒にヘルメットをかぶって子ども用自転車で回っているお子さんを何人か見ました。
私と同じところで停止して、長い間アプリの反応を待っているので、太陽系ウォークをやっている人は、すぐにわかるのです。
しかし、もう行ってきたはずのところのスタンプが押されていなかったり。
どこのスタンプが押されていないのか調べるのが大変だったり。
その場に行ってみても反応のないスタンプ箇所に絶望しかけたり。
地図が使えなくなったり。
あげくにスタンプ帳が消えたり。
このイベントは、子どもの忍耐力を鍛える好機・・・。
いや、絶対投げ出すでしょう。
コンプリートは、大人でも忍耐の必要な作業でした。
デジタルの弱点を煮詰めたようでした。
ところが。
twitterで、「太陽系ウォーク」で検索したら、スタンプ帳の画像をアップしている方がいて、何とその画像には、各スタンプに番号と場所名が記されているのです。
私のスタンプ帳には、そんなのはないのに。
だから、とても大変だったのに。
私のスタンプ帳はこんなふうなのです。
え?
何で?
iPhoneじゃないから?
私のアプリだけ、根本的な不具合があったの?
最後の最後にまた驚愕。
そして、これを書いている今日見たら、スタンプ帳のほんのところどころですが番号と場所名が記されていました。
何、これ?
とはいえ、景品は予想以上に豪華なものでした。
コンプリート賞のノートというけれど、とっても小さいメモ帳くらいのサイズなんじゃないのと思っていたのです。
いいえ。
普通のB5サイズの白ノートでした。
これは、嬉しい。
数学の問題を解くのに使います。
数学は、白ノートが使いやすいのです。
白ノートだと子どもは字が大きくなりすぎるし、かつ曲がるので、中学までは罫線ノートを使ったほうがいいと思いますが。
林忠四郎賞のバンダナ。
これは、バンダナという以上、これ以外のものは予想していないので、予想通りです。
お弁当を包もうかなあ。
白いので、醤油のしみとかついたら、泣いてしまうかなあ。
ニュートン賞のクリアファイルというけれど、雑誌の付録によくあるような、とっても小さいサイズなんじゃないの?
いいえ。
普通のA4サイズのクリアファイルでした。
何枚あっても嬉しいのがクリアファイル。
実用的だから嬉しいのに、柄が気にいるとかえって使えないのがクリアファイル。
これも当分保存してニヤニヤ眺めることになりそうです。
嬉しい。
ケプラー賞のペーパークラフト。
これはもう最初から特に期待はしていないので、まあ、そのままです。
2011年に参加したときは、ハヤブサのペーパークラフトでした。
懐かしい。
今回は、また別のものでした。
まだ組み立てていないので、よくわかりません。
組み立てる気でいるのかと驚かれるかもしれませんが、組み立てて遊んだうえで、多分、捨てると思います。
というわけで、組み立てましたー。
カライドサイクル。
紙の内側には1か所も切れ込みを入れていないのに、このような形に組み立てられ、ずっと回していける立体です。
地球、火星、木星、土星の絵柄が順番に表れます。
思っていたよりずっと良いものでした。
しばらく捨てられないだろうと思います。
そして、景品の最後は、コンプリートした人だけがもらえる、シール。
金色のシールです。
私は、来年の手帳の表紙に貼りました。
花柄の手帳の良いアクセントになりました。
もともと、そういう図柄だったみたいに。
上の画像が、景品を並べたものです。
いろいろ苦労もあったけれど、このアプリを設計・管理している人の苦労は、こんなものじゃなかったろうと想像します。
これだけいろいろアクシデントがあったら、クレームもそれなりにあったろうし、本当に大変だったと思います。
ご苦労さまでした。
ありがとうごさいました。
来年は、もっと改善されていると思うので、来年も実施されたなら、ぜひ参加したいと思います。
ああ、楽しかった。
苦労が結局楽しかった思い出に変わるのが、こういうイベントの不思議ですね。
アプリを使用し、デジタルスタンプをためていく催しです。
以前のブログで、冥王星エリアを制覇したことは報告しましたが、その後も暇を見ては、新川エリアを攻略、武蔵境エリアを攻略、井の頭公園駅と三鷹台駅周辺を攻略。
アプリのスタンプ帳には、スタンプの番号や場所名が入っていないので、自分がどこのスタンプを押して、どこを押していないのかは、紙に書いた一覧表が頼りでした。
全部回ったと思ったのに、新川の郵便局に行っていないことに気づいて、泣く泣く戻ったり。
三鷹台で、ケーキ屋さんのスタンプを押したと思ったのに押されていないことに気づいて、泣く泣く戻ったり。
スタンプ帳に、各スタンプの番号と名称が記されていれば、もう少し楽なのになあ。
その間も、アプリは、再び地図の使用が不可能になったりもしました。
それでも、早々にコンプリートを達成し、あとは景品交換日を待つばかり。
しかし、デジタルは、すべてが一瞬で消えてしまう可能性があります。
私は、若い世代ほどには、デジタルの万能性を信じていないのです。
何回もファイルが壊れたのを経験している。
知っている。
そう思っていたら、実際に、デジタルスタンプ帳が消えた人がいた様子で、その復旧方法がアプリのトップページに掲載されていました。
驚いて確認すると、私のスタンプ帳は消えていませんでした。
あー、良かった。
そうして迎えた、景品交換開始日の11月15日(火)、スタンプ帳が壊れていないことを再度確認し、うきうきと三鷹ネットワーク大学に交換に行ってきました。
行列ができているかなと思ったけれど、誰もいない・・・。
スタッフの方が4人、笑顔で迎えてくださいました。
スタンプ帳を見せればすぐ終わるのかと思ったら、そこでさらに「番号入力」などの操作がありました。
紙のスタンプ帳だった頃は、交換終了のスタンプを台紙にポンと押せば済みましたが、アプリでは、そうはいきません。
アプリに景品交換手続きの指令を出します。
反応するまで、時間がかかります。
これ、行列ができていたら、大変なのでは?
操作方法を行列の後ろの人たちに常に伝え、準備してもらいながら、ということになるのかな?
スマホがぐるぐる回転するマークを表示している間、ここで操作を間違えて、スタンプが全部消えて泣く子ども・・・というような地獄絵図を想像し、戦慄していました。
多分、そのような場合には、スタッフさんが何とかしてくれるとは思うのですが。
休日にお父さん・お母さんと一緒にヘルメットをかぶって子ども用自転車で回っているお子さんを何人か見ました。
私と同じところで停止して、長い間アプリの反応を待っているので、太陽系ウォークをやっている人は、すぐにわかるのです。
しかし、もう行ってきたはずのところのスタンプが押されていなかったり。
どこのスタンプが押されていないのか調べるのが大変だったり。
その場に行ってみても反応のないスタンプ箇所に絶望しかけたり。
地図が使えなくなったり。
あげくにスタンプ帳が消えたり。
このイベントは、子どもの忍耐力を鍛える好機・・・。
いや、絶対投げ出すでしょう。
コンプリートは、大人でも忍耐の必要な作業でした。
デジタルの弱点を煮詰めたようでした。
ところが。
twitterで、「太陽系ウォーク」で検索したら、スタンプ帳の画像をアップしている方がいて、何とその画像には、各スタンプに番号と場所名が記されているのです。
私のスタンプ帳には、そんなのはないのに。
だから、とても大変だったのに。
私のスタンプ帳はこんなふうなのです。
え?
何で?
iPhoneじゃないから?
私のアプリだけ、根本的な不具合があったの?
最後の最後にまた驚愕。
そして、これを書いている今日見たら、スタンプ帳のほんのところどころですが番号と場所名が記されていました。
何、これ?
とはいえ、景品は予想以上に豪華なものでした。
コンプリート賞のノートというけれど、とっても小さいメモ帳くらいのサイズなんじゃないのと思っていたのです。
いいえ。
普通のB5サイズの白ノートでした。
これは、嬉しい。
数学の問題を解くのに使います。
数学は、白ノートが使いやすいのです。
白ノートだと子どもは字が大きくなりすぎるし、かつ曲がるので、中学までは罫線ノートを使ったほうがいいと思いますが。
林忠四郎賞のバンダナ。
これは、バンダナという以上、これ以外のものは予想していないので、予想通りです。
お弁当を包もうかなあ。
白いので、醤油のしみとかついたら、泣いてしまうかなあ。
ニュートン賞のクリアファイルというけれど、雑誌の付録によくあるような、とっても小さいサイズなんじゃないの?
いいえ。
普通のA4サイズのクリアファイルでした。
何枚あっても嬉しいのがクリアファイル。
実用的だから嬉しいのに、柄が気にいるとかえって使えないのがクリアファイル。
これも当分保存してニヤニヤ眺めることになりそうです。
嬉しい。
ケプラー賞のペーパークラフト。
これはもう最初から特に期待はしていないので、まあ、そのままです。
2011年に参加したときは、ハヤブサのペーパークラフトでした。
懐かしい。
今回は、また別のものでした。
まだ組み立てていないので、よくわかりません。
組み立てる気でいるのかと驚かれるかもしれませんが、組み立てて遊んだうえで、多分、捨てると思います。
というわけで、組み立てましたー。
カライドサイクル。
紙の内側には1か所も切れ込みを入れていないのに、このような形に組み立てられ、ずっと回していける立体です。
地球、火星、木星、土星の絵柄が順番に表れます。
思っていたよりずっと良いものでした。
しばらく捨てられないだろうと思います。
そして、景品の最後は、コンプリートした人だけがもらえる、シール。
金色のシールです。
私は、来年の手帳の表紙に貼りました。
花柄の手帳の良いアクセントになりました。
もともと、そういう図柄だったみたいに。
上の画像が、景品を並べたものです。
いろいろ苦労もあったけれど、このアプリを設計・管理している人の苦労は、こんなものじゃなかったろうと想像します。
これだけいろいろアクシデントがあったら、クレームもそれなりにあったろうし、本当に大変だったと思います。
ご苦労さまでした。
ありがとうごさいました。
来年は、もっと改善されていると思うので、来年も実施されたなら、ぜひ参加したいと思います。
ああ、楽しかった。
苦労が結局楽しかった思い出に変わるのが、こういうイベントの不思議ですね。
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タグ :みたか太陽系ウォーク
2022年11月11日
八国山を歩いてきました。2022年11月。
2022年11月10日(木)、自転車で八国山まで行ってきました。
まずはコンビニに寄って、おにぎりとカレーパンとカフェオレを購入。
しかし、コンビニ経由で武蔵境駅から多摩湖自転車歩行者道に向かう道は不慣れで、例によって道に迷いました。
武蔵境駅からまっすぐ北上すれば井の頭通りとの交差点に出ると思ったのに、気がつくと、武蔵高校の前。
え?
武蔵高校?
どこ、ここ?
とりあえず、さらにまっすぐ行くと、見知った交差点に出ました。
ああ、ここは、上水桜通りです。
それならば、都立小金井公園に寄っていこう。
上水桜通りをひたすら西に行き、都立小金井公園正門から中へと入りました。
舗装された道をゆったり走っていきました。
桜は紅葉。
ハラハラと葉が落ちていきます。
イチョウやカエデはもう少しというところです。
来週以降が見頃かなと思います。
さて、都立小金井公園を突っ切って、無事に多摩湖自転車歩行者道へ。
ここから、またひたすら西へ。
平日なので、自転車歩行者道は空いていました。
どんどん進んで、狭山公園に到着。
公園も突っ切って、そこから八国山に向かいました。
このあたりに来るのは2年ぶりです。
知っていると思っていた道をまた間違えて、それでも何とか八国山ころころ広場の駐輪場に到着しました。
家を出て、1時間半。
山を歩きに行くときも、電車とバスで合計でそれくらいかかることは多いから、まあそんなものだと思います。
高尾山まで自転車で1時間半で行けるなら、毎週行くんだけれどなあ。
多分、3時間くらいかかるでしょう。
それから山を歩いて、また3時間かけて帰るのはさすがにつらい。
東京都のコロナ新規感染者は、一時期1000人を切るかというところまで行ったのですが、その後、すぐにリバウンドが始まりました。
第8波がきています。
とはいえ、もう誰も経済を止める気はない。
緊急事態宣言など出ない。
せいぜいで、「屋外ではマスクを外しましょう」というキャンペーンは止めた程度。
これは、私も考えを改めなければダメでしょうか。
このままでは、一生、山に行けそうにありません。
マスクを二重にして、用心して、私も出かけようかなあ。
でも、もう足がなえてきているかもしれません。
奥高尾も歩き通せなかったら、どうしよう。
そう考えながら、八国山のよく整備された坂道を歩き始めました。
うわあ。
緩い登りが足にすいつくようです。
何だろう。
平地よりもむしろ歩きやすい。
このすいすい進む感じは、何でしょう。
山道って、いいですね。
徒歩10分もかからず尾根道に上がれるのが八国山ですが、今回、体感は3分ほどで尾根道に到達しました。
久しぶりの山道に足が喜んでいます。
八国山は、東西に長い尾根道と、そこから東京側へは緩く下る斜面や広場がある、特徴的な構造をしています。
尾根道の北側は階段で簡単に所沢方向に降りていけます。
東京都と埼玉県の県境の緑地です。
そういえば、先日テレビで埼玉特集的な番組をやっていたときのこと。
「トトロ」の七国山のモデルである八国山というところもあるという話になったときに、司会者が、
「トトロの舞台って埼玉なのか!」
と驚いていたのが印象的でした。
え?
