たまりば

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2017年03月10日

東日本大震災から6年。


東日本大震災から6年目の3月11日が来ようとしています。

私事で言えば、個別指導塾を開きたいと願い、準備を始めていた時期に起きた大震災でした。
このブログもその時期から始まっています。
あの年の桜の記憶が特別濃いのは、毎日のように塾のチラシをポスティングして外を回っていたからでしょうか。
あの年の桜は本当にきれいだったのに、心のどこかが凍りついたままそれを眺めているようでもありました。


上の画像は、ツイッターから拾ったものです。
この画像を作った方はSMAPファンの方らしく、誰でも保存・利用して良いと許可してくださっているので、ここに上げさせていただきました。
この画像を作られた方だけでなく、多くのSMAPファンの方々が、ツイッターなどのSNSを通じて毎週月曜日に義援金の呼びかけをされています。
月曜日に東北・熊本の名産品を購入される方も多いです。

私がそのことに気づいたのは、ふなっしーのグッズ「分身ふなっしー」を製作している南三陸ミシン工房の製品への注文が先月のある月曜日に急増したというツイートを見たときでした。
あるポーチと小銭入れの注文がその月曜日から突出して増え、南三陸ミシン工房のツイッターの中の人は不思議がっていました。
どなたかが紹介したのが始まりに違いない。
どこからの動きなのだろうか。
翌日には、それがSMAPファンの1人のツイートから拡散されたものだと判りました。

南三陸ミシン工房は、震災で被災されたお母さんたちがミシン縫いで作っている布製品の工房です。
高台の住宅建設が進みつつありますが、今もメンバーの4分の1は仮設住宅にお住まいとのことです。
工房の立ち上げ当時、「分身ふなっしー」の製作は工房の安定した運営の柱になったのだろうと思うのです。
しかし、工房の規模からいって、大量生産は不可能です。
ふなっしーブームの最盛期には、生産は全く間にあっていませんでした。
作れば作るだけ売れた時期を逃してしまった格好です。
そして、今、ファンに1体ずつ「分身ふなっしー」が行き渡った印象があります。
ふなっしーの新製品が出れば買うのになあ。
他のグッズメーカーのふなっしーの新製品はどんどん発売されているのに。
ふなっしーと直接交渉できていないのかなあ。
そう思っていました。

ただ、工房の人たちは、それぞれ自分の好みの柄の布で好みの製品をコツコツ作りたいという希望をもっていらっしゃるのかもしれません。
トートバッグやポーチなどの製品は、流れ作業ではなく、裁断から縫製まで全て個人で行い、誰が製作した製品とはっきり明記されています。
そうした中で、「分身ふなっしー」とポケットティッシュケースは集団作業というのか、流れ作業というのか、工房の製品としては異端の印象があります。
工房のシンボル的製品であると同時に異端でもある・・・・。
そんなにガツガツふなっしーのグッズにこだわって儲けようというのは何か違うのでしょうし。

そうした中、先月の月曜日、SMAPファンが南三陸ミシン工房の製品を見つけ、ネットで注文し始めました。
使用されている布の柄の可愛らしさ、そして縫製の丈夫さと美しさを本当に喜んで購入されているようです。
たちまちサイトがパンクするほどの注文があり、多くのSMAPファンが南三陸ミシン工房を支え始めました。
しかも、「分身ふなっしー」もあわせて購入してくださっている方もいる様子。

本日3月10日から、八王子で南三陸ミシン工房の製品の販売がされているそうです。
京王線めじろ台駅もしくは山田駅下車徒歩10分、「インテリアぬいくま」さんの店舗の一部に南三陸ミシン工房のコーナーが設置されたのです。
このお店の方は、南三陸ミシン工房のミシンの先生なのだそうです。
3月いっぱいは販売が続く予定とのこと。

こうした積極的な販売活動が始まったのも、SMAPファンの需要の大きさも一因でしょうか。
月曜日の奇跡です。

月曜日。
SMAPのバラエティ番組が放送されていた日です。
その番組の最終回の最後の最後まで、義援金の呼びかけがされていました。
番組で毎週呼びかけていたのは、私も知っていましたが、あの最終回の最後まで。
最後の最後まで、一番訴えたかったのは、それだったのかもしれません。

芸能人が災害の支援に熱心になるのは、助けたいと願う人の中に自分のファンがいるからだろうと、私は勝手に想像しています。
亡くなった人たち、今も苦しんでいる人たちの中に自分のファンがいることを感じるからだと思うのです。

人の命や、財産や、家族の写真や、思い出の品。
それらが全て津波にもぎ取られた悲惨さに比べれば卑小で卑近に思われて、口にすることもはばかられるかもしれません。
でも、若い頃からコツコツと集めた好きなCDやグッズやファンクラブの会報が、全部汚れてダメになってしまったことは、口に出せない種類の悔しさだと思います。
いいえ、少し違う。
もっと悲惨なことがその人にも周りにも起きていて、大切なものを失くしたことが悲しいことだと思うこともできないほどの状況の悲惨さが、あまりにもつらい。

