たまりば

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2018年07月09日

7月21日(土)、大人のための数学教室を開きます。



7月7日(土)の大人のための数学教室は、出席者0人のため、延期となりました。
次回は、7月21日(土)に開催いたします。

さて、授業が進みませんでしたので、今回も数学に関するちょっとした雑感などを。
いつも自転車で出勤しているのですが、夕方に教室に向かうとき、駅方向からかなりのスピードで走り抜ける自転車に遭遇することがあります。
チャイルドシートをつけた電動自転車が多いです。
乗っているのは勿論、子育て世代のお母さんたち。
夕方は1分でも貴重。
子どもを保育園にお迎えに行き、買い物をして、夕飯を作ってと、夕方は忙しい。
頑張って。
心の中で応援するのですが、ここで疑問が1つ。
お母さんたちの自転車は、なぜか右側通行をしていることが多いのです。
もともとちょっと大きめな上にチャイルドシートでさらにかさばっている電動自転車がフルスピードで右側通行しています。

現行の交通法規では、自転車は左側通行です。
わざわざ子どもを乗せて衝突の危険のある逆走を故意に行うとは考えにくいので、おそらくそれを知らないのでしょう。
歩行者の感覚で右側を走ってしまうのだと思います。
もしかしたら、昔、自転車も右側通行だと教わった世代なのかもしれません。
育った地域によっては右側通行が推奨されていた可能性があります。

知らないのだから仕方ない。
しかし、ここで1つ疑問に思うのですが、最近、道路には、自転車レーンが表示されているところがあります。
アスファルト道路に白く自転車に乗っている人の姿が描かれ、進行方向も示されています。
明らかに左側通行を示しています。
それを見たときに、違和感を覚えないのでしょうか。
常に右側通行で走っているので、いつも逆さまに見ているから、それが自転車に乗っている人を示すマークであることに気づかないのでしょうか。
道路に描かれたマークなど目に入らないほど忙しい。
そういうことなのでしょうか。
また、左側を走ってくる、すなわち自分と正面衝突する可能性の高い自転車のほうが多いことには気づかないのでしょうか。
相手のほうが間違っていると、その都度思っているのでしょうか。
「自転車なのに左側通行する人がいて迷惑だわ」
本人はむしろそのように感じているのでしょうか。

これ、実は本当にそのように感じるらしいです。
これを「確証バイアス」と呼ぶとのことです。
自分が正しいと思っていることを証明する情報は目に入ってくるが、それを反証する情報は目に入らない。
意識してのことではなく、本当に目に入らず、無視するそうなのです。
道路に記された自転車マークは目に入らない。
実際には左側通行をする自転車のほうが多いことにも気づかない。
自分と同じように右側通行をするママさん自転車のことは目に入る。
やはり私たちは正しいのだと確信する。
そういうことのようです。

現実問題としては、右側通行よりも「自転車スマホ」のほうが怖いです。
さらに、夜の「無灯自転車」が十字路をすっと横切っていくときの恐怖といったらありません。
1秒前まで見えなかった自転車が目の前を横切っていくのですから。
そういうのと比べると、右側通行自転車は、まだましです。
だから、責めているわけではなく、ただ不思議なのです。
自分が間違っていても、間違っていると気づかないことがある。
それは、自分自身の課題かもしれません。
恐ろしい。

数学の授業をしていて、計算ミスをしている生徒に、
「そこ、間違っているんじゃない?」
と柔らかく問いかけても、
「間違ってません!」
と即答する子が、かつていました。
その子に、間違っていることを納得させるのには、他の子よりも時間がかかりました。
計算ミスの箇所を指さしても、なかなかピンとこない様子でした。
正しい答えを私が言ってもまだ「え?」と疑い深い顔をし、そこでようやく考え始め、1分ほども考えて、ようやく気づくのでした。

滅多にミスをしない子なら、そのように自信家なのもわからなくはないのです。
しかし、その子は、むしろ普通よりもミスが多く、計算ミスの他にも、毎週のように何かしら忘れ物をしてくるので、授業がスケジュール通りにいかないこともある子でした。
計算ミスが多いこと。
忘れ物が多いこと。
そうしたことを自覚していてもおかしくないのですが、本人は全く認めず、それを指摘するときょとんとした顔をします。
ありもしないことを不当に指摘された、と感じるようなのです。
単にすっとぼけているだけなのか?
本当は気づいているのだが、認めたくなくて、知らない顔をしているのか?

これがどうも、本当に気づいていないようなのでした。
計算ミスが多いことも。
忘れ物が多いことも。
そして、自覚がないので対策も立てませんから、ミスが減ることもないのでした。

これも確証バイアスの一種なのかもしれません。
自分がミスした事実は意識しないのです。
ミスをしてもすぐに忘れます。
一方、他人のミスは目につきます。
他人はミスが多いなあと感じる。
他人と比べれば自分はそんなにミスをするほうではない。
本当にそう思っているようでした。

しかし、それは事実とは異なります。
学校で、家庭で、それを指摘されることはあるのでしょう。
自分の思う真実と、複数の他人が指摘する事実とが明らかに異なるのです。
信念が脅かされます。
「間違ってません!」
という叩き返すような断定は、どうもそういうところから発していたようです。

計算ミスを防ぐには、計算ミスをしやすい事実を認め、どこで計算ミスをしやすいかを自覚し、対策しなければなりません。
符号ミスをする。
0と6をいい加減に書いて見間違う。
かけ算やわり算をまっすぐに書いていくことができず、桁がズレる。
特定の九九を間違える。
書き間違う。
無理な暗算をする。
そうした、自分がミスをする傾向と原因を把握し、意識し、そこに差し掛かったらスピードを落として慎重に事を運び、また、そこを重点的に見直すことが必要となります。
1度はミスをしても、2度と同じミスをしない。
自分が何をミスしたかを記憶していることが、それを助けます。
そうやって慎重にやっていても、睡眠不足だったり、疲れがたまっていたり、他に気になることがあって精神的に安定していなかったりすると、ミスは出ます。
人はミスをするものです。
それすらも認められない間は、ミスは減りません。

「間違ってません!」
と断言する子は、もう高校生でしたので、冷静な会話が可能でした。
定期テストの答案を見た後、改めて、私は問いかけました。
「あなたは普通よりも計算ミスが多いし忘れ物が多いと私は思う。あなたはどう思う?」
その子は、顔を歪めて否定しようとしましたが、その後、黙ってしまいました。
「計算ミスが多いことを自覚しないと、その対策もできないよ」
「そんなことを認めたら・・・・」
「うん?認めたらどうなるの・・・・?」
返事はありませんでした。
でも、私の指摘はそのとき、その子に届いたのだと思います。
認めることはできないけれど、その事実が自分の外側に存在することは自覚したのだと思います。
それ以降、計算ミスを指摘すると、静かに見直すようになりました。
忘れ物は目に見えて減りました。



次回の数学教室のお知らせです。

◎日時  7月21日(土)10:00~11:30
◎内容  数Ⅱ「図形と方程式」を続けます。p.44例題5の解説から。
◎場所  セギ英数教室
       三鷹市下連雀3-33-13
         三鷹第二ビル 305
       春の湯さんの斜め前のビルです。
◎用具   ノート・筆記用具
◎参加費 2,000円
       当日集めさせていただきます。
◎予約  私の携帯メールかLINEに、ご予約をお願いいたします。







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