知らない日本人がいたの?
その人は、長野県あたりをイメージしていたそうなのです。
長野県?
軽井沢のサナトリウムのイメージがあるのでしょうか。
そんな感じの映像じゃないですけどね、「となりのトトロ」は。
どこにも日本アルプスが見えない草っぱらと水田。
そんな長野県は、ないだろう。
のんびりと尾根を歩き、道しるべの通りに、広場への緩い木段を下っていきました。
上の画像は木段の途中から撮影したものです。
画像も、ベンチのあるちょっといい感じの広場ですが、そのまま緩い下り道を進んでいくと、春には山桜が見事に咲く、また別の小さな広場があります。
そこにはテーブルとベンチもあります。
遊歩道から10メートルは離れているので、安心してマスクを外して、持ってきたコンビニおにぎりの昼食を食べました。
おいしーい。
山の食事にあまりこだわりはないほうですが、久しぶりに外で食べる食事は本当においしい。
マスクを外して吸い込む外気もおいしい。
ごくたまに、人が通り過ぎていきます。
犬の散歩の人。
二人連れで散策している人。
秋の山道を赤い服を着て歩くのは、センスいいな。
紅葉の1つのように山に融け込んでいます。
さて、下山。
少し行くとまた別の広場があり、その先、道は少し複雑になります。
細い道へと右折。
さらに山道感が強まります。
さまよい歩きを楽しみながら、ころころ広場に戻ってきました。
時計を見ると、午後2時。
ちょうどいい時間です。
さあ帰ろう。
まずはコンビニに寄って、おにぎりとカレーパンとカフェオレを購入。
しかし、コンビニ経由で武蔵境駅から多摩湖自転車歩行者道に向かう道は不慣れで、例によって道に迷いました。
武蔵境駅からまっすぐ北上すれば井の頭通りとの交差点に出ると思ったのに、気がつくと、武蔵高校の前。
え?
武蔵高校?
どこ、ここ?
とりあえず、さらにまっすぐ行くと、見知った交差点に出ました。
ああ、ここは、上水桜通りです。
それならば、都立小金井公園に寄っていこう。
上水桜通りをひたすら西に行き、都立小金井公園正門から中へと入りました。
舗装された道をゆったり走っていきました。
桜は紅葉。
ハラハラと葉が落ちていきます。
イチョウやカエデはもう少しというところです。
来週以降が見頃かなと思います。
さて、都立小金井公園を突っ切って、無事に多摩湖自転車歩行者道へ。
ここから、またひたすら西へ。
平日なので、自転車歩行者道は空いていました。
どんどん進んで、狭山公園に到着。
公園も突っ切って、そこから八国山に向かいました。
このあたりに来るのは2年ぶりです。
知っていると思っていた道をまた間違えて、それでも何とか八国山ころころ広場の駐輪場に到着しました。
家を出て、1時間半。
山を歩きに行くときも、電車とバスで合計でそれくらいかかることは多いから、まあそんなものだと思います。
高尾山まで自転車で1時間半で行けるなら、毎週行くんだけれどなあ。
多分、3時間くらいかかるでしょう。
それから山を歩いて、また3時間かけて帰るのはさすがにつらい。
東京都のコロナ新規感染者は、一時期1000人を切るかというところまで行ったのですが、その後、すぐにリバウンドが始まりました。
第8波がきています。
とはいえ、もう誰も経済を止める気はない。
緊急事態宣言など出ない。
せいぜいで、「屋外ではマスクを外しましょう」というキャンペーンは止めた程度。
これは、私も考えを改めなければダメでしょうか。
このままでは、一生、山に行けそうにありません。
マスクを二重にして、用心して、私も出かけようかなあ。
でも、もう足がなえてきているかもしれません。
奥高尾も歩き通せなかったら、どうしよう。
そう考えながら、八国山のよく整備された坂道を歩き始めました。
うわあ。
緩い登りが足にすいつくようです。
何だろう。
平地よりもむしろ歩きやすい。
このすいすい進む感じは、何でしょう。
山道って、いいですね。
徒歩10分もかからず尾根道に上がれるのが八国山ですが、今回、体感は3分ほどで尾根道に到達しました。
久しぶりの山道に足が喜んでいます。
八国山は、東西に長い尾根道と、そこから東京側へは緩く下る斜面や広場がある、特徴的な構造をしています。
尾根道の北側は階段で簡単に所沢方向に降りていけます。
東京都と埼玉県の県境の緑地です。
そういえば、先日テレビで埼玉特集的な番組をやっていたときのこと。
「トトロ」の七国山のモデルである八国山というところもあるという話になったときに、司会者が、
「トトロの舞台って埼玉なのか!」
と驚いていたのが印象的でした。
え?
知らない日本人がいたの?
その人は、長野県あたりをイメージしていたそうなのです。
長野県?
軽井沢のサナトリウムのイメージがあるのでしょうか。
そんな感じの映像じゃないですけどね、「となりのトトロ」は。
どこにも日本アルプスが見えない草っぱらと水田。
そんな長野県は、ないだろう。
のんびりと尾根を歩き、道しるべの通りに、広場への緩い木段を下っていきました。
上の画像は木段の途中から撮影したものです。
画像も、ベンチのあるちょっといい感じの広場ですが、そのまま緩い下り道を進んでいくと、春には山桜が見事に咲く、また別の小さな広場があります。
そこにはテーブルとベンチもあります。
遊歩道から10メートルは離れているので、安心してマスクを外して、持ってきたコンビニおにぎりの昼食を食べました。
おいしーい。
山の食事にあまりこだわりはないほうですが、久しぶりに外で食べる食事は本当においしい。
マスクを外して吸い込む外気もおいしい。
ごくたまに、人が通り過ぎていきます。
犬の散歩の人。
二人連れで散策している人。
秋の山道を赤い服を着て歩くのは、センスいいな。
紅葉の1つのように山に融け込んでいます。
さて、下山。
少し行くとまた別の広場があり、その先、道は少し複雑になります。
細い道へと右折。
さらに山道感が強まります。
さまよい歩きを楽しみながら、ころころ広場に戻ってきました。
時計を見ると、午後2時。
ちょうどいい時間です。
さあ帰ろう。
2022年11月01日
みたか太陽系ウォークをやっています。2022年10月。
みたか太陽系ウォーク。
私は、2011年に1度参加しました。
その頃は、観光名所や店先のスタンプを押して回る、文字通りのスタンプラリーでした。
スタンプ用紙が地図とセットになっている冊子を持って回るのでした。
今は、アプリをダウンロードして、そこにスタンプを集めるシステムです。
地図もデジタルマップになっています。
10月25日(火)、1日目。
徒歩で近場を回ることにしました。
まずは三鷹駅。
改札前に太陽系ウォークの大きな垂れ幕が下がっています。
デジタルマップもいいけれど、紙の地図があればそれもほしいなと切符売り場の横あたりを探しましたが、そういうものは用意されていないようです。
そして、デジタルマップは、不具合があったようで、使用できなくなっていました。
代替物として、スタンプのおよその位置がわかる画像はアプリ内にあるのですが、各ポイントが近すぎるところは、よくわからない・・・。
とりあえず、三鷹駅付近には沢山のポイントがあることだけはわかるので、闇雲に歩いてみることにしました。
駅前南口テラスで、早くもアプリに複数の反応が。
三鷹コラル内の店舗のようです。
ポイント地点に近づくと、アプリ画面に、スタンプ箇所の名称が表示され、それをクリックすると、スタンプをゲットできます。
エスカレーターでテラスを降りて、三鷹中央通りへ。
商店街です。
1ブロック歩くごとに立ち止まってスマホを見ると、新しいスタンプ箇所がアプリに出ています。
どこにそのお店があるのか、わからないまま、どんどんスタンプがたまりました。
1軒1軒お店を回って、スタンプを押すのと比べると、労力が少ないシステムですね。
三鷹中央通りから、1本東の道に入り、またとことこと三鷹駅に戻ります。
そうやってジグザグに歩いていくだけでスタンプがたまります。
しかし、私は重大なことに気づいてしまいました。
「太宰治文学サロン」は、昔もスタンプ箇所でした。
今、そこが外れているはずがない。
念のために一覧表で確認したら、やっぱり載っている。
しかし、まさにその真ん前でスマホを見ているというのに、アプリに反応がないのです。
それに気づいて、「スタンプ帳」や「スタンプポイント」の一覧を見比べてみました。
店の前を通ったのに、スマホが反応していない箇所がかなりあります。
三鷹駅南口スクランブル交差点のマクドナルド三鷹店。
赤とんぼの碑。
名取屋。
スカスカのスタンプ帳を見て、考えこんでしまいました。
そして、しばらく考え込んだ後に、アプリをホーム画面に戻すと、「太宰治文学サロン」が反応している!
遅いっ。
反応遅いっ!
駅近辺は、微弱なフリーWi-Fiが入ってくるためにスマホの反応が遅いのでしょうか。
電波状態があまり良くないことも影響しているかもしれません。
とりあえず、風の散歩道を東へ。
途中、「みたか井心亭」を示す道しるべがありました。
スタンプ一覧を確認すると、ここもスタンプ箇所です。
行ってみることにしました。
住宅街の長い長い道を歩いていきます。
舗装道路ばかりで、膝や腰に負担を感じます。
自転車にするべきだったと後悔しました。
目指す「みたか井心亭」に到着。
ここも、表の解説板など読みながらしばらく待つと、アプリに反応がありました。
日本文化に関わる集まりや催しなどに部屋を貸し出す古民家的な何かのようです。
そこから井の頭公園方面に向かいました。
うまい具合に、道の突き当りは三鷹の森ジブリ美術館。
ここはすぐにアプリに反応がありました。
施設の大きさも影響するのでしょうか。
しかし、小さな店でも、20メートル先から反応するようなところもあります。
何が違うのだろう?
そこから北に向かい、井の頭公園へ。
井の頭弁財天は、池のほとりまでくれば、反応がありました。
とことこ歩いて、中田喜直記念歌碑。
「ちいさい秋みつけた」の楽譜が書かれた歌碑です。
歌碑の真ん前でどれだけ待っても、まったく反応がありません。
歌碑の裏側に回り、少し斜面を登ると、ようやく反応が!
ちょっとした方向や高低差が影響するのかもしれません。
闇雲に歩いていても、アプリは反応しない。
一方、反応の強い箇所では、何回も同じところのスタンプを開いてしまう。
アプリのスタンプ帳は、何番のスタンプが押されたのかわからないのが難点です。
番号が振られていないのです。
家に帰り、まずはスタンプポイント一覧を紙に書き出す作業を行いました。
1から136まで一覧表にし、スタンプを既に押してある箇所にチェックを入れました。
ここからは、戦略的にいきます。
10月28(金)
自転車で、スタンプ大量ゲットを狙いに出発。
連雀通りを行きます。
ここは、商店街で、スタンプ箇所が並んでいます。
ただ、連雀通りは、道路が狭いので、自転車で走るのはちょっと怖いです。
道路交通法では、自転車が歩道を走るのは、原則禁止です。
車道の左側に寄って走らなければならないとされています。
ただ、交通の状況からみてやむをえない場合は自転車で歩道を徐行することができます。
三鷹通りの歩道などがそうです。
連雀通りは、車道を走るには、狭くて怖い。
そして、歩道も狭い。
こういう道が一番難しいです。
自転車を押して歩道を進みました。
スタンプを順調にゲットしながら東へ。
小さなラーメン屋さんに到着。
お昼どきとあって、店頭に行列ができていました。
しかし、ここが例によってなかなかアプリに反応がありません。
店の横の脇道に自転車を停めて反応を待っていたら、その道にバンが入ってきたー。
うわあ、すみません、すみません。
アプリが早く反応してくれないと、他人に迷惑ですね。
行列に並ぶ人たちは、私が変な位置にいるので、横入するんじゃないかと妙な顔をしているし。
3分待って、ようやくスタンプをゲットできました。
その先のクライミングカフェは、表通りからではアプリに反応しないので、店頭まで行くために裏道に入りました。
裏道に入ると、アプリに反応が。
さらに「三木露風旧居跡」というポイントが近いことを地図で確認。
入り組んだ道で、グーグルマップのお世話になって、ようやく発見しました。
旧居跡というので、小さな公園で石碑でも立っているのかと思いましたが、普通の民家で表札が「三木」であることに、驚愕しました。
夕方から仕事もあるし、そろそろ帰り道。
ジブリ美術館に面した通りをのんびり行きながら、三鷹駅方向に戻りました。
しかし、「太田ふとん」だけは、ゲットできませんでした。
少し中に入っているようです。
ここは、また来よう。
うちの教室は赤鳥居通りにあります。
毎日往復しているのに、三鷹産業プラザ前ではアプリが反応しないことに気づきました。
電波状態がかなり悪いようです。
では、夜ならばどうだろう?