タレントは、泥にまみれた自分のCDやグッズを思い浮かべると、いてもたってもいられない気持ちになるのではないでしょうか。
そこには、自分を応援してくれているファンがいる。
自分のファンが取り返しがつかないほどに傷ついた。
そのことに自分も傷ついてしまう。
そういうある意味で「卑近」なことが根底にないと、「慈善」という座りの悪いものは長続きしないように思います。
全て、私の勝手な想像ですが。

東北・熊本を応援したい。
SMAPのそうした活動すら奪われた、昨年の出来事。
しかし、ファンの方たちは、それを悲しみ憤るだけではなく、SMAPの意志を持続させる活動を続けています。
SMAPは、今も存在している。
心の中に存在しているというレベルではなく、実際に存在している。
ファンの方たちの活動を横から見ていると、そのように感じます。
敵に憎しみをぶつけ攻撃するのではなく、愛を届け続けてSMAPの復活を待つ。
そうした活動が成功するのをこの目で見たい。

財団法人 東日本復興支援財団
発起人  孫正義、王貞治、SMAP。

http://minnade-ganbaro.jp/katsudou/project/manaberukikin/

SMAPの各メンバーが東北に億単位の寄付をしているという話は聞いたことがありますが、財団の発起人であるということは今まで知りませんでした。
今回、初めてこの財団のサイトを覗いてみました。
東北の子どもたちのスポーツ活動の支援が、財団の活動の中心のようです。
他の東北でのさまざまな活動の資金援助をしているようです。

スポーツかあ・・・・。
なんか贅沢な話だなあ。
さまざまな活動というのも、何かふわふわしているなあ。
もっと生活に困っている方が、沢山いらっしゃるんじゃないのかなあ。
そんな第一印象もないわけではありません。

でも、そういう考え方はおかしいですよね。
震災があったのだから、復興が何より大切なのだから、子どもはスポーツなんか我慢するべきだ?
それでは、震災にあった地域の子どもは、スポーツをしてはいけないことになってしまいます。
他の地域の子どもは、当たり前にスポーツその他の趣味のお稽古事に通っているのに。
生活支援は、国や自治体や他の団体も行っているから。
夢のある活動を支援する財団にも存在意義はある。
実際に、この財団から援助を受けて活動を開始された方の報告を読むと、小さな活動や小さな仕事がひとつずつ実を結んでいるのも感じます。

もう1つ、このサイトで目を引いたのが、「まなべる基金」でした。
遺児・孤児に限定せず、被災や経済的な理由で高校への進学・就学が困難になった子どもたちのための返還不要の奨学金のための基金です。
3年制の高校に通う子どもには月額2万円。
4年制の高校に通う子供には、月額1万5千円が給付されています。
活動実績を見ると、この奨学金の給付を受ける高校生が年々減っていることがわかり、少しほっとします。
復興は目に見えていないけれど、それでも少しずつは進んでいるのだと励まされます。


もう一つの財団もご紹介します。
ここへは、毎年「大人のための数学教室」で集めた授業料から寄付をしています。
この財団のことは、ふなっしーが多くの募金先の中からここを選んでいることに興味を持ち、サイトを覗いてみたのが始まりでした。
今年も、「ふなっしーカレンダー」の売り上げの一部、201万2千円が寄付されたのを始め、これからも多くの寄付がなされるでしょう。

公益財団法人 みちのく未来基金。
http://michinoku-mirai.org/greeting.html

カゴメ株式会社、カルビー株式会社、ロート製薬株式会社が設立発起人となり、他にも多くの会社が賛同・支援している財団です。
大学・専門学校に進学する東北の震災遺児への奨学金の基金のための財団です。
こちらは、目的がたった1つにしぼられ、きわめてシンプルなのが特徴です。
成績に関係なく、本人の第一志望の大学・専門学校に進学した震災遺児に、返還不要の奨学金を支給する。
そのために広く寄付を募る。
財団の運営経費は発起人の会社が負担し、寄付金は全額、奨学金に使用される。
震災遺児の最後の1人が卒業するまで活動は継続する。

今年は6年目。
あの震災の3月に小学校を卒業した子どもたちが大学に進学する年です。

追記。
SMAP中居正広さんが3月11日(土)、自身のラジオ番組の最後に、東日本復興支援財団と、日本赤十字 平成28年熊本地震災害義援金への寄付の呼びかけをしました。
「SMAP×SMAP」の最後に毎週放送していたものとほぼ同じ文言でした。
ラジオ番組のタイトルすら変えさせられた中、守りとおしたものがそれであること。
頭が下がります。



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