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2016年06月30日

奥多摩 笹尾根を歩きました。2016年6月。

奥多摩 笹尾根を歩きました。2016年6月。

2016年6月26日(日)、奥多摩の笹尾根を歩きました。
いつものようにホリデー快速あきかわ3号に乗車。
終点武蔵五日市駅、8:50。
数馬行きのバスは今日も3台同時発車です。
上川乗下車。9:45。
今日もこのバス停で下りたのは私1人でした。
バスの進行方向に少し歩き、三叉路を左折。
橋を渡って道路を登っていくと、左手に狭い登山口があります。
緑が繁茂するこの季節は狭い登山口がさらに狭く、もし道しるべがなかったら見落としそうです。
登山口はそんなふうに何だか頼りないのですが、木橋を1つ渡れば明瞭な登山道がずっと続きます。
ジグザグに登っていき、やがて道がさらに広く緩くなってくると尾根に乗ります。
今日は尾根に乗っても人と出会いませんでした。
尾根の裏側にまわり込むと、あずまやが見えてきて、ようやく人と会いました。10:45
上の画像がそれです。

ここまでは先月に生藤山から高尾山へと歩いたときも通った道です。
ここから、分岐を先月とは逆方向へ。
笹尾根を三頭山方向に登っていきます。
この時間からでは三頭山までは到達できません。
槇寄山まで、のんびり歩く予定です。

登ったり降りたりを繰り返す道ですがそんなに急なところはなく、道も比較的広いので、楽しく歩いていくことができます。
日原峠。11:30。
石に刻まれた小さなお地蔵さまと道しるべがある他は、平坦で峠という印象もあまりない場所です。
梅雨時ですが、今年は周囲の湿気も少ないようです。
2年前に同じ道を歩いたときは、ガスっていたせいもありますが、雨でもないのにザックが濡れてしまうほどの湿気でした。
空梅雨なのは困りものですが、山道は歩きやすいです。

歩きやすい道をどんどん行くと、前方から大きな黒い犬が2頭、たったかやってきました。
きちんと首輪をしているから飼い犬でしょうが、飼い主が見当たりません。
山道を放し飼い?
猟犬?
私が道を避けると、特に関心もなさそうにたったか行ってしまいました。
賢そうな犬だなあ。
こんな山で放したらはしゃいでしまって、道ではないところを駆け上がったり駆け降りたりしたあげく、足の裏に棘が刺さってキャンキャン大騒ぎ、なんてこともありそうですが、登山道を一定のペースでたったか2頭で進んでいきます。
よく訓練されている犬というのはこういうものか。
でも、犬が苦手な人にとっては、ちょっと怖いかな。
後から飼い主が来るのかなと思ったのですが、それらしき人の姿はありませんでした。
謎だ。

少し登っていくと、土俵岳。11:50。
ここも先客が1人。
樹木が一部伐採されていて、視界が開けていました。
見えている山は、御前山かなあ。

さらに登ったり下ったりして、小棡峠(こゆずりとうげ)。12:30。
前方の木々の向こうにボリュームのあるピークが見えてきました。
なだらかな分、大きい。
あれが丸山でしょう。
名前の通り、円かな山。
2年前は一応ピークを踏みましたが、山頂に行っても道しるべ以外に本当に何もなかったので、今回はまき道を選びました。
草に覆われた細いまき道を行き、再び尾根道と合流。

緩く下っていくと、笛吹峠(うずしきとうげ)。13:10。
ここから少し登りの印象が強くなります。
でも、今年はやはり歩きやすいなあ。
その分、この季節の花が少ない印象です。
ヤマアジサイが目につきました。
登山道をふさぐほどに葉が茂っているものも。

ヒグラシが鳴いていました。
鳴き声が幾重にも重なり合って鈴のように響き、木々から降り注いできます。

数馬峠。13:55。
尾根幅がそこだけ広がり、半分朽ちかけているけれどベンチのようなものもあるので、そこに座って昼食。
富士山が見えるところですが、曇っていて近くの山々しか見えません。
それでも、晴れ晴れとした気持ちになれる場所です。

そこから、道は尾根から一段下がった細い道になります。
崖っぷちといっても斜面が緩いので怖いところではないですが、泥道だと滑りやすいところです。
今年は、泥道も乾いていてさっさと歩いていけました。

西原峠。14:30。
ベンチがありますが、休憩するより先に槇寄山へ。
少し登ると槇寄山。14:35。
富士山は見えませんが、青空が見えてきました。
ここは無人。
笹尾根は、いつ歩いても静かです。
ほんのたまに人とすれ違ったり追い越されたりするだけ。
静かな山歩きを楽しめます。

さて下山しましょう。
西原峠に戻り、そこから「仲の平・数馬の湯」の道しるべを確認して左折。
笹尾根から檜原街道へ下りていく道は何本もありますが、その中でもこの道はよく踏まれ、道幅も比較的広く、歩きやすい道です。
軽快に降りていくと、畑の中の道へ。15:30。
畑の中の道を降りていくと、舗装道路へ。
そこからは、道が別れたらとにかく下るほうを選んでいくと、檜原街道に出ます。
バス通りである、お馴染みの檜原街道に出たら右折。
歩道を数馬の湯へ行きます。
細い歩道を背の高いタチアオイが塞いでいるところは手で太い茎をよけて進み、温泉センター数馬の湯へ。15:55。
ちょうど次のバスが出る時間帯で、中は空いていました。
脱衣所は無人。
洗い場は先客が1人。
広々と温泉を満喫できました。
ここは、内湯の窓からの緑と山の眺めが心地良い温泉です。

さて風呂上がりは自販機に直行。
缶ビール・発泡酒・チューハイと、予算と好みに応じて選べます。
こういう村営の施設はアルコール類の販売をしない所もあるので、自販機で発泡酒を購入して、風通しの良い休憩所や廊下のながーいベンチに座ってバス時間まで過ごせるのが嬉しいです。
勿論、食堂もあります。

数馬の湯の真ん前がバス停。
16:56発の急行バスに乗りました。
このバスは、先月、笹平のバス停で1時間15分バスを待ったとき、通過していくのを恨めしく見送ったバスです。
もともと本数が少ないんだから、全部のバス停に停まってくれたら良いのに。
温泉センターの次は「笛吹入口」、「上川乗」、「本宿役場前」「十里木」に停まります。
三頭山から逆方向に笹尾根を下山するときには、このバス停情報は使えそう。
そう思って車内でメモしました。
上川乗バス停は17:12に通過。

さて、武蔵五日市駅に戻り、そこからは、拝島行き、さらに立川行きと電車を乗り換えて、立川駅でホリデー快速ビュー山梨号に遭遇。
指定席以外は普通料金で乗ることのできるボックス型2階建て電車です。
立川の次は三鷹。
ラッキーなものに乗れた、やはり急行バス凄いと感心して帰宅しました。




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