この推測は当たりました。
仕事帰りに産業プラザ内のスタンプ複数を一気にゲットしました。
スタンプ最優先でいくなら、夜歩くほうがいいのかもしれません。
夜歩く。
横溝正史の小説のタイトルですね。
三鷹駅周辺は、仕事帰りに少しずつ回ることにしました。
10月29日(日)
アプリの地図が回復していました。
快晴の日曜日、冥王星エリアを制覇すべく、自転車で出発。
まずは人見街道を行きます。
ここも連雀通り同様に、道路は細く、歩道はさらに細い。
スタンプ箇所はお店が多いから仕方ないのではありますが、ウォーキングに適していない道が多いのが難点です。
と思っていたら、しばらく行くと人見街道は歩道が広くなり、イチョウの巨木が並ぶ感じ良い散歩道になりました。
「人見街道」の解説板もありました。
こんなところがあるんだ。
三鷹に長く住んでも、三鷹のことをあまり知らないなあ。
天文台通りを南へ。
天文台もスタンプ箇所です。
そこから、調布飛行場へ。
その先、武蔵野の森公園内に謎のスタンプポイントがあるのです。
「掩体壕・大沢1号」
読み方すらわかりません。
意味はもっとわからない。
アプリの地図によれば、この辺なのだが?
と、公園をきょろきょろしていると、警察官に呼び止められ、自転車が盗難車でないかチェックされてしまいました。
さらに行くと、軽トラックのドライバーが、
「あんた、監視員の人?」と声をかけてきます。
三鷹を出た途端にこれです。
ここはほぼ調布。
スタンプラリーという発想はない。
「掩体壕・大沢1号?何それ?」
と険しい顔で道路から公園をきょろきょろ覗いている不審者を、調布市民は許さない。
それはともかく、何だかよくわからない黒っぽいオブジェのようなものが公園内にあり、自転車を押して入っていくと、そこが掩体壕でした。
掩体壕(えんたいごう)。
戦争中、敵の空襲の際に飛行機を隠すための壕。
ああ、そういうことでしたか。
上の画像がそれです。
大沢の里古民家は、野川沿い。
この辺は幾度か来ています。
ここも、アプリの反応が悪い。
自転車を置き、階段を昇って、入口まで行くと、しばらくしてアプリに反応がありました。
さて、そこから、新川方面の冥王星エリアに回りました。
東八道路に出たら良かったのですが、坂を上るのが嫌で、脇道を行ったら、道に迷って迷って迷い続けました。
その度、地図アプリを開いて、次のスタンプ箇所をチェック。
仙川の影響なのでしょうか、道が曲がりがちで、入り組んでいます。
スタンプ箇所は郵便局。
複雑に入り組んだ道の奥。
あるいは、農園。
広過ぎて、どこでポイントをゲットできるかわからない。
自転車でぐるぐる回りました。
それでも、予定していた冥王星エリアを制覇。
もう4時。
帰ろう。
しかし、新川に土地勘のない私は、そこからさらに道に迷いました。
地図をかなり拡大しないと、今いる道がわからない。
あまりに拡大し過ぎているので、全体の方向が把握できない。
紙の地図も欲しいなあ。
東八道路が出てこなーい、と古い歌を替歌にして気持ちを落ち着けながら、何とか新川の迷路を脱出しました。
ここまでで、102ポイントゲット。
コンプリートへの道は続きます。
私は、2011年に1度参加しました。
その頃は、観光名所や店先のスタンプを押して回る、文字通りのスタンプラリーでした。
スタンプ用紙が地図とセットになっている冊子を持って回るのでした。
今は、アプリをダウンロードして、そこにスタンプを集めるシステムです。
地図もデジタルマップになっています。
10月25日(火)、1日目。
徒歩で近場を回ることにしました。
まずは三鷹駅。
改札前に太陽系ウォークの大きな垂れ幕が下がっています。
デジタルマップもいいけれど、紙の地図があればそれもほしいなと切符売り場の横あたりを探しましたが、そういうものは用意されていないようです。
そして、デジタルマップは、不具合があったようで、使用できなくなっていました。
代替物として、スタンプのおよその位置がわかる画像はアプリ内にあるのですが、各ポイントが近すぎるところは、よくわからない・・・。
とりあえず、三鷹駅付近には沢山のポイントがあることだけはわかるので、闇雲に歩いてみることにしました。
駅前南口テラスで、早くもアプリに複数の反応が。
三鷹コラル内の店舗のようです。
ポイント地点に近づくと、アプリ画面に、スタンプ箇所の名称が表示され、それをクリックすると、スタンプをゲットできます。
エスカレーターでテラスを降りて、三鷹中央通りへ。
商店街です。
1ブロック歩くごとに立ち止まってスマホを見ると、新しいスタンプ箇所がアプリに出ています。
どこにそのお店があるのか、わからないまま、どんどんスタンプがたまりました。
1軒1軒お店を回って、スタンプを押すのと比べると、労力が少ないシステムですね。
三鷹中央通りから、1本東の道に入り、またとことこと三鷹駅に戻ります。
そうやってジグザグに歩いていくだけでスタンプがたまります。
しかし、私は重大なことに気づいてしまいました。
「太宰治文学サロン」は、昔もスタンプ箇所でした。
今、そこが外れているはずがない。
念のために一覧表で確認したら、やっぱり載っている。
しかし、まさにその真ん前でスマホを見ているというのに、アプリに反応がないのです。
それに気づいて、「スタンプ帳」や「スタンプポイント」の一覧を見比べてみました。
店の前を通ったのに、スマホが反応していない箇所がかなりあります。
三鷹駅南口スクランブル交差点のマクドナルド三鷹店。
赤とんぼの碑。
名取屋。
スカスカのスタンプ帳を見て、考えこんでしまいました。
そして、しばらく考え込んだ後に、アプリをホーム画面に戻すと、「太宰治文学サロン」が反応している!
遅いっ。
反応遅いっ!
駅近辺は、微弱なフリーWi-Fiが入ってくるためにスマホの反応が遅いのでしょうか。
電波状態があまり良くないことも影響しているかもしれません。
とりあえず、風の散歩道を東へ。
途中、「みたか井心亭」を示す道しるべがありました。
スタンプ一覧を確認すると、ここもスタンプ箇所です。
行ってみることにしました。
住宅街の長い長い道を歩いていきます。
舗装道路ばかりで、膝や腰に負担を感じます。
自転車にするべきだったと後悔しました。
目指す「みたか井心亭」に到着。
ここも、表の解説板など読みながらしばらく待つと、アプリに反応がありました。
日本文化に関わる集まりや催しなどに部屋を貸し出す古民家的な何かのようです。
そこから井の頭公園方面に向かいました。
うまい具合に、道の突き当りは三鷹の森ジブリ美術館。
ここはすぐにアプリに反応がありました。
施設の大きさも影響するのでしょうか。
しかし、小さな店でも、20メートル先から反応するようなところもあります。
何が違うのだろう?
そこから北に向かい、井の頭公園へ。
井の頭弁財天は、池のほとりまでくれば、反応がありました。
とことこ歩いて、中田喜直記念歌碑。
「ちいさい秋みつけた」の楽譜が書かれた歌碑です。
歌碑の真ん前でどれだけ待っても、まったく反応がありません。
歌碑の裏側に回り、少し斜面を登ると、ようやく反応が!
ちょっとした方向や高低差が影響するのかもしれません。
闇雲に歩いていても、アプリは反応しない。
一方、反応の強い箇所では、何回も同じところのスタンプを開いてしまう。
アプリのスタンプ帳は、何番のスタンプが押されたのかわからないのが難点です。
番号が振られていないのです。
家に帰り、まずはスタンプポイント一覧を紙に書き出す作業を行いました。
1から136まで一覧表にし、スタンプを既に押してある箇所にチェックを入れました。
ここからは、戦略的にいきます。
10月28(金)
自転車で、スタンプ大量ゲットを狙いに出発。
連雀通りを行きます。
ここは、商店街で、スタンプ箇所が並んでいます。
ただ、連雀通りは、道路が狭いので、自転車で走るのはちょっと怖いです。
道路交通法では、自転車が歩道を走るのは、原則禁止です。
車道の左側に寄って走らなければならないとされています。
ただ、交通の状況からみてやむをえない場合は自転車で歩道を徐行することができます。
三鷹通りの歩道などがそうです。
連雀通りは、車道を走るには、狭くて怖い。
そして、歩道も狭い。
こういう道が一番難しいです。
自転車を押して歩道を進みました。
スタンプを順調にゲットしながら東へ。
小さなラーメン屋さんに到着。
お昼どきとあって、店頭に行列ができていました。
しかし、ここが例によってなかなかアプリに反応がありません。
店の横の脇道に自転車を停めて反応を待っていたら、その道にバンが入ってきたー。
うわあ、すみません、すみません。
アプリが早く反応してくれないと、他人に迷惑ですね。
行列に並ぶ人たちは、私が変な位置にいるので、横入するんじゃないかと妙な顔をしているし。
3分待って、ようやくスタンプをゲットできました。
その先のクライミングカフェは、表通りからではアプリに反応しないので、店頭まで行くために裏道に入りました。
裏道に入ると、アプリに反応が。
さらに「三木露風旧居跡」というポイントが近いことを地図で確認。
入り組んだ道で、グーグルマップのお世話になって、ようやく発見しました。
旧居跡というので、小さな公園で石碑でも立っているのかと思いましたが、普通の民家で表札が「三木」であることに、驚愕しました。
夕方から仕事もあるし、そろそろ帰り道。
ジブリ美術館に面した通りをのんびり行きながら、三鷹駅方向に戻りました。
しかし、「太田ふとん」だけは、ゲットできませんでした。
少し中に入っているようです。
ここは、また来よう。
うちの教室は赤鳥居通りにあります。
毎日往復しているのに、三鷹産業プラザ前ではアプリが反応しないことに気づきました。
電波状態がかなり悪いようです。
では、夜ならばどうだろう?
この推測は当たりました。
仕事帰りに産業プラザ内のスタンプ複数を一気にゲットしました。
スタンプ最優先でいくなら、夜歩くほうがいいのかもしれません。
夜歩く。
横溝正史の小説のタイトルですね。
三鷹駅周辺は、仕事帰りに少しずつ回ることにしました。
10月29日(日)
アプリの地図が回復していました。
快晴の日曜日、冥王星エリアを制覇すべく、自転車で出発。
まずは人見街道を行きます。
ここも連雀通り同様に、道路は細く、歩道はさらに細い。
スタンプ箇所はお店が多いから仕方ないのではありますが、ウォーキングに適していない道が多いのが難点です。
と思っていたら、しばらく行くと人見街道は歩道が広くなり、イチョウの巨木が並ぶ感じ良い散歩道になりました。
「人見街道」の解説板もありました。
こんなところがあるんだ。
三鷹に長く住んでも、三鷹のことをあまり知らないなあ。
天文台通りを南へ。
天文台もスタンプ箇所です。
そこから、調布飛行場へ。
その先、武蔵野の森公園内に謎のスタンプポイントがあるのです。
「掩体壕・大沢1号」
読み方すらわかりません。
意味はもっとわからない。
アプリの地図によれば、この辺なのだが?
と、公園をきょろきょろしていると、警察官に呼び止められ、自転車が盗難車でないかチェックされてしまいました。
さらに行くと、軽トラックのドライバーが、
「あんた、監視員の人?」と声をかけてきます。
三鷹を出た途端にこれです。
ここはほぼ調布。
スタンプラリーという発想はない。
「掩体壕・大沢1号?何それ?」
と険しい顔で道路から公園をきょろきょろ覗いている不審者を、調布市民は許さない。
それはともかく、何だかよくわからない黒っぽいオブジェのようなものが公園内にあり、自転車を押して入っていくと、そこが掩体壕でした。
掩体壕(えんたいごう)。
戦争中、敵の空襲の際に飛行機を隠すための壕。
ああ、そういうことでしたか。
上の画像がそれです。
大沢の里古民家は、野川沿い。
この辺は幾度か来ています。
ここも、アプリの反応が悪い。
自転車を置き、階段を昇って、入口まで行くと、しばらくしてアプリに反応がありました。
さて、そこから、新川方面の冥王星エリアに回りました。
東八道路に出たら良かったのですが、坂を上るのが嫌で、脇道を行ったら、道に迷って迷って迷い続けました。
その度、地図アプリを開いて、次のスタンプ箇所をチェック。
仙川の影響なのでしょうか、道が曲がりがちで、入り組んでいます。
スタンプ箇所は郵便局。
複雑に入り組んだ道の奥。
あるいは、農園。
広過ぎて、どこでポイントをゲットできるかわからない。
自転車でぐるぐる回りました。
それでも、予定していた冥王星エリアを制覇。
もう4時。
帰ろう。
しかし、新川に土地勘のない私は、そこからさらに道に迷いました。
地図をかなり拡大しないと、今いる道がわからない。
あまりに拡大し過ぎているので、全体の方向が把握できない。
紙の地図も欲しいなあ。
東八道路が出てこなーい、と古い歌を替歌にして気持ちを落ち着けながら、何とか新川の迷路を脱出しました。
ここまでで、102ポイントゲット。
コンプリートへの道は続きます。
2022年09月29日
都立野川公園のヒガンバナ。2022年9月。
2022年9月28日(水)、自転車で都立野川公園に行きました。
武蔵境通りをひたすら南に走り、東八道路で右折。
またひたすら走っていくと、都立野川公園です。
都立野川公園の自然観察園の前で自転車を停めて、中へ。
平日ですが、それなりに人がいます。
やはり、花の季節は人気がありますね。
普段はむしろ花は少ない自然観察園の西側の一画が、ヒガンバナの群落のある場所。
入口からも、もう赤いじゅうたんが見えていました。
やはり、まずそこが気になるので、とことこと歩いていきました。
もう最盛期は過ぎ、色はややさめているのだと思いますが、それでもこれだけ集まると見ごたえがありました。
パシャパシャと撮影。
上の画像がその1枚です。
気持ちも落ち着いたので、いつもの東側へと木道を歩いていきました。
早速見つけたのが、キバナアキギリの群落。
正直、山にはこんな群落はありません。
ぽつぽつと咲いているのを見つけると嬉しいのがキバナアキギリ。
小さいバナナが3つ集まったような、黄色い不思議な花です。
山は、鹿が食べちゃうから、本当に、花が少ないです。
こうした公園のほうが、大群落を見ることができます。
そういう意味ではいいんだけど、でも、やはり山で見たいなあ。
シュウカイドウのピンク色の花。
ヤブミョウガの黒い実。
キツリフネも咲いていました。
赤いツリフネソウも。
ヤブラン。
知らない花は、グーグルレンズで調べます。
小さな紫色の花は、カリガネソウ。
野川公園にときどきやってくるようになってもうすぐ2年になるのですが、こんなに秋の花が咲いているのを見るのは初めてです。
なんでかなあと思ったら、去年の今頃は、コロナ感染者が劇的に減ったので、山を歩いていたんですよね。
久しぶりに高尾山にいったのが、ちょうど1年前でした。
あの時期、東京都の感染者が1日で100人台まで下がっていました。
今は下がったといっても、1日5000人。
コロナウィルスが発見された初期の頃だったら、戦慄する数字です。
これで収束している感覚があるのだから、慣れとは恐ろしいものです。
うちの塾でも、濃厚接触者や陽性になったため欠席という連絡がたまに入るようになりました。
学校で文化祭をやれば、外部の見学者も多いので、それは当然そういうことに帰結します。
けれども、いつまでも学校行事を全面中止というのも、では、いつになったらこれは終わるのか?
