たまりば

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2018年04月02日

筑波山を歩いてきました。2018年4月。


2018年4月1日、筑波山を歩いてきました。
三鷹8:00、秋葉原8:28。
秋葉原からつくばまで電車1本で行けます。
つくばエクスプレスです。
私が最後に筑波山に行ったのは2002年。
その頃は、土浦駅まで電車に乗り、そこから筑波までバスに乗り、筑波からまたバスを乗り換えて筑波山神社まで行くというかなり面倒なことをしなければなりませんでした。
今は電車でつくばまで行けます。
便利になりましたねー。
とはいえ、つくばエクスプレスには初めて乗るので、どこから乗るのかわからず、うろうろと駅で迷いました。
JRではないので、いったん改札を出るのはわかっていたのですが、その後の案内掲示が初めての者にはわかりにくーい。
矢印の意図が読み取れないのです。
矢印がUターンしていたり、半ターンしていたり。
一体どうしろと?
それでも何とか地下深く、さらに深い、つくばエクスプレス秋葉原駅ホームへと降り立ちました。
ホームには大きな荷物をコロコロ転がしているリクルート・スーツ姿の人が何人も。
つくば研究都市で新人研修に参加するのでしょうか。


さて、秋葉原8:45、終点つくば9:38。
エスカレーターで地上に上がり、ロータリーで1番線バスを待ちました。
シャトルバス「筑波山神社・つつじヶ丘行き」です。
ICカードが使えましたが、電車・バス料金がセットになり、お土産物の割引もある「筑波登山切符」というのもあるようです。
バス出発。10:00。
つくばは研究学園都市として整備された街なので、車窓からの眺めも人工的です。
新しいビル。
広い道路。
広い公園。
桜満開の並木道。
やがて郊外に出て、桜の向こうに筑波山が見えてきました。
若葉が芽吹き、山腹に桜が咲いています。
日本むかし話の絵本に出てくる春の里山のような景色です。
淡い緑の中にこんもりと桜色。
明るくのどかな眺めでした。

筑波神社入口。10:40。
観光客の後ろをついて、大きな大きな朱色の鳥居をくぐり、まずは筑波神社へ。
境内ではガマの油売りの口上が行われていました。
本殿に参拝し、左へ行くとトイレがあります。
あとは、ケーブル駅の道しるべのとおりに進みました。
ケーブル駅前から登山道が始まりました。10:55。

16年ぶりの筑波山ですが、その年までは毎年来ていました。
バスを乗り換える不便で遠い筑波山に私はなぜ毎年来ていたのだろう。
どこが良かったのだろう。
今となっては、登山道の見覚えもなく、なぜこのような観光化された山に遠路はるばる来ていたのか見当がつきません。

木の根のつくる段差の多い道をゆっくりゆっくり上り、最初のベンチで休憩。
気温が上がってきて、早くも汗だくです。
そこから、傾斜はさらに急になり、木段の他に段差の大きい露岩も多く現れました。
ふう。これは疲れる。
きつい登りなのですが、周囲は観光客が多数。
ジャージやデニムならましなほうで、え、その服で山に来ますか?という何かヒラヒラした服に手提げカバンの人が下ってきます。
ケーブルで上り、歩いて下山ということなのでしょう。
しかし、ヒラヒラの服で下るには筑波山の山道はちょっと手強く、皆さん難渋している様子でした。

岩の段差が大きかったり小さかったりするところを上るので、歩くリズムが崩れがちで息が切れます。
はあ、参ったなあ、と立ち止まり、ふと右の草地を見るとカタクリ。
え、こんなに?というほど無造作に沢山咲いていました。
その中に、キクザキイチゲも混じっています。
うわあ、凄い。
夢中で写真を取るうちに呼吸も戻り、さて再び急登を行きます。

傾斜が少し緩んで、男女川。
つくばねの峰より落つる男女川。
源流はちょろちょろ落つる男女川。
手を洗うと冷たくて気持ちよく、また元気が出ました。

延々と続く登りに立ち止まる人が多く、ついに渋滞が発生しましたが、それに助けられた面もあり、ゆっくりと御幸ケ原に到着。12:20。
ここは大きな広場になっていて、電波塔が立ち、売店・食堂・トイレなどが並んでます。
ああ、ここの記憶は鮮明です。
ここでもガマの油売りの口上が行われていました。