もともと塾は週に1度の授業で、文化祭などコロナ感染の契機となったのだろう学校行事の前は、その準備を理由に生徒が授業を振り替えていました。
私がその生徒と接触したのは10日以上前の場合ばかりで濃厚接触者の範囲に含まれることはなく、相変わらずせっせと机やドアを除菌し教室を換気して、日々無事に過ごしています。
隔離期間を終えて、無事に塾にやって来た子の授業中の反応が今1つなのは、単なる文化祭ボケなのか、コロナの後遺症なのか?
ただの文化祭ボケでしょう。
そうであってほしい。
後遺症は、脳に霧がかかったようになり思考力が甚だしく衰える場合があるとの情報もあります。
やはり、コロナは感染しないほうがいいのです。
私1人のことなら、ええい、行っちゃえーと山に行くこともあるかと思います。
そもそも、山に行くことそのものがリスクの高い行為で、いつ落ちるかわからない崖っぷちなんか歩かないほうがいいに決まっています。
でも、それは私1人のこと。
コロナは、生徒に感染させます。
生徒に感染させる可能性を考えれば、用心に用心を重ねたほうがいい。
最後までマスクと除菌にこだわる人になろうと思います。
さて、都立野川公園を出て、野川沿いの遊歩道を自転車で進み、深大寺に向かいました。
お目当ては、神代植物公園水生植物園。
ここは年間を通して無料開放されています。
入口から入ってすぐのところに自転車を置いて、さてとことこと木段を降りていくと、ここも、遠くに赤いじゅうたんが見えました。
水田があり、稲穂が実って、鳥よけの網が張られています。
その周りに、ヒガンバナが咲いていました。
ここでも、パシャパシャと撮影。
さて、城址のほうに行ってみようと樹木に覆われて鬱蒼とした木段を上っていったら、侵入禁止となっていました。
そしてスズメバチの看板。
完全に侵入禁止とするほどの巨大な巣でもできているのでしょうか。
恐ろしいことである。
いったん入口付近に戻り、そこから舗装された坂道を登って、城址へ。
途中の細道に、やはり進入禁止の黄色いテープが張られてあり、スズメバチの表示がありました。
城址には登っていくことができました。
ソバ畑。
大きなフヨウの木が2本。
白い花とピンクの花。
前に来たときは、小学生の遠足で大騒ぎでしたが、今日は人影もまばらな静かな城址でした。
気温は25度。
こんなに長く自転車を走らせても、平気な気温になってきました。
秋が来ています。
山は、東京の感染者が1日1000人を切ったら、行ってみようかなあ?
そんな日は、果たして来るのかという気もしますが、とりあえず、1000人。
武蔵境通りをひたすら南に走り、東八道路で右折。
またひたすら走っていくと、都立野川公園です。
都立野川公園の自然観察園の前で自転車を停めて、中へ。
平日ですが、それなりに人がいます。
やはり、花の季節は人気がありますね。
普段はむしろ花は少ない自然観察園の西側の一画が、ヒガンバナの群落のある場所。
入口からも、もう赤いじゅうたんが見えていました。
やはり、まずそこが気になるので、とことこと歩いていきました。
もう最盛期は過ぎ、色はややさめているのだと思いますが、それでもこれだけ集まると見ごたえがありました。
パシャパシャと撮影。
上の画像がその1枚です。
気持ちも落ち着いたので、いつもの東側へと木道を歩いていきました。
早速見つけたのが、キバナアキギリの群落。
正直、山にはこんな群落はありません。
ぽつぽつと咲いているのを見つけると嬉しいのがキバナアキギリ。
小さいバナナが3つ集まったような、黄色い不思議な花です。
山は、鹿が食べちゃうから、本当に、花が少ないです。
こうした公園のほうが、大群落を見ることができます。
そういう意味ではいいんだけど、でも、やはり山で見たいなあ。
シュウカイドウのピンク色の花。
ヤブミョウガの黒い実。
キツリフネも咲いていました。
赤いツリフネソウも。
ヤブラン。
知らない花は、グーグルレンズで調べます。
小さな紫色の花は、カリガネソウ。
野川公園にときどきやってくるようになってもうすぐ2年になるのですが、こんなに秋の花が咲いているのを見るのは初めてです。
なんでかなあと思ったら、去年の今頃は、コロナ感染者が劇的に減ったので、山を歩いていたんですよね。
久しぶりに高尾山にいったのが、ちょうど1年前でした。
あの時期、東京都の感染者が1日で100人台まで下がっていました。
今は下がったといっても、1日5000人。
コロナウィルスが発見された初期の頃だったら、戦慄する数字です。
これで収束している感覚があるのだから、慣れとは恐ろしいものです。
うちの塾でも、濃厚接触者や陽性になったため欠席という連絡がたまに入るようになりました。
学校で文化祭をやれば、外部の見学者も多いので、それは当然そういうことに帰結します。
けれども、いつまでも学校行事を全面中止というのも、では、いつになったらこれは終わるのか?
もともと塾は週に1度の授業で、文化祭などコロナ感染の契機となったのだろう学校行事の前は、その準備を理由に生徒が授業を振り替えていました。
私がその生徒と接触したのは10日以上前の場合ばかりで濃厚接触者の範囲に含まれることはなく、相変わらずせっせと机やドアを除菌し教室を換気して、日々無事に過ごしています。
隔離期間を終えて、無事に塾にやって来た子の授業中の反応が今1つなのは、単なる文化祭ボケなのか、コロナの後遺症なのか?
ただの文化祭ボケでしょう。
そうであってほしい。
後遺症は、脳に霧がかかったようになり思考力が甚だしく衰える場合があるとの情報もあります。
やはり、コロナは感染しないほうがいいのです。
私1人のことなら、ええい、行っちゃえーと山に行くこともあるかと思います。
そもそも、山に行くことそのものがリスクの高い行為で、いつ落ちるかわからない崖っぷちなんか歩かないほうがいいに決まっています。
でも、それは私1人のこと。
コロナは、生徒に感染させます。
生徒に感染させる可能性を考えれば、用心に用心を重ねたほうがいい。
最後までマスクと除菌にこだわる人になろうと思います。
さて、都立野川公園を出て、野川沿いの遊歩道を自転車で進み、深大寺に向かいました。
お目当ては、神代植物公園水生植物園。
ここは年間を通して無料開放されています。
入口から入ってすぐのところに自転車を置いて、さてとことこと木段を降りていくと、ここも、遠くに赤いじゅうたんが見えました。
水田があり、稲穂が実って、鳥よけの網が張られています。
その周りに、ヒガンバナが咲いていました。
ここでも、パシャパシャと撮影。
さて、城址のほうに行ってみようと樹木に覆われて鬱蒼とした木段を上っていったら、侵入禁止となっていました。
そしてスズメバチの看板。
完全に侵入禁止とするほどの巨大な巣でもできているのでしょうか。
恐ろしいことである。
いったん入口付近に戻り、そこから舗装された坂道を登って、城址へ。
途中の細道に、やはり進入禁止の黄色いテープが張られてあり、スズメバチの表示がありました。
城址には登っていくことができました。
ソバ畑。
大きなフヨウの木が2本。
白い花とピンクの花。
前に来たときは、小学生の遠足で大騒ぎでしたが、今日は人影もまばらな静かな城址でした。
気温は25度。
こんなに長く自転車を走らせても、平気な気温になってきました。
秋が来ています。
山は、東京の感染者が1日1000人を切ったら、行ってみようかなあ?
そんな日は、果たして来るのかという気もしますが、とりあえず、1000人。
2022年09月17日
三か月ぶりに都立小金井公園まで歩きながら、セミとカラスと英語のことを考えました。
2022年9月16日(金)、久しぶりに散歩に出かけました。
今年は、6月に早くも猛暑日になってしまいました。
そこでもう気持ちが折れて、部屋でときどきビリーズブートキャンプをやっていましたが、まあ全体に運動不足です。
コロナが少しは落ち着いてきて、今年も秋には山に行けるかも。
その準備も兼ねて、足慣らしの散歩に出かけました。
いつものように、三鷹駅北口から、玉川上水緑道を西へ。
ミンミンゼミがまだ鳴いているのに驚きました。
セミの寿命は地上で7日間ではなく約1か月。
とはいえ、うちの近所のセミは、8月で姿を消しました。
まだ鳴いているんですね、セミ。
住居の通路脇の木は、2年ほど前に枝をすべて切り落とされたのですが、木の生命力というのは凄いもので、今年の夏はそれまで以上に枝を広げ、通路にかかっていました。
その木に棲むセミが、なかなかの暴れ者。
8月中は通路でセミから逃走する日々でした。
おとなしくしてくれていれば何もしないのに、通路を歩く人の気配に勝手に「ギチチー」と鳴いて威嚇するセミ。
それだけならいいのですが、驚いて飛ぶセミもいます。
セミは目があまりよくないのだそうで、通路に飛び出してしまうと、壁や天井にガチンガチンぶつかって、スマートボールのようです。
木に戻れないのですね。
下手をすると、こちらに襲いかかってきます。
まかり間違って、ドアから部屋に入ってきたら、最悪です。
憂鬱なひと月でした。
もう、すっかりセミが嫌いになりました。
とはいえ、その木にはスズメも来るので、ある程度はスズメがセミを捕食してくれて、それでいなくなるのが早かったのかもしれません。
今はもう、秋の虫の声しか聞こえない平和な通路です。
夏から秋へのはざまの玉川上水緑道。
境の浄水場を越えて、桜橋を右折。
次の交差点で井の頭通りを左折。
細長い公園を歩いていき、大きな交差点を渡ると、多摩湖自転車歩行者道。
狭山境緑道です。
片耳イヤホンで聴くのは、ラジオの英語講座の録音。
夏期講習の忙しさにかまけてたまってしまい、まだ8月末の放送の録音を聞いています。
ためてはいますが、今までもそうだったように、いずれ追いつきます。
土日は放送がないので、その分だけ、週に2日ずつ追いつけると思います。
英語と言えば、都立高校を受験する中3生徒が対象の英語スピーキングテストの問題点がようやく世間に知られるようになってきました。
保護者の方たちの反対運動も活発化し、都議会も動き始めています。
それでも、まだ動きが遅く、心配です。
このテストが行われるのは、今年度が初めてです。
何とか中止にできないものか。
英語のスピーキングテスト。
受験する高校の英語の先生が採点するというのなら、わかります。
民間企業が問題を作り、その民間企業が採点も請け負い、海外の誰か(バイト?)に採点させる。
そんなことで公平性が担保できるとは思えません。
それが、都立高校入試に加点される。
こんなバカな話が、何でここまで実現化しているのでしょう。
ありえないでしょう・・・。
大学入試の民間英語テスト導入をぎりぎりで阻止できたように、今回もどうにか阻止できるといいのですが。
教育を金儲けに利用するのが悪とは言いませんし、私もその一端に属するものですが、節度というものがあります。
受験の内側に汚い手を突っ込んではいけない。
教育産業は、あくまでも外部から生徒を支え、志望校合格に導き、その対価をもらう商売だと思うんですよ。
塾経営も。
教材を作る企業も。
模試を運営する企業も。
そんなことをつらつら考えながら、小学校前の土手に上がり、銀色の道しるべを見下ろして、左折。
水路の脇の道を行き、鈴木街道の交差点を渡ると、都立小金井公園です。
いきなり、ヒマワリの黄色い帯が目をひきました。
まだ、ヒマワリが咲いています。
コスモスも咲き始めていました。
これからの最盛期に備えてか、コスモス畑の周囲では草刈りが行われていました。
いつものように、できるだけ土の道を、公園北西部まで歩き、キキョウなど撮影して、もと来た道を戻りました。
あれ?
カラスがいない。
気がつくと、1羽もいないのです。
前回、私はカラスに威嚇されました。
私だけだったとは思えません。
ここは子ども向けの施設のある公園。
子どもがカラスに襲われたりすると怖いから、駆除されたのでしょうか。
うーん。
ヒナを育てている時期以外は、そんなに人間に危害を加えてこないと思うけれど、カラスは大きいから、やっぱりちょっと怖いですよね。
私はセミのほうが怖いですが。
セミのあの闇雲感が怖い。
カラスは賢いから、意味のない行動はとらない。
さて、正門から、帰ろう。
信号を渡って、玉川上水緑道を東へと戻ります。
上水の右岸を行くと、途中からは草むらに変わり、かなり歩きにくくなっていました。
ここを歩く人はしばらくいなかったのかというほどに。
ここも、やがて草刈りされるのでしょう。
気温は30度までには至らず、それなりに風もあるけれど、3か月ぶりの散歩はやはり少しこたえます。
疲れてきました。
三鷹への道を遠く感じました。
もう少し身体を慣らさないと。
ときどき見えるヒガンバナ。
濃い赤が、玉川上水の深い草むらの奥でも目をひきます。
少しずつ秋が来ています。
1週1週涼しくなるから、その分、散歩も楽になるでしょう。
都内のコロナ感染者は、1万人を切る日も多くなってきましたが、去年のように千人以下にまでは下がらないのでしょうか。
どこらへんで見極めて山に行くことにしようかと考慮中です。
今年は、6月に早くも猛暑日になってしまいました。
そこでもう気持ちが折れて、部屋でときどきビリーズブートキャンプをやっていましたが、まあ全体に運動不足です。
コロナが少しは落ち着いてきて、今年も秋には山に行けるかも。
その準備も兼ねて、足慣らしの散歩に出かけました。
いつものように、三鷹駅北口から、玉川上水緑道を西へ。
ミンミンゼミがまだ鳴いているのに驚きました。
セミの寿命は地上で7日間ではなく約1か月。
とはいえ、うちの近所のセミは、8月で姿を消しました。
まだ鳴いているんですね、セミ。
住居の通路脇の木は、2年ほど前に枝をすべて切り落とされたのですが、木の生命力というのは凄いもので、今年の夏はそれまで以上に枝を広げ、通路にかかっていました。
その木に棲むセミが、なかなかの暴れ者。
8月中は通路でセミから逃走する日々でした。
おとなしくしてくれていれば何もしないのに、通路を歩く人の気配に勝手に「ギチチー」と鳴いて威嚇するセミ。
それだけならいいのですが、驚いて飛ぶセミもいます。
セミは目があまりよくないのだそうで、通路に飛び出してしまうと、壁や天井にガチンガチンぶつかって、スマートボールのようです。
木に戻れないのですね。
下手をすると、こちらに襲いかかってきます。
まかり間違って、ドアから部屋に入ってきたら、最悪です。
憂鬱なひと月でした。
もう、すっかりセミが嫌いになりました。
とはいえ、その木にはスズメも来るので、ある程度はスズメがセミを捕食してくれて、それでいなくなるのが早かったのかもしれません。
今はもう、秋の虫の声しか聞こえない平和な通路です。
夏から秋へのはざまの玉川上水緑道。
境の浄水場を越えて、桜橋を右折。
次の交差点で井の頭通りを左折。
細長い公園を歩いていき、大きな交差点を渡ると、多摩湖自転車歩行者道。
狭山境緑道です。
片耳イヤホンで聴くのは、ラジオの英語講座の録音。
夏期講習の忙しさにかまけてたまってしまい、まだ8月末の放送の録音を聞いています。
ためてはいますが、今までもそうだったように、いずれ追いつきます。
土日は放送がないので、その分だけ、週に2日ずつ追いつけると思います。
英語と言えば、都立高校を受験する中3生徒が対象の英語スピーキングテストの問題点がようやく世間に知られるようになってきました。
保護者の方たちの反対運動も活発化し、都議会も動き始めています。
それでも、まだ動きが遅く、心配です。
このテストが行われるのは、今年度が初めてです。
何とか中止にできないものか。
英語のスピーキングテスト。
受験する高校の英語の先生が採点するというのなら、わかります。
民間企業が問題を作り、その民間企業が採点も請け負い、海外の誰か(バイト?)に採点させる。
そんなことで公平性が担保できるとは思えません。
それが、都立高校入試に加点される。
こんなバカな話が、何でここまで実現化しているのでしょう。
ありえないでしょう・・・。
大学入試の民間英語テスト導入をぎりぎりで阻止できたように、今回もどうにか阻止できるといいのですが。
教育を金儲けに利用するのが悪とは言いませんし、私もその一端に属するものですが、節度というものがあります。
受験の内側に汚い手を突っ込んではいけない。
教育産業は、あくまでも外部から生徒を支え、志望校合格に導き、その対価をもらう商売だと思うんですよ。
塾経営も。
教材を作る企業も。
模試を運営する企業も。
そんなことをつらつら考えながら、小学校前の土手に上がり、銀色の道しるべを見下ろして、左折。
水路の脇の道を行き、鈴木街道の交差点を渡ると、都立小金井公園です。
いきなり、ヒマワリの黄色い帯が目をひきました。
まだ、ヒマワリが咲いています。
コスモスも咲き始めていました。
これからの最盛期に備えてか、コスモス畑の周囲では草刈りが行われていました。
いつものように、できるだけ土の道を、公園北西部まで歩き、キキョウなど撮影して、もと来た道を戻りました。
あれ?
カラスがいない。
気がつくと、1羽もいないのです。
前回、私はカラスに威嚇されました。
私だけだったとは思えません。
ここは子ども向けの施設のある公園。
子どもがカラスに襲われたりすると怖いから、駆除されたのでしょうか。
うーん。
ヒナを育てている時期以外は、そんなに人間に危害を加えてこないと思うけれど、カラスは大きいから、やっぱりちょっと怖いですよね。
私はセミのほうが怖いですが。
セミのあの闇雲感が怖い。
カラスは賢いから、意味のない行動はとらない。
さて、正門から、帰ろう。
信号を渡って、玉川上水緑道を東へと戻ります。
上水の右岸を行くと、途中からは草むらに変わり、かなり歩きにくくなっていました。
ここを歩く人はしばらくいなかったのかというほどに。
ここも、やがて草刈りされるのでしょう。
気温は30度までには至らず、それなりに風もあるけれど、3か月ぶりの散歩はやはり少しこたえます。
疲れてきました。
三鷹への道を遠く感じました。
もう少し身体を慣らさないと。
ときどき見えるヒガンバナ。
濃い赤が、玉川上水の深い草むらの奥でも目をひきます。
少しずつ秋が来ています。
1週1週涼しくなるから、その分、散歩も楽になるでしょう。
都内のコロナ感染者は、1万人を切る日も多くなってきましたが、去年のように千人以下にまでは下がらないのでしょうか。
どこらへんで見極めて山に行くことにしようかと考慮中です。
2022年06月24日
井の頭公園にノカンゾウが咲きました。2022年6月。
2022年6月21日(火)、夏至の日、いつものように散歩をしました。
暑いせいか、散歩する人も減り、玉川上水緑道の左岸は静かでした。
紫陽花は今が盛り。
万助橋の交差点を渡り、未舗装の緑道へ。
空が暗いと、この道は暗い。
広い運動場まで出て、空を確認しました。
ちょうど、南中時刻の頃でした。
今日もうっすらとハロが見えました。
足元の自分の影が短い。
そういえば、昔、生徒の中に、夏至、冬至といったことが理解できない子がいました。
1年で一番昼が長い日が夏至と説明しても、よくわからないというのです。
「春から夏に向かって、だんだん日が長くなって、日が暮れるのが遅くなるでしょう」
と説明しても、首をひねっていました。
そんなことは感じたことがないというのです。
一年中、昼と夜の時間は同じだと思っていたのでした。
外で活動する運動部に所属している子でしたので、その実感がなかったことには、さすがに驚きました。
人は、自分が興味のあることにしか気がつかない。
それは仕方ないとはいえ、練習の終わる時刻は、興味のあることではないのだろうか?
部活に夏時間や冬時間があることを、覚えていないのでした。
記憶していることが、少ない。
夏になれば、冬の時期のことなど覚えていない。
だから、昼と夜の時間は、1年中同じだと思っていた。
そういうことだったのかもしれません。
でも、学べばいいのだから、そんなことは大したことではないのかもしれません。
昼と夜の時間の長さが季節によって変わることに気づいていなかった子も、理科で学べば、気づきます。
その理由も知ります。
教わる前に気づいてもいいことでも、教わらなければ気づかないことは、誰にでもあるのでしょう。
ちょっと意味は違いますが、テレビを見ていましたら、「小学生が熱中症で搬送。シャトルラン中に」というニュースが報じられました。
ワイドショーの番組内でのことで、若い女性アナウンサーが当たり前のようにニュース原稿を読み上げた後、その場にいたコメンテーター全員が、
「シャトルランって何?」
と問いかけたのは、面白い場面でした。
私も初耳でした、シャトルラン。
スポーツテストの1つだそうです。
20m往復持久走。
20m間隔の平行線を2本引き、定められた時間内にそこを往復する体力テストだそうです。
電子音が鳴るときには、必ずラインを足でまたいでいる状態でいることが要件。
次の電子音が鳴るまでに、20m離れたラインに到達しなければならない。
電子音の間隔は徐々に短くなり、走るのをやめた子、2回続けてラインに到達できなかった子は失格。
スポーツテストが、知らない間に進化しています。
何となく、昔と同じことをやっていると思い込んでいたら、とんでもないことでした。
大人はシャトルランを知らず、子どもは季節のうつろいを知らない。
それはそれでよいのではないか。
お互いに、教えあいましょう。
「夏の思い出」という歌詞の中で、夏に水芭蕉が咲いていますが、尾瀬に水芭蕉が咲くのは、5月末から6月です。
歳時記的には夏なので、それで構わないですが、その影響で、夏の尾瀬に水芭蕉が咲いていると思いこんでいる人もいるかもしれません。
夏の尾瀬に水芭蕉は咲いていません。
そういう誤解は、他にもありそうだし、私もしているのかもしれないなあ。
夏の尾瀬ヶ原は、見渡す限りニッコウキスゲが咲いています。
山を歩く体力もなかった頃に、ちょっと無理をしてほぼ徹夜で尾瀬に到着し、歩いたことがありました。
咲き誇るオレンジ色の花の中の道をヘロヘロになって歩いた日を思い出します。
ニッコウキスゲを見ることはまだかなわないけれど、この季節、玉川上水はノカンゾウが咲くのでは?
ところが、どこまで歩いても、ノカンゾウは咲いていませんでした。
草刈りをしてさっぱりとすべて刈り取られた区域は仕方ないけれど、それ以外のところも。
去年のノカンゾウは、悪い虫がついているように見えたものもあったから、そのせいかなあ。
むれ橋まで歩いて、Uターン。
とことこ戻って、井の頭公園に向かいました。
山野草を集めてある場所に、ノカンゾウは咲いていました。
夏らしい、オレンジ色の花。
そして帰り道、風の散歩道で、ヤブカンゾウが咲いているのを見つけました。
2022年06月17日
神代植物公園水生植物園を散歩しました。2022年6月。
2022年6月16日(木)、神代植物公園水生植物園に行きました。
去年の今頃、行こうとして見つけられず、結局行けなかった場所です。
1年ぶりにトライ。
今回は、神代植物公園のパンフレットを持っていますから、多分大丈夫。
まずは、武蔵境通りをひたすら南下。
東八道路を横切って、さらに南下。
神代植物公園の入り口が見えても、さらに南下。
深大寺入口交差点で左折しました。
自転車で道路を走るのは怖い。
歩道は散策する人に風情を感じさせるごつごつとした舗装。
それでも広い歩道なので、スピードを落としてゆっくりと歩道を行くことにしました。
水生植物園の入り口を見つけることが目的なので、フルスピードでは見逃してしまいますし。
両側に大きなお蕎麦屋さんの並ぶ通りです。
深大寺バス停の前も通過。
地図によれば、この先に水生植物園の入り口があるはずです。
しかし、行けども行けども、そんなものはありません。
前回と同じだなあ・・・。
道路から少し離れているのかなあと、曲がり角を曲がってみても、行き止まりだったり、立ち入り禁止の農園だったり。
歩道はガードレールが疑似木の観光地らしい風情。
歩道なのにアップダウンもあります。
自転車を押して上り下り。
深大寺を通り過ぎ、ああ今回も見つけられなかった、と思ったそのとき。
ありました!
狭い狭い入口が!
地味に「神代植物公園水生植物園」と門に書いてありました。
これは、わからない・・・。
去年私が探したのは、ここよりも西ばかり。
こんな東まで上がってこなかったです。
といっても、ほんの5メートルくらいの話なのですが。
横断歩道を挟んで、そこより西を何度も往復したのでした。
見つからないはずだー。
入口左手に駐輪場があり、そこに自転車を止めて、さて散策開始です。
入口は狭いのに、中は広い!
いきなり見えてくる湿地と咲き競うハナショウブに、感嘆しました。
わあ、想像以上に広くてきれいな場所です。
紫、白、ピンク。
色とりどりのハナショウブ。
ここは、自生の植物ではなく、園芸種を植えて整備している公園のようです。
湿地帯には木道が整備されています。
都立野川公園の木道とは違い、ギシギシ言わない!