筑波山は男体山と女体山の双耳峰です。
御幸ケ原から男体山へは、さらに木段と岩がちの道を15分。
狭い山頂には小さな奥院が立っていました。
狭すぎてレジャーシートを広げるスペースなどはなく、少し下ったベンチで昼食。
はあ暑かった。
おにぎり1個がなかなか喉を通りません。

さて、御幸ケ原に戻り、そこから女体山へと縦走します。
途中にカタクリ園地。
ここも柵からはみ出すほどにカタクリが咲いていました。
岩がちの道を登っていくと、ガマ石。
巨大な蛙に似た姿の岩です。
ああ、これも見覚えがある。
その先はすぐ女体山への登りでした。

女体山。13:30。
山頂は柵のない岩場でした。
なかなかの露出感と高度感です。
春霞で遠望は全く効きませんが、これから降りていくつつじヶ丘の駐車場がよく見えました。
随分遠いなあ。

さて下山。
岩場を降りて、道しるべの通りに右に降りて行くと、岩場の急な下りが始まりました。
そんなに難度は高くなく、鎖も張られていませんが、傾斜はなかなか急です。
岩場をガンガン下ります。
ああ、この道、記憶にあります。
そうだ、この道だ。

思い出しました。
私が遠路はるばる筑波山まで毎年春に来ていたのは、カタクリが咲いていることと、この岩場の下りが面白かったからです。
ああ、そうだった。

急な岩場の下りなのですが、相変わらず前後には観光客がいます。
女体山はロープウェイで登れますので、それで登ってきて、歩いて下ろうという観光客が多いようです。
いや、この岩場、観光客は危ないでしょう。
手提げ鞄にスニーカーでこの道は、怖いでしょう。

しかし、人は、危ない場所は用心して歩くので、案外大丈夫なようでした。
ただ、その後、少し平坦な道で気を抜くとやばいのです。
徒然草の「高名の木登り」の話のようなものですね。
私の少し前を歩いていた手提げ袋を下げた老人の足がもつれ、派手に転倒したのです。
うわっ。
ちょうど登ってきた若い登山客が駆け寄りました。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫、大丈夫」
老人は起き上がりました。
「足、大丈夫ですか?くじいてないですか?スプレーありますよ」
「いや、大丈夫」
親切な若い子です。
いや、老人が転んでいるのをほおっておけるものではありませんが。

岩下りは延々と続きました。
その間に奇岩があり、この辺りは奇岩巡りとなっています。
大仏岩。
屏風岩。
胎内巡り。
弁慶七戻り岩。
上の画像は弁慶七戻り岩です。
今にも上の岩が落ちてきそうな奇岩です。
岩場が終わり、道はかなり歩きやすくなってきました。
石畳のような石が敷かれた道が続きます。
前を行く、紙袋を提げた高齢の女性
に挨拶して追い抜きました。
石畳みも終わり、土の道になり、歩きやすいので、その女性も私のすぐ後ろをそんなに遅れず、数メートル後ろをついてきていました。
背後でズザザっという音がして、振り返ると、その人は転倒し、なお止まらず、横転していました。
うわあっ。
これも、ちょうど私とすれ違ったばかりの若い登山客が、
「大丈夫ですかっ!」
と駆け寄りました。
「大丈夫」
「怪我はないですか?」
「うん。たちくらみがしたの。しばらく座っていくから大丈夫」
私だけでなく、若い登山客もその場に留まり、座っているその人の様子を見ていました。
「本当に大丈夫ですから、先に行ってください」
とその人が言うまで。
若い子、偉い。

やっぱり、ロープウェイで登ったら、ロープウェイで降りたほうがいいですね。
2人も目撃ということは、この山は、1日で何人転倒しているかわからないです。
高尾山なら1号路があるので観光客でも歩いて下山できるのですが、筑波山には歩きやすい下山道はないのですね。

とことこ降りて行くと、駐車場。
バス停はどこだろう?
2002年当時は、つつじヶ丘には駐車場はあっても公共交通機関はなく、ここへ下山することはできなかったのですが、今はシャトルバスの終点となっています。
直進していくと、ロープウェイ駅の前にバス停がありました。
15:00バス発車。
ここから一気につくば駅へ。

桜やカタクリがきれいな山。
登山道が面白い山。
この山の良さを思い出しました。
また来たいと思う山でした。



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