安心して歩いていけました。
そうした点も、観光地のような場所でした。
いや、本当に観光地なんだけれど。
周りを歩いている人たちも、どう見ても観光客ですし。
ハナショウブの咲く場所を過ぎると、木道の両側には、ハンゲショウがわさわさと葉を広げていました。
葉の一部が白い、ハンゲショウ。
この時期、白と緑のコントラストが爽やかです。
田んぼ。
そしてアシ原。
細い身体の青いトンボがスイスイと飛び交っています。
木道を右折して、木陰の下の階段を上っていきました。
よく整備されてある舗装された階段です。
登りきると、原っぱに出ました。
そこは、深大寺城址。
蕎麦の花が咲いていました。
蕎麦畑として整備されているのでした。
そして、遠足に来ている様子の小学生が、そりゃあもう大騒ぎ。
歓声を上げて走り回っていました。
元気だなあ。
小学生は、何の理由もなく走りますね。
私はもう、理由があっても走りません。
そこから舗装された道を下っていくと、先ほどの入り口に戻りました。
神代植物公園水生植物園は、入場無料。
植物多様性センター・自由広場・水生植物園と3か所歩けば、もう相当歩くことになりますね。
新しい散歩コース発見です。
さて、自転車に乗って、再び武蔵境通りに戻りました。
そこから南下し、御塔坂橋の交差点から、野川沿いの遊歩道に入りました。
遊歩道をのんびりと自転車をこいでいくと、大沢の小さな公園には、小さな提灯が飾られ、金属箔をジャバラに切って作った風鈴が風に揺れていました。
ああ、ここは、夜にはホタル観賞ができるのでしょうか。
ホタルも、今がシーズンです。
都立野川公園に入り、自然観察園へ。
どんよりした曇り空。
実際はそんなに暑くなりませんでしたが、暑くなるという予報があったせいか、散歩している人は少なく、静かでした。
トラノオの白い花。
ヤマホタルブクロの濃いピンク色の花。
懐かしい山の花を見ることができました。
去年の今頃、行こうとして見つけられず、結局行けなかった場所です。
1年ぶりにトライ。
今回は、神代植物公園のパンフレットを持っていますから、多分大丈夫。
まずは、武蔵境通りをひたすら南下。
東八道路を横切って、さらに南下。
神代植物公園の入り口が見えても、さらに南下。
深大寺入口交差点で左折しました。
自転車で道路を走るのは怖い。
歩道は散策する人に風情を感じさせるごつごつとした舗装。
それでも広い歩道なので、スピードを落としてゆっくりと歩道を行くことにしました。
水生植物園の入り口を見つけることが目的なので、フルスピードでは見逃してしまいますし。
両側に大きなお蕎麦屋さんの並ぶ通りです。
深大寺バス停の前も通過。
地図によれば、この先に水生植物園の入り口があるはずです。
しかし、行けども行けども、そんなものはありません。
前回と同じだなあ・・・。
道路から少し離れているのかなあと、曲がり角を曲がってみても、行き止まりだったり、立ち入り禁止の農園だったり。
歩道はガードレールが疑似木の観光地らしい風情。
歩道なのにアップダウンもあります。
自転車を押して上り下り。
深大寺を通り過ぎ、ああ今回も見つけられなかった、と思ったそのとき。
ありました!
狭い狭い入口が!
地味に「神代植物公園水生植物園」と門に書いてありました。
これは、わからない・・・。
去年私が探したのは、ここよりも西ばかり。
こんな東まで上がってこなかったです。
といっても、ほんの5メートルくらいの話なのですが。
横断歩道を挟んで、そこより西を何度も往復したのでした。
見つからないはずだー。
入口左手に駐輪場があり、そこに自転車を止めて、さて散策開始です。
入口は狭いのに、中は広い!
いきなり見えてくる湿地と咲き競うハナショウブに、感嘆しました。
わあ、想像以上に広くてきれいな場所です。
紫、白、ピンク。
色とりどりのハナショウブ。
ここは、自生の植物ではなく、園芸種を植えて整備している公園のようです。
湿地帯には木道が整備されています。
都立野川公園の木道とは違い、ギシギシ言わない!
安心して歩いていけました。
そうした点も、観光地のような場所でした。
いや、本当に観光地なんだけれど。
周りを歩いている人たちも、どう見ても観光客ですし。
ハナショウブの咲く場所を過ぎると、木道の両側には、ハンゲショウがわさわさと葉を広げていました。
葉の一部が白い、ハンゲショウ。
この時期、白と緑のコントラストが爽やかです。
田んぼ。
そしてアシ原。
細い身体の青いトンボがスイスイと飛び交っています。
木道を右折して、木陰の下の階段を上っていきました。
よく整備されてある舗装された階段です。
登りきると、原っぱに出ました。
そこは、深大寺城址。
蕎麦の花が咲いていました。
蕎麦畑として整備されているのでした。
そして、遠足に来ている様子の小学生が、そりゃあもう大騒ぎ。
歓声を上げて走り回っていました。
元気だなあ。
小学生は、何の理由もなく走りますね。
私はもう、理由があっても走りません。
そこから舗装された道を下っていくと、先ほどの入り口に戻りました。
神代植物公園水生植物園は、入場無料。
植物多様性センター・自由広場・水生植物園と3か所歩けば、もう相当歩くことになりますね。
新しい散歩コース発見です。
さて、自転車に乗って、再び武蔵境通りに戻りました。
そこから南下し、御塔坂橋の交差点から、野川沿いの遊歩道に入りました。
遊歩道をのんびりと自転車をこいでいくと、大沢の小さな公園には、小さな提灯が飾られ、金属箔をジャバラに切って作った風鈴が風に揺れていました。
ああ、ここは、夜にはホタル観賞ができるのでしょうか。
ホタルも、今がシーズンです。
都立野川公園に入り、自然観察園へ。
どんよりした曇り空。
実際はそんなに暑くなりませんでしたが、暑くなるという予報があったせいか、散歩している人は少なく、静かでした。
トラノオの白い花。
ヤマホタルブクロの濃いピンク色の花。
懐かしい山の花を見ることができました。
2022年06月12日
都立小金井公園でカラスに威嚇されました。2022年6月。
2022年6月9日(木)、都立小金井公園に散歩に行きました。
このところ雨が多く、この日もにわか雨の可能性はありとの予報。
にわか雨の予報の日は、自転車での行動はむしろ厄介です。
徒歩ならば、折りたたみ傘をデイパックに入れておくだけで大丈夫。
三鷹駅北口から玉川上水緑道の左岸を上流に向かってとことこ歩き始めました。
新緑の緑が濃くなっていき、紫陽花も日々色づいています。
ちょうど端境期なのか、紫陽花以外の花はあまり咲いていないなあと、ジャングルのような玉川上水を眺めながら、舗装されていない道をとことこ歩いていきました。
境浄水場の横を歩いていたとき、散歩中の犬に飛び掛かられそうになりました。
黒・茶・白のグラデーションの毛色の長毛の洋犬。
飛び掛かってこられたせいもあるのか、結構大きく感じます。
飼い主がとっさにリードを引いたので、何事もありませんでしたが、驚きました。
私は散歩中の犬とは常に友好的無関心を保っているのに。
この人はかまってくれる人ではないとわかるのか、犬のほうでも私に関心を示すことはほとんどないのに。
なぜ突然?
しかし、それはその後に起こることの前兆に過ぎなかったのでした。
さくら橋の交差点で信号を渡り、右折。
舗装された歩道を1区画歩き、井の頭通りで左折。
井の頭通り沿いには、舗装されていない細い公園が続いています。
大きな交差点を渡ると、狭山境緑道の始まりです。
梅雨空なので、木陰は案外暗い。
人通りも少なく、歩きやすい道をどんどん行くと、マンションや大きな施設の並ぶ都会っぽいところを過ぎ、周囲は農地に変わりました。
赤、ピンク、白。
色とりどりのタチアオイがすくっと立って、大きな花を咲かせていました。
小学校の前の土手道を歩き、途中で土手を折りて左折。
農地の間の道を行き、鈴木街道を信号で渡ると、すぐ都立小金井公園です。
まずは花畑のほうへ。
今は赤いヒナゲシが花盛りです。
上の画像がそれです。
アップで撮影すると、なかなかに芥子らしいので、風を止むのをじっと待ってそれも撮影。
花の中の黒い部分が、花として迫力がありますね。
撮影を終えて、とことこ移動。
こども広場の隅を歩き、江戸東京建物園の前、ソメイヨシノの並ぶところへと歩き始めた途端、カラスが、低空飛行で私めがけて飛んできました。
ガーガーガーと割れた声で鳴きながら。
えー?
カラスに襲われるのなんて初めてだー。
ジグザグに逃げても、また方向を変えて、追ってくるのです。
でも、頭を小突かれたりはしませんでした。
カラスのほうでも私が怖いようで、接触はせず、ただ必死で威嚇してくる感じでした。
何とか逃げ切り、
「えー?何でー?」
とつぶやくと、ベンチに座っていた人が、
「今、カラスは巣作りの時期だから」
とほほ笑みました。
ほお?
ベンチに座ってネットで調べると、確かに今はカラスは巣作りと子育ての時期で、物凄く気が立っているらしいです。
先ほどの周辺で、カラスはなおも、声を上げていました。
カッカッカッと短く鳴くのは威嚇の声。
ガーガーガーと先ほど私が聞いたのは、攻撃の声。
ネットの記述の通りでした。
怖いなあ。
しかし、子育て中ではないカラスは、相変わらず私には友好的無関心でした。
近づいていくと、ぴょんと飛んで、道をゆずってくれます。
カラスとはこういうものだと思っていました。
色々な桜の木のあるエリア、そして、花壇のところへ。
キキョウが咲き始めていました。
これも、あと10日もすれば見ごろかな。
さて、帰り道。
同じ木の下を通れば、またカラスに攻撃されるでしょうから、遠回りをして、梅園のほうへ。
それでも、高い木の上で、カッカッカッとカラスの威嚇は聞こえてきました。
カラスのヒナなんて襲いませんって。
濡れ衣を着せられているようで、不当だなあ。
そんなこんなで都立小金井公園を後にして、玉川上水緑道へ。
右岸をとことこ歩いて戻ります。
ノカンゾウにはまだ時期が早いようです。
東京都の1日の新規感染者がようやく1000人台まで下がってきました。
これから、一気に下がっていくかな。
そうしたら、どこの山に行こう。
まあ、最初はまた奥高尾がいいですね。
このところ雨が多く、この日もにわか雨の可能性はありとの予報。
にわか雨の予報の日は、自転車での行動はむしろ厄介です。
徒歩ならば、折りたたみ傘をデイパックに入れておくだけで大丈夫。
三鷹駅北口から玉川上水緑道の左岸を上流に向かってとことこ歩き始めました。
新緑の緑が濃くなっていき、紫陽花も日々色づいています。
ちょうど端境期なのか、紫陽花以外の花はあまり咲いていないなあと、ジャングルのような玉川上水を眺めながら、舗装されていない道をとことこ歩いていきました。
境浄水場の横を歩いていたとき、散歩中の犬に飛び掛かられそうになりました。
黒・茶・白のグラデーションの毛色の長毛の洋犬。
飛び掛かってこられたせいもあるのか、結構大きく感じます。
飼い主がとっさにリードを引いたので、何事もありませんでしたが、驚きました。
私は散歩中の犬とは常に友好的無関心を保っているのに。
この人はかまってくれる人ではないとわかるのか、犬のほうでも私に関心を示すことはほとんどないのに。
なぜ突然?
しかし、それはその後に起こることの前兆に過ぎなかったのでした。
さくら橋の交差点で信号を渡り、右折。
舗装された歩道を1区画歩き、井の頭通りで左折。
井の頭通り沿いには、舗装されていない細い公園が続いています。
大きな交差点を渡ると、狭山境緑道の始まりです。
梅雨空なので、木陰は案外暗い。
人通りも少なく、歩きやすい道をどんどん行くと、マンションや大きな施設の並ぶ都会っぽいところを過ぎ、周囲は農地に変わりました。
赤、ピンク、白。
色とりどりのタチアオイがすくっと立って、大きな花を咲かせていました。
小学校の前の土手道を歩き、途中で土手を折りて左折。
農地の間の道を行き、鈴木街道を信号で渡ると、すぐ都立小金井公園です。
まずは花畑のほうへ。
今は赤いヒナゲシが花盛りです。
上の画像がそれです。
アップで撮影すると、なかなかに芥子らしいので、風を止むのをじっと待ってそれも撮影。
花の中の黒い部分が、花として迫力がありますね。
撮影を終えて、とことこ移動。
こども広場の隅を歩き、江戸東京建物園の前、ソメイヨシノの並ぶところへと歩き始めた途端、カラスが、低空飛行で私めがけて飛んできました。
ガーガーガーと割れた声で鳴きながら。
えー?
カラスに襲われるのなんて初めてだー。
ジグザグに逃げても、また方向を変えて、追ってくるのです。
でも、頭を小突かれたりはしませんでした。
カラスのほうでも私が怖いようで、接触はせず、ただ必死で威嚇してくる感じでした。
何とか逃げ切り、
「えー?何でー?」
とつぶやくと、ベンチに座っていた人が、
「今、カラスは巣作りの時期だから」
とほほ笑みました。
ほお?
ベンチに座ってネットで調べると、確かに今はカラスは巣作りと子育ての時期で、物凄く気が立っているらしいです。
先ほどの周辺で、カラスはなおも、声を上げていました。
カッカッカッと短く鳴くのは威嚇の声。
ガーガーガーと先ほど私が聞いたのは、攻撃の声。
ネットの記述の通りでした。
怖いなあ。
しかし、子育て中ではないカラスは、相変わらず私には友好的無関心でした。
近づいていくと、ぴょんと飛んで、道をゆずってくれます。
カラスとはこういうものだと思っていました。
色々な桜の木のあるエリア、そして、花壇のところへ。
キキョウが咲き始めていました。
これも、あと10日もすれば見ごろかな。
さて、帰り道。
同じ木の下を通れば、またカラスに攻撃されるでしょうから、遠回りをして、梅園のほうへ。
それでも、高い木の上で、カッカッカッとカラスの威嚇は聞こえてきました。
カラスのヒナなんて襲いませんって。
濡れ衣を着せられているようで、不当だなあ。
そんなこんなで都立小金井公園を後にして、玉川上水緑道へ。
右岸をとことこ歩いて戻ります。
ノカンゾウにはまだ時期が早いようです。
東京都の1日の新規感染者がようやく1000人台まで下がってきました。
これから、一気に下がっていくかな。
そうしたら、どこの山に行こう。
まあ、最初はまた奥高尾がいいですね。
2022年06月04日
ハロと紫陽花。玉川上水緑道から井の頭公園へ。2022年6月。
2022年6月1日(水)、玉川上水緑道へと散歩に出かけました。
三鷹駅前から、玉川上水の左岸を歩きました。
もう6月。
紫陽花もそろそろ色づいてきました。
あともう少しで見頃になるでしょう。
白からほんのり色づいている様子は、最盛期とはまた違った趣があります。
万助橋から、薄暗い樹木の中の右岸の道へ。
しばらく行くと、右手にグラウンドが見えてきます。
そこで空を振り仰ぐと、太陽の周囲に大きな大きなハロが。
ハロは、太陽の周りに目に見えないほどの薄い雲がかかっているときに見られるものです。
雲の中の氷の粒に太陽光が反射して虹色現象が起こるそうです。
太陽を中心とした薄い虹の輪。
上の画像がそれです。
グラウンドの中央の芝生に寝転んでハロを眺めている人もいました。
広いグラウンドは風が通って気持ちいい。
のどかです。
ここを東京オリンピックのライブビュー会場にするのしないのと話題になったのは、もう1年前。
時の経つのは早いです。
それでも、コロナはなかなか収束しません。
1日の新規感染者が500人を切ったら電車に乗って山に行こうかなあと思っているのですが、なかなかそこまで下がりません。
こんなに暑くなってから突然山歩きをしたら、バテるのでは?
再び玉川上水緑道に戻り、とことこと西へ。
左岸は舗装されていない道を歩いていけます。
川の左岸は、川の上流に自分が立って、下流を向いたときの左が左岸。
これはわりとわかりやすくてすぐ覚えたのですが、舞台の「上手」「下手」は永遠に覚えられないのではないかというくらい、覚えられないです。
使う場面がないからでしょうけれど。
すぐ隣りが民家の道なので、園芸種が庭から逃げて咲いていることが多いです。
見慣れない黄色い花を撮影。
グーグルレンズで調べたら、モウズイカとのこと。
初めて聞く名前です。
さらにとことこ歩いていくと、スズメが何羽も止まっているオブジェのついた車止めがありました。
おそらく、私がここを散歩するようになった最初からそこにあったのでしょうが、今まで気づかなかったです。
子どもが座って後ろ向きに転落したりしないように、そうしたオブジェをつけておくのだと、少し前に何かのテレビで見た気がします。
へえ、そういうのがあるんだとそのときは思ったのですが、何のことはない、とても身近にあったのでした。
さらにとことこ歩いて、大きな道路と交差するところまで来ました。
足元に、ホタルブクロの淡いピンク色の花が咲いていました。
これは、育てている人がいる花のようです。
すぐ脇に「花をとらないで」という木札が立てられていました。
この先は、杉並区。
玉川上水緑道は、ここからは舗装されてしまうので、Uターン。
来た道をとことこ戻り、井の頭公園へ。
池を1周して、帰路につきました。
三鷹駅前から、玉川上水の左岸を歩きました。
もう6月。
紫陽花もそろそろ色づいてきました。
あともう少しで見頃になるでしょう。
白からほんのり色づいている様子は、最盛期とはまた違った趣があります。
万助橋から、薄暗い樹木の中の右岸の道へ。
しばらく行くと、右手にグラウンドが見えてきます。
そこで空を振り仰ぐと、太陽の周囲に大きな大きなハロが。
ハロは、太陽の周りに目に見えないほどの薄い雲がかかっているときに見られるものです。
雲の中の氷の粒に太陽光が反射して虹色現象が起こるそうです。
太陽を中心とした薄い虹の輪。
上の画像がそれです。
グラウンドの中央の芝生に寝転んでハロを眺めている人もいました。
広いグラウンドは風が通って気持ちいい。
のどかです。
ここを東京オリンピックのライブビュー会場にするのしないのと話題になったのは、もう1年前。
時の経つのは早いです。
それでも、コロナはなかなか収束しません。
1日の新規感染者が500人を切ったら電車に乗って山に行こうかなあと思っているのですが、なかなかそこまで下がりません。
こんなに暑くなってから突然山歩きをしたら、バテるのでは?
再び玉川上水緑道に戻り、とことこと西へ。
左岸は舗装されていない道を歩いていけます。
川の左岸は、川の上流に自分が立って、下流を向いたときの左が左岸。
これはわりとわかりやすくてすぐ覚えたのですが、舞台の「上手」「下手」は永遠に覚えられないのではないかというくらい、覚えられないです。
使う場面がないからでしょうけれど。
すぐ隣りが民家の道なので、園芸種が庭から逃げて咲いていることが多いです。
見慣れない黄色い花を撮影。
グーグルレンズで調べたら、モウズイカとのこと。
初めて聞く名前です。
さらにとことこ歩いていくと、スズメが何羽も止まっているオブジェのついた車止めがありました。
おそらく、私がここを散歩するようになった最初からそこにあったのでしょうが、今まで気づかなかったです。
子どもが座って後ろ向きに転落したりしないように、そうしたオブジェをつけておくのだと、少し前に何かのテレビで見た気がします。
へえ、そういうのがあるんだとそのときは思ったのですが、何のことはない、とても身近にあったのでした。
さらにとことこ歩いて、大きな道路と交差するところまで来ました。
足元に、ホタルブクロの淡いピンク色の花が咲いていました。
これは、育てている人がいる花のようです。
すぐ脇に「花をとらないで」という木札が立てられていました。
この先は、杉並区。
玉川上水緑道は、ここからは舗装されてしまうので、Uターン。
来た道をとことこ戻り、井の頭公園へ。
池を1周して、帰路につきました。
2022年05月26日
野川の下流を自転車で。2022年5月。
2022年5月24日(火)、自転車で都立野川公園に行きました。
今日の目的は、野川の下流を自転車で走ってみること。
でも、来た以上は、とりあえず自然観察園へ。
自転車を停めて中に入り、1周しました。
もう春の花の時期は終わり、掲示板に掲げられている花の種類もめっきり少なくなりました。
1周したけれど、撮影のためにスマホを取り出すことが1度もありませんでした。
それでもとりあえず1周歩いたという満足感を抱き、自転車でのんびり右岸に渡りました。
予想した通り、桑の実が、赤黒く色づいて、食べ頃のようです。
ビニール袋を腕に下げて、桑の実を採っている人たちがそこかしこに。
私は撮影だけして、未舗装の道を自転車をひいていき、野川の外側に舗装された遊歩道が始まったところからは、自転車に乗って出発しました。
いつも、野川のほとりを歩いていますが、帰りが気になるので、大沢調節池を通り過ぎたあたりでUターンしています。
でも、野川はまだまだ続いています。
どこまで行けるものなのだろう?
今回は、自転車で行ってみることにしました。
大沢調節池を過ぎても、野川沿いの遊歩道はずっと続いていました。
歩行者と自転車のみ通行可能な遊歩道です。
自転車で進むと、頻繁に道路と交差する印象があります。
細い道で、車通りの心配のない箇所が多いですが、車通りが多いのに信号のないところも。
信号のある大きな道路を渡るところもありました。
以前、野川を源流に向かって歩いたときも、川のほとりは橋の下をくぐるので、そういうのは気にしなくて済むのですが、遊歩道はすぐに道路と交差するので、結構面倒くさいと感じたことを思い出しました。
三鷹市を離れ、調布市に。
調布市では、この道はサイクリングロードとして整備されているのが、看板でわかりました。
勿論、散歩している人たちもいます。
遊歩道の脇は、ときおり、緑地公園となっていました。
木陰にベンチや木製のテーブルが置いてあります。
川幅が広くなっていくと、川のほとりは、夏草が茂っているせいもあるのですが、踏み跡が不明瞭な箇所が多くなってきました。
歩いて歩けないことはないのでしょうが、あまり人が歩かないようです。
最近護岸工事でも行われたのか、川のほとりが裸地となり、草の全く生えていない箇所も。
三鷹の野川は沢、または小川という印象だけれど、ここはもう河川だなあ。
調布市を過ぎて、世田谷区に入りました。
ここから隣接する公園の雰囲気も随分変わりました。
何というか、都会的で整備過剰の公園なのです。
野川のほとりの草木が庭木のようにきっちりと刈り込まれています。
角刈りみたいになっていました。
左岸には、野川のビジターセンターがありました。
野川に棲む生き物などの掲示がされていました。
野川は、都会の癒しスポットなのでしょう。
遊歩道の舗装もレンガ色のねっとりした感じの材質のものです。
そこを過ぎると、野川はさらに広くなり、遊歩道はまだまだ続くのですが、風景が何となく荒涼としてきました。
もう1時間自転車を走らせています。
地図を見ると、この先、野川は多摩川と合流するのでした。
そうして、海に流れ込むんだなあ。
まあ、このくらいでいいかなと自分なりに納得したので、来た道を戻ることにしました。
行きは、未知の場所を走る緊張で、おそらくスピードがあまり出ていなかったのかもしれません。
心理的な距離というのも大きいのでしょう。
帰り道はわりと早く戻ってきた気がします。
どんどん走って、大きな道路での信号待ち。
ここの交差点は、「御塔坂橋」。
これは、どう読むのだろう?
そういえば、中3の生徒に歴史の授業をしていると、漢字が読めないことに驚くことがあります。
源頼朝を「みなとものよりとも」と読むので、え、と思いました。
そんな、『トトロ』の「とうもころし」みたいなことが中3でもあるとは。
「・・・今年の大河ドラマ、見てないですよね、勿論」
「はい」
「そうですよね。見るなら『イッテQ』ですよね」
「はい」
「源という字は、すべてのもと、すべてのみなもとといった意味の字ですから、読み方は『みなもと』ですよ」
「おおっ」
わかりやすかったようです。
まあ、私も10代の頃は、日曜日の夜8時は、中村雅俊の青春ドラマを見ていました。
だから、わかります。
でも、大河ドラマ『草燃える』だけは、何だか異様にハマって、源義経が不遇の死を迎えたあたりからは、毎回号泣して見た記憶があります。
最終回まで見た後も尾をひいて、太宰治の『右大臣実朝』も涙して読んだものでした。
明るさは滅びの姿だろうか。
人も家も、暗いうちはまだ滅亡せぬ。
そんなフレーズが心に残っています。
そんなわけで、今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、これはちょっと違う、何か違うと思いながら見ていたのですが、やはり源義経の死で、心つかまれました。
ああ、凄いわ、やっぱり。
さて、信号待ちする「御塔坂橋」。
「おとうざかばし」という読みが、ローマ字表記されていました。
なるほど。
そして、その大きな通りは、武蔵境通りなのでした。
へえ、こんなところに武蔵境通りが。
頭の中で地図と現実がつながり、なるほどと納得しながら、さらに遊歩道を走っていくと、大沢の公園に出ました。
先月は鯉のぼりがひるがえっていた公園です。
駐輪場があったので、ちょっと自転車を停めて休憩。
木道が奥へと伸びているのに気づきました。
木道の両脇は清流が流れていて、これらはホタルのために整備されてあるものとのことです。
ほほお。
奥へと入っていくと、古民家があるのが柵の向こうに見えましたが、今日は火曜日で休園。
雁木坂を登っていくと、右手の遺跡も休園。
でも、竹林の中の道は風情があり、いかにも「ハケ」の急な段差を体感できる良い場所でした。
1周回って、公園に戻ってくるまで15分とコンパクトです。
何となく野川公園に戻ろうとしていたけれど、別にもう用はないから、武蔵境通りに戻ったほうがいいのではないか?
そう気づいて、武蔵境通りまで戻り、御塔坂橋を左折。
遠回りになるのではと思ったのに、予想外に早く深大寺の参道が見えてきて、すぐに神代植物公園に。
その先を右折して、多様性センターを散歩しました。
ここでは、スマホを取り出し、木に咲く白い花など撮影。
植物には名札がついているので、ここは勉強になります。
ほんのりピンク色がさしている白い花は、サラサウツギ。
なるほど。
おっと、あちこちより道し過ぎました。
もう帰ろう。
朝から出発したのに、もう午後2時を回っていました。
今日の目的は、野川の下流を自転車で走ってみること。
でも、来た以上は、とりあえず自然観察園へ。
自転車を停めて中に入り、1周しました。
もう春の花の時期は終わり、掲示板に掲げられている花の種類もめっきり少なくなりました。
1周したけれど、撮影のためにスマホを取り出すことが1度もありませんでした。
それでもとりあえず1周歩いたという満足感を抱き、自転車でのんびり右岸に渡りました。
予想した通り、桑の実が、赤黒く色づいて、食べ頃のようです。
ビニール袋を腕に下げて、桑の実を採っている人たちがそこかしこに。
私は撮影だけして、未舗装の道を自転車をひいていき、野川の外側に舗装された遊歩道が始まったところからは、自転車に乗って出発しました。
いつも、野川のほとりを歩いていますが、帰りが気になるので、大沢調節池を通り過ぎたあたりでUターンしています。
でも、野川はまだまだ続いています。
どこまで行けるものなのだろう?
今回は、自転車で行ってみることにしました。
大沢調節池を過ぎても、野川沿いの遊歩道はずっと続いていました。
歩行者と自転車のみ通行可能な遊歩道です。
自転車で進むと、頻繁に道路と交差する印象があります。
細い道で、車通りの心配のない箇所が多いですが、車通りが多いのに信号のないところも。
信号のある大きな道路を渡るところもありました。
以前、野川を源流に向かって歩いたときも、川のほとりは橋の下をくぐるので、そういうのは気にしなくて済むのですが、遊歩道はすぐに道路と交差するので、結構面倒くさいと感じたことを思い出しました。
三鷹市を離れ、調布市に。
調布市では、この道はサイクリングロードとして整備されているのが、看板でわかりました。
勿論、散歩している人たちもいます。
遊歩道の脇は、ときおり、緑地公園となっていました。
木陰にベンチや木製のテーブルが置いてあります。
川幅が広くなっていくと、川のほとりは、夏草が茂っているせいもあるのですが、踏み跡が不明瞭な箇所が多くなってきました。
歩いて歩けないことはないのでしょうが、あまり人が歩かないようです。
最近護岸工事でも行われたのか、川のほとりが裸地となり、草の全く生えていない箇所も。
三鷹の野川は沢、または小川という印象だけれど、ここはもう河川だなあ。
調布市を過ぎて、世田谷区に入りました。
ここから隣接する公園の雰囲気も随分変わりました。
何というか、都会的で整備過剰の公園なのです。
野川のほとりの草木が庭木のようにきっちりと刈り込まれています。
角刈りみたいになっていました。
左岸には、野川のビジターセンターがありました。
野川に棲む生き物などの掲示がされていました。
野川は、都会の癒しスポットなのでしょう。
遊歩道の舗装もレンガ色のねっとりした感じの材質のものです。
そこを過ぎると、野川はさらに広くなり、遊歩道はまだまだ続くのですが、風景が何となく荒涼としてきました。
もう1時間自転車を走らせています。
地図を見ると、この先、野川は多摩川と合流するのでした。
そうして、海に流れ込むんだなあ。
まあ、このくらいでいいかなと自分なりに納得したので、来た道を戻ることにしました。
行きは、未知の場所を走る緊張で、おそらくスピードがあまり出ていなかったのかもしれません。
心理的な距離というのも大きいのでしょう。
帰り道はわりと早く戻ってきた気がします。
どんどん走って、大きな道路での信号待ち。
ここの交差点は、「御塔坂橋」。
これは、どう読むのだろう?
そういえば、中3の生徒に歴史の授業をしていると、漢字が読めないことに驚くことがあります。
源頼朝を「みなとものよりとも」と読むので、え、と思いました。
そんな、『トトロ』の「とうもころし」みたいなことが中3でもあるとは。
「・・・今年の大河ドラマ、見てないですよね、勿論」
「はい」
「そうですよね。見るなら『イッテQ』ですよね」
「はい」
「源という字は、すべてのもと、すべてのみなもとといった意味の字ですから、読み方は『みなもと』ですよ」
「おおっ」
わかりやすかったようです。
まあ、私も10代の頃は、日曜日の夜8時は、中村雅俊の青春ドラマを見ていました。
だから、わかります。
でも、大河ドラマ『草燃える』だけは、何だか異様にハマって、源義経が不遇の死を迎えたあたりからは、毎回号泣して見た記憶があります。
最終回まで見た後も尾をひいて、太宰治の『右大臣実朝』も涙して読んだものでした。
明るさは滅びの姿だろうか。
人も家も、暗いうちはまだ滅亡せぬ。
そんなフレーズが心に残っています。
そんなわけで、今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、これはちょっと違う、何か違うと思いながら見ていたのですが、やはり源義経の死で、心つかまれました。
ああ、凄いわ、やっぱり。
さて、信号待ちする「御塔坂橋」。
「おとうざかばし」という読みが、ローマ字表記されていました。
なるほど。
そして、その大きな通りは、武蔵境通りなのでした。
へえ、こんなところに武蔵境通りが。
頭の中で地図と現実がつながり、なるほどと納得しながら、さらに遊歩道を走っていくと、大沢の公園に出ました。
先月は鯉のぼりがひるがえっていた公園です。
駐輪場があったので、ちょっと自転車を停めて休憩。
木道が奥へと伸びているのに気づきました。
木道の両脇は清流が流れていて、これらはホタルのために整備されてあるものとのことです。
ほほお。
奥へと入っていくと、古民家があるのが柵の向こうに見えましたが、今日は火曜日で休園。
雁木坂を登っていくと、右手の遺跡も休園。
でも、竹林の中の道は風情があり、いかにも「ハケ」の急な段差を体感できる良い場所でした。
1周回って、公園に戻ってくるまで15分とコンパクトです。
何となく野川公園に戻ろうとしていたけれど、別にもう用はないから、武蔵境通りに戻ったほうがいいのではないか?
そう気づいて、武蔵境通りまで戻り、御塔坂橋を左折。
遠回りになるのではと思ったのに、予想外に早く深大寺の参道が見えてきて、すぐに神代植物公園に。
その先を右折して、多様性センターを散歩しました。
ここでは、スマホを取り出し、木に咲く白い花など撮影。
植物には名札がついているので、ここは勉強になります。
ほんのりピンク色がさしている白い花は、サラサウツギ。
なるほど。
おっと、あちこちより道し過ぎました。
もう帰ろう。
朝から出発したのに、もう午後2時を回っていました。
2022年05月19日
都立小金井公園まで散歩しました。2022年5月。
長雨もようやく止んで、気持ちの良い青空が広がった5月18日(水)、散歩に出かけました。
上の画像はブラシの木です。
年に一度、この時期だけ、わあこんなところにブラシの木があったんだと目をひく木です。
さらに、信号待ちする歩道のすぐ隣りの藪には、ハコネウツギの色とりどり花。
白、ピンク、濃い赤の花が、1本の木に咲いています。
そんなこんなで、街歩きを楽しみながら、三鷹駅北口からは玉川上水緑道を歩きました。
昨日も一応雨はもう止んでいましたので、水たまりもなく、快適な土の道でした。
信号を渡ると、緑道は道幅が細くなります。
夏草が茂り始めて、さらに細く感じました。
玉川上水も草が茂って、川面が見えない季節です。
木々の青臭い匂いをマスクをしていても感じます。
境浄水場の脇の広い道を歩き、桜橋交差点で右折。
舗装された歩道を1区画歩いて、井の頭通りを左折。
細い公園になっていて、ここも土の道を歩いていけます。
その先、大きな通りを信号で渡ると、自転車歩行者道の入口です。
狭山境緑道も並走しています。
冬の頃と違い、木陰でもなお道は明るい。
歩いていて一番気持ちの良い季節です。
マンションや大きな施設の前を通りすぎ、のんびりとした農道の雰囲気になった頃、小学校前の土手を途中まで歩いて、そこから銀色の道しるべに従い、土手を折りて左折しました。
畑の中の道を歩いて、鈴木街道を信号で渡ると、もう都立小金井公園です。
ここまで徒歩1時間半。
でも、ほとんど時間を感じませんでした。
散歩は、楽しいなあ。
小金井公園は、ヒナゲシが咲き始めていました。
見ごろは、もう少し先でしょう。
赤いヒナゲシ。
撮影して、グーグルレンズで調べたら、一番先頭に私が去年撮影してブログに上げた画像が出てきて、びっくりしました。
確かに、同じ場所の同じ花を撮っているので、最も一致するのは私の画像なのでしょう。
さらにとことこ歩いていくと、今日は、いくつもの学校や幼稚園の遠足が重なっているようで、子どもたちの歓声が響いていました。
広い広い広場なので、子どもが歓声を上げて走り回っているのを遠くで見ながら広場の端をとことこ歩いていきました。
うちの塾の生徒も1人、ついに修学旅行に出発しました。
これまで、すべての生徒が、自然教室も修学旅行も中止になっていたのですが。
ようやく学校行事も元に戻りつつあるようです。
中1の最初の2か月、学校が休校だった子たちも、もう中3。
その時期に高校に入学した子たちは、もう高3。
マスクを外した顔を知らないクラスメートのほうが多い。
人とは距離を取るのが当たり前。
そうしたことがどれほど影響するのか、まだ今の時点では予測できません。
せめて、学力には影響が出ないように、私にできることをやっていこうと思います。
江戸東京たてもの園へと2列縦隊で歩いていく子どもたちと大きく距離をとって、私は梅園の遊歩道を歩いていきました。
続くソメイヨシノの多いエリアは、夏草が茂って、突っ切るのが難しくなっていました。
草の丈の低いところを選んで歩いていき、その先の花壇のジャーマンアイリスをひとしきり眺めて、Uターン。
帰りは、玉川上水緑道沿いに三鷹まで戻りました。
行きは気づかなかったのですが、境浄水場脇の道で、桑の実がそろそろ赤く色づき始めているのを発見しました。
赤黒い食べ頃になるには、あともう少しのようです。
歩数計は2万歩を越えました。
今日もよく歩きました。
上の画像はブラシの木です。
年に一度、この時期だけ、わあこんなところにブラシの木があったんだと目をひく木です。
さらに、信号待ちする歩道のすぐ隣りの藪には、ハコネウツギの色とりどり花。
白、ピンク、濃い赤の花が、1本の木に咲いています。
そんなこんなで、街歩きを楽しみながら、三鷹駅北口からは玉川上水緑道を歩きました。
昨日も一応雨はもう止んでいましたので、水たまりもなく、快適な土の道でした。
信号を渡ると、緑道は道幅が細くなります。
夏草が茂り始めて、さらに細く感じました。
玉川上水も草が茂って、川面が見えない季節です。
木々の青臭い匂いをマスクをしていても感じます。
境浄水場の脇の広い道を歩き、桜橋交差点で右折。
舗装された歩道を1区画歩いて、井の頭通りを左折。
細い公園になっていて、ここも土の道を歩いていけます。
その先、大きな通りを信号で渡ると、自転車歩行者道の入口です。
狭山境緑道も並走しています。
冬の頃と違い、木陰でもなお道は明るい。
歩いていて一番気持ちの良い季節です。
マンションや大きな施設の前を通りすぎ、のんびりとした農道の雰囲気になった頃、小学校前の土手を途中まで歩いて、そこから銀色の道しるべに従い、土手を折りて左折しました。
畑の中の道を歩いて、鈴木街道を信号で渡ると、もう都立小金井公園です。
ここまで徒歩1時間半。
でも、ほとんど時間を感じませんでした。
散歩は、楽しいなあ。
小金井公園は、ヒナゲシが咲き始めていました。
見ごろは、もう少し先でしょう。
赤いヒナゲシ。
撮影して、グーグルレンズで調べたら、一番先頭に私が去年撮影してブログに上げた画像が出てきて、びっくりしました。
確かに、同じ場所の同じ花を撮っているので、最も一致するのは私の画像なのでしょう。
さらにとことこ歩いていくと、今日は、いくつもの学校や幼稚園の遠足が重なっているようで、子どもたちの歓声が響いていました。
広い広い広場なので、子どもが歓声を上げて走り回っているのを遠くで見ながら広場の端をとことこ歩いていきました。
うちの塾の生徒も1人、ついに修学旅行に出発しました。
これまで、すべての生徒が、自然教室も修学旅行も中止になっていたのですが。
ようやく学校行事も元に戻りつつあるようです。
中1の最初の2か月、学校が休校だった子たちも、もう中3。
その時期に高校に入学した子たちは、もう高3。
マスクを外した顔を知らないクラスメートのほうが多い。
人とは距離を取るのが当たり前。
そうしたことがどれほど影響するのか、まだ今の時点では予測できません。
せめて、学力には影響が出ないように、私にできることをやっていこうと思います。
江戸東京たてもの園へと2列縦隊で歩いていく子どもたちと大きく距離をとって、私は梅園の遊歩道を歩いていきました。
続くソメイヨシノの多いエリアは、夏草が茂って、突っ切るのが難しくなっていました。
草の丈の低いところを選んで歩いていき、その先の花壇のジャーマンアイリスをひとしきり眺めて、Uターン。
帰りは、玉川上水緑道沿いに三鷹まで戻りました。
行きは気づかなかったのですが、境浄水場脇の道で、桑の実がそろそろ赤く色づき始めているのを発見しました。
赤黒い食べ頃になるには、あともう少しのようです。
歩数計は2万歩を越えました。
今日もよく歩きました。